JPH09154190A

JPH09154190A - リモコン取付装置

Info

Publication number: JPH09154190A
Application number: JP31139395A
Authority: JP
Inventors: Akihiko Chiba; 昭彦千葉; Hideya Ikeda; 秀也池田; Keizo Kashiwabara; 啓三柏原
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1995-11-29
Filing date: 1995-11-29
Publication date: 1997-06-10
Anticipated expiration: 2015-11-29
Also published as: JP3263583B2

Abstract

(57)【要約】【課題】リモコンの取付を簡略化し、リモコンのがた
つきなどを回避し、故障を防止する。【解決手段】後ケース３の外面に突出して上下方向に
一対の弾性を有したガイドレール２３、２４を形成
し、、ガイドレールの少なくとも一方の上部に形成され
た上部爪受け部１５、及びこれらのガイドレールの下部
に形成された下部爪受け部１７、１８を形成したケース
１を備えたリモコンと、上部に上部爪受け部１５に対応
して形成され前面より前方に突出し、かつ上方に延びた
上部爪部３１、及び下部に下部爪受け部１７、１８に対
応して形成され前面より前方に突出し、かつ上方に延び
た下部爪部３５、３６を有した取付基板３０とからリモ
コン取付装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は低温庫などの壁面に取り
付けられ、冷却ユニットの運転などを制御するリモコン
の取付装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】例えば実開昭６２−１６０２６１号公報
には、リモコン本体の裏カバーの上部、及び下部に断面
略くの字形状の立設部を少なくとも一対横方向に設け、
取付基板にリモコン本体の立設部に嵌合可能な同形の立
上げ部を設け、立設部と立上げ部とを相互勘合させるリ
モコンの取付構造（以下第１従来技術という。）が記載
されている。

【０００３】又、図６は従来のリモコンの取付装置（以
下第２従来技術という。）を示した斜視図であり、５１
はリモコン、５２は取付基板であり、５３はリモコン５
１の下部に開閉自在に設けられた蓋、５４はリモコン５
１から上方に延びたケーブルである。また、図７に示し
たようにリモコン５１の背壁５１ａには４箇所対向して
爪受け部５５が形成されている。これらの爪受け部５５
は下面及びそれぞれ対向した側面に爪挿入用の切欠き５
６が形成されている。

【０００４】取付基板５２は図６、及び図７に示したよ
うに、リモコン５１の背壁５１ａの面積より小さく形成
され、リモコン５１を取り付ける例えば低温庫の側壁に
固定される固定部５８、及びこの固定板５８の側縁から
折曲して横方向に延びた４個の爪部６０とから構成され
ている。また、固定部５８には複数のビス挿入孔６１が
形成されている。

【０００５】上記のようなリモコン取付構造において、
リモコン５１を低温庫の側壁などに取り付けるときに
は、図６に示したように、ビス６２をビス挿入孔６１に
通して側壁にさし込み取付基板５２を側壁に固定する。
その後、リモコン５１の背壁５１ａを爪部６０に当て、
各爪受け部５５を各爪部６０に対応させてリモコン５１
を下方にスライドさせることによって各爪部６０が各爪
受け部５５に切欠き５６から差し込まれる。そして、各
爪受け部５５に各爪部６０が嵌合してリモコン５１と取
付基板５２とが嵌合して、リモコン５１が側壁に取り付
けられる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】上記第１従来技術で
は、立設部と立上げ部とがずれていた場合には、例えば
リモコンに人が当りリモコンが横方向にずれたときなど
に、リモコンが取付基板から外れるおそれがあった。ま
た、上記第２従来技術では、リモコン５１を取付基板５
２に取り付けるとき、リモコン５１の裏に取付基板５２
が隠れ、各爪部６０と各爪受け部５５との位置合わせが
難しく、取付作業が煩雑になるという問題が発生する。

【０００７】さらに、爪部６０と爪受け部５５との寸法
に僅かでも誤差が発生した場合には、上記嵌合がに大き
な力が必要になったり、嵌合状態が緩く、取付状態でリ
モコン５１でがたつき、扉の開閉による振動や衝撃、或
いは低温庫の冷却ユニットからの振動などによって、リ
モコン５１に故障が発生するおそれがある。また、リモ
コン５１の取付前にリモコン５１の背面或は取付基板５
２の表面にクッション材を取り付け、リモコンのがたつ
きを防止していたが、この方法では、クッション材が爪
部６０と爪受け部５５との嵌合の邪魔になり、リモコン
５１の取付作業が煩雑になったり、クッション材の取付
作業、及びクッション部材の材料費等のためにコストが
上昇するという問題が発生する。

【０００８】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、リモコンの取付を簡略化し、リモコンのが
たつきなどを回避して確実に取り付けできるリモコン取
付装置を提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、請求項１の発明は、背壁の外面に突出して
上下方向に形成された少なくとも一対の弾性を有したガ
イドレール、これらのガイドレールの少なくとも一方の
上部に形成された上部爪受け部、及びこれらのガイドレ
ールの下部に形成された下部爪受け部を有したケースを
備えたリモコンと、上部に上部爪受け部に対応して形成
され前面より前方に突出し、かつ上方に延びた上部爪
部、及び下部に下部爪受け部に対応して形成され前面よ
り前方に突出し、かつ上方に延びた下部爪部を有した取
付基板とからなるリモコン取付装置を提供するものであ
る。

【００１０】また、請求項２の発明は、背壁の外面に突
出して上下方向に形成された少なくとも一対のガイドレ
ール、これらのガイドレールの少なくとも一方の上部に
形成された上部爪受け部、及びこれらのガイドレールの
下部に形成された下部爪受け部を有したケースを備えた
リモコンと、このケースに収納されて上部爪受け部、及
び下部爪受け部に対応して切欠きが形成された制御基板
と、上部に上部爪受け部に対応して形成され前面より前
方に突出し、かつ上方に延びた上部爪部、及び下部に下
部爪受け部に対応して形成され前面より前方に突出し、
かつ上方に延びた下部爪部を有した取付基板とからなる
リモコン取付装置を提供するものである。

【００１１】さらに、請求項３の発明は、少なくとも前
壁、側壁、及び背壁を備え、方形の制御基板が収納され
ると共に、この制御基板の相隣り合う２辺と側壁との間
に形成された空間、この空間に対応し、背壁の外面に突
出して上下方向に形成された第１のガイドレール、この
第１のガイドレールに沿って背壁の外面に突出して上下
方向に形成された第２のガイドレール、第１のガイドレ
ールの上部に形成された上部爪受け部、及び第１、第２
のガイドレールの下部に空間に対応して形成された下部
爪受け部を有したケースを備えたリモコンと、上部に上
部爪受け部に対応して形成され前面より前方に突出し、
かつ上方に延びた上部爪部、及び下部に下部爪受け部に
対応して形成され前面より前方に突出し、かつ上方に延
びた下部爪部を有した取付基板とからなるリモコン取付
装置を提供するものである。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本願の請求項１及び３に係
る発明のリモコン取付装置の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。図１はリモコンの取付装置を説明する
ための斜視図、図２はリモコンの正面図、図３はリモコ
ンの背面図、図４はリモコンの取付基板への取付状態を
示す縦断面図、図５は低温庫の正面図である。

【００１３】１はリモコンであり、２はリモコン１の前
壁、上下左右各側壁、及び背壁を構成し例えば樹脂にて
形成された例えば長方体のケースである。そして、ケー
ス２は前壁、及び上左右側壁を構成する前ケース３、前
ケース３の下部に形成された開口３Ａを開閉自在に閉塞
する蓋４と背壁である後ケース５とから構成されてい
る、前ケース３の前壁には表示及び操作用のパネル６が
設けられている。

【００１４】７はケース２内に収納された矩形の制御基
板であり、この制御基板７は前ケース３に例えばビス７
ｂなどによって取付けられている。制御基板７の右縁７
Ａと前ケース３の右壁３Ｂとの間には側部空間８が形成
され、制御基板７の下縁７Ｂとケース２の下壁、即ち蓋
４の下壁４Ａとの間には下部空間９形成されている。制
御基板７には例えば警報、霜取、冷却、一時停止或いは
停止などの表示用の複数の発光素子１０、液晶表示装置
１１、マイコン素子或いはターミナル１２、及び運転、
或いは霜取りなどの複数のスイッチＳなどが取付けられ
ている。ターミナル１２にはケーブルＫが接続され、こ
のケーブルＫはターミナル１２から下部空間９及び側部
空間８を通り、ケース２の上壁に形成された開口２Ａを
通り、上方へ延びている。そして、ケーブルＫは下部空
間９にてクリップＣによって後ケース５に止められてい
る。また、蓋４は止めビスＢによって開閉自在に取り付
けられている。

【００１５】後ケース５の背面の左右には、図３に示し
たように突出して第１、第２ガイドレール１３、１４が
上下方向に略並行に形成されている。第１、第２ガイド
レール１３、１４はそれぞれケース２の本体即ち前壁、
上下左右、及び背壁よりも柔らかく弾性を有した樹脂に
て後ケース５と一体に形成されている。そして、各ガイ
ドレールのうち、第１ガイドレール１３は側部空間８に
対応して形成されており第１ガイドレール１３の前方に
は側部空間８が位置している。

【００１６】第１、第２ガイドレール１３、１４の上端
及び下部には、上部爪受け部１５、１６、及び下部爪受
け部１７、１８が形成され、各爪受け部は同様に下面開
口２０、及び係止壁２１を有している。そして、下部爪
受け部１７は下部爪受け部１８より僅かに上方に形成さ
れている。また、上部爪受け部１５、１６と下部爪受け
部１７、１８との間には、左右側壁２２から形成された
第１溝２３、２４が設けられ、下部爪受け部１７、１８
から下方には、左右側壁２５から形成された第２溝２６
が形成されている。

【００１７】３０はリモコン１を例えば低温庫の側壁に
取り付けるときに使用する矩形の取付基板であり、この
取付基板３０は後ケース５の例えば金属板にて形成され
ている。取付基板３０の上部には第１ガイドレール１３
の上部爪受け部１５に対応して上部爪部３１が形成され
ている。この上部爪部３１には取付基板３０の一部を切
欠き前方に折曲し、且つ上方に折曲して上方へ延びた上
部係合片３２が形成されている。この上部係合片３２の
幅は上部爪受け部１５の下面開口２０の幅及び第１溝２
３の幅と略等しいか前記幅より僅かに小さく形成されて
いる。

【００１８】３５、３６は取付基板３０の下部に第１、
第２ガイドレール１３、１４の下部爪受け部１７、１８
に対応して形成された下部爪部であり、下部爪部３５は
下部爪部３６より僅かに上方に形成されている。これら
の下部爪部３５、３６には上部爪部３１と同様に取付基
板３０の一部を切欠き前方に折曲し、且つ上方に折曲し
て上方へ延びた下部係合片３７、３８が形成されてい
る。これら下部係合片３７、３８の幅は下部爪受け部１
７、１８の下面開口２０の幅及び第１溝２３の幅と略等
しいか前記幅より僅かに小さく形成されている。また、
取付基板３０には取付基板取付用の複数の開口４１が形
成されている。

【００１９】以下、リモコン１の取付方法を説明する。
図５に示したようにリモコン１を例えば低温庫の側壁５
２に取り付けるときには、図１に示したようにビス４３
を取付基板３０の開口４１に通して取付基板３０を側壁
４２に取り付ける。その後、ケース１を取付基板３０よ
り下方にずらした状態でケース１の後ケースを取付基板
３０に当て、上部爪部３１の上部係合片３２を第１ガイ
ドレール１３の第１溝２３の例えば中間位置内に位置さ
せ、この状態でケース１を下方へスライドさせる。この
スライドによって下部爪部３５、３６の下部係合片３
７、３８が第２溝２６、２６に入り案内され、第２溝２
６、２６に沿って移動する。

【００２０】さらに、ケース１を下方へスライドさせる
と、上部爪部３２が第１ガイドレール１３の上部爪受け
部１５の下面開口２０から上部爪受け部１５内へ入り、
略同時に下部爪部３５、３６がそれぞれ下部爪受け部１
７、及び第２ガイドレール１４の下部爪受け部１８の下
面開口２０から下部爪受け部１７、１８内へ入る。そし
て、第１ガイドレール１３の上部爪受け部１５、下部爪
受け部１７、及び第２ガイドレール１４の下部爪受け部
１８がそれぞれ上部爪部３１、下部爪部３５、及び下部
爪部３６に係止される。

【００２１】以上のように第１ガイドレール１３の上部
爪受け部１５、下部爪受け部１７、及び第２ガイドレー
ル１４の下部爪受け部１８がそれぞれ係止されていると
き、第１、第２ガイドレール１３、１４の端面は弾性に
よって取付基板３０に当接している。また、上部爪部３
１は側部空間８の上部に位置し、下部爪部３５、３６は
双方とも下部空間９に位置している。

【００２２】図５に示した５０は上記のようにリモコン
１が側壁に取り付けられたプレハブ冷凍庫、或いは冷蔵
庫などの低温庫であり、この低温庫５０の上壁５１、前
後左右側壁５２、及び低壁５３は複数の断熱パネル５４
を連結して構成されている。また、５５は庫外の圧縮機
５６、及び凝縮器５７と庫内の蒸発器５８などを配管接
続して冷凍サイクルを構成した冷却ユニット、５９は側
壁５２に形成された開口を開閉自在に閉塞する断熱扉で
ある。

【００２３】上記実施例によれば、ケース１の後ケース
５に弾性を有した第１、第２ガイドレール１３、１４が
上下方向に形成され、第１、第２ガイドレール１３、１
４には、上部爪受け部１５、１６、及び下部爪受け部１
７、１８が形成され、各爪受け部は同様に下面開口２
０、及び係止壁２１を有している。また、取付基板３０
の上部には第１ガイドレール１３の上部爪受け部１５に
対応して上部爪部３１が形成され、この上部爪部３１に
は取付基板３０の一部を切欠き前方に折曲し、且つ上方
に折曲して上方へ延びた上部係合片３２が形成されてい
る。さらに、取付基板３０の下部には第１、第２ガイド
レール１３、１４の下部爪受け部１７、１８に対応して
下部爪部３５、３６が形成され、これらの下部爪部３
５、３６には上部爪部３１と同様に取付基板３０の一部
を切欠き外方に折曲し、且つ上方に折曲して上方へ延び
た下部係合片３７、３８が形成されているので、リモコ
ン１を取付基板３０に取り付けるときには、ケース１を
取付基板３０より下方にずらし、取付基板３０が見える
状態でケース１の後ケースを取付基板３０に当て、上部
爪部３１の上部係合片３２を第１ガイドレール１３の第
１溝２３の例えば中間位置内に位置させ、第１溝２３内
で上部爪部３１をスライドさせ、ケース１を下方へスラ
イドさせることによって下部爪部３５、３６の下部係合
片３７、３８が第２溝２６、２６に入り案内され、第２
溝２６、２６に沿って移動し、さらに、ケース１を下方
へスライドさせることによって、スライド方向を確かめ
ることなく、容易に第１ガイドレール１３の上部爪受け
部１５、下部爪受け部１７、及び第２ガイドレール１４
の下部爪受け部１８をそれぞれ上部爪部３１、下部爪部
３５、及び下部爪部３６に係止することができる。ま
た、第１、第２ガイドレール１３、１４は、弾性を有し
ているので、上記のように上部爪受け部１５、下部爪受
け部１７、及び下部爪受け部１８をそれぞれ上部爪部３
１、下部爪部３５、及び下部爪部３６に係止したとき、
第１、第２ガイドレール１３、１４は取付基板３０に押
しつけられた状態で取り付けられ、リモコン１のがたつ
きを確実に回避でき、例えば冷却ユニットの振動或いは
扉５９の開閉時の衝撃が取付基板３０に伝わったときで
も、リモコン１が振動することが防止でき、リモコン１
の故障を防止することができる。

【００２４】また、第１ガイドレール１３は制御基板７
の側方に形成された側部空間８に対応して設けられ、上
部爪受け部１５、下部爪受け部１７、１８は側部空間
８、下部空間９に対応して設けられ、上部爪受け部１
５、下部爪受け部１７、１８を金属製の取付基板３０の
上部爪部３１、下部爪部３５、３６に係止したとき、上
部爪部３１、下部爪部３５、３６は側部空間８、下部空
間９に位置し、制御基板７から離れた場所に位置してい
るので、静電気や落雷などの高電圧により上部爪部３
１、下部爪部３５、３６と制御基板７との間でスパーク
が発生することを回避でき、制御基板７の損傷、制御基
板７上の表示用の複数の発光素子１０、液晶表示装置１
１、マイコン素子或いはターミナル１２、及び運転或い
は霜取りなどの複数のスイッチ１３などの電装部品の損
傷を回避することができる。また、リモコン１内に露呈
した上部爪部３１、下部爪部３５、３６を絶縁テープな
どによってシールする必要が無く、リモコン１の薄肉化
を図ることもできる。

【００２５】さらに、側部空間８及び下部空間９をケー
ブルＫの配線空間とし利用でき、リモコン１のコンパク
ト化を図ることもできる。以下、本願の請求項２に係る
発明の実施例について説明する。なお、この実施例にお
いて、制御基板以外の構成については上記実施例と同様
な構成であり、その詳細な説明は省略する。

【００２６】制御基板７７は図２に２点鎖線にて示した
ように制御基板７より大きく形成され、上部爪部３１、
下部爪部３５、３６に対応した適所には、それぞれ３箇
所の切欠き７７ａ、７７ｂ、７７ｃが形成されている。
このため、上記実施例と同様に上部爪受け部１５、下部
爪受け部１７、１８に金属製の取付基板３０の上部爪部
３１、下部爪部３５、３６を係止したとき、上部爪部３
１、下部爪部３５、３６は制御基板７Ａから離れた場所
に位置し、静電気や落雷などの高電圧により上部爪部３
１、下部爪部３５、３６と制御基板７との間でスパーク
が発生することを回避でき、制御基板７の損傷、制御基
板７上の表示用の複数の発光素子１０、液晶表示装置１
１、マイコン素子或いはターミナル１２、及び運転、或
いは霜取りなどの複数のスイッチ１３などの電装部品の
損傷を回避することができる。また、リモコン１内に露
呈した上部爪部３１、下部爪部３５、３６を絶縁テープ
などによってシールする必要が無く、リモコン１の薄肉
化を図ることもできる。

【００２７】また、側部空間８、或いは下部空間９を設
ける必要がなく、制御基板７Ａの面積拡大或いは、リモ
コンのコンパクト化を一層図ることができる。なお、本
発明は上記各実施例に限定されるものではなく、特許請
求の範囲に記載の主旨から逸脱しない範囲で各種の変形
実施が可能なことは勿論である。

【００２８】

【発明の効果】本発明は上記のようなリモコン取付装置
であり、請求項１の発明によれば、リモコンを取付基板
に取り付けるときには、ケースを取付基板より下方にず
らし、取付基板が見える状態でケースを取付基板に当
て、上部爪部をガイドレールの例えば中間位置内に位置
させ、ガイドレールに沿って上部爪部をスライドさせ、
ケースを下方へスライドさせることによって各下部爪部
がさらに双方のガイドレールに案内されて移動し、さら
に、ケースを下方へスライドさせることによって、スラ
イド方向を確かめることなく、容易にガイドレールの上
部爪受け部、及び各下部爪受け部をそれぞれ上部爪部、
及び各下部爪部に係止することができる。

【００２９】また、各ガイドレールは、弾性を有してい
るので、上部爪受け部、各下部爪受け部をそれぞれ上部
爪部、下部爪部に係止したとき、各ガイドレールは取付
基板に押しつけられた状態で取り付けられ、リモコンの
がたつきを確実に回避でき、例えば冷却ユニットの振動
が取付基板に伝わったときでも、リモコンが振動するこ
とが防止でき、リモコンの故障を防止することができ
る。

【００３０】また、請求項２の発明によれば、上記請求
項１の発明と同様に、スライド方向を確かめることな
く、容易にガイドレールの上部爪受け部、及び各下部爪
受け部をそれぞれ上部爪部、及び各下部爪部に係止する
ことができる。また、上部爪受け部、及び各下部爪受け
部に金属製の取付基板の上部爪部、各下部爪部を係止し
たとき、上部爪部、各下部爪部は制御基板から離れた場
所に位置し、静電気や落雷などの高電圧により上部爪
部、各下部爪部と制御基板との間でスパークが発生する
ことを回避でき、制御基板７の損傷、電装部品の損傷を
回避することができる。また、リモコン内に露呈した上
部爪部、各下部爪部を絶縁テープなどによってシールす
る必要が無く、リモコンの薄肉化を図ることもできる。
また、制御基板の面積拡大或いは、リモコンのコンパク
ト化を一層図ることができる。

【００３１】さらに、請求項３の発明によれば、上記請
求項１、及び請求項２の発明と同様に、スライド方向を
確かめることなく、容易にガイドレールの上部爪受け
部、及び各下部爪受け部をそれぞれ上部爪部、及び各下
部爪部に係止することができる。また、第１ガイドレ
ールは制御基板の側方に形成された側部空間に対応して
設けられ、上部爪受け部、及び各下部爪受け部は側部空
間、及び下部空間に対応しているので、上部爪受け部、
及び各下部爪受け部に金属製の取付基板の上部爪部、及
び各下部爪部を係止したとき、上部爪部、及び各下部爪
部は側部空間、及び下部空間に位置し、制御基板から離
れた場所に位置しているので、静電気や落雷などの高電
圧により上部爪部、及び各下部爪部と制御基板との間で
スパークが発生することを回避でき、制御基板の損傷、
制御基板７上の電装部品の損傷を回避することができ
る。また、リモコン内に露呈した上部爪部、及び各下部
爪部を絶縁テープなどによってシールする必要が無く、
リモコンの薄肉化を図ることもできる。

【００３２】さらに、側部空間及び下部空間をケーブル
Ｋの配線空間とし利用でき、リモコン１のコンパクトか
も図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】リモコンの取付装置を説明するための斜視図。

【図２】リモコンの正面図。

【図３】リモコンの背面図。

【図４】リモコンの取付状態を示す縦断面図。

【図５】低温庫の正面図。

【図６】従来のリモコン取付装置を説明するための斜視
図。

【図７】従来のリモコンの背面方向からの斜視図。

【符号の説明】

１リモコン２ケース３前ケース４蓋５後ケース６パネル７制御基板８側部区間９下部空間ｋケーブル１３第１ガイドレール１４第２ガイドレール１５上部爪受け部１６上部爪受け部１７下部爪受け部１８下部爪受け部２３第１溝２４第１溝２６第２溝３０取付基板３１上部爪部３２上部係合片３５下部爪部３６下部爪部３７下部係合片３８下部係合片７７制御基板７７ａ切欠き７７ｂ切欠き７７ｃ切欠き

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】背壁の外面に突出して上下方向に形成さ
れた少なくとも一対の弾性を有したガイドレール、これ
らのガイドレールの少なくとも一方の上部に形成された
上部爪受け部、及びこれらのガイドレールの下部に形成
された下部爪受け部を有したケースを備えたリモコン
と、上部に上部爪受け部に対応して形成され前面より前
方に突出し、かつ上方に延びた上部爪部、及び下部に下
部爪受け部に対応して形成され前面より前方に突出し、
かつ上方に延びた下部爪部を有した取付基板とからなる
ことを特徴とするリモコン取付装置。
【請求項２】背壁の外面に突出して上下方向に形成さ
れた少なくとも一対のガイドレール、これらのガイドレ
ールの少なくとも一方の上部に形成された上部爪受け
部、及びこれらのガイドレールの下部に形成された下部
爪受け部を有したケースを備えたリモコンと、このケー
スに収納されて上部爪受け部、及び下部爪受け部に対応
して切欠きが形成された制御基板と、上部に上部爪受け
部に対応して形成され前面より前方に突出し、かつ上方
に延びた上部爪部、及び下部に下部爪受け部に対応して
形成され前面より前方に突出し、かつ上方に延びた下部
爪部を有した取付基板とからなることを特徴とするリモ
コン取付装置。
【請求項３】少なくとも前壁、側壁、及び背壁を備
え、方形の制御基板が収納されると共に、この制御基板
の相隣り合う２辺と側壁との間に形成された空間、この
空間に対応し、背壁の外面に突出して上下方向に形成さ
れた第１のガイドレール、この第１のガイドレールに沿
って背壁の外面に突出して上下方向に形成された第２の
ガイドレール、第１のガイドレールの上部に形成された
上部爪受け部、及び第１、第２のガイドレールの下部に
空間に対応して形成された下部爪受け部を有したケース
を備えたリモコンと、上部に上部爪受け部に対応して形
成され前面より前方に突出し、かつ上方に延びた上部爪
部、及び下部に下部爪受け部に対応して形成され前面よ
り前方に突出し、かつ上方に延びた下部爪部を有した取
付基板とからなることを特徴とするリモコン取付装置。