JPH09156212A - 画像記録方法及び画像記録装置 - Google Patents

画像記録方法及び画像記録装置

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JPH09156212A
JPH09156212A JP7322646A JP32264695A JPH09156212A JP H09156212 A JPH09156212 A JP H09156212A JP 7322646 A JP7322646 A JP 7322646A JP 32264695 A JP32264695 A JP 32264695A JP H09156212 A JPH09156212 A JP H09156212A
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JP
Japan
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ink
receiving layer
image
primary
ink receiving
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Application number
JP7322646A
Other languages
English (en)
Inventor
Sota Kawakami
壮太 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPH09156212A publication Critical patent/JPH09156212A/ja
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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Printing Methods (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Duplication Or Marking (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】階調画像を得ることができ、簡単な構造で、か
つ小型である。 【解決手段】支持体20上に、2次インク受容層21、
1次インク受容層22をこの順に設けた受像シート2に
インクジェット記録方式のインク60によって1次画像
61を1次インク受容層22上に形成し、この後1次画
像61上からサーマルヘッド10による制御により加熱
を行ない、1次インク受容層22から、2次インク受容
層21へインク中の成分を熱移行させ、画像を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、階調画像を得る
画像形成方法及び画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】受像シートに画像を記録するものにイン
クジェット記録方式がある。このインクジェット記録方
式には、例えば連続噴射形があり、インクをノズルに導
き、連続的に噴射させ、インク液滴を電界によって曲げ
て受像シートの所定位置に付着させる。
【0003】
【解決しようとする課題】このような連続噴射形では、
インク液滴が大きいため好ましい階調画像を得ることが
できないが、例えば、マイクロロッド方式を用いると、
大きなインク液滴の後に小さなインク液滴が噴射され、
この小さなインク液滴を電界によって曲げて受像シート
の所定位置に付着させ解像度を良くし、この小さなイン
ク液滴の数を制御することで画像濃度を変えて階調画像
を得ている。
【0004】このように、マイクロロッド方式では、階
調画像を得ることができるが、常に連続的に噴射させて
いるため、構造が複雑で、かつ装置が大型化する等の問
題がある。
【0005】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、階調画像を得ることができ、簡単な構造で、かつ
小型である画像記録方法及び画像記録装置を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、請求項1記載の発明の画像記録
方法は、支持体上に、2次インク受容層、1次インク受
容層をこの順に設けた受像シートにインクジェット記録
方式のインクによって1次画像を1次インク受容層上に
形成し、この後1次画像上からサーマルヘッドによる制
御により加熱を行ない、前記1次インク受容層から、2
次インク受容層へインク中の成分を熱移行させ、画像を
形成することを特徴としている。このように、インクジ
ェット記録方式のインクによって1次画像を1次インク
受容層上に形成し、この後1次画像上からサーマルヘッ
ドによる加熱を行ない、1次インク受容層から2次イン
ク受容層へインク中の成分を熱移行させ、サーマルヘッ
ドによる加熱制御により画像濃度を変えて階調画像を得
ることができ、構造が複雑で、かつ装置の大型化が可能
である。
【0007】請求項2記載の発明の画像記録方法は、前
記2次インク受容層へインク中の成分を熱移行させた
後、前記1次インク受容層を剥離除去することを特徴と
している。このように、2次インク受容層へインク中の
成分を熱移行させた後、1次インク受容層を剥離除去
し、良好な階調画像を得ることができる。
【0008】請求項3記載の発明の画像記録方法は、支
持体上に、2次インク受容層、1次インク受容層をこの
順に設けた受像シートにインクジェット記録方式のイン
クによって1次画像を1次インク受容層上に形成し、こ
の後1次画像上からサーマルヘッドによる制御された加
熱を行ない、前記1次インク受容層から、2次インク受
容層へインク中の成分を熱移行させる画像形成プロセス
を複数回繰り返し、カラー画像を形成することを特徴と
している。このように、1次インク受容層から、2次イ
ンク受容層へインク中の成分を熱移行させる画像形成プ
ロセスを複数回繰り返し、カラーの階調画像を得ること
ができ、構造が複雑で、かつ装置の大型化が可能であ
る。
【0009】請求項4記載の発明の画像記録方法は、前
記1次インク受容層に残ったインクを定着処理し、次の
色の画像形成プロセスを複数回繰り返し、カラー画像を
形成することを特徴としている。このように、1次イン
ク受容層に残ったインクを定着処理し、次の色の画像形
成プロセスを行なうことで、次の色の画像品質が向上す
る。
【0010】請求項5記載の発明の画像記録方法は、前
記定着処理が、活性光線照射であることを特徴としてい
る。このように、活性光線照射で簡単かつ確実に定着処
理を行なうことができる。
【0011】請求項6記載の発明の画像記録方法は、前
記2次インク受容層へインク中の成分を熱移行させた
後、前記1次インク受容層を剥離除去することを特徴と
している。このように、2次インク受容層へインク中の
成分を熱移行させた後、1次インク受容層を剥離除去
し、良好なカラーの階調画像を得ることができる。
【0012】請求項7記載の発明の画像記録方法は、前
記支持体上の2次インク受容層と1次インク受容層との
間に、中間層を有し、この中間層は常温ではインクジェ
ット記録方式のインクのバリヤ機能を有し、前記2次イ
ンク受容層または前記1次インク受容層と剥離すること
を特徴としている。このように、中間層が常温ではイン
クジェット記録方式のインクのバリヤ機能を有してお
り、加熱によって2次インク受容層へインク中の成分が
熱移行するため、インクのにじみや乱れが防止され、さ
らに2次インク受容層または1次インク受容層と剥離し
て良好な階調画像を得ることができる。
【0013】請求項8記載の発明の画像記録方法は、イ
ンクジェット記録方式のインクは、熱移行性色素を含有
することを特徴としている。このように、インクジェッ
ト記録方式のインクが、熱移行性色素を含有し、熱によ
って2次インク受容層へインク中の成分が熱移行するた
め、インクのにじみや乱れが防止され良好な階調画像を
得ることができる。
【0014】請求項9記載の発明の画像記録方法は、前
記熱移行性色素が、紫外線反応性を有することを特徴と
している。このように、熱移行性色素が、紫外線反応性
を有し、紫外線により定着して次の色の画像形成プロセ
スを行なうことで、次の色の画像品質が向上する。
【0015】請求項10記載の発明の画像記録装置は、
支持体上に、2次インク受容層、1次インク受容層をこ
の順に設けた受像シートを搬送する搬送手段と、前記受
像シートの1次インク受容層に1次画像を形成するイン
クジェットヘッドと、前記1次画像上から加熱制御を行
ない、前記1次インク受容層から、2次インク受容層へ
インク中の成分を熱移行させ画像を形成するサーマルヘ
ッドとを備えることを特徴としている。このように、イ
ンクジェット記録方式のインクによって1次画像を1次
インク受容層上に形成し、この後1次画像上からサーマ
ルヘッドによる加熱を行ない、1次インク受容層から2
次インク受容層へインク中の成分を熱移行させ、サーマ
ルヘッドによる加熱制御により画像濃度を変えて階調画
像を得ることができ、構造が複雑で、かつ装置の大型化
が可能である。
【0016】請求項11記載の発明の画像記録装置は、
前記2次インク受容層へインク中の成分を熱移行させた
後、前記1次インク受容層を剥離除去する剥離除去手段
を備えることを特徴としている。このように、2次イン
ク受容層へインク中の成分を熱移行させた後、1次イン
ク受容層を剥離除去し、良好な階調画像を得ることがで
きる。
【0017】請求項12記載の発明の画像記録装置は、
支持体上に、2次インク受容層、1次インク受容層をこ
の順に設けた受像シートを搬送する搬送手段と、前記受
像シートの1次インク受容層に1次画像を形成するイン
クジェットヘッドと、前記1次画像上から加熱制御を行
ない、前記1次インク受容層から、2次インク受容層へ
インク中の成分を熱移行させ画像を形成するサーマルヘ
ッドとを備え、前記1次インク受容層から、2次インク
受容層へインク中の成分を熱移行させる画像形成プロセ
スを複数回繰り返し、カラー画像を形成することを特徴
としている。このように、1次インク受容層から、2次
インク受容層へインク中の成分を熱移行させる画像形成
プロセスを複数回繰り返し、カラーの階調画像を得るこ
とができ、構造が複雑で、かつ装置の大型化が可能であ
る。
【0018】請求項13記載の発明の画像記録装置は、
前記1次インク受容層に残ったインクを定着処理する定
着処理手段を備えることを特徴としている。このよう
に、1次インク受容層に残ったインクを定着処理し、次
の色の画像形成プロセスを行なうことで、次の色の画像
品質が向上する。
【0019】請求項14記載の発明の画像記録装置は、
前記定着処理は、活性光線照射であることを特徴として
いる。このように、活性光線照射で簡単かつ確実に定着
処理を行なうことができる。
【0020】請求項15記載の発明の画像記録装置は、
前記2次インク受容層へインク中の成分を熱移行させた
後、前記1次インク受容層を剥離除去する剥離除去手段
を備えることを特徴としている。このように、2次イン
ク受容層へインク中の成分を熱移行させた後、1次イン
ク受容層を剥離除去することで、良好な階調画像を得る
ことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の画像記録方法及
び画像記録装置の実施例を、図面に基づいて説明する。
【0022】図1は受像シートの構成図である。図1
(a)の受像シート2は、支持体20上に、2次インク
受容層21、1次インク受容層22をこの順に設けたも
のである。図1(b)の受像シート2も同様に構成され
るが、支持体20上の2次インク受容層21と1次イン
ク受容層22との間に、中間層23を有し、この中間層
23は常温ではインクジェット記録方式のインクのバリ
ヤ機能を有し、2次インク受容層21または1次インク
受容層22と剥離するようになっている。
【0023】図2は画像記録装置の概略構成図、図3は
受像シートに画像を記録する画像形成プロセスを示す図
である。画像記録装置1には、受像シート2を収納する
受像シート収納部3が備えられ、受像シート収納部3に
受像シート2が積み重ねて収納されている。この受像シ
ート2は、送出ローラ4の駆動により送り出され、搬送
手段5によって搬送される。搬送手段5は、搬送ドラム
6と搬送ローラ7から構成され、搬送ドラム6が矢印方
向に回転して受像シート2を保持した状態で搬送する。
【0024】搬送ドラム6の回転方向に沿ってインクジ
ェットヘッド8、乾燥手段9、サーマルヘッド10、剥
離除去手段11及び定着処理手段12が備えられてい
る。
【0025】インクジェットヘッド8は、微小のインク
液滴を形成して受像シート2に記録するもので、図3
(a)に示すようにインク60により受像シート2の1
次インク受容層22に1次画像61を記録する。
【0026】インクジェット記録は、微小インク液滴を
形成するために使用されているエネルギーとして、振動
力、熱エネルギー、静電力、圧力等である。インクジェ
ット記録として、例えば電荷制御方式、電気機械変換方
式、電気熱変換方式、静電吸引方式などを用いることが
でき、電荷制御方式は加圧インクをノズルに導き、連続
的に噴射させ、ノズルを圧電素子によって振動させ、そ
の振動周期と同期させて一定のインクジェット液滴を形
成し、荷電電極に電圧が印加され、帯電したインク液滴
は、帯電量に応じて、偏向電極による電界によって曲げ
られ、受像シートの所定の位置に付着する。電気機械変
換方式は、圧電素子等の振動力によって、インク液滴を
吐出する。電気熱変換方式は、インクを急激に加熱する
ことでインク吐出がなされ、その構造を示すもので、サ
ーマルヘッドにインクノズルを設けた形状である。静電
吸引方式は、例えばビームジェットがあり、静電力と空
気流を使用し、インク吐出口の前面に空気吐出口が設け
られ一定の空気流が流され、インク吐出の制御は共通電
極と制御電極間に生じる静電力によってなされ、静電力
によって引き出されるインクを空気流で加速飛翔させる
構造となっている。
【0027】乾燥手段9は、図3(b)に示すように、
受像シート2上の1次インク受容層22に記録されてい
る1次画像61を形成するインクを乾燥するもので、例
えばヒータ等によって形成される。
【0028】サーマルヘッド10は、通電により発熱す
るもので、複数の微細な抵抗体を絶縁体の上に形成した
もので、数ミリ秒の通電で発熱する。サーマルヘッド1
0は、図3(c)に示すように、受像シート2の1次画
像61上から加熱制御を行ない、1次インク受容層22
から、2次インク受容層21へインク中の成分を熱移行
させ画像を形成する。
【0029】剥離除去手段11は、例えばブレードを1
次インク受容層22に接触させて2次インク受容層21
へインク中の成分を熱移行させた後、図3(e)に示す
ように1次インク受容層22を剥離除去する。このよう
に、2次インク受容層21へインク中の成分を熱移行さ
せた後、1次インク受容層21を剥離除去することで、
良好な階調画像を得ることができる。カラー画像を形成
する場合には、剥離除去手段11を作動させないで1次
インク受容層22を剥離除去しないで、次の工程へ移行
する。
【0030】定着処理手段12は、カラー画像を形成す
る場合に、1次インク受容層22に残ったインクを定着
処理するもので、活性光線照射手段で構成され、図3
(d)に示すように例えば紫外線、電子線照射する。こ
のように、1次インク受容層に残ったインクを定着処理
し、次の色の画像形成プロセスを行なうことで、次の色
の画像品質が向上する。また、定着処理は、活性光線照
射であり、活性光線照射で簡単かつ確実に定着処理を行
なうことができる。
【0031】このように、支持体20上に、2次インク
受容層21、1次インク受容層22をこの順に設けた受
像シート2に、インクジェットヘッド8によりインクジ
ェット記録方式のインク60によって1次画像61を1
次インク受容層22上に形成し、この後1次画像61上
からサーマルヘッド10による制御により加熱を行な
い、1次インク受容層22から、2次インク受容層21
へインク中の成分を熱移行させて画像を形成し、サーマ
ルヘッド10による加熱制御により画像濃度を変えて階
調画像を得ることができ、構造が複雑で、かつ装置の大
型化が可能である。
【0032】そして、2次インク受容層21へインク中
の成分を熱移行させた後、1次インク受容層22を剥離
除去手段11により剥離除去し、良好な階調画像を得る
ことができる。
【0033】カラー画像を形成する場合には、剥離除去
手段11により1次インク受容層22を剥離除去しない
で、受像シート2にインクジェット記録方式のインク6
0によって1次画像61を1次インク受容層22上に形
成し、この後1次画像61上からサーマルヘッド10に
よる制御された加熱を行ない、1次インク受容層22か
ら、2次インク受容層21へインク中の成分を熱移行さ
せる画像形成プロセスを複数回繰り返し、カラー画像を
形成する。
【0034】このカラー画像を形成する場合には、1次
インク受容層22に残ったインクを定着処理し、次の色
の画像形成プロセスを複数回繰り返し、カラー画像を形
成することで、インクジェット記録方式のインク60の
乱れがなく次の色の画像品質が向上する。
【0035】また、受像シート2は、図1(b)に示す
ものを用いると、中間層23が常温ではインクジェット
記録方式のインク60のバリヤ機能を有しており、加熱
によって2次インク受容層21へインク中の成分が熱移
行するため、インクのにじみや乱れが防止される。さら
に、中間層23が2次インク受容層21または1次イン
ク受容層21と剥離し、画像形成プロセスが終了後に、
2次インク受容層21または1次インク受容層21を容
易に剥離することができ、良好な階調画像を得ることが
できる。
【0036】さらに、インクジェット記録方式のインク
は、熱移行性色素を含有し、熱によって2次インク受容
層21へインク中の成分が熱移行するため、インクのに
じみや乱れが防止され良好な階調画像を得ることができ
る。また、熱移行性色素が、紫外線反応性を有し、紫外
線により定着して次の色の画像形成プロセスを行なうこ
とで、次の色の画像品質が向上する。
【0037】
【発明の効果】前記したように、請求項1及び10記載
の発明では、インクジェット記録方式のインクによって
1次画像を1次インク受容層上に形成し、この後1次画
像上からサーマルヘッドによる加熱を行ない、1次イン
ク受容層から2次インク受容層へインク中の成分を熱移
行させるから、サーマルヘッドによる加熱制御により画
像濃度を変えて階調画像を得ることができ、構造が複雑
で、かつ装置の大型化が可能である。
【0038】請求項2及び請求項11、請求項15記載
の発明は、2次インク受容層へインク中の成分を熱移行
させた後、1次インク受容層を剥離除去するから、良好
な階調画像を得ることができる。
【0039】請求項3及び請求項12記載の発明は、1
次インク受容層から、2次インク受容層へインク中の成
分を熱移行させる画像形成プロセスを複数回繰り返すか
ら、カラーの階調画像を得ることができ、構造が複雑
で、かつ装置の大型化が可能である。
【0040】請求項4及び請求項13記載の発明は、1
次インク受容層に残ったインクを定着処理するから、次
の色の画像形成プロセスを行なうことで、次の色の画像
品質が向上する。
【0041】請求項5及び請求項14記載の発明は、定
着処理が、活性光線照射であるから、簡単かつ確実に定
着処理を行なうことができる。
【0042】請求項6及び請求項15記載の発明は、2
次インク受容層へインク中の成分を熱移行させた後、1
次インク受容層を剥離除去することで、良好なカラーの
階調画像を得ることができる。
【0043】請求項7記載の発明は、受像シートの中間
層が常温ではインクジェット記録方式のインクのバリヤ
機能を有しており、加熱によって2次インク受容層へイ
ンク中の成分が熱移行するため、インクのにじみや乱れ
が防止され、さらに2次インク受容層または1次インク
受容層と剥離して良好な階調画像を得ることができる。
【0044】請求項8記載の発明は、インクジェット記
録方式のインクが、熱移行性色素を含有し、熱によって
2次インク受容層へインク中の成分が熱移行するため、
インクのにじみや乱れが防止され良好な階調画像を得る
ことができる。
【0045】請求項9記載の発明は、インクジェット記
録方式のインクの熱移行性色素が、紫外線反応性を有
し、紫外線により定着して次の色の画像形成プロセスを
行なうことで、次の色の画像品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】受像シートの構成図である。
【図2】画像記録装置の概略構成図である。
【図3】受像シートに画像を記録する画像形成プロセス
を示す図である。
【符号の説明】
2 受像シート 20 支持体 21 2次インク受容層 22 1次インク受容層 60 インク 61 1次画像

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に、2次インク受容層、1次イン
    ク受容層をこの順に設けた受像シートにインクジェット
    記録方式のインクによって1次画像を1次インク受容層
    上に形成し、この後1次画像上からサーマルヘッドによ
    る制御により加熱を行ない、前記1次インク受容層か
    ら、2次インク受容層へインク中の成分を熱移行させ、
    画像を形成することを特徴とする画像記録方法。
  2. 【請求項2】前記2次インク受容層へインク中の成分を
    熱移行させた後、前記1次インク受容層を剥離除去する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像記録方法。
  3. 【請求項3】支持体上に、2次インク受容層、1次イン
    ク受容層をこの順に設けた受像シートにインクジェット
    記録方式のインクによって1次画像を1次インク受容層
    上に形成し、この後1次画像上からサーマルヘッドによ
    る制御された加熱を行ない、前記1次インク受容層か
    ら、2次インク受容層へインク中の成分を熱移行させる
    画像形成プロセスを複数回繰り返し、カラー画像を形成
    することを特徴とする画像記録方法。
  4. 【請求項4】前記1次インク受容層に残ったインクを定
    着処理し、次の色の画像形成プロセスを複数回繰り返
    し、カラー画像を形成することを特徴とする請求項3記
    載の画像記録方法。
  5. 【請求項5】前記定着処理は、活性光線照射であること
    を特徴とする請求項4記載の画像記録方法。
  6. 【請求項6】前記2次インク受容層へインク中の成分を
    熱移行させた後、前記1次インク受容層を剥離除去する
    ことを特徴とする請求項3記載の画像記録方法。
  7. 【請求項7】前記支持体上の2次インク受容層と1次イ
    ンク受容層との間に、中間層を有し、この中間層は常温
    ではインクジェット記録方式のインクのバリヤ機能を有
    し、前記2次インク受容層または前記1次インク受容層
    と剥離することを特徴とする請求項1乃至請求項6のい
    ずれかに記載の画像記録方法。
  8. 【請求項8】インクジェット記録方式のインクは、熱移
    行性色素を含有することを特徴とする請求項1乃至請求
    項7のいずれかに記載の画像記録方法。
  9. 【請求項9】前記熱移行性色素は、紫外線反応性を有す
    ることを特徴とする請求項8記載の画像記録方法。
  10. 【請求項10】支持体上に、2次インク受容層、1次イ
    ンク受容層をこの順に設けた受像シートを搬送する搬送
    手段と、前記受像シートの1次インク受容層に1次画像
    を形成するインクジェットヘッドと、前記1次画像上か
    ら加熱制御を行ない、前記1次インク受容層から、2次
    インク受容層へインク中の成分を熱移行させ画像を形成
    するサーマルヘッドとを備えることを特徴とする画像記
    録装置。
  11. 【請求項11】前記2次インク受容層へインク中の成分
    を熱移行させた後、前記1次インク受容層を剥離除去す
    る剥離除去手段を備えることを特徴とする請求項10記
    載の画像記録装置。
  12. 【請求項12】支持体上に、2次インク受容層、1次イ
    ンク受容層をこの順に設けた受像シートを搬送する搬送
    手段と、前記受像シートの1次インク受容層に1次画像
    を形成するインクジェットヘッドと、前記1次画像上か
    ら加熱制御を行ない、前記1次インク受容層から、2次
    インク受容層へインク中の成分を熱移行させ画像を形成
    するサーマルヘッドとを備え、前記1次インク受容層か
    ら、2次インク受容層へインク中の成分を熱移行させる
    画像形成プロセスを複数回繰り返し、カラー画像を形成
    することを特徴とする画像記録装置。
  13. 【請求項13】前記1次インク受容層に残ったインクを
    定着処理する定着処理手段を備えることを特徴とする請
    求項12記載の画像記録装置。
  14. 【請求項14】前記定着処理は、活性光線照射であるこ
    とを特徴とする請求項13記載の画像記録装置。
  15. 【請求項15】前記2次インク受容層へインク中の成分
    を熱移行させた後、前記1次インク受容層を剥離除去す
    る剥離除去手段を備えることを特徴とする請求項12記
    載の画像記録装置。
JP7322646A 1995-12-12 1995-12-12 画像記録方法及び画像記録装置 Pending JPH09156212A (ja)

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