JPH09161818A - 燃料電池発電装置 - Google Patents

燃料電池発電装置

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JPH09161818A
JPH09161818A JP7315430A JP31543095A JPH09161818A JP H09161818 A JPH09161818 A JP H09161818A JP 7315430 A JP7315430 A JP 7315430A JP 31543095 A JP31543095 A JP 31543095A JP H09161818 A JPH09161818 A JP H09161818A
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pipe
pressure vessel
fuel cell
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battery stack
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JP7315430A
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Masami Sugihara
正己 杉原
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電池スタックを搬出・搬入又は移動する場合に
搬出及び搬入する電池スタックの両隣の電池スタックの
圧力容器蓋を開放することなく簡便に行うことができる
燃料電池発電装置を提供することである。 【解決手段】複数の燃料電池の単電池を積層した単電池
積層体を圧力容器内に収納してなる電池スタック1a,
1bを並置し、前記単電池積層体からの接続フレキケー
ブル8a,8b相互間を分割可能な連結導体4a,4b
により電気的に接続すると共に、この各連結導体4a,
4bの外周側に軸方向の長さを調節可能な伸縮配管6を
着脱可能に設けたことを特徴とする燃料電池発電装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池の単電池
を複数積層した電池スタックを複数基を並置し、各電池
スタック相互間を電気的に接続した燃料電池発電装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は、天然ガスなどの燃料を改質
して得られる水素と、空気中の酸素を電気化学的に反応
させ、反応に伴って放出されるエネルギーを直接電気エ
ネルギーに変換する装置である。この燃料電池を用いた
発電装置は、熱エネルギーや運動エネルギーの過程を経
ない直接発電なので、比較的小さな規模でも発電効率が
40〜50%にも達する。これは、新鋭の火力発電をは
るかにしのぐものであり、かかる燃料電池発電装置は大
きな期待をされている。
【0003】しかも、燃料電池発電装置は、発電に伴っ
て発生する熱が給湯や暖冷房として利用しやすく、それ
によって総合エネルギー効率を高めることができる。ま
た、近年大きな社会問題になっている公害要因であるS
X ,NOX の排出が極めて少なく、騒音や振動も小さ
いので、環境調和に優れ、加えて負荷変動に対して応答
性がよい等の特徴がある。
【0004】燃料電池発電装置は、以上のような利点を
有するため、開発、実用化の研究に期待と関心が寄せら
れ、特に大都市部における分散電源用としての適用が期
待されている。
【0005】ところで、通常燃料電池発電装置の基本ユ
ニットである単電池(セル)は、濃厚リン酸溶液を含ま
せた電解質(マトリックス)を中心にして、電極(燃料
極、空気極)が密接して配置された基本構成となってい
る。そして、単電池当りの出力電圧は低いので、セパレ
ータを介して数百の単電池を積層した一基づつの電池ス
タックを構成し、この電池スタックを複数基接続するこ
とによって出力電圧を上げている。例えば、現在検討中
あるいは建設中の燃料電池発電装置(燃料電池プラン
ト)では、5MW〜11MWの出力で、1発電装置当り
10本前後の電池スタックが必要である。
【0006】このような燃料電池発電装置の従来の一例
について、図7〜図9を参照して説明する。図7に示す
ように、高電圧及び高電流を得るために複数の電池スタ
ック1が、地面に設置された架台21の上に並置固定さ
れ、隣接する電池スタック1相互間に接続配管2を配置
固定し、接続配管2内部に、電池スタック1の接続フレ
キケーブルと図示しない連結導体を取り外し可能に接続
され、これによって各電池スタック1が全て電気的に直
列に接続され、これにより一組の電池ストリング3が形
成されている。
【0007】ここで、2つの電池スタック1a,1bが
直列に連結されている接続配管2の内部の詳細につい
て、図8および図9を参照して説明する。図8に示すよ
うに、電池スタック1aは、圧力容器胴15aと、この
内部に収納される図示しない単電池積層体(冷却板と燃
料電池の単電池を積層したものを複数積層したもの)
と、圧力容器胴15aの上端開口部側に内部と連通する
フランジを有し、このフランジに締結部品18a例えば
ボルトとナットにより取り外し可能に取り付けられた圧
力容器蓋16aと、圧力容器胴15aの上端開口部側よ
りに単電池積層体の電極と電気的に接続された接続フレ
キケーブル8aを外部に導出するための開口部19aが
形成されている。
【0008】電池スタック1bも、1aと同様に、圧力
容器胴15bと、この内部に収納される図示しない単電
池積層体(複数の燃料電池の単電池を積層したもの)
と、圧力容器胴15bの上端開口部側に内部と連通する
フランジを有し、このフランジに締結部品18b例えば
ボルトとナットにより取り外し可能に取り付けられた圧
力容器蓋16bと、圧力容器胴15bの上端開口部側よ
りに単電池積層体の電極と電気的に接続された接続フレ
キケーブル8bを外部に導出するための開口部19bが
形成されている。
【0009】このような構成の圧力容器胴15a,15
bの開口部19a,19bには、両端部側にフランジを
有し多少の可撓性を有する接続配管2のフランジが、締
結部品例えばボルト17a,17bにより取り外し可能
に取り付けられ、接続配管2の内部には接続フレキケー
ブル8a,8bの間を電気的に接続するために連結導体
4の両端部が締結部品9a,9b例えばボルトとナット
により取り外し可能に接続され、連結導体4は接続配管
2の内周面に固定された碍子等の絶縁物7に支持されて
いる。そして、圧力容器胴15aと圧力容器蓋16aの
連結部、また圧力容器胴15bと圧力容器蓋16bの連
結部周囲には、それぞれ保温材11が取り付けられ、こ
れにより電池スタック1a,1bの保温性を高めてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた従来の燃料
電池発電装置にあっては、以下のような問題点があっ
た。すなわち、図7の電池スタック1に何等かの不適合
が生じ電池スタック1を電池ストリング2から取り除か
なくてはならない場合、取り除く電池スタック1からそ
の電池スタック1に反応ガスや冷却水を供給・排出する
ための配管と、その電池スタック1と両隣の電池スタッ
ク1とを接続している接続配管2とを取り外す必要があ
る。
【0011】ここで、電池スタック1a,1b間の接続
配管2を取り外す手順について、図9を参照して説明す
る。すなわち、図9(a)に示すように、まず搬出する
電池スタック1aの圧力容器蓋16aを開放し連結導体
4と接続フレキケーブル8aを接続している締結部品9
aを取り外し、図9(b)のようにする。次に搬出する
電池スタック1aの隣の電池スタック1bの圧力容器蓋
16bを開放し、連結導体4と接続フレキケーブル8b
を接続している締結部品9bを取り外し、接続配管2を
取り除き図9(c)のようにする。搬出する電池スタッ
ク1aの上記作業を行った反対側の電池スタック1bと
の間にある接続配管2も上記と同様の作業により取り除
き、搬出する電池スタック1aが完全に分離された後、
電池スタック1aを釣り上げ取り出される。新しい電池
スタックが搬入される場合は上記作業と逆の手順により
行われる。
【0012】以上述べたように電池スタック1aを搬出
する及び搬入する場合、搬出及び搬入される電池スタッ
ク1aの圧力容器蓋16aを開放するだけでなく、搬出
及び搬入される電池スタック1bの両隣の電池スタック
の圧力容器蓋16bをも開放する必要がある。
【0013】圧力容器蓋16a,16bを開放するため
にはそれに付随して、圧力容器胴15a,15bと圧力
容器蓋16a,16bの接続部分の周囲に取り付けてあ
る保温材11を取り除く作業、圧力容器胴15a,15
bと圧力容器蓋16a,16bを接続している締結部品
18a,18bを緩め取り外す作業、接続配管2を取り
外す作業、またその復旧作業といったものも必要であ
る。電池を搬出及び搬入する場合に、上記作業が必要で
あるため多くの労力と時間が必要となる。
【0014】また、これらに要する工期が長いため、電
池スタックの運転を長期間停止せざるを得ず、発電装置
全体の稼働率を下げる原因となってしまう。また電池ス
タックを搬出及び搬入する場合に、圧力容器蓋16a,
16bを釣り上げ、連結導体4と接続フレキケーブル8
a,8bの連結部を取り外す作業の間、圧力容器蓋16
a,16bを所望の場所に仮置きしておかなければなら
ない。しかし、燃料電池発電装置は都市のビルの地下に
設置される場合があり、このように圧力容器蓋16a,
16bを仮置きしておく場所を確保することは困難であ
る。
【0015】本発明の目的は、上記課題を解決するため
になされたものであり、電池スタックを搬出・搬入又は
移動する場合に搬出及び搬入する電池スタックの両隣の
電池スタックの圧力容器蓋を開放することなく簡便に行
うことができる燃料電池発電装置を提供することであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に対応する発明は、複数の燃料電池の単電
池を積層した単電池積層体を圧力容器内に収納してなる
電池スタックを、複数基並置し、前記単電池積層体相互
間を分割可能な連結導体により電気的に接続すると共
に、この各連結導体の外周側であって前記各圧力容器間
に着脱可能な接続配管を配設した燃料電池発電装置にお
いて、前記接続配管として軸方向の長さを調節可能な伸
縮配管を用いたことを特徴とする燃料電池発電装置であ
る。
【0017】請求項1に対応する発明によれば、不適合
が発生した電池スタックを搬出する場合や新しい電池ス
タックを搬入するようなことがあった場合に、電池スタ
ックを接続する伸縮配管を縮め、この伸縮配管と電池ス
タック間の隙間より、連結導体と接続ケーブルの締結部
品を分解する。すると、不適合が発生した電池スタック
を搬出する場合や新しい電池スタックを搬入するような
ことがあった場合に、搬出又は搬入する電池スタックの
両隣の電池スタックの圧力容器蓋を開放することなく簡
便に電池スタックを搬入及び搬出することができる。
【0018】上記目的を達成するために、請求項2に対
応する発明は、前記軸方向の長さを調節可能な伸縮配管
は、伸縮性のある管であって、これに有する2つのフラ
ンジ間に管長さを調整する圧縮用スタッドが取り付けら
れていることを特徴とする請求項1記載の燃料電池発電
装置である。
【0019】請求項2に対応する発明によれば、伸縮配
管に圧縮用スタッドを取り付けたので、伸縮配管の長さ
を容易に調節することができる。上記目的を達成するた
めに、請求項3に対応する発明は、複数の燃料電池の単
電池を積層した単電池積層体を圧力容器内に収納してな
る電池スタックを、複数基並置し、前記単電池積層体相
互間を分割可能な連結導体により電気的に接続すると共
に、この各連結導体の外周側であって前記各圧力容器間
に着脱可能な接続配管を配設した燃料電池発電装置にお
いて、前記接続配管が前記各圧力容器に接続される部分
に、圧力容器短管を形成し、この圧力容器短管に前記接
続配管内の連結導体を分割する際に開放するハンドホー
ルを設けたことを特徴とする燃料電池発電装置である。
【0020】請求項3に対応する発明によれば、不適合
が発生した電池スタックを搬出する場合や新しい電池ス
タックを搬入するようなことがあった場合に、電池スタ
ックを接続する接続管と接続される電池圧力容器短管に
接続管に近接して設置されたハンドホールを開放し、連
結導体と接続ケーブルの締結部品を分解する。すると、
不適合が発生した電池スタックを搬出する場合や新しい
電池スタックを搬入するようなことがあった場合に、搬
出又は搬入する電池スタック及びその両隣の電池スタッ
クの圧力容器蓋を取り外すことなく簡便に電池スタック
を搬入及び搬出することができる。
【0021】上記目的を達成するために、請求項4に対
応する発明は、複数の燃料電池の単電池を積層した単電
池積層体を圧力容器内に収納してなる電池スタックを、
複数基並置し、前記単電池積層体相互間を分割可能な連
結導体により電気的に接続すると共に、この各連結導体
の外周側であって前記各圧力容器間に着脱可能な接続配
管を配設した燃料電池発電装置において、前記接続配管
に、前記接続配管内の連結導体を分割する際に開放する
少なくとも1か所にハンドホールを設けたことを特徴と
する燃料電池発電装置である。
【0022】請求項4に対応する発明によれば、不適合
が発生した電池スタックを搬出する場合や新しい電池ス
タックを搬入するようなことがあった場合に、電池スタ
ックを接続する接続管に設置されたハンドホールを開放
し、連結導体と接続ケーブルの締結部品を分解する。す
ると、不適合が発生した電池スタックを搬出する場合や
新しい電池スタックを搬入するようなことがあった場合
に、搬出又は搬入する電池スタック及びその両隣の電池
スタックの圧力容器蓋を取り外すことなく簡便に電池ス
タックを搬入及び搬出することができる。
【0023】上記目的を達成するために、請求項5に対
応する発明は、複数の燃料電池の単電池を積層した単電
池積層体を圧力容器内に収納してなる電池スタックを、
複数基架台を介して並置し、前記単電池積層体相互間を
分割可能な連結導体により電気的に接続すると共に、こ
の各連結導体の外周側であって前記各圧力容器間に着脱
可能な接続配管を配設した燃料電池発電装置において、
前記接続配管を前記電池スタックの圧力容器の下部に着
脱可能に設けたことを特徴とする燃料電池発電装置であ
る。
【0024】請求項5に対応する発明によれば、不適合
が発生した電池スタックを搬出する場合や新しい電池ス
タックを搬入するようなことがあった場合に、圧力容器
下部に接続された電池スタックを接続する接続管を取り
外し下方に下げ、接続管と圧力容器下部と隙間より、連
結導体と接続ケーブルの締結部品を分解する。すると、
不適合が発生した電池スタックを搬出する場合や新しい
電池スタックを搬入するようなことがあった場合に、搬
出又は搬入する電池スタック及びその両隣の電池スタッ
クの圧力容器蓋を取り外すことなく簡便に電池スタック
を搬入及び搬出することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に従っ
て以下に説明する。なお、図7、図8、図9に示した従
来例と同一部材については同一符号を付して説明を省略
する。 <第1の実施の形態> (構成)請求項1記載の発明に対応する第1の実施の形
態を、図1および図2を参照して説明する。本実施の形
態の構成は図1に示すとおり、電池ストリングにおいて
電池スタック1a,1b間を接続する接続配管として、
軸方向長さを調節可能な伸縮配管6、すなわち波形状に
加工した管体(ベローズ)61と、この管体61の両端
部に固定されたフランジ62,63とから構成された配
管を用いるものである。
【0026】そして、圧力容器胴15aの上端側壁に開
口部を形成し、この開口部に先端部側にフランジ19a
を有する短管10aを溶着し、また圧力容器胴15bの
上端側壁に開口部を形成し、この開口部に先端部側にフ
ランジ19bを有する短管10bを溶着してある。
【0027】伸縮配管6のフランジ62と短管10aの
フランジ19a、伸縮配管6のフランジ63と短管10
bのフランジ19bはそれぞれ締結部品22a,22b
例えばボルトとナットにより着脱可能に連結されてい
る。
【0028】また、単電池積層体の接続フレキケーブル
8a,8b間には、連結導体4a,4b、連結フレキケ
ーブル5が電気的に接続され、かつこれらは締結部品9
a,9b、23a,23b例えばボルトとナットにより
着脱可能に連結されている。具体的には、接続フレキケ
ーブル8aの端部と連結導体4aの一端部の間は、締結
部品9aにより着脱可能に連結され、接続フレキケーブ
ル8bの端部と連結導体4bの一端部の間は、締結部品
9bにより着脱可能に連結され、連結導体4aの他端部
には連結フレキケーブル5の一端部が締結部品23aに
より着脱可能に連結され、さらに連結導体4bの他端部
には連結フレキケーブル5の他端部が締結部品23bに
より着脱可能に連結されている。連結導体4a,4b
は、それぞれ短管10a,10bの内部に設置した絶縁
碍子等の絶縁物7a,7bにより載置され、ボルト24
a,24bにより連結導体4a,4bが絶縁物7a,7
bに着脱可能に固定されている。
【0029】(作用)次に、以上のように構成された第
1の実施の形態の作用について説明する。電池スタック
1a,1b間の伸縮配管6を取り外す手順を図面に従っ
て以下に示す。すなわち図2(a)に示すように、まず
搬出する電池スタック1aの短管10aのフランジ19
aと伸縮配管6のフランジ62を締結している締結部品
22aを緩めて接続部を分解し、図2(b)に示すよう
に伸縮配管6を取付位置より100mm程度縮め、図2
(c)に示すようにその隙間より図示しない工具を挿入
し、連結導体4aと連結フレキケーブル5との締結部品
23aを取り外す。搬出する電池スタック1aの上記分
解した反対側の短管10bと伸縮配管6との接続部にお
いても上記と同じ方法にて連結導体4bと連結フレキケ
ーブル5との連結を取り外し、そのままの状態で電池ス
タック1aを釣り上げることができる。新しい電池スタ
ック1aが搬入される場合は上記作業と逆の手順により
行われる。
【0030】(効果)以上のような第1の実施の形態の
効果は以下の通りである。すなわち、電池スタック1a
を燃料電池発電装置より搬出及び搬入する際に、搬出又
は搬入する電池スタック1aの両隣の電池スタック1a
の圧力容器蓋16aを外すことなく、電池スタック1a
を燃料電池発電装置より搬出又は搬入することができ
る。従って、電池スタック1aを搬出する際に圧力容器
蓋16aを取り外すのに付随して要していた圧力容器胴
15aと圧力容器蓋16aの接続部分の周囲に取り付け
てある保温材11の除去、圧力容器胴15aと圧力容器
蓋16aを接続している締結部品18aの緩め取り外
し、伸縮配管6の取り外しまたその復旧作業といったも
のが搬出する際に省くことができ、電池スタック1aを
搬出するのに要していた工期及び労力を大幅に短縮でき
るので、電池スタック1aを搬出するために運転を長期
間停止させる必要がなく装置全体の稼働率を低下させず
に高稼働率の発電装置を提供することができる。
【0031】<第2の実施の形態>請求項2記載の発明
に対応する第2の実施の形態を説明する。伸縮配管6A
の構成は、図3に示すとおり、一端側にフランジを64
を有するT字状管体65と、波形状に加工した管体(ベ
ローズ)61と、この管体61の両端部に固定されたフ
ランジ62,63とを一体的に構成したものにおいて、
フランジ62,63間に、圧縮用スタッド12を貫通さ
せ、圧縮用スタッド12にナット13を螺合させるよう
にしたものである。
【0032】このように構成することにより、ナット1
3の螺合位置を調節することによって伸縮配管6Aの長
さを容易に調節できる構成となっている。具体的には、
図3の状態からナット13を緩めてフランジ63と62
の間隔を広げるように圧縮用スタッド12を図の左側に
移動させることにより、伸縮配管6Aの長さを長くでき
る。
【0033】<第3の実施の形態> (構成)請求項3記載の発明に対応する実施の形態を、
第3の実施の形態として説明する。本実施の形態の構成
は図4に示すとおり、図1と異なる点は、伸縮配管6の
代りに両端部にフランジ25a,25bを有する接続配
管2を、圧力容器胴15aに形成されている短管10a
のフランジ19aと、圧力容器胴15bに形成されてい
る短管10bのフランジ19bの間に配設し、短管10
a,10bであって接続配管2の連結部に近接してハン
ドホール14をそれぞれ形成し、ハンドホール14の蓋
を着脱可能な構成としたものである。これ以外の点は図
1と同一である。
【0034】(作用)次に以上のように構成された第3
の実施の形態の作用を説明する。電池スタックを搬出す
る手順を以下に示す。例えば、左側のハンドホール14
の蓋を開放し、そこより工具を挿入し、連結導体4aと
連結フレキケーブル5との締結部品23aを取り外す。
その後、締結部品22a,22bを取り外して接続配管
2を短管10a,10bから取り除く。その後、電池ス
タック1aを釣り上げることができる。新しい電池スタ
ックが搬入される場合は上記作業と逆の手順により行わ
れる。
【0035】なお、電池スタック1bを分解する場合に
は、前述と反対側(図の右側)のハンドホール14の蓋
を開放して上記と同じ方法にて連結導体4bと連結フレ
キケーブル5との連結を取り外し、接続配管2を取り除
いた後電池スタック1bを釣り上げることができる。
【0036】(効果)以上のような第3の実施の形態の
効果は以下の通りである。すなわち、電池スタック1
a,1bを燃料電池発電装置より搬出する際に、搬出及
び搬入する電池スタックの両隣の電池スタック1a,1
bの圧力容器蓋16a,16bを開放することなく、燃
料電池発電装置より搬出及び搬入することができるので
第1の実施の形態と同等の効果を容易に得ることができ
る。
【0037】<第4の実施の形態> (構成)請求項4記載の発明に対応する実施の形態を、
第4の実施の形態として説明する。本実施の形態は、図
5に示すとおり、図4のようにハンドホール14を短管
10a,10bに形成せず、電池スタック1a,1bの
圧力容器胴15a,15b間を接続する接続配管2に、
左右にハンドホール14を配置したものである。これ以
外の点は、図4と同一である。
【0038】(作用)次に以上のように構成された第4
の実施の形態の作用を説明する。電池スタックを搬出す
る手順を以下に示す。例えば、図の左側のハンドホール
14k蓋を開放し、そこより工具を挿入し、連結導体4
aと連結フレキケーブル5との締結部品23aを取り外
す。その後、締結部品22a,22bを取り外して接続
配管2を短管10a,10bから取り除く。その後、電
池スタック1aを釣り上げることができる。新しい電池
スタックが搬入される場合は上記作業と逆の手順により
行われる。
【0039】なお、電池スタック1bを分解する場合に
は、前述と反対側(図の右側)のハンドホール14の蓋
を開放して上記と同じ方法にて連結導体4bと連結フレ
キケーブル5との連結を取り外し、接続配管2を取り除
いた後電池スタックを釣り上げることができる。
【0040】(効果)以上のような本実施の形態の効果
は以下の通りである。すなわち、電池スタックを燃料電
池発電装置より搬出する際に、搬出及び搬入する電池ス
タックの両隣の電池スタックの圧力容器蓋を開放するこ
となく、燃料電池発電装置より搬出及び搬入することが
できるので、第1の実施の形態と同等の効果を容易に得
ることができる。
【0041】<第5の実施の形態> (構成)請求項5記載の発明に対応する実施の形態を、
第5の実施の形態として説明する。図6に示すとおり、
図7の従来例と同様に電池スタック1a,1bを、架台
21に載置固定する場合であって、電池スタック1a,
1bの電力を取り出す接続フレキケーブル8を圧力容器
下部から出し、電池スタック1a,1b間を接続してい
るコ字形の接続配管2を、電池スタック1の下部にボル
ト等の締結部品26により着脱可能に取り付けたもので
ある。そして、接続配管2の中に碍子等の絶縁物7に載
置され上下方向のみに移動可能に連結導体4を支持し、
その連結導体4に各電池スタック1a,1bよりの接続
フレキケーブル8a,8bを締結部品9a,9bにより
接続し、この部分で取り外しができる構成となってい
る。
【0042】(作用)次に以上のように構成された実施
の形態の作用を説明する。電池スタックを搬出する手順
を以下に示す。まず締結部品26を取り外して圧力容器
下部に接続された接続配管2を圧力容器より取り外し下
方にずらす。そして、圧力容器と接続配管の隙間より工
具を挿入し、連結導体4と接続フレキケーブル8との締
結部品9a,9bを取り外すと、そのままの状態で電池
スタック1aを上方に釣り上げることができる。新しい
電池が搬入される場合は上記作業と逆の手順により行わ
れる。
【0043】(効果)以上のような本実施の形態の効果
は以下の通りである。すなわち、電池スタックを燃料電
池発電装置より搬出及び搬入する際に、搬出又は搬入す
る電池スタックの両隣の電池スタックの圧力容器蓋を開
放することなく、燃料電池発電装置より搬出及び搬入す
ることができるので第1の実施の形態と同等の効果を容
易に得ることができる。
【0044】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、以下のよう
な効果が得られる。請求項1または請求項2に対応する
発明によれば、電池スタックを接続している接続配管と
してに伸縮性のある伸縮配管を用いるという簡単な構成
によって電池スタックを燃料電池発電装置より搬出及び
搬入する際に、搬出又は搬入する電池スタックの両隣の
電池スタックの圧力容器蓋を開放することなく、電池ス
タックを燃料電池発電装置より搬出又は搬入することが
できる燃料電池発電装置を提供することができる。
【0045】請求項3または請求項4に対応する発明に
よれば、電池スタックの圧力容器胴に形成されている短
管または接続配管のいずれかに蓋を開放可能なハンドホ
ールを設置するという簡単な構成によって、電池スタッ
クを燃料電池発電装置より搬出及び搬入する際に、搬出
又は搬入する電池スタックの両隣の電池スタックの圧力
容器蓋を開放することなく、電池スタックを燃料電池発
電装置より搬出又は搬入することができる燃料電池発電
装置を提供することができる。
【0046】請求項5に対応する発明によれば、電池ス
タックの電気を取り出す接続フレキケーブルを圧力容器
下部から出し、電池スタックを接続している接続配管を
電池スタック下部に配置するという簡単な構成によっ
て、電池スタックを燃料電池発電装置より搬出及び搬入
する際に、搬出又は搬入する電池スタックの両隣の電池
スタックの圧力容器蓋を開放することなく、電池スタッ
クを燃料電池発電装置より搬出又は搬入することができ
る燃料電池発電装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による燃料電池発電装置の第1の実施の
形態を示す構成図。
【図2】図1の作用を説明するための構成図。
【図3】本発明による燃料電池発電装置の第2の実施の
形態の要部のみを示す構成図。
【図4】本発明による燃料電池発電装置の第3の実施の
形態を示す構成図。
【図5】本発明による燃料電池発電装置の第4の実施の
形態を示す構成図。
【図6】本発明による燃料電池発電装置の第5の実施の
形態を示す構成図。
【図7】従来の一般的な燃料電池発電装置の一例を示す
構成図。
【図8】従来の一般的な燃料電池発電装置の一例を示す
構成図。
【図9】従来の一般的な燃料電池発電装置の一例を示す
構成図。
【符号の説明】 1,1a,1b…電池スタック、2…接続配管、3…ス
トリング、4…連結導体、5…連結フレキケーブル、
6,6A…伸縮配管、7…絶縁物、8a,8b…接続フ
レキケーブル、9a,9b…締結部品、10a,10b
…短管、11…保温材、12…圧縮用スタッド、13…
ナット、14…ハンドホール、15a,15b…圧力容
器胴、16a,16b…圧力容器蓋、17a,17b,
18a,18b,22a,22b,23a,23b…締
結部品、19a,19b,25a,25b…フランジ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の燃料電池の単電池を積層した単電
    池積層体を圧力容器内に収納してなる電池スタックを、
    複数基並置し、前記単電池積層体相互間を分割可能な連
    結導体により電気的に接続すると共に、この各連結導体
    の外周側であって前記各圧力容器間に着脱可能な接続配
    管を配設した燃料電池発電装置において、 前記接続配管として軸方向の長さを調節可能な伸縮配管
    を用いたことを特徴とする燃料電池発電装置。
  2. 【請求項2】 前記軸方向の長さを調節可能な伸縮配管
    は、伸縮性のある管であって、これに有する2つのフラ
    ンジ間に管長さを調整する圧縮用スタッドが取り付けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の燃料電池発電
    装置。
  3. 【請求項3】 複数の燃料電池の単電池を積層した単電
    池積層体を圧力容器内に収納してなる電池スタックを、
    複数基並置し、前記単電池積層体相互間を分割可能な連
    結導体により電気的に接続すると共に、この各連結導体
    の外周側であって前記各圧力容器間に着脱可能な接続配
    管を配設した燃料電池発電装置において、 前記接続配管が前記各圧力容器に接続される部分に、圧
    力容器短管を形成し、この圧力容器短管に前記接続配管
    内の連結導体を分割する際に開放するハンドホールを設
    けたことを特徴とする燃料電池発電装置。
  4. 【請求項4】 複数の燃料電池の単電池を積層した単電
    池積層体を圧力容器内に収納してなる電池スタックを、
    複数基並置し、前記単電池積層体相互間を分割可能な連
    結導体により電気的に接続すると共に、この各連結導体
    の外周側であって前記各圧力容器間に着脱可能な接続配
    管を配設した燃料電池発電装置において、 前記接続配管に、前記接続配管内の連結導体を分割する
    際に開放する少なくとも1か所にハンドホールを設けた
    ことを特徴とする燃料電池発電装置。
  5. 【請求項5】 複数の燃料電池の単電池を積層した単電
    池積層体を圧力容器内に収納してなる電池スタックを、
    複数基架台を介して並置し、前記単電池積層体相互間を
    分割可能な連結導体により電気的に接続すると共に、こ
    の各連結導体の外周側であって前記各圧力容器間に着脱
    可能な接続配管を配設した燃料電池発電装置において、 前記接続配管を前記電池スタックの圧力容器の下部に着
    脱可能に設けたことを特徴とする燃料電池発電装置。
JP7315430A 1995-12-04 1995-12-04 燃料電池発電装置 Pending JPH09161818A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010080177A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Hitachi Ltd 燃料電池発電モジュール
JP2014072036A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Kyocera Corp 燃料電池モジュール

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JP2010080177A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Hitachi Ltd 燃料電池発電モジュール
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