JPH09160055A - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

液晶表示装置の製造方法

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JPH09160055A
JPH09160055A JP32341595A JP32341595A JPH09160055A JP H09160055 A JPH09160055 A JP H09160055A JP 32341595 A JP32341595 A JP 32341595A JP 32341595 A JP32341595 A JP 32341595A JP H09160055 A JPH09160055 A JP H09160055A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示画素の周囲にスペーサを含んだシール剤
を塗布して基板同志を接着する液晶表示装置では、セル
の全面にわたってセルの厚さの均一化を図ることが難し
いため、高精細な大型のパネルの製作は困難であった。 【解決手段】 液晶表示装置の製造方法において、シー
ル剤21を塗布して基板11,12同志を張り合わせた
後、そのシール剤21を硬化させる際に、セルの厚さ分
布を測定し、その測定したセルの厚さ分布に対応させて
セルの厚さTが均一になるような変形力Fa,Fa’
(またはFb,Fb’)を基板11,12に与えながら
シール剤21を硬化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置の製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置のセルの厚さを制御する方
法には、基板の全面にわたってスペーサを散布する方
法、およびシール剤中にスペーサを混入する方法が開
示されている。そして近年では、直視型液晶表示デバイ
ス(以下、液晶表示デバイスをLCDという、LCDは
Liquid Crystal Device の略)やプロジェクタ用LCD
の高精細化、すなわち表示素子の微細化が進んでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、基板上の全面にわたってスペーサを散布する
方法では、微細な画素上にスペーサが存在すると表示欠
陥の原因になる。
【0004】またシール剤中にスペーサを混入する方
法では、図8に示すように、基板111に形成された表
示画素101の周囲におけるこの基板111上にシール
剤121を塗布する。そして図9に示すように、シール
剤121中のスペーサ131によって、基板111,1
21間の間隔、すなわちセルの厚さTが決定される。そ
のため、小型LCDでは問題とはならない基板の反り
が、パネルサイズが大きくなればなるほど基板の反りに
よって、セル中央部付近におけるセルの厚さTの制御が
困難になる。すなわち図10に示すように、シール剤1
21を塗布した付近のセル厚T1 はスペーサ(図示省
略)の径とほぼ同等になるが、スペーサが混入されてい
るシール剤121から離れているセル中央付近のセル厚
2 は、基板111,112の反りによって、スペーサ
の径よりも大きくなるかあるいは小さくなる。なお、基
板111,112は片面のみに複数層の薄膜が形成され
るために反り易くなる。
【0005】本発明は、シール剤中にスペーサを混入さ
せる方法を用いてセルの厚さの制御を行う際に、従来で
は制御が困難であったセル中央付近のセル厚の制御を可
能にし、また基板上の全面にわたってスペーサを散布す
る方法が使用できないような高精細LCDのセル厚の制
御を可能にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされた液晶表示装置の製造方法である。
第1の液晶表示装置の製造方法は、シール剤を塗布して
基板同志を張り合わせる際に、セルの厚さ分布を測定
し、その測定したセルの厚さ分布に対応させて、セルの
厚さが均一になるような変形力を基板に与えながらシー
ル剤の全体を硬化させる。上記セルの厚さ分布の測定
は、シール剤の一部分を硬化させてから行う。
【0007】上記第1の液晶表示装置の製造方法では、
測定したセルの厚さ分布に対応させて、セルの厚さ分布
が均一になるような変形力を基板に与えながらシール剤
を硬化させることから、基板はシール剤によって接着さ
れ、基板間で決定されるセルの厚さはセルの全面にわた
ってほぼ均一な状態になる。また、シール剤の一部分を
硬化させてからセルの厚さ分布を測定する方法では、例
えば基板の全面に荷重をかけた状態で、シール剤の一部
分が硬化されて、基板同志がシール剤によって仮止めさ
れた状態になる。そのため、基板に荷重をかけることに
よってセルの厚さは変化させられる。その後、セルの厚
さ分布を測定してから、セルの厚さが均一になるような
荷重をかけてシール剤を硬化させるため、セルの厚さは
ほぼ均一な厚さになる。
【0008】第2の液晶表示装置の製造方法は、セルに
液晶を充填した後、セルの厚さ分布を測定し、その測定
したセルの厚さ分布に対応させてセルの厚さが均一にな
るような変形力を基板に与えながら液晶注入口を封止す
る。
【0009】第2の液晶表示装置の製造方法では、測定
したセルの厚さ分布に対応させてセルの厚さが均一にな
るような変形力を基板に与えながら液晶注入口を封止す
ることから、基板はセルに充填される液晶の張力によっ
て均一な間隔に保持され、基板間隔で決定されるセルの
厚さはセルの全面にわたってほぼ均一になる。
【0010】また上記第1の液晶表示装置の製造方法に
おいて、上記第2の液晶表示装置の製造方法を行っても
よい。その場合には、シール剤の硬化時にセルの厚さが
十分に補正されなくても、液晶注入口を封止する際にセ
ルの厚さが補正される。
【0011】第3の液晶表示装置の製造方法は、第1の
ガラス基板と、この第1のガラス基板より熱膨張率が小
さく撓み易い第2のガラス基板とを用い、加熱によって
第1のガラス基板と第2のガラス基板とを接着するため
の接着剤を硬化させる際に、第1のガラス基板側に第2
のガラス基板を相対的に引き寄せることで、セルの厚さ
の均一化を図る。
【0012】上記第3の液晶表示装置の製造方法では、
第1のガラス基板と、この第1のガラス基板より熱膨張
率が小さく撓み易い第2のガラス基板とを用いているた
め、加熱によって、熱膨張率が大きい第1のガラス基板
は接着剤を介して熱膨張率が小さい第2のガラス基板を
外側に引っ張るようになる。そのため、第2のガラス基
板は伸ばされる状態になり、その撓み量の減少量は第1
のガラス基板の新たなる撓みの増加量よりも多くなる。
そのため、第2のガラス基板は相対的に第1のガラス基
板側に引き寄せられたことになるので、セルの厚さは小
さくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】第1の発明に係わる実施形態の一
例を、図1の製造工程図によって説明する。図面では、
適宜、断面図の他に平面図を示す。
【0014】液晶表示装置の製造方法において、空セル
状態におけるセルの厚さTの制御を、LCDの製造プロ
セスにおけるシール剤の硬化工程で行う。まず、図1の
(1)に示すように、シール剤21(破線で示す部分)
を塗布した基板11および基板12同志を貼り合わせ
る。上記シール剤21には、例えば紫外線硬化樹脂と熱
硬化樹脂とを混ぜ合わせたものを用いる。そして基板1
1,12同志を貼り合わせる際に、塗布したシール剤2
1の全体ではなく、シール剤21に対して、例えば紫外
線をスポット的に照射し、その照射部分21a(破線の
斜線で示す部分)を硬化させる。ここでは、一例として
4か所に紫外線を照射した。このようにして部分的にシ
ール剤21を硬化させることによって、基板11および
基板12同志の仮止めを行う。
【0015】次に図1の(2)に示すように、セルの厚
さ分布を測定する。この測定は、例えばナトリウム(N
a)ランプ光(D線:波長λ=589.3nm)を基板
12側から照射して、基板12の表面に生じる干渉縞
(ニュートンリング)Nの数によって簡易的に行うこと
が可能である。
【0016】続いて図1の(3)に示すように、測定し
たセルの厚さ分布が所望の厚さ分布よりもばらついてい
て、セルの中央部がセルの周辺部よりも厚い場合には、
基板11および基板12に矢印で示す変形力Fa,F
a’なる加圧力を与える。
【0017】一方、測定したセルの厚さ分布が所望の厚
さ分布よりもばらついていて、上記図の(1),(2)
に示したのとは反対側に各基板11,12が反っている
ときには、図1の(4)に示すように、基板11および
基板12に矢印で示す変形力Fb,Fb’なる吸引力を
与えて基板11,12を引っ張る。
【0018】そして上記のように基板11,12に変形
力を与えた状態で、例えば紫外線をシール剤21に照射
して、シール剤21(破線の斜線で示す部分)の未硬化
部分を硬化させる。その後、焼成処理を行って、さらに
シール剤21を硬化させる。
【0019】その結果、図1の(5)に示すように、、
セルの厚さTが全面にわたってほぼ均一な状態で、基板
11および基板12はシール剤21によって接着され
る。
【0020】上記のように、セルの厚さ分布に対応し
て、基板11,12に変形力を加えることから、基板1
1,12間で決定されるセルの厚さTはセルの全面にわ
たってほぼ均一な状態になる。
【0021】上記基板11,12で構成されるパネルに
加える変形力Fa,Fa’または変形力Fb,Fb’と
セルの厚さTの変化量との関係は、事前に測定してお
く。そして個々のLCDパネルに対して最適な変形力を
加えることで、個々のセルの厚さのばらつきは抑えられ
る。例えば、セルの厚さの変化量と、変形力、すなわち
基板11,12にかける荷重との関係を求めておく。
【0022】図2は、セルの厚さが6.0μmになるよ
うに2.0インチ角の液晶表示装置のパネルを製作する
場合を示すものである。この図2に示すように、セルの
厚さの変化量と荷重とはほぼ比例関係になっていること
がわかる。この関係に基づいて、干渉縞から求まる基板
11,12の変形量に対応した荷重(変形力)を求める
ことができる。なお、上記セルの厚さの変化量と荷重と
の関係は、当然のことながら、基板の大きさ、基板の厚
さ、基板の材質等によって変化する。そのため、セルの
厚さの変化量と荷重との関係は、同様の大きさ、厚さ、
材質の基板に対して求めることができる。
【0023】また、シール剤21の一部分を硬化させて
からセルの厚さTを測定する方法では、例えば基板1
1,12の全面に荷重をかけた状態で、シール剤21の
一部分が硬化されて、基板11,12同志がシール剤2
1によって仮止めされた状態になる。そのため、基板1
1,12に荷重をかけることによってセルの厚さTは変
化させられる。その後、セルの厚さTを測定してから、
セルの厚さTが均一になるような荷重をかけてシール剤
を硬化させるため、セルの厚さTはほぼ均一な厚さにな
る。
【0024】次に第2の発明に係わる実施形態の一例
を、図3の製造工程図によって説明する。図面では、適
宜、断面図の他に平面図を示す。
【0025】液晶表示装置の製造方法において、液晶を
充填した後にセルの厚さの制御を液晶の注入口の封止工
程で行う。まず、図3の(1)に示すように、基板11
および基板12間のセル領域に液晶51を充填する。
【0026】その後図3の(2)に示すように、セルの
厚さ分布を、前記図1によって説明したのと同様にして
測定する。すなわち、例えばナトリウムランプ光(D
線:波長λ=589.3nm)を基板12側から照射し
て、基板12の表面に生じる干渉縞(ニュートンリン
グ)Nの数によって簡易的に測定する。
【0027】続いて図3の(3)に示すように、測定し
たセルの厚さ分布が所望の厚さ分布よりもばらついてい
て、セルの中央部がセルの周辺部よりも厚い場合には、
基板11および基板12に矢印で示す変形力Fa,F
a’なる加圧力を与える。
【0028】一方、測定したセルの厚さ分布が所望の厚
さ分布よりもばらついていて、上記図3の(1),
(2)に示したのとは反対側に各基板11,12が反っ
ているときには、図3の(4)に示すように、基板11
および基板12に矢印で示す変形力Fb,Fb’なる吸
引力を与えて基板11,12を引っ張る。そして上記の
ように基板11,12に変形力を与えた状態で、液晶注
入口(図示省略)を封止する。
【0029】その結果、図3の(5)に示すように、、
基板11,12間で形成されるセルの厚さTが全面にわ
たってほぼ均一な状態で液晶注入口は封止される。
【0030】このように液晶注入口を封止することによ
って、最終的なセルの厚さ分布は最適値になる。すなわ
ち、前記第1の発明に係わる実施形態で説明したよう
に、基板11,12を貼り合わせるとともにセルの厚さ
分布の補正を行った際に、その補正が十分にできない場
合であっても、上記第2の発明に係わる実施形態で説明
したようにすればセルの厚さ分布を補正することが可能
になる。
【0031】次に第3の発明に係わる実施形態の一例
を、図4の製造工程図によって説明する。
【0032】図4の(1)に示すように、接着剤22を
塗布した第1のガラス基板31および第2のガラス基板
32同志を貼り合わせる。上記第2のガラス基板32
と、上記第1のガラス基板31より熱膨張率が小さく撓
み易い性質を有している。また上記接着剤22には、例
えば熱硬化樹脂を含むものを用いる。
【0033】そして図4の(2)に示すように、第1,
第2のガラス基板31,32を加熱することによって、
上記接着剤22を硬化させる。その際、第2のガラス基
板32は、第1のガラス基板31より熱膨張率が小さく
撓み易い性質を有しているので、第1のガラス基板31
は第2のガラス基板32よりも膨張(矢印ア,ア’方向
に膨張)して加熱前の状態(2点鎖線で示す状態)より
も伸びる。一方、第2のガラス基板32は加熱前の状態
(1点鎖線で示す状態)よりも相対的に第1のガラス基
板31側(矢印イ方向側)に引き寄せられる。
【0034】次に一例として、液晶表示装置の製造方法
において、シール剤の硬化工程で、空セル状態における
セルの厚さTの制御を行う場合を、以下に説明する。こ
こでは、薄膜トランジスタ(以下TFTという、TFT
はThin Film Toransistor の略)基板41に上記第1の
ガラス基板(31)を用い、カラーフィルタ基板42に
上記第2のガラス基板(32)を用いた。
【0035】まず図5に示すように、TFT基板41は
板ガラス43の片面にトランジスタ等の素子を形成する
ための複数層の膜44が形成されているため、一般的に
膜44の形成面側に反っている。同様にカラーフィルタ
基板42も板ガラス45の片面にカラーフィルタを形成
するための複数層の膜46が形成されているため、一般
的に膜46の形成面側に反っている。したがって、TF
T基板41とカラーフィルタ基板42とをシール剤21
を用いて貼り合わせた時に、セルの厚さTの制御が十分
にできない場合には、TFT基板41とカラーフィルタ
基板42との間隔で決まるセルの厚さTにむらが生じ
る。このようにむらが生じるような場合には、ガラスの
熱膨張率の違いを利用することによって、セルの厚さT
の制御が可能になる。すなわち、熱膨張率の異なるガラ
ス基板を、TFT基板41とカラーフィルタ基板42と
に使用する。
【0036】例えば、TFT基板41にAなる熱膨張率
を有するガラス基板を用い、カラーフィルタ基板42に
Bなる熱膨張率を有するガラス基板を用いる。ここで、
上記熱膨張率はA>Bなる関係を有する。また、TFT
基板41に用いるガラス基板よりもカラーフィルタ基板
42に用いるガラス基板のほうが撓み易い性質を有して
いる。上記のような性質を有するガラス基板として、例
えばTFT基板41には石英ガラス基板を用い、カラー
フィルタ基板42には結晶化ガラス基板を用いる。結晶
化ガラスの一例としては、例えばネオセラムと呼ばれる
ものがある。このネオセラムは、加熱すると収縮すると
いう特徴的な性質を有するガラスである。なお、本発明
は、ネオセラムに限定されるものではなく、上記性質を
有するガラスもしくは結晶化ガラスであればよい。
【0037】まず図6の(1)に示すように、スペーサ
(図示省略)を混入したシール剤21を塗布してTFT
基板41とカラーフィルタ基板42とを貼り合わせた
後、シール剤21を硬化させるためにTFT基板41と
カラーフィルタ基板42とを加熱する。この加熱では温
度上昇を急激に行うことにより、焼成後のパネル中央部
のセルの厚さは焼成前よりも狭くなる。このように上記
シール剤21は接着剤として作用するものである。
【0038】その結果を図6の(2)に示す。この図に
示すように、セルの厚さは制御される。すなわち、加熱
によって、カラーフィルタ基板42は、TFT基板41
より熱膨張率が小さく撓み易い性質を有しているので、
TFT基板41はカラーフィルタ基板42よりも膨張
(矢印ウ,ウ’方向に膨張)して加熱前の状態(2点鎖
線で示す状態)よりも伸びる。一方、カラーフィルタ基
板42は加熱前の状態(1点鎖線で示す状態)よりも相
対的にTFT基板41側(矢印エ方向側)に引き寄せら
れる。そのため、セル中央部の厚さは、加熱前よりも小
さくなり、セルの厚さTが全面にわたって均一になる方
向に改善される。
【0039】ここで上記加熱プロセスを、図7によって
簡単に説明する。なお図7の縦軸は加熱温度を示し、そ
の横軸は加熱時間を示す。
【0040】図7の破線で示すように、温度上昇を緩や
かに行うと焼成前後でのパネル中央部のセルの厚さに大
きな差は生じない。しかし図7の実線で示すように、温
度上昇を急激に行うと焼成後のパネル中央部のセルの厚
さは焼成前よりも狭くなることがわかった。そのため、
TFT基板41およびカラーフィルタ基板42に対して
熱損傷を起こさない範囲で急速加熱することが好まし
い。
【0041】
【発明の効果】以上、説明したように第1の発明によれ
ば、測定したセルの厚さ分布に対応させて、セルの厚さ
分布が均一になるような変形力を基板に与えながらシー
ル剤を硬化させるので、シール剤によって基板同志を接
着できるとともに、基板間で決定されるセルの厚さをセ
ルの全面にわたってほぼ均一な状態にできる。第2の発
明によれば、セルに液晶を充填した後に測定したセルの
厚さ分布に対応させて、セルの厚さ分布が均一になるよ
うな変形力を基板に与えながら液晶注入口を封止するの
で、基板は均一な間隔に保持され、基板間隔で決定され
るセルの厚さはセルの全面にわたってほぼ均一な状態に
できる。第3の発明によれば、第1のガラス基板と、こ
の第1のガラス基板より熱膨張率が小さく撓み易い第2
のガラス基板とを用いているので、加熱による熱膨張率
の差によって、第2のガラス基板を第1のガラス基板側
に相対的に引き寄せることができる。そのため、セルの
厚さ分布を均一な状態に近づけることが可能になる。よ
って、セルを形成した後であっても、セル厚の制御が可
能になるので、歩留りの向上が図れる。また表示部領域
にスペーサを散布せず、セル厚を均一にすることが可能
になるので、高精細LCDにおけるスペーサによる画質
品位の低下が起きない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施形態に係わる製造工程図であ
る。
【図2】セルの厚さと荷重との関係図である。
【図3】第2の発明の実施形態に係わる製造工程図であ
る。
【図4】第3の発明の実施形態に係わる製造工程図であ
る。
【図5】TFT基板とカラーフィルタ基板の説明図であ
る。
【図6】セルの厚さの制御方法の説明図である。
【図7】加熱プロセスの説明図である。
【図8】シール剤の塗布の説明図である。
【図9】スペーサの作用の説明図である。
【図10】課題の説明図である。
【符号の説明】
11 基板 12 基板 21 シール剤 T セルの厚さ Fa,Fa’ 変形力

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示装置の製造方法において、 シール剤を塗布して基板同志を張り合わせる際に、セル
    の厚さ分布を測定し、該測定したセルの厚さ分布に対応
    させて該セルの厚さが均一になるような変形力を基板に
    与えながらシール剤を硬化させることを特徴とする液晶
    表示装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液晶表示装置の製造方法
    において、 シール剤を塗布して基板同志を張り合わせる際に、シー
    ル剤の一部分を硬化させてからセルの厚さ分布を測定
    し、該測定したセルの厚さ分布に対応させて前記セルの
    厚さが均一になるような変形力を基板に与えながらシー
    ル剤を硬化させることを特徴とする液晶表示装置の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 液晶表示装置の製造方法において、 セルに液晶を充填した後、セルの厚さ分布を測定し、該
    測定したセルの厚さ分布に対応させて該セルの厚さが均
    一になるような変形力を基板に与えながら液晶注入口を
    封止することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の液晶表示装置の製造方法
    において、 セルに液晶を充填した後、セルの厚さ分布を測定し、該
    測定したセルの厚さ分布に対応させて該セルの厚さが均
    一になるような変形力を基板に与えながら液晶注入口を
    封止することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の液晶表示装置の製造方法
    において、 セルに液晶を充填した後、セルの厚さ分布を測定し、該
    測定したセルの厚さ分布に対応させて該セルの厚さが均
    一になるような変形力を基板に与えながら液晶注入口を
    封止することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 第1のガラス基板と、 前記第1のガラス基板より熱膨張率が小さく撓み易い第
    2のガラス基板とを用い、 加熱によって前記第1のガラス基板と前記第2のガラス
    基板とを間隔を置いて接着するための接着剤を硬化させ
    る際に、該第1のガラス基板側に該第2のガラス基板を
    相対的に引き寄せることを特徴とする液晶表示装置の製
    造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005049744A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Nec Corp 液晶表示装置及び液晶プロジェクタ

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JP2005049744A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Nec Corp 液晶表示装置及び液晶プロジェクタ

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