JPH09158765A - 二重系センサ - Google Patents

二重系センサ

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JPH09158765A
JPH09158765A JP32026995A JP32026995A JPH09158765A JP H09158765 A JPH09158765 A JP H09158765A JP 32026995 A JP32026995 A JP 32026995A JP 32026995 A JP32026995 A JP 32026995A JP H09158765 A JPH09158765 A JP H09158765A
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sensor
output
accelerator
throttle
normal
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Application number
JP32026995A
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English (en)
Inventor
Katsumi Ishida
克己 石田
Kunio Takagi
邦雄 高木
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Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/06Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
    • F02D2011/101Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles
    • F02D2011/102Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles at least one throttle being moved only by an electric actuator

Abstract

(57)【要約】 【課題】 二重系センサを構成するセンサのどのような
異常に対しても異常が発生したことの判定及び正常なセ
ンサの判別を行うことができるようにする。 【解決手段】 アクセルセンサを第1及び第2のアクセ
ルセンサ6及び7により二重系に構成するとともに、第
1及び第2のアクセルセンサとしてセンサ出力と移動量
とが反比例する摺動型のセンサを使用する。制御装置1
は、第1及び第2のアクセルセンサ6及び7の出力の一
方が正常出力域の範囲外である場合には、他方のアクセ
ルセンサの出力をアクセルセンサ出力として選択する。
第1及び第2のアクセルセンサ6及び7の出力の差が所
定値以上である場合には、出力が大きい方のアクセルセ
ンサの出力をアクセルセンサ出力として選択する。第1
及び第2のアクセルセンサ6及び7の出力が所定値以内
である場合には、いずれか一方のアクセルセンサの出力
をアクセルセンサ出力として選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、アクセルペダル
の操作量を検出するアクセルセンサの出力及びスロット
ルバルブの開度量を検出するスロットルセンサの出力に
基づいてスロットルバルブの開度量を制御するスロット
ル制御装置等で使用する二重系センサに関する。
【0002】
【従来の技術】スロットル制御装置等では、センサを2
つ設ける二重系センサを使用することにより、信頼性を
向上させている。二重系センサに用いられている従来の
センサを図11及び図12に示す。図11において、9
0は、抵抗体95及び導電体96が配置された基板であ
る。91は、アクセルペダルやスロットルバルブ等の回
転軸に連結され、可動部材92が取り付けられた回転軸
であり、バネ等によってアクセル全閉方向あるいはスロ
ットルバルブ全閉方向に付勢されている。可動部材92
には、抵抗体95上を摺動する第1ブラシ93及び導電
体96上を摺動する第2ブラシ94が取り付けられてい
る。第1ブラシ93と第2ブラシ94は可動部材92上
で電気的に接続されている。抵抗体95の両端は、電源
(+5V)及びア−ス(GND)に接続されている。導
電体96の一端からセンサ出力VTAが出力される。図1
2は、図11に示す従来のセンサの電気回路図である。
導電体96の一端から出力されるセンサ出力VTAは、ア
ナログ/デジタル変換器(A/D)によってデジタル信
号に変換される。図13は、図11示す従来のセンサの
出力特性を示す図である。このような従来のセンサは、
アクセルペダルが操作あるいはスロットルバルブが開方
向へ駆動されると、バネ等による全閉方向への付勢力に
抗して回転軸91、したがって可動部材92が矢印に示
す全開方向に回転する。可動部材92が矢印方向へ回転
すると、電源(+5V)と導電体96間の抵抗値が小さ
くなるため、図13の出力特性に示すようにセンサ出力
TAの電圧は大きくなる。逆に、アクセルペダルの操作
が解除あるいはスッロトルバルブが閉方向に駆動される
と、バネ等による全閉方向への付勢力によって回転軸9
1、したがって可動部材92は矢印と反対方向の全閉方
向に回転し、電源(+5V)と導電体96間の抵抗値が
大きくなるため、センサ出力VTAの電圧は小さくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のセンサで
は、異常が発生した場合以下のような状態になる。電気
系統の断線、短絡等の異常が発生した場合には、センサ
出力が正常出力域の範囲外、ずなわち正常出力域の上限
値より大きくなり、あるいは正常出力域の下限値より小
さくなる。ブラシと抵抗体との摺動によって発生する磨
耗粉等によるブラシと抵抗体との間の接触抵抗の増大等
の異常が発生した場合には、電源と導電体間の抵抗値が
正常時より大きくなってセンサ出力の電圧は正常センサ
出力より小さくなる。(図13のAの状態。) 部材の変形や外れ、異物混入等の異常が発生した場合に
は、回転軸がロックしてアクセル全閉方向あるいはスロ
ットルバルブ全閉方向に戻らないため、電源と導電体間
の抵抗値が正常時より小さいままの状態となってセンサ
出力は正常センサ出力より大きいままである。(図13
のBの状態。) このような従来のセンサを用いて二重系センサを構成し
た場合、センサの異常判定及び正常なセンサの判別は以
下のように行われる。センサ出力が正常出力域の範囲外
となる異常については、センサ出力と正常出力域の上限
値及び下限値との比較によってセンサの異常判定及び正
常なセンサの判別を行うことができる。センサ出力が正
常出力域の範囲内で正常センサ出力より小さくなる異常
及び正常センサ出力より大きくなる異常については、2
つのセンサのセンサ出力の比較結果によって異常判定は
行うことができるが、センサ出力が正常センサ出力より
小さくなる異常であるのかセンサ出力が正常センサ出力
より大きくなる異常であるのかを判別することができな
いので、正常なセンサの判別は行うことができない。本
願発明は、前記問題点に鑑み、どのような異常が発生し
た場合でも異常判定及び正常なセンサの判別を行うこと
ができる二重系センサを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第一発明は、第1のセンサと、第2のセンサを備
え、前記第1及び第2のセンサの出力のいずれか一方を
センサ出力として選択する二重系センサにおいて、前記
第1及び第2のセンサとして出力と移動量が反比例する
出力特性を有する摺動型のセンサを用い、前記第1及び
第2のセンサの出力の差が所定値以内の場合には第1及
び第2のセンサのいずれか一方の出力をセンサ出力とし
て選択し、前記第1及び第2のセンサの出力の差が所定
値以上の場合には出力が大きい方のセンサの出力をセン
サ出力として選択するように構成する。前記第一発明で
は、センサの出力が正常出力範囲内で異常が発生した場
合に、センサに異常が発生したことの判定及び正常なセ
ンサの判別を行うことができる。また、第二発明は、第
一発明において、前記第1及び第2のセンサの出力の一
方が正常出力範囲外の値である場合には他方のセンサの
出力をセンサ出力として選択するように構成する。前記
第二発明では、センサの出力が正常出力範囲外となる異
常が発生した場合に、センサに異常が発生したことの判
定及び正常なセンサの判別を行うことができる。また、
第三発明は、アクセルセンサ及びスロットルセンサを有
するスロトル制御装置において、前記アクセルセンサ及
びスロットルセンサの少なくとも一方のセンサとして第
一発明又は第二発明の二重系センサを用いるように構成
する。前記第三発明では、スロットル制御装置における
二重系センサの信頼性を向上させることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、本願発明の二重系センサ
の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は、スロッ
トル制御装置のアクセルセンサを二重系センサとした実
施の形態の概略構成図である。図1において、1は、制
御装置であり、制御回路2、異常状態表示手段3、スロ
ットルアクチュエ−タ制御手段4により構成されてい
る。6及び7は、アクセルペダル5の回転軸に連結さ
れ、アクセルペダル5の操作量を検出してアクセルセン
サ出力を制御回路2に出力する第1のアクセルセンサ及
び第2のアクセルセンサである。8は、スロットルバル
ブであり、スロットルアクチュエ−タ10により駆動さ
れる。9は、スロットルバルブ10の回転軸に結合さ
れ、スロットルバルブ10の開度量を検出してスロット
ルセンサ出力を制御回路2に出力するスロットルセンサ
である。異常状態表示手段3は、制御回路2から出力さ
れる制御信号によって異常表示ランプ11を点灯する。
スロットルアクチュエ−タ制御手段4は、制御回路2か
ら出力される制御信号に応じてスロットルアクチュエ−
タ10に駆動信号を出力する。
【0006】図2は、図1の制御装置1のブロック構成
図である。図2において、21及び22は、それぞれ第
1のアクセルセンサ6及び第2のアクセルセンサ7から
のアクセルセンサ出力を入力して第1のアクセル開度検
出信号VAPS1及び第2のアクセル開度検出信号VA
PS2を出力する第1のアクセル開度検出手段及び第2
のアクセル開度検出手段である。23は、第1のアクセ
ル開度検出信号VAPS1と第2のアクセル開度検出信
号VAPS2との偏差信号の絶対値を出力する比較手段
である。24は、比較手段23からの偏差信号の絶対値
に基づいて第1のアクセルセンサ6及び第2のアクセル
センサ7のいずれかに異常が発生したことを判定し、異
常信号を出力する異常判定手段である。25は、異常判
定手段24から異常信号が出力されたとき、第1のアク
セルセンサ6及び第2のアクセルセンサ7のいずれが正
常であるかを判別し、正常と判別した方のアクセルセン
サの出力をアクセル開度信号VAPSTとして出力する
正常出力判別手段である。26は、スロットルセンサ9
からのスロットルセンサ出力を入力してスロットル開度
検出信号VTPSTを出力するスロットル開度検出手段
である。27は、アクセル開度信号VAPSTに基づい
てスロットルバルブ8の目標スロットル開度を演算し、
目標スロットル開度とスロットル開度検出信号VTPS
Tとの偏差に応じて制御信号をスロットルアクチュエ−
タ制御手段4に出力する目標スロットル開度演算手段で
ある。
【0007】図1に示す第1及び第2のアクセルセンサ
として用いるセンサを図3及び図4に示す。図3におい
て、30は、抵抗体35及び導電体36が配置された基
板である。31は、アクセルペダルの回転軸に連結さ
れ、可動部材32が取り付けられた回転軸であり、バネ
等によってアクセル全閉方向に付勢されている。可動部
材32には、抵抗体35上を摺動する第1ブラシ33及
び導電体36上を摺動する第2ブラシ34が取り付けら
れている。第1ブラシ33と第2ブラシ34は可動部材
32上で電気的に接続されている。抵抗体35の両端
は、電源(+5V)及びア−ス(GND)に接続されて
いる。導電体36の一端からセンサ出力VTAが出力され
る。図4は、図3に示すセンサの電気回路図である。導
電体36の一端から出力されるセンサ出力VTAはアナロ
グ/デジタル変換器(A/D)によってデジタル信号に
変換される。図5は、図3に示すアクセルセンサの出力
特性を示す図である。図3に示すアクセルセンサは、ア
クセルペダルが操作されると、バネ等によるアクセル全
閉方向への付勢力に抗して回転軸31、したがって可動
部材32が矢印に示すアクセル全開方向に回転する。可
動部材32が矢印方向へ回転すると、電源(+5V)と
導電体36間の抵抗値が大きくなるため、図5の出力特
性に示すようにセンサ出力VTAの電圧は小さくなる。逆
に、アクセルペダルの操作が解除されると、バネ等によ
るアクセル全閉方向への付勢力によって回転軸31、し
たがって可動部材32は矢印と反対方向のアクセル全閉
方向に回転し、電源(+5V)と導電体36間の抵抗値
が小さくなるため、センサ出力VTAの電圧は大きくな
る。
【0008】図3に示す構成のアクセルセンサでは、異
常が発生した場合以下のような状態になる。電気系統の
断線、短絡等の異常が発生した場合には、センサ出力が
正常出力域の範囲外、すなわち正常出力域の上限値より
大きくなり、あるいは正常出力域の下限値より小さくな
る。ブラシと抵抗体との摺動によって発生する磨耗粉等
によるブラシと抵抗体との間の接触抵抗の増大等の異常
が発生した場合には、電源と導電体間の抵抗値が正常時
より大きくなってセンサ出力は正常センサ出力より小さ
くなる。(図5のAの状態。) 部材の変形や外れ、異物混入等の異常が発生した場合に
は、回転軸がロックしてアクセル全閉方向に戻らないた
め、電源と導電体間の抵抗値が正常時より大きいままの
状態となってセンサ出力は正常センサ出力より小さいま
まである。このようなセンサを用いて二重系センサを構
成した場合、センサの異常及び正常なセンサの判別は以
下のように行われる。センサ出力が正常出力域の範囲外
となる異常については、センサ出力と正常出力域の上限
値及び下限値との比較によってセンサの異常判定及び正
常なセンサの判別を行うことができる。センサ出力が正
常出力域の範囲内での異常については、センサ出力が正
常センサ出力より小さくなるので、2つのセンサのセン
サ出力の比較結果によって異常判定及び正常なセンサの
判別を行うことができる。
【0009】図3に示す構成の第1のアクセルセンサ及
び第2のアクセルセンサをアクセルペダルに取り付けた
状態を図6に示す。アクセルペダルの回転軸は、ギア等
を介して出力軸に結合されている。出力軸は、連結部を
介して第1及び第2のアクセルセンサの回転軸と連結さ
れている。第1及び第2のアクセルセンサの回転軸はバ
ックスプリングによってアクセル全閉方向に付勢されて
おり、アクセルが操作されるとバックスプリングによる
アクセル全閉方向への付勢力に抗してアクセル全開方向
に回転する。
【0010】次に、図1及び図2に示す制御装置1の、
第1のアクセルセンサ6及び第2のアクセルセンサ7の
異常判定動作及び正常なアクセルセンサの判別動作を図
7に示すフロ−チャ−トを用いて説明する。アクセルセ
ンサのA/D変換タイミング、所定時間毎のタイミング
等によって図7の処理が開始される。まず、ステップ
(ア)では、第1の1アクセル開度検出信号VAPS1
と第2のアクセル開度検出信号VAPS2との偏差の絶
対値|VAPS1−VAPS2|を演算し、DLVAP
Sとして格納する。次に、ステップ(イ)では、偏差の
絶対値DLVAPSが所定値以上であるか否かを判定
し、DLVAPSが所定値以上であればステップ(エ)
に進み、DLVAPSが所定値以上でなければステップ
(ウ)に進む。ステップ(ウ)では、第1の1アクセル
開度検出信号VAPS1と第2のアクセル開度検出信号
VAPS2がほぼ等しいから第1のアクセルセンサ6及
び第2のアクセルセンサ7は共に正常であると判別し、
第1のアクセル開度検出信号VAPS1と第2のアクセ
ル開度検出信号VAPS2のいずれか、例えば第1の1
アクセル開度検出信号VAPS1をアクセル開度信号V
APSTとしてステップ(コ)に進む。ステップ(エ)
では、第1の1アクセル開度検出信号VAPS1が正常
出力域の範囲内であるか否か、すなわち正常出力域の上
限値以上あるいは正常出力域の下限値以下であるかを判
定し、正常出力域の範囲内であればステップ(カ)に進
み、正常出力域の範囲内でなければステップ(オ)に進
む。ステップ(オ)では、第1のアクセルセンサ6が異
常であると判別し、第2のアクセル開度検出信号VAP
S2をアクセル開度信号VAPSTとしてステップ
(ケ)に進む。ステップ(カ)では、第2のアクセル開
度検出信号VAPS2が正常出力域の範囲内であるか否
かを判定し、正常出力域の範囲内であればステップ
(キ)に進み、正常出力域の範囲内でなければステップ
(ク)に進む。ステップ(キ)では、第1の1アクセル
開度検出信号VAPS1が第2のアクセル開度検出信号
VAPS2より大きいか否かを判別し、第1の1アクセ
ル開度検出信号VAPS1が第2のアクセル開度検出信
号VAPS2より大きければステップ(ク)に進み、第
1の1アクセル開度検出信号VAPS1が第2のアクセ
ル開度検出信号VAPS2より大きくなければステップ
(オ)に進む。ステップ(ク)では、第2のアクセルセ
ンサ7が異常であると判別し、第1のアクセル開度検出
信号VAPS1をアクセル開度信号VAPSTとしてス
テップ(ケ)に進む。ステップ(ケ)では、異常状態表
示手段3に制御信号を出力して異常表示ランプ11を点
灯させてステップ(コ)に進む。ステップ(コ)では、
アクセル開度信号VAPSTに基づいて目標スロットル
開度を計算する。なお、「以上」、「以下」及び「大き
いか否か」等の判断は、等号を含んでもよいし、含まな
くてもよい。また、第1のアクセル開度検出信号VAP
S1が正常出力域の範囲内でなければ、第2のアクセル
開度検出信号VAPS2をアクセル開度信号VAPST
とするとともに異常表示を行うようにしたが、第1のア
クセル開度検出信号VAPS1が正常出力域の範囲内で
なければ、さらに第2のアクセル開度検出信号VAPS
2が正常出力域の範囲内であるか否かを判別し、第2の
アクセル開度検出信号VAPS2が正常出力域の範囲内
であれば第2のアクセル開度検出信号VAPS2をアク
セル開度信号VAPSTとするとともに第1の異常表示
を行い、第2のアクセル開度検出信号VAPS2が正常
出力域の範囲内でなければいずれか一方、例えば第2の
アクセル開度検出信号VAPS2をアクセル開度信号V
APSTとするとともに第2の異常表示を行うようにし
てもよい。
【0011】以上のように、第1のアクセルセンサ6及
び第2のアクセルセンサ7のセンサ出力を正常出力域の
上限値及び正常出力域の下限値と比較することによっ
て、センサ出力が正常出力域の範囲外となる異常判定を
行うことができ、同時に正常なセンサを判別することが
できる。また、第1のアクセルセンサ6及び第2のアク
セルセンサ7のセンサ出力を比較することによって、セ
ンサ出力が正常出力域の範囲内での異常判定を行うこと
ができ、同時にセンサ出力の小さい方のアクセルセンサ
を正常なアクセルセンサとして判別することができる。
【0012】図1の実施の形態ではスロットル制御装置
のアクセルセンサを二重系センサとしたが、スロットル
バルブの開度量を検出するスロットルセンサを二重系セ
ンサとすることも可能である。図8は、スロットルセン
サを図3に示す構成とし、スロットル制御装置のスロッ
トルセンサを二重系センサとした実施の形態の概略構成
図である。図8において、51は、制御装置であり、制
御回路52、異常状態表示手段53、スロットルアクチ
ュエ−タ制御手段54により構成されている。56は、
アクセルペダル55の回転軸に連結され、アクセルペダ
ル55の操作量を検出してアクセルセンサ出力を制御回
路52に出力するアクセルセンサである。57は、スロ
ットルバルブであり、スロットルアクチュエ−タ60に
より駆動される。58及び59は、スロットルバルブ5
7の回転軸に連結され、スロットルバルブ57の開度量
を検出してスロットルセンサ出力を制御回路2に出力す
る第1のスロットルセンサ及び第2のスロットルセンサ
である。61は、スロットルアクチュエ−タ60及び第
1のスロットルセンサ58をスロットルバルブ57の回
転軸に連結する連結ギアである。異常状態表示手段53
は、制御回路52から出力される制御信号によって異常
表示ランプ62を点灯する。スロットルアクチュエ−タ
制御手段54は、制御回路52から出力される制御信号
に応じてスロットルアクチュエ−タ60に駆動信号を出
力する。
【0013】図9は、図1の制御装置1のブロック構成
図である。図9において、71及び72は、それぞれ第
1のスロットルセンサ58及び第2のスロットルセンサ
59からのスロットルセンサ出力を入力して第1のスロ
ットル開度検出信号VTPS1及び第2のスロットル開
度検出信号VTPS2を出力する第1のスロットル開度
検出手段及び第2のスロットル開度検出手段である。7
3は、第1のスロットル開度検出信号VTPS1と第2
のスロットル開度検出信号VTPS2を比較して偏差信
号の絶対値を出力する比較手段である。74は、比較手
段23からの偏差信号の絶対値に基づいて第1のスロッ
トルセンサ58及び第2のスロットルセンサ59のいず
れかに異常が発生したことを判定して異常信号を出力す
る異常判定手段である。75は、異常判定手段74から
異常信号が出力されたとき、第1のスロットルセンサ5
8及び第2のスロットルセンサ59のいずれが正常であ
るかを判別し、正常と判別した方のスロットルセンサの
出力をスロットル開度信号VTPSTとして出力する正
常出力判別手段である。76は、アクセルセンサ56か
らのアクセルセンサ出力を入力してアクセル開度検出信
号VAPSTを出力するアクセル開度検出手段である。
77は、アクセル開度検出信号VAPSTに基づいてス
ロットルバルブ57の目標スロットル開度を演算し、目
標スロットル開度とスロットル開度信号VTPSTとの
偏差に応じて制御信号をスロットルアクチュエ−タ制御
手段54に出力する目標スロットル開度演算手段であ
る。
【0014】次に、図8及び図9に示す制御装置51
の、第1のスロットルセンサ58及び第2のスロットル
センサ59の異常判定動作及び正常なアクセルセンサの
判別動作を図10に示すフロ−チャ−トを用いて説明す
る。図7に示す処理動作と同様に、アクセルセンサのA
/D変換タイミング、所定時間毎のタイミング等によっ
て図10の処理が開始される。ステップ(サ)では、図
7に示すステップ(ア)〜(ケ)と同様の処理により、
第1のスロットルセンサ58及び第2のスロットルセン
サ59のいずれかに異常が発生したことの判定及び正常
なスロットルセンサの判別を行って正常と判別した方の
スロットルセンサに対応するスロットル開度検出信号を
スロットル開度信号VTPSTとする。ステップ(シ)
では、アクセル開度検出信号VAPSTに基づいてスロ
ットルバルブ57の目標スロットル開度を演算する。そ
して、ステップ(ス)では、演算した目標スロットル開
度とスロットル開度信号VTPSTとの偏差に応じて制
御信号をスロットルアクチュエ−タ制御手段54に出力
する。
【0015】以上のように、第1のスロットルセンサ5
8及び第2のスロットルセンサ59のセンサ出力を正常
出力域の上限値及び下限値と比較することによって、セ
ンサ出力が正常出力域の範囲外となる異常判定を行うこ
とができ、同時に正常なスロットルセンサを判別するこ
とができる。また、第1のスロットルセンサ58及び第
2のスロットルセンサ59のセンサ出力を比較すること
によって、センサ出力が正常出力域の範囲内での異常判
定を行うことができ、同時にセンサ出力の大きい方のス
ロットルセンサを正常なスロットルセンサとして判別す
ることができる。
【0016】なお、本願発明の二重系センサで用いるセ
ンサとしては図3に示した構成のセンサに限らず、摺動
によってセンサ出力と摺動による移動量とが反比例する
出力特性を有するものであればどのような構成でもよ
い。
【0017】
【発明の効果】以上のように、第一発明によれば、セン
サの出力が正常出力範囲内で異常が発生した場合に、セ
ンサに異常が発生したことの判定及び正常なセンサの判
別を行うことができる。また、第二発明によれば、セン
サの出力が正常出力範囲外となる異常が発生した場合
に、センサに異常が発生したことの判定及び正常なセン
サの判別を行うことができる。また、第三発明によれ
ば、スロットル制御装置における二重系センサの信頼性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スロットル制御装置のアクセルセンサを二重系
センサとした実施の形態の概略構成図である。
【図2】図1に示す制御装置のブロック構成図である。
【図3】本願発明で用いるセンサの構成図である。
【図4】本願発明で用いるセンサの電気回路図である。
【図5】本願発明で用いるセンサの出力特性図である。
【図6】本願発明で用いるセンサをアクセルペダルに取
り付けた図である。
【図7】図1に示す制御装置の異常判定動作及び正常な
アクセルセンサの判別動作のフロ−チャ−トである。
【図8】スロットル制御装置のスロットルセンサを二重
系センサとした実施の形態の概略構成図である。
【図9】図8に示す制御装置のブロック構成図である。
【図10】図8に示す制御装置の異常判定動作および正
常なスロットルセンサの判別動作のフロ−チャ−トであ
る。
【図11】従来のセンサの構成図である。
【図12】従来のセンサの電気回路図である。
【図13】従来のセンサの出力特性図である。
【符号の説明】
1、51;制御装置 2、52;制御回路 3、53;異常状態表示手段 4、54;スロットルアクチュエ−タ制御手段 5、55;アクセルペダル 6;第1のアクセルセンサ 7;第2のアクセルセンサ 8、57;スロットルバルブ 9;スロットルセンサ 10、60;スロットルアクチュエ−タ 11、62;異常表示ランプ 21;第1のアクセル開度検出手段 22;第2のアクセル検出手段 23、73;比較手段 24、74;異常判定手段 25、75;正常出力判別手段 26;スロットル開度検出手段 27、77;目標スロットル開度演算手段 32、92;可動部材 33、34、93、94;ブラシ 35、95;抵抗体 36、96;導電体 56;アクセルセンサ 58;第1のスロットルセンサ 59;第2のスロットルセンサ 61;連結ギア 71;第1のスロットル開度検出手段 72;第2のスロットル開度検出手段 76;アクセル開度検出手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のセンサと、第2のセンサを備え、
    前記第1及び第2のセンサの出力のいずれか一方をセン
    サ出力として選択する二重系センサにおいて、前記第1
    及び第2のセンサとして出力と移動量が反比例する出力
    特性を有する摺動型のセンサを用い、前記第1及び第2
    のセンサの出力の差が所定値以内の場合には第1及び第
    2のセンサのいずれか一方の出力をセンサ出力として選
    択し、前記第1及び第2のセンサの出力の差が所定値以
    上の場合には出力が大きい方のセンサの出力をセンサ出
    力として選択することを特徴とする二重系センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の二重系センサにおい
    て、前記第1及び第2のセンサの出力の一方が正常出力
    範囲外の値である場合には他方のセンサの出力をセンサ
    出力として選択することを特徴とする二重系センサ。
  3. 【請求項3】 アクセルセンサ及びスロットルセンサを
    有するスロットル制御装置において、前記アクセルセン
    サ及びスロットルセンサの少なくとも一方のセンサとし
    て特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の二重系セン
    サを用いたことを特徴とするスロットル制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6493618B2 (en) 2000-03-15 2002-12-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle control using multiple sensors
JP2013108437A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Toyota Motor Corp 車両の制御装置
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