JPH09153730A - 平面アンテナ - Google Patents

平面アンテナ

Info

Publication number
JPH09153730A
JPH09153730A JP7311006A JP31100695A JPH09153730A JP H09153730 A JPH09153730 A JP H09153730A JP 7311006 A JP7311006 A JP 7311006A JP 31100695 A JP31100695 A JP 31100695A JP H09153730 A JPH09153730 A JP H09153730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feeding
circuit board
antenna
dielectric substrate
conductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7311006A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Nakada
慎一 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP7311006A priority Critical patent/JPH09153730A/ja
Publication of JPH09153730A publication Critical patent/JPH09153730A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯無線機の筐体に内蔵する平面アンテナにお
いて、低価格かつ量産性が向上する給電構造を提供す
る。 【解決手段】本発明は給電に用いるコネクタやケーブル
などの部品を金属導体に置き換えることにより、部品点
数の削減、作業工程、検査工程を大幅に減らして、アン
テナのコストを下げ、しかも、安定した特性を得ること
ができる給電構造を得ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてデジタル
方式の携帯電話機等に内蔵して使用される平面アンテナ
であり、更に詳しくは給電構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその課題】従来、平面アンテナは小
型で高利得という利点により、デジタル方式の携帯電話
の内蔵アンテナとして広く使われてきた。近年、携帯電
話市場は急速に普及し、低価格化が進んでいる。従っ
て、携帯電話に搭載されているアンテナもコストダウン
が求められている。
【0003】内蔵アンテナとして主に用いられている方
式として、図4のように、低損失な誘電体材料を使用し
た逆Fアンテナがある。性能の良い低損失誘電体基板2
6を使うためアンテナの性能は良いのだが、反面コスト
は高くなってしまう。また、給電方法もケーブル25と
コネクタ24を使用するため、部品点数が増え、作業工
程も増えるため、検査も複雑となり、結果としてコスト
は高く、量産性が悪くなるという問題がある。
【0004】この問題点を鑑み、ほぼ同等の性能を持ち
ながら、コストダウンを可能とするアンテナ構成を特願
平6−162048にて提案している。それは、図3の
ように、価格の安い誘電体基板1(例えばガラスエポキ
シ樹脂)を使用し、回路基板2上に固定されているグラ
ンドの働きを有するシールド板19に金属壁を設けて誘
電体基板1を回路基板2からある高さに保持し、ケーブ
ル25の芯線である給電線22を逆Fアンテナ素子20
の整合をとれる部分に半田付けをし、外皮導体であるシ
ールド23はシールド板19に半田付けをする。シール
ド板19に保持部を設けてケーブル25が動かないよう
に固定し、回路基板に実装している給電ライン12上の
コネクタ24に、ケーブル25の他端に接続されている
コネクタを接続する構成になっている。
【0005】この場合、価格が安いため誘電体基板1の
損失が大きいが、基板厚を薄くした分、等価となる厚さ
を持つ空気層を用いる。この構成にすることにより、基
材のコストが下がり、コストダウンが可能となった。し
かし、先に述べたように、給電に関しては従来のままで
あり、コストダウンを検討する余地があった。また、ケ
ーブルの取り付け方法がしっかりしてないと、その引き
回し方によっては、特性が不安定になる可能性があっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は給電部分を金属
導体に置き換えることにより、コネクタやケーブルなど
の部品点数を減らし、作業工程を大幅に減らして、アン
テナのコストを下げ、しかも、安定した特性を得ること
ができる給電構造を得るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、携帯無線機に内蔵され
る平面アンテナにおいて、アンテナ素子を形成した誘電
体基板と、給電ライン及びその先端に給電ランドを形成
した回路基板と、前記誘電体基板を回路基板から高さ方
向に所定距離隔てて保持する手段と、前記誘電体基板の
アンテナ素子給電端と前記給電ランドを接続する給電用
導体が具備されたことを特徴とする。
【0008】前記誘電体基板はアンテナ素子給電端に給
電用導体を取り付ける差し込み穴が設けられている。回
路基板上の給電ランドは差し込み穴のほぼ真下に形成す
る。前記給電用導体は、前記差し込み穴に取り付けられ
誘電体基板から突出する長さを一定に確保するために幅
広になった肩部を持つ。給電用導体は給電ランドに半田
付けされこの肩部によって誘電体基板を回路基板上の所
定高さに保持する手段として作用する。さらに誘電体基
板が抜けないために先端が若干湾曲する。給電ランド側
の給電用導体先端は半田付けに適する形状にする。
【0009】誘電体基板を回路基板から高さ方向に所定
距離隔てて保持する手段は、誘電体基板に平行な面とそ
の面上にネジ穴を持つ少なくとも1つ以上の支柱と上述
の肩部のように該支柱と同じに高さ方向の所定距離に誘
電体基板を保つ形状を持つことによって保持機能も兼ね
る少なくとも1つ以上の給電用導体とによって保持手段
とし、該誘電体基板には支柱とネジ止めができるネジ穴
を設ける。
【0010】以下図面を用いて本発明の実施形態を説明
する。図1は本発明に係る平面アンテナの分解図であ
り、図2は本発明に係る平面アンテナの斜視図である。
図1及び図2において、1は誘電体基板であり、2は回
路基板であり、11は平面アンテナに給電するための給
電ランドであり、12は回路基板上にある給電ランド1
1と受信回路(図示せず)を電気的に接続する給電ライ
ンであり、3は銅箔で形成された1/4波長の電気的長
さを有するアンテナ素子であり(一部のみ図示)、7は
金属で作られた細長い給電用導体であり、4は給電用導
体の差し込み穴であり、5は誘電体基板1に作られたネ
ジ通し穴であり、6はアンテナ素子3の給電端を差し込
み穴4の周辺部分に形成したアンテナ給電部であり、8
は給電用導体7の端部が湾曲になっている湾曲部であ
り、9は給電用導体7の幅の一部を広くした肩部であ
り、10は給電用導体の回路基板2側の他端を給電ラン
ド11の上に乗せ半田付けできるように導体を直角に折
曲げた足部であり、13は誘電体基板1と回路基板2間
の距離を一定に保つ支柱であり、14は支柱13上部に
ある回路基板2と平行な頂面であり、15は頂面14に
誘電体基板1に対して垂直に形成されたネジ穴であり、
16は電気的に接続でき機械的強度を保つための半田で
ある。17は誘電体基板1とアンテナ素子3とアンテナ
給電部6と給電用導体7及び半田16(湾曲部8の箇
所)とで構成される平面アンテナである。18は平面ア
ンテナ17を支柱13に固定するためのネジである。
【0011】このような構成のときに、アンテナ素子3
は誘電体基板1の面上に銅箔で形成され電気的に1/4
波長の長さを有しており、そして給電用導体7は湾曲部
8と肩部9と足部10を持ち、湾曲部8を誘電体基板1
が有する差し込み穴4に差し込み、肩部9と誘電体基板
1に隙間がないようにする。このとき湾曲部8は一度差
し込まれると簡単には外れないようにするためのもので
あり、差し込み穴4より幾分大きく湾曲している。この
実施形態では、湾曲としたがこの目的を果たすものであ
れば、別の形状でも良い。アンテナ素子3の給電側の端
部は差し込み穴4を取り囲むように形成されており、こ
のアンテナ給電部6と給電用導体7を半田付けして半田
16とし電気的導通及び機械的強度を保持する。このと
き給電用導体7は誘電体基板1のどの面に対しても直角
になるように取り付ける。
【0012】回路基板2には、平面アンテナ17を支え
かつ回路基板2からの距離を一定に保つための支柱13
が2つ垂直に固定されている。平面アンテナ17はこの
支柱13にあるネジ穴15と平面アンテナ17のネジ通
し穴5が合うように頂面15に載せてネジ18を締めて
平面アンテナ17を固定する。給電用導体7の誘電体基
板1の下面から足部10の下面までの長さは、支柱13
と同じ長さになっており、そのため誘電体基板1と回路
基板2とは平行な位置関係になる。このとき給電用導体
7の足部10はちょうど給電ランド11の直上になり、
半田付けをすることにより、給電ライン12と電気的な
導通を得る。
【0013】図3に示した従来技術では誘電体基板1を
保持するためとケーブル(図3ケーブル25)を固定及
びシールド(図3シールド23)をグランド接地するた
めにシールド板(図3シールド板19)が必要であった
が、本発明は図1、図2に示すように支柱13及び給電
用導体7を用いることによって、シールド板、ケーブ
ル、コネクタが不要になりコストダウンが図れる。
【0014】なお、シールド板が無くなっても、そのグ
ランド作用は回路基板にあるグランドで問題なく置き換
えることができ、受信帯域に共振周波数をもつアンテナ
素子3は回路基板2のグランドと共振し基地局の電波を
受信する。受信した電力は、アンテナ給電部6、給電用
導体7、給電ライン12を通って受信回路(図示せず)
に入力される。
【0015】この構成により、平面アンテナ17の構造
は、誘電体基板1と給電用導体7の2つの部品で構成さ
れることになり、ケーブルやコネクタ、シールド板を使
用していたときに比べて、部品点数が減りコストを大幅
に削減できる。また、作業工程、検査工程も同様に減ら
すことができ、量産性が向上する。また、誘電体基板1
と回路基板2の距離(高さ)は特性(特に共振周波数)
に大きく影響を与えるが、この距離を一定に保つため
に、支柱13に平面アンテナ17をネジ18でネジ止め
することと、給電用導体7の肩部9から足部10までの
長さ、つまりは誘電体基板1の下面から足部10の下面
までの長さを支柱13の長さと同じにすることにより、
給電用導体7は平面アンテナ17の保持手段も兼ねるこ
とで、回路基板2から誘電体基板1の距離(高さ)を一
定に保ち、簡単な構成でも、安定した特性を維持するこ
とができる。
【0016】
【発明の効果】本発明の平面アンテナの給電構造は、作
業工程が大幅に減り、アンテナのコストが下がり、しか
も、安定した特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である平面アンテナの分解
図。
【図2】本発明の実施形態である平面アンテナの斜視
図。
【図3】空気層をもつ平面アンテナの斜視図。
【図4】従来の平面アンテナの斜視図。
【符号の説明】
1 誘電体基板 2 回路基板 3 アンテナ素子(一部) 4 差し込み穴 5 ネジ通し穴 6 アンテナ給電部 7 給電用導体 8 湾曲部 9 肩部 10 足部 11 給電ランド 12 給電ライン 13 支柱 14 頂面 15 ネジ穴 16 半田 17 平面アンテナ 18 ネジ 19 シールド板 20 逆Fアンテナ素子 21 ショート部 22 給電線 23 シールド 24 コネクタ 25 ケーブル 26 低損失誘電体基板 27 逆Fアンテナ素子 28 ショート用スルーホール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】携帯無線機に内蔵される平面アンテナにお
    いて、アンテナ素子を形成した誘電体基板と、給電ライ
    ン及びその先端に給電ランドを形成した回路基板と、前
    記誘電体基板を回路基板から高さ方向に所定距離隔てて
    保持する保持手段と、前記誘電体基板のアンテナ素子給
    電端と前記給電ランドを接続する給電用導体が具備され
    たことを特徴とする平面アンテナ。
  2. 【請求項2】前記誘電体基板はアンテナ素子給電端に給
    電用導体を取り付ける差し込み穴が設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の平面アンテナ。
JP7311006A 1995-11-29 1995-11-29 平面アンテナ Pending JPH09153730A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7311006A JPH09153730A (ja) 1995-11-29 1995-11-29 平面アンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7311006A JPH09153730A (ja) 1995-11-29 1995-11-29 平面アンテナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09153730A true JPH09153730A (ja) 1997-06-10

Family

ID=18011997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7311006A Pending JPH09153730A (ja) 1995-11-29 1995-11-29 平面アンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09153730A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004095639A1 (ja) * 2003-04-24 2004-11-04 Asahi Glass Company, Limited アンテナ装置
KR200410645Y1 (ko) * 2005-12-14 2006-03-09 고창범 이동통신단말기용 와이어안테나
JPWO2005062416A1 (ja) * 2003-12-18 2007-07-19 三菱電機株式会社 携帯無線機
JP2010103978A (ja) * 2008-09-25 2010-05-06 Sony Corp ミリ波誘電体内伝送装置及びその製造方法、並びに、無線伝送装置および無線伝送方法
JP2011049847A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Kyocera Corp 携帯無線機器
JPWO2014129632A1 (ja) * 2013-02-22 2017-02-02 原田工業株式会社 逆f型アンテナ及び車載用複合アンテナ装置
WO2017073410A1 (ja) * 2015-10-26 2017-05-04 アルプス電気株式会社 アンテナ装置
CN110112339A (zh) * 2019-04-10 2019-08-09 河南超力新能源有限公司 一种启动电源用电源箱、启动电源及其制备方法
JP2020017913A (ja) * 2018-07-27 2020-01-30 アズビル株式会社 アンテナ装置

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1624527A1 (en) * 2003-04-24 2006-02-08 Asahi Glass Company Ltd. Antenna device
JPWO2004095639A1 (ja) * 2003-04-24 2006-07-13 旭硝子株式会社 アンテナ装置
EP1624527A4 (en) * 2003-04-24 2007-02-21 Asahi Glass Co Ltd ANTENNA DEVICE
US7365685B2 (en) 2003-04-24 2008-04-29 Asahi Glass Company, Limited Antenna device
WO2004095639A1 (ja) * 2003-04-24 2004-11-04 Asahi Glass Company, Limited アンテナ装置
JPWO2005062416A1 (ja) * 2003-12-18 2007-07-19 三菱電機株式会社 携帯無線機
KR200410645Y1 (ko) * 2005-12-14 2006-03-09 고창범 이동통신단말기용 와이어안테나
US8848389B2 (en) 2008-09-25 2014-09-30 Sony Corporation Transmission device and method for manufacturing same, and wireless transmission device and wireless transmission method
JP2010103978A (ja) * 2008-09-25 2010-05-06 Sony Corp ミリ波誘電体内伝送装置及びその製造方法、並びに、無線伝送装置および無線伝送方法
JP2011049847A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Kyocera Corp 携帯無線機器
JPWO2014129632A1 (ja) * 2013-02-22 2017-02-02 原田工業株式会社 逆f型アンテナ及び車載用複合アンテナ装置
WO2017073410A1 (ja) * 2015-10-26 2017-05-04 アルプス電気株式会社 アンテナ装置
JPWO2017073410A1 (ja) * 2015-10-26 2018-07-26 アルプス電気株式会社 アンテナ装置
US10411355B2 (en) 2015-10-26 2019-09-10 Alps Alpine Co., Ltd. Antenna device
JP2020017913A (ja) * 2018-07-27 2020-01-30 アズビル株式会社 アンテナ装置
KR20200012753A (ko) * 2018-07-27 2020-02-05 아즈빌주식회사 안테나 장치
CN110783688A (zh) * 2018-07-27 2020-02-11 阿自倍尔株式会社 天线装置
CN110112339A (zh) * 2019-04-10 2019-08-09 河南超力新能源有限公司 一种启动电源用电源箱、启动电源及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001339226A (ja) アンテナ装置
JP3206825B2 (ja) プリントアンテナ
JP2003188624A (ja) 指向性アンテナ
JPH07131233A (ja) マイクロストリップアンテナ
JPH09153730A (ja) 平面アンテナ
US7439910B2 (en) Three-dimensional antenna structure
US7310068B2 (en) Chip antenna mounting apparatus
US7671808B2 (en) Communication device and an antenna therefor
JP2000188506A (ja) アンテナ装置
EP1374335B1 (en) An antenna arrangement
JP2001267826A (ja) 送受信ユニットのチップ型アンテナの取付構造
JPH1041736A (ja) 板状アンテナ
KR20010003035A (ko) 프린터형 역f 안테나
JP3286916B2 (ja) アンテナ装置およびそれを用いた通信機
JP3178670B2 (ja) アンテナ
CN104124534A (zh) 混合天线、冲压元件及制造混合天线的方法
JP3275513B2 (ja) 移動体通信機
US20040222928A1 (en) Multi-frequency antenna module for a portable electronic apparatus
JPH0993016A (ja) 表面実装型アンテナおよびこれを用いた通信機
KR102529334B1 (ko) Mimo 안테나 및 이를 포함하는 mimo 안테나 장치
JPH11195917A (ja) アンテナ装置
CN214203979U (zh) 一种5g双极化辐射单元
JP2003264416A (ja) 面実装ヘリカルアンテナ
JPH06303163A (ja) 携帯無線機
JPH10190512A (ja) 携帯無線機