JPH09156067A - 印刷用版の製造装置 - Google Patents

印刷用版の製造装置

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JPH09156067A
JPH09156067A JP33829995A JP33829995A JPH09156067A JP H09156067 A JPH09156067 A JP H09156067A JP 33829995 A JP33829995 A JP 33829995A JP 33829995 A JP33829995 A JP 33829995A JP H09156067 A JPH09156067 A JP H09156067A
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JP
Japan
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laser beam
printing plate
plate
irradiation
auxiliary
Prior art date
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Pending
Application number
JP33829995A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Horino
均 堀野
Toshiyuki Ura
敏行 浦
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Toray Engineering Co Ltd
Original Assignee
Toray Engineering Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷用版を短時間で製造することができる印
刷用版の製造装置を提供することである。 【解決手段】 画像情報に基づいて版取付け用機構2の
ドラム5に取付けられた原版40に所定の信号用レーザ
ビームを照射する第1照射手段18を有するレーザビー
ム照射機構3を備えた装置において、前記レーザビーム
照射機構3に、所定の補助レーザビームを照射するため
の第2照射手段21を設けて原版40の所定の位置に信
号用レーザビームと補助レーザビームを重合わせて照射
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷用版下フイル
ム、水無し印刷版、オフセット印刷版等の印刷用版の製
造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、印刷用版下フイルム、水無し印
刷版等の印刷用版を製造する際に使用される原版は、図
9に示すような基体41上に着色感光層42とシリコン
ゴム層43が積層された断面構成、または図10に示す
ような基体41上に着色感光層42が積層された断面構
成になっている。
【0003】上述の各原版の基板41はアルミニウムシ
ートの表面に断熱材であるカルボキシポリ樹脂等を塗布
したものあるいはポリエステル膜シートが使用され、着
色感光層42は以下のような成分によって形成されてい
る。
【0004】 カーボンブラック 10重量部 ニトロセルロース 5重量部 ノボラック樹脂 50重量部 メラミン誘導体架橋剤 2.5重量部 р−トルエンスルホン酸 0.1重量部 メチルエチルケトン 少量 上述の原版にレーザビームを照射させて版上に所定の凹
凸部を形成して印刷用版を製造する場合は、駆動機構に
よって回転する版取付け用のドラムと、レーザビームの
発光源とレーザビーム径調節用のレンズがドラムの軸心
長手方向に移動するレーザビーム照射機構と、レーザビ
ーム照射手段に画像情報を送る制御手段とを備えた印刷
用版製造装置が使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の印刷用版製造装
置においてドラムに取付けた原版(図9)に対してレー
ザビーム照射手段から所定時間レーザビームが照射され
ると、原版の着色感光層42とシリコンゴム層43との
界面の着色感光層側42aがレーザビームに含まれてい
る赤外光を吸収してその部分が高温になり、その部分が
所定の温度以上になると着色感光層42が反応して燃
焼、昇華、気化等を生じて着色感光層42とシリコンゴ
ム層43がなくなる。
【0006】上述のレーザビーム照射手段は着色感光層
42を部分的に高温にするために半導体レーザからの赤
外光を含んだ高出力レーザビームをレンズによって特定
のビーム径に絞って同一場所に所定の時間照射してお
り、図9に示すような構成の原版に対して感光面で20
0mW、ビーム径が40μmの信号用レーザビームを照
射すると原版は約20μsec で感光し、版の大きさがA
3、分解能が1200dpiの原版を感光させた場合に
は数十分かかるという問題があった。
【0007】そこで、照射のためのレーザビームの本数
を複数本にすることを試みたがレーザビーム各々の光量
調整、位置調節、ピント調整等のための作業時間が非常
に長くなるという問題があった。
【0008】本発明は印刷用版を短時間で製造すること
ができる印刷用版の製造装置を提供することを課題とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明の印刷用版の製造装置は請求項1のようにレ
ーザビーム照射機構に、所定の補助レーザビームを照射
するための第2照射手段を設けた構成にしてある。
【0010】また、請求項2のように版取付け用機構と
各レーザビーム照射手段の間に信号用レーザビームと補
助レーザビームとを版上に重合わすためのビームスプリ
ッタを設けた構成にするか、請求項3のように各レーザ
ビーム照射手段を、半導体レーザに接続されたフアイバ
ーケーブルで構成することができる。
【0011】
【発明の実施の態様】本発明の印刷用版の製造装置の構
成の第1の実施例は図1、図2に示す通りであり、製造
装置は機台1上に水平な状態で設置された版取付け機構
2と、版取付け機構2の近接位置に設置されたレーザビ
ーム照射機構3と、版取付け機構2に回転動作信号を、
レーザビーム照射機構3に画像情報を夫々送る制御手段
4とにより構成されている。
【0012】上述の版取付け機構2は両端に軸体6、7
が突設されたドラム5と、機台1に設置され軸体6、7
を回転自在に支持する軸受8と、軸体6の端部にカップ
リング10によって連結された駆動用の電動機9とによ
り構成されている。
【0013】上述のレーザビーム照射機構3は可動支持
手段11に載置してドラム5の軸心長手方向に移動させ
るようになっており、この可動支持手段11は機台1に
ドラム5と平行な状態で設置されたガイド用テーブル1
2と、該テーブル12に回転自在に取付けられたボール
螺子軸13と、該螺子軸13の端部にカップリング15
によって連結された駆動用の電動機14と、ガイド用テ
ーブル12に移動可能に取付けられ、ボール螺子軸13
に螺着されたナット部材13′と一体的に移動する可動
テーブル16とにより構成されている。
【0014】上述のレーザビーム照射機構3は、レーザ
ビームがドラム5に取付けられた原版40面上に所定の
ビーム径で照射されるように可動テーブル16に取付け
られたレンズ17と、レーザビームの照射位置がレンズ
17と同一軸心付近でかつレンズ17と所定の間隔を有
するように支持具19によって可動テーブル16に取付
けられた第1照射手段18と、レンズ17と第1照射手
段18の間に設置されたビームスプリッター20と、レ
ーザビームがビームスプリッター20によって屈折され
て原版40面上に所定のビーム径で照射されるようにビ
ームスプリッター20と直交する位置に支持具22によ
って取付けられた補助レーザビームを照射するための第
2照射手段21とにより構成されている。
【0015】上述の各レーザビーム照射手段18、21
は半導体レーザ装置を使用することができるが半導体レ
ーザ装置に接続されたフアイバーケーブル21を使用す
るとレーザビーム照射機構3をコンパクトにすることが
できる。
【0016】そして、電動機14が作動してボール螺子
軸13が回転すると、可動テーブル16に取付けられた
レンズ17がドラム5の周面に対向した状態で軸心長手
方向に移動して、第1照射手段18と第2照射手段21
からのレーザビームを重合わせた状態でドラム5取付け
られた原版40面に照射する。
【0017】上述の装置を使用して図9の原版40をド
ラム5に取付け、原版40に対して第2照射手段21か
ら原版の感光層面で800mW、ビーム径200μmの
補助レーザビームを照射させた状態で第1照射手段18
から原版の感光層面で200mW、ビーム径40μmの
信号用レーザビームを照射したところ原版40を約5μ
sec で感光させることができ、従来の信号用レーザビー
ム照射用フアイバーから同一のレーザビームを照射した
場合の感光時間約20μsec に対して1/4にすること
ができた。
【0018】上述の第2照射手段21から補助レーザビ
ームを照射すると着色感光層の反応温度近くまで昇温さ
れ、この状態で第1照射手段18から信号用レーザビー
ムが照射されると着色感光層が短時間で反応温度より上
昇し、この時のレーザビームの強度分布は図11に示す
ような状態に、着色感光層における温度上昇は図12に
示すようにな状態になっているものと推測することがで
きる。
【0019】上述の補助レーザビームの照射によって着
色感光層は反応温度に近い状態になるが、原版の熱容量
が大きいため露光中断後直ちに冷却されるので原版の品
質劣化を生じることはない。
【0020】上述の補助レーザビームと信号用レーザビ
ームの照射タイミングは信号用レーザビームを照射させ
た状態で補助レーザビームを照射させても反応時間は殆
ど変わらなかったが、実施例のように原版をドラムに取
付けて回転させるかあるいは原版を平板状のテーブルに
取付けて水平方向に移動させながら感光させる場合は、
補助レーザビームを先に照射させ、原版が所定の位置に
移動した時に信号用レーザビームを照射させるようにす
るのが良い。
【0021】また、補助レーザビームと信号用レーザビ
ームを重ね合わせず、所定の温度に保持することにより
夫々単独で照射させることもできる。
【0022】なお、第2照射手段21から原版の感光層
面で800mW、ビーム径200μmのレーザビームを
160μsec 間照射しただけでは感光層は反応せず、該
レーザビームを感光層面で1000mWにして約160
μsec 間照射すると感光層が反応した。これ等のことか
ら補助レーザビームだけでは従来の信号用レーザビーム
だけの場合と殆ど変わらないことを確認した。
【0023】上述のレーザビーム照射手段3は、図3、
図4に示すような第2照射手段にフアイバーケーブル2
4を使用してドラム5に近接した位置に支持具25によ
って可動テーブル16に取付けて原版40に補助レーザ
ビームを直接照射させ、第1照射手段のフアイバーケー
ブル23からの信号用レーザビームをレンズ17を介し
て照射させる構成にすることができる。
【0024】この様な構成すると各レーザビームがビー
ムスプリッタを介さずに直接版面に対して照射されるた
めレーザビームが減衰せず感光時間をより短縮させるこ
とができるが、補助レーザビームと信号用レーザビーム
の位置合わせ作業が必要になる。
【0025】また、レーザビーム照射手段3を図5、図
6に示すような1本の信号用レーザビーム照射用のフア
イバーケーブル26と複数本の補助レーザビーム照射用
のフアイバーケーブル27とを垂直方向に一体的に配列
して支持具28によって可動テーブル16に取付けた構
成、あるいは図7、図8に示すような大径の補助レーザ
ビーム照射用のフアイバーケーブル30の上部または下
部に小径の信号用レーザビーム照射用のフアイバーケー
ブル29を複数本水平方向に配列し、支持具31によっ
て可動テーブル16に取付けた構成にすることもでき
る。
【0026】この様な構成すると各レーザビームがビー
ムスプリッタを介さずに直接版面に対して照射されるた
めレーザビームが減衰せず感光時間をより短縮させるこ
とができると共に補助レーザビームと信号用レーザビー
ムの位置合わせ作業が容易にできる。
【0027】各フアイバーケーブル26、27、29、
30を接触した状態で設置する場合はコアの周壁から光
が漏れて光同志が干渉しないようにクラッドと呼ばれる
反射防止層をコアの周面に形成する必要がある。
【0028】
【発明の効果】本発明の印刷用版の製造装置は請求項1
のようなレーザビーム照射機構に、所定の補助レーザビ
ームを照射するための第2照射手段を設けた構成にして
いるため、原版に対して補助レーザビームと信号用レー
ザビームを重合わせた状態で照射させることができ、原
版の感光時間が短くなり、印刷用版の製造時間を大幅に
短縮することができる。
【0029】また、請求項2のように版取付け用機構と
各レーザビーム照射手段の間に信号用レーザビームと補
助レーザビームを版上に重合わせるためのビームスプリ
ッタを設けると、各レーザビームの照射位置合わせ作業
を短時間でかつ容易に行なうことができ、請求項3のよ
うに各レーザビーム照射手段を、半導体レーザ装置に接
続されたフアイバーケーブルで構成すると、レーザビー
ム照射機構をコンパクトにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷用版の製造装置の第1の実施例を
示す概略正面図である。
【図2】図1の概略平面図である。
【図3】レーザビーム照射機構の第2の実施例を示す概
略正面図である。
【図4】図3の概略平面図である。
【図5】レーザビーム照射機構の第3の実施例を示す概
略正面図である。
【図6】図5のI−I矢視図である。
【図7】レーザビーム照射機構の第4の実施例を示す概
略正面図である。
【図8】図7のII−II矢視図である。
【図9】印刷用版の1実施例を示す概略断面図である。
【図10】印刷用版の他の実施例を示す概略断面図であ
る。
【図11】信号用レーザビームと補助レーザビームを重
合わせて照射した場合のレーザビームの強度分布を示す
概略図である。
【図12】信号用レーザビームと補助レーザビームを重
合わせて照射した場合の版上における温度分布を示す概
略図である。
【符号の説明】
1:機台 2:版取付け機構 3:レーザビーム照射機構 4:制御手段 5:ドラム 6、7:軸体 8:軸受 9、14:電動機 10、15:カップリング 11:可動支持手段 12:ガイド用テーブル 13:ボール螺子軸 16:可動テーブル 17:レンズ 18:第1照射手段 19、22、25、28、31:支持具 20:ビームスプリッター 21:第2照射手段 23、24、26、27、29、30:フアイバーケー
ブル 13′:ナット部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に基づいて版取付け用機構に取
    付けられた原版に所定の信号用レーザビームを照射する
    第1照射手段とレーザビーム径調節用レンズとを有する
    レーザビーム照射機構を備えた装置において、前記レー
    ザビーム照射機構に、所定の補助レーザビームを照射す
    るための第2照射手段を設けたことを特徴とする印刷用
    版の製造装置。
  2. 【請求項2】 版取付け用機構と各レーザビーム照射手
    段の間に信号用レーザビームと補助レーザビームとを版
    上に重合わすためのビームスプリッタを設けたことを特
    徴とする請求項1に記載の印刷用版の製造装置。
  3. 【請求項3】 各レーザビーム照射手段を、半導体レー
    ザ装置に接続されたフアイバーケーブルで構成したこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷用版
    の製造装置。
JP33829995A 1995-12-01 1995-12-01 印刷用版の製造装置 Pending JPH09156067A (ja)

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JP33829995A Pending JPH09156067A (ja) 1995-12-01 1995-12-01 印刷用版の製造装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100788006B1 (ko) * 2006-03-30 2007-12-21 주식회사 아이디글로벌 다채널 레이저 다이오드를 구비한고속이미지데이터출력장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100788006B1 (ko) * 2006-03-30 2007-12-21 주식회사 아이디글로벌 다채널 레이저 다이오드를 구비한고속이미지데이터출력장치

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