JPH09160019A - カラー液晶表示パネル - Google Patents

カラー液晶表示パネル

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JPH09160019A
JPH09160019A JP7321957A JP32195795A JPH09160019A JP H09160019 A JPH09160019 A JP H09160019A JP 7321957 A JP7321957 A JP 7321957A JP 32195795 A JP32195795 A JP 32195795A JP H09160019 A JPH09160019 A JP H09160019A
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有広 武田
Takeshi Kamata
豪 鎌田
Tadashi Hasegawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示パネルの温度が変動しても、平均透
過率の変動を抑制することができる液晶表示パネルを提
供する。 【解決手段】 対向配置された第1及び第2の基板と、
第1及び第2の基板の対向面上に形成された透明電極
と、第1及び第2の基板間に挟持された液晶層と、第1
及び第2の基板の少なくとも一方の対向面上に形成され
た配向膜と、第1及び第2の基板の少なくとも一方の表
面上に形成されたカラーフィルタと、第1及び第2の基
板の一方の対向面上に形成され、青色画素、緑色画素及
び赤色画素のうち少なくとも一色の画素を、液晶層の厚
さが相互に異なる低温用領域と高温用領域に分割する液
晶層厚調整手段とを有し、低温用領域の液晶層の第1の
温度におけるリターデーション値が、高温用領域の液晶
層の第1の温度よりも高い第2の温度におけるリターデ
ーション値とほぼ等しい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー液晶表示パ
ネルに関し、特に液晶層の厚さが均一ではないカラー液
晶表示パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にツイストネマチック(TN)型液
晶表示パネルには、印加電圧が低い状態で白表示となる
ノーマリホワイトモードと、黒表示となるノーマリブラ
ックモードがある。
【0003】TN型液晶表示パネルでは、低電圧印加時
に液晶分子が90°ツイストしており、液晶層に入射し
た直線偏光光が液晶層を通過する間に90°旋光する。
高電圧を印加すると、液晶分子がチルトするため旋光性
が失われる。従って、液晶層に入射した直線偏光光は、
旋光することなくそのまま出射する。
【0004】液晶層を挟んで一対の偏光板を配置し、偏
光軸を相互に直交させるとノーマリホワイトモードにな
り、偏光軸を相互に平行にするとノーマリブラックモー
ドになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】液晶層を通過する際の
旋光角は、液晶層の屈折率異方性Δnと液晶層の厚さd
との積Δnd(リターデーション値)によって異なる。
液晶層の屈折率異方性Δnは温度依存性を有する。室温
において旋光角が90°になるようにリターデーション
値を設定すると、バックライト等による温度上昇に伴っ
てリターデーション値が変動し、旋光角が90°からず
れる。
【0006】旋光角が90°からずれると、ノーマリホ
ワイトモードの場合には白表示状態における透過率が低
下し、ノーマリブラックモードの場合には黒表示状態に
おいて一部の光が漏れることになる。
【0007】本発明の目的は、液晶表示パネルの温度が
変動しても、平均透過率の変動を抑制することができる
液晶表示パネルを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点による
と、間隙をおいて対向配置された第1及び第2の基板
と、前記第1及び第2の基板の対向面上に形成され、複
数の画素を画定する透明電極と、前記第1及び第2の基
板間に挟持された液晶層と、前記第1及び第2の基板の
少なくとも一方の対向面上に形成され、前記液晶層に接
する配向膜と、前記第1及び第2の基板の少なくとも一
方の表面上に形成され、前記複数の画素ごとに、赤色
光、緑色光及び青色光のいずれか一色の光を透過させる
カラーフィルタと、前記第1及び第2の基板の一方の対
向面上に形成され、青色光を透過させる青色画素、緑色
光を透過させる緑色画素、及び赤色光を透過させる赤色
画素の各々の少なくとも一部領域の液晶層の温度25℃
におけるリターデーション値がそれぞれ0.42〜0.
55μm、0.49〜0.60μm、及び0.54〜
0.70μmとなるように液晶層の厚さを調整する液晶
層厚調整手段とを有するカラー液晶表示パネルが提供さ
れる。
【0009】青色画素、緑色画素及び赤色画素の好適な
リターデーション値は、それぞれ0.40μm、0.4
7μm、0.53μm程度である。液晶層の屈折率異方
性は温度によって変動に、温度が上昇すると屈折率異方
性が低下する。屈折率異方性が低下するとリターデーシ
ョン値も低下する。
【0010】温度25℃において、上記リターデーショ
ン値になるように液晶層の厚さを設定しておくと、液晶
層の温度が40℃程度になったときに、各画素のリター
デーション値が好適値に近くなる。液晶表示パネルをバ
ックライトで照明する場合には、動作中の温度が40℃
程度になる。従って、動作中に各画素のリターデーショ
ン値が好適値に近くなる。このため、動作中に良好なコ
ントラストを得ることが可能になる。
【0011】本発明の他の観点によると、間隙をおいて
対向配置された第1及び第2の基板と、前記第1及び第
2の基板の対向面上に形成され、複数の画素を画定する
透明電極と、前記第1及び第2の基板間に挟持された液
晶層と、前記第1及び第2の基板の少なくとも一方の対
向面上に形成され、前記液晶層に接する配向膜と、前記
第1及び第2の基板の少なくとも一方の表面上に形成さ
れ、前記複数の画素ごとに、赤色光、緑色光及び青色光
のいずれか一色の光を透過させるカラーフィルタと、前
記第1及び第2の基板の一方の対向面上に形成され、青
色光を透過させる青色画素、緑色光を透過させる緑色画
素、及び赤色光を透過させる赤色画素のうち少なくとも
一色の画素を、液晶層の厚さが相互に異なる低温用領域
と高温用領域に分割する液晶層厚調整手段であって、該
低温用領域の液晶層の第1の温度におけるリターデーシ
ョン値が、該高温用領域の液晶層の第1の温度よりも高
い第2の温度におけるリターデーション値とほぼ等しい
前記液晶層厚調整手段とを有するカラー液晶表示パネル
が提供される。
【0012】低温用領域の液晶層の第1の温度における
リターデーション値と、高温用領域の液晶層の第2の温
度におけるリターデーション値を等しくし、当該画素の
色の光に対して好適値になるように設定しておくと、第
1及び第2の温度において、それぞれ低温用領域及び高
温用領域が好適なリターデーション値になる。このた
め、第1及び第2の温度を含む比較的広い温度範囲にお
いて、安定して良好なコントラストを得ることが可能に
なる。
【0013】
【発明の実施の形態】まず、図8を参照して液晶層のリ
ターデーション値の好適値を説明する。図8は、ノーマ
リブラックモードの液晶表示パネルの光の透過率を青色
光(波長460nm)、緑色光(波長540nm)及び
赤色光(波長620nm)について示す。横軸は液晶層
のリターデーション値を単位μmで表し、縦軸は透過率
を単位%で表す。図中の記号○、△及び×は、それぞれ
青色光、緑色光及び赤色光の透過率を示す。
【0014】青色光、緑色光及び赤色光の透過率は、そ
れぞれリターデーション値が約0.4、0.47及び
0.53の時に最初の最小値を示す。すなわち、カラー
液晶表示パネルの青色画素、緑色画素及び赤色画素の液
晶層のリターデーション値をそれぞれ0.4、0.47
及び0.53とすることにより、各色の透過率をすべて
最小にすることができる。
【0015】例えば、室温(25℃)において上記リタ
ーデーション値となる液晶表示パネルを室温で動作させ
ると、最も高いコントラストを得ることができる。しか
し、バックライトからの発熱等により液晶層の温度が上
昇すると、液晶層の屈折率異方性が変動し、リターデー
ション値が最適値からずれる。黒表示状態において、一
部の光が透過しコントラストが低下する。
【0016】ノーマリホワイトモードの場合には、液晶
層のリターデーション値の変動により、白表示状態の透
過率が低下する。白表示状態における透過率がわずかに
低下しても、コントラストは大きく低下しないが、黒表
示状態においてわずかの光が透過すると、コントラスト
が大きく低下する。従って、ノーマリブラックモードの
液晶表示パネルの方がノーマリホワイトモードの液晶表
示パネルよりも、液晶層の温度変動の影響を受けやす
い。
【0017】図1は、温度変動によるコントラストの低
下を抑制することができる本発明の第1の実施例による
カラー液晶表示パネルの概略断面図を示す。透明基板1
0の表面上にインジウムスズオキサイド(ITO)等か
らなる複数の画素電極11が形成されている。1つの画
素電極が1つの画素に対応する。なお、薄膜トランジス
タ(TFT)及び駆動配線は図示を省略している。TF
T及び駆動配線を含めた詳細な構造は、図2を参照して
後述する。画素電極11を覆い基板全面に配向膜12が
形成されている。
【0018】透明基板20の表面上にカラーフィルタ2
1が形成され、その表面を覆うように共通電極22及び
配向膜23が積層されている。透明基板10と20と
が、配向膜面同士を対向するように平行配置され、その
間に液晶層30を挟持している。配向膜12と23は、
相互に直交する方向に配向処理されており、液晶層30
中の液晶分子はTN配列する。
【0019】カラーフィルタ21は、各画素に対応して
配置された赤色光を透過させる領域R、緑色光を透過さ
せる領域G、及び青色光を透過させる領域Bから構成さ
れている。領域R、G、Bに対応する画素が、それぞれ
赤色画素、緑色画素、青色画素になる。各画素は、カラ
ーフィルタ21の厚さの異なる2つの領域に分割されて
いる。すなわち、赤色画素がカラーフィルタの厚さの薄
い領域R1と厚い領域R2に分割され、緑色画素がカラ
ーフィルタの厚さの薄い領域G1と厚い領域G2に分割
され、青色画素がカラーフィルタの厚さの薄い領域B1
と厚い領域B2に分割されている。
【0020】カラーフィルタの厚さの異なる2つの領域
は、例えば以下の方法で形成することができる。まず、
赤色のカラーフィルタ原料を溶かした溶剤を回転塗布
し、領域R1の厚さのカラーフィルタ層を形成する。露
光、現像処理を行って領域R1にのみカラーフィルタ層
を残す。次に、回転数を低下させて同じ溶剤を回転塗布
し、領域R2の厚さのカラーフィルタ層を形成する。露
光、現像処理を行って領域R2にカラーフィルタ層を残
す。
【0021】同様の方法で、緑色画素及び青色画素のカ
ラーフィルタを形成する。このように、6回の露光と現
像処理を行うことにより、画素ごとに2つの厚さの異な
る領域を形成することができる。
【0022】図2Aは、TFT側基板の1つの画素に対
応する平面図を示す。駆動配線5が格子状に配置されて
いる。図の横方向に延在する配線がAl又はCr等から
なるドレイン線5a、縦方向に延在する配線がAl又は
Cr等からなるゲート線5bである。両者の間は、Si
N等からなる絶縁層により絶縁されている。相互に隣接
する2本のドレイン線5aと2本のゲート線5bによっ
て囲まれた画素領域に画素電極11及びTFT6が形成
されている。画素領域の図の左半分が液晶層の厚さdR1
の領域、右半分が液晶層の厚さdR2の領域である。
【0023】TFT6は、ドレイン線5aとゲート線5
bとの交差点近傍に配置されている。TFT6のゲート
電極が1本のゲート線5bに接続され、ドレイン領域が
1本のドレイン線5aに接続されている。TFT6のソ
ース領域が画素電極11に接続されている。
【0024】図2Bは、図2Aの一点鎖線B2−B2に
おける液晶表示パネルの断面図を示す。透明基板10の
表面上にAl又はCr等からなるゲート電極Gが形成さ
れ、ゲート電極Gを覆ってSiN又はSiO2 等からな
るゲート絶縁層13が形成されている。ゲート絶縁層1
3の表面上のゲート電極Gの上方領域にアモルファスシ
リコンからなるチャネル層CHが形成され、その両側に
Al又はCr等からなるドレイン領域Dとソース領域S
が形成されている。ゲート絶縁層13の表面上に、ソー
ス領域Sに連続して画素電極11が形成されている。
【0025】TFT6は、SiN等からなるTFT保護
層14によって覆われ保護されている。TFT保護層1
4及び画素電極11を覆うようにポリイミド等からなる
配向膜12が形成されている。
【0026】共通電極側の透明基板20が、TFT側の
基板10に対向して配置されている。透明基板20の対
向面上のTFT6及び駆動配線5に対応する領域にCr
等からなるブラックマトリクス24が形成され、画素電
極11に対応する領域にカラーフィルタ21が形成され
ている。カラーフィルタ21及びブラックマトリクス2
4を覆うように全面に共通電極22が形成され、その表
面上に配向膜23が形成されている。
【0027】TFT基板と共通電極基板との間に、液晶
層30が挟持されている。透明基板10及び20の外側
の表面上に、それぞれ偏光板40及び41が配置されて
いる。偏光板40と41は、その偏光軸方向が相互に平
行になるように配置され、ノーマリブラックモードの液
晶表示パネルを構成している。
【0028】偏光板40の図の下方に導波板42が配置
され、導波板42の図の左端に冷陰極蛍光灯等からなる
光源43が配置されている。光源43から放射された光
は導波板42内を図の右方へ伝搬する。このとき一部の
光は散乱されて偏光板40を通過し直線偏光光になって
液晶層30を透過する。液晶層30内に入射した直線偏
光光は、液晶層30内を伝搬中に旋光し、一部の光が偏
光板41を透過して図の上方に放射される。
【0029】図1に戻って、赤色画素の領域R1、緑色
画素の領域G1及び青色画素の領域B1の液晶層の厚さ
R1、dG1及びdB1は、すべて5.5μmであり、領域
R2、G2及びB2のの液晶層の厚さdR2、dG2及びd
B2は、すべて5.0μmである。領域R1、G1及びB
1の液晶層のリターデーション値は、温度40℃におい
て約0.47μmとなり、領域R2、G2及びB2の液
晶層のリターデーション値は、温度25℃において約
0.47μmになる。すなわち、図8からわかるよう
に、波長540μmの緑色光に対して好適な値に設定さ
れている。緑色光に対して好適値になるように設定した
のは、人間の目に緑色の光が最も明るく感じられるから
である。
【0030】この液晶表示パネルのコントラストは、点
灯直後において43であり、点灯から20分経過したと
きに35であった。これに対し、液晶層の厚さを5.0
μmのみとした従来の液晶表示パネルのコントラスト
は、点灯直後において47であり、20分経過後27ま
で低下した。
【0031】液晶表示パネルの点灯直後の温度は、ほぼ
室温(25℃)程度と考えられる。また、裏面からの照
明の影響により温度が上昇し、点灯後20分程度経過す
ると約40℃程度になる。従来の液晶表示パネルでは、
点灯直後の温度25℃程度の状態でリターデーション値
が好適値となるが、20分経過して液晶層の温度が40
℃程度まで上昇すると画素の全領域においてリターデー
ション値が好適値からずれる。このため、黒表示状態に
おける緑色光の透過率が高くなってしまい、コントラス
トが低下する。
【0032】図1に示す液晶表示パネルの場合には、点
灯直後の温度25℃程度の状態では、領域G2のリター
デーション値が好適値になっているが、領域G1のリタ
ーデーション値が好適値からずれている。このため、点
灯直後のコントラストは、従来の液晶表示パネルよりも
悪い。温度が40℃程度まで上昇すると、領域G2のリ
ターデーション値が好適値からずれるが、領域G1のリ
ターデーション値が好適値になる。このため、コントラ
ストの低下は従来の液晶表示パネルに比べて少ない。
【0033】上記第1の実施例では、緑色画素について
のみリターデーション値を好適値になるように設定し
た。従って、黒表示状態のとき、赤色及び青色の光が完
全に遮光されず、わずかに透過する。コントラストをよ
り高めるためには、赤色画素及び青色画素についても、
リターデーション値が好適値になるように液晶層の厚さ
を調整することが好ましい。
【0034】図3は、赤、緑、青のすべての画素につい
て、リターデーション値を好適化した第2の実施例によ
る液晶表示パネルの断面図を示す。図3に示す液晶表示
パネルの基本構成は、図1に示す液晶表示パネルと同様
であり、カラーフィルタ21の各領域の厚さのみが相違
する。図3の各構成部分には、図1の対応する構成部分
と同一の符号を付している。
【0035】赤色画素Rの領域R1及びR2の液晶層の
厚さdR1及びdR2が、それぞれ6.5μm及び6.1μ
m、緑色画素Gの領域G1及びG2の液晶層の厚さdG1
及びdG2が、それぞれ5.5μm及び5.2μm、青色
画素Bの領域B1及びB2の液晶層の厚さdB1及びdB2
が、それぞれ4.7μm及び4.4μmである。
【0036】温度25℃のとき、領域R2、G2、B2
のリターデーション値が、それぞれ0.4μm、0.4
7μm及0.55μmになり、温度40℃のとき、領域
R1、G1、B1のリターデーション値が、それぞれ
0.4μm、0.47μm及0.55μmになる。すな
わち、各画素の液晶層の薄い領域が温度25℃において
好適なリターデーション値となり、液晶層の厚い領域が
温度40℃において好適なリターデーション値となる。
【0037】このように、すべての画素が、25℃及び
40℃でそれぞれ好適なリターデーション値を与える2
つの領域に分割されている。黒表示状態において、緑色
画素のみならず赤色画素及び青色画素の漏れ光を低減さ
せることができるため、図1の液晶表示パネルよりも高
いコントラストが得られるであろう。
【0038】図1では、すべての画素を2つの領域に分
割した場合を説明したが、例えば緑色の画素のみを2つ
の領域に分割し、赤色画素全域の液晶層の厚さをdG1
等しくし、青色画素全域の液晶層の厚さをdG2と等しく
してもよい。赤色画素全域の液晶層の厚さをdG1とする
と、図3の液晶表示パネルの赤色画素の液晶層の厚さに
近づき、青色画素の液晶層の厚さをdG2とすると、図3
の液晶表示パネルの青色画素の液晶層の厚さに近づく。
このため、コントラストの向上が期待できる。
【0039】上記第1及び第2の実施例では、少なくと
も一色の画素を点灯直後の温度で好適な領域と連続使用
中の温度で好適な領域に分割した場合を示したが、長時
間連続使用するような用途に用いられる液晶表示パネル
の場合には、各画素の全領域を連続使用中の温度で好適
な領域にしてもよい。
【0040】図4は、各画素の全領域を連続使用中の温
度で好適な領域にした第3の実施例による液晶表示パネ
ルの断面図を示す。図4に示す液晶表示パネルの基本構
成は、図1に示す液晶表示パネルと同様であり、カラー
フィルタ21の各領域の厚さのみが相違する。図4の各
構成部分には、図1の対応する構成部分と同一の符号を
付している。
【0041】赤色画素の液晶層の厚さdR1が6.5μ
m、緑色画素の液晶層の厚さdG1が5.5μm、青色画
素の液晶層の厚さdB1が4.7μmである。この厚さ
は、それぞれ図3に示す液晶表示パネルの液晶層の厚さ
R1、dG1及びdB1に等しい。すなわち、各画素の全領
域の液晶層のリターデーション値が、温度40℃におい
て好適な値になるように設定されている。
【0042】図4に示す液晶表示パネルのコントラスト
は、点灯直後において35であり、20分経過したとき
に62になった。このように、全画素領域のリターデー
ション値を連続使用中の温度において好適値になるよう
にすることにより、点灯直後のコントラストは悪いが、
連続使用中のコントラストをより高くすることができ
る。
【0043】図1〜図4では、カラーフィルタの厚さを
各領域ごとに異ならせることにより、液晶層の厚さを調
整する場合を説明したが、カラーフィルタの厚さを一様
にし、カラーフィルタ表面上にトップコート層を形成し
て液晶層の厚さを調整してもよい。
【0044】図5は、トップコート層により液晶層の厚
さを調整した液晶表示パネルの断面図を示す。図5に示
す液晶表示パネルの基本構成は、図3に示す液晶表示パ
ネルと同様であり、カラーフィルタ21の各領域の厚
さ、及びその表面上のトップコート層26が形成されて
いることのみが相違する。図5の各構成部分には、図3
の対応する構成部分と同一の符号を付している。
【0045】カラーフィルタ21の厚さは、基板面全域
において一様である。カラーフィルタ21の表面上に、
各領域ごとに厚さの異なるトップコート層26が形成さ
れている。各領域の液晶層30の厚さは図3に示す液晶
表示パネルのそれと等しい。図5の構造の液晶表示パネ
ルのリターデーション値は、図3の液晶表示パネルのそ
れと等しいため、同様の効果を得ることができるであろ
う。
【0046】上記第1及び第2の実施例では、温度25
℃及び40℃においてそれぞれ好適なリターデーション
値になる2つの領域を形成する場合を説明したが、基準
となる温度は、液晶表示パネルが使用される環境温度に
応じて設定することが好ましい。通常のバックライトを
使用した液晶表示パネルでは、連続使用により室温より
も10〜15℃程度上昇する。従って、各画素の2つの
領域において好適なリターデーション値を与える温度の
差を10℃以上とすることが好ましい。
【0047】上記第1〜第3の実施例では、好適なリタ
ーデーション値として図8に示す透過率が最小になるリ
ターデーション値を採用したが、最小の透過率を与える
リターデーション値±0.03μmの範囲のリターデー
ション値を採用しても良好な結果が得られるであろう。
【0048】上記第1〜第3の実施例では、赤、緑、青
の各色の代表的な波長、すなわち620nm、540n
m及び460nmの波長に対して好適なリターデーショ
ン値を得る場合を説明したが、バックライトを使用する
場合には、バックライトの光源のスペクトル特性に適応
した波長に対して好適なリターデーション値を得るよう
にしてもよい。
【0049】次に、図2Bに示す光源43の波長特性を
考慮してリターデーション値を設定する例を説明する。
図6は、光源43の放射光の輝度スペクトルの一例を示
す。横軸は波長を単位nmで表し、縦軸は輝度を任意目
盛りで表す。図7は、カラーフィルタ21の透過率の波
長依存性の一例を示す。横軸は波長を単位nmで表し、
縦軸は透過率を任意目盛りで表す。図中の一点鎖線Bは
青色画素のカラーフィルタの透過率、破線Gは緑色画素
のカラーフィルタの透過率、実線Rは赤色画素のカラー
フィルタの透過率を示す。
【0050】光源43からの放射光は、青色の波長領域
に、波長435nmの大きなピークを示している。この
場合、青色画素のリターデーション値を、波長435n
mの光に対して好適値になるように選択することが好ま
しい。
【0051】また、放射光は、波長490nmにも比較
的大きなピークを有する。青色の波長領域に複数のピー
クを有する場合には、青色画素を各ピークの波長に対し
て、それぞれ好適なリターデーション値となる複数の領
域に分割してもよい。例えば、青色画素を、波長435
nmの光に対して温度25℃と40℃においてそれぞれ
好適なリターデーション値となる2つの領域と、波長4
90nmの光に対して温度25℃と40℃においてそれ
ぞれ好適なリターデーション値となる2つの領域の合計
4つの領域に分割する。
【0052】緑色及び赤色画素についても、同様に光源
の放射光のピーク波長に対応したリターデーション値を
設定する。このように、バックライトの光源の放射光の
ピーク波長に対応してリターデーション値を設定するこ
とにより、黒表示状態時の光の漏れ量を低減することが
でき、コントラストの向上を図ることができるであろ
う。
【0053】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カラー液晶表示パネルの温度変動に対して安定したコン
トラストを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による液晶表示パネルの
断面図である。
【図2】図1の液晶表示パネルのTFT基板の一部の平
面図、及び液晶表示パネルの断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例による液晶表示パネルの
断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例による液晶表示パネルの
断面図である。
【図5】トップコート層を用いた液晶表示パネルの断面
図である。
【図6】バックライト光源の放射光のスペクトルの一例
を示すグラフである。
【図7】カラーフィルムの透過率の波長依存性の一例を
示すグラフである。
【図8】ノーマリブラックモードの液晶表示パネルの透
過率のリターデーション値依存性を示すグラフである。
【符号の説明】
5 駆動配線 6 薄膜トランジスタ 10、20 透明基板 11 画素電極 12、23 配向膜 13 ゲート絶縁層 14 TFT保護層 21 カラーフィルタ 22 共通電極 24 ブラックマトリクス 26 トップコート層 30 液晶層 40、41 偏光板 42 導波板 43 光源

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隙をおいて対向配置された第1及び第
    2の基板と、 前記第1及び第2の基板の対向面上に形成され、複数の
    画素を画定する透明電極と、 前記第1及び第2の基板間に挟持された液晶層と、 前記第1及び第2の基板の少なくとも一方の対向面上に
    形成され、前記液晶層に接する配向膜と、 前記第1及び第2の基板の少なくとも一方の表面上に形
    成され、前記複数の画素ごとに、赤色光、緑色光及び青
    色光のいずれか一色の光を透過させるカラーフィルタ
    と、 前記第1及び第2の基板の一方の対向面上に形成され、
    青色光を透過させる青色画素、緑色光を透過させる緑色
    画素、及び赤色光を透過させる赤色画素の各々の少なく
    とも一部領域の液晶層の温度25℃におけるリターデー
    ション値がそれぞれ0.42〜0.55μm、0.49
    〜0.60μm、及び0.54〜0.70μmとなるよ
    うに液晶層の厚さを調整する液晶層厚調整手段とを有す
    るカラー液晶表示パネル。
  2. 【請求項2】 前記カラーフィルタが、その表面に段差
    を有し、前記液晶層厚調整手段を兼ねている請求項1に
    記載のカラー液晶表示パネル。
  3. 【請求項3】 間隙をおいて対向配置された第1及び第
    2の基板と、 前記第1及び第2の基板の対向面上に形成され、複数の
    画素を画定する透明電極と、 前記第1及び第2の基板間に挟持された液晶層と、 前記第1及び第2の基板の少なくとも一方の対向面上に
    形成され、前記液晶層に接する配向膜と、 前記第1及び第2の基板の少なくとも一方の表面上に形
    成され、前記複数の画素ごとに、赤色光、緑色光及び青
    色光のいずれか一色の光を透過させるカラーフィルタ
    と、 前記第1及び第2の基板の一方の対向面上に形成され、
    青色光を透過させる青色画素、緑色光を透過させる緑色
    画素、及び赤色光を透過させる赤色画素のうち少なくと
    も一色の画素を、液晶層の厚さが相互に異なる低温用領
    域と高温用領域に分割する液晶層厚調整手段であって、
    該低温用領域の液晶層の第1の温度におけるリターデー
    ション値が、該高温用領域の液晶層の第1の温度よりも
    高い第2の温度におけるリターデーション値とほぼ等し
    い前記液晶層厚調整手段とを有するカラー液晶表示パネ
    ル。
  4. 【請求項4】 前記第1の温度と前記第2の温度との差
    が、10℃以上である請求項3に記載のカラー液晶表示
    パネル。
  5. 【請求項5】 前記カラーフィルタが、低温用領域と高
    温用領域に分割された画素の該2つの領域において相互
    に異なる厚さを有し、前記液晶層厚調整手段を兼ねてい
    る請求項3または4に記載のカラー液晶表示パネル。
  6. 【請求項6】 前記液晶層厚調整手段が、低温用領域と
    高温用領域に分割された画素以外の他の画素を、液晶層
    の厚さが相互に異なる液晶層の厚い領域と薄い領域に分
    割し、 該他の画素の液晶層の厚い領域における液晶層の厚さが
    前記高温用領域における液晶層の厚さと等しく、液晶層
    の薄い領域における液晶層の厚さが前記低温用領域にお
    ける液晶層の厚さと等しい請求項3〜5のいずれかに記
    載のカラー液晶表示パネル。
  7. 【請求項7】 前記液晶層厚調整手段が、青色画素、緑
    色画素及び赤色画素のすべてを低温用領域と高温用領域
    に分割する請求項3〜5のいずれかに記載のカラー液晶
    表示パネル。
  8. 【請求項8】 青色、緑色及び赤色画素の高温用領域の
    液晶層の25℃におけるリターデーション値が、それぞ
    れ0.42〜0.55μm、0.49〜0.60μm及
    び0.54〜0.70μmである請求項7に記載のカラ
    ー液晶表示パネル。
  9. 【請求項9】 さらに、前記液晶層を挟み、かつ偏光軸
    が相互に平行になるように配置された一対の偏光板を有
    し、 各色の画素の低温用領域の液晶層の前記第1の温度にお
    けるリターデーション値が、前記液晶層に電界を印加し
    ていない状態において、一方の偏光板を透過して液晶層
    に入射した光が他方の偏光板を透過して出射するまでの
    当該画素の色のある波長の光に対する透過率を極小とす
    るリターデーション値を中心として、±0.03μm以
    内である請求項7に記載のカラー液晶表示パネル。
  10. 【請求項10】 さらに、前記第1及び第2の基板の一
    方の外側の面から前記液晶層に複数の波長において放射
    強度のピークを示すスペクトルを有する可視光を入射す
    る背面照明手段を有し、 前記低温用領域の液晶層のリターデーション値が、前記
    背面照明手段の照明光のスペクトルのピークのうち当該
    画素の色の波長領域内のピークの一つに対応する波長の
    光に対して設定されている請求項9に記載のカラー液晶
    表示パネル。
  11. 【請求項11】 さらに、前記背面照明手段の照明光の
    スペクトルが、少なくとも1色の画素に対応する色の波
    長領域内に複数のピークを有し、該複数のピークを示す
    波長の各々に対してそれぞれ低温用領域が設けられ、各
    低温用領域に対応して高温用領域が設けられている請求
    項10に記載のカラー液晶表示パネル。
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