JPH09155559A - C型ガンアームとその製造方法 - Google Patents

C型ガンアームとその製造方法

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Publication number
JPH09155559A
JPH09155559A JP7344835A JP34483595A JPH09155559A JP H09155559 A JPH09155559 A JP H09155559A JP 7344835 A JP7344835 A JP 7344835A JP 34483595 A JP34483595 A JP 34483595A JP H09155559 A JPH09155559 A JP H09155559A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gun arm
side plates
plate
aluminum
gun
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7344835A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Sato
良夫 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dengensha Toa Co Ltd
Original Assignee
Dengensha Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dengensha Manufacturing Co Ltd filed Critical Dengensha Manufacturing Co Ltd
Priority to JP7344835A priority Critical patent/JPH09155559A/ja
Publication of JPH09155559A publication Critical patent/JPH09155559A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スポット溶接ガンにおいて,疲労強度の大き
い,低コストのアルミニウム系材料のガンアームを提供
する。 【構成】 アルミニウム系材料の押し出し材から構成さ
れるスポット溶接ガン1のC型ガンアームの製造方法に
おいて,前記押し出し材から形成される2枚の側板2
a,側板2bをC型ガンアームの梁材とし,前記両側板
の上縁部には押し出し材からなる上板3を,またその下
縁部には押し出し材からなる下板4をそれぞれ補強材と
して配置し,それぞれの板をボルト5で締め付けるよう
にしたから,溶接を一切使用しないですむ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,スポット溶接ガン
のアルミニウム系材料からなるC型ガンアーム及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,スポット溶接ガンにおいて,ガン
アームの製作にアルミニウム系材料の押し出し材を使用
して溶接は一切使用しない方法がある。この方法は一般
にはXタイプのガンアームの製作に使用されている。し
かしながら,Cタイプのガンアムの場合は,大半が未だ
に溶着により製作されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合,アルミニウ
ム合金材については,2000系から7000系まであ
るが,C型ガンアームはアーク溶接をするため,溶接可
能な5000系しか使われない。したがって,疲労強度
の大きい他のものが使えない。また溶接組み付けである
ため熱膨張係数の大きいアルミニウムはその歪を小さく
抑えるための治具等の段取りと溶接後の歪取りに多大の
工数を要する。また,アルミニウムのTIG溶接,MI
G溶接には特殊な技能を必要とする。以上のようなこと
が要因になって従来の製作方法ではコスト削減に限界が
あった。
【0004】そこで,本発明は上記のような溶接を一切
使用しないアルミニウム系材料から形成されるC型スポ
ット溶接ガンと疲労強度の向上と大幅なコストダウンを
可能にするガンアームの製造方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため,次のような技術的手段を講じてある。すな
はち,スポット溶接ガンの梁材としてアルミニウム系材
料から構成される2枚の側板と,この側板の上縁部と下
縁部とに補助材としてアルミニウム系材料から構成され
る上板と下板とを有し,前記上板と下板は,前記側板に
対し,締め付け手段により取り付けられたC型ガンアー
ムの構造を提供する。
【0006】また本発明のガンアームを製作するための
方法として,アルミニウム系材料の押し出し材から構成
されるスポット溶接ガンのC型ガンアームの製造方法に
おいて,上記押し出し材から成形される2枚の側板をC
型ガンアームの梁材とし,前記両側板の上縁部には押し
出し材からなる上板を,またその下縁部には押し出し材
からなる下板をそれぞれ補強材として配置し,それぞれ
の板をボルトで締め付けるようにしたスポット溶接ガン
のC型ガンアームの製造方法を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は,本発明の実施例を示すア
ルミニウム製C型スポット溶接ガンの全体正面図であ
る。図2は側面図である。図3は本発明のC型ガンアー
ムの組み立て部品構成を示す。
【0008】以下,本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。1はスポット溶接ガンである。2a,2bは2
枚のアルミニウム系材料の押し出し材からC型に形成さ
れた側板で,ガンアームの梁材として機能する部品であ
る。なお,側板2a,2bを形成するにあたって,材料
の歩留りや強度上あるいは重量軽減等を考慮すれば,図
3(C)に示す側板のように,溶接を使用して一枚板を
形成することも可能である。3はアルミニウム系材料の
押し出し材からなる上板で,両側板の上縁部に重ねられ
る。4はアルミニウム系材料の押し出し材からなる下板
で,両側板の下縁部に沿って形成され,両側板の間に挟
み込まれる。
【0009】各上板と下板は,締め付け手段により,た
とえば側板に対し適間隔をもって設けられた複数のボル
ト穴にボルト5を通して堅く締め付け固定したものであ
る。
【0010】ガンアームを構成する側板の一方の端部に
は,チップホルダ7がボルトで締め付け固定されてい
て,このチップホルダ7に対をなす一方の電極チップ6
が取り付けられている。
【0011】ガンアームの他方の端部には,加圧ユニッ
ト10がコモンベース11を介して両側板の上縁部にボ
ルトにより締め付けられている。前記加圧ユニット10
はサーボモータMの回転動力をタイミングベルト及びボ
ールナットを介して対をなす他方の電極チップ8を有す
るボールネジ9を前進させる駆動源である。
【0012】次に,ガンアームの組み立て手順を説明す
ると,まず,下板4を両側板2a,2bの間に挟み,下
板4の曲げRを側板の加工内Rに合わせるように調整し
ながらボルト5により締め付ける。次に上板3を両側板
2a,2bの上縁部に重ね,ボルト5で締め付けて組み
立てる。
【0013】前記の組み付け方法を実施するにあたって
は両側板の内懐内の板厚方向にはタップ穴加工が困難で
あることと,また,上板3まで両側板の間に挟むとRが
合わせ難いことなどを考慮したものである。
【0014】なお,両側板2a,2bと上板3及び下板
4は同じアルミニウム系材料であっても材質を変える場
合には,たとえば両側板を溶接可能な5000系とし,
他は抗張力の高い7000系のようにしてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上で説明したように,本発明のC型ガ
ンアームによれば,溶接部のいらない,疲労強度の大き
い品質の高いガンアームを実現する。
【0016】また,本発明のガンアームの製造方法によ
れば,従来のようにTIG溶接,MIG溶接など一切溶
接を使用しないですみ,熟練溶接技術や溶接歪みを抑え
るための段取り,または歪み取りが不要になり,溶接工
数不要分と合わせ,上板と下板についても市販の押し出
し成形材を使用することができる。
【0017】また,同じアルミニウム板同志の材質の違
う,たとえば5000系と7000系を使用して組み立
てができるので,強度上,コスト上合わせて最適な組み
合わせのガンアームができ,大幅なコスト低減を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は,本発明の実施例を示すアルミニウム製
C型スポット溶接ガンの全体正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図3は本発明のC型ガンアームの組み立て部品
構成を示す。同図の(A)は押し出し材を利用した上板
の正面図である。同図の(B)は(A)の右側面図であ
る。同図の(C)は押し出し材を利用した側板の側面図
である。同図の(D)は(C)の右側面図である。同図
の(E)は押し出し材を利用した下板の正面図である。
同図の(F)は(E)の右側面図である。
【符号の説明】
1・・・ スポット溶接ガン 2a,2b・・・ 側板 3・・・ 上板 4・・・ 下板 5・・・ 締め付け手段 6・・・ 電極チップ 7・・・ チップホルダ 8・・・ 電極チップ 9・・・ ボールネジ 10・・・ 加圧ユニット 11・・・ コモンベース M・・・ サーボモータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スポット溶接ガンの梁材としてアルミニ
    ウム系材料から構成される2枚の側板と,この側板の上
    縁部と下縁部とに補強材としてアルミニウム系材料から
    構成される上板と下板とを有し,前記上板と下板は,前
    記側板に対し,締め付け手段により取り付けられたC型
    ガンアームの構造。
  2. 【請求項2】 アルミニウム系材料の押し出し材から構
    成されるスポット溶接ガンのC型ガンアームの製造方法
    において,上記押し出し材から成形される2枚の側板を
    C型ガンアームの梁材とし,前記両側板の上縁部には押
    し出し材からなる上板を,またその下縁部には押し出し
    材からなる下板をそれぞれ補強材として配置し,それぞ
    れの板をボルトで締め付けるようにしたスポット溶接ガ
    ンのC型ガンアームの製造方法。
JP7344835A 1995-12-06 1995-12-06 C型ガンアームとその製造方法 Pending JPH09155559A (ja)

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JP7344835A JPH09155559A (ja) 1995-12-06 1995-12-06 C型ガンアームとその製造方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1010491A2 (en) * 1998-12-16 2000-06-21 Dengensha Manufacturing Company Limited Welding machine and method for assembling same
JP2016132031A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 本田技研工業株式会社 溶接ガン

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1010491A2 (en) * 1998-12-16 2000-06-21 Dengensha Manufacturing Company Limited Welding machine and method for assembling same
EP1010491A3 (en) * 1998-12-16 2002-04-17 Dengensha Manufacturing Company Limited Welding machine and method for assembling same
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