JPH09157143A - プレシェービングペーパーパウダー - Google Patents

プレシェービングペーパーパウダー

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Publication number
JPH09157143A
JPH09157143A JP32555495A JP32555495A JPH09157143A JP H09157143 A JPH09157143 A JP H09157143A JP 32555495 A JP32555495 A JP 32555495A JP 32555495 A JP32555495 A JP 32555495A JP H09157143 A JPH09157143 A JP H09157143A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
powder
shaving
spherical powder
skin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP32555495A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Matsumoto
善雄 松本
Kenichi Ichitomi
賢一 市富
Kazuhisa Ono
和久 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
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Publication of JPH09157143A publication Critical patent/JPH09157143A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気カミソリを用いて髭剃りを行う前の顔の
皮膚に、塗擦して使用する。この使用により、顔の皮膚
に球状粉末を塗布する。その結果、電気カミソリの滑り
を良好とし、髭剃り効果を高める。また、電気カミソリ
の目詰り等を生じることがなく、しかも、電気カミソリ
の使用感を良好とする事ができる。 【解決手段】 基板1の表面に、粒径が1〜50μで、
球形度が1≧球形度≧0.92の球状粉末2を、1〜2
0g/m2剥離可能に止着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気カミソリを用いた
髭剃り時の、電気カミソリの滑りを良好とするためのプ
レシェービングパウダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気カミソリを用いた髭剃り時の
滑りを良好とするための化粧水の一種として、プレシェ
ービングローションが市販されている。この種のプレシ
ェービングローションには、収れん剤を配合し、肌を引
き締めて髭を立たせるタイプのものと、アルコールまた
はアルコール水溶液に、球状粉末を混合分散したものと
が存在する。このアルコールまたはアルコール水溶液
に、球状粉末を分散したものは、皮膚への塗布後、アル
コールまたはアルコール水溶液の乾燥を待って電気カミ
ソリを使用するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、化粧水
としてのプレシェービングローションは、通常手で顔の
皮膚に塗布するため、手が汚れたり、顔の皮膚に塗布し
た後、アルコール分、水分等が皮膚面から揮発するま
で、髭剃りができない欠点を有している。
【0004】本発明は、上述の如き課題を解決しようと
するものであって、顔の皮膚に塗布すると同時に揮発等
を待つ事なく、電気カミソリを使用する事ができるよう
にする。また、同時に、電気カミソリを使用する上で、
電気カミソリの滑りを良くするとともに、刃の切れを悪
くしたりする事がないようにしようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の如き課題
を解決するため、基板の表面に半径が1〜50μの球状
粉末を剥離可能に止着して成るものである。
【0006】また、基板は、顔の皮脂を吸収し得る素材
にて形成したものであっても良い。
【0007】また、基板は、顔の皮脂を吸収し得ない素
材にて形成したものであっても良い。
【0008】また、球状粉末は、球形度が1≧球形度≧
0.92であっても良い。
【0009】また、球状粉末は、モース硬度1〜5であ
っても良い。
【0010】また、球状粉末は、基板に1〜20g/m
2止着したものであっても良い。
【0011】
【作用】本発明は上述の如く構成したものであるから、
髭剃りを行おうとする場合は、基板の球状粉末を止着し
た側を、顔の皮膚に押し当てて塗擦する事により使用す
る。この基板の塗擦により、顔の表面に球状粉末が転写
される。また、顔の皮膚の皮脂を吸収し得る素材にて基
板を形成すれば、顔の皮膚の皮脂が基板に吸収されるも
のとなる。また、皮脂を吸収し得ない素材で基板を形成
した場合にも、皮脂は塗擦に伴って球状粉末に転写され
るから、皮脂の除去効果を多少生じる事ができる。
【0012】上記の塗擦に於いては、使用者は基板の球
状粉末を止着しない側を保持すれば、手を汚す事がな
い。また、アルコール、水等の液状物の揮発を待つ事も
ないから、迅速な髭剃りと皮脂による電気カミソリの切
れ具合を、不良とする事態も防止する事ができるものと
なる。
【0013】また、球状粉末はナイロン、ポリメチルメ
タクリレート、ポリエチレン等の合成有機剤を一種また
は複数種用いるものであっても良い。この球状粉末は電
気カミソリの刃の耐久性を損なわないような硬度の低
い、例えばモース硬度が1〜5のポリエチレン、ナイロ
ン等の有機剤であれば更に好ましいものとなる。
【0014】また、球状粉末は、直径1〜50μが適し
ており、好ましくは2〜20μ、更に好ましくは2〜1
0μの粒度が小さいものが用いられるように配慮される
と良い。そして、球状粉末の直径が1μよりも小さいと
皮膚との密着性が良好となり、逆に滑りを悪くする傾向
がある。また、50μを越える場合は皮膚にザラ付感を
発生させ好ましくない。
【0015】また、球状粉末は、基板に1〜20g/m
2当たり、好ましくは3〜10g/m2、更に好ましくは
4〜7g/m2止着して用いる事が可能となる。
【0016】また、球状粉末は球形度が、1≧球形度≧
0.92のものを用いる事が可能である。この球形度は 球形度=粒子と同じ体積を有する球の表面積÷粒子の表
面積 で求める事ができる。ただし、粉末には内部に空隙を有
するもの、あるいは多孔質のものが存在するが、それら
の粉末の体積および表面積は内部空間を無視して見かけ
体積および見かけ表面積にて球形度を算出するものであ
る。
【0017】また、球状粉の形成は従来公知の種々の方
法を用いる事ができるが、例えば、粉末原料の加熱溶融
物を細穴ノズルから冷風中に噴射して行う事ができる。
また、他の方法では、粉末原料をプラズマ炎、プロパン
一酸素炎等を通過させ、溶融処理する事により製造する
事ができる。球状粉末の製造方法は粉末原料に応じて任
意に選択する事ができるものである。
【0018】また、基板は紙状のものが好ましく、麻パ
ルプ、木材パルプ等の植物繊維、あるいはポリオレフィ
ン系合成パルプ等の合成繊維、不織布、布、合成樹脂フ
ィルム等から選択した一種または複数種の繊維を、パル
プ原料として抄造して形成している。そして、この基板
は皮膚刺激が少い事が条件となる。また、皮脂吸収能力
が優れているものを用いれば、皮脂の吸収除去が可能と
なり、電気カミソリの使用を更に好ましいものとする事
ができる。
【0019】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に於て説明すれ
ば、(1)は基板で、麻パルプ、木材パルプ等の植物繊
維、あるいはポリオレフィン系合成パルプまたは、布、
不織布、合成樹脂フィルムシート等から選択した一種ま
たは複数種の繊維を、抄造して形成する。一例ではマニ
ラ麻と合成パルプにより形成する。
【0020】また、上記基板(1)の表面には球状粉末
(2)を剥離可能に止着する。この球状粉末(2)は球形度
が1≧球形度≧0.92であって、モース硬度が1〜5
のナイロン、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン
等を用いることができる。そして、この球状粉末(2)
を、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、カ
ルボキシメチルセルロースナトリユウム等の水溶性高分
子から成る結合剤と、モノオレイン酸ポリオキシエチレ
ンソルビタン等の界面活性剤から成る分散剤及び水を混
合する事により、この混合物を上記の基板(1)に塗布す
る。
【0021】この混合物を塗布した基板(1)を乾燥し、
水を揮散させた後にプレシェービングパウダーを得た。
また、この混合物に対しては必要に応じて、殺菌剤や収
れん剤を配合する事も可能となる。
【0022】実施例 基板 マニラ麻 70.00wt% 合成パルプ 30.00wt% 球状粉末の混合物 ナイロンパウダー(粒径2〜5μ) 20.00wt% 結合剤(カルホ゛キシメチルセルロースナトリユウム) 0.50wt% 分散剤(モノオレイン酸ホ゜リオキシエチレンソルヒ゛タン) 1.00wt% 水 78.50wt% 上記の基板(1)の原料を抄造して、20.5g/m2の基
板(2)を得た。そして、この基板の表面に結合剤、分散
剤等を含む球状粉末の混合物を30g/m2塗布し、こ
れを自然乾燥によって水を揮散させた後に、球状粉末
(2)を基板(1)に6g/m2止着したプレシェービング
パウダーを得た。
【0023】上述の如くして得られたプレシェービング
パウダーを、髭剃り前の顔の皮膚に塗擦したところ、顔
の皮膚に浮き出していた皮脂が基板(1)に吸収され、同
時に顔の皮膚にナイロンパウダーが転写された。そし
て、電気カミソリによる髭剃りを行った結果、極めて皮
膚上での滑りを良好とする事ができるとともに、電気カ
ミソリの外刃の目詰まりを発生する事はないものであっ
た。
【0024】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したものである
から、電気カミソリを用いて髭剃りを行う前の顔の皮膚
に、塗擦して使用する事により、顔の皮膚に球状粉末を
塗布するとともに、顔の皮膚の皮脂を基板に吸収する事
が可能となる。その結果、電気カミソリの滑りを良好と
し、髭剃り効果を高め、電気カミソリの目詰り等を生じ
ることがなく、しかも、電気カミソリの使用感を良好と
する事ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】球状粉末を止着した基板の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 球状粉末

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面に半径が1〜50μの球状粉
    末を剥離可能に止着した事を特徴とするプレシェービン
    グペーパーパウダー。
  2. 【請求項2】 基板は、顔の皮脂を吸収し得る素材にて
    形成したものである事を特徴とする請求項1のプレシェ
    ービングペーパーパウダー。
  3. 【請求項3】 基板は、顔の皮脂を吸収し得ない素材に
    て形成したものである事を特徴とする請求項1のプレシ
    ェービングペーパーパウダー。
  4. 【請求項4】 球状粉末は、球形度が1≧球形度≧0.
    92である事を特徴とする請求項1のプレシェービング
    ペーパーパウダー。
  5. 【請求項5】 球状粉末は、モース硬度1〜5である事
    を特徴とする請求項1または4のプレシェービングペー
    パーパウダー。
  6. 【請求項6】 球状粉末は、基板に1〜20g/m2
    着したものである事を特徴とする請求項1、4または5
    のプレシェービングペーパーパウダー。
JP32555495A 1995-12-14 1995-12-14 プレシェービングペーパーパウダー Withdrawn JPH09157143A (ja)

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JP32555495A JPH09157143A (ja) 1995-12-14 1995-12-14 プレシェービングペーパーパウダー

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JPH09157143A true JPH09157143A (ja) 1997-06-17

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32555495A Withdrawn JPH09157143A (ja) 1995-12-14 1995-12-14 プレシェービングペーパーパウダー

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008056587A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Noevir Co Ltd 皮膚外用剤

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008056587A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Noevir Co Ltd 皮膚外用剤

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