JPH09160742A - 携帯型コンピュータ - Google Patents

携帯型コンピュータ

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JPH09160742A
JPH09160742A JP32080595A JP32080595A JPH09160742A JP H09160742 A JPH09160742 A JP H09160742A JP 32080595 A JP32080595 A JP 32080595A JP 32080595 A JP32080595 A JP 32080595A JP H09160742 A JPH09160742 A JP H09160742A
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portable computer
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display device
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JP32080595A
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Hiroshi Egi
博志 江木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の巡回管理業務にカメラやマイクと共に
携帯することによって、必要な場所や機器の画像情報、
細かい点の音声によるコメントなどを親画面と対応付け
て収集するペンコンピュータ。 【解決手段】 外部機器としてのカメラ3及マイク4そ
れぞれをコンピュータ2に接続し、親画面を表示装置7
に表示した状態で、親画面上の任意の場所に電子ペン1
でマークを付けて入力指示を与えることにより、カメラ
3からの撮影情報又はマイク4からの音声情報を親画面
のマーク位置にリンクさせた形で記憶装置に記憶する。
そして、表示装置に表示した親画面上のマーク位置に電
子ペンを当てて呼出し指示を与えることにより、マーク
位置にリンクされている撮影情報を記憶装置から呼出し
て表示装置にウィンドウ形式で表示し、又は音声情報を
再生出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチメディア対応
の携帯型コンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】工事現場の管理では、進捗度、品質、安
全管理が重要な作業であり、管理者が周期的に、また必
要に応じて任意の時期に工事現場を見て回り、あらかじ
め作成されているチェックリストに基づいて各部、各所
をチェックし、問題点があればチェックリストの該当欄
に書込み、また必要な場合には写真撮影したり、スケッ
チしたりしてチェックリスト共に記録データとして保存
する方法をとっている。
【0003】またプラントの巡回監視においても、所定
のチェックリストを持ちながらプラント現場を巡回し、
チェックリストに基づいて各部、各所をチェックし、問
題点があればチェックリストの該当欄にコメントを書込
み、また必要な場合には写真撮影してチェックリスト共
に記録データとして保存する方法をとっている。
【0004】また逆に、収集された記録データを検査す
るときには、チェックリストを開き、添付された写真や
スケッチがあればそれらも開き、精査する手順をとる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の現場管理方式では、書類ベースで行うために
作成した記録データが分厚いものとなり、また添付した
はずの写真やスケッチの抜落ちなども避けられず、保管
に場所をとると共に取扱いにくい問題点があった。
【0006】また保管場所を削減するためにコンピュー
タエイドのドキュメント管理システムも知られている
が、従来のドキュメント管理システムはいったん作成し
た書類をイメージスキャナで1頁1頁読取ってコンピュ
ータの記憶装置に登録する方式であり、また添付書類が
あれば親画面とのリンクを手入力によって設定しなけれ
ばならない煩わしさがあり、最終的には記憶装置に登録
するまでに多くの労力が必要となる問題点があった。
【0007】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、種々の巡回管理業務にカメラやマイク
と共に携帯することによって、必要な場所や機器の画像
情報、細かい点の音声によるコメントなどを親画面上の
該当箇所と対応付けて容易に収集することができる携帯
型コンピュータを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、入力
手段として電子ペンを有し、表示装置と記憶装置とを内
蔵する携帯型コンピュータであって、外部機器としての
カメラを接続し、当該外部接続機器からの入力信号をデ
ィジタル化し、内部処理が可能な信号に変換するインタ
フェースと、親画面を前記表示装置に表示し、当該親画
面上の任意の場所に前記電子ペンでマークを付けて入力
指示を与えることにより、前記カメラからの撮影情報を
前記記憶装置に記憶すると共に、当該記憶情報を前記親
画面のマーク位置にリンクする撮影情報入力記憶処理手
段と、前記表示装置の前記親画面上の前記マーク位置に
前記電子ペンを当てて呼出し指示を与えることにより、
前記マーク位置にリンクされている撮影情報を前記記憶
装置から呼出して当該表示装置にウィンドウ形式で表示
する撮影情報再生手段とを備えたものである。
【0009】この請求項1の発明の携帯型コンピュータ
では、管理者がカメラをインタフェースに接続して現場
に携帯していき、親画面を表示装置に表示させた状態で
画面上の詳細情報を必要とする場所に電子ペンでマーク
を付けて入力指示を行い、対応する現場をカメラ撮影す
ることにより、親画面にマークを付し、かつそのマーク
位置にリンクした形でカメラの撮影情報も記憶装置に登
録することができる。
【0010】そして記憶装置に登録した記録データにつ
いては、当該コンピュータで呼出して親画面を表示し、
あるいは記憶装置の記憶情報を他のコンピュータに適当
な伝送手段によって転送してそこで親画面を表示し、詳
細情報が必要であればマークの付されている場所を指定
して呼出すことによって撮影情報を呼出してウィンドウ
形式で表示することができる。
【0011】したがって、現場を巡回する際に管理者が
この携帯型コンピュータを持参し、問題点を見いだした
時には親画面の対応する箇所にマークを付け、その問題
の箇所や機器の写真撮影を行うだけの作業でコンピュー
タ内で問題箇所や問題機器についての画像情報も添付し
た記録データが作成できる。
【0012】請求項2の発明は、入力手段として電子ペ
ンを有し、表示装置と記憶装置とを内蔵する携帯型コン
ピュータであって、外部機器としてのカメラ及マイクそ
れぞれを接続し、これらの外部接続機器からの入力信号
をディジタル化し、内部処理が可能な信号に変換するイ
ンタフェースと、親画面を前記表示装置に表示し、当該
親画面上の任意の場所に前記電子ペンでマークを付けて
入力指示を与えることにより、前記カメラからの撮影情
報又はマイクからの音声情報を前記記憶装置に記憶する
と共に、当該記憶情報を前記親画面のマーク位置にリン
クする撮影・音声情報入力記憶処理手段と、前記表示装
置の前記親画面上の前記マーク位置に前記電子ペンを当
てて呼出し指示を与えることにより、前記マーク位置に
リンクされている撮影情報を前記記憶装置から呼出して
当該表示装置にウィンドウ形式で表示し、又は音声情報
を再生出力する撮影・音声情報再生出力手段とを備えた
ものである。
【0013】この請求項2の発明の携帯型コンピュータ
では、問題箇所や問題機器に関してカメラのよる撮影情
報と共に、マイクにより音声によるコメントを記憶装置
に親画面上のマーク位置とリンクして登録することがで
き、問題箇所や問題機器の撮影情報と共に音声によるコ
メントによってより詳細な情報を記録データに盛込むこ
とができる。
【0014】請求項3の発明は、請求項1又は2の携帯
型コンピュータにおいて、前記表示装置にウィンドウ形
式で表示されている撮影情報に対して、前記電子ペンに
よる手書き入力を可能とし、前記撮影情報と併せて前記
記憶装置に記憶する手書情報記憶手段を備えたものであ
る。
【0015】この請求項3の発明の携帯型コンピュータ
では、カメラによる撮影情報と共に電子ペンによる手書
情報を撮影情報に付加して記憶装置に登録することがで
き、問題箇所や問題機器に対してさらに詳しいコメント
を単独で、又は音声と共に付加することができる。
【0016】請求項4の発明は、請求項1〜3いずれか
の携帯型コンピュータにおいて、前記親画面として外部
に用意されている図面又は書類をイメージスキャナで読
込んで前記記憶装置に登録するためのインタフェースを
備えたものである。
【0017】この請求項4の発明の携帯型コンピュータ
によれば、親画面をイメージスキャナで外部から読込ん
で記憶装置に登録するため、工事図面、建屋図面、設計
図、配管系統図、作業工程表又は地図などの任意の図
面、書類を親画面として使用することができ、土木、建
設現場、工場プラントの巡回監視、メンテナンス、さら
には地域の巡回などにも広く利用することができる。
【0018】請求項5の発明は、請求項1〜4いずれか
の携帯型コンピュータにおいて、前記親画面として工事
図面、建屋図面、設計図、配管系統図、作業工程表又は
地図を用いるものであり、同一のハードウェアシステム
構成で広い用途に利用することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の1つの実施の形態の
ハードウェアシステム構成を示しており、ペン1で入力
操作を行う携帯型のペンコンピュータ2を本体とし、デ
ィジタルカメラ、CCDカメラなどの撮影情報をディジ
タル信号するカメラ3と、集音マイク4とがそれぞれイ
ンタフェース(これはPCMCIAカードであっても、
内蔵型のものであってもよい)5,6によって接続され
ている。
【0020】ペンコンピュータ2にはディスプレイ7と
スピーカ8とが備えられていて、このディスプレイ7に
表示されている画面に対して電子ペン1でクリック操
作、位置指示操作、描画操作を行うことによって所定の
入力を行うことができる。またスピーカ8によって音声
の再生出力を行うことができる。
【0021】ペンコンピュータ2の回路的な構成は図2
に示すように、通常のノート型、サブノート型などの携
帯型コンピュータと同様であり、高速の中央演算処理装
置(CPU)10を中心として、記憶装置11としてM
O(光磁気)ディスク、PD(相変化書換え型光磁気デ
ィスク)、HD(ハードディスク)などの記憶媒体を駆
動する装置を内蔵し、フロッピーディスクドライブ用の
インタフェース(図示せず)も備えている。このフロッ
ピーディスクドライブは内蔵させることもできる。
【0022】さらに、本発明の画像・音声管理機能はソ
フトウェアプログラムとして記憶装置に登録され、実行
命令を与えることによってその機能を実行するものであ
るが、その機能構成を示すと図2に示すようなものであ
る。すなわち、カメラ3から画像信号インタフェース5
を経て取込まれるディジタル画像信号をコンピュータ内
部の汎用のグラフィック用データ信号、例えばビットマ
ップ(BMP)形式のデータ信号に変換する画像信号入
力処理部12と、マイク4から音声信号インタフェース
6を経て取込まれる音声ディジタル信号を汎用のサウン
ドファイル形式、例えばWAV形式のデータに変換する
音声入力処理部13と、電子ペン1による入力信号の処
理を行うペン入力処理部14と、ディスプレイ7に表示
させるべきデータを表示信号に高速で変換して出力する
ためのグラフィックアクセラレータを含む表示制御部1
5と、スピーカ8に出力させるデータを音声信号に変換
する音声出力制御部16とを備えている。
【0023】CPU10は記憶装置11に登録されてい
るソフトウェアプログラムを読出して本発明の関連する
マルチメディヤ記録処理動作を実行するのであるが、以
下、このマルチメディヤ記録処理について、図3のフロ
ーチャート及び図4〜図14の説明図に基づいて説明す
る。
【0024】本発明の携帯型コンピュータ2はカメラ3
及びマイク4を接続した状態で一式として現場に持って
いって使用するものである。しかしながら、使用に先立
って、親画面を記憶装置11に登録する必要があり、用
途に応じて、例えば、工事図面、設計図面、プラントフ
ロー図面、地図、工程表などをイメージスキャナで読込
んで記憶装置11に登録する。なお、用途が定っている
場合、これらの情報を外部の記憶装置を用いて、例えば
フロッピーディスク、MOディスク、PD、HDなどの
記憶媒体に登録しておき、それを携帯型コンピュータ2
側の記憶装置11にコピーしたり、交換可能な記憶媒体
であれば記憶装置11に直接装着したりして使用するこ
ともできる。
【0025】図4〜図8はプラントの巡回監視のために
使用する例であるが、この場合には、プラント各部をユ
ニットに分け、各ユニットごとのフロー図面をイメージ
スキャナで読込んで適切なファイル名を付して記憶装置
11に登録し、かつ各ユニット名とそのフロー図面のフ
ァイル名との対応を示すメニュー画面20をも作成して
登録しておき、図4に示すメニュー画面20から1つの
ユニットあるいはファイル名を電子ペン1で指示するこ
とによって、図5に示すように指定されたユニットのフ
ロー図面が呼出されて親画面21として表示されること
になる。
【0026】使用者はこのようにしてフロー図面が登録
された状態で、携帯型コンピュータ2を持って現場に赴
く。現場に赴けば、図4のメニュー画面20からこれか
ら自分が監視しようとしているユニットを指定し、図5
に示すような親画面21を表示させ、監視対象となるユ
ニットの各部を点検する(ステップS1)。
【0027】点検中にユニットのいずれかに異常が発見
された場合、例えば、タンク排出ユニットにおける排出
バルブVL101に漏れが発見された場合、その部分の
詳細を記録するためにカメラ3で撮影する必要があるの
で、図5に示した該当ユニットの対応する排出バルブV
L101の部分に電子ペン1でマークMK1を付ける
と、図6に示すように詳細記録用のウィンドウ22が親
画面21上に開かれる(ステップS2,S3)。
【0028】この子画面記録用のウィンドウ22が開か
れた状態で、画像記録の指示を電子ペン1で与え、カメ
ラ3を用いて図7のように排出バルブVL101の画像
23を撮影すると、図8に示すようにウィンドウ22内
に画像23が表示される(ステップS4)。
【0029】さらにこのウィンドウ22内のカメラ画像
23に対して、水漏れの様子について詳しい情報が必要
であれば、電子ペン1を用いて画像23上の所定の箇所
に手書コメント24を書込み、さらにマイク4から音声
でコメントを吹込む。この後、登録ボタン25を電子ペ
ン1でクリックすることによって、親画面21のマーク
MK1の位置にリンクされた形でカメラ画像23と手書
コメント24と音声コメントが共に記憶装置11に登録
される(ステップS5,S6)。
【0030】さらに巡回を続けて同じユニットの他の箇
所についても異常を発見したような場合には、上記のス
テップS2〜S6を繰返す。そしてこのユニットの巡回
が終了すれば、戻りボタン26をクリックして図4のメ
ニュー画面20に戻し、次に巡回すべきユニットを指定
して親画面21に表示させ、上記の操作を繰返す(ステ
ップS7)。
【0031】この巡回点検結果の情報を利用する場合に
は、図9のフローチャートに基づく。すなわち、図4に
示したメニュー画面20を呼出し、いずれかのユニット
を指定して図5に示すような親画面21をディスプレイ
7に表示させる(ステップS11)。
【0032】そして親画面21においてマークの付けら
れている部分がないかどうかチェックし、マークの付け
られている部分があればその部分に電子ペン1を当てて
クリックする(ステップS12)。
【0033】いま図5の画面21でマークMK1がクリ
ックされたとすると、図8に示すように子画面のウィン
ドウ22を開いてマークMK1にリンクされているカメ
ラ画像データと手書データが呼出されて表示される(ス
テップS13)。
【0034】ここで音声データについては、電子ペン1
を手書コメント24の部分に当てて再生指示を行うこと
によってスピーカから再生される(ステップS14)。
【0035】1つのマークMK1についてチェックが完
了すれば、必要に応じて他のマーク部分についても同じ
操作を繰返すことになる(ステップS15)。
【0036】なお、記憶装置11に登録された巡回点検
結果の情報を広く利用するためには、図示していないF
DDを利用してフロッピーディスクに巡回点検結果の情
報をコピーして、大型のプラント監視用のコンピュータ
でそのフロッピーディスクから読出して利用し、あるい
はLANのような伝送装置に接続して直接プラント監視
用のコンピュータに伝送し、プラント監視室側で利用す
ることになる。
【0037】次に、本発明の携帯型コンピュータ2の他
の使用例について、図10〜図12に基づいて説明す
る。この使用例は、マンションの修繕管理に使用する場
合の例であり、修繕管理者が受持つマンションとしてA
〜D棟まであるとすれば(例えば、公団などであればさ
らに多数棟になる)、A〜D棟それぞれに属する号室各
々のレイアウト図面をイメージスキャナによって親画面
として記憶装置11に登録しておき、またいずれの親画
面を表示させるかを選択するためのメニュー画面とし
て、A〜D棟の選択画面(図示せず)と、その選択画面
からA棟を選択した場合に図10に示すようなA棟に属
する号室の配置図と、各号室のレイアウト図面のファイ
ルリストを示す画面31を階層的に表示できるように作
成して同じく記憶装置11に登録しておく。
【0038】実際の修繕管理のために使用するに当って
は、携帯型コンピュータ2をカメラ3とマイク4を接続
した状態で携帯し、A棟の403号室の点検を行う場合
には、図10に示すように、まずA棟の一覧表を示す画
面31を選択して表示させ、続いて、403号室を電子
ペン1で指示するか、イメージファイルリストから40
3号室のレイアウト図面データのファイル名を指示す
る。
【0039】これによってコンピュータ2側でA−40
3号室のレイアウト図面のイメージデータを呼出し、親
画面32としてディスプレイに表示する。管理者はこの
状態でA−403号室に入り、室内各部をチェックして
いくことになる。
【0040】そこでいま、リビングルームの一隅に壁の
破損が見つかれば、その部分をカメラで撮影して保存す
る必要がある。この場合、図11の親画面32におい
て、該当する個所にマークMK2を付し、子画面作成用
のウィンドウ33を呼出す。
【0041】そしてカメラ3を用いて該当する部分を撮
影してその画像34をウィンドウ33内に表示させる。
そして画像34において、手書コメントや音声コメント
が必要であれば、電子ペン1で画像34上に手書コメン
ト35を書込み、またマイク4からコメントを吹込む。
【0042】こうして一カ所について処理が済むと、記
録が必要となる他の場所に移動して同じ手順でカメラ3
による撮影と電子ペン1での書込み、マイク4による録
音を繰返す。
【0043】次に、記録された点検結果について再生す
る場合には、同じく図10に示すメニュー画面31を開
き、A−403号棟を選択指示して図11に示すA−4
03号室のレイアウト図を親画面32として呼出す。そ
して詳細な情報が必要であれば、マークMK2,MK3
の付いている部分を電子ペン1で指定することによっ
て、図12に示すように撮影画像34がウィンドウ33
内に表示され、手書コメント35も再現される。そして
音声コメントについては、手書コメント35の部分を電
子ペン1で指示している間、音声記録があれば自動的に
スピーカ8から再生される。
【0044】次に、本発明の携帯型コンピュータ2のさ
らに他の使用例として、工程管理に使用する場合につい
て説明する。建造物の施工管理を行う場合、イメージデ
ータとして取込むのは図13に示すような工程管理表4
1であり、親画面としてこの工程管理表41をディスプ
レイ7に表示させる。
【0045】そして101号室についてガス管の配管工
事を点検する必要があれば、95年5月1日の101号
室のガス管のセル42を電子ペン1で指示する。
【0046】これによってディスプレイ7には図14に
示すようにウィンドウ43か開かれる。そこで、101
号室のガス管の配管状態をカメラ3によって撮影し、そ
の画像データ44をウィンドウ43内に取込んで表示さ
せる。そして、この画像44において、コメントが必要
であれば、該当する部分に電子ペン1でマークMK4を
入れ、さらにもう一つのウィンドウ45を開き、カメラ
3でマークMK4に該当する部分を撮影してその画像4
6をウィンドウ45内に表示させる。そして、この部分
についてコメントが必要であれば、電子ペン1でコメン
ト47の書込みを行い、音声コメント、例えば、「この
部分は継ぎ手のねじ込み不足です。」といったコメント
を記録する。
【0047】こうして行ったガス管の配管工事の点検結
果は、101号室についてセル42−画像44とがリン
クされ、画像44上のマークMK4−画像46とがリン
クされ、さらに画像46上の手書コメント47−音声デ
ータとがリンクされた形で記憶装置11に保存されるこ
とになる。
【0048】以上の工程管理作業は、必要に応じてガス
管配管、下水管配管、床張り、壁塗りなどのイベントご
とに各号室について実施することができる。
【0049】なお、本発明の携帯型コンピュータは上に
例示した使用例に加えて、種々の用途に利用することが
でき、例えば、地域の環境保全や危険場所の巡回パトロ
ールを行う官吏、受持ち区域の警戒パトロールを行う警
察官が使用する場合には、親画面として受持ち区域の地
図情報を表示し、問題箇所が発見されれば、該当する個
所にマークを入れ、その場所の実体をカメラで撮影して
マークとリンクさせて登録するようにすれば、役所や警
察所に戻った後、デスクトップコンピュータや大型コン
ピュータによって記録データを読出して利用することが
できる。
【0050】またマイクによる記録機能は付加機能であ
り、これを有さないカメラ画像の記憶機能だけを備えた
ものでも広く利用することができる。
【0051】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
管理者がカメラをインタフェースに接続して現場に携帯
していき、親画面を表示装置に表示させた状態で画面上
の詳細情報を必要とする場所に電子ペンでマークを付け
て入力指示を行い、対応する現場をカメラ撮影すること
により、親画面にマークを付し、かつそのマーク位置に
リンクした形でカメラの撮影情報も記憶装置に登録する
ようにしているので、こうして記憶装置に登録した記録
データについては、当該コンピュータで呼出して親画面
を表示し、あるいは記憶装置の記憶情報をホストコンピ
ュータに適当な伝送手段によって転送してそこで親画面
を表示し、詳細情報が必要であればマークの付されてい
る場所を指定して呼出すことによって撮影情報を呼出し
てウィンドウ形式で表示することができ、したがって、
ある現場や受持ち区域を巡回する際に管理者がこの携帯
型コンピュータを持参し、問題点を見いだした時には親
画面の対応する箇所にマークを付け、その問題の箇所や
機器のカメラ撮影を行うだけの作業でコンピュータ内で
問題箇所や問題機器についての画像情報も添付した記録
データが作成できる。
【0052】請求項2の発明によれば、問題箇所や問題
機器に関してカメラのよる撮影情報と共に、マイクによ
り音声によるコメントを記憶装置に親画面上のマーク位
置とリンクして登録するようにしているので、問題箇所
や問題機器の撮影情報と共に音声によるコメントによっ
てより詳細な情報を記録データに盛込むことができる。
【0053】請求項3の発明によれば、カメラによる撮
影情報と共に電子ペンによる手書情報を撮影情報に付加
して記憶装置に登録するようにしているので、問題箇所
や問題機器に対してさらに詳しいコメントを付加するこ
とができる。
【0054】請求項4の発明によれば、親画面をイメー
ジスキャナで外部から読込んで記憶装置に登録するよう
にしているため、工事図面、建屋図面、設計図、配管系
統図、作業工程表又は地図などの任意の図面、書類を親
画面として使用することができ、土木、建設現場、工場
プラントの巡回監視、メンテナンス、さらには地域の巡
回などにも広く利用することができる。
【0055】請求項5の発明は、請求項1〜4いずれか
の携帯型コンピュータにおいて、前記親画面として工事
図面、建屋図面、設計図、配管系統図、作業工程表又は
地図を用いるものであり、同一のハードウェアシステム
構成で広い用途に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態のハードウェアシス
テムのブロック図。
【図2】上記の実施の形態の機能ブロック図。
【図3】上記の実施の形態の記録データの作成手順を示
すフローチャート。
【図4】上記の実施の形態の携帯型コンピュータをプラ
ントの巡回監視に用いた場合において、ディスプレイに
表示したメニュー画面を示す説明図。
【図5】上記の実施の形態の携帯型コンピュータをプラ
ントの巡回監視に用いた場合において、ディスプレイに
表示したタンク排出ユニットの親画面を示す説明図。
【図6】上記の実施の形態の携帯型コンピュータをプラ
ントの巡回監視に用いた場合において、ディスプレイに
親画面と共にウインドウを表示した状態を示す説明図。
【図7】上記の実施の形態においてカメラで撮影した画
像の説明図。
【図8】上記の実施の形態の携帯型コンピュータをプラ
ントの巡回監視に用いた場合において、ディスプレイに
親画面と共にウィンドウを表示し、その中にマーク部分
の撮影画像をも表示した状態を示す説明図。
【図9】上記の実施の形態の記録データの再生手順を示
すフローチャート。
【図10】上記の実施の形態の携帯型コンピュータをマ
ンションの修繕管理のための巡回監視に用いた場合にお
いて、ディスプレイに表示したメニュー画面を示す説明
図。
【図11】上記の実施の形態の携帯型コンピュータをマ
ンションの修繕管理のための巡回監視に用いた場合にお
いて、ディスプレイに表示した親画面を示す説明図。
【図12】上記の実施の形態の携帯型コンピュータをマ
ンションの修繕管理のための巡回監視に用いた場合にお
いて、ディスプレイに親画面と共にウィンドウを表示
し、その中にマーク部分の撮影画像をも表示した状態を
示す説明図。
【図13】上記の実施の形態の携帯型コンピュータをマ
ンションの施工工程管理に用いた場合において、ディス
プレイに表示した工程表を示す説明図。
【図14】上記の実施の形態の携帯型コンピュータをマ
ンションの施工工程管理に用いた場合において、ディス
プレイに101号室のガス管の配管状態を撮影した画像
を表示した状態を示す説明図。
【図15】上記の実施の形態の携帯型コンピュータをマ
ンションの施工工程管理に用いた場合において、ディス
プレイに101号室のガス配管状態の画像と共に、その
中のマーク部分の撮影画像をもウィンドウ表示した状態
を示す説明図。
【符号の説明】
1 電子ペン 2 コンピュータ 3 カメラ 4 マイク 5 インタフェース 6 インタフェース 7 ディスプレイ 8 スピーカ 10 CPU 11 記憶装置 13 音声入力処理部 14 ペン入力処理部 15 表示制御部 16 音声出力制御部 20,31 メニュー画面 21,32 親画面 22,33,43,45 ウィンドウ 23,34,44,46 画像 24,35,47 手書コメント 41 工程表 42 セル MK1〜MK4 マーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力手段として電子ペンを有し、表示装
    置と記憶装置とを内蔵する携帯型コンピュータであっ
    て、 外部機器としてのカメラを接続し、当該外部接続機器か
    らの入力信号をディジタル化し、内部処理が可能な信号
    に変換するインタフェースと、 親画面を前記表示装置に表示し、当該親画面上の任意の
    場所に前記電子ペンでマークを付けて入力指示を与える
    ことにより、前記カメラからの撮影情報を前記記憶装置
    に記憶すると共に、当該記憶情報を前記親画面のマーク
    位置にリンクする撮影情報入力記憶処理手段と、 前記表示装置の前記親画面上の前記マーク位置に前記電
    子ペンを当てて呼出し指示を与えることにより、前記マ
    ーク位置にリンクされている前記撮影情報を前記記憶装
    置から呼出して当該表示装置にウィンドウ形式で表示す
    る撮影情報再生手段とを備えて成る携帯型コンピュー
    タ。
  2. 【請求項2】 入力手段として電子ペンを有し、表示装
    置と記憶装置とを内蔵する携帯型コンピュータであっ
    て、 外部機器としてのカメラ及マイクそれぞれを接続し、こ
    れらの外部接続機器からの入力信号をディジタル化し、
    内部処理が可能な信号に変換するインタフェースと、 親画面を前記表示装置に表示し、当該親画面上の任意の
    場所に前記電子ペンでマークを付けて入力指示を与える
    ことにより、前記カメラからの撮影情報又はマイクから
    の音声情報を前記記憶装置に記憶すると共に、当該記憶
    情報を前記親画面のマーク位置にリンクする撮影・音声
    情報入力記憶処理手段と、 前記表示装置の前記親画面上の前記マーク位置に前記電
    子ペンを当てて呼出し指示を与えることにより、前記マ
    ーク位置にリンクされている撮影情報を前記記憶装置か
    ら呼出して当該表示装置にウィンドウ形式で表示し、又
    は音声情報を再生出力する撮影・音声情報再生出力手段
    とを備えて成る携帯型コンピュータ。
  3. 【請求項3】 前記表示装置にウィンドウ形式で表示さ
    れている撮影情報に対して、前記電子ペンによる手書き
    入力を可能とし、当該手書情報を前記撮影情報と併せて
    前記記憶装置に記憶する手書情報記憶手段を備えて成る
    請求項1又は2記載の携帯型コンピュータ。
  4. 【請求項4】 前記親画面として外部に用意されている
    図面又は書類をイメージスキャナで読込んで前記記憶装
    置に登録するためのインタフェースを備えて成る請求項
    1〜3いずれか記載の携帯型コンピュータ。
  5. 【請求項5】 前記親画面として工事図面、建屋図面、
    設計図、配管系統図、作業工程表又は地図を用いること
    を特徴とする請求項1〜4いずれか記載の携帯型コンピ
    ュータ。
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