JPH09159002A - 送り螺子機構、それが用いられる電動機、および、送り螺子機構の製造方法 - Google Patents

送り螺子機構、それが用いられる電動機、および、送り螺子機構の製造方法

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JPH09159002A
JPH09159002A JP31787895A JP31787895A JPH09159002A JP H09159002 A JPH09159002 A JP H09159002A JP 31787895 A JP31787895 A JP 31787895A JP 31787895 A JP31787895 A JP 31787895A JP H09159002 A JPH09159002 A JP H09159002A
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screw portion
rotor member
rotor
reciprocating shaft
female screw
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Yoshiyuki Kobayashi
喜幸 小林
Minoru Suzuki
稔 鈴木
Hideaki Nakamura
英昭 中村
Minoru Morioka
穣 森岡
Toshiro Ichikawa
敏朗 市川
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック材料で作られたロータ部材にお
ける雌螺子部を形成するにあたり、プラスチック材料の
収縮率およびインサートシャフトの磨耗等に影響される
ことなく、往復動軸部材の雄螺子部とロータ部材の雄螺
子部とのはめあい精度を高精度に維持することができる
こと。 【解決手段】 往復動軸部材11における雄螺子部23
に成形材料の成形収縮率に応じて被覆層23aを形成し
たもとで、往復動軸部材11における雄螺子部23が用
いられてロータ部材19の雌螺子部21が形成され、雄
螺子部23における被覆層23aが設けられない有効螺
子部分が雌螺子部21に螺合するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータ部材の内側
に設けられる雌螺子部に噛み合わされる雄螺子部を有す
る往復動軸部材にロータ部材の回動に応じた往復動を行
わせる送り螺子機構、それが用いられる電動機、およ
び、送り螺子機構の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】回動力が供給されるロータ部材の回転運
動を利用することにより往復動軸部材に直線往復運動を
行わせる機構として送り螺子機構が知られている。送り
螺子機構は、例えば、実開平4 −108367号公報にも示さ
れるように、電動機にも用いられており、モータハウジ
ング内に設けられるステータコイルの内側に回動可能に
支持されて配され、雌螺子部を有するロータ部材と、ロ
ータ部材の内側に配されて、雌螺子部に噛み合う雄螺子
部を有し、ロータ部材の軸心に沿って伸びる往復動軸部
材とを含んで構成されている。
【0003】このような構成のもとで、ステータコイル
が供給される駆動パルス制御信号により制御されると
き、ロータ部材が一方向に回転せしめられて往復動軸部
材の先端部が前方に向けて移動されて位置設定され、ま
た、ロータ部材が他方向に回転せしめられてその先端部
が後方に向けて移動せしめられて位置設定される。その
際、ロータ部材は、非金属材料、例えば、プラスチック
樹脂材料で成形され、往復動軸部材が金属材料、例え
ば、鋼材で製造される場合がある。このような場合、往
復動軸部材の位置精度を高精度に保つためには、ロータ
部材における雌螺子部の機械的強度を適正に維持すると
ともにロータ部材における雌螺子部と往復動軸部材にお
ける雄螺子部とのはめあい精度を適正とすることが要求
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、プラスチック
材料で作られたロータ部材は、雌螺子部が成形されて冷
却後、そのプラスチック材料の特性に基づいて収縮する
場合があるため設計基準となる雄螺子寸法、および、そ
の収縮率が考慮されてロータ部材における雌螺子部の内
径寸法を余裕の隙間をもった寸法に決定する必要があ
る。
【0005】また、ロータ部材の製造時においては、量
産性が考慮されて電動機に組み込まれる往復動軸部材の
代わりに、雌螺子部を成形するためのインサートシャフ
トが使用されて成形されるためにインサートシャフトの
磨耗も考慮する必要がある。
【0006】そのようなロータ部材の収縮率のばらつ
き、および、インサートシャフトの磨耗等が考慮されて
雌螺子部の寸法が決定されるため、はめあい隙間が大と
なり、ロータ部材における雌螺子部と往復動軸部材にお
ける雄螺子部とのはめあいの精度が高精度に維持され
ず、その結果、往復動軸部材の円滑な往復動作、およ
び、往復動軸部材の送り位置が高精度に得られないこと
となる。
【0007】以上の点を考慮し、本発明は、ロータ部材
の内側に設けられる雌螺子部に噛み合わされる雄螺子部
を有する往復動軸部材にロータ部材の回動に応じた往復
動を行わせる送り螺子機構、それが用いられる電動機、
及び、送り螺子機構の製造方法であって、プラスチック
材料で作られたロータ部材における雌螺子部を形成する
にあたり、プラスチック材料の収縮率およびインサート
シャフトの磨耗等に影響されることなく、往復動軸部材
の雄螺子部とロータ部材の雄螺子部とのはめあい精度を
高精度に維持することができる送り螺子機構、それが用
いられる電動機、および、送り螺子機構の製造方法を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る送り螺子機構は、内方に雌螺子部を有
し、供給される回動力を伝達するロータ部材と、ロータ
部材に対して内方に配され、雌螺子部に噛み合わされる
雄螺子部を有し、ロータ部材の回転に応じてロータ部材
の軸心に沿って前進もしくは後退せしめられる往復動軸
部材とを備え、往復動軸部材における雄螺子部が、先端
部を形成する第1の螺子部と、第1の螺子部の外径より
も大なる外径をロータ部材における雌螺子部の成形加工
特性に応じて有し、雌螺子部が成形された後、雌螺子部
に対して非螺合状態とされる第2の螺子部とを含んでな
るものである。
【0009】また、内方に雌螺子部を有し、供給される
回動力を伝達するロータ部材と、ロータ部材に対して内
方に配され、雌螺子部に噛み合わされる雄螺子部を有
し、ロータ部材の回転に応じてロータ部材の軸線に沿っ
て前進もしくは後退せしめられる往復動軸部材とを備
え、往復動軸部材における雄螺子部の外周部にロータ部
材における雌螺子部の成形加工特性に応じた膜厚を有す
る被覆層が雌螺子部と雄螺子部との非噛合領域に対応し
て形成されるものでもよい。
【0010】さらに、往復動軸部材における雄螺子部の
被覆層が、ロータ部材における雌螺子部の一部に噛み合
う状態で雌螺子部が成形された後、雄螺子部の被覆層が
ロータ部材における雌螺子部に対し非螺合状態とされ、
かつ、往復動軸部材における雄螺子部の被覆層が形成さ
れない部分が雌螺子部に螺合状態とされてもよい。
【0011】往復動軸部材における雄螺子部の被覆層が
電気めっき法または浸し塗りもしくは吹き付けにより形
成されてもよい。
【0012】往復動軸部材における雄螺子部の被覆層が
ニッケルメッキで形成されてもよく、ロータ部材におけ
る雌螺子部がプラスチック材料で作られ、往復動軸部材
が金属材料で作られてもよい。
【0013】本発明に係る送り螺子機構が用いられる電
動機は、上述の送り螺子機構と、ロータ部材における両
端部を回動可能に支持する軸受部材および内周面部に沿
ってマグネット部材を内蔵するケーシング部材と、ロー
タ部材の外周部にマグネット部材に対向して設けられ、
電力が供給されるコイルが巻装されるロータコア部材と
を含んでなる。また、ロータ部材におけるコイル集合部
に形成される開口部とロータ部材の雌螺子部により形成
される内部空間とを連通させる連通路が形成されてもよ
い。
【0014】本発明に係る送り螺子機構の製造方法は、
供給される回動力を伝達するロータ部材に対して内方に
配され、ロータ部材の回転に応じてロータ部材の軸線に
沿って前進もしくは後退せしめられる往復動軸部材にお
いてロータ部材の雌螺子部に螺合される雄螺子部を形成
する工程と、往復動軸部材の雄螺子部が前記ロータ部材
の成形用型におけるロータ部材の雌螺子部が形成される
部分の軸線上に配置されて、雄螺子部に螺合せしめられ
る雌螺子部を有するロータ部材が得られる工程とを含ん
で構成される。
【0015】また、本発明に係る送り螺子機構の製造方
法は、供給される回動力を伝達するロータ部材に対して
内方に配され、ロータ部材の回転に応じてロータ部材の
軸線に沿って前進もしくは後退せしめられる往復動軸部
材においてロータ部材の雌螺子部に螺合される雄螺子部
にロータ部材における雌螺子部の成形加工特性に応じて
外径寸法の異なる第1の螺子部と第2の螺子部とを形成
する工程と、往復動軸部材の雄螺子部がロータ部材の成
形用型におけるロータ部材の雌螺子部が形成される部分
の軸線上に配置されて、雄螺子部に螺合せしめられる雌
螺子部を有するロータ部材が得られる工程と、得られた
ロータ部材の雌螺子部に対して往復動軸部材の雄螺子部
における第1の螺子部および第2の螺子部のうち外径の
大なるものの一方を非螺合状態とする工程とを含んで構
成される。
【0016】また、第2の螺子部の外周部に樹脂製の被
覆層が形成されて第2の螺子部の外径寸法が第1の螺子
部の外径寸法に比して大となるものとされてもよい。被
覆層が有機系もしくは無機系の樹脂の浸し塗りもしくは
吹き付けにより形成される。さらに、第2の螺子部の外
周部に樹脂製の熱収縮部材が固着されて被覆層が形成さ
れてもよい。
【0017】第2の螺子部の外周部に電気メッキの被覆
層が形成されて第2の螺子部の外径寸法が第1の螺子部
の外径寸法に比して大となるものとされてもよい。
【0018】第1の螺子部および第2の螺子部が転造に
より形成されてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】図2は、本発明に係る送り螺子機
構、それが用いられる電動機、および、送り螺子機構の
製造方法の一例を、それが適用された排気ガス還流制御
用バルブとともに示す。
【0020】図2に示される例においては、排気ガス還
流制御用バルブ1は、図示が省略される車両におけるエ
ンジン本体の排気側に接続される排気通路3の壁部に設
けられる排気ガス取出口3aを外側から取り囲むように
一端部が結合され、他端部が電動機本体部5を支持する
円筒状支持体7と、図2に一点鎖線もしくは二点鎖線で
示されるように、排気ガス取出口3aに対して近接する
状態もしくは離隔する状態をとる弁体9が設けられる往
復動軸部材11を有する電動機本体5とを含んで構成さ
れている。
【0021】円筒状支持体7における円筒部には、エン
ジン本体の吸気側に接続される吸気通路におけるスロッ
トルバルブの下流側部分に一端部が接続される還流通路
13の他端部が接続される排気ガス排出口7aが設けら
れている。これにより、弁体9が排気ガス取出口3aに
対して離隔する状態がとられるとき、排気通路3内の排
気ガスが排気ガス取出口3aの実質開口容積に応じて円
筒状支持体7内に取り入れられるとともに、それが、吸
気通路の負圧に応じて排気ガス排出口7aを通じて還流
通路13に導入されることとなる。
【0022】電動機本体5は、その前端部を形成するべ
アリングハウジング部材15と、べアリングハウジング
部材15に連結されて外郭部を形成するモータハウジン
グ部材17と、モータハウジング部材17内に、回動可
能に支持され、雌螺子部21を内部に有するロータ部材
19と、ロータ部材19の内部に配され、雌螺子部21
に噛合される雄螺子部23を有する往復動軸部材11
と、モータハウジング部材17内の後端部に配されロー
タ部材19の回転角を検出する回転角センサ25とを含
んで構成されている。
【0023】ベアリングハウジング部材15の前面にお
ける凸部15bは円筒状支持体7の内周面に係合され、
ベアリングハウジング部材15におけるベアリング収容
部15aには、ウェーブワッシャ29を介してボールベ
アリング27が圧入されており、ボールベアリング27
は、ロータ部材19の前端部を回動可能に支持してい
る。ベアリングハウジング部材15におけるフランジ部
15eには、透孔15cが設けられており、透孔15c
は、円筒状支持体7の他端部に設けられる連通路7cを
介して大気に連通している。これにより、ベアリングハ
ウジング部材15の内部は、透孔15c、および、連通
路7cを通じて大気に連通しているので例えば、暖めら
れた内部空気が外部に放出されることとなる。
【0024】また、ベアリングハウジング部材15の周
縁部の裏面側には、その裏面側に突出する突起部がモー
タハウジング部材17の内周面部に係合される状態でモ
ータハウジング部材17の前端面部がOリング31を介
して当接されている。例えば、樹脂で成形されるモータ
ハウジング部材17における各フランジ部17a に
は、図2および図3に示されるように、ボルトBoが挿
入されるカラー部材33がそれぞれベアリングハウジン
グ部材15の透孔15dに対応した位置に設けられてい
る。各フランジ部17aは、カラー部材33の貫通孔と
円筒状支持体7の他端部にカラー部材33に対応した位
置に設けられた透孔7bとにボルトBoが挿入されて円
筒状支持体7の他端部にナットNcにより締結されてい
る。モータハウジング部材17の内周面部には、図3に
示されるように、略扇状のヨーク部材35が2個対向配
置されて設けられており、各ヨーク部材35の内面部に
は、その円周方向に沿う湾曲部を有するマグネット部材
37が2個設けられている。
【0025】モータハウジング部材17の後端部におけ
る内部中央には、図2および図3に示されるように、凹
部に配されるコイルスプリング部材41の付勢力により
前方に向け付勢された一対のブラシ部材39A、およ
び、39Bが設けられている。ブラシ部材39Aは、モ
ータハウジング部材17の後端部に設けられる入力端子
43Bに電気的に接続され、ブラシ部材39Bは、モー
タハウジング部材17の後端部に設けられる入力端子4
3Aに電気的に接続されている。
【0026】モータハウジング部材17の後端部の内部
におけるブラシ部材39A、および、39Bの外方に
は、ロータ部材19の回転角を検出する回転角センサ2
5がブラシ部材39A、および、39Bを包囲するよう
に設けられている。回転角センサ25は、図3に示され
るように、略リング状の検出部25Aと、検出部25A
の外側に検出部25Aを包囲するように略同形状で設け
られた検出部25Bとからなり、検出部25Aは、外部
に検出出力を送出する出力端子25bに接続されてお
り、検出部25Bにおける両端部は、それぞれ外部に検
出出力を送出する出力端子25a、および、25cに接
続されている。
【0027】ロータ部材19は、例えば、プラスチック
材料であるポリイミド樹脂もしくは、PPS樹脂(ポリ
フェニレンサルファイド)、あるいは、液晶ポリマー
(高分子液晶)で作られており、ロータ部材19におけ
る先端部は、図2に示されるように、ボールベアリング
27により回動可能に支持されている。なお、ロータ部
材19の材質は上述の例に限られることなく、他の樹
脂、例えば、ポリプロピレン樹脂などであってもよい。
一方、後端部は、ロータ部材19の軸線と同一軸線上に
一体成形されたロータ支持軸45の一端部がブラシ部材
39Aとブラシ部材39Bとの間に設けられる支持孔1
7aにスラストワッシャ47の付勢力に抗して嵌合され
ることにより回動可能に支持されている。ロータ支持軸
45の他端部には、凹部45aが形成されている。ロー
タ部材19における後端部には、ブラシ部材39Aおよ
び39Bの先端面に摺接するコンミテータ部53が一体
成形されて設けられている。コンミテータ部材53の回
転角センサ25に対向する側には、回転角センサ25に
おける検出部25Aおよび25Bに対応した位置にそれ
ぞれ検出部25Aおよび25Bに摺接する検出用ブラシ
部材55Aおよび55Bが設けられている。
【0028】ロータ部材19の外周部における略中央部
には、ロータコア部材49が配設され、ロータコア部材
49には、コイル51がそのスロット数に応じて巻装さ
れている。コイル51の各端部は、コンミテータ部53
の周縁部上に設けられる各係止部に電気的に接続されて
いる。ロータ部材19におけるロータコア部材49の両
端部には、コイル51が集合せしめられるコイル集合部
19dおよび19eがそれぞれ形成されている。一方、
ロータ部材19の内部には、先端部を形成する所定の勾
配を有するテーパ部19aと、テーパ部19aの短径よ
り小なる直径を有する雌螺子部21と、ロータ支持軸4
5の凹部45aに連通し、その径と同径とされる透孔1
9cとが同一軸線上に連なって形成されている。また、
図2及び図6に示されるように、透孔19cおよび雌螺
子部21により形成される内部空間とロータコア部材4
9の後端部におけるコイル集合部19dに設けられる開
口部19fとを連通させる連通路19gが形成されてい
る。
【0029】これにより、図7に示されるように、ロー
タコア部材49にコイル51が巻装されるとき、雌螺子
部21により形成される内部空間とモータハウジング部
材17の内部空間とが、連通路19g、および、コイル
集合部19dに集められたコイル51の束によって形成
される各コイル51間の隙間を通じて連通することとな
る。したがって、往復動軸部材11が前進されるとき、
連通路19gを通じて雌螺子部21により形成された内
部空間に吸引される空気は、モータハウジング部材17
の内部空間に浮遊する塵などがコイル51によって除去
されたものとなる。また、コイル51は、その吸引され
る空気により冷却されることとなる。さらに、往復動軸
部材11が後退されるとき、連通路19gを通じて雌螺
子部21により形成された内部空間に滞留している空気
が放出されて往復動軸部材11が円滑に移動されること
となる。
【0030】雌螺子部21は、例えば、所定のピッチを
有する台形螺子とされ、雌螺子部21には、往復動軸部
材11における雄螺子部23の先端部および中間部が噛
合されている。
【0031】往復動軸部材11は、金属材料、例えば、
ステンレス鋼材で作られ、図4に示めされるように、透
孔19cおよびロータ支持軸45の凹部45aに係合す
る案内部11aと、雌螺子部19bに噛合する雄螺子部
23と、先端に弁体9が取り付けられる弁体保持部11
dとからなる。弁体保持部11dには、相互に対向して
形成される平坦部11eが形成されている。平坦部11
eは、ベアリングハウジング部材15の凸部15bにお
いて往復動軸部材11の保持部11eが貫通する部分に
設けられる平坦面(図示が省略される)に摺接する。こ
れにより、往復動軸部材11の自転が規制されることと
なる。
【0032】雄螺子部11bは、図1および図2に示さ
れるように、例えば、台形螺子とされ、雄螺子部23の
外周面部と弁体保持部11dとの境界部分から案内部1
1aに向けて所定の長さの被覆領域11CA内には、被
覆層23aが形成されている。その膜厚はロータ部材1
9の素材である、例えば、ポリイミド樹脂の成形収縮
率、温度変化による寸法変化、あるいは、雌螺子部21
のピッチ誤差等の加工特性が考慮されて決定される。
【0033】被覆層23aの膜厚は、例えば、ニッケル
メッキとされ雄螺子部11bの直径が6mm、ロータ部
材19の素材であるポリイミド樹脂の成形収縮率が0・
8%である場合、約25〜40μm程度とされる。
【0034】なお、被覆層23aは、ニッケルメッキに
限られることなく、ロータ部材19の素材に応じて亜鉛
めっき、クロムメッキ、錫メッキが適宜選択されても良
い。また、電気メッキ法に限られることなく、浸し塗
り、吹き付け、もしくは、射出成形、熱収縮チューブ等
によって被膜層が形成されてもよい。さらに、被覆層の
材質は、ロータ部材19の材質に応じてポリテトラフロ
ロエチレン樹脂、二酸化モリブデン、シリコーン樹脂、
ナイロン樹脂、ポリエステル樹脂が適宜選択されて形成
されてもよい。ロータ部材19の材質が、例えば、ポリ
プロピレン樹脂の場合、熱収縮チューブの材質は、ポリ
テトラフロロエチレン樹脂、もしくは、シリコーン樹脂
が選択される。
【0035】これにより、往復動軸部材11の外周面部
における被覆層23aが形成された部分は、図2に示さ
れる状態においては、被覆層23aが形成されない他の
部分に比して雄螺子の外径、フランク(螺子山の斜
面)、および、谷の径が大となるためロータ部材19に
おける雌螺子部21に対して非螺合状態となる。一方、
雄螺子部23における被覆層23aを除く部分は、ロー
タ部材19の雌螺子部21に適正なはめあいをもって螺
合状態となる。
【0036】また、ロータ部材19とロータコア部材4
9、コンミテータ部材53、および、ロータ支持軸45
とを一体成形するとともに雌螺子部21、連通路19g
を内側に成形するにあたっては、図示が省略される成形
型の内部に、先ず、ロータ支持軸45の凹部45aと往
復動軸部材11の案内部11aとが係合された状態でコ
ンミテータ部材53における、ブラシ部材39Aおよび
39Bに当接する面が往復動軸部材11とは反対側の位
置となるようにロータ支持軸45および ロータ部材1
9の雌螺子部21を形成するインサートシャフトとして
役目を果たす往復動軸部材11が配置され、また、ロー
タコア部材49が往復動軸部材11における略中央部分
の外方に配置される。さらに、ロータ部材19の連通路
19gを形成するためのインサート部材がコンミテータ
部材53とロータコア部材49との間に配されるととも
に、ロータ部材19のテーパ部19aを形成するインサ
ート部材が往復動軸部材11の弁体保持部11dの周囲
に配される。
【0037】かかるもとで、次に、成形型内のキャビテ
ィ、および、各部品相互間に、成形材料としてのプラス
チック材料が溶融射出された後、キャビティ内の成形材
料が冷却固化される。これにより、図5および図6に示
されるように、往復動軸部材11とともにコンミテータ
部材53、ロータ支持軸45、ロータコア部材49とが
一体成形されたロータ部材19が成形型から取り出され
て得られる。
【0038】そして、ロータコア部材49にコイル51
が巻装され得られたロータ部材19が保持されるもと
で、図5に一点鎖線で示されるように往復動軸部材11
のみが回転せしめられてロータ支持軸45における凹部
45aと往復動軸部材11の案内部11aとが非係合状
態とされ、雄螺子部23における被覆層23aが形成さ
れる部分のみがロータ部材19のテーパ部19a内に移
動せしめられ非螺合状態となる。
【0039】また、そのロータ部材19の雌螺子部21
に往復動軸部材11の雄螺子部23の先端部が螺合され
た状態のものが、予めヨーク部材35、マグネット部材
37、回転角センサ25と一体に射出成形されたモータ
ハウジング部材17とベアリングハウジング部材15と
により形成される空間内における図2に示される所定の
位置に配され、ロータ部材19がモータハウジング部材
17およびベアリングハウジング部材15に組付けられ
る。これにより、ロータ部材19の雌螺子部21におい
て、成形のとき、往復動軸部材11の被覆層23aが螺
合した部分19FSの内径は他の部分に比して膜厚分だ
け大なるものとされているので、雌螺子部21が冷却収
縮した状態において往復動軸部材11の雄螺子部23に
おける被覆領域11CAを除く先端部分、すなわち、有
効雄螺子部と雌螺子部21における螺合する部分19F
Sとのはめあいが不所望な隙間が生じることなく適正と
なる。しかも、ロータ部材19における雌螺子部21
が、往復動軸部材11が使用されて成形されるのでその
はめあいが往復動軸部材11の寸法の加工精度のバラツ
キに影響されることはなく、したがって、組付作業が容
易となる。
【0040】図8は、往復動軸部材11の他の例を示
す。
【0041】図8に示される往復動軸部材57は、図1
に示される往復動軸部材11には雄螺子部23の一部に
被覆層23aが形成されているが、その代わりに、雄螺
子部59が案内部57aに連なる第1の雄螺子部63
と、第1の雄螺子部の外径よりも大なる外径を有する第
2の雄螺子部61とから構成されている。
【0042】往復動軸部材57は、透孔19cおよびロ
ータ支持軸45の凹部45aに係合する案内部57a
と、ロータ部材19における雌螺子部21に螺合する雄
螺子部59と、先端に弁体9が取付けられる弁体保持部
57dとからなり、弁体保持部57dには、相互に対向
して形成される平坦面部57eが形成されている。平坦
面部57eは、ベアリングハウジング部材15において
往復動軸部材57の弁体保持部57dが貫通する部分に
設けられる平坦面(図示が省略される)に摺接し、これ
により、上述の実施例と同様に往復動軸部材57の自転
が規制されている。
【0043】雄螺子部59は、例えば、転造により作ら
れる。第1の雄螺子部63、および、第2の雄螺子部6
1は、例えば、台形螺子とされ、第2の雄螺子部61の
外径は、ロータ部材19の成形収縮率に応じて第1の雄
螺子63の外径に比して大とされている。第2の雄螺子
部61の軸線に沿う長さは、往復動軸部材57のストロ
ーク長に基づいて第1の雄螺子部63の長さと略同一も
しくは長く設定される。
【0044】かかる往復動軸部材57が用いられてロー
タ部材19、ロータコア部材49、および、コンミテー
タ部材53、ロータ支持軸45を一体成形するとともに
雌螺子部21および連通路19gを形成するにあたって
は、上述の例と同様に、図示が省略される成形型の内部
に、先ず、ロータ支持軸45の凹部45aと往復動軸部
材57の案内部57aとが係合された状態でコンミテー
タ部材53がそのブラシ部材39Aおよび39Bに当接
する面が往復動軸部材57とは反対側の位置となるよう
に配置され、また、ロータコア部材49が往復動軸部材
57における略中央部分の外方に配置される。かかるも
とで、成形型のキャビティ内および部品相互間に成形材
料としてのプラスチック材料が溶融射出された後、成形
材料が冷却固化される。コンミテータ部材53、ロータ
支持軸45、ロータコア部材49とが一体成形されたロ
ータ部材19が上述の例と同様に成形型から取り出され
て得られる。
【0045】そして、ロータコア部材49にコイル51
が巻装され得られたロータ部材19が保持されるもと
で、図9に一点鎖線で示されるように、往復動軸部材5
7のみが回転せしめられてロータ支持軸45における凹
部45aと往復動軸部材57の案内部57aとが非係合
状態とされ、第2の螺子部61が形成される部分がロー
タ部材19のテーパ部19a内に移動せしめられる。ま
た、そのロータ部材19に往復動軸部材57が組付けら
れたものが、予めヨーク部材35、マグネット部材3
7、回転角センサ25と一体に射出成形されたモータハ
ウジング部材17とベアリングハウジング部材15とに
より形成される空間内における図2に示される所定の位
置に配され、ロータ部材19がモータハウジング部材1
7およびベアリングハウジング部材15に組付けられ
る。これにより、ロータ部材19の雌螺子部21におい
て、往復動軸部材57における第2の雄螺子部61が螺
合する部分19FS’の内径は他の部分に比して大なる
ものとされているので雌螺子部21が冷却収縮した状態
において往復動軸部材57の雄螺子部23における第1
の雄螺子部63とロータ部材19における雌螺子部21
における螺合する部分19FS’とのはめあいが不所望
な隙間が生じることなく適正となる。しかも、ロータ部
材19における雌螺子部21が、往復動軸部材57が使
用されて成形されるのでそのはめあいが往復動軸部材5
7の寸法の加工精度のバラツキに影響されることはな
く、したがって、組付作業が容易となる。
【0046】なお、上述の例においては、雄螺子部59
が転造により形成されているが、必ずしもそのようにさ
れる必要はなく、雄螺子部59が例えば、ロストワック
ス法、ダイカストなどの鋳造法、もしくは、エッチン
グ、焼結等による方法により形成されてもよい。また、
本発明に係る送り螺子機構、および、送り螺子機構の製
造方法は、上述の例に示される電動機に限られることな
く、送り螺子機構を備える他の回転型の電動機にも適用
できることは勿論である。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
係る送り螺子機構、それが用いられる電動機、および、
送り螺子機構の製造方法によれば、往復動軸部材の雄螺
子部がロータ部材の成形用型におけるロータ部材の雌螺
子部が形成される部分の軸線上に配置されて、雄螺子部
に螺合せしめられる雌螺子部を有するロータ部材が得ら
れるので成形された雌螺子部の寸法が組み合わされる往
復動軸部材の雄螺子部の寸法に対して不適切となること
が回避されるとともに往復動軸部材およびロータ部材の
組付が容易となる。
【0048】また、ロータ部材における雌螺子部の成形
加工特性に応じた膜厚を有する被覆層が往復動軸部材に
おける雄螺子部に形成されるので雄螺子部がロータ部材
における雌螺子部の一部に噛合状態で雌螺子部が成形さ
れた後、雄螺子部の被覆層がロータ部材における雌螺子
部に対し非螺合状態とされ、かつ、往復動軸部材におけ
る雄螺子の被覆層が形成されない部分が雌螺子部に螺合
状態とされるので雌螺子部と雄螺子部とのはめあいがロ
ータ部材の成形材料の成形収縮率などの成形加工特性に
合致したものとなる。したがって、プラスチック材料で
作られたロータ部材における雌螺子部を形成するにあた
り、プラスチック材料の収縮率およびインサートシャフ
トの磨耗等に影響されることなく、往復動軸部材の雄螺
子部とロータ部材の雌螺子部とのはめあい精度を高精度
に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る送り螺子機構、それが用いられる
電動機、および、送り螺子機構の製造方法の一例に用い
られる往復動軸部材を示す断面図である。
【図2】本発明に係る送り螺子機構、それが用いられる
電動機、および、送り螺子機構の製造方法の一例が適用
された排気ガス還流制御用バルブを排気通路とともに示
す概略構成断面図である。
【図3】図2に示される例における部分断面図である。
【図4】図1に示される例における往復動軸部材の外観
図である。
【図5】図2に示される例における動作説明に供される
図である。
【図6】図2に示される例において用いられるロータ部
材およびロータコア部材の外観図である。
【図7】図2に示される例において用いられるロータ部
材、ロータコア部材、および、コイルが組み付けられた
状態における外観図である。
【図8】本発明に係る送り螺子機構、それが用いられる
電動機、および、送り螺子機構の製造方法の他の一例に
用いられる往復動軸部材を示す断面図である。
【図9】図8に示される例における動作説明に供される
図である。
【符号の説明】
5 電動機本体 11,57 往復動軸部材 19 ロータ部材 19d コイル集合部 19f 開口部 19g 連通部 21 雌螺子部 23 雄螺子部 23a 被覆層 49 ロータコア部材 51 コイル 61 第2の雌螺子部 63 第1の雄螺子部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森岡 穣 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 市川 敏朗 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内方に雌螺子部を有し、供給される回動
    力を伝達するロータ部材と、該ロータ部材に対して内方
    に配され、該雌螺子部に噛み合わされる雄螺子部を有
    し、該ロータ部材の回転に応じて該ロータ部材の軸線に
    沿って前進もしくは後退せしめられる往復動軸部材とを
    備え、 前記往復動軸部材における雄螺子部が、先端部を形成す
    る第1の螺子部と、該第1の螺子部の外径よりも大なる
    外径を前記ロータ部材における雌螺子部の成形加工特性
    に応じて有し、該雌螺子部が成形された後、該雌螺子部
    に対して非螺合状態とされる第2の螺子部とを含んでな
    ることを特徴とする送り螺子機構。
  2. 【請求項2】 内方に雌螺子部を有し、供給される回動
    力を伝達するロータ部材と、 該ロータ部材に対して内方に配され、該雌螺子部に噛み
    合わされる雄螺子部を有し、該ロータ部材の回転に応じ
    て該ロータ部材の軸線に沿って前進もしくは後退せしめ
    られる往復動軸部材とを備え、 前記往復動軸部材における雄螺子部の外周部に、前記ロ
    ータ部材における雌螺子部の成形加工特性に応じた膜厚
    を有する被覆層が該雌螺子部と該雄螺子部との非噛合領
    域に対応して形成されることを特徴とする送り螺子機
    構。
  3. 【請求項3】 前記往復動軸部材における雄螺子部の被
    覆層が、前記ロータ部材における雌螺子部の一部に噛合
    状態で該雌螺子部が成形された後、該雄螺子部の被覆層
    が前記ロータ部材における雌螺子部に対し非螺合状態と
    され、かつ、前記往復動軸部材における雄螺子部の被覆
    層が形成されない部分が前記雌螺子部に螺合状態とされ
    ることを特徴とする請求項2記載の送り螺子機構。
  4. 【請求項4】 前記往復動軸部材における雄螺子部の被
    覆層が電気めっき法または浸し塗りもしくは吹き付けに
    より形成されることを特徴とする請求項3記載の送り螺
    子機構。
  5. 【請求項5】 前記往復動軸部材における雄螺子部の被
    覆層がニッケルメッキで形成されることを特徴とする請
    求項2、3または、4記載のいずれかの送り螺子機構。
  6. 【請求項6】 ロータ部材における雌螺子部がプラスチ
    ック材料で作られ、往復動軸部材が金属材料で作られる
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または、5記載
    のいずれかの送り螺子機構。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の送り螺子機構と、前記ロ
    ータ部材における両端部を回動可能に支持する軸受部材
    および内周面部に沿ってマグネット部材を内蔵するケー
    シング部材と、 前記ロータ部材の外周部に前記マグネット部材に対向し
    て設けられ、電力が供給されるコイルが巻装されるロー
    タコア部材と、 を含んで構成される電動機。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の送り螺子機構と、前記ロ
    ータ部材における両端部を回動可能に支持する軸受部材
    および内周面部に沿ってマグネット部材を内蔵するケー
    シング部材と、 前記ロータ部材の外周部に前記マグネット部材に対向し
    て設けられ、電力が供給されるコイルが巻装されるロー
    タコア部材と、を含んで構成される電動機。
  9. 【請求項9】 前記ロータ部材におけるコイル集合部に
    集められるコイル束の内側に形成される開口部と前記ロ
    ータ部材の雌螺子部により形成される内部空間とを連通
    させる連通路が形成されることを特徴とする請求項7ま
    たは請求項8記載の電動機。
  10. 【請求項10】 供給される回動力を伝達するロータ部
    材に対して内方に配され、該ロータ部材の回転に応じて
    該ロータ部材の軸線に沿って前進もしくは後退せしめら
    れる往復動軸部材において該ロータ部材の雌螺子部に螺
    合される雄螺子部を形成する工程と、 前記往復動軸部材の雄螺子部が前記ロータ部材の成形用
    型における該ロータ部材の雌螺子部が形成される部分の
    軸線上に配置されて、該雄螺子部に螺合せしめられる雌
    螺子部を有するロータ部材が得られる工程とを含んでな
    る送り螺子機構の製造方法。
  11. 【請求項11】 供給される回動力を伝達するロータ部
    材に対して内方に配され、該ロータ部材の回転に応じて
    該ロータ部材の軸線に沿って前進もしくは後退せしめら
    れる往復動軸部材において前記ロータ部材の雌螺子部に
    螺合される雄螺子部に前記ロータ部材における雌螺子部
    の成形加工特性に応じて外径寸法の異なる第1の螺子部
    と第2の螺子部とを形成する工程と、 前記往復動軸部材の雄螺子部が前記ロータ部材の成形用
    型における該ロータ部材の雌螺子部が形成される部分の
    軸線上に配置されて、該雄螺子部に螺合せしめられる雌
    螺子部を有するロータ部材が得られる工程と、 得られた前記ロータ部材の雌螺子部に対して前記往復動
    軸部材の雄螺子部における前記第1の螺子部および第2
    の螺子部のうち外径の大なるものの一方を非螺合状態と
    する工程とを含んでなる送り螺子機構の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第2の螺子部の外周部に樹脂製の
    被覆層が形成されて該第2の螺子部の外径寸法が前記第
    1の螺子部の外径寸法に比して大となることを特徴とす
    る請求項11記載の送り螺子機構の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記第2の螺子部の外周部に電気メッ
    キの被覆層が形成されて該第2の螺子部の外径寸法が前
    記第1の螺子部の外径寸法に比して大となることを特徴
    とする請求項11記載の送り螺子機構の製造方法。
  14. 【請求項14】 被覆層が有機系もしくは無機系の樹脂
    の浸し塗りもしくは吹き付けにより形成されることを特
    徴とする請求項12記載の送り螺子機構の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記第1の螺子部および第2の螺子部
    が転造により形成されることを特徴とする請求項11記
    載の送り螺子機構の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記第2の螺子部の外周部に樹脂製の
    熱収縮部材が固着されて被覆層が形成される請求項12
    記載の送り螺子機構の製造方法。
JP31787895A 1995-12-06 1995-12-06 送り螺子機構、それが用いられる電動機、および、送り螺子機構の製造方法 Pending JPH09159002A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007538210A (ja) * 2004-05-21 2007-12-27 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 電気機械及び電気機械を接続フランジに結合するための方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007538210A (ja) * 2004-05-21 2007-12-27 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 電気機械及び電気機械を接続フランジに結合するための方法
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