JPH09159235A - ガラリユニットにおける止水パネルのシール構造 - Google Patents

ガラリユニットにおける止水パネルのシール構造

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JPH09159235A
JPH09159235A JP31419095A JP31419095A JPH09159235A JP H09159235 A JPH09159235 A JP H09159235A JP 31419095 A JP31419095 A JP 31419095A JP 31419095 A JP31419095 A JP 31419095A JP H09159235 A JPH09159235 A JP H09159235A
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JP
Japan
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panel
seal
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water stopping
water
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Withdrawn
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JP31419095A
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English (en)
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Hiroshi Kondo
博 近藤
Mutsumi Fujita
睦 藤田
Yasumasa Otani
康雅 大谷
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YKK AP Inc
Original Assignee
YKK AP Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 止水パネルのシールの防水性能を長期間維持
でき、メンテナンス作業を軽減できるガラリユニットに
おける止水パネルのシール構造の提供。 【解決手段】 四角枠状に組まれたユニット枠10と、
ユニット枠10の内周側に配置された複数の羽板20
と、前記ユニット枠10の内周側でかつ前記羽板20の
室内側に取付けられた止水パネル30とでガラリユニッ
ト1を構成する。前記止水パネル30の室内側に止水パ
ネル30およびユニット枠10で構成されるシール溝3
2を形成し、このシール溝32にシール材40を充填す
る。シール材40が止水パネル30の室内側に配置され
るため、シール材40に直接雨水がかからず、紫外線も
当たらないのでシール材40の劣化を抑えることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラリユニットに
おける止水パネルのシール構造に関する。
【0002】
【背景技術】建物の換気ダクトの開口部分には、通常、
ガラリを設けている。そして、このガラリを設けた開口
に隣接する壁面には、前記ガラリと連続したデザインと
するために、通常のカーテンウォールの代わりに、複数
の羽板を設けて外観をガラリと同様にしたガラリユニッ
トを設置することがあった。
【0003】このような開口でない部分に設けるガラリ
ユニットは、各羽板間の隙間から雨水が室内側へ吹き込
むことを防止するために、羽板の室内側に止水パネルを
取り付けていた。この止水パネルを取り付ける際には、
図4に示すように、ガラリユニットのユニット枠90の
内周面に形成した突片91に止水パネル92の折曲され
た周縁を密接させ、この密接部分から水が浸入しないよ
うに、密接部分の室外側にバックアップ材93およびシ
ーリング材94を充填して防水処理を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなシール構造では、シーリング材94が室外側に配置
されているため、シーリング材94に雨水が直接かか
り、かつ紫外線が当たるため、シーリング材94が劣化
しやすかった。このため、ガラリユニットを設けた場合
には、一定期間毎にシール部分を点検したり補修しなけ
ればならず、防水性能を維持するためのメンテナンス作
業の回数が多くなり、維持管理作業が煩雑になるという
問題があった。
【0005】本発明の目的は、止水パネルのシールの防
水性能を長期間維持することができ、メンテナンス作業
を少なくできて簡単に維持管理することができるガラリ
ユニットにおける止水パネルのシール構造を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、四角枠状に組
まれたユニット枠と、このユニット枠の内周側に配置さ
れた複数の羽板と、前記ユニット枠の内周側でかつ前記
羽板の室内側に取り付けられた止水パネルとで構成され
るガラリユニットにおける止水パネルのシール構造にお
いて、前記止水パネルの室内側に止水パネルおよびユニ
ット枠で構成されるシール溝を形成し、このシール溝に
シール材を充填したことを特徴とするものである。ここ
で、シール材としては、バックアップ材およびシーリン
グ材からなるものを用いることが好ましく、特にシーリ
ング材としてはシリコーンゴム製のものが好ましい。
【0007】このような本発明においては、シール材を
止水パネルとユニット枠とで止水パネルの室内側に構成
されるシール溝に充填しているので、シール材に直接雨
水がかかったり、紫外線が当たることがないため、シー
ル材の劣化を抑えることができる。このため、シール材
の防水性能を長期間維持することができ、従来に比べて
点検や補修等のメンテナンス作業が少なくなり、維持管
理が容易になる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。ガラリユニット1は、図1お
よび図2に示すように、2本の縦枠11およびこの縦枠
11間に取り付けられた上枠12、下枠13で四角枠状
に組まれたユニット枠10を備えている。
【0009】縦枠11の内周面には、図2に示すよう
に、羽板支持用フランジ11Aが突設され、このフラン
ジ11Aに羽板20の両端がビス21で着脱可能に取り
付けられている。なお、各羽板20は、上端部20Aが
フランジ11Aにビス止めされ、下端部20Bは上端部
20Aから斜め下方に延長されて下に配置された他の羽
板20の上端部20Aの室外側に配置されている。これ
により、各羽板20の上端部20Aが他の羽板20の下
端部20Bで覆われてビス21が室外側に露出しないよ
うになっている。また、最上部に配置される羽板20
は、上枠12の斜めに配置された連結フランジ12Aに
ビス止めされている。
【0010】ユニット枠10の内周部分において、前記
羽板20の室内側にはアルミ製の止水パネル30がユニ
ット枠10に当接して配置されている。すなわち、上枠
12の内周面には、前記羽板20が設置される位置より
も室内側の位置に当接突片12Bが突設されている。ま
た、各縦枠11および下枠13の内周面にも、前記羽板
20が設置される位置よりも室内側の位置に当接突片1
1Bおよび13Bが突設されている。
【0011】そして、当接突片12Bに対しては室内側
から止水パネル30の上端が当接されている。また、各
当接突片11B,13Bに対しては、室外側から止水パ
ネル30が当接されてビス止めされている。この際、突
片12Bに対して突片11B,13Bは止水パネル30
の厚さ寸法分室内側にずれて形成されており、板状の止
水パネル30を折り曲げることなく配置できるように構
成されている。なお、当接突片12Bには、止水パネル
30の表面側に密着するフィン型の気密材31が配置さ
れている。
【0012】ユニット枠10の内周面の前記各突片11
B、12B、13Bよりも室内側には、さらにシール溝
形成用の突片11C,12C,13Cがそれぞれ形成さ
れている。そして、これらの各突片11C,12C,1
3Cと止水パネル30の周縁部との間には、ユニット枠
10の内周側に向かって開口されたシール溝32がそれ
ぞれ形成されている。
【0013】上枠12部分のシール溝32には、図1に
示すように、止水パネル30を突片12Bに押しつける
スペーサ33が挿入されているとともに、バックアップ
材41およびシーリング材42が順次積層されたシール
材40が充填されている。
【0014】同様に、縦枠11、下枠13部分の各シー
ル溝32にも、バックアップ材41、シーリング材42
からなるシール材40がそれぞれ充填されている。
【0015】止水パネル30の室内側には、耐火ボード
45が取り付けられている。そして、以上の構成を有す
るガラリユニット1の上端部は、方立50にL型ブラケ
ット51を介してボルト止めされている。また、下端部
は、その下に配置される他のガラリユニット1の上端部
に係合して室内外に移動不能、壁面に沿った左右方向に
移動可能に取り付けられている。
【0016】このような本実施の形態においては、工場
において、縦枠11、上枠12、下枠13でユニット枠
10を組み立て、さらに止水パネル30の上端を上枠1
2の各突片12B,12C間に差し込み、スペーサ33
を配置した後に、各突片11B,13Bに止水パネル3
0をビス止めする。
【0017】次に、止水パネル30および突片11C,
12C,13C間のシール溝32に、止水パネル30の
室内側からバックアップ材41、シーリング材42を順
次充填する。次に、止水パネル30の室内側に耐火ボー
ド45を取り付け、止水パネル30の室外側に羽板20
をビス止めしてガラリユニット1を製造する。そして、
このガラリユニット1を施工現場に搬送し、建物の方立
50にブラケット51を介して取り付ける。
【0018】ガラリユニット1の各羽板20間の隙間か
ら雨水が吹き込んでも、止水パネル30で遮られて室内
側に吹き込まない。また、仮に止水パネル30と各当接
突片11B,12B,13Bとの当接面から水が浸入し
ても、バックアップ材41、シーリング材42からなる
シール材40により浸水が防がれて確実に防水される。
【0019】このような本実施の形態によれば、止水パ
ネル30の室内側にシール材40を配置しているので、
シール材40に直接雨水がかからず、かつ紫外線も当た
らないため、シール材40の劣化を抑えることができ、
非常に長期間(シール材40の材質によっては50年以
上)もの間、シール材40の防水性能を維持することが
できる。このため、従来の外部に露出していたシール材
に比べて、点検や補修作業が殆ど必要なく、メンテナン
ス作業の回数も少なくでき、かつ作業自体も簡単に行う
ことができる。このため、ガラリユニット1の維持管理
作業が軽減され、点検、補修費を含めてガラリユニット
1のコストも低減することができる。
【0020】止水パネル30の上端は、ビス止めせずに
突片12B,12C間に差し込んでいるだけなので、止
水パネル30やユニット枠10の寸法誤差等を吸収する
こともでき、止水パネル30を確実にビス止めすること
ができると共に、突片12Bにビス孔をあけていないた
め、雨水浸入のおそれもない。
【0021】さらに、止水パネル30は従来の止水パネ
ル92のように周縁を折り曲げる必要がないため、製造
や施工が容易になり、工場でガラリユニット1を組み立
てる際の作業性も向上し、コストをより低減することが
できる。
【0022】止水パネル30の下端部はビス止めされた
突片13Bよりも下方まで突出しているので、止水パネ
ル30の表面に付着した雨水がパネル30に沿って流れ
落ちた際に、止水パネル30の下端部での水切りを良好
にでき、突片13Bおよび止水パネル30間の当接部分
に回り込む雨水を少なくでき、防水性能を高めることが
できる。
【0023】また、羽板20をユニット枠10に対して
室外側からビス止めしているので、ガラリユニット3を
建物に設置した後でも、羽板20を室外側から取り外す
ことができる。このため、羽板20が破損したり、汚れ
た場合でも、羽板20を簡単に交換することができて補
修作業を軽減することができる。
【0024】また、前記実施の形態では、羽板20の上
端部20Aは他の羽板20の下端部20Bで覆われてい
るため、固定用のビス21が室外側に露出せず、意匠性
を向上することができる。さらに、ガラリユニット1の
最上部に、上枠12のフランジ12Aにビス止めされて
上端部20Aが室外側に露出した羽板20を配置したの
で、各羽板20の上端部20Aが被覆されていても、ま
ず最上部の羽板20を取り外せば、その下の羽板20を
順次取り外すことができる。このため、ビス21が被覆
されている羽板20も確実に取り外すことができる。
【0025】なお、本発明は、前述の実施の形態に限定
されない。例えば、止水パネル30の形状は前記実施の
形態のものに限らず、図3に示すように周縁を折り曲げ
た止水パネル30を用いてもよい。この場合には、止水
パネル30とユニット枠10との間に室内側に開口され
たシール溝30が形成されるため、そのシール溝30に
バックアップ材41およびシーリング材42からなるシ
ール材40を充填すればよい。要するに、本発明では、
止水パネル30とユニット枠10とで止水パネル30の
室内側に形成されたシール溝32にシール材30が充填
された構造であればよく、ユニット枠10や止水パネル
30の形状、構成等は適宜設定すればよい。
【0026】また、シール材40は、バックアップ材4
1およびシーリング材42からなるものに限らず、他の
構造のシール材を用いてもよい。本発明では、止水パネ
ル30の室内側にシール材40が配置されるため、どの
ような材質のシール材40を用いても劣化を抑えること
ができて防水性能を長期間維持でき、メンテナンス作業
も軽減することができる。
【0027】さらに、羽板20は、前記実施例のように
その上端部20Aをビス止めするものに限らず、羽板2
0の両端を縦枠11にビス止めするなどの他の構造を用
いてもよい。
【0028】
【発明の効果】このような本発明のガラリユニットにお
ける止水パネルのシール構造によれば、止水パネルのシ
ールの防水性能を長期間維持することができ、メンテナ
ンス作業を少なくできて簡単にかつ低コストでガラリユ
ニットのシール部分を維持管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるガラリユニット
の縦断面図である。
【図2】前記実施の形態におけるガラリユニットの横断
面図である。
【図3】前記実施の形態におけるガラリユニットの変形
例を示す概略図である。
【図4】前記実施の形態におけるガラリユニットの従来
例を示す概略図である。
【符号の説明】
1…ガラリユニット、10…ユニット枠、11…縦枠、
12…上枠、13…下枠、14…横枠、20…羽板、3
0…止水パネル、32…シール溝、40…シール材、4
1…バックアップ材、42…シーリング材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E06B 7/22 E06B 7/22 Z // E04B 1/682 E04B 1/68 L

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角枠状に組まれたユニット枠と、この
    ユニット枠の内周側に配置された複数の羽板と、前記ユ
    ニット枠の内周側でかつ前記羽板の室内側に取り付けら
    れた止水パネルとで構成されるガラリユニットにおける
    止水パネルのシール構造において、前記止水パネルの室
    内側に止水パネルおよびユニット枠で構成されるシール
    溝を形成し、このシール溝にシール材を充填したことを
    特徴とするガラリユニットにおける止水パネルのシール
    構造。
JP31419095A 1995-12-01 1995-12-01 ガラリユニットにおける止水パネルのシール構造 Withdrawn JPH09159235A (ja)

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JP31419095A JPH09159235A (ja) 1995-12-01 1995-12-01 ガラリユニットにおける止水パネルのシール構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105275368A (zh) * 2015-10-30 2016-01-27 成都标建铝业有限公司 一种改进的百叶型材
CN106193398A (zh) * 2016-08-09 2016-12-07 金粤幕墙装饰工程有限公司 一体化风感应智能恒温生态幕墙系统及控温方法

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CN105275368A (zh) * 2015-10-30 2016-01-27 成都标建铝业有限公司 一种改进的百叶型材
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Effective date: 20030204