JPH09156071A - オフセット印刷機のブリッジローラ装置 - Google Patents

オフセット印刷機のブリッジローラ装置

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JPH09156071A
JPH09156071A JP7320205A JP32020595A JPH09156071A JP H09156071 A JPH09156071 A JP H09156071A JP 7320205 A JP7320205 A JP 7320205A JP 32020595 A JP32020595 A JP 32020595A JP H09156071 A JPH09156071 A JP H09156071A
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roller
bridge
water
ink
swimsuit
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JP7320205A
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Takao Hida
隆夫 飛田
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 網点を形成する乳化インキ中の水粒の量、個
数、および形状の微調整を行うことができ、網点の品質
を向上できるオフセット印刷機のブリッジローラ装置の
提供。 【解決手段】 粘弾性を有するゴム状物質で形成された
水着ローラ24およびインキ着ローラ31と、これらの
ローラ24,31間に介在しかつ外周面に複数種類の高
さの山を混在させて形成された微細な凹凸を有するブリ
ッジローラ40と、このブリッジローラ40をローラ2
4,31の双方に押し付けて接触させるとともにこれら
の双方への押し付け圧を自在に調整する押付圧調整機構
41とを設け、オフセット印刷機10のブリッジローラ
装置50を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿し水を用いるオ
フセット印刷機のブリッジローラ装置に関し、印刷物上
の絵柄の網点の品質(輪郭、厚み、ドットゲイン、スヌ
ケ)の調整を行う際に利用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、インキと湿し水とを混和させて
版面に供給し、印刷を行う、いわゆる水ありオフセット
印刷機には、版胴に連続的に水を供給するための水供給
装置が装着されている。通常、この水供給装置は、供給
用の水が貯められた水舟、およびこの水舟から版胴まで
水を送る水ローラ群からなっており、水ローラ群のうち
版胴に接触して設けられる水ローラは、水着ローラと呼
ばれている。また、オフセット印刷機には、版胴に連続
的にインキを供給するためのインキ供給装置が装着され
ている。通常、このインキ供給装置は、供給用のインキ
が貯められたインキつぼ、およびこのインキつぼから版
胴までインキを送るインキローラ群からなっており、イ
ンキローラ群のうち版胴に接触して設けられるインキロ
ーラは、インキ着ローラと呼ばれている。
【0003】そして、水供給装置には、水着ローラとイ
ンキ供給装置のインキ着ローラとの間に、ブリッジロー
ラを設けるタイプ(ブリッジタイプ)と、ブリッジロー
ラを設けないタイプ(セパレートタイプ)とがある。図
14には、このうち前者のブリッジタイプの水供給装置
91を備えたオフセット印刷機90の印刷部が示されて
いる。オフセット印刷機90は、版面92Aに印刷用の
絵柄が形成された刷版を外周に巻かれた版胴92を備
え、この版胴92から図示されないブランケット胴にイ
ンキが転写されて印刷が行われるようになっている。版
胴92の周囲には、版胴92に湿し水を供給するブリッ
ジタイプの水供給装置91と、版胴92にインキを供給
するインキ供給装置97とが設けられている。
【0004】水供給装置91は、供給用の水が貯められ
た水舟93、およびこの水舟93から版胴92まで水を
送るための水ローラ群を構成する水出ローラ94、調量
ローラ95、水着ローラ96を備えている。また、水供
給装置91は、インキ供給装置97を構成するインキ着
ローラ98と水着ローラ96との間にブリッジローラ9
9を備えている。
【0005】このようなブリッジタイプの水供給装置9
1を備えたオフセット印刷機90においては、水舟93
から水出ローラ94および調量ローラ95を介して水着
ローラ96まで送られてきた湿し水は、水着ローラ96
から直接に版面92Aに供給される分と、水着ローラ9
6からブリッジローラ99を介してインキ着ローラ98
に送られた後に版面92Aに供給される分とに分岐され
る。そして、ブリッジローラ99の材質、表面粗度、お
よび相手ローラ(水着ローラ96若しくはインキ着ロー
ラ98)への押付け圧(またはニップ幅)を決めること
で、水供給装置91としての特性が決定され、印刷物に
表される網点の品質(輪郭、厚み、ドットゲイン、スヌ
ケ)が定まる。ここで、紙面上の良い網点とは、輪郭と
ドットゲインが刷版の網点に忠実(形が崩れず、太りが
小さい)で、インキがしっかり厚く盛られ、スヌケや欠
落が無いものをいう。
【0006】また、近年、いわゆるマルチタイプと称さ
れ、ローラ位置可変機構を用いてブリッジローラの配置
位置を移動させることにより、ブリッジローラがある場
合と無い場合とを選択でき、さらにブリッジローラがあ
る場合においては、ブリッジローラを一つのインキロー
ラに接触させる場合と二つのインキローラに接触させる
場合とを選択でき、合計三通りのモードを選択できるタ
イプの水供給装置が開発されている。このようなマルチ
タイプの水供給装置においては、各モードを切り替える
ことにより、インキローラ群への湿し水の分岐供給量を
選択できるという利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た図14の従来のブリッジタイプの水供給装置91で
は、一旦、ブリッジローラ99の材質、表面粗度、およ
び相手ローラへの押付け圧(またはニップ幅)を決めて
しまうと、水供給装置91としての特性がその状態で固
定化されてしまうため、網点の品質を印刷運転中に自在
に調整することはできないという問題があった。
【0008】また、前述したマルチタイプの水供給装置
では、インキローラ群への湿し水の分岐供給量を選択で
きるという利点はあるものの、網点形成に係る乳化水粒
形状までは調整できないという問題があった。そして、
インキローラ群への湿し水の分岐供給量を選択できると
は言うものの、スペースに限りがあることから、ローラ
位置可変機構を用いてブリッジローラの配置位置を移動
させるにしてもモードは三通りに限られてしまうため、
それ以上に細かくインキローラ群への湿し水の分岐供給
量を調整することはできないという問題があり、さらに
運転中にはモードを切り替えることができないため、一
旦モードを定めてしまえば水供給装置としての特性がそ
の状態で固定化されてしまうため、依然として網点の品
質を印刷運転中に自在に調整することはできないという
問題があった。
【0009】これに対し、前述したマルチタイプよりも
さらに進んだ水供給装置として、本願出願人により、網
点の品質を印刷運転中に自在に調整できる水供給装置が
提案されている(特願平7−021133号参照)。こ
の装置は、外力による変形をある時間記憶した後に復元
する粘弾性を有するゴム状物質のブリッジローラと、外
周に凹凸を有しブリッジローラの外周に接して機械運転
中にブリッジローラ外周面に凹凸を形成するようにした
1つまたは複数の凹凸ローラとを備え、印刷の条件に応
じた形状の凹凸ローラを選択使用し、この凹凸ローラの
ブリッジローラへの押し付け力を調整することにより、
インキローラ群への湿し水の分岐供給量およびインキ中
の乳化水粒の形状や分布を自由に選択して印刷を行うよ
うになっている。
【0010】ところが、このような凹凸ローラをブリッ
ジローラに押し付ける構成の水供給装置では、ローラ間
の押し付け圧を変化させることで、ゴム製のブリッジロ
ーラ外周面にレオロジー的に記憶される凹凸を運転中に
調整することによって、オペレータの欲する網点品質を
得ることができるという利点、つまり印刷運転を行いな
がら網点品質を適宜調整していくことができるという利
点はあるものの、次のような問題が生じる。すなわち、
凹凸ローラの設置により水供給装置を構成するローラの
本数が増えて設備コストが高くなるという問題、あるい
は凹凸ローラの設置スペースが必然的に要求されて只で
さえ狭い印刷機内のスペースが一層狭くなってしまうた
め、掃除その他のメンテナンスやニップ調整を行ううえ
で不便になってしまうという問題、さらには押し付け圧
の調整により凹凸の大小は調整できても凹凸の個数まで
は調整できないという問題があった。
【0011】本発明の目的は、網点を形成する乳化イン
キ中の水粒の量、個数、および形状の微調整を行うこと
ができ、網点の品質を向上できるオフセット印刷機のブ
リッジローラ装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のオフセット印刷
機のブリッジローラ装置は、少なくとも外周面が粘弾性
を有するゴム状物質で形成された水着ローラと、少なく
とも外周面が粘弾性を有するゴム状物質で形成されたイ
ンキ着ローラと、これらの水着ローラとインキ着ローラ
との間に介在しかつ外周面に複数種類の高さの山を混在
させて形成された微細な凹凸を有するブリッジローラ
と、このブリッジローラを前記水着ローラおよび前記イ
ンキ着ローラの双方に押し付けて接触させるとともにこ
れらの双方への押し付け圧を自在に調整する押付圧調整
機構とを備えたことを特徴とする。
【0013】ここで、前記ブリッジローラの凹凸は、同
一種類の高さの山どうしのピッチを0.01〜0.05
mmとされ、かつ、最も高い山の高さを0.01〜0.
05mmとされて形成されていることが望ましい。
【0014】このように本発明においては、押付圧調整
機構によりブリッジローラを水着ローラおよびインキ着
ローラに押し付けることで、水着ローラおよびインキ着
ローラの外周面にレオロジー的に凹凸を記憶させる。こ
の際、押付圧調整機構によるブリッジローラの水着ロー
ラおよびインキ着ローラへの押し付け圧を自在に調整す
ることにより、水着ローラおよびインキ着ローラの外周
面にレオロジー的に記憶される凹凸の状態(凹凸の大小
および個数)を自在に調整することができるため、水着
ローラが調量ローラから受け取る水量、これをブリッジ
ローラを介してインキ着ローラへ分岐供給する水量分配
比、水着ローラから直接に版面に与えられる水量や水粒
形状および個数、インキ着ローラ中の乳化水粒の量と形
状と個数は、微調整されて変化するようになる。そし
て、これらの各要素の変化は、版からブランケットへ、
さらに紙面へと転写される乳化インキ網点の形成に根元
的に関わってくるため、これらの各要素の微調整が可能
となることにより、網点の品質の向上が図られる。
【0015】つまり、押付圧調整機構によるブリッジロ
ーラの水着ローラおよびインキ着ローラへの押し付け圧
は、運転中に調整可能であることから、オペレータが実
際に印刷を行ってその印刷状態を観察しながら適宜調整
していくことができるので、オペレータの欲する網点品
質が確実に得られるようになる。
【0016】また、ブリッジローラが外周面に複数種類
の高さの山を混在させて形成された微細な凹凸を有する
構成となっているため、このブリッジローラを水着ロー
ラとインキ着ローラとのどちら側へ強く押し付けるか、
あるいは弱く押し付けるかによって、水着ローラおよび
インキ着ローラの外周面に形成される凹凸の状態を自在
に調整することが可能となる。例えば、ブリッジローラ
を弱く押し付けられた側のローラには、高い山のみが押
し付けられて大きな凹凸若しくは少ない個数の凹凸が形
成され(後述の図13(C)の場合)、逆に、ブリッジ
ローラを強く押し付けられた側のローラには、高い山の
みならず低い山も押し付けられて大小の凹凸若しくは多
くの個数の凹凸が形成されるようになる(後述の図13
(E)の場合)。このように水着ローラおよびインキ着
ローラの外周面の凹凸の状態を変化させることにより、
前述した乳化インキ網点の形成に根元的に関わる各要素
の微調整が可能となる。
【0017】さらに、前述した本願出願人により特願平
7−021133号で提案された凹凸ローラをブリッジ
ローラに押し付ける構成の水供給装置の場合に比べ、ロ
ーラの本数を削減できるため、設備コストの低減、およ
び印刷機内のスペース拡大に伴うメンテナンス作業等の
容易化が図られ、これらにより前記目的が達成される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1には、本実施形態のブリッジ
ローラ装置が装着されたオフセット印刷機10の印刷部
の立面図が示され、図2には、斜視図が示されている。
オフセット印刷機10は、版胴11を備え、この版胴1
1の外周に巻き付けて装着された刷版の表面である版面
11Aには、印刷用の絵柄が形成されている。オフセッ
ト印刷機10では、版胴11から図示されないブランケ
ット胴に、さらにブランケット胴から図示されない印刷
用紙へとインキが転写されて印刷が行われるようになっ
ている。なお、版胴11は、従来より用いられているも
のである。
【0019】版胴11の周囲には、版面11Aに湿し水
を連続的に供給するブリッジタイプの水供給装置20
と、版面11Aにインキを連続的に供給するインキ供給
装置30とが設けられている。
【0020】水供給装置20は、供給用の水が貯められ
た水舟21、およびこの水舟21から版胴11まで水を
送るための水ローラ群を構成する水出ローラ22、調量
ローラ23、水着ローラ24を備えている。このうち水
舟21、水出ローラ22、調量ローラ23は、従来より
用いられているものである。
【0021】また、水供給装置20は、インキ供給装置
30を構成するインキ着ローラ31と水着ローラ24と
の間にブリッジローラ40を備え、さらにこのブリッジ
ローラ40の相手ローラ(インキ着ローラ31および水
着ローラ24)への押し付け圧を自在に調整する押付圧
調整機構41を備えており、ブリッジタイプの装置とな
っている。なお、インキ供給装置30の構成要素のうち
インキ着ローラ31以外のものは、従来と同様であるた
め、図示を省略されている。
【0022】水着ローラ24と調量ローラ23との間の
接触点K2は、水供給装置20における水の転移に必要
なスリップポイントであり、水着ローラ24と調量ロー
ラ23とは、この接触点K2で滑っている。水着ローラ
24の周速は、調量ローラ23の周速よりも速い。従っ
て、水着ローラ24は、調量ローラ23に逆らうように
滑りながら廻り、かつ版胴11と等周速で廻らなければ
ならないので、通常、水着ローラ24と版胴11とは歯
車等で連動されている。また、水出ローラ22と調量ロ
ーラ23との間は、等周速であるか、若しくは僅かな滑
りを有しており、通常、これらの水出ローラ22と調量
ローラ23とは歯車等で連動され、水出ローラ22は独
立モータにより版胴11や水着ローラ24とは独立して
駆動されるようになっている。さらに、インキ着ローラ
31は、版胴11と等周速でつれ廻りするようになって
いる。そして、ブリッジローラ40は、水着ローラ24
とインキ着ローラ31とに挟まれてこれらと等周速でつ
れ廻りするようになっている。すなわち、ブリッジロー
ラ40、水着ローラ24、インキ着ローラ31、および
版胴11の四つのローラは、等周速で回転する。
【0023】ブリッジローラ40は、外周面(有効円筒
面)に複数種類の高さの山を混在させて形成された微細
な凹凸を有している。実際の網点の直径が0.1mm程
度であり、網点内の乳化水粒(詳細は後述する)の大き
さが0.01〜0.05mm程度であるから、ブリッジ
ローラ40の凹凸の高い山どうし、若しくは低い山どう
しの各ピッチは、0.01〜0.05mm程度が好まし
く、高い山の高さも0.01〜0.05mm程度が好ま
しい。なお、あまり細かい凹凸では、相手ローラの外周
面に形成される圧痕が弱くなってしまい、後述する水粒
の状態のコントロール効果が失われてしまう。
【0024】また、ブリッジローラ40の凹凸を形成す
る山の高さの種類としては、高低二種類の山に限定され
るものではなく、三種類以上の高さの山を混在させても
よく、例えば、高い山、中ぐらいの山、低い山の三階層
で凹凸を形成することにより、相手ローラの外周面に形
成される圧痕の状態変化に幅を持たせることができる。
この際には、同一種類の高さの山どうしのピッチを0.
01〜0.05mm程度としておくことが好ましく、ま
た、最も高い山の高さを0.01〜0.05mm程度と
しておくことが好ましい。そして、理論上は階層が多い
ほど相手ローラの圧痕の状態を微調整でき、網点の品質
形成に係る水粒の状態を微調整できるが、実用上または
ブリッジローラ40の凹凸の加工技術上の観点から、二
層から三層程度とすることが適切である。
【0025】ブリッジローラ40の凹凸の形成方法の具
体的な一例を挙げると、例えば、三層とする場合には、
先ず、鋼製ローラの表面にセラミックスの小粒子をある
密度で熔射し、次いでこれより粗い密度で中程度の大き
さのセラミックス粒子を熔射し、さらに大きめのセラミ
ックス粒子をさらに粗い密度で熔射することにより、
低、中、高の三種類の高さの山が混在するセラミックス
製凹凸を有するブリッジローラ40が得られる。このよ
うなセラミックスの熔射は、セラミックス加工の分野で
は通常の技術であり、容易に実施できるものである。ま
た、二層とする場合には、上記において、中程度の大き
さのセラミックス粒子を熔射する工程を省けばよい。
【0026】水着ローラ24の少なくとも外周部分は、
粘弾性を有するゴム状物質で形成されている。従って、
水着ローラ24の外周面においては、ブリッジローラ4
0との接触点K1でブリッジローラ40から与えられた
凹凸の圧痕が漸次復元しつつもある時間保持され、調量
ローラ23との接触点K2、さらには版胴11との接触
点K3を経由して再びブリッジローラ40との接触点K
1に戻るようになっている。
【0027】同様に、インキ着ローラ31の少なくとも
外周部分は、粘弾性を有するゴム状物質で形成されてい
る。従って、インキ着ローラ31の外周面においては、
ブリッジローラ40との接触点P1でブリッジローラ4
0から与えられた凹凸の圧痕が漸次復元しつつもある時
間保持され、版胴11との接触点P2、さらには図示さ
れない例えばインキ均しローラとの接触点を経由して再
びブリッジローラ40との接触点P1に戻るようになっ
ている。
【0028】押付圧調整機構41は、支点42を中心と
して回動自在とされかつ支点42と反対側の端部でブリ
ッジローラ40を回転自在に支持するリンク43と、こ
のリンク43の中間位置に接続されてリンク43を回動
させるエアシリンダ44と、オフセット印刷機10のフ
レームに固定された雌ねじ部品45と、この雌ねじ部品
45に螺合される雄ねじ部を有しかつ先端をリンク43
に接触させることによってリンク43の位置を定めるハ
ンドル46とにより構成されている。
【0029】押付圧調整機構41は、例えば人力でハン
ドル46を回し、ハンドル46に付いている雄ねじ部が
形成された棒状部分の先端をリンク43の中間位置に当
接させることにより、リンク43の位置を自在に調整し
てオペレータの要望通りの位置で固定できるようになっ
ている。この際、エアシリンダ44は、ハンドル46を
どちらに回してもリンク43とハンドル46の先端との
間に隙間が生じないようにリンク43を常時ハンドル4
6側に押し付けている。このようなハンドル46の操作
は、オフセット印刷機10を停止状態にしている時のみ
ならず印刷運転中にも行うことができる。そして、この
ハンドル46の操作に伴うリンク43の位置の移動によ
り、ブリッジローラ40のインキ着ローラ31および水
着ローラ24)への各押し付け圧の調整が行われるよう
になっている。
【0030】また、押付圧調整機構41は、図2では図
示を省略されているが、ブリッジローラ40の両側、つ
まりオフセット印刷機10の伝動側および操作側の両方
の側に設けられている。そして、両側の押付圧調整機構
41は、エアシリンダ44の押圧方向が同一になるよう
に配置されている。なお、押付圧調整機構41は、ブリ
ッジローラ40を相手ローラに対して軸方向に均等に押
し付けることができれば、片側のみに設けられていても
よい。
【0031】以上に述べたブリッジローラ40、押付圧
調整機構41、インキ着ローラ31、および水着ローラ
24により、本発明に係るブリッジローラ装置50が構
成されている。
【0032】このような本実施形態においては、以下の
ようにして印刷物に表される網点が形成される。ブリッ
ジタイプの水供給装置20を備えたオフセット印刷機1
0においては、水舟21から水出ローラ22および調量
ローラ23を介して水着ローラ24まで送られてきた湿
し水は、水着ローラ24から直接に版面11Aに供給さ
れる分と、水着ローラ24からブリッジローラ40を介
してインキ着ローラ31に送られた後に版面11Aに供
給される分とに分岐される。以下には、ブリッジローラ
40の位置を変化させた際の二通りの場合についての印
刷部における湿し水の授受の詳細について述べる。
【0033】先ず、図3に示すように、ブリッジローラ
40が水着ローラ24に対しては強く、かつインキ着ロ
ーラ31に対しては弱く押し付けられている場合におけ
る湿し水の授受について説明する。この場合には、水着
ローラ24には接触点K1でブリッジローラ40の外周
面の凹凸を形成する複数種類の高さの山のうち高低両方
の山が押し付けられるので、粘弾性ゴム状物質からなる
水着ローラ24の外周面には、図4の如く、大小の圧痕
が記憶される。なお、ブリッジローラ40の外周面の山
の高さは、高低二種類に限定されるものではないが、こ
こでは説明の簡略化のために山の高さは、高低で二分す
るものとする。また、圧痕の図示は、拡大誇張されてい
るとともに一部省略されている(以下の図においても同
様)。
【0034】そして、水着ローラ24の外周面には大小
の圧痕が記憶されるので、接触点K2で水着ローラ24
が調量ローラ23(通常、クロムメッキローラまたはセ
ラミックローラである。)から受け取る湿し水は、水量
が一定であるとしても、その状態は細かく大小に分断さ
れた多数の水粒となり、この状態の水粒が接触点K3に
おいて版胴11の版面11Aに与えられる。
【0035】一方、インキ着ローラ31には接触点P1
でブリッジローラ40の外周面の凹凸を形成する複数種
類の高さの山のうち高い方の山のみが押し付けられるの
で、粘弾性ゴム状物質からなるインキ着ローラ31の外
周面には、図5の如く、大きくかつ小数の圧痕が記憶さ
れる。また、図5中において実線で略円形状に囲まれた
部分は、インキ着ローラ31上に仮想された網点31A
である。
【0036】そして、インキ着ローラ31の外周面には
大きくかつ小数の圧痕が記憶されるので、図6に示すよ
うに、インキ着ローラ31の外周面に付着している乳化
インキ中の乳化水粒(図6中、黒点で示されている)
は、接触点P1において、それ以上分断されることがな
いか、若しくは分断されてもその程度は甚だしくはない
状態となる。図6の左側には、接触点P1を通過する前
の仮想網点31Aの状態が示され、図6の右側には、接
触点P1を通過した後の仮想網点31Aの状態が示され
ている。図6中の破線で示されているのは、圧痕であ
る。
【0037】ここで、さらに図6の補足説明を行うと、
印刷運転中のインキ着ローラ31上は、接触点P2で版
胴11に接触した後の残留水分と、インキ着ローラ31
に接触する不図示のインキ均しローラ等のインキローラ
群からインキと共に戻されてくる幾分かの水分と、接触
点P1でブリッジローラ40から供給される水分とが合
わされて定常状態にある。このため、インキ着ローラ3
1の仮想網点31A上には、接触点P1を通過する前の
状態で既に乳化インキ中の乳化水粒が存在し(図6の左
側の状態)、接触点P1を通過した後の状態ではブリッ
ジローラ40からの供給水分がこれに加わることになる
(図6の右側の状態)。
【0038】このようにして図7の如く版胴11の版面
11Aの画像部の網点11B上には、接触点K3で水着
ローラ24から直接に大小の水粒が多数与えられ(勿論
非画像部にも与えられる)、一方、インキ着ローラ31
の仮想網点31A上には、大きくかつ小数(甚だしく分
断されることのない状態)の乳化水粒が接触点P1で形
成されているので、これらの状態の異なる水粒が接触点
P2で出合うことにより、インキ着ローラ31の仮想網
点31Aから版胴11の版面11Aの網点11Bへのイ
ンキの授受が行われる。
【0039】次に、図8に示すように、ブリッジローラ
40が水着ローラ24に対しては弱く、かつインキ着ロ
ーラ31に対しては強く押し付けられている場合におけ
る湿し水の授受について説明する。この場合には、前述
した図3の場合とは全く逆の状態となり、水着ローラ2
4には接触点K1でブリッジローラ40の外周面の凹凸
を形成する複数種類の高さの山のうち高い方の山のみが
押し付けられるため、水着ローラ24の外周面には図9
の如く大きくかつ少数の圧痕が記憶されるので、接触点
K3で水着ローラ24から直接に版胴11の版面11A
の網点11Bに与えられる水粒は、図10に示す如く大
きくかつ少数の水粒となる。
【0040】一方、インキ着ローラ31には接触点P1
でブリッジローラ40の外周面の凹凸を形成する複数種
類の高さの山のうち高低両方の山が押し付けられるた
め、インキ着ローラ31の外周面には、図11の如く大
小多数の圧痕が記憶されるので、接触点P1を通過した
後のインキ着ローラ31の仮想網点31A上の乳化水粒
は、図12の右側部分の黒点で示されるように細かく分
断された多数の水粒となる。また、インキ着ローラ31
の外周部分は、粘弾性を有しているので、そこに形成さ
れた圧痕は、ある期間保持されるため、接触点P1で細
かく分断された乳化インキ中の乳化水粒が接触点P2に
至るまでに再び集結せんとする働きがあったとしもそれ
を抑制することができる。
【0041】このようにして図10の如く版胴11の版
面11Aの画像部の網点11B上には、接触点K3で水
着ローラ24から直接に大きくかつ少数の水粒が与えら
れ、一方、インキ着ローラ31の仮想網点31A上に
は、細かく分断された多数の乳化水粒が接触点P1で形
成されているので、これらの状態の異なる水粒が接触点
P2で出合うことにより、インキ着ローラ31の仮想網
点31Aから版胴11の版面11Aの網点11Bへのイ
ンキの授受が行われる。
【0042】以上ではブリッジローラ40の位置を変化
させた際の二通りの場合についての印刷部における湿し
水およびインキの授受の詳細について述べられている
が、押付圧調整機構41によりブリッジローラ40の押
し付け圧を調整することで、これらの二通りの場合の中
間的な状態、あるいは一方の場合の傾向をさらに強めた
状態が無限に存在することは無論のことである。詳細に
述べると、図13(A)に示すようにブリッジローラ4
0の外周面に高い山と低い山による凹凸が形成されてい
るとすると、ブリッジローラ40の押し付け圧を非常に
弱くした場合には、相手ローラの外周面の凹凸(圧痕)
は、図13(B)のように高い山のみにより形成された
小さくかつ少数の圧痕となり、ブリッジローラ40の押
し付け圧を弱くした場合には、図13(C)のように高
い山のみにより形成された大きくかつ少数の圧痕とな
り、ブリッジローラ40の押し付け圧を中位にした場合
には、図13(D)のように高低両方の山により形成さ
れた大小多数の圧痕となり、ブリッジローラ40の押し
付け圧を強くした場合には、図13(E)のように前記
図13(D)の場合よりも各圧痕を大きくした状態の大
小多数の圧痕となる。従って、高低どの山が押し付けら
れるか(高い山のみか、あるいは高低両方の山か)によ
って凹凸の個数が変化し、また、各山がどの程度押し付
けられるかによって凹凸の大小が変化することになる。
なお、図13(A)では、低い山の個数が高い山の個数
の二倍になるように図示されているが、これは上記の理
屈の説明のための図示であり、実際には高低の山の割合
は、このような割合に限定されるものではない。
【0043】また、以上の各場合のように版胴11の網
点11Bとインキ着ローラ31の仮想網点31Aとの各
々の水粒の個数(大小)をコントロールすることによ
り、網点の品質をコントロールできるわけであるが、こ
れは次のような原理に基づくものである。すなわち、版
胴11の版面11Aの網点11Bの面積からこの網点1
1B中の水粒投影面積を差し引いた残りのインキ面積
と、インキ着ローラ31の仮想網点31Aの面積からこ
の仮想網点31A中の水粒投影面積を差し引いた残りの
インキ面積との比αが、最終的に印刷用紙の紙面に印刷
される網点の直径と厚さを支配するということがわかっ
ているが、同じ体積の水粒(同じ水量)であっても、分
断されればされる程その投影面積の和は大きくなり、従
って網点中のインキ面積は小さくなるため、この理屈に
基づいて水粒の個数(大小)をコントロールして比αを
調整しようというものである。
【0044】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、押付圧調整機構41は、相手
ローラであるインキ着ローラ31および水着ローラ24
への各押し付け圧を自在に調整できるようにブリッジロ
ーラ40を支持する構造となっているので、各相手ロー
ラの外周面に形成される圧痕の状態を自在に調整でき、
網点の品質形成に係る水粒の状態(形状や大きさや個
数)を微調整することができる。
【0045】また、運転中に押付圧調整機構41を操作
することにより、運転中に版胴11に供給する湿し水の
状態(形状や大きさや個数)を微調整することができる
ので、オペレータが実際の印刷状況を観察しながら調整
を行うことができるうえ、印刷機10を一旦停止した後
の微妙な立ち上がり時の印刷状況の変化の影響を受ける
ことなく調整を行うことができる。このため、オペレー
タの要望通りの品質の網点を形成でき、網点の品質向上
を図ることができる。
【0046】さらに、ブリッジローラ装置50は、図1
4に示した従来のブリッジタイプの水供給装置91を備
えたオフセット印刷機90の場合と同数でかつ同径のロ
ーラ配置で実現できるため、スペース上の不利が生じる
ことはない。
【0047】そして、前述したように従来と同数でかつ
同径のローラ配置で実現できるので、既製品である従来
のブリッジタイプの水供給装置91を備えたオフセット
印刷機90を、本実施形態のブリッジローラ装置50を
備えたオフセット印刷機10に容易にかつ低コストで改
造することができる。
【0048】また、水出ローラ22は、独立モータで駆
動されるので、水出ローラ22の増減速による水供給装
置20の全体としての水量調整機能も、従来通り得るこ
とができる。
【0049】このように水着ローラ24が調量ローラ2
3から受け取る水量、これをブリッジローラ40を介し
てインキ着ローラ31へ分配する水量、水着ローラ24
から直接に版胴11の版面11Aに与える水量およびそ
の水粒形状と個数、インキ着ローラ31の乳化インキ中
の乳化水量およびその水粒形状と個数を、それぞれ微調
整でき、しかも運転中に調整できるというのが、従来に
は無かった本実施形態に特有の効果である。
【0050】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での変
形等は本発明に含まれるものである。すなわち、前記実
施形態では、押付圧調整機構41は、エアシリンダ44
を備えた構成となっていたが、エアシリンダ44の代わ
りに、ばねを用いてもよく、あるいは前記実施形態で
は、ハンドル46を回して押し付け圧を調整する構成と
なっていたが、モータと位相検出器等を組み合わせるこ
とによりブリッジローラ40の位置を変化させて押し付
け圧を調整する構成などとしてもよく、要するに本発明
の押付圧調整機構は、ブリッジローラ40を水着ローラ
24およびインキ着ローラ31の双方に押し付けて接触
させるとともにこれらの双方への押し付け圧を自在に調
整できる構成であればよい。
【0051】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、押
付圧調整機構によりブリッジローラを水着ローラおよび
インキ着ローラに押し付けることで、水着ローラおよび
インキ着ローラの外周面にレオロジー的に凹凸を記憶さ
せ、この際、押付圧調整機構による各ローラへの押し付
け圧を自在に調整することにより、各ローラの外周面に
記憶される凹凸の状態(凹凸の大小および個数)を自在
に調整することができるため、水着ローラが調量ローラ
から受け取る水量、これをブリッジローラを介してイン
キ着ローラへ分岐供給する水量分配比、水着ローラから
直接に版面に与えられる水量や水粒形状および個数、イ
ンキ着ローラ中の乳化水粒の量と形状と個数を、それぞ
れ微調整でき、しかも運転中に調整できるので、網点の
品質の向上を図ることができるという効果がある。
【0052】また、ブリッジローラの凹凸を、同一種類
の高さの山どうしのピッチを0.01〜0.05mmと
し、かつ、最も高い山の高さを0.01〜0.05mm
として形成した場合には、前述した水粒の状態のコント
ロール効果をより一層確実に得ることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のブリッジローラ装置が装
着されたオフセット印刷機の印刷部の立面図。
【図2】前記実施形態の印刷部の斜視図。
【図3】前記実施形態においてブリッジローラを水着ロ
ーラに対しては強く、かつインキ着ローラに対しては弱
く押し付けた場合の説明図。
【図4】ブリッジローラを図3の状態とした場合におけ
る水着ローラの外周面に形成された圧痕の状態を示す斜
視図。
【図5】ブリッジローラを図3の状態とした場合におけ
るインキ着ローラの外周面に形成された圧痕の状態を示
す斜視図。
【図6】ブリッジローラを図3の状態とした場合におけ
るインキ着ローラの仮想網点中の乳化水粒の状態を示す
拡大説明図。
【図7】ブリッジローラを図3の状態とした場合におけ
る版面の網点中の水粒の状態を示す拡大説明図。
【図8】前記実施形態においてブリッジローラを水着ロ
ーラに対しては弱く、かつインキ着ローラに対しては強
く押し付けた場合の説明図。
【図9】ブリッジローラを図8の状態とした場合におけ
る水着ローラの外周面に形成された圧痕の状態を示す斜
視図。
【図10】ブリッジローラを図8の状態とした場合にお
ける版面の網点中の水粒の状態を示す拡大説明図。
【図11】ブリッジローラを図8の状態とした場合にお
けるインキ着ローラの外周面に形成された圧痕の状態を
示す斜視図。
【図12】ブリッジローラを図8の状態とした場合にお
けるインキ着ローラの仮想網点中の乳化水粒の状態を示
す拡大説明図。
【図13】ブリッジローラの押し付け圧の変化に伴う相
手ローラの凹凸の状態の変化の説明図。
【図14】従来の形態を示すオフセット印刷機の印刷部
の立面図。
【符号の説明】
10 オフセット印刷機 11 版胴 20 水供給装置 24 水着ローラ 30 インキ供給装置 31 インキ着ローラ 40 ブリッジローラ 41 押付圧調整機構 50 ブリッジローラ装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも外周面が粘弾性を有するゴム
    状物質で形成された水着ローラと、少なくとも外周面が
    粘弾性を有するゴム状物質で形成されたインキ着ローラ
    と、これらの水着ローラとインキ着ローラとの間に介在
    しかつ外周面に複数種類の高さの山を混在させて形成さ
    れた微細な凹凸を有するブリッジローラと、このブリッ
    ジローラを前記水着ローラおよび前記インキ着ローラの
    双方に押し付けて接触させるとともにこれらの双方への
    押し付け圧を自在に調整する押付圧調整機構とを備えた
    ことを特徴とするオフセット印刷機のブリッジローラ装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したオフセット印刷機の
    ブリッジローラ装置において、前記ブリッジローラの凹
    凸は、同一種類の高さの山どうしのピッチを0.01〜
    0.05mmとされ、かつ、最も高い山の高さを0.0
    1〜0.05mmとされて形成されていることを特徴と
    するオフセット印刷機のブリッジローラ装置。
JP7320205A 1995-12-08 1995-12-08 オフセット印刷機のブリッジローラ装置 Withdrawn JPH09156071A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009279820A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Akiyama International Kk 枚葉オフセット印刷機の給水装置
CN105667071A (zh) * 2016-01-20 2016-06-15 胡和萍 一种印刷串墨辊张紧力调节座

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