JPH09156797A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH09156797A
JPH09156797A JP7324880A JP32488095A JPH09156797A JP H09156797 A JPH09156797 A JP H09156797A JP 7324880 A JP7324880 A JP 7324880A JP 32488095 A JP32488095 A JP 32488095A JP H09156797 A JPH09156797 A JP H09156797A
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JP
Japan
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roller pair
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roller
downstream
image recording
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Application number
JP7324880A
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English (en)
Inventor
Mamoru Umeki
守 梅木
Masahiro Umemura
昌弘 梅村
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被走査体を速度変動なく安定して副走査方向に
搬送して画像情報の記録を良好に行なうほか、信頼性の
高い低コストの画像記録装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】被走査体の前縁部が突入する下流側ローラ
対22a,22bは所定間隔で離間しているために、突入す
る際の衝撃が緩和され、被走査体を精度良く副走査方向
に搬送して画像情報の記録を良好に行なうことができ
る。さらに、前記下流側ローラ対22a,22bはローラ対
の開閉機構を設けるための新たな構成要素を必要とせ
ず、簡単な構成となり低コストで信頼性の高い画像記録
装置を提供することが可能となる。また、ニップ圧を一
定にすることがきるのでニップ圧の制御を簡便にするこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被走査体を搬送し
ながらレーザービームで走査する画像記録装置、特に、
被走査体を精度良く搬送させる技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近、人体等の被写体の放射線画像を得
る画像記録装置として以下のようなものが知られてい
る。これは、放射線画像情報を一旦蓄積性蛍光体(輝尽
性蛍光体)シートに蓄積記録した後、レーザービーム等
の励起光で走査することで輝尽発光光を生じさせ、該輝
尽発光光を光電的に読み取って電気信号を得たものを、
該画像記録装置が写真感光材料等の記録材料に可視像と
して出力するものである。
【0003】その他、CTスキャナから直接デジタル画
像としての電気信号を入力して該画像記録装置が同様に
写真感光材料等の記録材料に可視像として出力するもの
も知られているところである。そこで、このような画像
記録装置では、具体的に次のような方法で放射線画像の
記録を行なっている。
【0004】すなわち、写真感光材料に蓄積性蛍光体シ
ートから得られた画像情報あるいはCTスキャナから得
られた画像情報等に基づいて変調されたレーザービーム
を走査し、該写真感光材料に所定の画像を露光記録する
ように構成される。そして、レーザービームの走査は該
写真感光材料を搬送用ローラ対等で一方向に機械的に搬
送することにより副走査を行なうと共に搬送方向と直交
する方向に偏向されたレーザービームを照射して主走査
を行なうことにより達成している。こうして記録された
写真感光材料は現像処理が施された後、必要に応じて医
療診断等に用いられることになる。
【0005】ところで、前記画像記録装置では、正確な
画像情報を記録するために記録走査中には写真感光材料
等の被走査体は副走査方向に精度良く搬送されなければ
ならず、搬送機構として互いに圧接状態で回転駆動する
ニップローラが採用されることが考えられる。特に、被
走査体の前端部や後端部を含む全面に画像情報を記録す
る場合には、搬送方向の上流側と下流側に各々ニップロ
ーラを配し、該2対のニップローラの間で記録走査を行
なう構成となる。
【0006】しかしながら、上記構成によれば被走査体
の前縁が下流側ニップローラに進入する際に衝撃を受け
ることで、被走査体上におけるレーザービームの照射位
置がずれてしまう。このことは、走査記録が正確に行な
われないこと意味し、結果、医療診断に支障をきたすこ
とにもなりかねない。これに対し、特開昭63−187
62号公報には被走査体が駆動ローラとその従動ローラ
対で構成されるニップローラに進入或いは離脱する際
に、該ローラ対を拡開し、それ以外はニップを形成する
ことで、進入時の衝撃を緩和する技術が開示されている
が、拡開時には従動ローラは回転していないため、ニッ
プが形成された時に被走査体に従動ローラの回転力が急
激にかかって衝撃が発生するという新たな問題を生じ
る。
【0007】この問題に対して、ベルト、プーリ等の駆
動力伝達機構を設けて従動ローラを回転させながらニッ
プを形成する技術が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ニップ
ローラの拡開運動に連動して従動ローラを回転させる駆
動力伝達機構やニップ形成時のニップ圧を調整するため
の機構を設けると、新たな構成要素が増加し複雑となっ
て装置の信頼性が失われるとともに製造コストの上昇も
招いてしまう。
【0009】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、被走査体を速度変動なく安定して副走
査方向に搬送して画像情報の記録を良好に行なうほか、
信頼性の高い低コストの画像記録装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、レーザービームの照射位置を境に上流に配設
した上流側ローラ対及び下流に配設した下流側ローラ対
とで、シート状の被走査体を挟持し搬送しながら副走査
を行ないつつ、該レーザービームの照射によって主走査
を行い画像を記録する画像記録装置において、前記下流
側ローラ対を構成する2本の回転ローラの一方の両側部
に設けられた該回転ローラとは径の異なる予備ローラを
有し、前記下流側ローラ対の回転ローラのうち少なくと
も一方はゴムローラであり、該ゴムローラより硬質な材
質の前記予備ローラが、対向する回転ローラと接触回転
することで回転伝達され、該下流側ローラ対の回転ロー
ラが、互いに前記被走査体の厚さより狭い所定間隔で離
間しながら回転するように構成される。
【0011】これによれば、下流側ローラ対は所定間隔
で離間しているために、前記被走査体の前縁部が突入す
る際の衝撃が緩和され、被走査体を精度良く副走査方向
に搬送して画像情報の記録を良好に行なうことができ
る。また、前記下流側ローラ対は拡開動作させないた
め、ローラ対の開閉機構を必要とせず、簡単な構成とな
り低コストで信頼性の高い画像記録装置を提供すること
が可能となる。また、ニップ圧を一定にすることがきる
のでニップ圧の制御を簡便にすることができる。
【0012】また、請求項2の発明は、前記予備ローラ
の表面の付着物をクリーニングするクリーニング手段を
設けた構成としたものである。これによれば、クリーニ
ング手段が予備ローラ表面の付着物を除去するので、該
予備ローラが規制する所定間隔を厳密に維持することが
できる。また、請求項3の発明は、前記下流側ローラ対
を構成する2本の回転ローラのうち、一方をゴムローラ
とし他方を金属ローラとした構成としたものである。
【0013】これによれば、被走査体と下流側ローラ対
とに摩擦力を有し、被走査体先端が突入する際に先端に
スリップが生じることなく、ニップ間に突入することが
でき、被走査体に対する負荷変動を抑止することができ
る。また、ゴムローラは金属ローラと離間しているため
に、外形変形が生じず回転による負荷変動を適性に保つ
ことができる。
【0014】また、請求項4の発明は、前記下流側ロー
ラ対を構成する2本の回転ローラが離間する所定間隔を
調整する間隔調整手段を設けた構成としたものである。
これによれば、下流側ローラ対の離間距離を微調整する
ことができるので、被走査体の厚さに対応した離間距離
に設定することが可能となる。また、請求項5記載の発
明は、レーザービームの照射位置を境に上流に配設した
上流側ローラ対及び下流に配設した下流側ローラ対と
で、シート状の被走査体を挟持し搬送しながら副走査を
行ないつつ、該レーザービームの照射によって主走査を
行い画像を記録する画像記録装置において、前記下流側
ローラ対と前記被走査体の前縁部とが相対的に前記搬送
方向に傾斜角を有するように構成される。
【0015】これによれば、前記被走査体の前縁部が前
記下流側ローラ対に徐々に進入していくため、突入抵抗
が減じられて進入時の衝撃が大幅に緩和され、被走査体
を精度良く副走査方向に搬送して画像情報の記録を良好
に行なうことができる。さらに、前記下流側ローラ対は
拡開動作させないため、ローラ対の開閉機構を設けるた
めの新たな構成要素を必要とせず、簡単な構成となり低
コストで信頼性の高い画像記録装置を提供することが可
能となる。
【0016】また、請求項6記載の発明は、前記上流側
ローラ対をレーザービームの主走査方向と略平行に配設
するとともに、下流側ローラ対を該上流側ローラ対に対
し前記搬送方向に傾斜角を有するような構成としたもの
である。これによれば、前記上流側ローラ対に対して、
前記被走査体の前縁部が平行に進入させる搬送機構を用
いた場合にも適用できる。
【0017】また、請求項7の発明は、前記下流側ロー
ラ対を構成する2本の回転ローラを、互いに前記被走査
体の厚さより狭い間隔で離間させる構成としたものであ
る。これによれば、前記被走査体の前縁部が前記下流側
ローラ対に進入する際の衝撃が一層緩和されるとともに
ニップ圧を一定にすることがきるのでニップ圧の制御を
簡便にすることができる。
【0018】また、請求項8の発明は、前記上流側ロー
ラ対及び下流側ローラ対をレーザービームの主走査方向
と平行に配設し、前記被走査体を掛止しながら前記上流
側ローラ対まで搬送する掛止搬送手段を設け、該被走査
体の前縁部が該下流側ローラ対に対して前記搬送方向に
傾斜角を有するように該掛止搬送手段の配設位置を設定
する構成としたものである。
【0019】これによれば、前記掛止搬送手段が前記被
走査体の前縁部が該下流側ローラ対に対して前記搬送方
向に傾斜角を為すような搬送機構にも適用できる。ま
た、請求項9の発明は、前記下流側ローラ対に対する前
記被走査体の前縁部の傾斜角を調整可能に、前記掛止搬
送手段の配設位置を変更自在に構成したものである。
【0020】これによれば、前記掛止搬送手段の配設位
置を変更自在とすることで、ローラ対の駆動力伝達系や
前記レーザービーム照射のための光学系等の周辺機構と
の相対位置を考慮せずに、該傾斜角の調整を簡便にする
ことができる。また、請求項10の発明は、前記上流側及
び下流側のローラ対の対向する各駆動ローラと従動ロー
ラのうち、レーザービーム照射側に配される方を駆動ロ
ーラとし、該駆動ローラどうしを相互に無端ベルトを介
して駆動力伝達系を形成し、下流側ローラ対に対して該
上流側ローラ対のニップ圧を高く設定すると共に、該上
流側ローラ対の駆動ローラに回転駆動力を付勢する構成
としたものである。
【0021】これによれば、レーザービーム照射側に配
される方を駆動ローラにしているので大きな駆動源を配
することが可能となり装置を小型化できる。また、前記
上流側ローラ対のニップ圧を下流側ローラ対より高めに
設定することで、該上流側ローラ対が前記被走査体を支
配的に搬送するため、該下流側ローラ対に進入する際の
衝撃を一層低減することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を説明
する。図1は本実施形態における画像記録装置の概略構
成図を示している。同図を用いて被走査体の画像記録に
ついてその動作説明を行なう。人体等の被写体の放射線
画像を得る画像記録装置10には上下2段にサプライマガ
ジン11,12 及びレシーブマガジン13が着脱自在に装着さ
れており、サプライマガジン11,12 内にはXレイフィル
ム等のシート状の写真感光材料(以下、被走査体と称す
る)が露光面を下にして複数枚積層して収納されてい
る。一方、レシーブマガジン13には後述するような露光
記録後の被走査体が順次収納される。これらサプライマ
ガジン11,12 及びレシーブマガジン13は操作者が必要に
応じて交換するものであるから、同図に示すように着脱
しやすいように操作者のウエストレベルの前面に配設さ
れている。
【0023】サプライマガジン11に近接して吸着盤11
a、サプライマガジン12に近接して吸着盤12aを含む枚
葉機構がそれぞれ設けられ、最上層部から1枚ずつ取り
出して搬送機構へ繰り出している。ここで、枚葉機構は
吸着盤としたが、例えば複写機で用いられている給紙ロ
ーラ等のピックアップローラでも良い。前記搬送機構は
サプライマガジン11,12の後方に鉛直方向に延在して設
けられ搬送経路上に設けられた搬送ローラ群及び案内ロ
ーラ群により構成される。なお、搬送ローラは被走査体
を挟持しながら回転駆動力をもって搬送するものである
が案内ローラは回転しているが被走査体をガイドするの
みである。
【0024】例えば、サプライマガジン11から取り出さ
れた被走査体は搬送ローラ11bによって矢線方向に搬送
され、ガイド11cに沿って垂直方向下方に指向するよう
に湾曲した後、搬送ローラ11d,14でさらに下方に搬送
され案内ローラ15に達する。一方、サプライマガジン12
から取り出された被走査体は搬送ローラ12bによって矢
線方向に搬送されガイド12cに沿って垂直方向下方に指
向するように湾曲した後、搬送ローラ14でさらに下方に
搬送され上述同様に、案内ローラ15に達する。
【0025】そして、案内ローラ15でさらに下方へガイ
ドされた被走査体は装置下層部に達すると一旦停止す
る。この停止を条件として、被走査体前端の両端部に掛
止搬送手段である掛止爪16が掛止されるとともに、案内
ローラ15が被走査体を上方へガイドするように回転方向
を反転させ、他の案内ローラ17,18,19も同一方向へ回
転するように制御される。
【0026】掛止爪16は図示しないモーター等の回転駆
動源から駆動力を得、鉛直方向に延在するガイド16cに
沿って配された無端ベルト等の搬送機構に設けられてい
るため、上方への搬送力を有し、被走査体をスイッチバ
ックして上方へ搬送する。なお、掛止爪16は例えばネジ
の締めつけ位置を変える等して、その配設位置を被走査
体の搬送方向に前後調整できるように設けられている。
【0027】ここで、被走査体の搬送系として、サプラ
イマガジン11,12内に露光面を上にして被走査体を収納
し、サプライマガジン11,12から取り出された被走査体
を垂直方向上方に指向するように湾曲させて、直接、露
光記録部20へ搬送することも容易に考えられるが、かか
る搬送系とすれば、被走査体が湾曲状態のまま露光記録
部20へ進入するので、負荷変動が大きくなって搬送が不
安定となる。そこで、圧着・解除機構を新たに設けて負
荷変動に対処しても良いが、装置の複雑化と製造コスト
が高くなるという新たな問題が生じてしまい好ましくな
い。本実施形態においては、サプライマガジン11,12内
に露光面を下にして被走査体を収納し、被走査体を下方
へ搬送しスイッチバックして上方へ搬送する構成である
ため、上述問題を生じない。
【0028】被走査体はガイド16cと案内ローラ15,1
7,18,19によって鉛直方向上方へガイドされて露光記
録部20へ達するが、その際、搬送速度は露光記録に適し
た速度に減じるよう速度制御がなされる。搬送速度につ
いては被走査体が露光記録される速度(記録速度)で搬
送される以外、すなわち、被走査体がサプライマガジン
11,12から取り出されて露光記録部20へ達する手前まで
と、露光記録部20で画像情報が記録されてからレシーブ
マガジン13に収納されるまでは高速搬送(搬送速度)に
切り替えられるので装置のトータルの処理時間を短縮す
ることが可能である。
【0029】被走査体が露光記録部20内に搬送されその
先端部が記録位置に達すると、露光部30内のレーザー光
源からレーザービームが発せられ、ミラー30a,30bで
反射された後に露光記録部20に入射して該記録位置で露
光記録が行なわれる。ここで、レーザービームは予め蓄
積性蛍光体シート等から得られた画像情報に基づいて変
調されており、後述する露光記録部20の上下2対の回転
ローラで機械的に搬送方向に副走査される被走査体の露
光面を、副走査方向とは略直交する方向に回転するポリ
ゴンミラー(図示せず)等で偏向して主走査を行なうよ
うな走査機構となっている。
【0030】図2及び図3は露光記録部20の詳細構成図
を示し、図4は露光記録部20の制御タイミングチャート
を示すものである。これら図2乃至図4を用いて本発明
の特徴的な走査記録について詳述する。露光記録部20の
副走査方向の搬送機構として被走査体の搬送方向に対し
て上流側に駆動ローラ21aと該駆動ローラ21aの回転に
合わせて連れ回りする従動ローラ21bが対(以後、単に
上流側ローラ対と称する)をなして配設されている。ま
た、下流側には同様に駆動ローラ22aと従動ローラ22b
が対(以後、単に下流側ローラ対と称する)をなして配
設されている。これら従動ローラ21a,22bの回転軸両
端はコイルスプリング21c,22cにより駆動ローラ方向
に押圧されているため、各駆動ローラと従動ローラとは
所定のニップ圧でニップを形成している。
【0031】ここで、上流側ローラ対、下流側ローラ対
は被走査体が滑ることなく適度な摩擦力をもって挟持で
き且つ被走査体の搬送の安定性の点から、ステンレス製
の金属ローラとゴム製のゴムローラの組み合わせが好適
であり、本実施形態では、駆動ローラ21a,22aを金属
ローラとし、従動ローラ21b,22bをゴムローラとして
いる。また、金属ローラは硬度及びコストの点からステ
ンレンス以外のものでも良い。
【0032】そして、コイルスプリング21cはコイルス
プリング調整部23によってその押圧力が調整されるよう
に構成されており、下流側ローラ対は常時微圧着で、上
流側ローラ対は被走査体が露光記録部20へ搬送されてく
るまでは微圧着で調整されている。テンションローラ24
により付勢され張力をもって無端ベルト26が駆動ローラ
21aと駆動ローラ22aに設けられており、駆動モータ等
の回転駆動部25が駆動ローラ21aに回転力を伝達するこ
とで、駆動ローラ21aと駆動ローラ22aは共に回転駆動
することになる。ここで、ギヤによる駆動力の伝達とせ
ずに、無端ベルト26等のベルトで駆動力を伝達する構成
としたのは、回転駆動部25が発する振動が駆動ローラ22
aに伝達するのを軽減するためである。また、無端ベル
ト26はタイミングベルトとは異なり歯が設けられておら
ず、専ら摩擦力で駆動力を伝達している。これは、歯に
よるバックラッシュの影響を回避するためである。
【0033】以上のような搬送機構によれば、レーザー
ビーム照射側に駆動ローラを配しているので、外形の大
きい回転駆動部25を装置内側に配することが可能とな
り、装置全体の小型化を実現できる。特に、駆動ローラ
21aを直接駆動するような回転駆動部25を使用する場合
には好適である。また、回転駆動部25と駆動ローラ21a
との間に回転速度を所望の速度に減速する減速系を設け
ても良い。
【0034】高速の搬送速度で下方より搬送されてきた
被走査体は、露光記録部20に達する以前に図示しないセ
ンサが被走査体の有無検知を行なうと、これに基づいて
低速に速度制御される。それと共に、回転駆動部25は副
走査方向の記録速度の周速で回転駆動するように駆動ロ
ーラ21aに回転力を伝達する。被走査体が露光記録部20
に進入してくると、センサA27がこれを検知しコイルス
プリング調整部23に検知信号を出力する。コイルスプリ
ング調整部23は該検知信号を入力するとコイルスプリン
グ21cの押圧力を増加するように調整する結果、上流側
ローラ対のニップ圧は微圧着から強圧着まで漸次増加し
て被走査体の搬送力を有するようになる。ここで、急激
にニップ圧を増加させないのはニップ圧の急激な変化に
起因する振動発生を抑止するためである。なお、微圧着
とは被走査体を搬送し且つ負荷変動及びゴムローラの外
形変形が生じない最小限の圧力に設定される圧力のこと
である。
【0035】そして、上流側ローラ対のニップ圧が強圧
着になるころには被走査体の前縁部が上流側ローラ対に
突入し、挟持されながら記録速度で搬送されて、記録位
置のところでセンサB28に検知される。センサB28の検
知信号は露光制御部29に出力され、露光制御部29はこれ
に基づいて露光部30を制御することで画像情報に応じた
レーザービームが照射され、被走査体の先端から画像情
報の記録がなされる。
【0036】なお、上流側ローラ対が回転駆動を開始し
てから定常状態になるまでに、回転駆動部25の回転立ち
上がりによる回転ムラ等の変動状態があったり、被走査
体が上流側ローラ対に突入する際に突入抵抗のため衝撃
を受ける場合があるが、上記変動状態や衝撃による振動
が収束するのに必要な時間を稼げるような、上流側ロー
ラ対と記録位置との離間距離を設定しているため、被走
査体上でレーザービームの照射位置がずれてしまうこと
はない。
【0037】こうして、被走査体への画像情報の露光記
録が進行し搬送される被走査体の前縁部が下流側ローラ
対に突入すると、従来構成によれば被走査体はその突入
抵抗のため衝撃を受け、記録位置上でレーザービームの
照射位置がずれてしまうことになるが、本実施形態にお
いては、図3(A)に示すように進行する被走査体の前
縁部と傾斜角を有するように下流側ローラ対の回転軸を
被走査体の搬送方向上にずらして配設しているため、被
走査体の前縁部が下流側ローラ対に徐々に進入すること
になり、突入抵抗が減じられて突入時の衝撃が大幅に緩
和され、被走査体を精度良く副走査方向に搬送して画像
情報の記録を良好に行なうことができる。
【0038】さらに、下流側ローラ対は被走査体の突入
時に拡開動作させるなどの特別な開閉機構を必要とせ
ず、簡単な構成となるため低コストでしかも信頼性を高
くすることが可能となる。また、上流側ローラ対のニッ
プ圧を下流側ローラ対より相対的に高く設定すること
で、上流側ローラ対が前記被走査体を支配的に搬送する
ようになるために、下流側ローラ対に突入する際の衝撃
を一層低減することが可能となる。
【0039】なお、レーザービームの主走査方向につい
て例えば上流側ローラ対を該主走査方向と略平行として
も良い。図3(B)には、搬送機構に関して他の実施形
態を示している。この場合、上流側ローラ対と下流側ロ
ーラ対をレーザービームの主走査方向と平行に配設し、
掛止爪16a,16bの配設位置の方をずらして、被走査体
の前縁部が下流側ローラ対の回転軸に対して被走査体の
搬送方向に傾斜角を生じるような構成としたものであ
る。ここで、前縁部が14インチ幅の被走査体を搬送する
ローラ対の回転軸の両端でレーザービームの主走査方向
と±0.1 mmのズレを生じる公差を含んでいる状態を平
行と称している。
【0040】このような構成でも被走査体の前縁部と下
流側ローラ対とは傾斜角を有し、被走査体の突入時の衝
撃を緩和することができる。さらに、ネジの締めつけ位
置を変える等して、掛止爪16の配設位置を被走査体の搬
送方向に前後調整するようになっており、この場合に
は、ローラ対への駆動力伝達系やレーザービーム照射の
ための光学系等の周辺機構と上下ローラ対との相対位置
を考慮せずに、傾斜角の調整を簡便にできる。
【0041】傾斜角としては、例えば14インチ幅の被走
査体であれば搬送方向に0.5 mm〜1.0 mm傾くような
角度に設定することで被走査体の傾きによる画質劣化を
防止し、且つ突入抵抗を緩和できるので好適である。図
5は下流側ローラ対の構成について他の実施形態を示し
たものである。これは、ステンレス製の駆動ローラ22a
に対して両端にステンレス製の予備ローラ22dを配した
ゴム製の従動ローラ22bをコイルスプリング22cでニッ
プ圧をもって対向させた構成で、駆動ローラ22aが回転
駆動するとこれに接触している予備ローラ22dを介して
従動ローラ22bも連れ回りするようになっている。
【0042】また、従動ローラ22bと予備ローラ22dの
径の違いにより、駆動ローラ22aと従動ローラ22bとの
間(斜線部分)に隙間が形成されている。この隙間は被
走査体の厚さ(0.180 mm)より狭い0.05mm〜0.15m
mの範囲、好ましくは0.1 mm程度の所定間隔に設定さ
れる。この間隔は実験によって求められ、かかる間隔に
よれば、被走査体の搬送力を維持したまま、被走査体が
下流側ローラ対に突入する際の突入抵抗が小さく済み、
発生する衝撃を極力緩和させることができ、被走査体を
精度良く副走査方向に搬送して画像情報の記録を良好に
行なうことができるものである。また、ゴム製の従動ロ
ーラ22bはステンレス製の駆動ローラ22aと離間してい
るために、外形変形が生じず回転負荷変動を適性に保つ
ことができる。
【0043】また、被走査体の先端が下流側ローラ対の
従動ローラ22bを押し広げる際に、従動ローラ22bの回
転中心の移動方向は、下流側ローラ対の中心を結んだ線
上、又は該線上よりも被走査体の搬送方向下流に移動す
る方が好ましい。これは、従動ローラ22bの中心が、中
心を結んだ線上よりも被走査体の搬送方向上流に移動す
ると、被走査体に負荷変動が発生して、被走査体上にお
けるレーザービームの照射位置がずれてしまうことがあ
るためである。
【0044】さらに、前記下流側ローラ対は拡開動作さ
せないため、ローラ対の開閉機構を設けるための新たな
構成要素を必要とせず、簡単な構成となり低コストで信
頼性の高い画像記録装置を提供することが可能となる。
また、ニップ圧を一定にすることがきるのでニップ圧の
制御を簡便にすることができる。また、下流側ローラ対
と被走査体の前縁部とが相対的に傾斜角を有する構成と
組み合わせることで、上記衝撃を一層緩和させることが
できるものである。
【0045】予備ローラ22d上部にはクリーニング手段
としてのクリーニングパッド22eが当接しており、予備
ローラ22dの回転に合わせて常時その表面に付着する汚
れやゴミ等の付着物を除去している。加えて、予備ロー
ラ22dには図示しない導電ブラシが接触し、該導電ブラ
シから導線を通じて装置筐体等に接地されており、予備
ローラ22dはこの接地機構によりアース電位に保たれて
おり、上記付着物が極力付かないようになっている。さ
らに、予備ローラ22dを離型性の良い材料とすることで
一層付着の防止を向上させている。このように、予備ロ
ーラ22d表面の付着物を防止することで、予備ローラ22
dが規制する上記間隔を厳密に維持することができる。
【0046】また、同図に示すように、駆動ローラ22a
の両端に段差部22gを形成して、段階的に該離間距離を
調整するような調整機構を設けても良い。尚、調整機構
について他の実施形態として、図6に予備ローラ22dの
調整機構を示す概略図を示す。なお、本図においてはク
リーニングパッド22eや接地機構は省略している。
【0047】同図においては、駆動ローラ22aの両端に
テーパ部22fが形成され、予備ローラ22dはこのテーパ
部22fに当接することで下流側ローラ対の隙間が規制さ
れる。製造バラツキ等で隙間の調整が必要な場合には、
両端の予備ローラ22dを矢線方向にスライドさせること
によって被走査体の厚さに対応した該離間距離を自由に
調整することができる。なお、上述調整機構においては
駆動ローラ22a側にテーパ部22或いは段差部22gを形成
したが、予備ローラ22dに形成しても良い。
【0048】次に、上述下流側ローラ対に隙間を設けた
場合の実験例について以下述べる。 1.下流側ローラ対の隙間(所定間隔)と記録画像の関
係(図5参照) ニップ圧を7.8 N(0.8 kgf)に固定して、下流側ロ
ーラ対の隙間と被走査体の先頭が下流側ローラ対に突入
した時に記録される横筋の関係について調べた。
【0049】 副走査搬送条件 駆動ローラ22a 径 φ20 材質 SUS304 (ステンレス) 従動ローラ22b 径 φ20 材質 EPDM(ゴム) 予備ローラ 径 φ20.2 材質 SUS304 (ステンレス) 被走査体厚 0.18mm 下流側ローラ対ニップ圧 7.8 N(0.8 kgf) 上流側ローラ対ニップ圧(搬送状態時)14.8N(1.5 kgf) ここで、ニップ圧は100 ×50(mm)のフィルム片をロ
ーラ端で保持できる力としている。
【0050】画像上で目視にて判定したところ 下流側ローラ対の隙間 0mm 0.04mm 0.05mm以上 画質評価 × △ 〇 ここで、〇:横筋ムラは発生しない。 △:弱い横筋ムラが発生。
【0051】 ×:強い横筋ムラが発生。 2.下流側ローラ対のニップ圧と記録画像の関係(図5
参照) 下流側ローラ対の隙間を0.1 mmに固定して、下流側ロ
ーラ対のニップ圧と被走査体の前縁部が下流側ローラ対
に突入した時に記録される横筋の関係について調べた。
【0052】 副走査搬送条件 駆動ローラ22a 径 φ20 材質 SUS304 (ステンレス) 従動ローラ22b 径 φ20 材質 EPDM(ゴム) 予備ローラ 径 φ20.2 材質 SUS304 (ステンレス) 被走査体厚 0.18mm 下流側ローラ対隙間 0.1 mm 上流側ローラ対ニップ圧(搬送状態時)14.7N(1.5 kgf) ここで、ニップ圧は100 ×50(mm)のフィルム片をロ
ーラ端で保持できる力としている。
【0053】画像上で目視にて判定したところ 下流側ローラ対のニップ圧 7.8 N以下 9.8 N 11.8N 画質評価 〇 △ × ここで、〇:横筋ムラは発生しない。 △:弱い横筋ムラが発生。
【0054】 ×:強い横筋ムラが発生。 3.下流側ローラ対に被走査体が突入する時の上流側ロ
ーラ対の駆動ローラ21aの回転ムラと記録画像の関係。
(図5参照) 副走査搬送条件 駆動ローラ22a 径 φ20 材質 SUS304 (ステンレス) 従動ローラ22b 径 φ20 材質 EPDM(ゴム) 予備ローラ 径 φ20.2 材質 SUS304 (ステンレス) 被走査体厚 0.18mm 下流側ローラ対ニップ圧 7.8 N(0.8 kgf) 上流側ローラ対ニップ圧(搬送状態時)14.7N(1.5 kgf) ここで、ニップ圧は100 ×50(mm)のフィルム片をロ
ーラ端で保持できる力としている。
【0055】下記の装置を使用して、上流側ローラの駆
動ローラ21aの回転ムラを測定(帯域500 HZ 以下)。 エンコーダ:キャノン(株)社製 レーザーロータリー
エンコーダー R−10 フラッターアナライザー:ミナトエレクトロニクス社製
MODEL 6101 本実施形態 被走査体搬送時 下流側ローラ対に突入時 駆動ローラ21a回転ムラ 0.2 % 0.3 % 画質評価(目視) 問題無し 問題無し 比較例 被走査体の突入で下流側ローラ対の従動ローラ22bの回転が開始。(隙間0.1 mm、予備ローラ無し) 被走査体搬送時 下流側ローラ対に突入時 駆動ローラ21a回転ムラ 0.2 % 0.7 % 画質評価(目視) 問題無し 横筋ムラ発生 図4において、被走査体の後端部がセンサA27を通過し
終わるとその検知信号がOFF状態となるため、コイル
スプリング調整部23はこれを受けてコイルスプリング21
cを調整して上流側ローラ対に対するニップ圧を漸次強
圧着から減じ始める。そして、被走査体の後端部が上流
側ローラから離脱するころにはニップ圧は微圧着近傍に
降下しているため、離脱の際の被走査体への衝撃は緩和
され、被走査体後端部でレーザービームの照射位置がず
れることはない。
【0056】さらに、被走査体の後端部がセンサB28を
通過すると、これを条件として露光制御部29は露光部30
を制御してレーザービームの照射を停止し露光記録を終
了する。この後、被走査体の後端部が記録位置を通過す
るタイミングを待って、回転駆動部25は駆動ローラ21a
への回転駆動の伝達を停止するとともに、図示しない搬
送ローラによって今までの記録速度から搬送速度に切り
替えて高速に搬送を行う。こうして、前端部から後端部
まで露光記録された被走査体はレシーブマガジン13に収
納され、装置は次なる露光記録に備える。
【0057】以上、本実施形態ではXレイフィルム等の
シート状の写真感光材料に露光記録する場合について詳
述したが、これに限定されるものではなく印刷に用いら
れるPS版等のような種々の写真感光材料にも適用でき
るほか、画像記録装置以外にもレーザービームで走査す
る装置であれば転用できるものである。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、下流側ローラ対は所定間隔で離間している
ために、被走査体を精度良く副走査方向に搬送して画像
情報の記録を良好に行なうことができる。また、前記下
流側ローラ対は拡開動作させないため、簡単な構成とな
り低コストで信頼性の高い画像記録装置を提供すること
が可能となる。また、ニップ圧を一定にすることがきる
のでニップ圧の制御を簡便にすることができる。
【0059】また、請求項2記載の発明によれば、予備
ローラが規制する所定間隔を厳密に維持することができ
る。また、請求項3記載の発明によれば、被走査体と下
流側ローラ対とに摩擦力を有し、被走査体先端が突入す
る際に先端にスリップが生じることなく、ニップ間に突
入することができ、被走査体に対する負荷変動を抑止す
ることができる。また、ゴムローラは外形変形が生じず
回転による負荷変動を適性に保つことができる。
【0060】また、請求項4記載の発明によれば、被走
査体の厚さに対応した離間距離に設定することが可能と
なる。また、請求項5記載の発明によれば、被走査体の
前縁部が下流側ローラ対に徐々に進入していくため、進
入時の衝撃が大幅に緩和され、被走査体を精度良く副走
査方向に搬送して画像情報の記録を良好に行なうことが
できる。さらに、下流側ローラ対は拡開動作させないた
め、簡単な構成となり低コストで信頼性の高い画像記録
装置を提供することが可能となる。
【0061】また、請求項6記載の発明によれば、上流
側ローラ対に対して、前記被走査体の前縁部が平行に進
入させる搬送機構を用いた場合にも適用できる。また、
請求項7記載の発明によれば、下流側ローラ対を互いに
被走査体の厚さより狭い間隔で離間させることで、被走
査体の前縁部が下流側ローラ対に進入する際の衝撃が一
層緩和されるとともにニップ圧を一定にすることがきる
のでニップ圧の制御を簡便にできる。
【0062】また、請求項8記載の発明によれば、被走
査体を掛止しながら前記上流側ローラ対まで搬送する掛
止搬送手段を、被走査体の前縁部が該下流側ローラ対に
対して前記搬送方向に傾斜角を有するような配設位置を
設定した搬送機構にも適用できる。また、請求項9記載
の発明によれば、掛止搬送手段の配設位置を変更自在と
して、傾斜角の調整を簡便にすることができる。
【0063】また、請求項10記載の発明によれば、レー
ザービーム照射側に配される方を駆動ローラにしている
ので装置を小型化できる。また、上流側ローラ対が被走
査体を支配的に搬送するので、振動しがちな該被走査体
の前端部を精度良く搬送でき且つ、下流側ローラ対に進
入する際の衝撃を一層低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における画像記録装置の概略構成図
【図2】本実施形態における露光記録部の詳細構成図
【図3】本実施形態における露光記録部の詳細構成図
【図4】本実施形態における露光記録部の制御タイミン
グチャート
【図5】他の実施形態における下流側ローラ対の概略構
成図
【図6】他の実施形態における予備ローラの調整機構を
示す概略図
【符号の説明】
11,12 サプライマガジン 13 レシーブマガジン 20 露光記録部 21a,22a 駆動ローラ 21b,22b 従動ローラ 22e クリーニングパッド 22f テーパ部 22g 段差部 25 回転駆動部 23 コイルスプリング調整部 29 露光制御部 30 露光部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/04 G03G 21/00 310 1/113 H04N 1/04 E 1/31 104Z

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザービームの照射位置を境に上流に配
    設した上流側ローラ対及び下流に配設した下流側ローラ
    対とで、シート状の被走査体を挟持し搬送しながら副走
    査を行ないつつ、該レーザービームの照射によって主走
    査を行い画像を記録する画像記録装置において、 前記下流側ローラ対を構成する2本の回転ローラの一方
    の両側部に設けられた該回転ローラとは径の異なる予備
    ローラを有し、 前記下流側ローラ対の回転ローラのうち少なくとも一方
    はゴムローラであり、該ゴムローラより硬質な材質の前
    記予備ローラが、対向する回転ローラと接触回転するこ
    とで回転伝達され、該下流側ローラ対の回転ローラが、
    互いに前記被走査体の厚さより狭い所定間隔で離間しな
    がら回転することを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】前記予備ローラの表面の付着物をクリーニ
    ングするクリーニング手段を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】前記下流側ローラ対を構成する2本の回転
    ローラのうち、一方をゴムローラとし他方を金属ローラ
    とすることを特徴とする請求項1記載又は請求項2に記
    載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】前記下流側ローラ対を構成する2本の回転
    ローラが離間する所定間隔を調整する間隔調整手段を設
    けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに
    記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】レーザービームの照射位置を境に上流に配
    設した上流側ローラ対及び下流に配設した下流側ローラ
    対とで、シート状の被走査体を挟持し搬送しながら副走
    査を行ないつつ、該レーザービームの照射によって主走
    査を行い画像を記録する画像記録装置において、 前記下流側ローラ対と前記被走査体の前縁部とが相対的
    に前記搬送方向に傾斜角を有するように構成することを
    特徴とする画像記録装置。
  6. 【請求項6】前記上流側ローラ対をレーザービームの主
    走査方向と略平行に配設するとともに、下流側ローラ対
    を該上流側ローラ対に対し前記搬送方向に傾斜角を有す
    るように構成することを特徴とする請求項5記載の画像
    記録装置。
  7. 【請求項7】前記下流側ローラ対を構成する2本の回転
    ローラを、互いに前記被走査体の厚さより狭い間隔で離
    間させることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載
    の画像記録装置。
  8. 【請求項8】前記上流側ローラ対及び下流側ローラ対を
    レーザービームの主走査方向と平行に配設し、前記被走
    査体を掛止しながら前記上流側ローラ対まで搬送する掛
    止搬送手段を設け、該被走査体の前縁部が該下流側ロー
    ラ対に対して前記搬送方向に傾斜角を有するように該掛
    止搬送手段の配設位置を設定することを特徴とする請求
    項5記載の画像記録装置。
  9. 【請求項9】前記下流側ローラ対に対する前記被走査体
    の前縁部の傾斜角を調整可能に、前記掛止搬送手段の配
    設位置を変更自在に構成することを特徴とする請求項8
    記載の画像記録装置。
  10. 【請求項10】前記上流側及び下流側のローラ対の対向す
    る各駆動ローラと従動ローラのうち、レーザービーム照
    射側に配される方を駆動ローラとし、該駆動ローラどう
    しを相互に無端ベルトを介して駆動力伝達系を形成し、
    下流側ローラ対に対して該上流側ローラ対のニップ圧を
    高く設定すると共に、該上流側ローラ対の駆動ローラに
    回転駆動力を付勢するようにしたことを特徴とする請求
    項5〜請求項9のいずれかに記載の画像記録装置。
JP7324880A 1995-10-06 1995-12-13 画像記録装置 Pending JPH09156797A (ja)

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JP7324880A JPH09156797A (ja) 1995-10-06 1995-12-13 画像記録装置

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JP26001895 1995-10-06
JP7324880A JPH09156797A (ja) 1995-10-06 1995-12-13 画像記録装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006178278A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
US7793934B2 (en) 2006-12-27 2010-09-14 Canon Kabushiki Kaisha Sheet conveying device and image forming apparatus
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JP2013060300A (ja) * 2011-08-25 2013-04-04 Ricoh Co Ltd シート搬送装置及び画像形成装置

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