JPH09162869A - コネクション受け付け制御方法及び輻輳制御方法 - Google Patents
コネクション受け付け制御方法及び輻輳制御方法Info
- Publication number
- JPH09162869A JPH09162869A JP31551195A JP31551195A JPH09162869A JP H09162869 A JPH09162869 A JP H09162869A JP 31551195 A JP31551195 A JP 31551195A JP 31551195 A JP31551195 A JP 31551195A JP H09162869 A JPH09162869 A JP H09162869A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- call
- bandwidth
- dte
- burden
- control method
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 通信中のコールが使用している帯域量を、一
時的に制限することにより、接続要求コールにネットワ
ークリソースを割り当てて、通信を可能にする。 【解決手段】 発呼時、DTE 11a〜11xが申告
した帯域の空きがない場合、通話中コール21aの使用
帯域を削減して該申告帯域の空きを作ってDTEからの
コールを受け付ける制御を実行するための条件を予め受
益条件管理テーブル22に登録しておき、DTEが申告
した帯域の空きがない場合、接続要求コールが受益条件
を満足するコール(受益コール)であるか判断し、受益
コールでない場合には受け付けを拒否し、受益コールの
場合には、通話中コールの使用帯域を削減して申告帯域
の空きを作ってコールを受け付けて通信を行う。
時的に制限することにより、接続要求コールにネットワ
ークリソースを割り当てて、通信を可能にする。 【解決手段】 発呼時、DTE 11a〜11xが申告
した帯域の空きがない場合、通話中コール21aの使用
帯域を削減して該申告帯域の空きを作ってDTEからの
コールを受け付ける制御を実行するための条件を予め受
益条件管理テーブル22に登録しておき、DTEが申告
した帯域の空きがない場合、接続要求コールが受益条件
を満足するコール(受益コール)であるか判断し、受益
コールでない場合には受け付けを拒否し、受益コールの
場合には、通話中コールの使用帯域を削減して申告帯域
の空きを作ってコールを受け付けて通信を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATMネットワーク
におけるコネクション受け付け制御方法及び輻輳制御方
法に係わり、特に、発呼時に申告した帯域分の空きがな
い場合、通信中コールの帯域量を一時的に制限すること
により、申告したコールにネットワークリソースを割り
当てて通信を可能にするコネクション受け付け制御方法
及び輻輳となる前に一時的に廃棄防止用バッファへセル
を溜め込むことによりセル廃棄を防止する輻輳制御方法
に関する。
におけるコネクション受け付け制御方法及び輻輳制御方
法に係わり、特に、発呼時に申告した帯域分の空きがな
い場合、通信中コールの帯域量を一時的に制限すること
により、申告したコールにネットワークリソースを割り
当てて通信を可能にするコネクション受け付け制御方法
及び輻輳となる前に一時的に廃棄防止用バッファへセル
を溜め込むことによりセル廃棄を防止する輻輳制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ATMネットワークにおいて、ATM端
末はコネクション設定時に呼(コール)の所要帯域と品
質をネットワークに申告する。ネットワークは申告され
た帯域、品質を満足する資源(リソース)を確保できる
か否かで、そのコールの受付可否を判断(コネクション
受付制御:Connection Admission Control:CAC)す
る。確保できればネットワークはコールに対してコネク
ション受付を行い、通信を可能にする。一方、コールに
ネットワークのリソースを割り当てる事が不可能な場合
は、以下の方法により通信を可能としている。第1の方
法は、ATM端末が申告帯域量を減らし、再度ATMネ
ットワークに発呼し、該帯域量を割り当ててもらい、通
信可能とする方法である。第2の方法は、ATMネット
ワークにおいて、既に通信中のコールのうち、長時間使
用していないコールを検出して切断し、該コールに割り
当てていたネットワークリソースを発呼してきたコール
に割り当てて通信を可能とする方法である。又、ATM
ネットワークにおいて輻輳する場合がある。かかる輻輳
時、セルはATM交換機の出力部で破棄されるため、A
TM端末は輻輳している網に、再送依頼、又は再送した
データを送出し続ける。
末はコネクション設定時に呼(コール)の所要帯域と品
質をネットワークに申告する。ネットワークは申告され
た帯域、品質を満足する資源(リソース)を確保できる
か否かで、そのコールの受付可否を判断(コネクション
受付制御:Connection Admission Control:CAC)す
る。確保できればネットワークはコールに対してコネク
ション受付を行い、通信を可能にする。一方、コールに
ネットワークのリソースを割り当てる事が不可能な場合
は、以下の方法により通信を可能としている。第1の方
法は、ATM端末が申告帯域量を減らし、再度ATMネ
ットワークに発呼し、該帯域量を割り当ててもらい、通
信可能とする方法である。第2の方法は、ATMネット
ワークにおいて、既に通信中のコールのうち、長時間使
用していないコールを検出して切断し、該コールに割り
当てていたネットワークリソースを発呼してきたコール
に割り当てて通信を可能とする方法である。又、ATM
ネットワークにおいて輻輳する場合がある。かかる輻輳
時、セルはATM交換機の出力部で破棄されるため、A
TM端末は輻輳している網に、再送依頼、又は再送した
データを送出し続ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】CAC制御で拒否され
たコールの通信速度サービスが可変速度(VBR:Vari
able Bit Rate)サービスの場合は、従来の第1の方法に
従って帯域量を減らし、再度発呼すれば通信可能にな
る。しかし、拒否されたコールの通信速度サービスが固
定速度(CBR:Constanto Bit Rate)サービスの場合
には、該コールの帯域量を減らすことができず、第1の
方法を採用することができない。また、従来の第2の方
法では、長時間使用していないコールがないと採用でき
ない問題がある。又、ATMネットワークの輻輳時にA
TM交換機の出力部においてセル廃棄が行われるため、
セルの救済ができない問題がある。。
たコールの通信速度サービスが可変速度(VBR:Vari
able Bit Rate)サービスの場合は、従来の第1の方法に
従って帯域量を減らし、再度発呼すれば通信可能にな
る。しかし、拒否されたコールの通信速度サービスが固
定速度(CBR:Constanto Bit Rate)サービスの場合
には、該コールの帯域量を減らすことができず、第1の
方法を採用することができない。また、従来の第2の方
法では、長時間使用していないコールがないと採用でき
ない問題がある。又、ATMネットワークの輻輳時にA
TM交換機の出力部においてセル廃棄が行われるため、
セルの救済ができない問題がある。。
【0004】以上から、本発明の目的は、通信中のコー
ルが使用している帯域量を一時的に制限することによ
り、申告帯域分の空きがない場合であっても、接続要求
コール(通信速度サービスはCBRでもVBRでも可)
にネットワークリソースを割り当てて、通信を可能にす
るコネクション受け付け制御方法を提供することであ
る。本発明の別の目的は、ネットワークリソースの割当
てが不可能な場合には、ネットワークリソースの残量を
ATM端末に通知するようにしたコネクション受け付け
制御方法を提供することである。本発明の更に別の目的
は、輻輳となる前に一時的にバッファへセルを溜め込む
ことによりセルの廃棄を防止できるATMネットワーク
における輻輳制御方法を提供することである。
ルが使用している帯域量を一時的に制限することによ
り、申告帯域分の空きがない場合であっても、接続要求
コール(通信速度サービスはCBRでもVBRでも可)
にネットワークリソースを割り当てて、通信を可能にす
るコネクション受け付け制御方法を提供することであ
る。本発明の別の目的は、ネットワークリソースの割当
てが不可能な場合には、ネットワークリソースの残量を
ATM端末に通知するようにしたコネクション受け付け
制御方法を提供することである。本発明の更に別の目的
は、輻輳となる前に一時的にバッファへセルを溜め込む
ことによりセルの廃棄を防止できるATMネットワーク
における輻輳制御方法を提供することである。
【0005】
(a)第1の発明 第1の発明では、コールにより申告された帯域以上の空
き帯域がネットワークリソースに存在しない場合であっ
て該コールが受益コールのとき、通信中コールにおける
負担コール(使用帯域削減可能なコール)の帯域を削減
し、受益コールが申告した帯域分の空きを作って該受益
コールを受け付けて通信できるようにする。図1はかか
る第1の発明の原理説明図である。11a〜11xはD
TE(データ端末装置 Date Terminal Equipment)であ
り、これから通信をしようとしているコールを有するD
TE、またはATMネットワークを介し通信中のコール
を有するDTEである。これから通信をしようとしてい
る場合には、DTEはATMネットワークに対して、コ
ネクション設定要求を出す。通信中の場合は、現在の設
定帯域の増減を行う機能を有する。12はATMネット
ワーク(ATM交換機)であり、21は通信中コール管
理テーブル、22は受益条件管理テーブル、23は負担
コール管理テーブルである。
き帯域がネットワークリソースに存在しない場合であっ
て該コールが受益コールのとき、通信中コールにおける
負担コール(使用帯域削減可能なコール)の帯域を削減
し、受益コールが申告した帯域分の空きを作って該受益
コールを受け付けて通信できるようにする。図1はかか
る第1の発明の原理説明図である。11a〜11xはD
TE(データ端末装置 Date Terminal Equipment)であ
り、これから通信をしようとしているコールを有するD
TE、またはATMネットワークを介し通信中のコール
を有するDTEである。これから通信をしようとしてい
る場合には、DTEはATMネットワークに対して、コ
ネクション設定要求を出す。通信中の場合は、現在の設
定帯域の増減を行う機能を有する。12はATMネット
ワーク(ATM交換機)であり、21は通信中コール管
理テーブル、22は受益条件管理テーブル、23は負担
コール管理テーブルである。
【0006】通信中コール管理テーブル21は、通信中
コール(通信中DTE)21a毎に属性21b、コネク
ション設定時の割り当て帯域21c、割り当て帯域の合
計21d、残り帯域(残量)等を管理するテーブルであ
る。残量21eは申告された帯域を接続要求コールに割
り当てられるか、ATM交換機12が確認するために使
用する。例えば、接続要求コールからの申告速度が64kb
psで、ネットワークソースの残量が64kbps以上であれ
ば、ATM交換機12はコールに対して帯域を割り当て
られる事を確認でき、ネットワークリソースの残量が64
kbps未満であれば、コールに対して申告帯域を割り当て
られない事を確認できる。
コール(通信中DTE)21a毎に属性21b、コネク
ション設定時の割り当て帯域21c、割り当て帯域の合
計21d、残り帯域(残量)等を管理するテーブルであ
る。残量21eは申告された帯域を接続要求コールに割
り当てられるか、ATM交換機12が確認するために使
用する。例えば、接続要求コールからの申告速度が64kb
psで、ネットワークソースの残量が64kbps以上であれ
ば、ATM交換機12はコールに対して帯域を割り当て
られる事を確認でき、ネットワークリソースの残量が64
kbps未満であれば、コールに対して申告帯域を割り当て
られない事を確認できる。
【0007】受益条件管理テーブル22は、ネットワー
クリソースの残量21eがコールの申告値に満たない場
合、該コールが本発明方式による帯域割り当ての対象と
なるコール(受益コール)かを確認するためのテーブル
であり、受益コールとなるための属性(条件)22a、
例えば、発呼したDTEが特別の発DTE番号を有して
いるか、あるいは、相手先が特別の着DTE番号を有し
ているか等の条件を記憶する。受益条件を満たせば、本
発明方式による帯域割当ての対象コール(受益コール)
となり、条件を満たさない場合は、本発明方式による帯
域割り当ての対象外となる。また、DTE番号を予め受
益条件管理テーブル22に登録しておけば、優先的に本
発明方式による帯域割り当てを受けられる対象となる。
クリソースの残量21eがコールの申告値に満たない場
合、該コールが本発明方式による帯域割り当ての対象と
なるコール(受益コール)かを確認するためのテーブル
であり、受益コールとなるための属性(条件)22a、
例えば、発呼したDTEが特別の発DTE番号を有して
いるか、あるいは、相手先が特別の着DTE番号を有し
ているか等の条件を記憶する。受益条件を満たせば、本
発明方式による帯域割当ての対象コール(受益コール)
となり、条件を満たさない場合は、本発明方式による帯
域割り当ての対象外となる。また、DTE番号を予め受
益条件管理テーブル22に登録しておけば、優先的に本
発明方式による帯域割り当てを受けられる対象となる。
【0008】負担コール管理テーブル23は通信中コー
ルの帯域再割り当て(帯域を狭める)をしてもよいコール
(負担コール)を示すテーブルであり、負担コール23
a毎に、属性23b、削減可能帯域23c、現在の削減
帯域23d、削減可能帯域の合計23e、現在の削減帯
域の合計23fを保持している。ATM交換機12は、
接続要求コールの申告帯域分の空き帯域がない場合であ
っても、該コールが受益コールであれば負担コール管理
テーブル23より削減可能な帯域の合計23eから現在
の削減帯域の合計23fを差し引いた残りの帯域量を求
め、該残りの帯域量≧(コールの申告帯域−空き帯域)
であれば、受益コールに対する帯域割り当てが可能であ
ると判断し、該受益コール(接続要求コール)を受け付
けて通信可能とする。
ルの帯域再割り当て(帯域を狭める)をしてもよいコール
(負担コール)を示すテーブルであり、負担コール23
a毎に、属性23b、削減可能帯域23c、現在の削減
帯域23d、削減可能帯域の合計23e、現在の削減帯
域の合計23fを保持している。ATM交換機12は、
接続要求コールの申告帯域分の空き帯域がない場合であ
っても、該コールが受益コールであれば負担コール管理
テーブル23より削減可能な帯域の合計23eから現在
の削減帯域の合計23fを差し引いた残りの帯域量を求
め、該残りの帯域量≧(コールの申告帯域−空き帯域)
であれば、受益コールに対する帯域割り当てが可能であ
ると判断し、該受益コール(接続要求コール)を受け付
けて通信可能とする。
【0009】これから通信をしようとしているコールを
有するDTEは、コネクション受け付けや帯域割り当て
のやり取りをATM交換機12と行う。ATM交換機1
2はDTEより呼受け付け要求があると、通信中コール
管理テーブル21における残量21eを参照してDTE
から申告された帯域に相当する空き帯域が存在するか調
べ、空き帯域が存在する場合には該コールを受け付けて
通信可能にする。しかし、申告された帯域に相当する空
き帯域が存在しない場合には、接続要求コールが受益コ
ールかどうかを受益条件管理テーブル22を参照して調
べ、受益コールでない場合にはコネクション受け付けを
拒否する。しかし、受益コールの場合には、負担コール
管理テーブル23を参照し、削減可能な帯域の合計から
現在の削減帯域の合計を差し引いた残りの帯域量を求
め、該残りの帯域量≧(コールの申告帯域−空き帯域)
か調べ、残りの帯域量≧(コールの申告帯域−空き帯
域)の場合には受益コールに対する帯域割り当てが可能
であると判断し、該受益コールを受け付けて通信可能と
する。しかし、残りの帯域量<(コールの申告帯域−空
き帯域)の場合には、コールの受け付けを拒否する。
尚、コールの受付を拒否する場合、ネットワークリソー
スの残量を通知する。ATM交換機12は帯域を削減し
たDTEに、帯域再割り当ての通知を行いDTEは再割
当ての帯域に基づいてデータを送出する。又、ATM交
換機12は、帯域に十分の空きができれば帯域を削減し
たDTEに帯域を元に戻す通知を行い、該DTEは元の
帯域に基づいてデータを送出する。
有するDTEは、コネクション受け付けや帯域割り当て
のやり取りをATM交換機12と行う。ATM交換機1
2はDTEより呼受け付け要求があると、通信中コール
管理テーブル21における残量21eを参照してDTE
から申告された帯域に相当する空き帯域が存在するか調
べ、空き帯域が存在する場合には該コールを受け付けて
通信可能にする。しかし、申告された帯域に相当する空
き帯域が存在しない場合には、接続要求コールが受益コ
ールかどうかを受益条件管理テーブル22を参照して調
べ、受益コールでない場合にはコネクション受け付けを
拒否する。しかし、受益コールの場合には、負担コール
管理テーブル23を参照し、削減可能な帯域の合計から
現在の削減帯域の合計を差し引いた残りの帯域量を求
め、該残りの帯域量≧(コールの申告帯域−空き帯域)
か調べ、残りの帯域量≧(コールの申告帯域−空き帯
域)の場合には受益コールに対する帯域割り当てが可能
であると判断し、該受益コールを受け付けて通信可能と
する。しかし、残りの帯域量<(コールの申告帯域−空
き帯域)の場合には、コールの受け付けを拒否する。
尚、コールの受付を拒否する場合、ネットワークリソー
スの残量を通知する。ATM交換機12は帯域を削減し
たDTEに、帯域再割り当ての通知を行いDTEは再割
当ての帯域に基づいてデータを送出する。又、ATM交
換機12は、帯域に十分の空きができれば帯域を削減し
たDTEに帯域を元に戻す通知を行い、該DTEは元の
帯域に基づいてデータを送出する。
【0010】第1の発明によれば、受益条件管理テーブ
ルに登録している条件に当てはまるコール(受益コー
ル)であれば、通信中のコール(負担コール)の帯域を
一時的に削減する事によって得られたリソース(帯域)
を、申告した受益コールに割り当てる事により、通信を
必須とする受益コールを受け付けて通信を可能にでき、
ATMネットワークにおいてより多くのコールの通信が
可能となる。例えば、警察署、消防署等への重要なコー
ル、あるいは、警察署、消防署等から他への重要なコー
ルを拒否することなく受け付けて通信を行うことができ
る。
ルに登録している条件に当てはまるコール(受益コー
ル)であれば、通信中のコール(負担コール)の帯域を
一時的に削減する事によって得られたリソース(帯域)
を、申告した受益コールに割り当てる事により、通信を
必須とする受益コールを受け付けて通信を可能にでき、
ATMネットワークにおいてより多くのコールの通信が
可能となる。例えば、警察署、消防署等への重要なコー
ル、あるいは、警察署、消防署等から他への重要なコー
ルを拒否することなく受け付けて通信を行うことができ
る。
【0011】又、通話中コールのうち帯域削減可能なコ
ール(負担コール)の帯域を削減した場合には該負担コ
ールの課金を安くし、且つ、受益コールの課金を割り増
すことにより、本発明のコネクション受け付け制御方法
がより効果的に実施できるようになる。すなわち、多少
通信が遅くなっても料金が安くなれば良いというユー
ザ、料金が高くなっても待つことなく迅速に相手と通信
したいユーザが必ずいるものであり、かかるユーザから
のコールを負担コールとして登録し、かつ、受益コール
となる条件を登録しておくことにより、本発明のコネク
ション受け付け制御方法をより効果的に実施することが
できる。又、第1の発明によれば、帯域の割り当てを拒
否する場合でも、ネットワークリソース(帯域)の残量
を発呼端末(DTE)に通知することができ、該通知に
よりトラヒック状態になっていることを発呼者は容易に
認識することができる。又、コールの受付が拒否された
DTEは再度コールする場合、輻輳状態の度合いを考慮
して発呼することができ、再度のコールが受け付けられ
る可能性を向上させることができる。
ール(負担コール)の帯域を削減した場合には該負担コ
ールの課金を安くし、且つ、受益コールの課金を割り増
すことにより、本発明のコネクション受け付け制御方法
がより効果的に実施できるようになる。すなわち、多少
通信が遅くなっても料金が安くなれば良いというユー
ザ、料金が高くなっても待つことなく迅速に相手と通信
したいユーザが必ずいるものであり、かかるユーザから
のコールを負担コールとして登録し、かつ、受益コール
となる条件を登録しておくことにより、本発明のコネク
ション受け付け制御方法をより効果的に実施することが
できる。又、第1の発明によれば、帯域の割り当てを拒
否する場合でも、ネットワークリソース(帯域)の残量
を発呼端末(DTE)に通知することができ、該通知に
よりトラヒック状態になっていることを発呼者は容易に
認識することができる。又、コールの受付が拒否された
DTEは再度コールする場合、輻輳状態の度合いを考慮
して発呼することができ、再度のコールが受け付けられ
る可能性を向上させることができる。
【0012】(b)第2の発明 第2の発明では、輻輳状態を検出したとき、セルを廃棄
防止用バッファに格納しておき、輻輳状態が解除した時
にセルを該バッファから読出して送出する。図2はかか
る第2の発明の原理説明図である。11a〜11dはD
TE(データ端末装置 Date Terminal Equipment)であ
り、これから通信をしようとしているコールあるいはA
TMネットワークを介し通信中のコールを有している。
12はATM交換機、13は輻輳防止装置である。
防止用バッファに格納しておき、輻輳状態が解除した時
にセルを該バッファから読出して送出する。図2はかか
る第2の発明の原理説明図である。11a〜11dはD
TE(データ端末装置 Date Terminal Equipment)であ
り、これから通信をしようとしているコールあるいはA
TMネットワークを介し通信中のコールを有している。
12はATM交換機、13は輻輳防止装置である。
【0013】ATM交換機12において、31はコール
のセル流量を監視する流量監視部、32はATMスイッ
チ、33はFIFOバッファ等で構成された出力部であ
り、ATMスイッチから出力されるセルを順次記憶する
と共に到来順に出力するもの、34は回線制御部であ
る。流量監視部31は、出力部33のバッファに蓄積
されているセル量に基づいて、輻輳状態になったか監視
し、輻輳状態になったときセルの廃棄を防止するため
に、セルのGFCエリアに輻輳規制情報を書き込んでな
る制御セルを輻輳防止装置13に送出し、DTEより到
来するセルを廃棄防止用バッファに記憶させる機能、
輻輳状態から正常の状態に戻ったか監視し、輻輳状態で
なくなったとき、セルのGFCエリアに輻輳解除情報を
書き込んでなる制御セルを輻輳防止装置13に送出し、
廃棄防止用バッファに蓄えられているセルを読出してネ
ットワークに送信させる機能を有している。
のセル流量を監視する流量監視部、32はATMスイッ
チ、33はFIFOバッファ等で構成された出力部であ
り、ATMスイッチから出力されるセルを順次記憶する
と共に到来順に出力するもの、34は回線制御部であ
る。流量監視部31は、出力部33のバッファに蓄積
されているセル量に基づいて、輻輳状態になったか監視
し、輻輳状態になったときセルの廃棄を防止するため
に、セルのGFCエリアに輻輳規制情報を書き込んでな
る制御セルを輻輳防止装置13に送出し、DTEより到
来するセルを廃棄防止用バッファに記憶させる機能、
輻輳状態から正常の状態に戻ったか監視し、輻輳状態で
なくなったとき、セルのGFCエリアに輻輳解除情報を
書き込んでなる制御セルを輻輳防止装置13に送出し、
廃棄防止用バッファに蓄えられているセルを読出してネ
ットワークに送信させる機能を有している。
【0014】輻輳防止装置13において、41は輻輳防
止制御部、42はバッファ制御部、43は廃棄防止用バ
ッファ、44a〜44dは回線制御部、45a〜45d
は回線切替用のスイッチである。輻輳防止制御部41
は、ATMスイッチ側から到来するセルのGFCエリア
を参照し、DTEから到来するセルの廃棄防止用バッフ
ァ43への書き込み指示、該バッファからの読み出し指
示、スイッチ45a〜45dへの回線切り替え指示、セ
ルの廃棄を行う機能を有している。すなわち、輻輳防止
制御部41はATMスイッチ側から到来する制御セルの
GFCエリアを参照し、輻輳規制情報が書き込まれてい
る場合には、所定のスイッチ45a〜45dを制御して
回線を通常のATMスイッチ側からバッファ側へ切り換
えると共に、バッファ制御部42にセルのバッファリン
グを指示する。
止制御部、42はバッファ制御部、43は廃棄防止用バ
ッファ、44a〜44dは回線制御部、45a〜45d
は回線切替用のスイッチである。輻輳防止制御部41
は、ATMスイッチ側から到来するセルのGFCエリア
を参照し、DTEから到来するセルの廃棄防止用バッフ
ァ43への書き込み指示、該バッファからの読み出し指
示、スイッチ45a〜45dへの回線切り替え指示、セ
ルの廃棄を行う機能を有している。すなわち、輻輳防止
制御部41はATMスイッチ側から到来する制御セルの
GFCエリアを参照し、輻輳規制情報が書き込まれてい
る場合には、所定のスイッチ45a〜45dを制御して
回線を通常のATMスイッチ側からバッファ側へ切り換
えると共に、バッファ制御部42にセルのバッファリン
グを指示する。
【0015】これにより、バッファ制御部42はDTE
より到来するセルを廃棄防止用バッファ43に一時的に
格納する。又、輻輳防止制御部41はATMスイッチ側
から到来する制御セルのGFCエリアを参照し、輻輳解
除情報が書き込まれている場合には、バッファ制御部4
2にセルの読出を指示する。これにより、バッファ制御
部42は廃棄防止用バッファ43に格納されているセル
を読出してATMスイッチ側に送出し、しかる後、スイ
ッチをバッファ側から通常のATMスイッチ側に切り替
え、DTEから到来するセルをATMスイッチに送出さ
れる。以上のように、第2の発明によれば、輻輳となる
前に一時的に廃棄防止用バッファにセルを溜めることに
より、セル廃棄を防止することができ、効率のよい通信
が可能となる。
より到来するセルを廃棄防止用バッファ43に一時的に
格納する。又、輻輳防止制御部41はATMスイッチ側
から到来する制御セルのGFCエリアを参照し、輻輳解
除情報が書き込まれている場合には、バッファ制御部4
2にセルの読出を指示する。これにより、バッファ制御
部42は廃棄防止用バッファ43に格納されているセル
を読出してATMスイッチ側に送出し、しかる後、スイ
ッチをバッファ側から通常のATMスイッチ側に切り替
え、DTEから到来するセルをATMスイッチに送出さ
れる。以上のように、第2の発明によれば、輻輳となる
前に一時的に廃棄防止用バッファにセルを溜めることに
より、セル廃棄を防止することができ、効率のよい通信
が可能となる。
【0016】
(A)本発明の第1実施例 (a)概略 第1実施例は、発呼時にDTEより申告された帯域以上
の空き帯域がネットワークリソースに存在しない場合、
DTEから受け付け要求されたコール(接続要求コー
ル)が受益コールのとき、通信中コールにおける負担コ
ール(使用帯域削減可能なコール)の帯域を削減し、受
益コールが申告した帯域分の空きを作って該受益コール
を受け付けて通信できるようにするものである。すなわ
ち、第1実施例では、ATMネットワーク(ATM交換
機)が各コールを受益コール(ネットワークリソースを
優先的に割り与えられるコール)、負担コール(ネット
ワークリソースを一時的に制限されることを容認したコ
ール)として管理することにより、受益コールに優先的
にネットワークリソースを割り当てる。
の空き帯域がネットワークリソースに存在しない場合、
DTEから受け付け要求されたコール(接続要求コー
ル)が受益コールのとき、通信中コールにおける負担コ
ール(使用帯域削減可能なコール)の帯域を削減し、受
益コールが申告した帯域分の空きを作って該受益コール
を受け付けて通信できるようにするものである。すなわ
ち、第1実施例では、ATMネットワーク(ATM交換
機)が各コールを受益コール(ネットワークリソースを
優先的に割り与えられるコール)、負担コール(ネット
ワークリソースを一時的に制限されることを容認したコ
ール)として管理することにより、受益コールに優先的
にネットワークリソースを割り当てる。
【0017】(b)全体の構成 (b-1) 概略構成 図3は本発明の第1実施例における通信システムの全体
の構成図である。図中、11a〜11yはDTE(デー
タ端末装置 Date Terminal Equipment)であり、DTE
11a〜11c,DTE11x〜11yは共に通信状態
にあり、64kbpsの帯域が割り当てられて通信を行ってい
る。12はATM交換機であり、通信中コール管理テー
ブル21、受益条件管理テーブル22、負担コール管理
テーブル23、課金記録テーブル24を備えている。
の構成図である。図中、11a〜11yはDTE(デー
タ端末装置 Date Terminal Equipment)であり、DTE
11a〜11c,DTE11x〜11yは共に通信状態
にあり、64kbpsの帯域が割り当てられて通信を行ってい
る。12はATM交換機であり、通信中コール管理テー
ブル21、受益条件管理テーブル22、負担コール管理
テーブル23、課金記録テーブル24を備えている。
【0018】(b-2) 通信中コール管理テーブル 通信中コール管理テーブル21は、図4に示すように、
通信中のコール(通信中DTE)21aに対応させて
属性21b、コネクション設定時の割り当て帯域21
c、割り当て帯域の合計21d、残り帯域(残量)
21e、発DTEアドレス21f、発VPI/VC
I21g等を管理する。属性21bとしては、サービス
クラス(対話型サービス、検索型サービス、メッセージ
型サービス等の別)21b-1、情報転送能力21b-2、着信課
金の別21b-3、トラヒックタイプ((CBR,VBRの
別)21b-4などがある。設定帯域21cには、各コールが
通信で使用中の帯域をピーク速度で設定してある。残り
帯域21eはネットワークのもつ帯域リソースの合計値
(最大割り当て可能帯域)から通信中の設定帯域の合計
21dを引いた値であり、コネクション受付時の申告帯
域と比較して通信の可否を判断する為に使用する。例え
ば、DTEからの申告速度が64kbpsの場合、ネッ
トワークリソースの残量が64kbps以上であれば、
ATM交換機12はコールに対して帯域を割り当てられ
る事を確認でき、ネットワークリソースの残量が64k
bps未満であれば、コールに対して申告帯域を割り当
てられない事を確認できる。以後の説明では、簡単のた
めの、通信中コール管理テーブル21は、最左欄のコー
ル(A)〜(Y)で各コールを識別することとし、DT
Eアドレス、VPI、VCI、属性等は省略して説明す
る。
通信中のコール(通信中DTE)21aに対応させて
属性21b、コネクション設定時の割り当て帯域21
c、割り当て帯域の合計21d、残り帯域(残量)
21e、発DTEアドレス21f、発VPI/VC
I21g等を管理する。属性21bとしては、サービス
クラス(対話型サービス、検索型サービス、メッセージ
型サービス等の別)21b-1、情報転送能力21b-2、着信課
金の別21b-3、トラヒックタイプ((CBR,VBRの
別)21b-4などがある。設定帯域21cには、各コールが
通信で使用中の帯域をピーク速度で設定してある。残り
帯域21eはネットワークのもつ帯域リソースの合計値
(最大割り当て可能帯域)から通信中の設定帯域の合計
21dを引いた値であり、コネクション受付時の申告帯
域と比較して通信の可否を判断する為に使用する。例え
ば、DTEからの申告速度が64kbpsの場合、ネッ
トワークリソースの残量が64kbps以上であれば、
ATM交換機12はコールに対して帯域を割り当てられ
る事を確認でき、ネットワークリソースの残量が64k
bps未満であれば、コールに対して申告帯域を割り当
てられない事を確認できる。以後の説明では、簡単のた
めの、通信中コール管理テーブル21は、最左欄のコー
ル(A)〜(Y)で各コールを識別することとし、DT
Eアドレス、VPI、VCI、属性等は省略して説明す
る。
【0019】(b-3) 受益条件管理テーブル 受益条件管理テーブル22は、ネットワークリソースの
残量21eが接続要求コールの申告値に満たない場合、
該コールが本発明方式による帯域割り当て(概略参照)
の対象となるコール(受益コール)かを確認するための
テーブルであり、図5に示すように、受益コールとなる
ための属性(条件)22aを記憶する。条件としては、
例えば、発呼したDTEが特別の発DTE番号を有し
ているか(条件22a-1)、あるいは、相手先が特別の
着DTE番号を有しているか(条件22a-2)、接続要
求コールが「情報転送能力がビデオで、トラヒックタイ
プがCBRである」(条件22a-3)等の条件を記憶する。
尚、条件22a-1、22a-2として複数の発DTE番号、着D
TE番号を受益条件管理テーブル22に記憶できる。
残量21eが接続要求コールの申告値に満たない場合、
該コールが本発明方式による帯域割り当て(概略参照)
の対象となるコール(受益コール)かを確認するための
テーブルであり、図5に示すように、受益コールとなる
ための属性(条件)22aを記憶する。条件としては、
例えば、発呼したDTEが特別の発DTE番号を有し
ているか(条件22a-1)、あるいは、相手先が特別の
着DTE番号を有しているか(条件22a-2)、接続要
求コールが「情報転送能力がビデオで、トラヒックタイ
プがCBRである」(条件22a-3)等の条件を記憶する。
尚、条件22a-1、22a-2として複数の発DTE番号、着D
TE番号を受益条件管理テーブル22に記憶できる。
【0020】上記受益条件の1つを満たせば、本発明方
式による帯域割当ての対象コール(受益コール)とな
り、条件を満たさない場合は、本発明方式による帯域割
り当ての対象外となる。また、DTE番号を予め受益条
件管理テーブル22に登録しておけば、優先的に本発明
方式による帯域割り当てを受けられる対象となる。ま
た、発呼時に接続要求コールが受益コールとなることを
申告することもできる。なお、受益条件管理テーブルを
使用せず、発呼してきたコール全てに対して、受益コー
ルとなる権限を与えることも可能である。しかし、それ
では、ネットワークの帯域リソースに余剰がなくなって
から後に発呼してくるコールがある度に、通信中の負担
コールから帯域が削減されていき、ついには、負担コー
ルの割当て可能帯域さえも無くなってしまうことにな
る。この時、本当に受益コールとなるべきコール(例え
ば、119番通報など)は、通信できなくなってしまう
ことになる。よって、以下の説明では、受益条件管理テ
ーブルを用いる前提で説明する。また、図5の受益条件
管理テーブル22はネットワークに事前に登録する。例
えば、ATMネットワークに収容されたDTE端末から
の指示により受益条件を登録、削除、変更し、あるい
は、ATM交換機の制御部と送受信可能な外部端末(例
えば保守コンソール等)より直接、登録、削除、変更す
る。
式による帯域割当ての対象コール(受益コール)とな
り、条件を満たさない場合は、本発明方式による帯域割
り当ての対象外となる。また、DTE番号を予め受益条
件管理テーブル22に登録しておけば、優先的に本発明
方式による帯域割り当てを受けられる対象となる。ま
た、発呼時に接続要求コールが受益コールとなることを
申告することもできる。なお、受益条件管理テーブルを
使用せず、発呼してきたコール全てに対して、受益コー
ルとなる権限を与えることも可能である。しかし、それ
では、ネットワークの帯域リソースに余剰がなくなって
から後に発呼してくるコールがある度に、通信中の負担
コールから帯域が削減されていき、ついには、負担コー
ルの割当て可能帯域さえも無くなってしまうことにな
る。この時、本当に受益コールとなるべきコール(例え
ば、119番通報など)は、通信できなくなってしまう
ことになる。よって、以下の説明では、受益条件管理テ
ーブルを用いる前提で説明する。また、図5の受益条件
管理テーブル22はネットワークに事前に登録する。例
えば、ATMネットワークに収容されたDTE端末から
の指示により受益条件を登録、削除、変更し、あるい
は、ATM交換機の制御部と送受信可能な外部端末(例
えば保守コンソール等)より直接、登録、削除、変更す
る。
【0021】(b-4) 負担コール管理テーブル 負担コール管理テーブル23は帯域再割り当て(帯域を
狭める)をしてもよい通信中コール(負担コール)を示
すテーブルであり、各負担コールについて、帯域を削減
されてもよいコールの条件と、負担する帯域と、現在の
負担帯域の状況を管理する。負担コール管理テーブル2
3への登録は、発呼時に登録する方法と、DTEがネッ
トワークと契約(登録)する時に行う方法がある。図6
は発呼時に負担コールとなることを登録する場合の負担
コール管理テーブル23の構成図であり、負担コール2
3a毎に、発DTEアドレス23g、発VPI/VCI
23h、削減可能帯域23c、現在の削減帯域23
d、削減可能帯域の合計23e、現在の削減帯域の合計
23fを保持している。
狭める)をしてもよい通信中コール(負担コール)を示
すテーブルであり、各負担コールについて、帯域を削減
されてもよいコールの条件と、負担する帯域と、現在の
負担帯域の状況を管理する。負担コール管理テーブル2
3への登録は、発呼時に登録する方法と、DTEがネッ
トワークと契約(登録)する時に行う方法がある。図6
は発呼時に負担コールとなることを登録する場合の負担
コール管理テーブル23の構成図であり、負担コール2
3a毎に、発DTEアドレス23g、発VPI/VCI
23h、削減可能帯域23c、現在の削減帯域23
d、削減可能帯域の合計23e、現在の削減帯域の合計
23fを保持している。
【0022】発呼時に負担コールとなることを登録する
には、相手接続要求時に、負担コールとなることをネッ
トワーク(ATM交換機)12に通知する。ネットワー
クは接続要求コールのコネクションを受け付け、相手D
TEとの通信が可能であれば、該コールを負担コールと
して負担コール管理テーブル23に登録する。以後、こ
の負担コール管理テーブル23に登録されている間(該
当コールが通信中の間)は、負担コールとして受益コー
ルのために帯域を削減されることになる。また、負担コ
ールの通信が終わると、負担コール管理テーブル23か
ら削減される。つまり、現在、負担コール管理テーブル
23に登録されているコールはすべて受益コールのため
に帯域を負担できることになる。なお、負担コール管理
テーブル23への登録は、発呼時に登録する方法の他
に、DTEから登録のみのためのセルを送出して登録す
ることもできる。
には、相手接続要求時に、負担コールとなることをネッ
トワーク(ATM交換機)12に通知する。ネットワー
クは接続要求コールのコネクションを受け付け、相手D
TEとの通信が可能であれば、該コールを負担コールと
して負担コール管理テーブル23に登録する。以後、こ
の負担コール管理テーブル23に登録されている間(該
当コールが通信中の間)は、負担コールとして受益コー
ルのために帯域を削減されることになる。また、負担コ
ールの通信が終わると、負担コール管理テーブル23か
ら削減される。つまり、現在、負担コール管理テーブル
23に登録されているコールはすべて受益コールのため
に帯域を負担できることになる。なお、負担コール管理
テーブル23への登録は、発呼時に登録する方法の他
に、DTEから登録のみのためのセルを送出して登録す
ることもできる。
【0023】図7は、ネットワークと契約(登録)する
時に負担コールとなることを登録する場合の負担コール
管理テーブル23の構成図である。DTEアドレス23
gに対応させて、属性23b、削減可能帯域23c、現
在の削減帯域23d、削減可能帯域の合計23e、現在
の削減帯域の合計23f、削減可/不可23iを保持し
ている。属性23bとしては、サービスクラス(対話型
サービス、検索型サービス、メッセージ型サービス等の
別)23b-1、情報転送能力23b-2、着信課金の別23b-3、
トラヒックタイプ(CBR,VBRの別)23b-4などがあ
る。ネットワーク契約時に負担コールとなること、及び
負担時の条件を登録して構成された負担コール管理テー
ブルの場合には、発呼時にDTEは負担コールとなるこ
とをATM交換機12に通知しなくてもよい。その代わ
り、発呼時、ATM交換機12は必ず負担コール管理テ
ーブル23を検索し、発呼してきたコールのDTEアド
レスや属性条件が負担コール管理テーブル23に登録し
てある条件と合致するかどうかを検査する。合致した場
合、削減可能可否の欄23iを非から可に変更する。こ
れにより、はじめてそのコールが負担コールとなり、そ
のコールの帯域を受益コールへ分け与えることができ
る。よって、削減可能帯域の合計値23eは、図6の場
合と異なり、削減可否で可となっている呼のみの合計値
となる。
時に負担コールとなることを登録する場合の負担コール
管理テーブル23の構成図である。DTEアドレス23
gに対応させて、属性23b、削減可能帯域23c、現
在の削減帯域23d、削減可能帯域の合計23e、現在
の削減帯域の合計23f、削減可/不可23iを保持し
ている。属性23bとしては、サービスクラス(対話型
サービス、検索型サービス、メッセージ型サービス等の
別)23b-1、情報転送能力23b-2、着信課金の別23b-3、
トラヒックタイプ(CBR,VBRの別)23b-4などがあ
る。ネットワーク契約時に負担コールとなること、及び
負担時の条件を登録して構成された負担コール管理テー
ブルの場合には、発呼時にDTEは負担コールとなるこ
とをATM交換機12に通知しなくてもよい。その代わ
り、発呼時、ATM交換機12は必ず負担コール管理テ
ーブル23を検索し、発呼してきたコールのDTEアド
レスや属性条件が負担コール管理テーブル23に登録し
てある条件と合致するかどうかを検査する。合致した場
合、削減可能可否の欄23iを非から可に変更する。こ
れにより、はじめてそのコールが負担コールとなり、そ
のコールの帯域を受益コールへ分け与えることができ
る。よって、削減可能帯域の合計値23eは、図6の場
合と異なり、削減可否で可となっている呼のみの合計値
となる。
【0024】図7の負担コール管理テーブル23では、
登録されているコールがすべて、帯域を負担できるわけ
ではない。現在通信中でないコールがあったり、通信中
であっても負担時の条件に合致しない場合があるからで
ある。図7の負担コール管理テーブル23はネットワー
クに事前に登録する。例えば、ATMネットワークに収
容された各DTE端末からの指示により負担コールの登
録、削除、変更し、あるいは、ATM交換機の制御部と
送受信可能な外部端末(例えば保守コンソール等)より
直接、負担コールの登録、削除、変更する。
登録されているコールがすべて、帯域を負担できるわけ
ではない。現在通信中でないコールがあったり、通信中
であっても負担時の条件に合致しない場合があるからで
ある。図7の負担コール管理テーブル23はネットワー
クに事前に登録する。例えば、ATMネットワークに収
容された各DTE端末からの指示により負担コールの登
録、削除、変更し、あるいは、ATM交換機の制御部と
送受信可能な外部端末(例えば保守コンソール等)より
直接、負担コールの登録、削除、変更する。
【0025】受益条件管理テーブル22やネットワーク
契約時に登録する負担コール管理テーブル23をそれぞ
れ複数面(例えば2面)用意し、時間帯によって切り換
えて使用する方法もある。以下にその方法を説明する。
例えば、08:00〜18:59までは、第1の負担コール管理テ
ーブル(ネットワーク契約時登録)から負担コールを選
択し、第1の受益条件管理テーブルに基づいて受益コー
ルとなりうるコールかを判断する。また19:00〜07:59ま
では、第2の負担コール管理テーブル(ネットワーク契
約時登録)から負担コールを選択し、第2の受益条件管
理テーブルに基づいて受益コールとなりうるコールかを
判断する。これにより、夜中の通信の利用に関しては、
負担コールとして登録しておきたいが、日中は、負担コ
ールとして帯域を削減されたくないDTEや、受益コー
ルとなる権利を有するのは、日中だけであり、夜中は、
特に受益コールの権限をもたなくてもいいようなDTE
に対して、柔軟な条件設定を行うことができる。
契約時に登録する負担コール管理テーブル23をそれぞ
れ複数面(例えば2面)用意し、時間帯によって切り換
えて使用する方法もある。以下にその方法を説明する。
例えば、08:00〜18:59までは、第1の負担コール管理テ
ーブル(ネットワーク契約時登録)から負担コールを選
択し、第1の受益条件管理テーブルに基づいて受益コー
ルとなりうるコールかを判断する。また19:00〜07:59ま
では、第2の負担コール管理テーブル(ネットワーク契
約時登録)から負担コールを選択し、第2の受益条件管
理テーブルに基づいて受益コールとなりうるコールかを
判断する。これにより、夜中の通信の利用に関しては、
負担コールとして登録しておきたいが、日中は、負担コ
ールとして帯域を削減されたくないDTEや、受益コー
ルとなる権利を有するのは、日中だけであり、夜中は、
特に受益コールの権限をもたなくてもいいようなDTE
に対して、柔軟な条件設定を行うことができる。
【0026】尚、以後の説明では、負担コール管理テー
ブル23は図6に示す構成を備えているものとして説明
する。ただし、簡単のため、テーブルは、最左欄のコー
ル(B)、(C)、・・・(X),(Y)で各コールを
識別することとし、DTEアドレス、VPI、VCI、
属性等は省略する。また、受益条件管理テーブル22、
負担コール管理テーブル23は、各々1つだけであるこ
ととして説明する。今、図4の通信中管理テーブル21
(図8に主要部を示す)、図6の負担コール管理テーブ
ル23(図9に主要部を示す)に示すように、ATMネ
ットワークには、通信状態のコールとして、DTE
(A)のコール(A)、DTE(B)のコール(B)、
DTE(C)のコール(C)・・・DTE(X)のコー
ル(X)、DTE(Y)のコール(Y)があり、このう
ち、コール(B),(X),(Y)が負担コールであ
り、ネットワークの帯域リソースは残り16kbps、負担可
能帯域は96kbpsの状態にある。
ブル23は図6に示す構成を備えているものとして説明
する。ただし、簡単のため、テーブルは、最左欄のコー
ル(B)、(C)、・・・(X),(Y)で各コールを
識別することとし、DTEアドレス、VPI、VCI、
属性等は省略する。また、受益条件管理テーブル22、
負担コール管理テーブル23は、各々1つだけであるこ
ととして説明する。今、図4の通信中管理テーブル21
(図8に主要部を示す)、図6の負担コール管理テーブ
ル23(図9に主要部を示す)に示すように、ATMネ
ットワークには、通信状態のコールとして、DTE
(A)のコール(A)、DTE(B)のコール(B)、
DTE(C)のコール(C)・・・DTE(X)のコー
ル(X)、DTE(Y)のコール(Y)があり、このう
ち、コール(B),(X),(Y)が負担コールであ
り、ネットワークの帯域リソースは残り16kbps、負担可
能帯域は96kbpsの状態にある。
【0027】かかる状態において、所定のDTEよりコ
ール接続要求があると、ATM交換機12は、該DT
Eより申告された帯域以上の空き帯域がネットワークリ
ソースに存在するかチェックし、存在しない場合に
は、DTEから受け付け要求されたコールが受益コール
であるか受益条件管理テーブル22を参照して調べ、
受益コールの場合には、負担コール管理テーブル23を
参照して削減可能な帯域の合計から現在の削減帯域の合
計を差し引いた残りの帯域量96kbpsを求め、該残りの
帯域量≧(受益コールの申告帯域−空き帯域)であれ
ば、受益コールに対する帯域割り当てが可能であると判
断し、負担コールより帯域を削減して受益コールが申
告した帯域分の空きを作って該受益コールを受け付けて
通信可能とする。
ール接続要求があると、ATM交換機12は、該DT
Eより申告された帯域以上の空き帯域がネットワークリ
ソースに存在するかチェックし、存在しない場合に
は、DTEから受け付け要求されたコールが受益コール
であるか受益条件管理テーブル22を参照して調べ、
受益コールの場合には、負担コール管理テーブル23を
参照して削減可能な帯域の合計から現在の削減帯域の合
計を差し引いた残りの帯域量96kbpsを求め、該残りの
帯域量≧(受益コールの申告帯域−空き帯域)であれ
ば、受益コールに対する帯域割り当てが可能であると判
断し、負担コールより帯域を削減して受益コールが申
告した帯域分の空きを作って該受益コールを受け付けて
通信可能とする。
【0028】(b-5) ATM交換機、DTEの構成 図10はATM交換機の構成図であり、11はDTE、
12はATM交換機、14は保守コンソールである。A
TM交換機12には、通信中コール管理テーブル21、
受益条件管理テーブル22、負担コール管理テーブル2
3、課金記録テーブル24に加えて、本発明のコネクシ
ョン受け付け制御を実行するコネクション管理制御部2
5、回線インタフェース部26、UPC(使用量パラメ
ータ制御部:User Parameter Control)部27、入線から
到来したセルを所定の出線にスイッチングして送出する
ATMスイッチ部28、回線インタフェース部29を備
えている。回線インタフェース部26、29はタグの追
加/削除、HECの追加/削除等を行い、UPC部27
はコネクション受付時に呼が申告してきたトラヒック値
(ピークセル速度や平均セル速度等)が守られているか
どうかを監視し、違反している場合には所定の制御を実
行する。
12はATM交換機、14は保守コンソールである。A
TM交換機12には、通信中コール管理テーブル21、
受益条件管理テーブル22、負担コール管理テーブル2
3、課金記録テーブル24に加えて、本発明のコネクシ
ョン受け付け制御を実行するコネクション管理制御部2
5、回線インタフェース部26、UPC(使用量パラメ
ータ制御部:User Parameter Control)部27、入線から
到来したセルを所定の出線にスイッチングして送出する
ATMスイッチ部28、回線インタフェース部29を備
えている。回線インタフェース部26、29はタグの追
加/削除、HECの追加/削除等を行い、UPC部27
はコネクション受付時に呼が申告してきたトラヒック値
(ピークセル速度や平均セル速度等)が守られているか
どうかを監視し、違反している場合には所定の制御を実
行する。
【0029】図11はDTEの構成図であり、111は
回線インタフェース部、112はATMアダプテーショ
ンレイヤ制御部、113はコネクション管理部、114は
バッファメモリ、115はユーザアプリケーション部で
ある。コネクション管理部113は、DTEからのデ
ータ送出量の制御、ネットワークへのコネクション受
け付け要求の送出及び受け付け可否の受信制御、ネッ
トワークへの自コールの属性通知、自コールの契約帯
域の管理、ネットワークからの使用帯域制限を受け付
けて使用帯域を削減してセルを送出する制御等を実行す
る。バッファメモリ114はコネクション管理部113が
データ送出量を制御する際に使用される。
回線インタフェース部、112はATMアダプテーショ
ンレイヤ制御部、113はコネクション管理部、114は
バッファメモリ、115はユーザアプリケーション部で
ある。コネクション管理部113は、DTEからのデ
ータ送出量の制御、ネットワークへのコネクション受
け付け要求の送出及び受け付け可否の受信制御、ネッ
トワークへの自コールの属性通知、自コールの契約帯
域の管理、ネットワークからの使用帯域制限を受け付
けて使用帯域を削減してセルを送出する制御等を実行す
る。バッファメモリ114はコネクション管理部113が
データ送出量を制御する際に使用される。
【0030】(c)呼設定 以下、各DTEがATMネットワークに接続されている
状況に於いて、本発明のコネクション受付制御、負担コ
ールの使用帯域を受益コールに割当てる制御、負担コー
ルに削減後の使用可能帯域を遵守させる制御、ATMネ
ットワークが帯域を削減する負担コールを選択・管理す
る制御を説明する。 (c-1) ネットワークリソースが足りない時に、非受益コ
ールから接続要求があった場合:図12はネットワーク
リソースが足りない時に、非受益コールから接続要求が
あった場合の呼設定手順説明図である。ATMネットワ
ーク(ATM交換機)12は、受益コールとして登録さ
れていないコールよりコネクションの受付け要求があ
り、かつ、ネットワークリソースが足りない(通信中コ
ール管理テーブル21の残り帯域が不足している)場合
は、そのコネクションの受付を拒否する。この場合、ネ
ットワークリソースの残量を同時に通知する。
状況に於いて、本発明のコネクション受付制御、負担コ
ールの使用帯域を受益コールに割当てる制御、負担コー
ルに削減後の使用可能帯域を遵守させる制御、ATMネ
ットワークが帯域を削減する負担コールを選択・管理す
る制御を説明する。 (c-1) ネットワークリソースが足りない時に、非受益コ
ールから接続要求があった場合:図12はネットワーク
リソースが足りない時に、非受益コールから接続要求が
あった場合の呼設定手順説明図である。ATMネットワ
ーク(ATM交換機)12は、受益コールとして登録さ
れていないコールよりコネクションの受付け要求があ
り、かつ、ネットワークリソースが足りない(通信中コ
ール管理テーブル21の残り帯域が不足している)場合
は、そのコネクションの受付を拒否する。この場合、ネ
ットワークリソースの残量を同時に通知する。
【0031】例えば、DTE(D)11dから、申告帯
域64kbpsで接続要求があると(ステップ100)、AT
M交換機12のコネクション管理制御部25はコネクシ
ョン受け付け制御を行い(ステップ101)、しかる
後、コールが受益コールかどうかを受益条件管理テーブ
ル22を参照して調べる(ステップ102)。すなわ
ち、DTE(D)から接続要求時に指定してきた発アド
レスや相手アドレス、通信時の属性が受益条件管理テー
ブル22に登録されている条件と合致するか調べる。受
益条件管理テーブル22に登録されているいずれの条件
とも合致しない場合、本コールは受益コールとしての権
限はないことになり、負担コールからの帯域割当ては受
けないことになる。
域64kbpsで接続要求があると(ステップ100)、AT
M交換機12のコネクション管理制御部25はコネクシ
ョン受け付け制御を行い(ステップ101)、しかる
後、コールが受益コールかどうかを受益条件管理テーブ
ル22を参照して調べる(ステップ102)。すなわ
ち、DTE(D)から接続要求時に指定してきた発アド
レスや相手アドレス、通信時の属性が受益条件管理テー
ブル22に登録されている条件と合致するか調べる。受
益条件管理テーブル22に登録されているいずれの条件
とも合致しない場合、本コールは受益コールとしての権
限はないことになり、負担コールからの帯域割当ては受
けないことになる。
【0032】ついで、コネクション管理制御部25は、
通信中コール管理テーブル21(図4または図8参照)
からネットワークリソースの残り帯域を確認する(ステ
ップ103)。残り帯域は16kbpsであり、DTE(D)
11dからの要求帯域を満足させられないので、コネク
ション管理制御部25はDTE(D)11dのコネクシ
ョンの受付を拒否すると共に、残り帯域16kbpsであるこ
とを通知する(ステップ104)。なお、申告された帯
域に相当する空き帯域が存在する場合には該コールを受
け付けて通信可能にする。DTE(D)11dはコネク
ションの受付拒否及び残り帯域16kbpsを受信すれば、該
残り帯域を例えば表示部に表示し、発呼者に知らせる
(ステップ105)。発呼者は残り帯域量に基づいてト
ラヒック状態の程度を容易に認識することができ、再度
コールする場合、輻輳状態の度合いを考慮して発呼する
ことができ、再度のコールが受け付けられる可能性を向
上することができる。以上では最初に受益コールか否か
を判断し、ついで、申告帯域がネットワークリソースに
存在するか判断したが、この判断順序を逆にしても良
い。
通信中コール管理テーブル21(図4または図8参照)
からネットワークリソースの残り帯域を確認する(ステ
ップ103)。残り帯域は16kbpsであり、DTE(D)
11dからの要求帯域を満足させられないので、コネク
ション管理制御部25はDTE(D)11dのコネクシ
ョンの受付を拒否すると共に、残り帯域16kbpsであるこ
とを通知する(ステップ104)。なお、申告された帯
域に相当する空き帯域が存在する場合には該コールを受
け付けて通信可能にする。DTE(D)11dはコネク
ションの受付拒否及び残り帯域16kbpsを受信すれば、該
残り帯域を例えば表示部に表示し、発呼者に知らせる
(ステップ105)。発呼者は残り帯域量に基づいてト
ラヒック状態の程度を容易に認識することができ、再度
コールする場合、輻輳状態の度合いを考慮して発呼する
ことができ、再度のコールが受け付けられる可能性を向
上することができる。以上では最初に受益コールか否か
を判断し、ついで、申告帯域がネットワークリソースに
存在するか判断したが、この判断順序を逆にしても良
い。
【0033】(c-2) ネットワークリソースが足りない時
に、受益コールから接続要求があった場合:図13はネ
ットワークリソースが足りない時に、受益コールから接
続要求があった場合の手順説明図である。ネットワーク
リソースの残りが16kbpsの時に、DTE(F)11fよ
り所要帯域48kbpsにてコネクション受付要求があった場
合を説明する。DTE(F)11fから、申告帯域48kb
psで接続要求があると(ステップ110)、ATM交換
機12のコネクション管理制御部25はコネクション受
け付け制御を行い(ステップ111)、しかる後、コー
ルが受益コールかどうかを受益条件管理テーブル22を
参照して調べる(ステップ112)。すなわち、DTE
(F)11fから接続要求時に指定してきた発アドレス
や相手アドレス、通信時の属性が受益条件管理テーブル
22に登録されている条件と合致するか調べる。受益条
件管理テーブル22に登録されているいずれかの条件、
例えば発アドレスが合致する場合、DTE(F)からの
接続要求コールは受益コールとしての権限を有すること
になる。受益コールとしての権限を有するコールは、ネ
ットワークソースが足りない場合、負担コールの帯域を
制限して申告帯域を確保することができる。
に、受益コールから接続要求があった場合:図13はネ
ットワークリソースが足りない時に、受益コールから接
続要求があった場合の手順説明図である。ネットワーク
リソースの残りが16kbpsの時に、DTE(F)11fよ
り所要帯域48kbpsにてコネクション受付要求があった場
合を説明する。DTE(F)11fから、申告帯域48kb
psで接続要求があると(ステップ110)、ATM交換
機12のコネクション管理制御部25はコネクション受
け付け制御を行い(ステップ111)、しかる後、コー
ルが受益コールかどうかを受益条件管理テーブル22を
参照して調べる(ステップ112)。すなわち、DTE
(F)11fから接続要求時に指定してきた発アドレス
や相手アドレス、通信時の属性が受益条件管理テーブル
22に登録されている条件と合致するか調べる。受益条
件管理テーブル22に登録されているいずれかの条件、
例えば発アドレスが合致する場合、DTE(F)からの
接続要求コールは受益コールとしての権限を有すること
になる。受益コールとしての権限を有するコールは、ネ
ットワークソースが足りない場合、負担コールの帯域を
制限して申告帯域を確保することができる。
【0034】しかる後、コネクション管理制御部25は
通信中コール管理テーブル21(図4または図8参照)
からネットワークリソースの残り帯域を求め、該残り帯
域が申告帯域より大きいかチェックする(ステップ11
3)。残り帯域が大きい場合には、接続要求コールを受
け付けて通信可能にする。しかし、残り帯域は16kbpsで
あり、DTE(F)11fからの要求帯域48kbpsを満足
させられない(リソース不足)。かかる場合、接続要求
呼は受益コールであるから、その権限を有するものとし
て以下の処理を実行する。
通信中コール管理テーブル21(図4または図8参照)
からネットワークリソースの残り帯域を求め、該残り帯
域が申告帯域より大きいかチェックする(ステップ11
3)。残り帯域が大きい場合には、接続要求コールを受
け付けて通信可能にする。しかし、残り帯域は16kbpsで
あり、DTE(F)11fからの要求帯域48kbpsを満足
させられない(リソース不足)。かかる場合、接続要求
呼は受益コールであるから、その権限を有するものとし
て以下の処理を実行する。
【0035】すなわち、コネクション管理制御部25
は、負担コール管理テーブル21を参照し、削減可能帯
域がDTE(F)11fの申告帯域(48kbps)より大き
いか調べる(ステップ114)。削減可能帯域は96kbps
であり、申告帯域48kbpsより大きいので、コネクション
管理制御部25は、通信中コール管理テーブル21から
負担コール(X)と(Y)の帯域をそれぞれ16kbpsづつ
削減させて接続要求コール(受益コール)のコネクショ
ンを受け付け、接続要求コール48kbpsを通信中コール管
理テーブル21に登録する。ついで、コネクション受け
付けをDTE(F)に通知するとともに、負担コール
(X)、(Y)のDTE(X)11x,DTE(Y)1
1yに帯域を削減した旨及び削減量(=16kbps)あるい
は新たな設定帯域(=48kbps)を通知する(ステップ11
5)。なお、削減可能帯域が充分存在しなければやむを
得ず受益コールに対してもコネクション受付を拒否し、
ネットワークリソースの残量又は負担コールから削減可
能な帯域とネットワークリソースの残量とを加えた合計
帯域をDTE(F)11fに通知する。
は、負担コール管理テーブル21を参照し、削減可能帯
域がDTE(F)11fの申告帯域(48kbps)より大き
いか調べる(ステップ114)。削減可能帯域は96kbps
であり、申告帯域48kbpsより大きいので、コネクション
管理制御部25は、通信中コール管理テーブル21から
負担コール(X)と(Y)の帯域をそれぞれ16kbpsづつ
削減させて接続要求コール(受益コール)のコネクショ
ンを受け付け、接続要求コール48kbpsを通信中コール管
理テーブル21に登録する。ついで、コネクション受け
付けをDTE(F)に通知するとともに、負担コール
(X)、(Y)のDTE(X)11x,DTE(Y)1
1yに帯域を削減した旨及び削減量(=16kbps)あるい
は新たな設定帯域(=48kbps)を通知する(ステップ11
5)。なお、削減可能帯域が充分存在しなければやむを
得ず受益コールに対してもコネクション受付を拒否し、
ネットワークリソースの残量又は負担コールから削減可
能な帯域とネットワークリソースの残量とを加えた合計
帯域をDTE(F)11fに通知する。
【0036】しかる後、コネクション管理制御部25
は、負担コール管理テーブル23及び通信中コール管理
テーブル21の内容を最新のものに更新する(ステップ
116)。すなわち、コネクション管理制御部25は、
図14に示すように通信中コール管理テーブル21中の
コール(X)、コール(Y)の設定帯域を16kbpsづつ削
減(64kbps→48kbps)すると共に、図15に示すように負
担コール管理テーブル23中のコール(X),(Y)の
削減中帯域を0から16kbpsに更新する。以後、2つのコ
ール(X)、(Y)のDTE(X),DTE(Y)は帯
域48kbpsを守るようにトラヒック量を監視、制限するこ
とになる。このトラヒック量の監視、制限については後
述する。
は、負担コール管理テーブル23及び通信中コール管理
テーブル21の内容を最新のものに更新する(ステップ
116)。すなわち、コネクション管理制御部25は、
図14に示すように通信中コール管理テーブル21中の
コール(X)、コール(Y)の設定帯域を16kbpsづつ削
減(64kbps→48kbps)すると共に、図15に示すように負
担コール管理テーブル23中のコール(X),(Y)の
削減中帯域を0から16kbpsに更新する。以後、2つのコ
ール(X)、(Y)のDTE(X),DTE(Y)は帯
域48kbpsを守るようにトラヒック量を監視、制限するこ
とになる。このトラヒック量の監視、制限については後
述する。
【0037】なお、コネクション管理制御部25は、申
告帯域48kbpsと負担コールから割り当てた帯域(32kbp
s)との差分として不足する16kbpsは、通信中コール管理
テーブル21の残り16kbpsを接続要求コール(F)に割
り当てる。又、以上では最初に受益コールか否かを判断
し、ついで、申告帯域がネットワークリソースに存在す
るか判断したが、この判断順序を逆にしても良い。
告帯域48kbpsと負担コールから割り当てた帯域(32kbp
s)との差分として不足する16kbpsは、通信中コール管理
テーブル21の残り16kbpsを接続要求コール(F)に割
り当てる。又、以上では最初に受益コールか否かを判断
し、ついで、申告帯域がネットワークリソースに存在す
るか判断したが、この判断順序を逆にしても良い。
【0038】(c-3) 呼設定処理の全体の流れ 以上より呼設定処理の全体の処理フローは以下のように
なる。すなわち、ATM交換機12は所定のDTEより
呼受け付け要求があると、通信中コール管理テーブル2
1における残量21eを参照してDTEから申告された
帯域に相当する空き帯域が存在するか調べ、空き帯域が
存在する場合には該コールを受け付けて通信可能にす
る。しかし、申告された帯域に相当する空き帯域が存在
しない場合には、接続要求コールが受益コールかどうか
を受益条件管理テーブル22を参照して調べ、受益コー
ルでない場合にはコネクション受け付けを拒否する。し
かし、受益コールの場合には、負担コール管理テーブル
23を参照し、削減可能な帯域の合計から現在の削減帯
域の合計を差し引いた残りの帯域量を求め、該残りの帯
域量≧(コールの申告帯域−空き帯域)か調べ、残りの
帯域量≧(コールの申告帯域−空き帯域)の場合には受
益コールに対する帯域割り当てが可能であると判断し、
該受益コールを受け付けて通信可能とする。しかし、残
りの帯域量<(コールの申告帯域−空き帯域)の場合に
は、コールの受け付けを拒否する。尚、コールの受付を
拒否する場合、ネットワークリソースの残量を通知す
る。
なる。すなわち、ATM交換機12は所定のDTEより
呼受け付け要求があると、通信中コール管理テーブル2
1における残量21eを参照してDTEから申告された
帯域に相当する空き帯域が存在するか調べ、空き帯域が
存在する場合には該コールを受け付けて通信可能にす
る。しかし、申告された帯域に相当する空き帯域が存在
しない場合には、接続要求コールが受益コールかどうか
を受益条件管理テーブル22を参照して調べ、受益コー
ルでない場合にはコネクション受け付けを拒否する。し
かし、受益コールの場合には、負担コール管理テーブル
23を参照し、削減可能な帯域の合計から現在の削減帯
域の合計を差し引いた残りの帯域量を求め、該残りの帯
域量≧(コールの申告帯域−空き帯域)か調べ、残りの
帯域量≧(コールの申告帯域−空き帯域)の場合には受
益コールに対する帯域割り当てが可能であると判断し、
該受益コールを受け付けて通信可能とする。しかし、残
りの帯域量<(コールの申告帯域−空き帯域)の場合に
は、コールの受け付けを拒否する。尚、コールの受付を
拒否する場合、ネットワークリソースの残量を通知す
る。
【0039】ATM交換機12は帯域を削減したDTE
に、帯域再割り当ての通知を行いDTEは再割当ての帯
域に基づいてデータを送出する。又、ATM交換機12
は、帯域に十分の空きができれば帯域を削減したDTE
に帯域を元に戻す通知を行い、該DTEは元の帯域に基
づいてデータを送出する。
に、帯域再割り当ての通知を行いDTEは再割当ての帯
域に基づいてデータを送出する。又、ATM交換機12
は、帯域に十分の空きができれば帯域を削減したDTE
に帯域を元に戻す通知を行い、該DTEは元の帯域に基
づいてデータを送出する。
【0040】(d)帯域を削減及び返却する負担コール
の選択 (d-1) 帯域を削減する負担コールの選択 ATMネットワーク(ATM交換機)12が受益コール
のために帯域を提供する負担コールを負担コール管理テ
ーブル23から選択する際、公正さを求めるために以下
の事に留意する必要がある。 ・いつも同じ負担コールばかりが、犠牲になってはなら
ない。 ・ネットワークは各負担コールに対して、その負担度を
管理していなくてはならない。 以上の点を留意しながらATM交換機12が負担コール
を選ぶ方法として以下の方法がある。すなわち、負担コ
ール管理テーブル23に各負担コールが何回帯域を提供
したかを記録しておき、負担回数が少ない負担コールか
ら順に帯域を削減する方法がある。図16、図17はか
かる負担コール選択法の説明図であり、負担コール管理
テーブル23は各負担コールの負担回数23jを管理す
る。
の選択 (d-1) 帯域を削減する負担コールの選択 ATMネットワーク(ATM交換機)12が受益コール
のために帯域を提供する負担コールを負担コール管理テ
ーブル23から選択する際、公正さを求めるために以下
の事に留意する必要がある。 ・いつも同じ負担コールばかりが、犠牲になってはなら
ない。 ・ネットワークは各負担コールに対して、その負担度を
管理していなくてはならない。 以上の点を留意しながらATM交換機12が負担コール
を選ぶ方法として以下の方法がある。すなわち、負担コ
ール管理テーブル23に各負担コールが何回帯域を提供
したかを記録しておき、負担回数が少ない負担コールか
ら順に帯域を削減する方法がある。図16、図17はか
かる負担コール選択法の説明図であり、負担コール管理
テーブル23は各負担コールの負担回数23jを管理す
る。
【0041】負担コールを管理するATMネットワーク
(ATM交換機)12が、受益コールのために38kbpsだ
け負担コールの帯域を制限する必要があった場合、AT
Mネットワークは負担コール管理テーブル23の負担回
数を参照して、先ず一番負担回数の少ない負担コール
(X)より16kbps削減し、かつ、コール(X)の負担回
数に1加算する(図16(a)→図16(b))。つい
で、ATMネットワークは残り22kbpsを負担コール管理
テーブル23から確保するが、その時負担回数の最も少
ないコール(N)及びコール(X)は削減可能帯域が0k
bpsなので、次に負担回数の少ないコール(B)から16k
bps削減し、かつ、コール(B)の負担回数に1加算す
る(図16(b)→図16(c))。残り6kbpsの
確保も同じ論理で行い、コール(M)から6kbps削減
し、その負担回数に1加算する(図16(c)→図1
7)。
(ATM交換機)12が、受益コールのために38kbpsだ
け負担コールの帯域を制限する必要があった場合、AT
Mネットワークは負担コール管理テーブル23の負担回
数を参照して、先ず一番負担回数の少ない負担コール
(X)より16kbps削減し、かつ、コール(X)の負担回
数に1加算する(図16(a)→図16(b))。つい
で、ATMネットワークは残り22kbpsを負担コール管理
テーブル23から確保するが、その時負担回数の最も少
ないコール(N)及びコール(X)は削減可能帯域が0k
bpsなので、次に負担回数の少ないコール(B)から16k
bps削減し、かつ、コール(B)の負担回数に1加算す
る(図16(b)→図16(c))。残り6kbpsの
確保も同じ論理で行い、コール(M)から6kbps削減
し、その負担回数に1加算する(図16(c)→図1
7)。
【0042】以上の様に、負担コール管理テーブル23
に負担回数というパラメータを管理させることにより、
いつも同じ負担コールが犠牲となることを避けることが
出来る。また、負担回数に応じて負担コールに対する料
金の割引を行う等のサービスが容易に実現出来る。一例
とし、負担コールが帯域を受益コールに分け与えていた
時間に応じた課金の方式は後述する。以上では、負担回
数に基づいて負担コールを決定した場合であるが、かか
る方法に限らず、均等に負担コールの帯域を削減する方
法であれば他の方法でも構わない。例えば、負担コール
として負担コール管理テーブル23に登録された順に
(ラウンドロビン)、帯域を削減する負担コールを決定
することもできる。又、負担コールとなるための条件
(属性)を負担コール管理テーブル23に記憶すると共
に、予め属性の負担優先度を決めておき、負担優先度が
高い属性の負担コールから順に帯域を削減するように構
成することもできる。
に負担回数というパラメータを管理させることにより、
いつも同じ負担コールが犠牲となることを避けることが
出来る。また、負担回数に応じて負担コールに対する料
金の割引を行う等のサービスが容易に実現出来る。一例
とし、負担コールが帯域を受益コールに分け与えていた
時間に応じた課金の方式は後述する。以上では、負担回
数に基づいて負担コールを決定した場合であるが、かか
る方法に限らず、均等に負担コールの帯域を削減する方
法であれば他の方法でも構わない。例えば、負担コール
として負担コール管理テーブル23に登録された順に
(ラウンドロビン)、帯域を削減する負担コールを決定
することもできる。又、負担コールとなるための条件
(属性)を負担コール管理テーブル23に記憶すると共
に、予め属性の負担優先度を決めておき、負担優先度が
高い属性の負担コールから順に帯域を削減するように構
成することもできる。
【0043】(d-2) 帯域を返却する負担コールの選択 ネットワークリソースに余裕が生まれると、ATMネッ
トワークは各負担コールに帯域を再割当てし(削減した
帯域の返却)、削減可能帯域にその分の帯域を加算す
る。尚、負担回数はそのまま保持される。例えばネット
ワークリソースに20kbpsの余剰帯域が発生すると、帯域
返却により図17から図18に示すようになる。図18
では、各負担コールに帯域を均等に返す例を示してい
る。すなわち、帯域削減中の負担コールは全部で4つで
あるから、5kbps(=20kbps/4)づつ各負担コールに返す。
トワークは各負担コールに帯域を再割当てし(削減した
帯域の返却)、削減可能帯域にその分の帯域を加算す
る。尚、負担回数はそのまま保持される。例えばネット
ワークリソースに20kbpsの余剰帯域が発生すると、帯域
返却により図17から図18に示すようになる。図18
では、各負担コールに帯域を均等に返す例を示してい
る。すなわち、帯域削減中の負担コールは全部で4つで
あるから、5kbps(=20kbps/4)づつ各負担コールに返す。
【0044】以上では、各負担コールに余剰帯域を均等
に返却する場合であるが、平等に返す方法であれば、他
の方式でも構わない。例えば、負担コールとして負担
コール管理テーブル23に登録された順に帯域を返却し
たり(ラウンドロビン)、負担コール管理テーブル2
3に帯域戻し回数を管理させ、該帯域戻し回数が少ない
順に余剰帯域を返却したり、予め属性の負担優先度を
決めておき、負担優先度が高い属性の負担コールから順
に帯域を返却する等の方法が考えられる。負担コールの
帯域を削減した場合及び帯域を返却する場合、ATMネ
ットワークは該負担コールに応じたDTEのネットワー
クアプリケーション115(図11)に対して、その旨
及び削減量/返却量あるいは新たな設定帯域を通知す
る。これによりDTEのコネクション管理部113はト
ラヒック量を監視、制限し、指示された帯域を遵守す
る。
に返却する場合であるが、平等に返す方法であれば、他
の方式でも構わない。例えば、負担コールとして負担
コール管理テーブル23に登録された順に帯域を返却し
たり(ラウンドロビン)、負担コール管理テーブル2
3に帯域戻し回数を管理させ、該帯域戻し回数が少ない
順に余剰帯域を返却したり、予め属性の負担優先度を
決めておき、負担優先度が高い属性の負担コールから順
に帯域を返却する等の方法が考えられる。負担コールの
帯域を削減した場合及び帯域を返却する場合、ATMネ
ットワークは該負担コールに応じたDTEのネットワー
クアプリケーション115(図11)に対して、その旨
及び削減量/返却量あるいは新たな設定帯域を通知す
る。これによりDTEのコネクション管理部113はト
ラヒック量を監視、制限し、指示された帯域を遵守す
る。
【0045】(e)負担コールの使用帯域制限 ATMネットワークが負担コールの使用帯域を制限した
時、該負担コールのDTEに帯域制限後のトラヒック量
を守らせ、ネットワーク内で輻輳が発生しない様にする
必要がある。ATMネットワークでは、トラヒックの過
負荷や制御リソースの過負荷により、すでに設定された
コネクションや新たなコネクション要求に対し、もはや
合意されたサービス品質クラスを保証できなくなったネ
ットワーク構成要素(交換機、多重化装置、伝送リンク
等)の状態を輻輳と定義している。輻輳はネットワーク
内の故障の他にネットワークにその能力を超すトラヒッ
ク流が流れたときにも発生する。
時、該負担コールのDTEに帯域制限後のトラヒック量
を守らせ、ネットワーク内で輻輳が発生しない様にする
必要がある。ATMネットワークでは、トラヒックの過
負荷や制御リソースの過負荷により、すでに設定された
コネクションや新たなコネクション要求に対し、もはや
合意されたサービス品質クラスを保証できなくなったネ
ットワーク構成要素(交換機、多重化装置、伝送リンク
等)の状態を輻輳と定義している。輻輳はネットワーク
内の故障の他にネットワークにその能力を超すトラヒッ
ク流が流れたときにも発生する。
【0046】ネットワークの能力を越えるトラヒック流
を発生させないようにするため、ATMでは、2つの機
能がある。1つは、コネクション受付制御でネットワー
クのリソース以上にコネクションを受け付けないように
する機能(CAC制御)、もう1つは、コネクション受
付時にコールが申告してきたトラヒック値(ピークセル
速度や平均セル速度等)が守られているかどうかを監視
し、違反セルに対して所定の処理を行う機能(UPC:
使用量パラメータ制御)がある。守られていないトラヒ
ックに対するUPC制御には、 ・セル間隔を調整する。 ・セルに違反表示をつける。 ・セルを廃棄する 等の方法があるが、ここでは説明の簡単のため、セル廃
棄するものとして説明する。負担コールのDTEに帯域
制限後のトラヒック量を守らせるために、上記説明のよ
うに、UPC制御を利用する。
を発生させないようにするため、ATMでは、2つの機
能がある。1つは、コネクション受付制御でネットワー
クのリソース以上にコネクションを受け付けないように
する機能(CAC制御)、もう1つは、コネクション受
付時にコールが申告してきたトラヒック値(ピークセル
速度や平均セル速度等)が守られているかどうかを監視
し、違反セルに対して所定の処理を行う機能(UPC:
使用量パラメータ制御)がある。守られていないトラヒ
ックに対するUPC制御には、 ・セル間隔を調整する。 ・セルに違反表示をつける。 ・セルを廃棄する 等の方法があるが、ここでは説明の簡単のため、セル廃
棄するものとして説明する。負担コールのDTEに帯域
制限後のトラヒック量を守らせるために、上記説明のよ
うに、UPC制御を利用する。
【0047】(e-1) 暗黙の通知方式による使用帯域制限
の方法 以下に第1の使用帯域制限方法について説明する。ただ
し、「(c-2) ネットワークリソースが足りない時に、受
益コールから接続要求があった場合」の項で説明したコ
ール(X)の例で説明する。図14おいて、コール
(X)は受益コール(F)に帯域を与えたために、通信
中コール管理テーブル21上では、その帯域を64kbpsか
ら48kbpsに制限されている。よって、以降、ATMネッ
トワークは、64kbpsで行っていたUPC制御を48kbpsで
行うようになる。しかしコール(X)のDTEは、帯域
が48kbpsに制限されていることを知らないため、依然と
して、帯域64kbpsでセルを送出し続けることになる。よ
って、ATMネットワークは、UPC制御として通信中
コール管理テーブル21に設定されているコール(X)
の帯域48kbpsと、UPCで計測中のコール(X)の送出
している帯域64kbpsとから、コール(X)が16kbps分割
当て帯域より多く違反してネットワークリソースを使用
していると判断し、コール(X)が送出するセルを16kb
ps分廃棄して、トラヒック量を守らせようとする。
の方法 以下に第1の使用帯域制限方法について説明する。ただ
し、「(c-2) ネットワークリソースが足りない時に、受
益コールから接続要求があった場合」の項で説明したコ
ール(X)の例で説明する。図14おいて、コール
(X)は受益コール(F)に帯域を与えたために、通信
中コール管理テーブル21上では、その帯域を64kbpsか
ら48kbpsに制限されている。よって、以降、ATMネッ
トワークは、64kbpsで行っていたUPC制御を48kbpsで
行うようになる。しかしコール(X)のDTEは、帯域
が48kbpsに制限されていることを知らないため、依然と
して、帯域64kbpsでセルを送出し続けることになる。よ
って、ATMネットワークは、UPC制御として通信中
コール管理テーブル21に設定されているコール(X)
の帯域48kbpsと、UPCで計測中のコール(X)の送出
している帯域64kbpsとから、コール(X)が16kbps分割
当て帯域より多く違反してネットワークリソースを使用
していると判断し、コール(X)が送出するセルを16kb
ps分廃棄して、トラヒック量を守らせようとする。
【0048】これにより、コール(X)として通信中の
ネットワーク両端のDTE(X)と相手DTEは、セル
が頻繁に廃棄されることを認識するようになる。この
時、DTEはネットワーク内に輻輳が発生したと認識
し、ネットワークに申告していた帯域量(64kbps)より
も帯域量を削減する。つまり、送出するデータを一時的
に削減(使用帯域を削減)する。以上のように、ATM端
末にネットワークが輻輳した時に帯域を減らす機能があ
れば、ネットワーク側、端末側共に変更を加えることな
く通常のATMネットワークとしての本来機能だけで使
用帯域の制限ができる。
ネットワーク両端のDTE(X)と相手DTEは、セル
が頻繁に廃棄されることを認識するようになる。この
時、DTEはネットワーク内に輻輳が発生したと認識
し、ネットワークに申告していた帯域量(64kbps)より
も帯域量を削減する。つまり、送出するデータを一時的
に削減(使用帯域を削減)する。以上のように、ATM端
末にネットワークが輻輳した時に帯域を減らす機能があ
れば、ネットワーク側、端末側共に変更を加えることな
く通常のATMネットワークとしての本来機能だけで使
用帯域の制限ができる。
【0049】(e-2) 帯域削減量を端末に通知することに
よる帯域制限 上記の(e-1)の方法に加えて、ATMネットワークが負
担コールの使用帯域を制限する時に、該負担コールで通
信中のネットワーク両端のDTEに使用可能帯域の変更
を通知し、DTEが発生するトラヒック量の削減を促し
て帯域を制限する。図19は帯域削減量を端末に通知す
ることによる帯域制限の手順説明図である。申告された
帯域に相当する空き帯域が存在せず、しかも、コールが
受益コールの場合には、負担コールの帯域を制限して申
告帯域に相当する分の空き帯域を作って該受益コールに
割り当てる(ステップ151)。ついで、通信中コール
管理テーブル21における負担コールの帯域を削減し、
又、接続要求コール(受益コール)のコネクションを受
け付けて該接続要求コール48kbpsを通信中コール管理テ
ーブル21に登録する(ステップ152)。ついで、ネ
ットワークは負担コールのDTEに帯域を削減した旨及
び削減量(=16kbps)あるいは新たな設定帯域(=48kbp
s)を通知する(ステップ153)。通知を受けたDTE
は新しい設定帯域を遵守するようにトラヒック制御を行
う(ステップ154)。
よる帯域制限 上記の(e-1)の方法に加えて、ATMネットワークが負
担コールの使用帯域を制限する時に、該負担コールで通
信中のネットワーク両端のDTEに使用可能帯域の変更
を通知し、DTEが発生するトラヒック量の削減を促し
て帯域を制限する。図19は帯域削減量を端末に通知す
ることによる帯域制限の手順説明図である。申告された
帯域に相当する空き帯域が存在せず、しかも、コールが
受益コールの場合には、負担コールの帯域を制限して申
告帯域に相当する分の空き帯域を作って該受益コールに
割り当てる(ステップ151)。ついで、通信中コール
管理テーブル21における負担コールの帯域を削減し、
又、接続要求コール(受益コール)のコネクションを受
け付けて該接続要求コール48kbpsを通信中コール管理テ
ーブル21に登録する(ステップ152)。ついで、ネ
ットワークは負担コールのDTEに帯域を削減した旨及
び削減量(=16kbps)あるいは新たな設定帯域(=48kbp
s)を通知する(ステップ153)。通知を受けたDTE
は新しい設定帯域を遵守するようにトラヒック制御を行
う(ステップ154)。
【0050】(f)受益コールや負担コールとなったコ
ールの料金への反映処理 受益コールとしての権限をもつコールが、実際に発呼時
に負担コールから帯域の割り当てを受けたり、負担コー
ルとしてネットワークに登録しておいたコールが、実際
に受益コールに帯域を割り当てるために、帯域を制限し
た場合、その事象に応じて、通信料金を安くしたり、高
くしたりする必要がある。ATMネットワーク提供業者
は、ユーザに対して、ネットワークを利用した通信時
間、契約しているサービス、送出したセル数などに応じ
て、料金を請求している。ここでは、簡単のため、ネッ
トワークを利用した時間、負担コールとして帯域を制限
されていた時間、受益コールとして負担コールから帯域
を割当てられていた時間を料金パラメータとする例で説
明する。
ールの料金への反映処理 受益コールとしての権限をもつコールが、実際に発呼時
に負担コールから帯域の割り当てを受けたり、負担コー
ルとしてネットワークに登録しておいたコールが、実際
に受益コールに帯域を割り当てるために、帯域を制限し
た場合、その事象に応じて、通信料金を安くしたり、高
くしたりする必要がある。ATMネットワーク提供業者
は、ユーザに対して、ネットワークを利用した通信時
間、契約しているサービス、送出したセル数などに応じ
て、料金を請求している。ここでは、簡単のため、ネッ
トワークを利用した時間、負担コールとして帯域を制限
されていた時間、受益コールとして負担コールから帯域
を割当てられていた時間を料金パラメータとする例で説
明する。
【0051】図20は通信システムの構成図であり、1
1a〜11dはDTE端末、12、12′はノード(A
TM交換機)、15は課金処理端末、24は課金記録テ
ーブルである。各ノード12、12′は、端末間の通信
において料金計算の元となる通信時間を記録するための
課金記録テーブル24を備えている。課金記録テーブル
24は、コールの識別子24aに対応させて、通信開始
時間24b、通信終了時下24c、受益コール開始時間
24d、受益コール終了時間24e、負担コール開始時
間24f、負担コール終了時間24gを管理するように
なっている。図では、DTEc〜DTEd間のコール
(負担コール)とDTEaとDTEbの間のコール(受
益コール)がエントーされている場合が示されている。
DTEc〜DTEd間のコール(負担コール)は、8:00
か〜9:30まで通信を行い、そのうち9:00〜9:30まで負担
コールとして帯域を制限し、DTEaとDTEbの間の
コール(受益コール)は、9:00〜10:00まで通信をおこ
ない、そのうち9:00〜9:30まで受益コールの恩恵を受け
ている。
1a〜11dはDTE端末、12、12′はノード(A
TM交換機)、15は課金処理端末、24は課金記録テ
ーブルである。各ノード12、12′は、端末間の通信
において料金計算の元となる通信時間を記録するための
課金記録テーブル24を備えている。課金記録テーブル
24は、コールの識別子24aに対応させて、通信開始
時間24b、通信終了時下24c、受益コール開始時間
24d、受益コール終了時間24e、負担コール開始時
間24f、負担コール終了時間24gを管理するように
なっている。図では、DTEc〜DTEd間のコール
(負担コール)とDTEaとDTEbの間のコール(受
益コール)がエントーされている場合が示されている。
DTEc〜DTEd間のコール(負担コール)は、8:00
か〜9:30まで通信を行い、そのうち9:00〜9:30まで負担
コールとして帯域を制限し、DTEaとDTEbの間の
コール(受益コール)は、9:00〜10:00まで通信をおこ
ない、そのうち9:00〜9:30まで受益コールの恩恵を受け
ている。
【0052】任意のコールのコネクションが確立する
時、通信時間、受益コールとしての恩恵を受けている時
間、負担コールとして帯域を削減している時間を記録す
るために、該コールは課金記録テーブル24に登録され
る。課金記録テーブル24は、端末収容ノード12,1
2′の両端のどちらにあってもよく、図20ではノード
12にあるとし、その内容は課金処理端末15に定期的
に転送され、そこで処理されて料金計算される。課金記
録テーブル24において、〜は、以下の図21,図
22におけるシーケンス内の〜と対応し、記録タイ
ミングを示している。
時、通信時間、受益コールとしての恩恵を受けている時
間、負担コールとして帯域を削減している時間を記録す
るために、該コールは課金記録テーブル24に登録され
る。課金記録テーブル24は、端末収容ノード12,1
2′の両端のどちらにあってもよく、図20ではノード
12にあるとし、その内容は課金処理端末15に定期的
に転送され、そこで処理されて料金計算される。課金記
録テーブル24において、〜は、以下の図21,図
22におけるシーケンス内の〜と対応し、記録タイ
ミングを示している。
【0053】図21、図22は受益コールや負担コール
となった事実を該コールの料金に反映する手順説明図で
ある。DTEc〜DTEd間のコール(負担コール)
は、8:00から開始しており、該コールは負担コールとし
て負担コール管理テーブル23に登録されている。かか
る状態において、DTEa 11aはノードA(ATM
交換機11)に対しDTEb 11bへの接続要求を送
信する(ステップ201)。ノードAは接続要求に基づ
いて呼設定処理を行う(ステップ202)。尚、ノード
Aの帯域リソースが足りなくて、DTEc〜DTEdの
通信帯域リソースの一部をDTEa〜DTEbのために
割当ることになったとする。ノードAはノードBを介し
てDTAbに対してDTEaからの接続要求があったこ
とを通知し、DTEbはDTEaからの接続要求を確認
する(ステップ203)。しかる後、DTEbはノード
Bを介してノードAに呼受け付けを通知する(ステップ
204)。
となった事実を該コールの料金に反映する手順説明図で
ある。DTEc〜DTEd間のコール(負担コール)
は、8:00から開始しており、該コールは負担コールとし
て負担コール管理テーブル23に登録されている。かか
る状態において、DTEa 11aはノードA(ATM
交換機11)に対しDTEb 11bへの接続要求を送
信する(ステップ201)。ノードAは接続要求に基づ
いて呼設定処理を行う(ステップ202)。尚、ノード
Aの帯域リソースが足りなくて、DTEc〜DTEdの
通信帯域リソースの一部をDTEa〜DTEbのために
割当ることになったとする。ノードAはノードBを介し
てDTAbに対してDTEaからの接続要求があったこ
とを通知し、DTEbはDTEaからの接続要求を確認
する(ステップ203)。しかる後、DTEbはノード
Bを介してノードAに呼受け付けを通知する(ステップ
204)。
【0054】ノードAは、DTEbからの呼受け付け通
知を確認後、課金管理テーブル24にDTEa〜DTE
b間の通信開始時間を記録するとともに、受益コールと
なった時間を記録する。また、DTEc〜DTEdの通
信が負担コールとなった時間を記録する(ステップ20
5)。ついで、ノードAはDTEaに対して呼受け付け
を通知し、通信を開始させる(ステップ206)。かか
る状態において、DTEc〜DTEdの通信が終了する
と、帯域リソースに余裕ができたため、DTEa〜DT
Ebの通信は通常の空きリソースを利用することにな
る。よって、DTEc〜DTEdの通信終了時間を記録
すると同時に、負担コール終了時間を記録する。また、
DTEa〜DTEbの受益コール終了時間を記録する
(ステップ207)。
知を確認後、課金管理テーブル24にDTEa〜DTE
b間の通信開始時間を記録するとともに、受益コールと
なった時間を記録する。また、DTEc〜DTEdの通
信が負担コールとなった時間を記録する(ステップ20
5)。ついで、ノードAはDTEaに対して呼受け付け
を通知し、通信を開始させる(ステップ206)。かか
る状態において、DTEc〜DTEdの通信が終了する
と、帯域リソースに余裕ができたため、DTEa〜DT
Ebの通信は通常の空きリソースを利用することにな
る。よって、DTEc〜DTEdの通信終了時間を記録
すると同時に、負担コール終了時間を記録する。また、
DTEa〜DTEbの受益コール終了時間を記録する
(ステップ207)。
【0055】ついで、DTEa〜DTEb間の通信が終
了すると、DTEaはDTEbとの呼の切断要求をノー
ドAに送信する(ステップ208)。ノードAはDTE
aから呼切断要求を受け取ると、ノードBを介してDT
Ebにその旨を通知する(ステップ209)。これによ
り、DTEbはDTEaからの呼切断要求を受信すると
(ステップ210)、切断確認通知をノードBを介して
ノードAに送信する(ステップ211)。ノードAは切
断確認通知を受信すれば、DTEa〜DTEbの通信終
了時間を課金記録テーブル24に記録し(ステップ21
2)、しかる後、切断確認をDTEaに通知する(ステ
ップ213)。
了すると、DTEaはDTEbとの呼の切断要求をノー
ドAに送信する(ステップ208)。ノードAはDTE
aから呼切断要求を受け取ると、ノードBを介してDT
Ebにその旨を通知する(ステップ209)。これによ
り、DTEbはDTEaからの呼切断要求を受信すると
(ステップ210)、切断確認通知をノードBを介して
ノードAに送信する(ステップ211)。ノードAは切
断確認通知を受信すれば、DTEa〜DTEbの通信終
了時間を課金記録テーブル24に記録し(ステップ21
2)、しかる後、切断確認をDTEaに通知する(ステ
ップ213)。
【0056】以上の動作がコネクションを設定する毎に
おこなわれる。そして、毎日定刻になると、ノードAは
通常の通信により、課金記録テーブル24の内容を課金
処理端末15に送信する(ステップ221)。課金処理
端末15はノードAから課金記録テーブルを受信する
と、電子計機により、あらかじめ決められた規則(単位
時間当たりの料金、負担コールの割安料金、受益コール
の割増料金等)により、課金処理を行って料金請求者毎
(通常発信者毎)に料金を算出する(ステップ22
2)。例えば、受益コールの料金割増し率をa%、負担
コールの割安率をb%とし、トータルの通話時間を
T1、受益コールとなっている時間をT2、負担コールと
なっている時間をT3、通常コールの単位時間当りの料
金をMとすれば、次式 M・(T1+a・T2/100−b・T3/100) により課金料金を計算する。
おこなわれる。そして、毎日定刻になると、ノードAは
通常の通信により、課金記録テーブル24の内容を課金
処理端末15に送信する(ステップ221)。課金処理
端末15はノードAから課金記録テーブルを受信する
と、電子計機により、あらかじめ決められた規則(単位
時間当たりの料金、負担コールの割安料金、受益コール
の割増料金等)により、課金処理を行って料金請求者毎
(通常発信者毎)に料金を算出する(ステップ22
2)。例えば、受益コールの料金割増し率をa%、負担
コールの割安率をb%とし、トータルの通話時間を
T1、受益コールとなっている時間をT2、負担コールと
なっている時間をT3、通常コールの単位時間当りの料
金をMとすれば、次式 M・(T1+a・T2/100−b・T3/100) により課金料金を計算する。
【0057】(g)本発明の呼設定処理全体のフロー 図23〜図26は負担コール管理テーブルとして図6の
テーブル(発呼時登録)を使用する場合における本発明
の呼設定処理の全体のフローであり、点線枠内はDTE
の処理、実線枠内はATMネットワークの処理を示す。
ATM交換機12はDTEより呼受け付け要求があると
(ステップ301、302)、通信中コール管理テーブ
ル21における残量21eを参照してDTEから申告さ
れた帯域に相当する空き帯域が存在するか調べ(ステッ
プ303〜305)、空き帯域が存在する場合には相手
DTEに対して通信要求セルを送出し、通信相手のDT
Eが通信可能かチェックする(ステップ306,30
7)。通信不可能であれば、発DTEに対してコネクシ
ョン拒否のセルを送信する(ステップ308、30
9)。一方、ステップ307において、相手DTEが通
信可能であれば、通信コール管理テーブル21に登録し
(ステップ310)、ついで、コネクション受け付け可
を通知するセル(発VPI/VCIを含んでいる)を送
信する(ステップ311)。DTEはコネクション受け
付け可のセルを受信すれば、以後、送信データをセルに
組み立てるとともに、通知されたVPI/VCIをセル
のヘッダに付して相手DTEに送信する(ステップ31
2)。
テーブル(発呼時登録)を使用する場合における本発明
の呼設定処理の全体のフローであり、点線枠内はDTE
の処理、実線枠内はATMネットワークの処理を示す。
ATM交換機12はDTEより呼受け付け要求があると
(ステップ301、302)、通信中コール管理テーブ
ル21における残量21eを参照してDTEから申告さ
れた帯域に相当する空き帯域が存在するか調べ(ステッ
プ303〜305)、空き帯域が存在する場合には相手
DTEに対して通信要求セルを送出し、通信相手のDT
Eが通信可能かチェックする(ステップ306,30
7)。通信不可能であれば、発DTEに対してコネクシ
ョン拒否のセルを送信する(ステップ308、30
9)。一方、ステップ307において、相手DTEが通
信可能であれば、通信コール管理テーブル21に登録し
(ステップ310)、ついで、コネクション受け付け可
を通知するセル(発VPI/VCIを含んでいる)を送
信する(ステップ311)。DTEはコネクション受け
付け可のセルを受信すれば、以後、送信データをセルに
組み立てるとともに、通知されたVPI/VCIをセル
のヘッダに付して相手DTEに送信する(ステップ31
2)。
【0058】一方、ステップ305において、ネットワ
ークリソースに申告された帯域に相当する空き帯域が存
在しない場合には、接続要求のあった時間を確認し、該
時間に合致した受益条件管理テーブル22と負担コール
管理テーブル23を選択する(ステップ313、31
4)。尚、受益条件管理テーブル、負担コール管理テー
ブルは時間帯に応じて複数面設けられている。ついで、
選択した受益条件管理テーブル22を参照し(ステップ
315)、接続要求コールが受益コールかどうかを調べ
(ステップ316)、受益コールでない場合にはコネク
ション受け付けを拒否するとともに、ネットワークリソ
ースの残量を通知する(ステップ317、317′)。
ークリソースに申告された帯域に相当する空き帯域が存
在しない場合には、接続要求のあった時間を確認し、該
時間に合致した受益条件管理テーブル22と負担コール
管理テーブル23を選択する(ステップ313、31
4)。尚、受益条件管理テーブル、負担コール管理テー
ブルは時間帯に応じて複数面設けられている。ついで、
選択した受益条件管理テーブル22を参照し(ステップ
315)、接続要求コールが受益コールかどうかを調べ
(ステップ316)、受益コールでない場合にはコネク
ション受け付けを拒否するとともに、ネットワークリソ
ースの残量を通知する(ステップ317、317′)。
【0059】受益コールの場合には、負担コール管理テ
ーブル23を参照し、削減可能な帯域の合計から現在の
削減帯域の合計を差し引いた残りの帯域量を求め、該残
りの帯域量≧(受益コールの申告帯域−空き帯域)か調
べ、残りの帯域量≧(受益コールの申告帯域−空き帯
域)の場合には受益コールに対する帯域割り当てが可能
であると判断する(ステップ318)。ついで、負担コ
ールのうち負担回数が少ない負担コールから順に削減可
能帯域を削減し、トータルの削減帯域が(受益コールの
申告帯域−空き帯域)に等しくなるまで、負担コールの
選択、削減可能帯域の削減を繰り返す(ステップ31
9、320)。ついで、通信相手のDTE向けに通信要
求セルを送信し、通信相手のDTEが通信可能であるか
チェックする(ステップ321、322)。相手DTE
が通信不可能であれば、リソース残量とともに、コネク
ション受け付け拒否のセルを発DTEに送信する(ステ
ップ323、324)。
ーブル23を参照し、削減可能な帯域の合計から現在の
削減帯域の合計を差し引いた残りの帯域量を求め、該残
りの帯域量≧(受益コールの申告帯域−空き帯域)か調
べ、残りの帯域量≧(受益コールの申告帯域−空き帯
域)の場合には受益コールに対する帯域割り当てが可能
であると判断する(ステップ318)。ついで、負担コ
ールのうち負担回数が少ない負担コールから順に削減可
能帯域を削減し、トータルの削減帯域が(受益コールの
申告帯域−空き帯域)に等しくなるまで、負担コールの
選択、削減可能帯域の削減を繰り返す(ステップ31
9、320)。ついで、通信相手のDTE向けに通信要
求セルを送信し、通信相手のDTEが通信可能であるか
チェックする(ステップ321、322)。相手DTE
が通信不可能であれば、リソース残量とともに、コネク
ション受け付け拒否のセルを発DTEに送信する(ステ
ップ323、324)。
【0060】相手DTEが通信可能であれば、帯域を削
減した負担コールの負担回数を1カウントアップすると
ともに、通信中コール管理テーブル21に接続要求コー
ルをを登録する(ステップ325,326)。又、発D
TEにコネクション受け付け可のセル(発VPI/VC
Iを含む)を送信する(ステップ327)。発DTEは
コネクション受け付け可のセルを受信すれば、以後、送
信データをセルに組み立てるとともに、通知されたVP
I/VCIをセルのヘッダに付して相手DTEに送信す
る(ステップ328)。しかる後、受け付けたコールを
負担コール管理テーブル23に登録するかチェックする
(ステップ329)。発DTEより負担コールとして登
録することが要求されている場合には負担コール管理テ
ーブル23に登録する(ステップ330)。ついで、帯
域を削減した負担コールのDTEに対して削減後の設定
帯域(あるいは削減帯域)を通知するか判断し(ステッ
プ331)、通知するように設定されている場合には、
新しい設定帯域通知セルを作成してDTEに送信する
(ステップ332)。該新しい設定帯域を受信したDT
Eは以後、該設定帯域を遵守するようにセルを送出する
(ステップ333)。
減した負担コールの負担回数を1カウントアップすると
ともに、通信中コール管理テーブル21に接続要求コー
ルをを登録する(ステップ325,326)。又、発D
TEにコネクション受け付け可のセル(発VPI/VC
Iを含む)を送信する(ステップ327)。発DTEは
コネクション受け付け可のセルを受信すれば、以後、送
信データをセルに組み立てるとともに、通知されたVP
I/VCIをセルのヘッダに付して相手DTEに送信す
る(ステップ328)。しかる後、受け付けたコールを
負担コール管理テーブル23に登録するかチェックする
(ステップ329)。発DTEより負担コールとして登
録することが要求されている場合には負担コール管理テ
ーブル23に登録する(ステップ330)。ついで、帯
域を削減した負担コールのDTEに対して削減後の設定
帯域(あるいは削減帯域)を通知するか判断し(ステッ
プ331)、通知するように設定されている場合には、
新しい設定帯域通知セルを作成してDTEに送信する
(ステップ332)。該新しい設定帯域を受信したDT
Eは以後、該設定帯域を遵守するようにセルを送出する
(ステップ333)。
【0061】一方、ステップ331において、削減後の
設定帯域をDTEに通知する必要がない場合には、AT
M交換機は負担コールの通信帯域をUPC制御し、DT
Eが新しい設定帯域を越えてセルを送出しているかチェ
ックする(ステップ334,335)。新しい設定帯域
を越えてセルを送出している場合には該セルを廃棄する
(ステップ336)。セル廃棄により、負担コールのD
TEはネットワークに輻輳が発生した呼とを認識し(ス
テップ337)、使用帯域を一時的に低減することにな
る(ステップ338)。以後、所定の通信中コールの通
信が終了してネットワークリソースに空き(余剰帯域)
が発生すれば(ステップ351)、負担コール管理テー
ブル23から帯域を削減している負担コールを検索する
(ステップ352)。帯域を削減している負担コールが
検索されれば、余剰帯域を各負担コールに均等に返却す
ると共に(ステップ353)、各負担コールのDTEに
使用可能帯域の変更を通知するセルを送信する(ステッ
プ354)。DTEは該使用可能帯域の変更通知セルを
受信すれば、以後、新たな帯域に従ってセルを送出する
(ステップ355)。
設定帯域をDTEに通知する必要がない場合には、AT
M交換機は負担コールの通信帯域をUPC制御し、DT
Eが新しい設定帯域を越えてセルを送出しているかチェ
ックする(ステップ334,335)。新しい設定帯域
を越えてセルを送出している場合には該セルを廃棄する
(ステップ336)。セル廃棄により、負担コールのD
TEはネットワークに輻輳が発生した呼とを認識し(ス
テップ337)、使用帯域を一時的に低減することにな
る(ステップ338)。以後、所定の通信中コールの通
信が終了してネットワークリソースに空き(余剰帯域)
が発生すれば(ステップ351)、負担コール管理テー
ブル23から帯域を削減している負担コールを検索する
(ステップ352)。帯域を削減している負担コールが
検索されれば、余剰帯域を各負担コールに均等に返却す
ると共に(ステップ353)、各負担コールのDTEに
使用可能帯域の変更を通知するセルを送信する(ステッ
プ354)。DTEは該使用可能帯域の変更通知セルを
受信すれば、以後、新たな帯域に従ってセルを送出する
(ステップ355)。
【0062】図27〜図30は負担コール管理テーブル
として図7のテーブル(ネットワーク契約時登録)を使
用する場合における本発明の呼設定処理の全体のフロー
であり、点線枠内はDTEの処理、実線枠内はATMネ
ットワークの処理を示す。この処理フローは図23〜図
26の処理フローと類似しており、異なる点は、以下の
〜である。 DTEより事前に負担コールとなること、及び、属
性、削減可能帯域、削減可能な時間帯をATM交換機に
送信し、負荷コール管理テーブル23に登録する点(ス
テップ401〜405)。
として図7のテーブル(ネットワーク契約時登録)を使
用する場合における本発明の呼設定処理の全体のフロー
であり、点線枠内はDTEの処理、実線枠内はATMネ
ットワークの処理を示す。この処理フローは図23〜図
26の処理フローと類似しており、異なる点は、以下の
〜である。 DTEより事前に負担コールとなること、及び、属
性、削減可能帯域、削減可能な時間帯をATM交換機に
送信し、負荷コール管理テーブル23に登録する点(ス
テップ401〜405)。
【0063】受益コールになれた時(ステップ31
6)、選択した負担コール管理テーブル23で削減可能
な負担コールを抽出し(ステップ411)、負担コール
の削減可能帯域の合計値を求め、該合計値≧(受益コー
ルの申告帯域−空き帯域)か調べ(ステップ412)、
合計値≧(受益コールの申告帯域−空き帯域)の場合に
は受益コールに対する帯域割り当てが可能であると判断
してステップ319の処理を行い、合計値<(受益コー
ルの申告帯域−空き帯域)の場合にはコネクション受け
付けを拒否するとともに、ネットワークリソースの残量
を通知する点(ステップ413,414)。 コールが受け付けられて通信中コール管理テーブル2
1に登録されて後(ステップ326)、該受け付けられ
たコールが負担コール管理テーブル23における属性を
満足するかチェックし(ステップ421)、満足する場
合には該コールは負担コールであり、負担コール管理テ
ーブル23に登録されている該負担コールの「削減可能
を非から可」とする点(ステップ422)である。
6)、選択した負担コール管理テーブル23で削減可能
な負担コールを抽出し(ステップ411)、負担コール
の削減可能帯域の合計値を求め、該合計値≧(受益コー
ルの申告帯域−空き帯域)か調べ(ステップ412)、
合計値≧(受益コールの申告帯域−空き帯域)の場合に
は受益コールに対する帯域割り当てが可能であると判断
してステップ319の処理を行い、合計値<(受益コー
ルの申告帯域−空き帯域)の場合にはコネクション受け
付けを拒否するとともに、ネットワークリソースの残量
を通知する点(ステップ413,414)。 コールが受け付けられて通信中コール管理テーブル2
1に登録されて後(ステップ326)、該受け付けられ
たコールが負担コール管理テーブル23における属性を
満足するかチェックし(ステップ421)、満足する場
合には該コールは負担コールであり、負担コール管理テ
ーブル23に登録されている該負担コールの「削減可能
を非から可」とする点(ステップ422)である。
【0064】(B)第2実施例 (a) 従来の輻輳制御 従来のATMネットワークにおいては、図31に示すよ
うに、通信中のDTE11a,11bから受信したセル
をATM交換機12内のATMスイッチ32でスイッチ
ングし、出力バッファを備えた出力部33を経由し、相
手DTEへ送出する。セルは5オクテットのセルヘッダ
と48オクテットの情報フィード出構成され、セルヘッ
ダには、リンク間フロー制御に用いられるGFC(Gene
ric FlowControl)、データがブロックに分解された後で
も宛先が判るように呼識別用のVCI(Virtual Channe
l Identifier)、方路を特定するVPI(virtual Path I
dentifier)、ペイロードタイプPT(Payload Type)、
セルロスプライオリティCLP、ヘッダのエラー訂正用
符号HEC(Header Error Control)が含まれている。
尚、Resはリザーブビットである。
うに、通信中のDTE11a,11bから受信したセル
をATM交換機12内のATMスイッチ32でスイッチ
ングし、出力バッファを備えた出力部33を経由し、相
手DTEへ送出する。セルは5オクテットのセルヘッダ
と48オクテットの情報フィード出構成され、セルヘッ
ダには、リンク間フロー制御に用いられるGFC(Gene
ric FlowControl)、データがブロックに分解された後で
も宛先が判るように呼識別用のVCI(Virtual Channe
l Identifier)、方路を特定するVPI(virtual Path I
dentifier)、ペイロードタイプPT(Payload Type)、
セルロスプライオリティCLP、ヘッダのエラー訂正用
符号HEC(Header Error Control)が含まれている。
尚、Resはリザーブビットである。
【0065】ATMネットワークは、出力部(出力バッ
ファ)33が輻輳状態になると、すなわち、出力バッフ
ァに輻輳規制値以上のセルが滞留すると、受信したセル
の廃棄を行って輻輳の緩和を行い、輻輳解除時において
DTE間で廃棄データの再送を行う。図31の例では、
出力バッファ33に輻輳規制値のセルが滞留しているた
め、DTE11a,11bから到来するセルは輻輳が解
除されるまで廃棄される。このように、従来は輻輳状態
になるとセルを廃棄するものであった。そこで、輻輳状
態になってもセル廃棄を防止する輻輳制御が要望され
る。本発明では、DTEと流量監視部の間に輻輳防止装
置を置くことにより送信データを一時的にセル廃棄防止
用のバッファに蓄積し、ネットワーク内の輻輳等による
セルの廃棄を防止する。
ファ)33が輻輳状態になると、すなわち、出力バッフ
ァに輻輳規制値以上のセルが滞留すると、受信したセル
の廃棄を行って輻輳の緩和を行い、輻輳解除時において
DTE間で廃棄データの再送を行う。図31の例では、
出力バッファ33に輻輳規制値のセルが滞留しているた
め、DTE11a,11bから到来するセルは輻輳が解
除されるまで廃棄される。このように、従来は輻輳状態
になるとセルを廃棄するものであった。そこで、輻輳状
態になってもセル廃棄を防止する輻輳制御が要望され
る。本発明では、DTEと流量監視部の間に輻輳防止装
置を置くことにより送信データを一時的にセル廃棄防止
用のバッファに蓄積し、ネットワーク内の輻輳等による
セルの廃棄を防止する。
【0066】(b) 本発明の輻輳制御を具現化したシステ
ムの構成 図32は本発明の輻輳制御を具現化したシステムの構成
図であり、11a〜11dはDTE(データ端末装置 D
ate Terminal Equipment)、12はATM交換機、13
は輻輳防止装置である。ATM交換機12において、3
1は呼(コール)のセル流量を監視する流量監視部、3
2はATMスイッチ、33は入出力部で、出力側にFI
FO等の出力バッファを備え、ATMスイッチから出力
されるセルを順次該出力バッファに記憶すると共に到来
順に出力する。34はタグの削除/追加及びHECの追
加/削除等の回線制御を行う回線制御部である。流量監
視部31は、入出力部33の出力バッファに蓄積され
ているセル量に基づいて、輻輳状態になったか監視し、
輻輳状態になったときセルの廃棄を防止するために、セ
ルのGFCエリアに輻輳規制情報を書き込んでなる制御
セル(輻輳制御実施セル)を輻輳防止装置13に送出
し、DTEより到来するセルを廃棄防止用バッファに記
憶させる機能、輻輳状態から正常の状態に戻ったか監
視し、輻輳状態でなくなったとき、セルのGFCエリア
に輻輳解除情報を書き込んでなる制御セル(輻輳制御解
除セル)を輻輳防止装置13に送出し、廃棄防止用バッ
ファに蓄えられているセルを読出してネットワークに送
信させる機能を有している。
ムの構成 図32は本発明の輻輳制御を具現化したシステムの構成
図であり、11a〜11dはDTE(データ端末装置 D
ate Terminal Equipment)、12はATM交換機、13
は輻輳防止装置である。ATM交換機12において、3
1は呼(コール)のセル流量を監視する流量監視部、3
2はATMスイッチ、33は入出力部で、出力側にFI
FO等の出力バッファを備え、ATMスイッチから出力
されるセルを順次該出力バッファに記憶すると共に到来
順に出力する。34はタグの削除/追加及びHECの追
加/削除等の回線制御を行う回線制御部である。流量監
視部31は、入出力部33の出力バッファに蓄積され
ているセル量に基づいて、輻輳状態になったか監視し、
輻輳状態になったときセルの廃棄を防止するために、セ
ルのGFCエリアに輻輳規制情報を書き込んでなる制御
セル(輻輳制御実施セル)を輻輳防止装置13に送出
し、DTEより到来するセルを廃棄防止用バッファに記
憶させる機能、輻輳状態から正常の状態に戻ったか監
視し、輻輳状態でなくなったとき、セルのGFCエリア
に輻輳解除情報を書き込んでなる制御セル(輻輳制御解
除セル)を輻輳防止装置13に送出し、廃棄防止用バッ
ファに蓄えられているセルを読出してネットワークに送
信させる機能を有している。
【0067】流量監視部31において、31aは入出力
部33における出力バッファに滞留するセル数を監視す
る流量測定部、31bはDTE毎に輻輳状態とみなす第
1の設定値N1、輻輳状態から正常状態に復帰したとみ
なす第2の設定値N2をそれぞれ記憶する輻輳防止設定
値テーブル、31cは出力バッファに滞留するセル数と
第1、第2の設定値を比較して輻輳状態になったか、正
常状態に復帰したか監視する流量比較部、31dは制御
セル生成部であり、輻輳状態になったとき、セルの廃
棄を防止するために、GFCエリアに輻輳規制情報(1
001)をマッピングすると共に、輻輳状態になったD
TEのVPI/VCI値をVPI/VCIエリアにマッ
ピングして制御セル(輻輳制御実施セル)を生成し、
又、正常状態に復帰したとき、GFCエリアに輻輳解
除情報(1000)をマッピングすると共に、正常状態
に復帰したDTEのVPI/VCI値をVPI/VCI
エリアにマッピングして制御セル(輻輳制御解除セル)
を生成する。31eは制御セルを輻輳防止装置13に送
出すると共に、上り/下り方向の通常セルの送受信を行
うセル送出部である。
部33における出力バッファに滞留するセル数を監視す
る流量測定部、31bはDTE毎に輻輳状態とみなす第
1の設定値N1、輻輳状態から正常状態に復帰したとみ
なす第2の設定値N2をそれぞれ記憶する輻輳防止設定
値テーブル、31cは出力バッファに滞留するセル数と
第1、第2の設定値を比較して輻輳状態になったか、正
常状態に復帰したか監視する流量比較部、31dは制御
セル生成部であり、輻輳状態になったとき、セルの廃
棄を防止するために、GFCエリアに輻輳規制情報(1
001)をマッピングすると共に、輻輳状態になったD
TEのVPI/VCI値をVPI/VCIエリアにマッ
ピングして制御セル(輻輳制御実施セル)を生成し、
又、正常状態に復帰したとき、GFCエリアに輻輳解
除情報(1000)をマッピングすると共に、正常状態
に復帰したDTEのVPI/VCI値をVPI/VCI
エリアにマッピングして制御セル(輻輳制御解除セル)
を生成する。31eは制御セルを輻輳防止装置13に送
出すると共に、上り/下り方向の通常セルの送受信を行
うセル送出部である。
【0068】輻輳防止設定値テーブル31bには、各D
TEの前記第1、第2の設定値N1,N2が以下のよう
に設定される。すなわち、予め、非受益/非負担コー
ル、非受益/負担コール、受益/負担コール、受
益/非負コールの各種別に対応させて第1、第2の設定
値N1、N2を登録しておく。そして、発呼時、コール
が上記いずれかの種別に属するかを判別し、該種別に応
じた第1、第2の設定値N1、N2を求め、図33に示
すようにDTEアドレスに対応させて該第1、第2の設
定値N1、N2を輻輳防止設定値テーブル31bに登録
する。図33ではネットワーク設計時に予め、非受益
/非負担ならば、第1の設定値(輻輳設定値)65%、
第2の設定値(解除値)60%、非受益/非負担なら
ば、輻輳設定値60%、解除値55%、受益/負担な
らば、輻輳設定値70%、解除値65%、受益/非負
担ならば、輻輳設定値75%、解除値70%と決めてあ
り、現在、ATM交換機12に接続されている全ての端
末DTE11a〜11dに対しDTE接続時にこれら第
1、第2の設定値が登録される。第1、第2の設定値N
1、N2は重要なコールほど高めに設定し、優先的に通
信できるようにする。
TEの前記第1、第2の設定値N1,N2が以下のよう
に設定される。すなわち、予め、非受益/非負担コー
ル、非受益/負担コール、受益/負担コール、受
益/非負コールの各種別に対応させて第1、第2の設定
値N1、N2を登録しておく。そして、発呼時、コール
が上記いずれかの種別に属するかを判別し、該種別に応
じた第1、第2の設定値N1、N2を求め、図33に示
すようにDTEアドレスに対応させて該第1、第2の設
定値N1、N2を輻輳防止設定値テーブル31bに登録
する。図33ではネットワーク設計時に予め、非受益
/非負担ならば、第1の設定値(輻輳設定値)65%、
第2の設定値(解除値)60%、非受益/非負担なら
ば、輻輳設定値60%、解除値55%、受益/負担な
らば、輻輳設定値70%、解除値65%、受益/非負
担ならば、輻輳設定値75%、解除値70%と決めてあ
り、現在、ATM交換機12に接続されている全ての端
末DTE11a〜11dに対しDTE接続時にこれら第
1、第2の設定値が登録される。第1、第2の設定値N
1、N2は重要なコールほど高めに設定し、優先的に通
信できるようにする。
【0069】又、DTEあるいはATM交換機の保守コ
ンソールより直接、第1、第2の設定値を登録、削除、
変更するように構成することもできる。輻輳防止装置1
3において、41は輻輳防止制御部、42はバッファ制
御部、43は廃棄防止用バッファ、44a〜44dはタ
グの削除/追加及びHECの追加/削除等のDTE回線
制御を行う回線制御部、45a〜45dは回線切替用の
スイッチである。輻輳防止制御部41は、ATMスイッ
チ側から到来する制御セルのGFCエリアを参照し、D
TEから到来するセルの廃棄防止用バッファ43への書
き込み指示、廃棄防止用バッファからの読み出し指示、
スイッチ45a〜45dへの回線切り替え指示、セルの
廃棄を行う機能を有している。すなわち、輻輳防止制御
部41はATMスイッチ側から到来するセルのGFCエ
リアを参照し、GFCに輻輳規制情報(1001)が書
き込まれている場合には、該セルに含まれるVPI/V
CI値に基づいてDTEを識別し、該DTEに応じたス
イッチ45a〜45dを制御して回線を通常のATMス
イッチ側からバッファ側へ切り換えると共に、バッファ
制御部42にセルのバッファリングを指示する。これに
より、バッファ制御部42はDTEより到来するセルを
廃棄防止用バッファ43に一時的に格納する。
ンソールより直接、第1、第2の設定値を登録、削除、
変更するように構成することもできる。輻輳防止装置1
3において、41は輻輳防止制御部、42はバッファ制
御部、43は廃棄防止用バッファ、44a〜44dはタ
グの削除/追加及びHECの追加/削除等のDTE回線
制御を行う回線制御部、45a〜45dは回線切替用の
スイッチである。輻輳防止制御部41は、ATMスイッ
チ側から到来する制御セルのGFCエリアを参照し、D
TEから到来するセルの廃棄防止用バッファ43への書
き込み指示、廃棄防止用バッファからの読み出し指示、
スイッチ45a〜45dへの回線切り替え指示、セルの
廃棄を行う機能を有している。すなわち、輻輳防止制御
部41はATMスイッチ側から到来するセルのGFCエ
リアを参照し、GFCに輻輳規制情報(1001)が書
き込まれている場合には、該セルに含まれるVPI/V
CI値に基づいてDTEを識別し、該DTEに応じたス
イッチ45a〜45dを制御して回線を通常のATMス
イッチ側からバッファ側へ切り換えると共に、バッファ
制御部42にセルのバッファリングを指示する。これに
より、バッファ制御部42はDTEより到来するセルを
廃棄防止用バッファ43に一時的に格納する。
【0070】又、輻輳防止制御部41はATMスイッチ
側から到来するセルのGFCエリアを参照し、輻輳解除
情報(1000)が書き込まれている場合には、バッフ
ァ制御部42にセルの読出を指示する。これにより、バ
ッファ制御部42は廃棄防止用バッファ43に格納され
ているセルを読出してATMスイッチ側に送出し、しか
る後、スイッチをバッファ側から通常のATMスイッチ
側に切り替え、DTEから到来するセルをATMスイッ
チに送出させる。
側から到来するセルのGFCエリアを参照し、輻輳解除
情報(1000)が書き込まれている場合には、バッフ
ァ制御部42にセルの読出を指示する。これにより、バ
ッファ制御部42は廃棄防止用バッファ43に格納され
ているセルを読出してATMスイッチ側に送出し、しか
る後、スイッチをバッファ側から通常のATMスイッチ
側に切り替え、DTEから到来するセルをATMスイッ
チに送出させる。
【0071】(c)輻輳制御 ATM交換機12内の流量測定部31aは、入出力部3
3内の出力バッファの状態値(滞留セル数)を随時問い
合わせ、流量比較部31cにその値を通知する。流量比
較部31cは、通知された滞留セル数と輻輳防止設定値
テーブル31bに設定されている各DTEの第1の設定
値N1とを常時比較する。比較した結果、滞留セル数が
所定DTEの第1の設定値N1を越えると、流量比較部
31cは、制御セル生成部31dに該DTEのVPI/
VCIを通知すると共に、制御セル(輻輳制御実施セ
ル)の生成を指示する。指示を受けた制御セル生成部3
1dは、該当DTEに対する制御セル(輻輳制御実施セ
ル)を生成し、セル送出部31eから輻輳防止装置13
の輻輳防止制御部41に送出する。制御セルを受信した
輻輳防止制御部41は、VPI/VCI値を参照して該
当DTEの回線をスイッチでバッファ制御部42に切替
え、バッファ制御部42をしてセルを廃棄防止用バッフ
ァ43へ蓄積させる。尚、出力バッファに滞留するセル
数が同時に複数のDTEの第1の設定値を越えた場合に
は、上記制御によ各DTEからのセルが廃棄防止用バッ
ファ43に蓄積される。
3内の出力バッファの状態値(滞留セル数)を随時問い
合わせ、流量比較部31cにその値を通知する。流量比
較部31cは、通知された滞留セル数と輻輳防止設定値
テーブル31bに設定されている各DTEの第1の設定
値N1とを常時比較する。比較した結果、滞留セル数が
所定DTEの第1の設定値N1を越えると、流量比較部
31cは、制御セル生成部31dに該DTEのVPI/
VCIを通知すると共に、制御セル(輻輳制御実施セ
ル)の生成を指示する。指示を受けた制御セル生成部3
1dは、該当DTEに対する制御セル(輻輳制御実施セ
ル)を生成し、セル送出部31eから輻輳防止装置13
の輻輳防止制御部41に送出する。制御セルを受信した
輻輳防止制御部41は、VPI/VCI値を参照して該
当DTEの回線をスイッチでバッファ制御部42に切替
え、バッファ制御部42をしてセルを廃棄防止用バッフ
ァ43へ蓄積させる。尚、出力バッファに滞留するセル
数が同時に複数のDTEの第1の設定値を越えた場合に
は、上記制御によ各DTEからのセルが廃棄防止用バッ
ファ43に蓄積される。
【0072】DTEからのセルを廃棄防止用バッファ4
3に一時的に格納することにより、出力バッファに滞留
するセル数が減小して所定DTEの解除値を下回ると、
流量比較部31cは、制御セル生成部31dに該DTE
のVPI/VCIを通知すると共に、制御セル(輻輳制
御解除セル)の生成を指示する。指示を受けた制御セル
生成部31dは、該当DTEに対する制御セル(輻輳制
御解除セル)を生成し、セル送出部31eから輻輳防止
装置13の輻輳防止制御部41に送出する。制御セルを
受けた輻輳防止制御部41はVPI/VCIを参照し、
バッファ制御部42をして該当DTEのセルを廃棄防止
用バッファ42から読み出させ、所定のスイッチを介し
て通常回線に戻し、ネットワークへ送出させる。送出終
了後、輻輳防止制御部41はスイッチを制御して該当D
TEの回線を元の回線にもどす。
3に一時的に格納することにより、出力バッファに滞留
するセル数が減小して所定DTEの解除値を下回ると、
流量比較部31cは、制御セル生成部31dに該DTE
のVPI/VCIを通知すると共に、制御セル(輻輳制
御解除セル)の生成を指示する。指示を受けた制御セル
生成部31dは、該当DTEに対する制御セル(輻輳制
御解除セル)を生成し、セル送出部31eから輻輳防止
装置13の輻輳防止制御部41に送出する。制御セルを
受けた輻輳防止制御部41はVPI/VCIを参照し、
バッファ制御部42をして該当DTEのセルを廃棄防止
用バッファ42から読み出させ、所定のスイッチを介し
て通常回線に戻し、ネットワークへ送出させる。送出終
了後、輻輳防止制御部41はスイッチを制御して該当D
TEの回線を元の回線にもどす。
【0073】尚、出力バッファの滞留セル数が同時に複
数のDTEの第2の設定値(解除値)を下回った場合に
は、各DTEのセルを廃棄防止用バッファ43から読み
出してネットワークに送出する。以上では、輻輳防止設
定値テーブル31bを1つだけ設けた場合であるが、複
数の輻輳防止設定値テーブルを設け、指定された輻輳防
止設定値テーブルを用い、あるいは輻輳防止設定値テー
ブルを時間帯により自動的に切り替えて輻輳制御を行う
こともできる。
数のDTEの第2の設定値(解除値)を下回った場合に
は、各DTEのセルを廃棄防止用バッファ43から読み
出してネットワークに送出する。以上では、輻輳防止設
定値テーブル31bを1つだけ設けた場合であるが、複
数の輻輳防止設定値テーブルを設け、指定された輻輳防
止設定値テーブルを用い、あるいは輻輳防止設定値テー
ブルを時間帯により自動的に切り替えて輻輳制御を行う
こともできる。
【0074】(d)輻輳時の制御 図34、図35は輻輳時の制御を説明する説明図であ
る。輻輳防止設定値テーブル31b(図32)内の輻輳
設定値(第1の設定値)としてDTE Aに65%、D
TE Bに60%、DTE Cに70%、DTE Dに7
5%をそれぞれATM交換機が輻輳制御に入る前に設定
する。通信中、流量監視部31は、ネットワーク内にお
ける出力部の状態値(出力バッファの使用量)が63%
に達した場合、DTE Bに対して予め設定されている
輻輳設定値60%を越えたと認識し、該DTE Bに規制
をかける制御を行う。すなわち、流量監視部31は、図
34に示すように、該当DTE BのVPI/VCI値
(VPI=1010 1010,VCI=1001 0010 0100 1001)をVPI/
VCIエリアにマッピングすると共に、GFCエリアに
輻輳制御の実施情報(輻輳規制情報:1001)をマッ
ピングしてなる制御セル(輻輳制御実施セル)51を生
成して輻輳防止装置13へ送出する。
る。輻輳防止設定値テーブル31b(図32)内の輻輳
設定値(第1の設定値)としてDTE Aに65%、D
TE Bに60%、DTE Cに70%、DTE Dに7
5%をそれぞれATM交換機が輻輳制御に入る前に設定
する。通信中、流量監視部31は、ネットワーク内にお
ける出力部の状態値(出力バッファの使用量)が63%
に達した場合、DTE Bに対して予め設定されている
輻輳設定値60%を越えたと認識し、該DTE Bに規制
をかける制御を行う。すなわち、流量監視部31は、図
34に示すように、該当DTE BのVPI/VCI値
(VPI=1010 1010,VCI=1001 0010 0100 1001)をVPI/
VCIエリアにマッピングすると共に、GFCエリアに
輻輳制御の実施情報(輻輳規制情報:1001)をマッ
ピングしてなる制御セル(輻輳制御実施セル)51を生
成して輻輳防止装置13へ送出する。
【0075】輻輳防止装置13内の輻輳防止制御部41
は、制御セル(輻輳制御実施セル)51を受信すると、
図35に示すようにVPI/VCI値を参照して輻輳規
制するDTE Bを識別し、該DTE Bのスイッチ45
bを制御して当該DTE Bの回線をバッファ制御部4
2へ切替え、DTE Bから受信するセルを廃棄防止用
バッファ43へ蓄積する。
は、制御セル(輻輳制御実施セル)51を受信すると、
図35に示すようにVPI/VCI値を参照して輻輳規
制するDTE Bを識別し、該DTE Bのスイッチ45
bを制御して当該DTE Bの回線をバッファ制御部4
2へ切替え、DTE Bから受信するセルを廃棄防止用
バッファ43へ蓄積する。
【0076】(e)輻輳解除時の制御 図36、図37は輻輳解除時の制御を説明する説明図で
ある。輻輳防止設定値テーブル31b(図32)内の解
除値(第2の設定値)としてDTE Aに60%、DT
E Bに55%、DTE Cに65%、DTE Dに70
%をそれぞれ設定する。通信中、流量監視部31は、ネ
ットワーク内における出力部の状態値(出力バッファの
使用量)が50%を一定時間継続して下回った場合、D
TE Bに対して予め設定されている解除値55%を下回
ったと認識し、該DTE Bの規制を解除する制御を行
う。すなわち、流量監視部31は、図36に示すよう
に、該当DTE BのVPI/VCI値(VPI=1010 101
0,VCI=1001 0010 0100 1001)をVPI/VCIエリアに
マッピングすると共に、GFCエリアに輻輳制御の解除
情報(1000)をマッピングしてなる制御セル(輻輳
制御解除セル)52を生成して輻輳防止装置13へ送出
する。尚、情報フィールドに情報は含まれない。
ある。輻輳防止設定値テーブル31b(図32)内の解
除値(第2の設定値)としてDTE Aに60%、DT
E Bに55%、DTE Cに65%、DTE Dに70
%をそれぞれ設定する。通信中、流量監視部31は、ネ
ットワーク内における出力部の状態値(出力バッファの
使用量)が50%を一定時間継続して下回った場合、D
TE Bに対して予め設定されている解除値55%を下回
ったと認識し、該DTE Bの規制を解除する制御を行
う。すなわち、流量監視部31は、図36に示すよう
に、該当DTE BのVPI/VCI値(VPI=1010 101
0,VCI=1001 0010 0100 1001)をVPI/VCIエリアに
マッピングすると共に、GFCエリアに輻輳制御の解除
情報(1000)をマッピングしてなる制御セル(輻輳
制御解除セル)52を生成して輻輳防止装置13へ送出
する。尚、情報フィールドに情報は含まれない。
【0077】輻輳防止装置13内の輻輳防止制御部41
は、制御セル(輻輳制御解除セル)52を受信すると、
図37に示すようにVPI/VCI値を参照して輻輳解
除するDTE Bを識別し、バッファ制御部42を制御
してDTE Bのセルを廃棄防止用バッファ43から読
み取らせ、ネットワークへ送出させ、送出終了後、スイ
ッチ45bを制御してバッファ制御部へ切り換えた回線
を基の回線に切り戻す。以後、DTE Bは基の回線を
使用して通信を行う。なお、輻輳制御解除セルは廃棄さ
れる。
は、制御セル(輻輳制御解除セル)52を受信すると、
図37に示すようにVPI/VCI値を参照して輻輳解
除するDTE Bを識別し、バッファ制御部42を制御
してDTE Bのセルを廃棄防止用バッファ43から読
み取らせ、ネットワークへ送出させ、送出終了後、スイ
ッチ45bを制御してバッファ制御部へ切り換えた回線
を基の回線に切り戻す。以後、DTE Bは基の回線を
使用して通信を行う。なお、輻輳制御解除セルは廃棄さ
れる。
【0078】(f) 廃棄防止用バッファのセル読み出し順
序の制御 複数のDTEの輻輳を同時に解除する場合、廃棄防止用
バッファのセル読み出し順序は各DTEのセルを均等に
読み出すことを基本とする。第1の方法は、廃棄防止用
バッファ43に格納されている輻輳解除すべき各DTE
のセルを1個づつ順番に読出してネットワークに送出す
る方法(ラウンドロビン方式)である。第2の方法は、
廃棄防止用バッファ43に格納される回数をDTE毎に
管理し、該回数を考慮し、例えば該回数が大きいDTE
の順に廃棄防止用バッファ43からセルを読み出してネ
ットワークに送出する方法である。第3の方法は、非受
益/非負担コール、非受益/負担コール、受益/負担コ
ール、受益/非負担コールの各種別に対応させてバッフ
ァ43から読み出す読出順序を設定しておき、該設定順
序に従ってDTEのセルをバッファ43から読み出して
ネットワークに送出方法である。尚、順序は重要なコー
ルが集中する種別の優先度を高くする。
序の制御 複数のDTEの輻輳を同時に解除する場合、廃棄防止用
バッファのセル読み出し順序は各DTEのセルを均等に
読み出すことを基本とする。第1の方法は、廃棄防止用
バッファ43に格納されている輻輳解除すべき各DTE
のセルを1個づつ順番に読出してネットワークに送出す
る方法(ラウンドロビン方式)である。第2の方法は、
廃棄防止用バッファ43に格納される回数をDTE毎に
管理し、該回数を考慮し、例えば該回数が大きいDTE
の順に廃棄防止用バッファ43からセルを読み出してネ
ットワークに送出する方法である。第3の方法は、非受
益/非負担コール、非受益/負担コール、受益/負担コ
ール、受益/非負担コールの各種別に対応させてバッフ
ァ43から読み出す読出順序を設定しておき、該設定順
序に従ってDTEのセルをバッファ43から読み出して
ネットワークに送出方法である。尚、順序は重要なコー
ルが集中する種別の優先度を高くする。
【0079】以上のように、第2実施例によれば、輻輳
となる前に一時的にバッファにセルを溜めることによ
り、セル廃棄を防止することができ、効率のよい通信が
可能となる。以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々
の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するもので
はない。
となる前に一時的にバッファにセルを溜めることによ
り、セル廃棄を防止することができ、効率のよい通信が
可能となる。以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々
の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するもので
はない。
【0080】
【発明の効果】以上本発明によれば、受益条件管理テー
ブルに登録している条件に当てはまるコール(受益コー
ル)であれば、通信中のコール(負担コール)の帯域を
一時的に削減する事によって得られたリソース(帯域)
を、申告した受益コールに割り当てる事により、通信を
必須とする受益コールを受け付けて通信を可能にでき、
ATMネットワークにおいてより多くのコールの通信が
可能となる。例えば、警察署、消防署等への重要なコー
ル、あるいは、警察署、消防署等から他への重要なコー
ルを拒否することなく受け付けて通信を行うことができ
る。
ブルに登録している条件に当てはまるコール(受益コー
ル)であれば、通信中のコール(負担コール)の帯域を
一時的に削減する事によって得られたリソース(帯域)
を、申告した受益コールに割り当てる事により、通信を
必須とする受益コールを受け付けて通信を可能にでき、
ATMネットワークにおいてより多くのコールの通信が
可能となる。例えば、警察署、消防署等への重要なコー
ル、あるいは、警察署、消防署等から他への重要なコー
ルを拒否することなく受け付けて通信を行うことができ
る。
【0081】又、本発明によれば、通話中コールのうち
帯域削減可能なコール(負担コール)の帯域を削減した
場合には該負担コールの課金を安くし、且つ、受益コー
ルの課金を割り増すことにより、本発明のコネクション
受け付け制御方法がより効果的に実施できるようにな
る。すなわち、多少通信が遅くなっても料金が安くなれ
ば良いというユーザ、料金が高くなっても待つことなく
迅速に相手と通信したいユーザが必ずいるものであり、
かかるユーザからのコールを負担コールとして登録し、
かつ、受益コールとなる条件を登録しておくことによ
り、本発明のコネクション受け付け制御方法をより効果
的に実施することができる。更に、本発明によれば、帯
域の割り当てを拒否する場合でも、ネットワークリソー
ス(帯域)の残量を発呼端末(DTE)に通知すること
ができ、該通知により輻輳状態になっていることを発呼
者は容易に認識することができる。又、コールの受付が
拒否されたDTEが再度コールする場合、輻輳状態の度
合いを考慮して発呼することができ、再度のコールが受
け付けられる可能性を向上させることができる。又、本
発明によれば、輻輳となる前に一時的にセルをバッファ
に溜めることにより、セル廃棄を防止することができ、
効率のよい通信が可能となる。
帯域削減可能なコール(負担コール)の帯域を削減した
場合には該負担コールの課金を安くし、且つ、受益コー
ルの課金を割り増すことにより、本発明のコネクション
受け付け制御方法がより効果的に実施できるようにな
る。すなわち、多少通信が遅くなっても料金が安くなれ
ば良いというユーザ、料金が高くなっても待つことなく
迅速に相手と通信したいユーザが必ずいるものであり、
かかるユーザからのコールを負担コールとして登録し、
かつ、受益コールとなる条件を登録しておくことによ
り、本発明のコネクション受け付け制御方法をより効果
的に実施することができる。更に、本発明によれば、帯
域の割り当てを拒否する場合でも、ネットワークリソー
ス(帯域)の残量を発呼端末(DTE)に通知すること
ができ、該通知により輻輳状態になっていることを発呼
者は容易に認識することができる。又、コールの受付が
拒否されたDTEが再度コールする場合、輻輳状態の度
合いを考慮して発呼することができ、再度のコールが受
け付けられる可能性を向上させることができる。又、本
発明によれば、輻輳となる前に一時的にセルをバッファ
に溜めることにより、セル廃棄を防止することができ、
効率のよい通信が可能となる。
【図1】本発明の第1の原理説明図である。
【図2】本発明の第2の原理説明図である。
【図3】本発明の通信システムの構成図である。
【図4】通信中コール管理テーブルの構成図である。
【図5】受益条件管理テーブルの構成図である。
【図6】負担コール管理テーブル(発呼時登録)の構成
図である。
図である。
【図7】負担コール管理テーブル(ネットワーク契約時
登録)の構成図である。
登録)の構成図である。
【図8】通信中コール管理テーブルの主要部の説明図で
ある。
ある。
【図9】負担コール管理テーブルの主要部の構成図であ
る。
る。
【図10】ATM交換機の構成図である。
【図11】DTEの構成図である。
【図12】呼設定手順(ネットワークリソースが足りな
い時に、非受益コールから接続要求があった場合)であ
る。
い時に、非受益コールから接続要求があった場合)であ
る。
【図13】呼設定手順(ネットワークリソースが足りな
い時に、受益コールから接続要求があった場合)であ
る。
い時に、受益コールから接続要求があった場合)であ
る。
【図14】通信中コール管理テーブルの内容変化説明図
である。
である。
【図15】負担コール管理テーブルの内容変化説明図で
ある。
ある。
【図16】帯域を提供すべき負担コールの選択説明図
(その1)である。
(その1)である。
【図17】帯域を提供すべき負担コールの選択説明図
(その2)である。
(その2)である。
【図18】帯域の再割当て説明図である。
【図19】帯域削減量を端末に通知することによる帯域
制限の手順説明図である。
制限の手順説明図である。
【図20】受益コールや負担コールとなったコールの料
金への反映を説明するネットワーク構成図である。
金への反映を説明するネットワーク構成図である。
【図21】受益コールや負担コールとなったコールの料
金への反映手順説明図(その1)である。
金への反映手順説明図(その1)である。
【図22】受益コールや負担コールとなったコールの料
金への反映手順説明図(その2)である。
金への反映手順説明図(その2)である。
【図23】本発明の呼設定処理フロー(その1)であ
る。
る。
【図24】本発明の呼設定処理フロー(その2)であ
る。
る。
【図25】本発明の呼設定処理フロー(その3)であ
る。
る。
【図26】本発明の呼設定処理フロー(その4)であ
る。
る。
【図27】本発明の別の呼設定処理フロー(その1)で
ある。
ある。
【図28】本発明の別の呼設定処理フロー(その2)で
ある。
ある。
【図29】本発明の別の呼設定処理フロー(その3)で
ある。
ある。
【図30】本発明の別の呼設定処理フロー(その4)で
ある。
ある。
【図31】従来の輻輳制御説明図である。
【図32】本発明の輻輳防止機能を備えたシステムの構
成図である。
成図である。
【図33】輻輳防止設定値テーブルの構成図である。
【図34】流量監視部から輻輳防止装置への輻輳制御の
実施情報の通知説明図である。
実施情報の通知説明図である。
【図35】輻輳防止装置の回線切り替え説明図である。
【図36】流量監視部から輻輳防止装置への輻輳制御の
解除情報の通知説明図である。
解除情報の通知説明図である。
【図37】元の回線への復旧説明図である。
11a〜11x・・DTE 12・・ATMネットワーク(ATM交換機) 13・・輻輳防止装置 21・・通信中コール管理テーブル 22・・受益条件管理テーブル 23・・負担コール管理テーブル 31・・流量監視部 41・・輻輳防止制御部 43・・廃棄防止用バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 孝司 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内 (72)発明者 山谷 信一 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内 (72)発明者 川本 康博 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内 (72)発明者 永野 博史 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内 (72)発明者 新 利勝 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内 (72)発明者 岡本 丈志 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内 (72)発明者 木村 武志 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内 (72)発明者 藤本 伸 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内 (72)発明者 片平 淳也 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内 (72)発明者 釘宮 誠一 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内 (72)発明者 小野塚 貴義 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内
Claims (29)
- 【請求項1】 発呼時にデータ終端装置(DTE)より
申告された帯域分の空きがある場合、コール(呼)を受
け付け、空きがない場合にはコールの受け付けを拒否す
るATMネットワークのコネクション受付制御方法にお
いて、 発呼時にDTEが申告した帯域分の空きがない場合、通
話中コールの使用帯域を削減して該申告帯域分の空きを
作ってDTEからのコールを受け付ける制御を実行する
ための条件を予め登録しておき、 DTEが申告した帯域分の空きがない場合、前記コール
が前記条件を満足するコール(受益コール)であるか判
断し、 受益コールでない場合には受け付けを拒否し、 受益コールの場合には、通話中コールの使用帯域を削減
して該申告帯域分の空きを作ってコールを受け付けて通
信を行うことを特徴とするコネクション受け付け制御方
法。 - 【請求項2】 前記受益コールとなるための条件は、発
呼したDTEが特別の発DTE番号を有しているか、あ
るいは、相手先が特別の着DTE番号を有しているか等
であり、これら条件を予めATMネットワークにおける
受益条件管理テーブルに記憶することを特徴とする請求
項1記載のコネクション受け付け制御方法。 - 【請求項3】 通話中コールのうち使用帯域の削減が可
能なコール(負担コール)をATMネットワークの負担
コール管理テーブルに記憶し、 発呼されたコールが受益コールの場合には、負担コール
の使用帯域を削減して受益コールを受け付けることを特
徴とする請求項1記載のコネクション受け付け制御方
法。 - 【請求項4】 ATMネットワークは、負担コールのD
TEに帯域削減をした旨と削減量あるいは新たな設定帯
域を通知し、 DTEは該通知に基づいて使用帯域を削減することを特
徴とする請求項3記載のコネクション受け付け制御方
法。 - 【請求項5】 ネットワークリソースに余剰の空き帯域
ができた場合、帯域が削減されている負担コールに余剰
の帯域を返却することを特徴とする請求項3記載のコネ
クション受け付け制御方法。 - 【請求項6】 ATMネットワークは、負担コールのD
TEに余剰帯域を返却した旨と返却量あるいは新たな設
定帯域を通知し、 DTEは該通知に基づいて使用帯域を増加することを特
徴とする請求項5記載のコネクション受け付け制御方
法。 - 【請求項7】 負担コールの削減可能帯域及び現在の削
減帯域を負担コール管理テーブルに記憶し、全負担コー
ルの残り削減可能帯域を削減しても申告帯域分に満たな
い場合にはDTEからのコールの受け付けを拒否するこ
とを特徴とする請求項3記載のコネクション受け付け制
御方法。 - 【請求項8】 呼の受け付け拒否する場合には、発呼し
たDTEに空き帯域量を通知することを特徴とする請求
項1記載のコネクション受け付け制御方法。 - 【請求項9】 発呼時に、DTEはコールが負担コール
となることをATMネットワークに通知し、 ATMネットワークは該コールを受け付ける場合、該コ
ールを負担コールとして負担コール管理テーブルに登録
し、 通信終了により該コールを負担コール管理テーブルより
削除することを特徴とする請求項3記載のコネクション
受け付け制御方法。 - 【請求項10】 DTEをATMネットワークに収容す
る契約時に、該DTEからのコールが負担コールとなる
ための条件とDTE番号とを前記負担管理テーブルに登
録し、 所定のDTEより発呼があったとき、該DTEが負担コ
ール管理テーブルに登録されているかチェックし、 登録されている場合には、コールが前記条件を満足して
いるかチェックし、 満足している場合には、該コールを負担コールとし、 通信終了により該コールを負担コールから開放すること
を特徴とする請求項3記載のコネクション受け付け制御
方法。 - 【請求項11】 前記受益条件管理テーブルに記憶され
る条件を、ATMネットワークに収容されたDTEから
の指示により登録、削除、変更することを特徴とする請
求項2記載のコネクション受け付け制御方法。 - 【請求項12】 前記受益条件管理テーブルに記憶され
る条件を、ATM交換機の制御部とデータ送受可能な外
部端末より直接、登録、削除、変更することを特徴とす
る請求項2記載のコネクション受け付け制御方法。 - 【請求項13】 受益条件管理テーブルを多面備え、 指示された受益条件管理テーブルに従って受益コールか
否かの判定を行うことを特徴とする請求項1記載のコネ
クション受け付け制御方法。 - 【請求項14】 負担コール管理テーブルを多面備え、 指示された負担コール管理テーブルにおける負担コール
の帯域を削減することを特徴とする請求項3記載のコネ
クション受け付け制御方法。 - 【請求項15】 使用帯域を削減する負担コールを、各
負担コールの削減負担度が均等となるように決定するこ
とを特徴とする請求項3記載のコネクション受け付け制
御方法。 - 【請求項16】 負担コールとなるための条件(属性)
を負担コール管理テーブル記憶すると共に、予め属性の
負担優先度を決めておき、 負担優先度が高い属性の負担コールから順に帯域を削減
することを特徴とする請求項3記載のコネクション受け
付け制御方法。 - 【請求項17】 帯域が削減されている負担コールに余
剰の帯域を返却する際、余剰帯域を返却する返却度が均
等となるように負担コールを決定することを特徴とする
請求項5記載のコネクション受け付け制御方法。 - 【請求項18】 負担コールとなるための条件(属性)
を負担コール管理テーブル記憶すると共に、予め属性の
負担優先度を決めておき、 負担優先度が高い属性の負担コールから順に余剰帯域を
返却することを特徴とする請求項5記載のコネクション
受け付け制御方法。 - 【請求項19】 受益コールとして帯域を割り当てられ
ている時間に応じて課金料金を割増し、負担コールとし
て帯域を削減されている時間に応じて課金料金を割安に
することを特徴とする請求項3記載のコネクション制御
方法。 - 【請求項20】 ATMネットワークにおける輻輳制御
方法において、 ATMスイッチ部の前段にセル廃棄防止用のバッファを
設け、 輻輳状態になったか、及び輻輳状態から正常の状態に戻
った監視し、 輻輳状態になったとき、データ終端装置(DTE)から
到来するセルを廃棄防止用バッファに格納し、 正常状態に復帰したとき、廃棄防止用バッファに格納さ
れているセルを読出してATMスイッチ部に送出するこ
とを特徴とする輻輳制御方法。 - 【請求項21】 ATMスイッチ部より出力されるセル
を順次出力バッファに格納し、該出力バッファからセル
を格納順に出線に送出し、 前記出力バッファに滞留するセル数が第1の設定値以上
になったとき、輻輳状態になったとし、第1の設定値よ
り小さい第2の設定値以下になったとき、正常状態に復
帰したと判断する請求項20記載の輻輳制御方法。 - 【請求項22】 DTE毎に第1、第2の設定値を登録
し、 輻輳状態になったとき、出力バッファに滞留するセル数
より第1の設定値が小さいDTEを求め、 該DTEから到来するセルを前記廃棄防止用バッファに
格納し、 出力バッファに滞留するセル数が所定DTEの第2の設
定値より小さくなった場合には廃棄防止用バッファに格
納されている該DTEからのセルを読出してATMスイ
ッチ部に送出することを特徴とする請求項21記載の輻
輳制御方法。 - 【請求項23】 出力バッファに滞留するセル数より第
2の設定値が小さいDTEが複数存在する場合には、廃
棄防止用バッファに格納されている各DTEのセルを順
番に読出してATMスイッチ部に送出することを特徴と
する請求項22記載の輻輳制御方法。 - 【請求項24】 廃棄防止用バッファに格納される回数
をDTE毎に管理し、 出力バッファに滞留するセル数より第2の設定値が小さ
いDTEが複数存在する場合には、前記回数を考慮して
廃棄防止用バッファから読み出すセルを決定することを
特徴とする請求項22記載の輻輳制御方法。 - 【請求項25】 発呼時にDTEが申告した帯域分の空
きがない場合、通話中コールのうち使用帯域の削減が可
能なコール(負担コール)の使用帯域を削減して該申告
帯域分の空きを作ってDTEからのコールを受け付ける
制御を実行するための条件を登録しておき、DTEが申
告した帯域分の空きがない場合、DTEからのコールが
前記条件を満足するコール(受益コール)であるか判断
し、受益コールでない場合には受け付けを拒否し、受益
コールの場合には、負担コールの使用帯域を削減して前
記申告帯域分の空きを作ってコールを受け付けて通信を
行う場合、非受益/非負担コール、非受益/負担コー
ル、受益/負担コール、受益/非負担コールの各種別に
対応させて前記第1、第2の設定値を登録しておき、 発呼時、コールが上記いずれの種別のコールであるかに
基づいて該コールの第1、第2の設定値を決定して登録
することを特徴とする請求項22記載の輻輳制御方法。 - 【請求項26】 非受益/非負担コール、非受益/負担
コール、受益/負担コール、受益/非負担コールの各種
別に対応させて廃棄防止用バッファから読み出す読出順
序を設定しておき、 出力バッファに滞留するセル数より第2の設定値が小さ
いDTEが複数存在する場合には、 前記設定されている読出順序に従って廃棄防止用バッフ
ァから読み出すセルを決定することを特徴とする請求項
25記載の輻輳制御方法。 - 【請求項27】 DTEあるいはATM交換機の外部端
末より直接、第1、第2の設定値を登録、削除、変更す
ることを特徴とする請求項22記載の輻輳制御方法。 - 【請求項28】 DTE毎に第1、第2の設定値を登録
する輻輳防止設定値テーブルを多面備え、 指定された輻輳防止設定値テーブルの第1、第2の設定
値を用いて輻輳制御を行うことを特徴とする請求項22
記載の輻輳制御方法。 - 【請求項29】 ATMスイッチ部の前段に輻輳状態に
なったか、及び輻輳状態から正常の状態に戻ったかを監
視する流量監視部と、流量監視部からの指示に従って廃
棄防止用バッファにDTEから到来するセルを格納する
と共に、廃棄防止用バッファに格納されているセルを読
出してATMスイッチ部に送出する制御を行う輻輳防止
制御部を設け、 流量監視部はATMセルを用いて輻輳防止制御部に対し
てセルの格納、セルの読出を指示することを特徴とする
請求項20記載の輻輳制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31551195A JPH09162869A (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | コネクション受け付け制御方法及び輻輳制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31551195A JPH09162869A (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | コネクション受け付け制御方法及び輻輳制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09162869A true JPH09162869A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18066237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31551195A Pending JPH09162869A (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | コネクション受け付け制御方法及び輻輳制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09162869A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6643264B1 (en) | 1998-11-27 | 2003-11-04 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | ATM exchange |
JP2009302806A (ja) * | 2008-06-12 | 2009-12-24 | Sony Corp | 通信制御装置と通信端末装置と通信システムおよび通信制御方法 |
JP2010081641A (ja) * | 1998-04-23 | 2010-04-08 | Emulex Design & Manufacturing Corp | デジタルデータネットワークにおけるメッセージフローを調整するシステムおよび方法 |
JP2016152517A (ja) * | 2015-02-17 | 2016-08-22 | 日本電信電話株式会社 | 通信制御方法および通信制御装置 |
-
1995
- 1995-12-04 JP JP31551195A patent/JPH09162869A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010081641A (ja) * | 1998-04-23 | 2010-04-08 | Emulex Design & Manufacturing Corp | デジタルデータネットワークにおけるメッセージフローを調整するシステムおよび方法 |
US6643264B1 (en) | 1998-11-27 | 2003-11-04 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | ATM exchange |
JP2009302806A (ja) * | 2008-06-12 | 2009-12-24 | Sony Corp | 通信制御装置と通信端末装置と通信システムおよび通信制御方法 |
JP4613981B2 (ja) * | 2008-06-12 | 2011-01-19 | ソニー株式会社 | 通信制御装置と通信端末装置と通信システムおよび通信制御方法 |
JP2016152517A (ja) * | 2015-02-17 | 2016-08-22 | 日本電信電話株式会社 | 通信制御方法および通信制御装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5467348A (en) | Bandwidth allocation system of virtual path in asynchronous transfer mode | |
JP5206714B2 (ja) | 送信端末装置およびネットワークノードおよび中継スイッチ | |
US6934250B1 (en) | Method and apparatus for an output packet organizer | |
JP2620513B2 (ja) | 通信ネットワーク、その接続方法、及び通信ネットワーク・ノード | |
US6400681B1 (en) | Method and system for minimizing the connection set up time in high speed packet switching networks | |
US7236458B2 (en) | Method for monitoring traffic in packet switched network | |
US20020059432A1 (en) | Integrated service network system | |
JPH07170271A (ja) | 統合ネットワークにおけるマルチメディア・ストリームの柔軟な参入許可制御方法 | |
CA2334869A1 (en) | Admission control method and switching node for integrated services packet-switched networks | |
JP3262029B2 (ja) | セル伝送交換機の呼接続制御装置 | |
JP2001077848A (ja) | 帯域割り当て方法 | |
US20050018607A1 (en) | Method and device for communicating information | |
CA2213423C (en) | Method for shared memory management in network nodes | |
JPH09162869A (ja) | コネクション受け付け制御方法及び輻輳制御方法 | |
JP4485622B2 (ja) | Atmスケジューラにおいてリーキバケットに基づいてアウトバウンドシェーピングを行なう方法及び装置 | |
Ahmed et al. | Systems approach to modeling the token bucket algorithm in computer networks | |
JP4238415B2 (ja) | 送信端末装置およびネットワークノードおよび中継スイッチ | |
EP1186196A1 (en) | Communications network | |
JPH10336197A (ja) | Atm交換システム | |
AU7243400A (en) | Method and apparatus for call buffer protection in the event of congestion | |
JP2006025161A (ja) | 可変帯域提供装置 | |
JPH03175841A (ja) | 呼接続制御方式 | |
KR100814399B1 (ko) | 중앙 집중형 제어방식의 전달 망에서 호 처리 시스템 및 그방법 | |
Larsson et al. | An adaptive local method for VPC capacity management | |
KR100209352B1 (ko) | 상한 셀손실률에 의한 연결수락제어방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040706 |