JPH09154299A - ステップモータの駆動制御装置 - Google Patents

ステップモータの駆動制御装置

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JPH09154299A
JPH09154299A JP7309373A JP30937395A JPH09154299A JP H09154299 A JPH09154299 A JP H09154299A JP 7309373 A JP7309373 A JP 7309373A JP 30937395 A JP30937395 A JP 30937395A JP H09154299 A JPH09154299 A JP H09154299A
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JP
Japan
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step motor
actuator
valve
target
drive
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JP7309373A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Morita
比呂志 森田
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ステップモータに要求される推力と応答性とを
両立させる。 【解決手段】(目標ステップ数TSTEP−実ステップ
数RSTEP)>0のときは、EGRバルブ7を開く方
向に駆動するものと判断し(ステップ8)、出力待ち時
間WAITを所定値Aに設定し(ステップ15)、(TS
TEP−RSTEP)<0のときは、EGRバルブ7を
閉じる方向に駆動するものと判断し(ステップ9)、出
力待ち時間WAITを所定値Bに設定する(ステップ2
7)。開く方向の所定値Aは、閉じる方向の所定値Bよ
りも大きい。この出力待ち時間WAIT経過後に目標励
磁パターンTMODEを出力する(ステップ18)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステップモータの
駆動制御装置に関し、特にステップモータに要求される
駆動推力と応答性とを両立させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばエンジン用アクチュエ
ータである排気還流バルブ等の駆動には、ステップモー
タが広く利用されている(特開平7−14891号公報
等参照)。かかる従来のステップモータの駆動制御装置
では、例えばエンジン等の運転状態に応じて制御量を演
算し、該演算された制御量に基づいて所定の励磁パター
ンにて励磁相を順次、切り換えてステップモータを駆動
制御している。
【0003】かかるステップモータの駆動速度は、この
励磁相を切り換える周波数に基づいて設定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のステ
ップモータの駆動制御装置では、ステップモータの駆動
速度は、アクチュエータを開く方向、即ち、アクチュエ
ータの小から大方向への変位方向と、閉じる方向、即
ち、アクチュエータの大から小方向への変位方向と、で
は、同じ速度となっていた。
【0005】しかし、アクチュエータが例えばエンジン
の排気還流量を制御する排気還流バルブである場合、該
バルブを開く方向と閉じる方向とでバルブに対する応力
が異なり、要求される応答性も異なってくる。かかる排
気還流バルブにステップモータの駆動制御装置を適用し
てステップモータを駆動したとき、要求されるモータ推
力は、発生する最大応力によるが、このモータ推力を得
るために、ステップモータの駆動速度を遅く設定した場
合には、応答性が低下し、排気性能が悪化する。また、
応答性を確保するために、モータ容量をアップするとコ
ストが大幅に増加する。
【0006】本発明はこのような従来の課題に鑑みてな
されたもので、モータの容量アップをすることなく、ス
テップモータに要求される推力と応答性とを両立させる
ことが可能なステップモータの駆動制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の発
明にかかる装置では、図1に示すように、制御対象用ア
クチュエータの現在の変位量が目標変位量となるよう
に、該アクチュエータを駆動するステップモータの駆動
制御装置において、前記アクチュエータの現在の変位量
と目標変位量とを比較することにより、アクチュエータ
を目標変位量まで変位させる変位方向を判別する変位方
向判別手段と、前記ステップモータの駆動速度を、判別
されたアクチュエータの変位方向に応じて切り換える駆
動速度切り換え手段と、を備えた。
【0008】かかる構成によれば、アクチュエータの変
位方向は、変位方向判別手段によって現在の変位量と目
標変位量とを比較することにより判別される。駆動速度
切り換え手段により、ステップモータの駆動速度は、こ
の判別された変位方向に応じて切り換えられ、変位方向
によって異なる速度となる。ステップモータでは、駆動
速度が遅くなると大きなモータ推力が得られるようにな
るので、アクチュエータの変位方向によって異なる速度
となれば、アクチュエータの変位方向に応じて要求され
る推力と応答性とを両立させることが可能となる。
【0009】請求項2の発明にかかる装置では、前記変
位方向判別手段は、アクチュエータの目標変位量に対応
するステップモータの目標ステップ数とステップモータ
の現在の実ステップ数とを比較することにより、前記変
位方向を判別するように構成されている。かかる構成に
よれば、ステップモータの目標ステップ数とステップモ
ータの現在の実ステップ数とを比較することにより、前
記変位方向が判別される。
【0010】請求項3の発明にかかる装置では、前記駆
動速度切り換え手段は、ステップモータの各ステップに
対応する励磁パターンを、ステップモータの現在の実ス
テップ数から目標ステップ数まで所定出力周期で出力す
る励磁パターン出力手段と、該出力周期を、判別された
アクチュエータの変位方向に応じて切り換える出力周期
切り換え手段と、を備えて構成されている。
【0011】かかる構成によれば、各ステップに対応し
た励磁パターンがステップモータに出力されるが、この
励磁パターンの出力周期は、出力周期切り換え手段によ
り、判別されたアクチュエータの変位方向に応じて切り
換えられる。これにより、ステップモータの駆動速度は
変位方向によって異なる速度となる。請求項4の発明に
かかる装置では、前記アクチュエータは、要求されるモ
ータ推力と応答性とが開閉方向で異なるバルブであっ
て、前記駆動速度切り換え手段は、モータ推力が要求さ
れる変位方向にバルブを変位させるときの駆動速度を、
応答性が要求される変位方向にバルブを変位させるとき
の駆動速度よりも遅くするように切り換える構成であ
る。
【0012】かかる構成によれば、大きな推力が要求さ
れるバルブの変位方向では、ステップモータの駆動速度
は遅くなり、かかるバルブは、大きなモータ推力で駆動
されてゆっくりと変位する。また、応答性が要求される
バルブの変位方向では、ステップモータの駆動速度が速
くなり、バルブは素早く応答する。請求項5の発明にか
かる装置では、前記制御対象は内燃機関であり、アクチ
ュエータは排気還流バルブである。
【0013】かかる構成によれば、内燃機関の吸気通路
と排気通路との間には、圧力差が生じるため、この圧力
差に抗する方向に排気還流バルブを変位させるときは、
大きなモータ推力が要求される一方、排気還流バルブを
閉じるときは、排気性能の悪化を抑制するため、速く閉
じる必要がある。このため、この圧力差に抗する方向に
排気還流バルブを変位させるときは、ステップモータの
駆動速度を遅くして排気還流バルブを大きなモータ推力
でゆっくりと変位させ、応答性が要求される方向に排気
還流バルブを変位させるときは、前記駆動速度を速くし
て素早く変位させる。
【0014】請求項6の発明にかかる装置では、前記制
御対象は内燃機関であり、アクチュエータはスワールコ
ントロールバルブである。かかる構成によれば、吸気通
路中に備えられたスワールコントロールバルブの両側で
は圧力差が生じるため、この圧力差に抗する方向に当該
バルブを変位させるときは、ステップモータの駆動速度
を遅くして大きなモータ推力でゆっくりと変位させ、応
答性が要求される方向に当該バルブを変位させるとき
は、駆動速度を速くして素早く変位させる。
【0015】請求項7の発明にかかる装置では、前記制
御対象は内燃機関であり、アクチュエータはスロットル
バルブである。かかる構成によれば、吸気通路中に備え
られたスロットルバルブの両側では、圧力差が生じるた
め、この圧力差に抗する方向に当該バルブを変位させる
ときは、ステップモータの駆動速度を遅くして大きなモ
ータ推力でゆっくりと変位させ、応答性が要求される方
向に当該バルブを変位させるときは、駆動速度を速くし
て素早く変位させる。
【0016】請求項8の発明にかかる装置では、前記制
御対象は内燃機関であり、アクチュエータはアイドルス
ピードコントロールバルブである。かかる構成によれ
ば、アイドルスピードコントロールバルブの両側では、
圧力差が生じるため、この圧力差に抗する方向に当該バ
ルブを変位させるときは、ステップモータの駆動速度を
遅くして大きなモータ推力でゆっくりと変位させ、応答
性が要求される方向に当該バルブを変位させるときは、
駆動速度を速くして素早く変位させる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図2
〜図6に基づいて説明する。本実施の形態では、本発明
のステップモータの駆動制御装置をエンジンの排気還流
(以後、「EGR」と記す)バルブに適用した例を示
し、エンジンが制御対象に相当し、EGRバルブがアク
チュエータに相当する。
【0018】本実施の形態を示す図2において、エンジ
ン1の吸気通路2の吸気絞りバルブ3下流には、コレク
タ4が設けられ、吸気通路2のコレクタ4と排気通路5
とは、EGR通路6を介して連通している。このEGR
通路6にEGR流量を制御するステップモータ式のEG
Rバルブ7が取り付けられている。図3は、ステップモ
ータ式EGRバルブの構造の一例を示す。この図におい
て、EGRバルブ7のバルブボディ11は、EGR通路6
に取り付けられている。弁体12はEGR通路6中に介装
され、軸方向にリフトするようになっている。全閉時、
弁体12はシート部13と密着し、スプリング14は弁体12を
閉じる方向に付勢している。このような構造により、弁
体12全閉時のシール性が保たれる。
【0019】コイル15には、コントロールユニット8か
らターミナル16を介してパルス状の励磁信号が入力され
る。この励磁信号によりコイル15が励磁され、そして、
マグネット17からの回転力によりローターシャフト18が
変位し、弁体12がリフトして開口する。ローターシャフ
ト18の変位量は励磁信号のパターンを順次切り換えるこ
とによって設定され、EGR流量が調整される。
【0020】尚、本実施の形態では、ステップモータ
を、図4に示すように4相コイルの2相励磁とする。こ
の図において、ステップモータ21は、電圧VBの電源に
接続され、ステップモータ21の4つのコイル(#1〜#
4)には、夫々、トランジスタ22〜25が接続されてい
る。そして、コントロールユニット8内のCPUからト
ランジスタ22〜25に励磁信号が出力される。
【0021】この4相コイルの2相励磁パターンの例を
表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】この表1において、EGRバルブ7を開弁
するときは、実励磁パターンRMODEを1→2→3→
4の順に切り換え、閉弁するときは、4→3→2→1の
順に切り換える。このような、ステップモータでは、一
般に、駆動速度を遅くすると高トルクを得ることができ
るが、駆動速度が速くなってくるとトルクが低下する。
【0024】次に、エンジン1には、エンジン1の運転
状態を検出する種々のセンサが備えられている。まず、
吸気通路2上流側には、空気流量を計測するエアフロー
メータ9が備えられている。また、エンジン1には、エ
ンジン1の回転速度を検出するエンジン回転センサ10が
備えられ、アクセル開度を検出するアクセル開度センサ
(図示せず)が備えられている。
【0025】コントロールユニット8には、エアフロー
メータ9からの空気量信号と、エンジン回転センサ10か
らのエンジン回転数信号と、アクセル開度センサからの
負荷に相当するアクセル開度信号と、が入力される。ま
た、コントロールユニット8には、CPU、ROM、R
AM等が内蔵され、これらのセンサ信号に基づいてEG
Rバルブ7のコイル15に励磁信号を出力してEGRバル
ブ7を駆動制御する。
【0026】次に図5及び図6のフローチャートに基づ
いてコントロールユニット8の動作を説明する。ステッ
プ(図中では「S」と記してあり、以下同様とする)1
では、出力待ちか新規判断かを判別する。出力待ちのと
きはステップ16へ進み、新規判断のときはステップ2に
進む。
【0027】ステップ2では、エンジン回転センサ10か
らエンジン回転速度Neを入力する。ステップ3では、
アクセル開度センサからアクセル開度Teを入力する。
ステップ4では、エアフローメータ9から空気流量Qai
r を入力する。ステップ5では、入力されたエンジン回
転数Ne、アクセル開度Te、空気流量Qair に基づい
て、EGRバルブ7の目標ステップ数TSTEPを演算
する。
【0028】ステップ6では、実ステップ数RSTEP
を入力する。ステップ7では、実励磁パターンRMOD
Eを入力する。ここで、4相コイルの2相励磁パターン
の例を示す表1において、実励磁パターンはRMODE
=1〜4の繰り返しとなる。ステップ8及びステップ9
では、目標ステップ数TSTEPと実ステップ数RST
EPとを比較し、EGRバルブ7の駆動方向を判断す
る。
【0029】即ち、(TSTEP−RSTEP)>0の
ときは、目標ステップ数TSTEPが実ステップ数RS
TEPよりも大きいのでEGRバルブ7を開く方向に駆
動するものと判断し、(TSTEP−RSTEP)<0
のときは、目標ステップ数TSTEPが実ステップ数R
STEP未満であるので、EGRバルブ7を閉じる方向
に駆動するものと判断する。
【0030】ステップ8において、EGRバルブ7を開
く方向に駆動するものと判断したときは、ステップ10に
進み、開方向判別信号KAIbitを1にセットする。
ステップ11では、実励磁パターンRMODEに1を加
え、この値を目標励磁パターンTMODEとする。ステ
ップ12では、実ステップ数RSTEPに1を加え、この
値をステップ数MSTEPとする。
【0031】目標励磁パターンTMODEが4以下のと
きは、そのままステップ13→15に進み、4を越えたとき
は、ステップ13→14に進み、目標励磁パターンTMOD
Eから4を減算してからステップ15に進む。ステップ15
では、出力待ち時間WAITを所定値Aにセットし、ス
テップ16に進む。
【0032】ステップ16では、タイマのタイマ値TEG
RとWAITとを比較する。このルーチンは、繰り返し
実行されるが、実行毎に、ステップ17においてタイマ値
TEGRに1を加算する。タイマ値TEGRが出力待ち
時間WAITと等しくなったとき、即ち、タイマ値TE
GRが所定値Aに達したときは、ステップ16→18に進
み、目標励磁パターンTMODEを出力する。これによ
り、コントロールユニット8から出力された励磁信号に
よりコイル15が励磁され、ローターシャフト18が変位し
て弁体12がリフトし、EGRバルブ7は、1ステップ分
開口する。
【0033】ステップ19では、実励磁パターンRMOD
Eを目標励磁パターンTMODEに設定する。ステップ
20では、ステップ数MSTEPに実ステップ数RSTE
Pをセットし、実ステップ数RSTEPを保存する。ス
テップ21では、タイマ値TEGRを0にクリアする。
【0034】このようにして、EGRバルブ7を開くと
きは、EGRバルブ7は、1ステップづつ、所定値Aで
ある出力待ち時間WAIT毎に開いていく。一方、ステ
ップ9において、EGRバルブ7を閉じる方向に駆動す
ると判断されたときは、ステップ9→22に進む。ステッ
プ22では、開方向判別信号KAIbitを0にセットす
る。
【0035】ステップ23では、実励磁パターンRMOD
Eから1を減算する。ステップ24では、実励磁パターン
RMODEから1を減算し、この値を目標励磁パターン
TMODEとする。目標励磁パターンTMODEが1以
上(TMODE≧1)のときは、そのまま、ステップ25
→27に進むが、1未満(TMODE<1)のときは、ス
テップ25→26に進み、目標励磁パターンTMODEに4
を加えてからステップ27に進む。
【0036】ステップ27では、出力待ち時間WAITを
所定値Bにセットする。ここで、EGRバルブ7を閉じ
る方向に駆動すると判断したときの所定値Bは、開く方
向に駆動すると判断したときの所定値Aよりも小さく設
定されている。即ち、EGRバルブ7では、加速時等の
EGR低減遅れによる排気性能の悪化を抑えるため、閉
じる方向の応答性要求は開く方向の応答性要求に比べて
大きい。
【0037】一方、EGRバルブ7を開く方向では、吸
気・排気の差圧及びスプリング14の付勢力に抗してEG
Rバルブ7を開くため、大きな推力が必要であり、閉じ
る方向では、こうした吸気・排気の差圧及びスプリング
14の付勢力がモータ推力と同一方向に働くため、その
分、必要推力は小さくてすむ。かかる点を考慮して、要
求駆動推力が大きく、応答性要求が小さい開く方向で
は、駆動速度を遅くして駆動推力をかせぐ一方、要求駆
動推力は小さいが、応答性要求が大きい閉じる方向で
は、駆動速度を速くし、応答性をかせぐようにする。こ
のような理由から前述のように所定値Bを所定値Aより
も小さく設定する。
【0038】出力待ち時間WAITが所定値Bにセット
されたときは、ステップ16以降に進み、タイマ値TEG
Rが出力待ち時間WAITに達するまで1つずつタイマ
値TEGRを加算し、所定値Bに達したときに、ステッ
プ18において、目標励磁パターンTMODEを出力す
る。したがって、EGRバルブ7を閉じるときは、EG
Rバルブ7は、1ステップづつ、出力待ち時間WAIT
(=B)毎に、開くときよりも速い速度で閉じる。
【0039】また、目標ステップ数TSTEPが実ステ
ップ数RSTEPと等しいときは、ステップ9→28に進
み、目標励磁パターンTMODEを実励磁パターンRM
ODEに設定する。ステップ29では、ステップ数MST
EPを実ステップ数RSTEPに設定する。
【0040】TSTEP=RSTEPのときは、出力励
磁パターンが前と同じであるため、出力待ち時間は短い
方がよいので、ステップ27に進んで出力待ち時間WAI
Tを所定値Bにセットする。尚、ステップ8,9が変位
方向判別手段、ステップ8〜29が駆動速度切り換え手段
に相当し、このうち、ステップ18が励磁パターン出力手
段、ステップ15,27が出力周期切り換え手段に相当す
る。
【0041】かかる構成によれば、EGRバルブ7が開
く方向、閉じる方向の異なる方向への駆動要求に対応し
て駆動速度を変えることにより、モータ推力と応答性と
いう異なる性能要求を開く方向、閉じる方向で満足させ
ることができる。また、ステップモータの大型化につな
がる容量アップを必要とせず、駆動速度を同一にした場
合に比べて、より小型のステップモータを用いて前記要
求性能を満足させることが可能となり、低コスト化を実
現できる。
【0042】また、同一駆動速度と同サイズのステップ
モータを使用した場合、EGRバルブ7を閉じる方向で
の応答性を上げることが可能であり、高精度高レスポン
スなEGRバルブ7の制御が可能となり、排気性能の改
善効果を期待できる。尚、本実施の形態では、EGRバ
ルブに適用した例を示したが、これに限らず、スワール
コントロールバルブ、スロットルバルブ、アイドルスピ
ードコントロールバルブに適用してもよく、いずれの場
合でも、バルブの両側で圧力差が生じるため、EGRバ
ルブに適用した場合と同様の効果が得られる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
かかる装置によれば、アクチュエータの変位方向に応じ
てステップモータの駆動速度が異なるため、変位する方
向によって要求される推力と応答性という異なる性能要
求を満足させることができる。そして、ステップモータ
の大型化につながる容量アップを必要とせず、低コス
ト、高精度で、しかも高応答性を実現することができ
る。
【0044】請求項2の発明にかかる装置によれば、ス
テップモータの目標ステップ数とステップモータの現在
の実ステップ数とを比較することにより、前記変位方向
を判別することができる。請求項3の発明にかかる装置
によれば、励磁パターンの出力周期を切り換えることに
より、ステップモータの駆動速度を変位方向によって異
なる速度とすることができる。
【0045】請求項4の発明にかかる装置によれば、大
きな推力が要求されるバルブの変位方向ではステップモ
ータの駆動速度を遅くし、応答性が要求されるバルブの
変位方向では前記駆動速度を速くすることにより、要求
される推力と応答性とを両立させることができる。請求
項5の発明にかかる装置によれば、排気還流バルブにお
いて、要求される推力と応答性とを両立させることがで
きる。
【0046】請求項6の発明にかかる装置によれば、ス
ワールコントロールバルブにおいて、要求される推力と
応答性とを両立させることができる。請求項7の発明に
かかる装置によれば、スロットルバルブにおいて、要求
される推力と応答性とを両立させることができる。請求
項8の発明にかかる装置によれば、アイドルスピードコ
ントロールバルブにおいて、要求される推力と応答性と
を両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すクレーム対応図。
【図2】本発明の実施の形態をEGRバルブに適用した
ときの構造図。
【図3】図2のEGRバルブの拡大断面図。
【図4】4相コイル2相励磁のステップモータの回路
図。
【図5】図2の動作を示すフローチャート。
【図6】同上図2の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 エンジン 7 排気還流(EGR)バルブ 8 コントロールユニット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御対象用アクチュエータの現在の変位量
    が目標変位量となるように、該アクチュエータを駆動す
    るステップモータの駆動制御装置において、 前記アクチュエータの現在の変位量と目標変位量とを比
    較することにより、アクチュエータを目標変位量まで変
    位させる変位方向を判別する変位方向判別手段と、 前記ステップモータの駆動速度を、判別されたアクチュ
    エータの変位方向に応じて切り換える駆動速度切り換え
    手段と、を備えたことを特徴とするステップモータの駆
    動制御装置。
  2. 【請求項2】前記変位方向判別手段は、アクチュエータ
    の目標変位量に対応するステップモータの目標ステップ
    数とステップモータの現在の実ステップ数とを比較する
    ことにより、前記変位方向を判別するように構成された
    ことを特徴とする請求項1に記載のステップモータの駆
    動制御装置。
  3. 【請求項3】前記駆動速度切り換え手段は、ステップモ
    ータの各ステップに対応する励磁パターンを、ステップ
    モータの現在の実ステップ数から目標ステップ数まで所
    定出力周期で出力する励磁パターン出力手段と、 該出力周期を、判別されたアクチュエータの変位方向に
    応じて切り換える出力周期切り換え手段と、を備えて構
    成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    のステップモータの駆動制御装置。
  4. 【請求項4】前記アクチュエータは、要求されるモータ
    推力と応答性とが開閉方向で異なるバルブであって、前
    記駆動速度切り換え手段は、モータ推力が要求される変
    位方向にバルブを変位させるときの駆動速度を、応答性
    が要求される変位方向にバルブを変位させるときの駆動
    速度よりも遅くするように切り換える構成であることを
    特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の
    ステップモータの駆動制御装置。
  5. 【請求項5】前記制御対象は内燃機関であり、アクチュ
    エータは排気還流バルブであることを特徴とする請求項
    4に記載のステップモータの駆動制御装置。
  6. 【請求項6】前記制御対象は内燃機関であり、アクチュ
    エータはスワールコントロールバルブであることを特徴
    とする請求項4に記載のステップモータの駆動制御装
    置。
  7. 【請求項7】前記制御対象は内燃機関であり、アクチュ
    エータはスロットルバルブであることを特徴とする請求
    項4に記載のステップモータの駆動制御装置。
  8. 【請求項8】前記制御対象は内燃機関であり、アクチュ
    エータはアイドルスピードコントロールバルブであるこ
    とを特徴とする請求項4に記載のステップモータの駆動
    制御装置。
JP7309373A 1995-11-28 1995-11-28 ステップモータの駆動制御装置 Pending JPH09154299A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0964141A2 (en) 1998-06-12 1999-12-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Exhaust gas recirculation control apparatus for internal combustion engine
US9732683B2 (en) 2014-10-16 2017-08-15 Hyundai Motor Company Motor response control method in variable charge motion system

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