JPH09163939A - 食品を入れた食品収容手段の電子レンジによる加熱方法及び電子レンジ加熱用シート、食品収容手段、食品用容器並びに加熱用食品 - Google Patents
食品を入れた食品収容手段の電子レンジによる加熱方法及び電子レンジ加熱用シート、食品収容手段、食品用容器並びに加熱用食品Info
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- JPH09163939A JPH09163939A JP7347626A JP34762695A JPH09163939A JP H09163939 A JPH09163939 A JP H09163939A JP 7347626 A JP7347626 A JP 7347626A JP 34762695 A JP34762695 A JP 34762695A JP H09163939 A JPH09163939 A JP H09163939A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 弁当等の食品収容手段を電子レンジで加熱す
る際に、各食品または食品の各部位をそれぞれの最適加
熱温度に加熱し、また食品または食品の部位によっては
加熱を極力抑制すること 【解決手段】 食品を入れた食品収容手段を電子レンジ
で加熱する際に、食品収容手段に入れられた1種以上の
食品または食品の任意の部位を、その加熱の要否および
/または必要加熱温度に応じて、金属箔等からなるマイ
クロ波遮蔽材で被覆するか若しくは少なくとも上部を覆
う。また、必要に応じて2種以上の食品または食品の任
意の2箇所以上の部位を、厚さ等を変えることによって
マイクロ波遮蔽効果を異ならしめた2種以上のマイクロ
波遮蔽材でそれぞれ被覆するか若しくは少なくとも上部
を覆う。
る際に、各食品または食品の各部位をそれぞれの最適加
熱温度に加熱し、また食品または食品の部位によっては
加熱を極力抑制すること 【解決手段】 食品を入れた食品収容手段を電子レンジ
で加熱する際に、食品収容手段に入れられた1種以上の
食品または食品の任意の部位を、その加熱の要否および
/または必要加熱温度に応じて、金属箔等からなるマイ
クロ波遮蔽材で被覆するか若しくは少なくとも上部を覆
う。また、必要に応じて2種以上の食品または食品の任
意の2箇所以上の部位を、厚さ等を変えることによって
マイクロ波遮蔽効果を異ならしめた2種以上のマイクロ
波遮蔽材でそれぞれ被覆するか若しくは少なくとも上部
を覆う。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は食品を入れた容器
や袋体等の食品収容手段を電子レンジにより加熱する
際、食品収容手段内の各食品または食品の各部位をそれ
ぞれの最適温度に加熱するための加熱方法、及びこの方
法の実施に用いられる加熱用シート、食品収容手段、食
品用容器並びに加熱用食品に関する。
や袋体等の食品収容手段を電子レンジにより加熱する
際、食品収容手段内の各食品または食品の各部位をそれ
ぞれの最適温度に加熱するための加熱方法、及びこの方
法の実施に用いられる加熱用シート、食品収容手段、食
品用容器並びに加熱用食品に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック容器等に入れられて販売さ
れている弁当類や惣菜類を加熱して食する場合、これら
を容器のまま電子レンジに入れて加熱するのが通常であ
る。また、電子レンジ加熱用の所謂レトルト食品等も容
器のまま電子レンジに入れて加熱するのが通常である。
れている弁当類や惣菜類を加熱して食する場合、これら
を容器のまま電子レンジに入れて加熱するのが通常であ
る。また、電子レンジ加熱用の所謂レトルト食品等も容
器のまま電子レンジに入れて加熱するのが通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば1つの
弁当に折詰めされている食品の中には、比較的高温に加
熱した方がおいしいもの、あまり高温でない適度な温度
に加熱した方がおいしいもの、加熱しない方がおいしい
もの等が含まれているにもかかわらず、従来の弁当容器
では電子レンジ加熱によって全部の食品がほぼ同じ温度
に加熱されてしまうという難点があり、特に、加熱を全
く必要としない漬物やサラダ類まで加熱され、それらの
おいしさが著しく損なわれるという問題があった。ま
た、袋や容器等に2種以上の食品が入れられたレトルト
食品等についても同様の問題があった。
弁当に折詰めされている食品の中には、比較的高温に加
熱した方がおいしいもの、あまり高温でない適度な温度
に加熱した方がおいしいもの、加熱しない方がおいしい
もの等が含まれているにもかかわらず、従来の弁当容器
では電子レンジ加熱によって全部の食品がほぼ同じ温度
に加熱されてしまうという難点があり、特に、加熱を全
く必要としない漬物やサラダ類まで加熱され、それらの
おいしさが著しく損なわれるという問題があった。ま
た、袋や容器等に2種以上の食品が入れられたレトルト
食品等についても同様の問題があった。
【0004】したがって本発明の目的は、弁当類をはじ
めとする食品を入れた食品収容手段(袋、容器等)を電
子レンジで加熱する際に、各食品または食品の各部位を
それぞれの最適加熱温度に加熱し、また食品または食品
の部位によっては加熱を極力抑制することができる方法
を提供することにある。また、本発明の他の目的は、上
記方法の実施に供される加熱用シート、食品収容手段、
食品用容器並びに加熱用食品を提供することにある。
めとする食品を入れた食品収容手段(袋、容器等)を電
子レンジで加熱する際に、各食品または食品の各部位を
それぞれの最適加熱温度に加熱し、また食品または食品
の部位によっては加熱を極力抑制することができる方法
を提供することにある。また、本発明の他の目的は、上
記方法の実施に供される加熱用シート、食品収容手段、
食品用容器並びに加熱用食品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明が特徴とする構成は以下の通りである。
[1] 2種以上の食品を入れた食品収容手段を電子レン
ジで加熱する際に、食品収容手段に入れられた1種以上
の食品を、その加熱の要否および/または必要加熱温度
に応じて、金属箔または金属粉含有シート若しくは金属
コーティングシートからなるマイクロ波遮蔽材で被覆す
るか若しくは少なくとも上部を覆うことを特徴とする2
種以上の食品を入れた食品収容手段の電子レンジによる
加熱方法。 [2] 上記[1]の加熱方法において、食品収容手段に入れ
られた2種以上の食品を、それらの加熱の要否および/
または必要加熱温度に応じて、厚さまたは金属粉含有率
若しくは金属コーティング厚を変えることによってマイ
クロ波遮蔽効果を異ならしめた2種以上のマイクロ波遮
蔽材でそれぞれ被覆するか若しくは少なくとも上部を覆
うことを特徴とする2種以上の食品を入れた食品収容手
段の電子レンジによる加熱方法。
るため、本発明が特徴とする構成は以下の通りである。
[1] 2種以上の食品を入れた食品収容手段を電子レン
ジで加熱する際に、食品収容手段に入れられた1種以上
の食品を、その加熱の要否および/または必要加熱温度
に応じて、金属箔または金属粉含有シート若しくは金属
コーティングシートからなるマイクロ波遮蔽材で被覆す
るか若しくは少なくとも上部を覆うことを特徴とする2
種以上の食品を入れた食品収容手段の電子レンジによる
加熱方法。 [2] 上記[1]の加熱方法において、食品収容手段に入れ
られた2種以上の食品を、それらの加熱の要否および/
または必要加熱温度に応じて、厚さまたは金属粉含有率
若しくは金属コーティング厚を変えることによってマイ
クロ波遮蔽効果を異ならしめた2種以上のマイクロ波遮
蔽材でそれぞれ被覆するか若しくは少なくとも上部を覆
うことを特徴とする2種以上の食品を入れた食品収容手
段の電子レンジによる加熱方法。
【0006】[3] 食品を入れた食品収容手段を電子レン
ジで加熱する際に、食品収容手段に入れられた食品の任
意の部位を、その加熱の要否および/または必要加熱温
度に応じて、金属箔または金属粉含有シート若しくは金
属コーティングシートからなるマイクロ波遮蔽材で被覆
するか若しくは少なくとも上部を覆うことを特徴とする
食品を入れた食品収容手段の電子レンジによる加熱方
法。 [4] 上記[3]の加熱方法において、食品収容手段に入れ
られた食品の任意の2箇所以上の部位を、それらの加熱
の要否および/または必要加熱温度に応じて、厚さまた
は金属粉含有率若しくは金属コーティング厚を変えるこ
とによってマイクロ波遮蔽効果を異ならしめた2種以上
のマイクロ波遮蔽材でそれぞれ被覆するか若しくは少な
くとも上部を覆うことを特徴とする食品を入れた食品収
容手段の電子レンジによる加熱方法。
ジで加熱する際に、食品収容手段に入れられた食品の任
意の部位を、その加熱の要否および/または必要加熱温
度に応じて、金属箔または金属粉含有シート若しくは金
属コーティングシートからなるマイクロ波遮蔽材で被覆
するか若しくは少なくとも上部を覆うことを特徴とする
食品を入れた食品収容手段の電子レンジによる加熱方
法。 [4] 上記[3]の加熱方法において、食品収容手段に入れ
られた食品の任意の2箇所以上の部位を、それらの加熱
の要否および/または必要加熱温度に応じて、厚さまた
は金属粉含有率若しくは金属コーティング厚を変えるこ
とによってマイクロ波遮蔽効果を異ならしめた2種以上
のマイクロ波遮蔽材でそれぞれ被覆するか若しくは少な
くとも上部を覆うことを特徴とする食品を入れた食品収
容手段の電子レンジによる加熱方法。
【0007】[5] 上記[1]、[2]、[3]または[4]の加熱方
法において、食品収容手段が容器であることを特徴とす
る食品を入れた食品収容手段の電子レンジによる加熱方
法。 [6] 上記[1]、[2]、[3]または[4]の加熱方法において、
食品収容手段が袋体であることを特徴とする食品を入れ
た食品収容手段の電子レンジによる加熱方法。 [7] 食品を入れた容器を電子レンジで加熱する際に容器
の上部に置くための加熱用シートであって、容器内に入
れられた1種以上の食品の加熱の要否および/または必
要加熱温度に応じて若しくは食品の任意の部位の加熱の
要否および/または必要加熱温度に応じて、少なくとも
一部が金属箔または金属粉含有シート若しくは金属コー
ティングシートからなるマイクロ波遮蔽材により構成さ
れるか、若しくは少なくとも一部に金属箔または金属粉
含有フィルム若しくは金属コーティングフィルムからな
るマイクロ波遮蔽材がコーティングされていることを特
徴とする2種以上の食品を入れた容器の電子レンジ加熱
用シート。
法において、食品収容手段が容器であることを特徴とす
る食品を入れた食品収容手段の電子レンジによる加熱方
法。 [6] 上記[1]、[2]、[3]または[4]の加熱方法において、
食品収容手段が袋体であることを特徴とする食品を入れ
た食品収容手段の電子レンジによる加熱方法。 [7] 食品を入れた容器を電子レンジで加熱する際に容器
の上部に置くための加熱用シートであって、容器内に入
れられた1種以上の食品の加熱の要否および/または必
要加熱温度に応じて若しくは食品の任意の部位の加熱の
要否および/または必要加熱温度に応じて、少なくとも
一部が金属箔または金属粉含有シート若しくは金属コー
ティングシートからなるマイクロ波遮蔽材により構成さ
れるか、若しくは少なくとも一部に金属箔または金属粉
含有フィルム若しくは金属コーティングフィルムからな
るマイクロ波遮蔽材がコーティングされていることを特
徴とする2種以上の食品を入れた容器の電子レンジ加熱
用シート。
【0008】[8] 上記[7]の加熱用シートにおいて、マ
イクロ波遮蔽効果が異なる2種以上のシート部材からな
ることを特徴とする食品を入れた容器の電子レンジ加熱
用シート。 [9] 上記[7]の加熱用シートにおいて、容器内に入れら
れた2種以上の食品の加熱の要否および/または必要加
熱温度に応じて若しくは食品の任意の2箇所以上の部位
の加熱の要否および/または必要加熱温度に応じて、厚
さまたは金属粉含有率若しくは金属コーティング厚を変
えることによってマイクロ波遮蔽効果を異ならしめた2
種以上のマイクロ波遮蔽材により、シートの少なくとも
一部が構成されるか若しくはシートの少なくとも一部が
コーティングされていることを特徴とする食品を入れた
容器の電子レンジ加熱用シート。
イクロ波遮蔽効果が異なる2種以上のシート部材からな
ることを特徴とする食品を入れた容器の電子レンジ加熱
用シート。 [9] 上記[7]の加熱用シートにおいて、容器内に入れら
れた2種以上の食品の加熱の要否および/または必要加
熱温度に応じて若しくは食品の任意の2箇所以上の部位
の加熱の要否および/または必要加熱温度に応じて、厚
さまたは金属粉含有率若しくは金属コーティング厚を変
えることによってマイクロ波遮蔽効果を異ならしめた2
種以上のマイクロ波遮蔽材により、シートの少なくとも
一部が構成されるか若しくはシートの少なくとも一部が
コーティングされていることを特徴とする食品を入れた
容器の電子レンジ加熱用シート。
【0009】[10] 収容された1種以上の食品の加熱の
要否および/または必要加熱温度に応じて若しくは食品
の任意の部位の加熱の要否および/または必要加熱温度
に応じて、少なくとも一部が金属箔または金属粉含有プ
レート若しくは金属コーティングプレートからなるマイ
クロ波遮蔽材により構成されるか、若しくは少なくとも
一部に金属箔または金属粉含有フィルム若しくは金属コ
ーティングフィルムからなるマイクロ波遮蔽材がコーテ
ィングされていることを特徴とする食品収容手段。 [11] 上記[10]の食品収容手段において、収容された2
種以上の食品の加熱の要否および/または必要加熱温度
に応じて若しくは食品の任意の2箇所以上の部位の加熱
の要否および/または必要加熱温度に応じて、厚さまた
は金属粉含有率若しくは金属コーティング厚を変えるこ
とによってマイクロ波遮蔽効果を異ならしめた2種以上
のマイクロ波遮蔽材により、少なくとも一部が構成され
るか若しくは少なくとも一部がコーティングされている
ことを特徴とする食品収容手段。
要否および/または必要加熱温度に応じて若しくは食品
の任意の部位の加熱の要否および/または必要加熱温度
に応じて、少なくとも一部が金属箔または金属粉含有プ
レート若しくは金属コーティングプレートからなるマイ
クロ波遮蔽材により構成されるか、若しくは少なくとも
一部に金属箔または金属粉含有フィルム若しくは金属コ
ーティングフィルムからなるマイクロ波遮蔽材がコーテ
ィングされていることを特徴とする食品収容手段。 [11] 上記[10]の食品収容手段において、収容された2
種以上の食品の加熱の要否および/または必要加熱温度
に応じて若しくは食品の任意の2箇所以上の部位の加熱
の要否および/または必要加熱温度に応じて、厚さまた
は金属粉含有率若しくは金属コーティング厚を変えるこ
とによってマイクロ波遮蔽効果を異ならしめた2種以上
のマイクロ波遮蔽材により、少なくとも一部が構成され
るか若しくは少なくとも一部がコーティングされている
ことを特徴とする食品収容手段。
【0010】[12] 容器内に入れられた1種以上の食品
の加熱の要否および/または必要加熱温度に応じて若し
くは食品の任意の部位の加熱の要否および/または必要
加熱温度に応じて、蓋体の少なくとも一部が金属箔また
は金属粉含有プレート若しくは金属コーティングプレー
トからなるマイクロ波遮蔽材により構成されるか、若し
くは少なくとも一部に金属箔または金属粉含有フィルム
若しくは金属コーティングフィルムからなるマイクロ波
遮蔽材がコーティングされていることを特徴とする食品
用容器。 [13] 上記[12]の食品用容器において、容器内に入れら
れた2種以上の食品の加熱の要否および/または必要加
熱温度に応じて若しくは食品の任意の2箇所以上の部位
の加熱の要否および/または必要加熱温度に応じて、厚
さまたは金属粉含有率若しくは金属コーティング厚を変
えることによってマイクロ波遮蔽効果を異ならしめた2
種以上のマイクロ波遮蔽材により、蓋体の少なくとも一
部が構成されるか若しくは蓋体の少なくとも一部がコー
ティングされていることを特徴とする食品用容器。
の加熱の要否および/または必要加熱温度に応じて若し
くは食品の任意の部位の加熱の要否および/または必要
加熱温度に応じて、蓋体の少なくとも一部が金属箔また
は金属粉含有プレート若しくは金属コーティングプレー
トからなるマイクロ波遮蔽材により構成されるか、若し
くは少なくとも一部に金属箔または金属粉含有フィルム
若しくは金属コーティングフィルムからなるマイクロ波
遮蔽材がコーティングされていることを特徴とする食品
用容器。 [13] 上記[12]の食品用容器において、容器内に入れら
れた2種以上の食品の加熱の要否および/または必要加
熱温度に応じて若しくは食品の任意の2箇所以上の部位
の加熱の要否および/または必要加熱温度に応じて、厚
さまたは金属粉含有率若しくは金属コーティング厚を変
えることによってマイクロ波遮蔽効果を異ならしめた2
種以上のマイクロ波遮蔽材により、蓋体の少なくとも一
部が構成されるか若しくは蓋体の少なくとも一部がコー
ティングされていることを特徴とする食品用容器。
【0011】[14] 容器本体、蓋体及び内部の仕切体に
より区画された各小区画部に入れられた1種以上の食品
の加熱の要否および/または必要加熱温度に応じて若し
くは食品の任意の部位の加熱の要否および/または必要
加熱温度に応じて、容器本体、蓋体及び仕切体の少なく
とも一部が金属箔または金属粉含有プレート若しくは金
属コーティングプレートからなるマイクロ波遮蔽材によ
り構成されるか、若しくは少なくとも一部に金属箔また
は金属粉含有フィルム若しくは金属コーティングフィル
ムからなるマイクロ波遮蔽材がコーティングされている
ことを特徴とする食品用容器。 [15] 上記[14]の食品用容器において、容器内に入れら
れた2種以上の食品の加熱の要否および/または必要加
熱温度に応じて若しくは食品の任意の2箇所以上の部位
の加熱の要否および/または必要加熱温度に応じて、厚
さまたは金属粉含有率若しくは金属コーティング厚を変
えることによってマイクロ波遮蔽効果を異ならしめた2
種以上のマイクロ波遮蔽材により、容器本体、蓋体及び
仕切体のうちの少なくとも一部が構成されるか若しくは
容器本体、蓋体及び仕切体の少なくとも一部がコーティ
ングされていることを特徴とする食品用容器。
より区画された各小区画部に入れられた1種以上の食品
の加熱の要否および/または必要加熱温度に応じて若し
くは食品の任意の部位の加熱の要否および/または必要
加熱温度に応じて、容器本体、蓋体及び仕切体の少なく
とも一部が金属箔または金属粉含有プレート若しくは金
属コーティングプレートからなるマイクロ波遮蔽材によ
り構成されるか、若しくは少なくとも一部に金属箔また
は金属粉含有フィルム若しくは金属コーティングフィル
ムからなるマイクロ波遮蔽材がコーティングされている
ことを特徴とする食品用容器。 [15] 上記[14]の食品用容器において、容器内に入れら
れた2種以上の食品の加熱の要否および/または必要加
熱温度に応じて若しくは食品の任意の2箇所以上の部位
の加熱の要否および/または必要加熱温度に応じて、厚
さまたは金属粉含有率若しくは金属コーティング厚を変
えることによってマイクロ波遮蔽効果を異ならしめた2
種以上のマイクロ波遮蔽材により、容器本体、蓋体及び
仕切体のうちの少なくとも一部が構成されるか若しくは
容器本体、蓋体及び仕切体の少なくとも一部がコーティ
ングされていることを特徴とする食品用容器。
【0012】[16] 電子レンジによる加熱が可能であ
り、且つ食品収容手段に食品を入れた加熱用食品におい
て、食品収容手段内に入れられた1種以上の食品または
食品の任意の部位が、その加熱の要否および/または必
要加熱温度に応じて、金属箔または金属粉含有シート若
しくは金属コーティングシートからなるマイクロ波遮蔽
材で被覆されるか若しくは少なくとも上部が覆われてい
ることを特徴とする加熱用食品。 [17] 上記[16]の加熱用食品において、食品収容手段に
入れられた2種以上の食品および/または食品の任意の
2箇所以上の部位が、その加熱の要否および/または必
要加熱温度に応じて、厚さまたは金属粉含有率若しくは
金属コーティング厚を変えることによってマイクロ波遮
蔽効果を異ならしめた2種以上のマイクロ波遮蔽材でそ
れぞれ被覆されるか若しくは少なくとも上部が覆われて
いることを特徴とする加熱用食品。
り、且つ食品収容手段に食品を入れた加熱用食品におい
て、食品収容手段内に入れられた1種以上の食品または
食品の任意の部位が、その加熱の要否および/または必
要加熱温度に応じて、金属箔または金属粉含有シート若
しくは金属コーティングシートからなるマイクロ波遮蔽
材で被覆されるか若しくは少なくとも上部が覆われてい
ることを特徴とする加熱用食品。 [17] 上記[16]の加熱用食品において、食品収容手段に
入れられた2種以上の食品および/または食品の任意の
2箇所以上の部位が、その加熱の要否および/または必
要加熱温度に応じて、厚さまたは金属粉含有率若しくは
金属コーティング厚を変えることによってマイクロ波遮
蔽効果を異ならしめた2種以上のマイクロ波遮蔽材でそ
れぞれ被覆されるか若しくは少なくとも上部が覆われて
いることを特徴とする加熱用食品。
【0013】[18] 上記[16]または[17]の加熱用食品に
おいて、食品収容手段が容器であることを特徴とする加
熱用食品。 [19] 上記[16]または[17]の加熱用食品において、食品
収容手段が袋体であることを特徴とする加熱用食品。 [20] 上記[16]、[17]、[18]または[19]の加熱用食品に
おいて、食品がレトルト食品であることを特徴とする加
熱用食品。 [21] 上記[16]、[17]、[18]または[19]の加熱用食品に
おいて、食品が冷凍食品であることを特徴とする加熱用
食品。
おいて、食品収容手段が容器であることを特徴とする加
熱用食品。 [19] 上記[16]または[17]の加熱用食品において、食品
収容手段が袋体であることを特徴とする加熱用食品。 [20] 上記[16]、[17]、[18]または[19]の加熱用食品に
おいて、食品がレトルト食品であることを特徴とする加
熱用食品。 [21] 上記[16]、[17]、[18]または[19]の加熱用食品に
おいて、食品が冷凍食品であることを特徴とする加熱用
食品。
【0014】以上の構成からなる本発明において、加熱
とは常温からそれ以上の温度に加熱する場合だけでな
く、例えば、氷点下(冷凍温度)若しくは氷点近傍の温
度から常温若しくはそれ以上の温度に加熱する場合や、
常温以上の温度からより高温に加熱する場合等も含む。
また、マイクロ波遮蔽材としては金属材料(金属箔、金
属粉、金属プレート等)とともにマイクロ波遮蔽作用を
有する他の材料を併用することも妨げない。
とは常温からそれ以上の温度に加熱する場合だけでな
く、例えば、氷点下(冷凍温度)若しくは氷点近傍の温
度から常温若しくはそれ以上の温度に加熱する場合や、
常温以上の温度からより高温に加熱する場合等も含む。
また、マイクロ波遮蔽材としては金属材料(金属箔、金
属粉、金属プレート等)とともにマイクロ波遮蔽作用を
有する他の材料を併用することも妨げない。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の電子レンジによる加熱方
法は、食品を入れた容器や袋体等の食品収容手段を電子
レンジで加熱する際に、金属箔や金属コーティング材等
のマイクロ波遮蔽作用を利用し、食品収容手段に入れら
れた各食品(または1つの食品の各部位)の加熱の要否
および/または必要加熱温度に応じて、上記金属材料か
らなるマイクロ波遮蔽材により食品を被覆し或いは少な
くともその上部を覆い、各食品(または1つの食品の各
部位)を最適な加熱温度に加熱するとともに、食品(ま
たは食品の部位)によってはその加熱を極力抑制する。
法は、食品を入れた容器や袋体等の食品収容手段を電子
レンジで加熱する際に、金属箔や金属コーティング材等
のマイクロ波遮蔽作用を利用し、食品収容手段に入れら
れた各食品(または1つの食品の各部位)の加熱の要否
および/または必要加熱温度に応じて、上記金属材料か
らなるマイクロ波遮蔽材により食品を被覆し或いは少な
くともその上部を覆い、各食品(または1つの食品の各
部位)を最適な加熱温度に加熱するとともに、食品(ま
たは食品の部位)によってはその加熱を極力抑制する。
【0016】マイクロ波遮蔽材としては、金属箔、金属
粉含有シート(またはフィルム若しくはプレート)、金
属コーティングシート(またはフィルム若しくはプレー
ト)を用いることができる。これらのうち金属粉含有シ
ート(またはフィルム若しくはプレート)とは、樹脂シ
ート(またはフィルム若しくはプレート)中に金属粉を
分散させたもの或いは金属粉を樹脂をバインダーとして
シート状(またはフィルム状若しくはプレート状)に成
型したものであり、また、金属コーティングシート(ま
たはフィルム若しくはプレート)とは樹脂シート等の基
材の片面または両面に金属層を形成させたものであり、
この金属層は金属箔の接着、金属蒸着等の任意の方法で
形成させることができる。金属材料に特別な限定はない
が、加工の容易性、食品に対する安全性、コスト等の面
から、アルミニウムが最も好ましい。
粉含有シート(またはフィルム若しくはプレート)、金
属コーティングシート(またはフィルム若しくはプレー
ト)を用いることができる。これらのうち金属粉含有シ
ート(またはフィルム若しくはプレート)とは、樹脂シ
ート(またはフィルム若しくはプレート)中に金属粉を
分散させたもの或いは金属粉を樹脂をバインダーとして
シート状(またはフィルム状若しくはプレート状)に成
型したものであり、また、金属コーティングシート(ま
たはフィルム若しくはプレート)とは樹脂シート等の基
材の片面または両面に金属層を形成させたものであり、
この金属層は金属箔の接着、金属蒸着等の任意の方法で
形成させることができる。金属材料に特別な限定はない
が、加工の容易性、食品に対する安全性、コスト等の面
から、アルミニウムが最も好ましい。
【0017】マイクロ波遮蔽材の機能としては、金属箔
の場合ではその厚さが厚いほど、また金属粉含有シート
(またはフィルム若しくはプレート)の場合ではその厚
さが厚いほど或いは金属粉含有率が多いほど、さらに金
属コーティングシート(またはフィルム若しくはプレー
ト)の場合では金属コーティング厚が厚いほど、それぞ
れマイクロ波遮蔽効果(マイクロ波の反射効果)が高ま
り、食品の加熱を抑制できる。したがって、各食品の加
熱の要否および/または必要加熱温度に応じて、上記マ
イクロ波遮蔽材の厚さまたは金属粉含有率若しくは金属
コーティング厚を変えることでマイクロ波遮蔽効果を選
択することにより、各食品の加熱温度を任意に選ぶこと
ができる。また、マイクロ波遮蔽材の厚さを増すには、
金属箔や金属粉含有シート等(またはフィルム等)を複
数枚積層させてもよく、その積層枚数を選択することに
より所望のマイクロ波遮蔽効果を得るようにしてもよ
い。
の場合ではその厚さが厚いほど、また金属粉含有シート
(またはフィルム若しくはプレート)の場合ではその厚
さが厚いほど或いは金属粉含有率が多いほど、さらに金
属コーティングシート(またはフィルム若しくはプレー
ト)の場合では金属コーティング厚が厚いほど、それぞ
れマイクロ波遮蔽効果(マイクロ波の反射効果)が高ま
り、食品の加熱を抑制できる。したがって、各食品の加
熱の要否および/または必要加熱温度に応じて、上記マ
イクロ波遮蔽材の厚さまたは金属粉含有率若しくは金属
コーティング厚を変えることでマイクロ波遮蔽効果を選
択することにより、各食品の加熱温度を任意に選ぶこと
ができる。また、マイクロ波遮蔽材の厚さを増すには、
金属箔や金属粉含有シート等(またはフィルム等)を複
数枚積層させてもよく、その積層枚数を選択することに
より所望のマイクロ波遮蔽効果を得るようにしてもよ
い。
【0018】図1及び図2はそれぞれ本発明法の実施形
態を示している。このうち図1は、食品収容手段が2種
以上の食品を入れた袋体1からなる場合の一例を示すも
ので、袋体1内に入れられた複数種の食品a〜dのうち
の食品a,b,cについて、上述のようにしてマイクロ
波遮蔽効果を異ならしめたマイクロ波遮蔽材2a〜2c
によって被覆してあり、これを袋体1ごと電子レンジ加
熱する。この場合、マイクロ波遮蔽材2a〜2cの厚さ
等を適宜選択することでマイクロ波遮蔽効果を例えば2
a<2b<2cのように調整しておくことにより、例え
ばマイクロ波遮蔽材で被覆されていない食品dを約90
℃程度に加熱する際、食品aについては約70℃程度
に、食品bについては約50℃程度にそれぞれ加熱し、
また食品cについては加熱を極力抑制して略常温に近い
温度に保つようにすることができる。
態を示している。このうち図1は、食品収容手段が2種
以上の食品を入れた袋体1からなる場合の一例を示すも
ので、袋体1内に入れられた複数種の食品a〜dのうち
の食品a,b,cについて、上述のようにしてマイクロ
波遮蔽効果を異ならしめたマイクロ波遮蔽材2a〜2c
によって被覆してあり、これを袋体1ごと電子レンジ加
熱する。この場合、マイクロ波遮蔽材2a〜2cの厚さ
等を適宜選択することでマイクロ波遮蔽効果を例えば2
a<2b<2cのように調整しておくことにより、例え
ばマイクロ波遮蔽材で被覆されていない食品dを約90
℃程度に加熱する際、食品aについては約70℃程度
に、食品bについては約50℃程度にそれぞれ加熱し、
また食品cについては加熱を極力抑制して略常温に近い
温度に保つようにすることができる。
【0019】また、図2は食品収容手段が2種以上の食
品を入れた容器3からなる場合の一例を示すもので、容
器3内に入れられた複数種の食品a〜dのうちの食品
a,b,cについて、上述のようにしてマイクロ波遮蔽
効果を異ならしめたマイクロ波遮蔽材2a〜2cにより
上部を覆ってあり、これを容器3ごと電子レンジ加熱す
る。そして、この場合もマイクロ波遮蔽材2a〜2cの
厚さ等を適宜選択することでマイクロ波遮蔽効果を調整
しておくことにより、マイクロ波遮蔽材により上部を覆
っていない食品dを最も高温に加熱するとともに、食品
a〜cをそれ未満の任意の温度に加熱し、或いは加熱を
極力抑制することができる。また、図1や図2におい
て、例えば1種類の食品(例えば、食品a)だけをマイ
クロ波遮蔽材で被覆するか或いは上部を覆うことによ
り、この食品についてのみ加熱温度を調整することもで
きる。
品を入れた容器3からなる場合の一例を示すもので、容
器3内に入れられた複数種の食品a〜dのうちの食品
a,b,cについて、上述のようにしてマイクロ波遮蔽
効果を異ならしめたマイクロ波遮蔽材2a〜2cにより
上部を覆ってあり、これを容器3ごと電子レンジ加熱す
る。そして、この場合もマイクロ波遮蔽材2a〜2cの
厚さ等を適宜選択することでマイクロ波遮蔽効果を調整
しておくことにより、マイクロ波遮蔽材により上部を覆
っていない食品dを最も高温に加熱するとともに、食品
a〜cをそれ未満の任意の温度に加熱し、或いは加熱を
極力抑制することができる。また、図1や図2におい
て、例えば1種類の食品(例えば、食品a)だけをマイ
クロ波遮蔽材で被覆するか或いは上部を覆うことによ
り、この食品についてのみ加熱温度を調整することもで
きる。
【0020】図3〜図6は、それぞれ弁当等の容器を電
子レンジで加熱する際に容器の上部に置くための、本発
明の加熱用シートの実施形態を示している。このうち図
3は折詰弁当を加熱するため加熱用シート4の一例を示
しており、加熱用シート4は、実質的にマイクロ波遮蔽
作用のないシート部分5aとマイクロ波遮蔽効果を異な
らしめたマイクロ波遮蔽材からなる若しくはそのような
マイクロ波遮蔽材がコーティングされたシート部分5
b,5cとにより構成され、この両シート部分5b,5
cのマイクロ波遮蔽効果は5b<5cとなっている。
子レンジで加熱する際に容器の上部に置くための、本発
明の加熱用シートの実施形態を示している。このうち図
3は折詰弁当を加熱するため加熱用シート4の一例を示
しており、加熱用シート4は、実質的にマイクロ波遮蔽
作用のないシート部分5aとマイクロ波遮蔽効果を異な
らしめたマイクロ波遮蔽材からなる若しくはそのような
マイクロ波遮蔽材がコーティングされたシート部分5
b,5cとにより構成され、この両シート部分5b,5
cのマイクロ波遮蔽効果は5b<5cとなっている。
【0021】通常、弁当に折り詰めされている食品に
は、 強く加熱した方がおいしいもの(肉、魚等の主
菜類)、 あまり高温でない適度な温度に加熱した方
がおいしいもの(ご飯、煮物等)、 全く加熱しない
ほうがおいしいもの(漬物、酢物、生野菜、果物等)が
あり、上記加熱用シート4は、実質的にマイクロ波遮蔽
作用がないシート部分5aが上記の食品の上部を、ま
たシート部分5bが上記の食品の上部を、さらにシー
ト部分5cが上記の食品の上部を、それぞれ覆うよう
に構成されている。したがって、例えば上記食品を約
90℃程度に加熱する際、食品については70℃程度
に加熱し、食品については加熱を極力抑制して略常温
に近い温度に保つことができる。
は、 強く加熱した方がおいしいもの(肉、魚等の主
菜類)、 あまり高温でない適度な温度に加熱した方
がおいしいもの(ご飯、煮物等)、 全く加熱しない
ほうがおいしいもの(漬物、酢物、生野菜、果物等)が
あり、上記加熱用シート4は、実質的にマイクロ波遮蔽
作用がないシート部分5aが上記の食品の上部を、ま
たシート部分5bが上記の食品の上部を、さらにシー
ト部分5cが上記の食品の上部を、それぞれ覆うよう
に構成されている。したがって、例えば上記食品を約
90℃程度に加熱する際、食品については70℃程度
に加熱し、食品については加熱を極力抑制して略常温
に近い温度に保つことができる。
【0022】なお、上記シート部分5aは実質的にマイ
クロ波遮蔽作用がない、例えば樹脂シート等により構成
されるのが通常であるが、この部分は本来的にシート材
が不要な箇所であり、したがって、例えば図4に示すよ
うに加熱用シート4を上記シート部分5aを切り欠いた
ような形状に構成してもよい。また、シート部分5b,
5cを構成し或いはシート部分5b,5cにコーティン
グされる各マイクロ波遮蔽材の材質及び所望のマイクロ
波遮蔽効果を得るための構成は上述した通りである。
クロ波遮蔽作用がない、例えば樹脂シート等により構成
されるのが通常であるが、この部分は本来的にシート材
が不要な箇所であり、したがって、例えば図4に示すよ
うに加熱用シート4を上記シート部分5aを切り欠いた
ような形状に構成してもよい。また、シート部分5b,
5cを構成し或いはシート部分5b,5cにコーティン
グされる各マイクロ波遮蔽材の材質及び所望のマイクロ
波遮蔽効果を得るための構成は上述した通りである。
【0023】また、図5はカレーライス弁当を加熱する
ための加熱用シート4の一例を示しており、一般にカレ
ーとご飯とではカレーの方を高い温度に加熱した方
がおいしく、また漬物は全く加熱しない方がおいしい
ことから、加熱用シート4は、実質的にマイクロ波遮蔽
作用のないシート部分5dとマイクロ波遮蔽効果を異な
らしめたマイクロ波遮蔽材からなる若しくはそのような
マイクロ波遮蔽材がコーティングされたシート部分5
e,5fとにより構成され、この両シート部分5e,5
fのマイクロ波遮蔽効果は5e<5fとなっている。そ
して、シート部分5dがカレーの上部を覆い、シート
部分5eがご飯の上部を覆い、さらにシート部分5f
が漬物の上部を覆うように構成されている。
ための加熱用シート4の一例を示しており、一般にカレ
ーとご飯とではカレーの方を高い温度に加熱した方
がおいしく、また漬物は全く加熱しない方がおいしい
ことから、加熱用シート4は、実質的にマイクロ波遮蔽
作用のないシート部分5dとマイクロ波遮蔽効果を異な
らしめたマイクロ波遮蔽材からなる若しくはそのような
マイクロ波遮蔽材がコーティングされたシート部分5
e,5fとにより構成され、この両シート部分5e,5
fのマイクロ波遮蔽効果は5e<5fとなっている。そ
して、シート部分5dがカレーの上部を覆い、シート
部分5eがご飯の上部を覆い、さらにシート部分5f
が漬物の上部を覆うように構成されている。
【0024】また、この図5の場合も実質的にマイクロ
波遮蔽作用がないシート部分5d(通常、樹脂シート等
により構成される)は本来的に不要な部分であり、した
がって、例えば図6に示すように加熱用シート4を上記
シート部分5dがない形状に構成してもよい。また、シ
ート部分5e,5fを構成し或いはシート部分5e,5
fにコーティングされる各マイクロ波遮蔽材の材質及び
所望のマイクロ波遮蔽効果を得るための構成は上述した
通りである。
波遮蔽作用がないシート部分5d(通常、樹脂シート等
により構成される)は本来的に不要な部分であり、した
がって、例えば図6に示すように加熱用シート4を上記
シート部分5dがない形状に構成してもよい。また、シ
ート部分5e,5fを構成し或いはシート部分5e,5
fにコーティングされる各マイクロ波遮蔽材の材質及び
所望のマイクロ波遮蔽効果を得るための構成は上述した
通りである。
【0025】なお、加熱用シート4は図3〜図6に示す
ような2種以上のシート部分を一体的に組み合せたもの
でなくてもよく、例えば、図7に示すようにマイクロ波
遮蔽効果が異なる数種類の個別の(独立した)加熱用シ
ートであってもよい。この場合には、同図に示すように
マイクロ波遮蔽効果が同じものについて数サイズのシー
ト部材5b1〜5b3,5c1〜5c3,5d1〜5d3を用
意しておけば、これらシート部材を組み合せることによ
り、弁当等の中身やその組み合せ等に応じた適切な加熱
を行うことができる。また、弁当等の加熱時に加熱用シ
ートを用いる場合には、シートを弁当容器の蓋の上に置
いてもよいし、蓋の内側或いは蓋を外した状態で食品の
上に直接置いてもよい。
ような2種以上のシート部分を一体的に組み合せたもの
でなくてもよく、例えば、図7に示すようにマイクロ波
遮蔽効果が異なる数種類の個別の(独立した)加熱用シ
ートであってもよい。この場合には、同図に示すように
マイクロ波遮蔽効果が同じものについて数サイズのシー
ト部材5b1〜5b3,5c1〜5c3,5d1〜5d3を用
意しておけば、これらシート部材を組み合せることによ
り、弁当等の中身やその組み合せ等に応じた適切な加熱
を行うことができる。また、弁当等の加熱時に加熱用シ
ートを用いる場合には、シートを弁当容器の蓋の上に置
いてもよいし、蓋の内側或いは蓋を外した状態で食品の
上に直接置いてもよい。
【0026】図8及び図9はそれぞれ本発明の食品用容
器の実施形態を示している。これらの容器6は電子レン
ジによる加熱が可能な材質で構成された2種以上の食品
を入れるための食品用容器であり、それぞれ弁当用の容
器の一例を示している。図8において、容器6の蓋体7
は、実質的にマイクロ波遮蔽作用のない蓋体部分8aと
マイクロ波遮蔽効果を異ならしめたマイクロ波遮蔽材か
らなる若しくはそのようなマイクロ波遮蔽材がコーティ
ングされた蓋体部分8b,8cとにより構成され、この
両蓋体部分8b,8cのマイクロ波遮蔽効果は8b<8
cとなっている。そして、上述した加熱用シート4と同
様に、蓋体7はその蓋体部分8aが上記食品の上部
を、また蓋体部分8bが上記食品の上部を、さらに蓋
体部分8cが上記食品の上部をそれぞれ覆うように構
成されている。なお、蓋体部分8b,8cを構成し或い
は蓋体部分8b,8cにコーティングされる各マイクロ
波遮蔽材の材質及び所望のマイクロ波遮蔽効果を得るた
めの構成は上述した通りである。
器の実施形態を示している。これらの容器6は電子レン
ジによる加熱が可能な材質で構成された2種以上の食品
を入れるための食品用容器であり、それぞれ弁当用の容
器の一例を示している。図8において、容器6の蓋体7
は、実質的にマイクロ波遮蔽作用のない蓋体部分8aと
マイクロ波遮蔽効果を異ならしめたマイクロ波遮蔽材か
らなる若しくはそのようなマイクロ波遮蔽材がコーティ
ングされた蓋体部分8b,8cとにより構成され、この
両蓋体部分8b,8cのマイクロ波遮蔽効果は8b<8
cとなっている。そして、上述した加熱用シート4と同
様に、蓋体7はその蓋体部分8aが上記食品の上部
を、また蓋体部分8bが上記食品の上部を、さらに蓋
体部分8cが上記食品の上部をそれぞれ覆うように構
成されている。なお、蓋体部分8b,8cを構成し或い
は蓋体部分8b,8cにコーティングされる各マイクロ
波遮蔽材の材質及び所望のマイクロ波遮蔽効果を得るた
めの構成は上述した通りである。
【0027】図9は食品用容器の他の例を示している。
容器6はその本体9、蓋体10及び内部の仕切11によ
り区画された複数の小区画部12a〜12d2を有して
いる。そして、これら複数の小区画部の構成部材の一部
である蓋体10は、実質的にマイクロ波遮蔽作用のない
蓋体部分8aとマイクロ波遮蔽効果を異ならしめたマイ
クロ波遮蔽材からなる若しくはそのようなマイクロ波遮
蔽材がコーティングされた蓋体部分10b〜10dとに
より構成され、これら両蓋体部分10b〜10dのマイ
クロ波遮蔽効果は10b<10c<10dとなってい
る。そして、これら蓋体部分10a〜10dのうち蓋体
部分10aが小区画部12aの、蓋体部分10bが小区
画部12bの、また蓋体部分10cが小区画部12c1
及び12c2の、さらに蓋体部分10dが小区画部12
d1及び12d2のそれぞれ上部構成部材となり、したが
って、小区画部12b〜12d2におけるマイクロ波遮
蔽効果は12b<12c1,12c2<12d1,12d2
となっている。
容器6はその本体9、蓋体10及び内部の仕切11によ
り区画された複数の小区画部12a〜12d2を有して
いる。そして、これら複数の小区画部の構成部材の一部
である蓋体10は、実質的にマイクロ波遮蔽作用のない
蓋体部分8aとマイクロ波遮蔽効果を異ならしめたマイ
クロ波遮蔽材からなる若しくはそのようなマイクロ波遮
蔽材がコーティングされた蓋体部分10b〜10dとに
より構成され、これら両蓋体部分10b〜10dのマイ
クロ波遮蔽効果は10b<10c<10dとなってい
る。そして、これら蓋体部分10a〜10dのうち蓋体
部分10aが小区画部12aの、蓋体部分10bが小区
画部12bの、また蓋体部分10cが小区画部12c1
及び12c2の、さらに蓋体部分10dが小区画部12
d1及び12d2のそれぞれ上部構成部材となり、したが
って、小区画部12b〜12d2におけるマイクロ波遮
蔽効果は12b<12c1,12c2<12d1,12d2
となっている。
【0028】また、さらに必要に応じて、特に加熱を抑
制したい小区画部12については、容器の本体9(側板
及び底板)や仕切体11についてもマイクロ波遮蔽材を
適用することができる。例えば、小区画部12d1,1
2d2内の食品の加熱を特に抑制したい場合には、これ
らの小区画部を構成している本体底板部13や本体側板
部14、さらに他の小区画部との仕切体11A,11
B,11Cについても、これらをマイクロ波遮蔽材で構
成するか若しくはそのようなマイクロ波遮蔽材がコーテ
ィングされた部材とすることができる。
制したい小区画部12については、容器の本体9(側板
及び底板)や仕切体11についてもマイクロ波遮蔽材を
適用することができる。例えば、小区画部12d1,1
2d2内の食品の加熱を特に抑制したい場合には、これ
らの小区画部を構成している本体底板部13や本体側板
部14、さらに他の小区画部との仕切体11A,11
B,11Cについても、これらをマイクロ波遮蔽材で構
成するか若しくはそのようなマイクロ波遮蔽材がコーテ
ィングされた部材とすることができる。
【0029】図9に示す食品用容器によれば、例えば約
90℃程度に加熱するもの(例えば、肉、魚等の主菜
類)を実質的にマイクロ波遮蔽作用のない小区画部12
aに、約70℃程度に加熱するもの(例えば、ご飯類)
を小区画部12bに、約60℃程度に加熱するもの(例
えば、主菜以外の惣菜類)を小区画部12c1,12c2
に、そして加熱を極力抑制するもの(例えば、漬物、サ
ラダ等)を小区画部12d1,12d2に入れ、電子レン
ジ加熱を行うことにより、各小区画部12に入れられた
食品をそれぞれの温度に適切に加熱することができる。
なお、各小区画部12を構成し或いは各小区画部12の
構成部材にコーティングされるマイクロ波遮蔽材の材質
及び所望のマイクロ波遮蔽効果を得るための構成は上述
した通りである。
90℃程度に加熱するもの(例えば、肉、魚等の主菜
類)を実質的にマイクロ波遮蔽作用のない小区画部12
aに、約70℃程度に加熱するもの(例えば、ご飯類)
を小区画部12bに、約60℃程度に加熱するもの(例
えば、主菜以外の惣菜類)を小区画部12c1,12c2
に、そして加熱を極力抑制するもの(例えば、漬物、サ
ラダ等)を小区画部12d1,12d2に入れ、電子レン
ジ加熱を行うことにより、各小区画部12に入れられた
食品をそれぞれの温度に適切に加熱することができる。
なお、各小区画部12を構成し或いは各小区画部12の
構成部材にコーティングされるマイクロ波遮蔽材の材質
及び所望のマイクロ波遮蔽効果を得るための構成は上述
した通りである。
【0030】図10は食品収容手段に入れられた1つの
食品の部位に応じて加熱温度を変えるようにした例であ
り、例えば、食品用容器17に入れられた食品の部位a
〜dについて、マイクロ波遮蔽効果を異ならしめたマイ
クロ波遮蔽材2a〜2cによって上部を覆ってあり、こ
れを食品用容器ごと電子レンジ加熱する。この場合、マ
イクロ波遮蔽材2a〜2cの厚さ等を選択することでマ
イクロ波遮蔽効果を例えば2a<2b<2cのように調
整しておくことにより、例えば図10のように魚の頭部
と尾部の加熱を、それ以外の部分の加熱よりも抑えるよ
うな加熱方法を実施することができる。
食品の部位に応じて加熱温度を変えるようにした例であ
り、例えば、食品用容器17に入れられた食品の部位a
〜dについて、マイクロ波遮蔽効果を異ならしめたマイ
クロ波遮蔽材2a〜2cによって上部を覆ってあり、こ
れを食品用容器ごと電子レンジ加熱する。この場合、マ
イクロ波遮蔽材2a〜2cの厚さ等を選択することでマ
イクロ波遮蔽効果を例えば2a<2b<2cのように調
整しておくことにより、例えば図10のように魚の頭部
と尾部の加熱を、それ以外の部分の加熱よりも抑えるよ
うな加熱方法を実施することができる。
【0031】図11及び図12はそれぞれ本発明の加熱
用食品の実施形態を示している。このうち図11は食品
収容手段が袋体15である場合の一例を示すもので、袋
体15内に入れられた複数種の食品a〜dのうちの食品
a,b,cについて、マイクロ波遮蔽効果を異ならしめ
たマイクロ波遮蔽材2a〜2cにより被覆したものであ
る。この場合、マイクロ波遮蔽材2a〜2cの厚さ等を
適宜選択することでマイクロ波遮蔽効果を例えば2a<
2b<2cのように調整しておくことにより、例えばマ
イクロ波遮蔽材で被覆されていない食品dを約90℃程
度に加熱する際、食品aについては約70℃程度、食品
bについては約50℃程度に加熱し、また食品cについ
ては加熱を極力抑制して略常温に保つようにすることが
できる。
用食品の実施形態を示している。このうち図11は食品
収容手段が袋体15である場合の一例を示すもので、袋
体15内に入れられた複数種の食品a〜dのうちの食品
a,b,cについて、マイクロ波遮蔽効果を異ならしめ
たマイクロ波遮蔽材2a〜2cにより被覆したものであ
る。この場合、マイクロ波遮蔽材2a〜2cの厚さ等を
適宜選択することでマイクロ波遮蔽効果を例えば2a<
2b<2cのように調整しておくことにより、例えばマ
イクロ波遮蔽材で被覆されていない食品dを約90℃程
度に加熱する際、食品aについては約70℃程度、食品
bについては約50℃程度に加熱し、また食品cについ
ては加熱を極力抑制して略常温に保つようにすることが
できる。
【0032】また、図12は加熱用食品の食品収容手段
が容器16である場合の一例を示したもので、容器16
内に入れられた複数種の食品a〜dのうちの食品a,
b,cについて、マイクロ波遮蔽効果を異ならしめたマ
イクロ波遮蔽材2a〜2cにより上部を覆ったものであ
る。この場合も、マイクロ波遮蔽材2a〜2cのマイク
ロ波遮蔽効果を図11と同様とすることにより、同様の
加熱状態が得られる。なお、上記の加熱用食品の構成
は、所謂レトルト食品や冷凍食品等に適用することがで
きる。
が容器16である場合の一例を示したもので、容器16
内に入れられた複数種の食品a〜dのうちの食品a,
b,cについて、マイクロ波遮蔽効果を異ならしめたマ
イクロ波遮蔽材2a〜2cにより上部を覆ったものであ
る。この場合も、マイクロ波遮蔽材2a〜2cのマイク
ロ波遮蔽効果を図11と同様とすることにより、同様の
加熱状態が得られる。なお、上記の加熱用食品の構成
は、所謂レトルト食品や冷凍食品等に適用することがで
きる。
【0033】
【発明の効果】以上述べた本発明法によれば、弁当類を
はじめとする食品を入れた食品収容手段(容器等)を電
子レンジで加熱する際に、各食品または食品の各部位を
それぞれの最適加熱温度に加熱し、また食品または食品
の部位によっては加熱を極力抑制することができる。こ
のため、弁当類やその他の食品収容手段に入れられた食
品や食品の部位をそれぞれの最も好ましい温度に加熱し
て食したり或いは調理することができる。また、本発明
の加熱用シート、食品収容手段、食品用容器及び加熱用
食品によれば、上記の加熱方法を簡便に実施することが
でき、特に、コンビニエンスストアや弁当専門店で販売
されている弁当類や所謂レトルト食品をおいしく加熱す
るために好適な手段である。
はじめとする食品を入れた食品収容手段(容器等)を電
子レンジで加熱する際に、各食品または食品の各部位を
それぞれの最適加熱温度に加熱し、また食品または食品
の部位によっては加熱を極力抑制することができる。こ
のため、弁当類やその他の食品収容手段に入れられた食
品や食品の部位をそれぞれの最も好ましい温度に加熱し
て食したり或いは調理することができる。また、本発明
の加熱用シート、食品収容手段、食品用容器及び加熱用
食品によれば、上記の加熱方法を簡便に実施することが
でき、特に、コンビニエンスストアや弁当専門店で販売
されている弁当類や所謂レトルト食品をおいしく加熱す
るために好適な手段である。
【図1】本発明法の一実施形態を示す説明図
【図2】本発明法の他の実施形態を示す説明図
【図3】本発明の加熱用シートの一実施形態と、これを
使用すべき弁当容器を示す説明図
使用すべき弁当容器を示す説明図
【図4】本発明の加熱用シートの他の実施形態を示す説
明図
明図
【図5】本発明の加熱用シートの他の実施形態と、これ
を使用すべき弁当容器を示す説明図
を使用すべき弁当容器を示す説明図
【図6】本発明の加熱用シートの他の実施形態を示す説
明図
明図
【図7】本発明の加熱用シートの他の実施形態を示す説
明図
明図
【図8】本発明の食品用容器の一実施形態を示す説明図
【図9】本発明の食品用容器の他の実施形態を示す説明
図
図
【図10】本発明法の他の実施形態及びこれに使用され
る食品用容器の一実施例を示す説明図
る食品用容器の一実施例を示す説明図
【図11】本発明の加熱用食品の一実施形態を示す説明
図
図
【図12】本発明の加熱用食品の他の実施形態を示す説
明図
明図
1…袋体、2a,2b,2c…マイクロ波遮蔽材、3…
容器、4…加熱用シート、5a,5b,5c,5d,5
e,5f…シート部分、5b1,5b2,5b3,5c1,
5c2,5c3,5d1,5d2,5d3…シート部材、6
…容器、7…蓋体、8a,8b,8c…蓋体部分、9…
本体、10…蓋体、10a,10b,10c,10d…
蓋体部分、11,11A,11B,11C…仕切体、1
2a,12b,12c1,12c2,12d1,12d2…
小区画部、13…本体底板部、14…本体側板部、15
…袋体、16…容器、17…容器
容器、4…加熱用シート、5a,5b,5c,5d,5
e,5f…シート部分、5b1,5b2,5b3,5c1,
5c2,5c3,5d1,5d2,5d3…シート部材、6
…容器、7…蓋体、8a,8b,8c…蓋体部分、9…
本体、10…蓋体、10a,10b,10c,10d…
蓋体部分、11,11A,11B,11C…仕切体、1
2a,12b,12c1,12c2,12d1,12d2…
小区画部、13…本体底板部、14…本体側板部、15
…袋体、16…容器、17…容器
Claims (21)
- 【請求項1】 2種以上の食品を入れた食品収容手段を
電子レンジで加熱する際に、食品収容手段に入れられた
1種以上の食品を、その加熱の要否および/または必要
加熱温度に応じて、金属箔または金属粉含有シート若し
くは金属コーティングシートからなるマイクロ波遮蔽材
で被覆するか若しくは少なくとも上部を覆うことを特徴
とする食品を入れた食品収容手段の電子レンジによる加
熱方法。 - 【請求項2】 食品収容手段に入れられた2種以上の食
品を、それらの加熱の要否および/または必要加熱温度
に応じて、厚さまたは金属粉含有率若しくは金属コーテ
ィング厚を変えることによってマイクロ波遮蔽効果を異
ならしめた2種以上のマイクロ波遮蔽材でそれぞれ被覆
するか若しくは少なくとも上部を覆うことを特徴とする
請求項1に記載の食品を入れた食品収容手段の電子レン
ジによる加熱方法。 - 【請求項3】 食品を入れた食品収容手段を電子レンジ
で加熱する際に、食品収容手段に入れられた食品の任意
の部位を、その加熱の要否および/または必要加熱温度
に応じて、金属箔または金属粉含有シート若しくは金属
コーティングシートからなるマイクロ波遮蔽材で被覆す
るか若しくは少なくとも上部を覆うことを特徴とする食
品を入れた食品収容手段の電子レンジによる加熱方法。 - 【請求項4】 食品収容手段に入れられた食品の任意の
2箇所以上の部位を、それらの加熱の要否および/また
は必要加熱温度に応じて、厚さまたは金属粉含有率若し
くは金属コーティング厚を変えることによってマイクロ
波遮蔽効果を異ならしめた2種以上のマイクロ波遮蔽材
でそれぞれ被覆するか若しくは少なくとも上部を覆うこ
とを特徴とする請求項3に記載の食品を入れた食品収容
手段の電子レンジによる加熱方法。 - 【請求項5】 食品収容手段が容器であることを特徴と
する請求項1、2、3または4に記載の食品を入れた食
品収容手段の電子レンジによる加熱方法。 - 【請求項6】 食品収容手段が袋体であることを特徴と
する請求項1、2、3または4に記載の食品を入れた食
品収容手段の電子レンジによる加熱方法。 - 【請求項7】 食品を入れた容器を電子レンジで加熱す
る際に容器の上部に置くための加熱用シートであって、
容器内に入れられた1種以上の食品の加熱の要否および
/または必要加熱温度に応じて若しくは食品の任意の部
位の加熱の要否および/または必要加熱温度に応じて、
少なくとも一部が金属箔または金属粉含有シート若しく
は金属コーティングシートからなるマイクロ波遮蔽材に
より構成されるか、若しくは少なくとも一部に金属箔ま
たは金属粉含有フィルム若しくは金属コーティングフィ
ルムからなるマイクロ波遮蔽材がコーティングされてい
ることを特徴とする食品を入れた容器の電子レンジ加熱
用シート。 - 【請求項8】 マイクロ波遮蔽効果が異なる2種以上の
シート部材からなることを特徴とする請求項7に記載の
食品を入れた容器の電子レンジ加熱用シート。 - 【請求項9】 容器内に入れられた2種以上の食品の加
熱の要否および/または必要加熱温度に応じて若しくは
食品の任意の2箇所以上の部位の加熱の要否および/ま
たは必要加熱温度に応じて、厚さまたは金属粉含有率若
しくは金属コーティング厚を変えることによってマイク
ロ波遮蔽効果を異ならしめた2種以上のマイクロ波遮蔽
材により、シートの少なくとも一部が構成されるか若し
くはシートの少なくとも一部がコーティングされている
ことを特徴とする請求項7に記載の食品を入れた容器の
電子レンジ加熱用シート。 - 【請求項10】 収容された1種以上の食品の加熱の要
否および/または必要加熱温度に応じて若しくは食品の
任意の部位の加熱の要否および/または必要加熱温度に
応じて、少なくとも一部が金属箔または金属粉含有プレ
ート若しくは金属コーティングプレートからなるマイク
ロ波遮蔽材により構成されるか、若しくは少なくとも一
部に金属箔または金属粉含有フィルム若しくは金属コー
ティングフィルムからなるマイクロ波遮蔽材がコーティ
ングされていることを特徴とする食品収容手段。 - 【請求項11】 収容された2種以上の食品の加熱の要
否および/または必要加熱温度に応じて若しくは食品の
任意の2箇所以上の部位の加熱の要否および/または必
要加熱温度に応じて、厚さまたは金属粉含有率若しくは
金属コーティング厚を変えることによってマイクロ波遮
蔽効果を異ならしめた2種以上のマイクロ波遮蔽材によ
り、少なくとも一部が構成されるか若しくは少なくとも
一部がコーティングされていることを特徴とする請求項
10に記載の食品収容手段。 - 【請求項12】 容器内に入れられた1種以上の食品の
加熱の要否および/または必要加熱温度に応じて若しく
は食品の任意の部位の加熱の要否および/または必要加
熱温度に応じて、蓋体の少なくとも一部が金属箔または
金属粉含有プレート若しくは金属コーティングプレート
からなるマイクロ波遮蔽材により構成されるか、若しく
は少なくとも一部に金属箔または金属粉含有フィルム若
しくは金属コーティングフィルムからなるマイクロ波遮
蔽材がコーティングされていることを特徴とする食品用
容器。 - 【請求項13】 容器内に入れられた2種以上の食品の
加熱の要否および/または必要加熱温度に応じて若しく
は食品の任意の2箇所以上の部位の加熱の要否および/
または必要加熱温度に応じて、厚さまたは金属粉含有率
若しくは金属コーティング厚を変えることによってマイ
クロ波遮蔽効果を異ならしめた2種以上のマイクロ波遮
蔽材により、蓋体の少なくとも一部が構成されるか若し
くは蓋体の少なくとも一部がコーティングされているこ
とを特徴とする請求項12に記載の食品用容器。 - 【請求項14】 容器本体、蓋体及び内部の仕切体によ
り区画された各小区画部に入れられた1種以上の食品の
加熱の要否および/または必要加熱温度に応じて若しく
は食品の任意の部位の加熱の要否および/または必要加
熱温度に応じて、容器本体、蓋体及び仕切体のうちの少
なくとも一部が金属箔または金属粉含有プレート若しく
は金属コーティングプレートからなるマイクロ波遮蔽材
により構成されるか、若しくは少なくとも一部に金属箔
または金属粉含有フィルム若しくは金属コーティングフ
ィルムからなるマイクロ波遮蔽材がコーティングされて
いることを特徴とする食品用容器。 - 【請求項15】 容器内に入れられた2種以上の食品の
加熱の要否および/または必要加熱温度に応じて若しく
は食品の任意の2箇所以上の部位の加熱の要否および/
または必要加熱温度に応じて、厚さまたは金属粉含有率
若しくは金属コーティング厚を変えることによってマイ
クロ波遮蔽効果を異ならしめた2種以上のマイクロ波遮
蔽材により、容器本体、蓋体及び仕切体のうちの少なく
とも一部が構成されるか若しくは容器本体、蓋体及び仕
切体の少なくとも一部がコーティングされていることを
特徴とする請求項14に記載の食品用容器。 - 【請求項16】 電子レンジによる加熱が可能であり、
且つ食品収容手段に食品を入れた加熱用食品において、
食品収容手段内に入れられた1種以上の食品または食品
の任意の部位が、その加熱の要否および/または必要加
熱温度に応じて、金属箔または金属粉含有シート若しく
は金属コーティングシートからなるマイクロ波遮蔽材で
被覆されるか若しくは少なくとも上部が覆われているこ
とを特徴とする加熱用食品。 - 【請求項17】 食品収容手段に入れられた2種以上の
食品および/または食品の任意の2箇所以上の部位が、
その加熱の要否および/または必要加熱温度に応じて、
厚さまたは金属粉含有率若しくは金属コーティング厚を
変えることによってマイクロ波遮蔽効果を異ならしめた
2種以上のマイクロ波遮蔽材でそれぞれ被覆されるか若
しくは少なくとも上部が覆われていることを特徴とする
請求項16に記載の加熱用食品。 - 【請求項18】 食品収容手段が容器であることを特徴
とする請求項16または17に記載の加熱用食品。 - 【請求項19】 食品収容手段が袋体であることを特徴
とする請求項16または17に記載の加熱用食品。 - 【請求項20】 食品がレトルト食品であることを特徴
とする請求項16、17、18または19に記載の加熱
用食品。 - 【請求項21】 食品が冷凍食品であることを特徴とす
る請求項16、17、18または19に記載の加熱用食
品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7347626A JPH09163939A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 食品を入れた食品収容手段の電子レンジによる加熱方法及び電子レンジ加熱用シート、食品収容手段、食品用容器並びに加熱用食品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7347626A JPH09163939A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 食品を入れた食品収容手段の電子レンジによる加熱方法及び電子レンジ加熱用シート、食品収容手段、食品用容器並びに加熱用食品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09163939A true JPH09163939A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=18391499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7347626A Pending JPH09163939A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 食品を入れた食品収容手段の電子レンジによる加熱方法及び電子レンジ加熱用シート、食品収容手段、食品用容器並びに加熱用食品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09163939A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104302558A (zh) * | 2012-03-12 | 2015-01-21 | 科南市场营销私人有限公司 | 一种具有用于改进锥形产品微波加热的场调节器的包装 |
JP2019083125A (ja) * | 2017-10-30 | 2019-05-30 | 学校法人上智学院 | 周波数選択板及び電子レンジ加熱用容器 |
JP2019124371A (ja) * | 2018-01-12 | 2019-07-25 | 大日本印刷株式会社 | 加熱システム、加熱装置、容器、シート、加熱制御方法、及びプログラム |
-
1995
- 1995-12-15 JP JP7347626A patent/JPH09163939A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104302558A (zh) * | 2012-03-12 | 2015-01-21 | 科南市场营销私人有限公司 | 一种具有用于改进锥形产品微波加热的场调节器的包装 |
JP2019083125A (ja) * | 2017-10-30 | 2019-05-30 | 学校法人上智学院 | 周波数選択板及び電子レンジ加熱用容器 |
JP2019124371A (ja) * | 2018-01-12 | 2019-07-25 | 大日本印刷株式会社 | 加熱システム、加熱装置、容器、シート、加熱制御方法、及びプログラム |
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