JPH09153461A - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JPH09153461A
JPH09153461A JP31183595A JP31183595A JPH09153461A JP H09153461 A JPH09153461 A JP H09153461A JP 31183595 A JP31183595 A JP 31183595A JP 31183595 A JP31183595 A JP 31183595A JP H09153461 A JPH09153461 A JP H09153461A
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JP
Japan
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susceptor
wafer
manufacturing apparatus
semiconductor manufacturing
supply nozzle
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Application number
JP31183595A
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English (en)
Inventor
Hisashi Arakawa
久 荒川
Yoshihiko Sakurai
義彦 桜井
Takahisa Fukuhara
隆寿 福原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
Hitachi Tokyo Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to JP31183595A priority Critical patent/JPH09153461A/ja
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  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サセプタ上における半導体ウェハの処理結果
を均一にし、装置の処理能力を向上させる。 【解決手段】 半導体ウェハ1を保持するウェハ保持部
2aが設けられかつ複数個のウェハ保持部2aが並列配
置された円盤状のサセプタ2と、サセプタ2のウェハ載
置面2bのほぼ中央付近2cに配設されかつ処理ガス3
を噴流する支柱部4aと処理ガス3の流出方向3aを制
御する鍔部4bとからなるT形ガス供給ノズル4と、サ
セプタ2を介して半導体ウェハ1を加熱するワークコイ
ル5と、サセプタ2とT形ガス供給ノズル4とワークコ
イル5とを囲みかつ反応室6を形成するベルジャ7とか
らなり、T形ガス供給ノズル4の支柱部4aにおける先
端部4cの鍔部近傍4dとサセプタ近傍4eとにそれぞ
れ複数個のガス噴流用小孔4fが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造技術に
おいて、処理ガスを用いて半導体ウェハに処理を行う半
導体製造装置に関し、特に、処理ガスを供給するT形ガ
ス供給ノズルを有する半導体製造装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】以下に説明する技術は、本発明を研究、
完成するに際し、本発明者によって検討されたものであ
り、その概要は次のとおりである。
【0003】処理ガスによって半導体ウェハに処理を行
う半導体製造装置の一例として、エピタキシャル成長装
置が使用されている。
【0004】このエピタキシャル成長装置は、モノシラ
ンガスなどの処理ガスを用いて半導体ウェハ上に単結晶
膜を成長させるものであり、処理を行う際の半導体ウェ
ハの配置方法などによって種々のタイプがある。
【0005】その中に、複数枚の半導体ウェハを並列配
置させて保持する円盤状のサセプタと処理ガスを噴流さ
せるT形ガス供給ノズルとを用いた縦形エピタキシャル
成長装置と呼ばれるものがあり、搭載する半導体ウェハ
の数や大きさによって小形のものやあるいは超大形のも
のなどがある。
【0006】ここで、超大形縦形エピタキシャル成長装
置では、多数の半導体ウェハの処理が可能なように、サ
セプタ上のウェハ保持部(ざぐりとも呼ぶ)が2列でか
つほぼ同心円上に並列配置されている。
【0007】なお、縦形エピタキシャル成長装置につい
ては、例えば、工業調査会発行「超LSI製造・試験装
置ガイドブック1995年版(電子材料別冊)」199
4年11月25日発行、52〜58頁に記載されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記した技
術における超大形縦形エピタキシャル成長装置では、2
列で並列配置されているサセプタ上の複数個のウェハ保
持部がその数だけ十分に使用されていない。
【0009】つまり、処理ガスを噴流する複数個のガス
噴流用小孔が、T形ガス供給ノズルの支柱部における先
端部の鍔部近傍にだけしか設けられていないため、処理
ガスの供給量がサセプタ上の内側のウェハ保持部と外側
のウェハ保持部とで異なる(この場合、外側のウェハ保
持部の方が内側のウェハ保持部よりも処理ガスが多く供
給される)。
【0010】その結果、サセプタ上の内側のウェハ保持
部が使用できないという問題が発生し、これにより、エ
ピタキシャル成長装置の処理能力を向上できないという
問題もある。
【0011】また、外側と内側の両方のウェハ保持部を
用いた場合には、両者において処理ガスの供給量が異な
るため、半導体ウェハ上に形成される膜厚が均一になら
ないという問題がある。
【0012】本発明の目的は、サセプタ上における半導
体ウェハの処理結果を均一にし、処理能力を向上させる
半導体製造装置を提供することにある。
【0013】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0015】すなわち、本発明の半導体製造装置は、半
導体ウェハを保持するウェハ保持部が設けられかつ複数
個の前記ウェハ保持部が並列配置されたサセプタと、前
記サセプタのウェハ載置面のほぼ中央付近に配設されか
つ処理ガスを噴流する支柱部と前記処理ガスの流出方向
を制御する鍔部とからなるT形ガス供給ノズルとを有
し、前記T形ガス供給ノズルの支柱部における鍔部近傍
とサセプタ近傍とにそれぞれ複数個のガス噴流用小孔が
設けられているものである。
【0016】これにより、サセプタ上において、T形ガ
ス供給ノズルの支柱部の近傍である中央付近とサセプタ
の外周部とにほぼ同量の処理ガスを供給することができ
るため、サセプタ上の内側のウェハ保持部と外側のウェ
ハ保持部との両者に載置した半導体ウェハの処理結果を
均一にすることができる。
【0017】その結果、サセプタ上の内側のウェハ保持
部と外側のウェハ保持部とを同時に使用することが可能
になるため、サセプタ上で半導体ウェハを2列配置させ
て処理を行うことができる。
【0018】また、本発明の半導体製造装置は、半導体
ウェハを保持するウェハ保持部が設けられかつ複数個の
前記ウェハ保持部が並列配置されたサセプタと、前記サ
セプタのウェハ載置面のほぼ中央付近に配設されかつ処
理ガスを噴流する支柱部と前記処理ガスの流出方向を制
御する鍔部とからなるT形ガス供給ノズルとを有し、前
記T形ガス供給ノズルの支柱部全体に複数個のガス噴流
用小孔が設けられているものである。
【0019】さらに、本発明の半導体製造装置は、モノ
シランガスなどの処理ガスを用いて半導体ウェハ上に単
結晶膜を成長させるエピタキシャル成長装置である。
【0020】また、本発明の半導体製造装置は、前記T
形ガス供給ノズルの前記サセプタ上への配設時の高さが
164〜183mmである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の半導体製造装置である超大
形縦形エピタキシャル成長装置の構造の実施の形態の一
例を示す部分断面図、図2は本発明の半導体製造装置に
おけるT形ガス供給ノズルの構造の実施の形態の一例を
示す部分断面図、図3は本発明の半導体製造装置におけ
るサセプタの構造の実施の形態の一例を示す平面図、図
4は本発明の半導体製造装置による半導体ウェハ処理時
の処理ガスの流出状態および半導体ウェハの膜厚分布の
実施の形態の一例を示す概念図、図5は本発明の半導体
製造装置によって得られる直径150mm半導体ウェハの
膜厚分布の実施の形態の一例を示す図であり、(a)は
T形ガス供給ノズルのノズル高さを示す部分断面図、
(b)は半導体ウェハの測定位置を示す平面図、(c)
は分布結果図、図6は本発明の半導体製造装置によって
得られる直径125mm半導体ウェハの膜厚分布の実施の
形態の一例を示す平面図、図7は本発明の半導体製造装
置によって得られる直径200mm半導体ウェハの膜厚分
布の実施の形態の一例を示す平面図である。
【0023】なお、本実施の形態で説明する半導体製造
装置は、処理ガスを用いて半導体ウェハに処理を行うも
のであり、その一例として、モノシランガスなどの処理
ガスを用いて半導体ウェハ上に単結晶膜を成長させる超
大形縦形エピタキシャル成長装置を取り上げて説明す
る。
【0024】前記超大形縦形エピタキシャル成長装置の
構成は、半導体ウェハ1を保持するウェハ保持部2a
(ざぐりとも呼ぶ)が設けられかつ複数個のウェハ保持
部2aが並列配置された円盤状のサセプタ2と、サセプ
タ2のウェハ載置面2bのほぼ中央付近2cに配設され
かつモノシランガスなどの処理ガス3を噴流する支柱部
4aと処理ガス3の流出方向3aを制御する鍔部4bと
からなるT形ガス供給ノズル4と、サセプタ2を介して
半導体ウェハ1を加熱する加熱手段であるワークコイル
5と、サセプタ2とT形ガス供給ノズル4とワークコイ
ル5とを囲みかつ反応室6を形成するベルジャ7とから
なる。
【0025】さらに、T形ガス供給ノズル4には、その
支柱部4aにおける先端部4cの鍔部近傍4dとサセプ
タ近傍4eとにそれぞれ複数個のガス噴流用小孔4fが
設けられている。
【0026】これにより、処理ガス3が複数個のガス噴
流用小孔4fから噴流されるため、サセプタ2上に搭載
された複数枚の半導体ウェハ1にほぼ均一に処理ガス3
を供給できる。
【0027】なお、本実施の形態による超大形縦形エピ
タキシャル成長装置は、超大形でかつ縦形であることか
ら多数の半導体ウェハ1を処理できるように、サセプタ
2上のウェハ保持部2aが2列(内側2dのウェハ保持
部2aと外側2eのウェハ保持部2a)でかつほぼ同心
円上に並列配置されている(図3参照)。
【0028】また、T形ガス供給ノズル4およびベルジ
ャ7は、石英などによって形成され、サセプタ2は、例
えば、グラファイトなどによって形成されている。
【0029】さらに、加熱手段であるワークコイル5
は、例えば、半導体ウェハ1を高周波誘導によって加熱
するものである。
【0030】なお、T形ガス供給ノズル4は、回転駆動
手段11に取り付けられており、処理ガス3を噴流させ
る際には、同じく回転駆動手段11に取り付けられたサ
セプタ保持部12が回転し、これにより、サセプタ2が
回転する。
【0031】ただし、T形ガス供給ノズル4は、回転駆
動手段11に取り付けられるのではなく、サセプタ2に
取り付けられるものであってもよい。
【0032】また、本実施の形態による超大形縦形エピ
タキシャル成長装置には、T形ガス供給ノズル4のノズ
ル高さ9を調整する高さ調整手段であるリング部材8が
設けられている。
【0033】すなわち、図2に示すように、T形ガス供
給ノズル4を取り付ける際に、支柱部4aに設けられた
ストッパ部4gの下部にリング部材8を挟着することに
より、リング部材8の厚みの分だけ図5(a)に示すT
形ガス供給ノズル4のノズル高さ9(支柱部4aの先端
部4cに設けられた鍔部4bのサセプタ2からの高さ)
を高くすることができる。
【0034】なお、リング部材8は、例えば、SUS
(ステンレス鋼)などによって形成され、T形ガス供給
ノズル4のノズル高さ9を変えることができるように種
々の厚さのものが準備されている。
【0035】ただし、リング部材8は必ずしも装着する
部材ではなく、リング部材8以外の手段によってT形ガ
ス供給ノズル4のノズル高さ9の調整を行ってもよい。
【0036】ここで、本実施の形態の超大形縦形エピタ
キシャル成長装置による処理ガス3の流出方向3aと、
処理ガス3によって形成される膜の膜厚分布曲線10と
の関係を図4に示す。
【0037】これによれば、内側2dのウェハ保持部2
a(図3参照)に搭載された半導体ウェハ1と、外側2
eの前記ウェハ保持部2aに搭載された半導体ウェハ1
とに均一に処理ガス3を流すことができるため、膜厚分
布曲線10をほぼ直線で表すことができる。
【0038】また、本実施の形態の超大形縦形エピタキ
シャル成長装置によって、図5に示す直径150mmの
半導体ウェハ1に成膜試験を行った場合の膜厚分布につ
いて図1〜図5を用いて説明する。
【0039】前記成膜試験は、図5(a)に示すノズル
高さ9について、図5(c)に示すように、163、1
73、176、180、184mmの5種類のノズル高
さ9をパラメータとし、図5(b)に示す2枚の半導体
ウェハ1上の10箇所の測定位置(A〜J)でその膜厚
を測定したものである。
【0040】これによれば、直径150mmの半導体ウ
ェハ1では、ノズル高さ9が173、176、180m
mの場合に膜厚のばらつきが小さく(ばらつきは±3.7
8%)、また、163、184mmの場合に膜厚のばら
つきが大きい。
【0041】なお、前記膜厚のばらつきは、ばらつき
(%)=((膜厚最大値−膜厚最小値)/膜厚平均値)
×50の計算式によって求めたものである。
【0042】したがって、直径150mmの半導体ウェ
ハ1の成膜処理においては、ノズル高さ9を164〜1
83mmにすることが好ましい。
【0043】また、同様の成膜試験を、直径125mm
と直径200mmの半導体ウェハ1について行った試験
結果をそれぞれ図6または図7に示す。
【0044】これによれば、直径125mmの半導体ウ
ェハ1(図6参照)においては、膜厚のばらつきが±1.
74%となり、さらに、直径200mmの半導体ウェハ
1(図7参照)においては、膜厚のばらつきが±1.59
%となる。
【0045】なお、図6および図7に示す半導体ウェハ
1内に記載された数値は、半導体ウェハ1上に成長した
膜厚のその位置における測定値であり、その単位はμm
である。
【0046】本実施の形態の半導体製造装置である超大
形縦形エピタキシャル成長装置によれば、以下のような
作用効果が得られる。
【0047】すなわち、T形ガス供給ノズル4の支柱部
4aにおける鍔部近傍4dとサセプタ近傍4eとに複数
個のガス噴流用小孔4fが設けられていることにより、
それぞれのガス噴流用小孔4fから処理ガス3が噴流さ
れるため、サセプタ2上において、T形ガス供給ノズル
4の支柱部4aの近傍である中央付近2cとサセプタ2
の外周部2fとにほぼ同量の処理ガス3を供給すること
ができる。
【0048】これにより、サセプタ2上の内側2dのウ
ェハ保持部2aと外側2eのウェハ保持部2aとの両者
において、サセプタ2上に載置した半導体ウェハ1の処
理結果、すなわち成膜処理によって成長させた単結晶膜
の膜厚を均一にすることができる(直径125mmの半
導体ウェハ1の場合の膜厚のばらつきは±1.74%、直
径150mmの半導体ウェハ1の場合の膜厚のばらつき
は±3.78%、直径200mmの半導体ウェハ1の場合
の膜厚のばらつきは±1.59%であり、何れの半導体ウ
ェハ1においても膜厚の均一性を向上させることができ
る)。
【0049】したがって、サセプタ2上の内側2dのウ
ェハ保持部2aと外側2eのウェハ保持部2aとを同時
に使用することが可能になるため、サセプタ2上で半導
体ウェハ1を2列配置させて処理を行うことができる。
【0050】その結果、サセプタ2上に多数の半導体ウ
ェハ1を搭載して処理を行うことができるため、半導体
製造装置(超大形縦形エピタキシャル成長装置)の処理
能力を向上させることができる(直径125mmの半導
体ウェハ1の場合、1バッチ処理当たりの半導体ウェハ
1の処理枚数を16枚から25枚に増やすことができ、
さらに、直径150mmの半導体ウェハ1の場合、1バ
ッチ処理当たりの半導体ウェハ1の処理枚数を13枚か
ら19枚に増やすことができる)。
【0051】なお、T形ガス供給ノズル4のノズル高さ
9を164〜183mmとすることにより、超大形縦形
エピタキシャル成長装置において、直径150mmの半
導体ウェハ1上に形成する膜厚の均一性をさらに向上さ
せることができる。
【0052】また、前記超大形縦形エピタキシャル成長
装置は、半導体ウェハ1上に成長させる単結晶膜の膜厚
のばらつきが比較的厳しく求められるバイポーラ半導体
集積回路装置に用いられる半導体素子の製造に使用する
のが、より有効である。
【0053】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記発明の実施の形態に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言う
までもない。
【0054】例えば、前記実施の形態においては、複数
個のガス噴流用小孔が、T形ガス供給ノズルの支柱部に
おける鍔部近傍とサセプタ近傍とに設けられている場合
を説明したが、図8、図9、図10の他の実施の形態の
T形ガス供給ノズル4に示す各々の箇所に、ガス噴流用
小孔4fが設けられていてもよい。
【0055】ここで、図8に示す半導体製造装置のT形
ガス供給ノズル4は、支柱部4aの全体に複数個のガス
噴流用小孔4fが設けられているものである。
【0056】また、図9に示す半導体製造装置のT形ガ
ス供給ノズル4は、支柱部4aの先端部4cと中央部4
hとに鍔部4bが設けられ、支柱部4aにおける先端部
4cの鍔部近傍4dと中央部4hの鍔部近傍4dとにそ
れぞれ複数個のガス噴流用小孔4fが設けられているも
のである。この場合、サセプタ近傍4eにはガス噴流用
小孔4fが設けられていてもよく、また設けられていな
くてもよい。
【0057】さらに、図10に示す半導体製造装置のT
形ガス供給ノズル4は、支柱部4aの先端部4cの鍔部
近傍4dと、支柱部4aの先端部4cの鍔部4bとに複
数個のガス噴流用小孔4fが設けられているものであ
る。ここで、支柱部4aの先端部4cの鍔部4bに設け
られた複数個のガス噴流用小孔4fは、下方、すなわち
サセプタ2の方向にだけ設けられている。
【0058】図8、図9または図10に示すT形ガス供
給ノズル4によっても、前記実施の形態のT形ガス供給
ノズル4と同様の作用効果が得られる。
【0059】また、前記実施の形態で説明したサセプタ
は、ウェハ保持部がほぼ同心円上にかつ2列に並列配置
されたものであったが、前記サセプタは、前記実施の形
態もしくは他の実施の形態によるT形ガス供給ノズルが
設けられていれば、ウェハ保持部が1列に配置されたも
のであってもよい。
【0060】なお、前記サセプタにおいて、前記ウェハ
保持部が1列に配置された縦形エピタキシャル成長装置
は、超大形ではなく、小形縦形エピタキシャル成長装置
と呼ばれることもある。
【0061】さらに、前記実施の形態もしくは他の実施
の形態による半導体製造装置は、サセプタおよびT形ガ
ス供給ノズルが前記実施の形態もしくは他の実施の形態
で説明したものを使用していれば、エピタキシャル成長
装置以外のCVD(ChemicalVapor Deposition )装置
などの他の半導体製造装置であってもよい。
【0062】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0063】(1).T形ガス供給ノズルの支柱部にお
ける鍔部近傍とサセプタ近傍とに複数個のガス噴流用小
孔が設けられていることにより、それぞれのガス噴流用
小孔から処理ガスが噴流されるため、サセプタ上におい
て、T形ガス供給ノズルの支柱部の近傍である中央付近
とサセプタの外周部とにほぼ同量の処理ガスを供給する
ことができる。これにより、サセプタ上の内側のウェハ
保持部と外側のウェハ保持部との両者において、サセプ
タ上に載置した半導体ウェハの処理結果を均一にするこ
とができるため、サセプタ上で半導体ウェハを2列配置
させて処理を行うことができる。
【0064】(2).サセプタ上で半導体ウェハを2列
配置させて処理を行うことができるため、サセプタ上に
多数の半導体ウェハを搭載して処理を行うことができ
る。その結果、半導体製造装置の処理能力を向上させる
ことができる。
【0065】(3).半導体製造装置がモノシランガス
などの処理ガスを用いて半導体ウェハ上に単結晶膜を成
長させるエピタキシャル成長装置であることにより、半
導体ウェハ上に成長させる単結晶膜などの膜厚を均一に
することができる。
【0066】(4).半導体製造装置が超大形縦形エピ
タキシャル成長装置の場合に、T形ガス供給ノズルのサ
セプタ上への設置時の高さを164〜183mmとする
ことにより、半導体ウェハ上に成長させる単結晶膜など
の膜厚の均一性をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体製造装置である超大形縦形エピ
タキシャル成長装置の構造の実施の形態の一例を示す部
分断面図である。
【図2】本発明の半導体製造装置におけるT形ガス供給
ノズルの構造の実施の形態の一例を示す部分断面図であ
る。
【図3】本発明の半導体製造装置におけるサセプタの構
造の実施の形態の一例を示す平面図である。
【図4】本発明の半導体製造装置による半導体ウェハ処
理時の処理ガスの流出状態および半導体ウェハの膜厚分
布の実施の形態の一例を示す概念図である。
【図5】本発明の半導体製造装置によって得られる直径
150mm半導体ウェハの膜厚分布の実施の形態の一例を
示す図であり、(a)はT形ガス供給ノズルのノズル高
さを示す部分断面図、(b)は半導体ウェハの測定位置
を示す平面図、(c)は分布結果図である。
【図6】本発明の半導体製造装置によって得られる直径
125mm半導体ウェハの膜厚分布の実施の形態の一例を
示す平面図である。
【図7】本発明の半導体製造装置によって得られる直径
200mm半導体ウェハの膜厚分布の実施の形態の一例を
示す平面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態である半導体製造装置
のT形ガス供給ノズルの構造の一例を示す断面図であ
る。
【図9】本発明の他の実施の形態である半導体製造装置
のT形ガス供給ノズルの構造の一例を示す断面図であ
る。
【図10】本発明の他の実施の形態である半導体製造装
置のT形ガス供給ノズルの構造の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体ウェハ 2 サセプタ 2a ウェハ保持部 2b ウェハ載置面 2c 中央付近 2d 内側 2e 外側 2f 外周部 3 処理ガス 3a 流出方向 4 T形ガス供給ノズル 4a 支柱部 4b 鍔部 4c 先端部 4d 鍔部近傍 4e サセプタ近傍 4f ガス噴流用小孔 4g ストッパ部 4h 中央部 5 ワークコイル(加熱手段) 6 反応室 7 ベルジャ 8 リング部材(高さ調整手段) 9 ノズル高さ 10 膜厚分布曲線 11 回転駆動手段 12 サセプタ保持部
フロントページの続き (72)発明者 福原 隆寿 東京都青梅市藤橋3丁目3番地2 日立東 京エレクトロニクス株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理ガスを用いて半導体ウェハに処理を
    行う半導体製造装置であって、 前記半導体ウェハを保持するウェハ保持部が設けられ、
    かつ複数個の前記ウェハ保持部が並列配置されたサセプ
    タと、 前記サセプタのウェハ載置面のほぼ中央付近に配設さ
    れ、かつ前記処理ガスを噴流する支柱部と前記処理ガス
    の流出方向を制御する鍔部とからなるT形ガス供給ノズ
    ルとを有し、 前記T形ガス供給ノズルの支柱部における鍔部近傍とサ
    セプタ近傍とにそれぞれ複数個のガス噴流用小孔が設け
    られていることを特徴とする半導体製造装置。
  2. 【請求項2】 処理ガスを用いて半導体ウェハに処理を
    行う半導体製造装置であって、 前記半導体ウェハを保持するウェハ保持部が設けられ、
    かつ複数個の前記ウェハ保持部が並列配置されたサセプ
    タと、 前記サセプタのウェハ載置面のほぼ中央付近に配設さ
    れ、かつ前記処理ガスを噴流する支柱部と前記処理ガス
    の流出方向を制御する鍔部とからなるT形ガス供給ノズ
    ルとを有し、 前記T形ガス供給ノズルの支柱部全体に複数個のガス噴
    流用小孔が設けられていることを特徴とする半導体製造
    装置。
  3. 【請求項3】 処理ガスを用いて半導体ウェハに処理を
    行う半導体製造装置であって、 前記半導体ウェハを保持するウェハ保持部が設けられ、
    かつ複数個の前記ウェハ保持部が並列配置されたサセプ
    タと、 前記サセプタのウェハ載置面のほぼ中央付近に配設さ
    れ、かつ前記処理ガスを噴流する支柱部と前記処理ガス
    の流出方向を制御する鍔部とからなるT形ガス供給ノズ
    ルとを有し、 前記T形ガス供給ノズルの支柱部の先端部と中央部とに
    前記鍔部が設けられ、前記支柱部における先端部の鍔部
    近傍と中央部の鍔部近傍とにそれぞれ複数個のガス噴流
    用小孔が設けられていることを特徴とする半導体製造装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載の半導体製造
    装置であって、前記半導体製造装置がモノシランガスな
    どの処理ガスを用いて半導体ウェハ上に単結晶膜を成長
    させるエピタキシャル成長装置であることを特徴とする
    半導体製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4記載の半導体
    製造装置であって、前記T形ガス供給ノズルの高さを調
    整する高さ調整手段が設けられていることを特徴とする
    半導体製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4または5記載の半
    導体製造装置であって、前記T形ガス供給ノズルの前記
    サセプタ上への配設時の高さが、164〜183mmで
    あることを特徴とする半導体製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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