JPH09163225A - 映像特殊効果装置 - Google Patents
映像特殊効果装置Info
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- JPH09163225A JPH09163225A JP7318164A JP31816495A JPH09163225A JP H09163225 A JPH09163225 A JP H09163225A JP 7318164 A JP7318164 A JP 7318164A JP 31816495 A JP31816495 A JP 31816495A JP H09163225 A JPH09163225 A JP H09163225A
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- circuit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハードウェア規模の小さな高画質の映像特殊
効果装置を得る。 【解決手段】 飛び越し走査の映像信号５１を入力し、
動き検出回路２において映像の動き領域を検出する。縮
小率発生回路５で特殊効果の種類に応じて映像の縮小率
５４を計算し、縮小率５４に応じて折り返し歪防止のた
めのフィルタ係数５５を発生させる。この際、映像の動
きに応じて動き領域ではフィールド内、静止領域ではフ
レーム内のフィルタ係数５５をフィルタ係数発生回路４
が発生する。このフィルタ係数５５に応じてフィルタ回
路３において、映像信号５１にフィルタをかけながら順
次走査変換を同時に行う。この順次走査の映像信号を特
殊効果回路６に入力する。
効果装置を得る。 【解決手段】 飛び越し走査の映像信号５１を入力し、
動き検出回路２において映像の動き領域を検出する。縮
小率発生回路５で特殊効果の種類に応じて映像の縮小率
５４を計算し、縮小率５４に応じて折り返し歪防止のた
めのフィルタ係数５５を発生させる。この際、映像の動
きに応じて動き領域ではフィールド内、静止領域ではフ
レーム内のフィルタ係数５５をフィルタ係数発生回路４
が発生する。このフィルタ係数５５に応じてフィルタ回
路３において、映像信号５１にフィルタをかけながら順
次走査変換を同時に行う。この順次走査の映像信号を特
殊効果回路６に入力する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、高画質映像信号用
の映像特殊効果装置に関する。
の映像特殊効果装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、映像特殊効果装置として飛び越し
走査の映像信号に特殊効果を施すものがある。この種の
映像特殊装置には、映像が縮小される場合には折り返し
歪防止のためのプリフィルタが必要である。また、特に
静止領域で高画質を得るためにはフィールド内に閉じた
処理ではなく、１フィールド前の映像信号も用いたフレ
ーム処理が必要となる。
走査の映像信号に特殊効果を施すものがある。この種の
映像特殊装置には、映像が縮小される場合には折り返し
歪防止のためのプリフィルタが必要である。また、特に
静止領域で高画質を得るためにはフィールド内に閉じた
処理ではなく、１フィールド前の映像信号も用いたフレ
ーム処理が必要となる。
【０００３】上記フレーム処理を実現するための従来例
１を図４に示す。図４において、動き検出回路２が入力
映像信号５１から映像の動き領域を表す動き信号５２を
検出する。順次走査変換回路１７は、入力映像信号５１
を動き信号５２を用いて順次走査化し、順次走査映像信
号７８を出力する。順次走査化は、静止領域では１フィ
ールド前の信号を、また動き領域では現フィールドの信
号を用いて内挿することで実現される。
１を図４に示す。図４において、動き検出回路２が入力
映像信号５１から映像の動き領域を表す動き信号５２を
検出する。順次走査変換回路１７は、入力映像信号５１
を動き信号５２を用いて順次走査化し、順次走査映像信
号７８を出力する。順次走査化は、静止領域では１フィ
ールド前の信号を、また動き領域では現フィールドの信
号を用いて内挿することで実現される。
【０００４】一方、特殊効果の種類は入力信号５３とし
て入力され、縮小率発生回路５において画素毎の縮小率
５４が生成される。フィルタ係数発生回路１６は縮小率
５４に応じたフィルタ係数８１を生成する。さらにフィ
ルタ回路１５において、順次走査映像信号７８に対しフ
ィルタ係数８１に応じたフィルタ処理が施され、信号７
９が出力される。最後に特殊効果回路６において、入力
信号５３に応じて信号７９を変形処理し、出力信号８０
が得られる。
て入力され、縮小率発生回路５において画素毎の縮小率
５４が生成される。フィルタ係数発生回路１６は縮小率
５４に応じたフィルタ係数８１を生成する。さらにフィ
ルタ回路１５において、順次走査映像信号７８に対しフ
ィルタ係数８１に応じたフィルタ処理が施され、信号７
９が出力される。最後に特殊効果回路６において、入力
信号５３に応じて信号７９を変形処理し、出力信号８０
が得られる。
【０００５】従来例２の特開平４−３１００８２号で
は、２次元フィルタリング処理及び２次元レート変換処
理の両方を同時に施すことができるビデオ信号のレート
変換装置を得ている。これにより、複数の入力ビデオデ
ータに所定の周期的に変化する係数を乗算して加算する
積和演算手段を使用し、２次元フィルタリング処理及び
２次元レート変換処理の両方を同時に施すことができる
利益がある、としている。
は、２次元フィルタリング処理及び２次元レート変換処
理の両方を同時に施すことができるビデオ信号のレート
変換装置を得ている。これにより、複数の入力ビデオデ
ータに所定の周期的に変化する係数を乗算して加算する
積和演算手段を使用し、２次元フィルタリング処理及び
２次元レート変換処理の両方を同時に施すことができる
利益がある、としている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例１においては、順次走査化の処理とフィルタ回路
とが分離されているため、ハードウェア規模が大きくな
る問題を伴う。この現象は、特に高画質を実現するため
に順次走査化の内挿処理で画素数を増やす場合に顕著に
現れる。また、従来例２は、２次元のフィルタリング処
理を施すための２次元フィルタリング回路が構成され、
ハードウェア規模が大きくなる。なお、従来例２は動き
信号を使った処理を考慮していない。
従来例１においては、順次走査化の処理とフィルタ回路
とが分離されているため、ハードウェア規模が大きくな
る問題を伴う。この現象は、特に高画質を実現するため
に順次走査化の内挿処理で画素数を増やす場合に顕著に
現れる。また、従来例２は、２次元のフィルタリング処
理を施すための２次元フィルタリング回路が構成され、
ハードウェア規模が大きくなる。なお、従来例２は動き
信号を使った処理を考慮していない。
【０００７】本発明は、ハードウェア規模の小さな高画
質の映像特殊効果装置を提供することを目的とする。
質の映像特殊効果装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の映像特殊効果装置は、映像信号の動き領域
を検出する動き検出手段と、映像信号へ所定の特殊効果
の処理を施す特殊効果手段と、特殊効果の種類に応じて
映像信号の縮小率を発生する縮小率発生手段と、動き領
域に基づき所定のフィルタ係数を発生するフィルタ係数
発生手段と、フィルタ係数に応じて映像信号に対してフ
ィルタ処理を施すフィルタ手段とを有し、フィルタ処理
が施された映像信号へ特殊効果の処理を施すことを特徴
としている。
め、本発明の映像特殊効果装置は、映像信号の動き領域
を検出する動き検出手段と、映像信号へ所定の特殊効果
の処理を施す特殊効果手段と、特殊効果の種類に応じて
映像信号の縮小率を発生する縮小率発生手段と、動き領
域に基づき所定のフィルタ係数を発生するフィルタ係数
発生手段と、フィルタ係数に応じて映像信号に対してフ
ィルタ処理を施すフィルタ手段とを有し、フィルタ処理
が施された映像信号へ特殊効果の処理を施すことを特徴
としている。
【０００９】また、上記所定のフィルタ手段は、フィル
タＡとフィルタＢとを有して垂直フィルに構成され、フ
ィルタＡが動き領域の映像信号へフィルタ処理を施し、
フィルタＢが静止領域の映像信号へフィルタ処理を施す
とよい。
タＡとフィルタＢとを有して垂直フィルに構成され、フ
ィルタＡが動き領域の映像信号へフィルタ処理を施し、
フィルタＢが静止領域の映像信号へフィルタ処理を施す
とよい。
【００１０】さらに、記映像特殊効果装置は、さらに映
像信号を合成する合成手段を有し、フィルタＡおよびフ
ィルタＢによりフィルタ処理されたそれぞれの映像信号
を、合成手段で合成するとよい。
像信号を合成する合成手段を有し、フィルタＡおよびフ
ィルタＢによりフィルタ処理されたそれぞれの映像信号
を、合成手段で合成するとよい。
【００１１】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる映像特殊効果装置の実施の形態を詳細に説明する。
図１〜図３を参照すると本発明の映像特殊効果装置の一
実施形態が示されている。図１は実施形態を示す基本回
路構成のブロック図、図２および図３が第１および第２
のフィルタ回路の回路構成例を示すブロック図である。
よる映像特殊効果装置の実施の形態を詳細に説明する。
図１〜図３を参照すると本発明の映像特殊効果装置の一
実施形態が示されている。図１は実施形態を示す基本回
路構成のブロック図、図２および図３が第１および第２
のフィルタ回路の回路構成例を示すブロック図である。
【００１２】図１において、本実施形態の映像特殊効果
装置は、入力された映像信号５１の動き領域を検出する
動き検出回路２と、映像信号５１へ所定の特殊効果を施
す特殊効果回路６と、特殊効果の種類に応じて映像信号
５１の縮小率を発生する縮小率発生回路５と、動き領域
５２および縮小率５４からフィルタ係数５５を発生する
フィルタ係数発生回路４と、フィルタ係数５５に応じて
映像信号５１に対してフィルタ処理を施すフィルタ回路
３とを有して構成される。
装置は、入力された映像信号５１の動き領域を検出する
動き検出回路２と、映像信号５１へ所定の特殊効果を施
す特殊効果回路６と、特殊効果の種類に応じて映像信号
５１の縮小率を発生する縮小率発生回路５と、動き領域
５２および縮小率５４からフィルタ係数５５を発生する
フィルタ係数発生回路４と、フィルタ係数５５に応じて
映像信号５１に対してフィルタ処理を施すフィルタ回路
３とを有して構成される。
【００１３】＜第１の実施形態＞図２は、上記のフィル
タ回路３のより詳細な回路構成例であり、第１の実施形
態を示している。本実施形態のフィルタ回路３ａは、水
平フィルタ回路７、２個の垂直フィルタ回路８並びに１
０、記憶回路９および２個の加算器１３、１４とにより
構成される。本実施形態ではフィルタ回路は水平、垂直
それぞれ独立にあり、これらがカスケード接続されて構
成されている。
タ回路３のより詳細な回路構成例であり、第１の実施形
態を示している。本実施形態のフィルタ回路３ａは、水
平フィルタ回路７、２個の垂直フィルタ回路８並びに１
０、記憶回路９および２個の加算器１３、１４とにより
構成される。本実施形態ではフィルタ回路は水平、垂直
それぞれ独立にあり、これらがカスケード接続されて構
成されている。
【００１４】上記により構成される本実施形態のフィル
タ回路３ａを適用した映像特殊効果装置において、ま
ず、飛び越し走査の映像信号５１が動き検出回路２およ
びフィルタ回路３ａへ入力される。この入力された映像
信号５１に対し、一方の映像動き検出回路２では、公知
の技術により映像信号から画素毎に動き領域を検出し、
動き領域の映像信号を動き信号５２として出力する。
タ回路３ａを適用した映像特殊効果装置において、ま
ず、飛び越し走査の映像信号５１が動き検出回路２およ
びフィルタ回路３ａへ入力される。この入力された映像
信号５１に対し、一方の映像動き検出回路２では、公知
の技術により映像信号から画素毎に動き領域を検出し、
動き領域の映像信号を動き信号５２として出力する。
【００１５】また、特殊効果の種類が入力信号５３とし
て入力され、縮小率発生回路５において画素毎の縮小率
５４が生成される。例えば、映像信号５１を縦横１／２
に縮小する場合には、全画素について水平０．５、垂直
０．５の値が生成される。
て入力され、縮小率発生回路５において画素毎の縮小率
５４が生成される。例えば、映像信号５１を縦横１／２
に縮小する場合には、全画素について水平０．５、垂直
０．５の値が生成される。
【００１６】フィルタ係数発生回路４において、縮小率
５４および動き信号５２に応じたフィルタ係数５５が生
成される。例えば、フィルタ係数５５の値Ａk が与えら
れた場合のフィルタ出力Ｙj は次式に従って計算され
る。
５４および動き信号５２に応じたフィルタ係数５５が生
成される。例えば、フィルタ係数５５の値Ａk が与えら
れた場合のフィルタ出力Ｙj は次式に従って計算され
る。
【００１７】
【数１】
【００１８】ここで、記号Ｓj+k は、フィルタ回路３へ
入力される映像信号５１とする。例えば、縮小率０．５
が入力された場合で７タップ（k ＝３）のフィルタの場
合には例えば以下の係数をまず生成する。
入力される映像信号５１とする。例えば、縮小率０．５
が入力された場合で７タップ（k ＝３）のフィルタの場
合には例えば以下の係数をまず生成する。
【００１９】
【数２】
【００２０】水平フィルタのフィルタ係数は（２）式が
そのままフィルタ係数５５として出力される。一方、垂
直フィルタのフィルタ係数は、（２）式の係数に対し動
き信号を考慮する。即ち、動き領域用フィルタと静止領
域用フィルタを考え、これらの重み付け加算によりフィ
ルタ出力を得るものとする。動き量をＭ（０≦Ｍ≦１）
とするとき、動き領域に対してはＭ倍、静止領域に対し
ては（１−Ｍ）倍して加算する。
そのままフィルタ係数５５として出力される。一方、垂
直フィルタのフィルタ係数は、（２）式の係数に対し動
き信号を考慮する。即ち、動き領域用フィルタと静止領
域用フィルタを考え、これらの重み付け加算によりフィ
ルタ出力を得るものとする。動き量をＭ（０≦Ｍ≦１）
とするとき、動き領域に対してはＭ倍、静止領域に対し
ては（１−Ｍ）倍して加算する。
【００２１】動き領域用フィルタは現フィールドの信号
に対するフィルタであり、静止領域用フィルタは現フィ
ールドと１フィールド前の信号に対するフィルタであ
る。従って、動き領域用フィルタと静止領域用フィルタ
との合成を考える代わりに、図２に示すような、現フィ
ールドの信号に対するフィルタと１フィールド前の信号
に対するフィルタの加算と考えた方が回路構成が簡略化
される。この場合には、フィルタ係数として、現フィー
ルドの信号に対しては（２）式の（１＋Ｍ）／２倍、１
フィールド前の信号に対しては（２）式の（１−Ｍ）／
２倍したものを生成すればよい。以上の処理でフィルタ
係数５５が生成される。
に対するフィルタであり、静止領域用フィルタは現フィ
ールドと１フィールド前の信号に対するフィルタであ
る。従って、動き領域用フィルタと静止領域用フィルタ
との合成を考える代わりに、図２に示すような、現フィ
ールドの信号に対するフィルタと１フィールド前の信号
に対するフィルタの加算と考えた方が回路構成が簡略化
される。この場合には、フィルタ係数として、現フィー
ルドの信号に対しては（２）式の（１＋Ｍ）／２倍、１
フィールド前の信号に対しては（２）式の（１−Ｍ）／
２倍したものを生成すればよい。以上の処理でフィルタ
係数５５が生成される。
【００２２】次に、フィルタ回路３において、入力映像
信号５１に対してフィルタ係数５５で決定されるフィル
タ処理が施される。なお、フィルタ回路３ａへ入力され
るフィルタ係数５５は、図２において、水平フィルタ係
数５８、現フィールドの信号に対するフィルタ係数６７
および１フィールド前の信号に対するフィルタ係数６８
となる。
信号５１に対してフィルタ係数５５で決定されるフィル
タ処理が施される。なお、フィルタ回路３ａへ入力され
るフィルタ係数５５は、図２において、水平フィルタ係
数５８、現フィールドの信号に対するフィルタ係数６７
および１フィールド前の信号に対するフィルタ係数６８
となる。
【００２３】入力映像信号５１に対して、まず、水平フ
ィルタ回路７において水平フィルタ係数５８で決定され
る水平方向のフィルタ処理が施され、信号５９として出
力される。フィルタ処理は公知の技術で実現すればよ
い。信号５９へは、垂直フィルタ回路８において現フィ
ールドの信号に対するフィルタ係数６７で決定される垂
直方向のフィルタ処理が施される。垂直フィルタ回路８
は、現ラインの信号６１を生成する不図示のフィルタ
と、順次走査化の為に必要な内挿ラインの信号６２を生
成する不図示のフィルタとの２つから構成される。
ィルタ回路７において水平フィルタ係数５８で決定され
る水平方向のフィルタ処理が施され、信号５９として出
力される。フィルタ処理は公知の技術で実現すればよ
い。信号５９へは、垂直フィルタ回路８において現フィ
ールドの信号に対するフィルタ係数６７で決定される垂
直方向のフィルタ処理が施される。垂直フィルタ回路８
は、現ラインの信号６１を生成する不図示のフィルタ
と、順次走査化の為に必要な内挿ラインの信号６２を生
成する不図示のフィルタとの２つから構成される。
【００２４】信号６１の生成には（２）式のＡ0 とＡ2
、Ａ-2に対して上述の動き量の考慮をしたもの、信号
６２の生成には（２）式のＡ1 とＡ3 、Ａ-3に対して上
述の動き量の考慮をしたものとがそれぞれ使用される。
即ち、（１）式は次の（３）式および（４）式に分解さ
れ、信号６１の生成には（３）式が、信号６２の生成に
は（４）式がそれぞれ用いられる。
、Ａ-2に対して上述の動き量の考慮をしたもの、信号
６２の生成には（２）式のＡ1 とＡ3 、Ａ-3に対して上
述の動き量の考慮をしたものとがそれぞれ使用される。
即ち、（１）式は次の（３）式および（４）式に分解さ
れ、信号６１の生成には（３）式が、信号６２の生成に
は（４）式がそれぞれ用いられる。
【００２５】
【数３】
【００２６】
【数４】
【００２７】ただし、（３）式および（４）式におい
て、記号Ｙj 、Ｓj+k は、現ラインと内挿ラインをフレ
ームの形式に合成した後に、映像上の位置の順番に番号
を付けた信号とする。垂直フィルタに必要となる１ライ
ン遅延回路は、（３）式および（４）式の２つのフィル
タで共通に使用できるため、ハードウェア規模の増加が
抑制され、それほど大きくならない。なお、それぞれの
垂直フィルタ処理は公知の技術で実現すればよい。
て、記号Ｙj 、Ｓj+k は、現ラインと内挿ラインをフレ
ームの形式に合成した後に、映像上の位置の順番に番号
を付けた信号とする。垂直フィルタに必要となる１ライ
ン遅延回路は、（３）式および（４）式の２つのフィル
タで共通に使用できるため、ハードウェア規模の増加が
抑制され、それほど大きくならない。なお、それぞれの
垂直フィルタ処理は公知の技術で実現すればよい。
【００２８】信号５９は、記憶回路９において１フィー
ルドの遅延処理がなされ、遅延処理済の信号６０が出力
される。信号６０は、垂直フィルタ回路１０へ入力され
る。
ルドの遅延処理がなされ、遅延処理済の信号６０が出力
される。信号６０は、垂直フィルタ回路１０へ入力され
る。
【００２９】垂直フィルタ回路１０へ入力された信号６
０は、垂直フィルタ回路８と同様の手順で１フィールド
前の信号に対するフィルタ係数６８に基づき決定される
垂直方向のフィルタ処理が施され、現ラインに対する信
号６４と内挿ラインに対する信号６３とが出力される。
垂直フィルタ回路１０は１フィールド前の信号に対する
フィルタであるため、その内挿ラインの信号６３は垂直
フィルタ回路８の現ラインの出力である信号６１と位相
が一致している。
０は、垂直フィルタ回路８と同様の手順で１フィールド
前の信号に対するフィルタ係数６８に基づき決定される
垂直方向のフィルタ処理が施され、現ラインに対する信
号６４と内挿ラインに対する信号６３とが出力される。
垂直フィルタ回路１０は１フィールド前の信号に対する
フィルタであるため、その内挿ラインの信号６３は垂直
フィルタ回路８の現ラインの出力である信号６１と位相
が一致している。
【００３０】最後に、信号６１と信号６３が加算器１３
で加算されて信号６５が出力され、信号６２と信号６４
が加算器１４で加算されて信号６６がそれぞれ出力され
る。
で加算されて信号６５が出力され、信号６２と信号６４
が加算器１４で加算されて信号６６がそれぞれ出力され
る。
【００３１】フィルタ回路３の出力信号５６（図２では
信号６５と信号６６）は、特殊効果回路６において入力
信号５３に従って映像が変形され、信号５７として出力
される。
信号６５と信号６６）は、特殊効果回路６において入力
信号５３に従って映像が変形され、信号５７として出力
される。
【００３２】＜第２の実施形態＞次に第２の実施形態に
ついて説明する。本実施形態は、図１における動き信号
５２を、フィルタ係数発生回路４へ入力せず、フィルタ
回路３へ入力するように変形したものである。従って変
更となるフィルタ係数発生回路４とフィルタ回路３ｂと
について、その変更点を以下に説明する。
ついて説明する。本実施形態は、図１における動き信号
５２を、フィルタ係数発生回路４へ入力せず、フィルタ
回路３へ入力するように変形したものである。従って変
更となるフィルタ係数発生回路４とフィルタ回路３ｂと
について、その変更点を以下に説明する。
【００３３】まず、フィルタ係数発生回路４において
は、動き量を考慮せずに水平、垂直共に（２）式がその
ままフィルタ係数５５として出力される。
は、動き量を考慮せずに水平、垂直共に（２）式がその
ままフィルタ係数５５として出力される。
【００３４】フィルタ回路３ｂについては図３の構成に
よって実現される。水平フィルタ回路７、記憶回路９、
垂直フィルタ回路８、垂直フィルタ回路１０については
図２で説明したのと全く同じ構成で実現される。ただ
し、垂直フィルタ回路８、垂直フィルタ回路１０に入力
されるフィルタ係数に変更があり、図２の場合には動き
量を考慮したものであったが、図３の場合には動き量を
考慮しない信号７５が入力される。
よって実現される。水平フィルタ回路７、記憶回路９、
垂直フィルタ回路８、垂直フィルタ回路１０については
図２で説明したのと全く同じ構成で実現される。ただ
し、垂直フィルタ回路８、垂直フィルタ回路１０に入力
されるフィルタ係数に変更があり、図２の場合には動き
量を考慮したものであったが、図３の場合には動き量を
考慮しない信号７５が入力される。
【００３５】垂直フィルタ回路８の現ラインの出力信号
６９と垂直フィルタ回路１０の内挿ラインの出力信号７
１は、合成回路１１において現ラインの動き信号７６に
よって合成される。即ち、動き量をＭ（０≦Ｍ≦１）と
すれば、信号６９に対して（１＋Ｍ）／２倍、信号７１
に対して（１−Ｍ）／２倍して加算して信号７３を出力
する。また、垂直フィルタ回路８の内挿ラインの出力信
号７０と垂直フィルタ回路１０の現ラインの出力信号７
３とは、合成回路１２において合成回路１１と同様にし
て動き信号７７によって合成され、信号７４として出力
される。
６９と垂直フィルタ回路１０の内挿ラインの出力信号７
１は、合成回路１１において現ラインの動き信号７６に
よって合成される。即ち、動き量をＭ（０≦Ｍ≦１）と
すれば、信号６９に対して（１＋Ｍ）／２倍、信号７１
に対して（１−Ｍ）／２倍して加算して信号７３を出力
する。また、垂直フィルタ回路８の内挿ラインの出力信
号７０と垂直フィルタ回路１０の現ラインの出力信号７
３とは、合成回路１２において合成回路１１と同様にし
て動き信号７７によって合成され、信号７４として出力
される。
【００３６】以上述ベたように、本実施形態によれば、
順次走査化の処理と折り返し歪防止のためのフィルタ処
理とを、フィルタ係数を変化させることにより同時に実
現することができる。このため、ハードウェア規模の肥
大化を抑制することが可能である。
順次走査化の処理と折り返し歪防止のためのフィルタ処
理とを、フィルタ係数を変化させることにより同時に実
現することができる。このため、ハードウェア規模の肥
大化を抑制することが可能である。
【００３７】尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施
の一例ではあるが本発明はこれに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実
施可能である。例えば、上記の実施形態においては、飛
び越し走査の映像信号を入力して縮小率値０．５の順次
走査で出力する場合を想定して説明したが、縮小率の値
は任意でよい。また、出力を飛び越し走査とする場合に
は、垂直方向のフィルタ係数を変更して通過帯域がさら
に１／２になるようにすればよい。さらに、フィルタは
水平・垂直のフィルタをカスケード接続しているが、２
次元フィルタを用いてもよい。
の一例ではあるが本発明はこれに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実
施可能である。例えば、上記の実施形態においては、飛
び越し走査の映像信号を入力して縮小率値０．５の順次
走査で出力する場合を想定して説明したが、縮小率の値
は任意でよい。また、出力を飛び越し走査とする場合に
は、垂直方向のフィルタ係数を変更して通過帯域がさら
に１／２になるようにすればよい。さらに、フィルタは
水平・垂直のフィルタをカスケード接続しているが、２
次元フィルタを用いてもよい。
【００３８】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、本発明の
映像特殊効果装置は、映像信号の動き領域を検出し、特
殊効果の種類に応じて映像信号の縮小率を発生し、所定
のフィルタ係数を発生し、フィルタ係数に応じて映像信
号に対してフィルタ処理を施す。このフィルタ処理が施
された映像信号へ特殊効果の処理を施す。よって、映像
信号の状態によりフィルタ係数を変えることにより、フ
ィルタの重複装備が不要となる。よって、ハードウェア
規模を小さくすることが可能となる。
映像特殊効果装置は、映像信号の動き領域を検出し、特
殊効果の種類に応じて映像信号の縮小率を発生し、所定
のフィルタ係数を発生し、フィルタ係数に応じて映像信
号に対してフィルタ処理を施す。このフィルタ処理が施
された映像信号へ特殊効果の処理を施す。よって、映像
信号の状態によりフィルタ係数を変えることにより、フ
ィルタの重複装備が不要となる。よって、ハードウェア
規模を小さくすることが可能となる。
【図１】本発明の映像特殊効果装置の一実施形態の基本
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図２】図１のフィルタ回路の第１の実施形態の回路構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図３】図１のフィルタ回路の第２の実施形態の回路構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図４】従来の映像特殊効果装置の基本構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
２ 動き検出回路 ３ フィルタ回路 ４ フィルタ係数発生回路 ５ 縮小率発生回路 ６ 特殊効果回路 ７ 水平フィルタ回路 ８、１０ 垂直フィルタ回路 ９ 記憶回路 １１、１２ 合成回路 １３、１４ 加算器
Claims (3)
- 【請求項１】 映像信号の動き領域を検出する動き検出
手段と、 前記映像信号へ所定の特殊効果の処理を施す特殊効果手
段と、 前記特殊効果の種類に応じて前記映像信号の縮小率を発
生する縮小率発生手段と、 前記動き領域に基づき所定のフィルタ係数を発生するフ
ィルタ係数発生手段と、 前記フィルタ係数に応じて前記映像信号に対してフィル
タ処理を施すフィルタ手段とを有し、 前記フィルタ処理が施された映像信号へ前記特殊効果の
処理を施すことを特徴とする映像特殊効果装置。 - 【請求項２】 前記フィルタ手段は、フィルタＡとフィ
ルタＢとを有して垂直フィルに構成され、前記フィルタ
Ａが前記動き領域の映像信号へフィルタ処理を施し、前
記フィルタＢが静止領域の映像信号へフィルタ処理を施
すことを特徴とする請求項１に記載の映像特殊効果装
置。 - 【請求項３】 前記映像特殊効果装置は、さらに映像信
号を合成する合成手段を有し、前記フィルタＡおよび前
記フィルタＢによりフィルタ処理されたそれぞれの映像
信号を、前記合成手段が合成することを特徴とする請求
項２に記載の映像特殊効果装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7318164A JPH09163225A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 映像特殊効果装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7318164A JPH09163225A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 映像特殊効果装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09163225A true JPH09163225A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18096194
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7318164A Pending JPH09163225A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 映像特殊効果装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09163225A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7136538B2 (en) | 2000-12-21 | 2006-11-14 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Noise reducing apparatus and noise reducing method |
-
1995
- 1995-12-06 JP JP7318164A patent/JPH09163225A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7136538B2 (en) | 2000-12-21 | 2006-11-14 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Noise reducing apparatus and noise reducing method |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990202 |