JPH09153138A - カメラ制御装置 - Google Patents
カメラ制御装置Info
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- JPH09153138A JPH09153138A JP7314083A JP31408395A JPH09153138A JP H09153138 A JPH09153138 A JP H09153138A JP 7314083 A JP7314083 A JP 7314083A JP 31408395 A JP31408395 A JP 31408395A JP H09153138 A JPH09153138 A JP H09153138A
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- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 テレビ電話、テレビ会議、画像監視等に適用
される画像システムにおけるカメラ制御装置に関し、画
像の帯域圧縮の際に用いられる動きベクトルを利用して
画像のベクトル的な移動量を算出し、これを用いて被写
体の状態に合わせてカメラの制御を行なうカメラ制御装
置を提供する。 【解決手段】 カメラから得られる映像信号のフレーム
間差分をとることによって動きベクトルを算出する動き
ベクトル算出手段と、該動きベクトル算出手段から得ら
れた動きベクトルの内、映像の移動に寄与する有効ベク
トルの平均値を算出する画像移動ベクトル算出手段と、
該有効ベクトルの平均値を算出する期間を指定する制御
手段と、カメラから被写体までの距離を記憶する記憶手
段と、該有効ベクトルとカメラから被写体までの距離と
から、被写体の状態に合わせてカメラが行なうべき移動
を示す移動ベクトルを算出するカメラ移動ベクトル算出
手段と、該移動ベクトルに基づいてカメラの方向を制御
するカメラ制御手段とを備える。
される画像システムにおけるカメラ制御装置に関し、画
像の帯域圧縮の際に用いられる動きベクトルを利用して
画像のベクトル的な移動量を算出し、これを用いて被写
体の状態に合わせてカメラの制御を行なうカメラ制御装
置を提供する。 【解決手段】 カメラから得られる映像信号のフレーム
間差分をとることによって動きベクトルを算出する動き
ベクトル算出手段と、該動きベクトル算出手段から得ら
れた動きベクトルの内、映像の移動に寄与する有効ベク
トルの平均値を算出する画像移動ベクトル算出手段と、
該有効ベクトルの平均値を算出する期間を指定する制御
手段と、カメラから被写体までの距離を記憶する記憶手
段と、該有効ベクトルとカメラから被写体までの距離と
から、被写体の状態に合わせてカメラが行なうべき移動
を示す移動ベクトルを算出するカメラ移動ベクトル算出
手段と、該移動ベクトルに基づいてカメラの方向を制御
するカメラ制御手段とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ電話、テレ
ビ会議、画像監視等に適用される画像システムにおける
カメラ制御装置に係り、特に、画像の帯域圧縮の際に用
いられる動きベクトルを利用して画像のベクトル的な移
動量を算出し、これを用いて被写体の状態に合わせてカ
メラの制御を行なうカメラ制御装置に関する。
ビ会議、画像監視等に適用される画像システムにおける
カメラ制御装置に係り、特に、画像の帯域圧縮の際に用
いられる動きベクトルを利用して画像のベクトル的な移
動量を算出し、これを用いて被写体の状態に合わせてカ
メラの制御を行なうカメラ制御装置に関する。
【0002】テレビ電話、テレビ会議、画像監視等の画
像システムにおいては、動く対象を追ってカメラを移動
させることが必要になることが多い。この場合、経済性
の要請から使用するカメラ数が少なく、被写体の状態に
対応してカメラを移動することができ、更に、予期せぬ
被写体の移動に対しても即応できることが望まれる。
像システムにおいては、動く対象を追ってカメラを移動
させることが必要になることが多い。この場合、経済性
の要請から使用するカメラ数が少なく、被写体の状態に
対応してカメラを移動することができ、更に、予期せぬ
被写体の移動に対しても即応できることが望まれる。
【0003】
【従来の技術】従来、テレビ電話、テレビ会議、画像監
視等の画像システムにおいてカメラを動かす場合のやり
方として、操作者がマニュアルで動かす方法と、カメラ
を向ける方向をプリセットしておき、話者検出等によっ
て自動的にカメラの向きを所定の向きに切り替える技術
が適用されている。
視等の画像システムにおいてカメラを動かす場合のやり
方として、操作者がマニュアルで動かす方法と、カメラ
を向ける方向をプリセットしておき、話者検出等によっ
て自動的にカメラの向きを所定の向きに切り替える技術
が適用されている。
【0004】その他、撮影したい人物等の数と同数のカ
メラを用意しておき、話者検出等の結果を用いて、当該
話者等を視野に捉えているカメラに切り替える技術もあ
る。
メラを用意しておき、話者検出等の結果を用いて、当該
話者等を視野に捉えているカメラに切り替える技術もあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術にお
いて、操作者がマニュアルでカメラの向きを変える場合
には敏速にカメラを被写体の方向に向けることは困難で
ある。又、カメラを被写体の数だけ用意すれば、カメラ
の切替え時間だけの遅延で被写体に追従することができ
るが、経済的には極めて好ましくない。
いて、操作者がマニュアルでカメラの向きを変える場合
には敏速にカメラを被写体の方向に向けることは困難で
ある。又、カメラを被写体の数だけ用意すれば、カメラ
の切替え時間だけの遅延で被写体に追従することができ
るが、経済的には極めて好ましくない。
【0006】更に、カメラを向ける方向をプリセットす
る場合には、画像システムを使用する前、例えばテレビ
会議の開始前にそのプリセット操作が必要になる上、プ
リセットした方向以外にカメラを自由に向けることがで
きないという問題点がある。
る場合には、画像システムを使用する前、例えばテレビ
会議の開始前にそのプリセット操作が必要になる上、プ
リセットした方向以外にカメラを自由に向けることがで
きないという問題点がある。
【0007】この発明は、カメラの方向制御に関する上
記の問題点を解決すべく、画像の帯域圧縮の際に算出さ
れる動きベクトルを用いて画像のベクトル的な移動量を
算出し、これに基づいて自動的にカメラの方向制御を行
なうカメラ制御装置を提供することを目的とする。
記の問題点を解決すべく、画像の帯域圧縮の際に算出さ
れる動きベクトルを用いて画像のベクトル的な移動量を
算出し、これに基づいて自動的にカメラの方向制御を行
なうカメラ制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1にこの発明の基本構
成図を示す。この発明は、図1に示す如く、カメラ7か
ら得られる画像信号のフレーム間の差分をとることによ
って動きベクトルを算出する動きベクトル算出手段1
と、該動きベクトル算出手段から得られた動きベクトル
の内、移動した画像部分の移動量及び移動方向に寄与す
る有効ベクトルの平均値を算出する画像移動ベクトル算
出手段2と、少なくとも該画像移動ベクトル算出手段が
有効ベクトルの平均値を算出するための開始タイミング
と終了タイミングを指定する制御手段と、少なくとも該
カメラから被写体までの距離を記憶する記憶手段5と、
該有効ベクトルの平均値と該カメラから被写体までの距
離とからカメラの移動量及び移動方向を示す移動ベクト
ルを算出するカメラ移動ベクトル算出手段3と、該移動
ベクトルに基づいて該カメラの方向を制御するカメラ制
御手段4とを備えてカメラの方向制御を行なうカメラ制
御装置を提供するものである。
成図を示す。この発明は、図1に示す如く、カメラ7か
ら得られる画像信号のフレーム間の差分をとることによ
って動きベクトルを算出する動きベクトル算出手段1
と、該動きベクトル算出手段から得られた動きベクトル
の内、移動した画像部分の移動量及び移動方向に寄与す
る有効ベクトルの平均値を算出する画像移動ベクトル算
出手段2と、少なくとも該画像移動ベクトル算出手段が
有効ベクトルの平均値を算出するための開始タイミング
と終了タイミングを指定する制御手段と、少なくとも該
カメラから被写体までの距離を記憶する記憶手段5と、
該有効ベクトルの平均値と該カメラから被写体までの距
離とからカメラの移動量及び移動方向を示す移動ベクト
ルを算出するカメラ移動ベクトル算出手段3と、該移動
ベクトルに基づいて該カメラの方向を制御するカメラ制
御手段4とを備えてカメラの方向制御を行なうカメラ制
御装置を提供するものである。
【0009】図2に、この発明の画像移動ベクトル算出
手段の構成ブロック図(その1)を示す。この発明は、
前記有効ベクトルの数を計数する有効ベクトル計数手段
2aと、前記有効ベクトルの総和を算出する有効ベクト
ル総和手段2bと、該有効ベクトルの総和を該計数され
た有効ベクトルの数で除算して有効ベクトルの平均値を
算出するベクトル平均値算出手段2cとを備え、該ベク
トル平均値算出手段が前記制御手段が指定する開始タイ
ミングと終了タイミングとで決まる期間において有効ベ
クトルの平均値を算出して、前記カメラ移動ベクトル算
出手段に供給する画像移動ベクトル算出手段を提供する
ものである。
手段の構成ブロック図(その1)を示す。この発明は、
前記有効ベクトルの数を計数する有効ベクトル計数手段
2aと、前記有効ベクトルの総和を算出する有効ベクト
ル総和手段2bと、該有効ベクトルの総和を該計数され
た有効ベクトルの数で除算して有効ベクトルの平均値を
算出するベクトル平均値算出手段2cとを備え、該ベク
トル平均値算出手段が前記制御手段が指定する開始タイ
ミングと終了タイミングとで決まる期間において有効ベ
クトルの平均値を算出して、前記カメラ移動ベクトル算
出手段に供給する画像移動ベクトル算出手段を提供する
ものである。
【0010】ここで、有効ベクトルの総和とは、有効ベ
クトルをx軸方向の移動量とy軸方向の移動量に分解し
て表現した場合、複数の有効ベクトルについて求めたx
軸方向の移動量の総和をx軸方向の移動量とし、複数の
有効ベクトルについて求めたy軸方向の移動量の総和を
y軸方向のの移動量とするベクトルのことを意味する。
クトルをx軸方向の移動量とy軸方向の移動量に分解し
て表現した場合、複数の有効ベクトルについて求めたx
軸方向の移動量の総和をx軸方向の移動量とし、複数の
有効ベクトルについて求めたy軸方向の移動量の総和を
y軸方向のの移動量とするベクトルのことを意味する。
【0011】即ち、カメラが捉えた画像の動きベクトル
のから有効ベクトルを抽出するので、取り扱う動きベク
トルの数を縮減できるために画像の平均的な動きを短時
間で算出でき、又、被写体の周囲にランダムに移動する
部分があっても平均化によってそれを無視できるように
なるので、被写体の移動に忠実に即応してカメラ方向を
制御することができる上に、被写体の微小な動きに対応
したカメラの動きを緩和できるので、見やすい画像を提
供できる。
のから有効ベクトルを抽出するので、取り扱う動きベク
トルの数を縮減できるために画像の平均的な動きを短時
間で算出でき、又、被写体の周囲にランダムに移動する
部分があっても平均化によってそれを無視できるように
なるので、被写体の移動に忠実に即応してカメラ方向を
制御することができる上に、被写体の微小な動きに対応
したカメラの動きを緩和できるので、見やすい画像を提
供できる。
【0012】図3に、この発明の画像移動ベクトル算出
手段の構成ブロック図(その2)を示す。この発明は、
前記有効ベクトルの数を計数する有効ベクトル計数手段
2aと、前記有効ベクトルの総和を算出する有効ベクト
ル総和手段2bと、該有効ベクトルの総和を該計数され
た有効ベクトルの数で除算して有効ベクトルの平均値を
算出するベクトル平均値算出手段2cとを備え、該ベク
トル平均値算出手段が前記制御手段が指定する開始タイ
ミングと終了タイミングとで決まる期間において有効ベ
クトルの平均値を算出して、前記カメラ移動ベクトル算
出手段に供給する図2に示した画像移動ベクトル算出手
段に対して、該ベクトル平均値算出手段が算出した有効
ベクトルの平均値が所定の値以上の時に該算出された有
効ベクトルの平均値を前記カメラ移動ベクトル算出手段
に出力するしきい値制御手段を付加したものである。
手段の構成ブロック図(その2)を示す。この発明は、
前記有効ベクトルの数を計数する有効ベクトル計数手段
2aと、前記有効ベクトルの総和を算出する有効ベクト
ル総和手段2bと、該有効ベクトルの総和を該計数され
た有効ベクトルの数で除算して有効ベクトルの平均値を
算出するベクトル平均値算出手段2cとを備え、該ベク
トル平均値算出手段が前記制御手段が指定する開始タイ
ミングと終了タイミングとで決まる期間において有効ベ
クトルの平均値を算出して、前記カメラ移動ベクトル算
出手段に供給する図2に示した画像移動ベクトル算出手
段に対して、該ベクトル平均値算出手段が算出した有効
ベクトルの平均値が所定の値以上の時に該算出された有
効ベクトルの平均値を前記カメラ移動ベクトル算出手段
に出力するしきい値制御手段を付加したものである。
【0013】該しきい値制御手段を備えることにより、
該算出された有効ベクトルの平均値が小さい場合にはカ
メラの移動を示す移動ベクトルが算出されないので、無
用なカメラの方向制御が行なわれなくなる。これによ
り、被写体の微小な動きに追従してカメラが動くことが
緩和され、更に見やすい画像を提供することができる。
該算出された有効ベクトルの平均値が小さい場合にはカ
メラの移動を示す移動ベクトルが算出されないので、無
用なカメラの方向制御が行なわれなくなる。これによ
り、被写体の微小な動きに追従してカメラが動くことが
緩和され、更に見やすい画像を提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】上記のように、この発明は基本的
には、動きベクトルを検出し、取り扱う対象を該動きベ
クトルの内被写体のベクトル的な移動に寄与する有効ベ
クトルに限定し、複数の有効ベクトルのベクトル的な平
均値を求めてカメラを制御するものである。そして、該
複数の有効ベクトルのベクトル的な平均値が所定の値以
上である時のみカメラを制御するように拡張することも
可能である。いずれにしても、動きベクトルの検出と有
効ベクトルのベクトル的な平均値を求めることが主要な
技術である。
には、動きベクトルを検出し、取り扱う対象を該動きベ
クトルの内被写体のベクトル的な移動に寄与する有効ベ
クトルに限定し、複数の有効ベクトルのベクトル的な平
均値を求めてカメラを制御するものである。そして、該
複数の有効ベクトルのベクトル的な平均値が所定の値以
上である時のみカメラを制御するように拡張することも
可能である。いずれにしても、動きベクトルの検出と有
効ベクトルのベクトル的な平均値を求めることが主要な
技術である。
【0015】この内、動きベクトルの検出は動きベクト
ル算出手段が行なう。これは画像信号の帯域圧縮技術に
おいて既に公用されている技術であるから、改めて説明
することは不要であると思われるが、理解を容易にする
ために簡単な説明をしておくことにする。
ル算出手段が行なう。これは画像信号の帯域圧縮技術に
おいて既に公用されている技術であるから、改めて説明
することは不要であると思われるが、理解を容易にする
ために簡単な説明をしておくことにする。
【0016】画像信号は、フレームと呼ばれる画面の単
位にまとめられて伝送される。動きベクトルとは、連続
する二のフレームの前のフレームにおける特定の画像の
単位(これをブロックというが、これは縦横に連続する
複数の画素の集合によって定義される。)が次のフレー
ムのどのブロックに対応するかを検出して決める。この
検出は、前のフレームにおける特定のブロックと次のフ
レームにおけるブロックとの間で画像の差分をとって、
該差分が最小になる次のフレームのブロックが前のフレ
ームの該特定のブロックに対応するものと判断する方法
によって行なわれる。そして、動きベクトルは、該特定
のブロックを表現するフレーム上の座標と、次のフレー
ムの該特定のブロックに対応するブロックを表現するフ
レーム上の座標とによって定義される。この方法の詳細
はICUのITV−H261勧告に記載されている。
位にまとめられて伝送される。動きベクトルとは、連続
する二のフレームの前のフレームにおける特定の画像の
単位(これをブロックというが、これは縦横に連続する
複数の画素の集合によって定義される。)が次のフレー
ムのどのブロックに対応するかを検出して決める。この
検出は、前のフレームにおける特定のブロックと次のフ
レームにおけるブロックとの間で画像の差分をとって、
該差分が最小になる次のフレームのブロックが前のフレ
ームの該特定のブロックに対応するものと判断する方法
によって行なわれる。そして、動きベクトルは、該特定
のブロックを表現するフレーム上の座標と、次のフレー
ムの該特定のブロックに対応するブロックを表現するフ
レーム上の座標とによって定義される。この方法の詳細
はICUのITV−H261勧告に記載されている。
【0017】その他、動きベクトル算出手段は、検出し
た動きベクトルから有効ベクトルを抽出して格納する機
能を備えていることが望ましい。これは、動きベクトル
を検出しただけでは、画像移動ベクトル算出手段におけ
る有効ベクトル計数手段と有効ベクトル総和手段とにお
いて個別に有効ベクトルを抽出しなければならなくなっ
て、同じ構成を重複して持つという不経済なことになる
からである。
た動きベクトルから有効ベクトルを抽出して格納する機
能を備えていることが望ましい。これは、動きベクトル
を検出しただけでは、画像移動ベクトル算出手段におけ
る有効ベクトル計数手段と有効ベクトル総和手段とにお
いて個別に有効ベクトルを抽出しなければならなくなっ
て、同じ構成を重複して持つという不経済なことになる
からである。
【0018】その有効ベクトルの抽出は、検出した動き
ベクトルについて始点と終点の間の距離が所定の値以上
であるか否かの判定によって行なうことができる。そし
て、抽出した有効ベクトルの始点と終点を記憶する。
ベクトルについて始点と終点の間の距離が所定の値以上
であるか否かの判定によって行なうことができる。そし
て、抽出した有効ベクトルの始点と終点を記憶する。
【0019】従って、動きベクトル算出手段は二のフレ
ーム・メモリ備え、その他、動きベクトルの長さを算出
する演算回路、抽出された有効ベクトルの始点と終点を
記憶するメモリを備える。
ーム・メモリ備え、その他、動きベクトルの長さを算出
する演算回路、抽出された有効ベクトルの始点と終点を
記憶するメモリを備える。
【0020】尚、上記操作はデジタル的に行なうので、
カメラから入力される画像信号がアナログ信号である場
合には、動きベクトル算出手段には図示していないアナ
ログ−デジタル変換手段を備えることが必要になる。
カメラから入力される画像信号がアナログ信号である場
合には、動きベクトル算出手段には図示していないアナ
ログ−デジタル変換手段を備えることが必要になる。
【0021】動きベクトル算出手段に上記の構成を備え
れば、画像移動ベクトル算出手段の構成は簡単なものに
なる。即ち、有効ベクトル計数手段は前記有効ベクトル
の始点と終点を格納するメモリにおいて有効なデータが
格納されているアドレス数を計数する構成を備えていれ
ばよい。ここで、該有効ベクトルの始点と終点を格納す
るメモリにおいて有効なデータが格納されているか否か
の判定は、装置の起動時に該有効ベクトルの始点と終点
を格納するメモリをリセットする際に、例えば、通常は
ありえないパターンを書き込んでおき、有効ベクトルを
抽出した時にその座標を書き込むようにしておけば容易
に行なうことができる。従って、有効ベクトル計数手段
は、データのパターン比較回路と計数回路とによって構
成できる。
れば、画像移動ベクトル算出手段の構成は簡単なものに
なる。即ち、有効ベクトル計数手段は前記有効ベクトル
の始点と終点を格納するメモリにおいて有効なデータが
格納されているアドレス数を計数する構成を備えていれ
ばよい。ここで、該有効ベクトルの始点と終点を格納す
るメモリにおいて有効なデータが格納されているか否か
の判定は、装置の起動時に該有効ベクトルの始点と終点
を格納するメモリをリセットする際に、例えば、通常は
ありえないパターンを書き込んでおき、有効ベクトルを
抽出した時にその座標を書き込むようにしておけば容易
に行なうことができる。従って、有効ベクトル計数手段
は、データのパターン比較回路と計数回路とによって構
成できる。
【0022】又、有効ベクトルの総和は、該有効ベクト
ルの始点と終点を格納するメモリから読み出した始点と
終点間の、二の直交座標軸方向の座標の差を座標軸毎に
加算すれば求められるので、加算回路と加算結果を格納
するレジスタによって構成することができる。
ルの始点と終点を格納するメモリから読み出した始点と
終点間の、二の直交座標軸方向の座標の差を座標軸毎に
加算すれば求められるので、加算回路と加算結果を格納
するレジスタによって構成することができる。
【0023】ベクトル平均値算出手段においては、有効
ベクトル総和手段が算出した有効ベクトルの総和を有効
ベクトル計数手段が計数した有効ベクトルの数で除算し
て有効ベクトルの平均値を算出する。従って、ベクトル
平均値算出手段は有効ベクトルの総和と有効ベクトル数
を格納するレジスタと、除算回路と、除算結果を格納す
るレジスタとで構成することができる。
ベクトル総和手段が算出した有効ベクトルの総和を有効
ベクトル計数手段が計数した有効ベクトルの数で除算し
て有効ベクトルの平均値を算出する。従って、ベクトル
平均値算出手段は有効ベクトルの総和と有効ベクトル数
を格納するレジスタと、除算回路と、除算結果を格納す
るレジスタとで構成することができる。
【0024】ところで、有効ベクトルの平均値は前記制
御手段が出力する開始タイミングと終了タイミングの間
の期間で算出するので、有効ベクトル計数手段、有効ベ
クトル総和手段、ベクトル平均値算出手段には該開始タ
イミングでイネーブルになり、該終了タイミングでディ
スエイブルになると共にリセットされる構成をとる。通
常、有効ベクトル計数手段、有効ベクトル総和手段、ベ
クトル平均値算出手段の動作時間を指定する開始タイミ
ングと終了タイミングは連続する2フレーム期間の内に
出力されて、有効ベクトルの平均値も連続する2フレー
ム期間内で算出されることが多いであろう。しかし、こ
の発明は、開始タイミングと終了タイミングが2フレー
ム期間内のみで出力されることには限定されず、もっと
多数のフレーム期間にわたって出力されて、複数フレー
ムにわたる有効ベクトルの平均値が算出されるようにす
ることも可能である。しかも、複数フレームにわたる有
効ベクトルの平均値の算出は、複数フレームにわたって
連続して演算した結果によっても、2フレーム期間での
平均値を複数求めた後に更に平均化しても求めることが
可能である。そして、2フレーム間であろうと、もっと
多数のフレームにわたろうと、開始タイミングと終了タ
イミングを固定にすることも、可変にする、しかも、少
なくとも一方を可変にすることも可能である。開始タイ
ミングと終了タイミングを可変にすることによって、対
象となる画像の性質、画面の大きさに柔軟に対応できる
ようになる。
御手段が出力する開始タイミングと終了タイミングの間
の期間で算出するので、有効ベクトル計数手段、有効ベ
クトル総和手段、ベクトル平均値算出手段には該開始タ
イミングでイネーブルになり、該終了タイミングでディ
スエイブルになると共にリセットされる構成をとる。通
常、有効ベクトル計数手段、有効ベクトル総和手段、ベ
クトル平均値算出手段の動作時間を指定する開始タイミ
ングと終了タイミングは連続する2フレーム期間の内に
出力されて、有効ベクトルの平均値も連続する2フレー
ム期間内で算出されることが多いであろう。しかし、こ
の発明は、開始タイミングと終了タイミングが2フレー
ム期間内のみで出力されることには限定されず、もっと
多数のフレーム期間にわたって出力されて、複数フレー
ムにわたる有効ベクトルの平均値が算出されるようにす
ることも可能である。しかも、複数フレームにわたる有
効ベクトルの平均値の算出は、複数フレームにわたって
連続して演算した結果によっても、2フレーム期間での
平均値を複数求めた後に更に平均化しても求めることが
可能である。そして、2フレーム間であろうと、もっと
多数のフレームにわたろうと、開始タイミングと終了タ
イミングを固定にすることも、可変にする、しかも、少
なくとも一方を可変にすることも可能である。開始タイ
ミングと終了タイミングを可変にすることによって、対
象となる画像の性質、画面の大きさに柔軟に対応できる
ようになる。
【0025】又、しきい値制御手段は、予め設定された
しきい値を格納するメモリと、該しきい値と前記ベクト
ル平均値算出手段が出力する有効ベクトルの平均値とを
比較する比較回路と、該比較回路の出力によって該有効
ベクトルの平均値を出力するか否かを判定する論理回路
から構成される。該しきい値制御手段を設けることは、
画像移動ベクトル算出手段を構成する上で必須ではない
が、該しきい値制御手段を設けることによって、被写体
の動きがカメラを動かす必要がない程度に小さい時には
カメラを動かすことがないので、画面が安定する利点が
ある。
しきい値を格納するメモリと、該しきい値と前記ベクト
ル平均値算出手段が出力する有効ベクトルの平均値とを
比較する比較回路と、該比較回路の出力によって該有効
ベクトルの平均値を出力するか否かを判定する論理回路
から構成される。該しきい値制御手段を設けることは、
画像移動ベクトル算出手段を構成する上で必須ではない
が、該しきい値制御手段を設けることによって、被写体
の動きがカメラを動かす必要がない程度に小さい時には
カメラを動かすことがないので、画面が安定する利点が
ある。
【0026】図3においては、しきい値制御手段を画像
移動ベクトル算出手段の出力側に設ける場合を示した
が、しきい値制御手段の設置箇所もそれには限定されな
い。即ち、カメラ移動ベクトル算出手段の入力側に設置
しても、又、カメラ移動ベクトル算出手段の出力側に設
置してもよい。ここで、カメラ移動ベクトル算出手段の
入力側に設置するしきい値制御手段と画像移動ベクトル
算出手段の出力側に設置するしきい値制御手段のしきい
値は画面上での有効ベクトルの平均値に対応するもので
あるが、カメラ移動ベクトル算出手段の出力側に設置す
るしきい値制御手段はカメラの移動を示すベクトル的移
動量に対応するものであることに留意する必要がある。
移動ベクトル算出手段の出力側に設ける場合を示した
が、しきい値制御手段の設置箇所もそれには限定されな
い。即ち、カメラ移動ベクトル算出手段の入力側に設置
しても、又、カメラ移動ベクトル算出手段の出力側に設
置してもよい。ここで、カメラ移動ベクトル算出手段の
入力側に設置するしきい値制御手段と画像移動ベクトル
算出手段の出力側に設置するしきい値制御手段のしきい
値は画面上での有効ベクトルの平均値に対応するもので
あるが、カメラ移動ベクトル算出手段の出力側に設置す
るしきい値制御手段はカメラの移動を示すベクトル的移
動量に対応するものであることに留意する必要がある。
【0027】尚、しきい値制御手段の設置箇所とは無関
係に、設定されるしきい値は固定にすることも、可変に
することも可能である。しきい値を可変にすることによ
って、静止画に近い画像を扱うシステムにおけるカメラ
制御においても、背景の動きが大きい画像を扱うシステ
ムにおけるカメラ制御においても、柔軟に制御を行なう
ことが可能になる。
係に、設定されるしきい値は固定にすることも、可変に
することも可能である。しきい値を可変にすることによ
って、静止画に近い画像を扱うシステムにおけるカメラ
制御においても、背景の動きが大きい画像を扱うシステ
ムにおけるカメラ制御においても、柔軟に制御を行なう
ことが可能になる。
【0028】画像移動ベクトル算出手段が出力する有効
ベクトルの平均値は、前記画像システムで使用される画
像モニタの画面上での画像の移動量に対応する量であ
る。従って、被写体の動きに合わせてカメラを制御する
ためには、該有効ベクトルの平均値をカメラ制御のパラ
メタ、即ちパン信号とチルト信号とに変換する必要があ
る。尚、パン信号とはカメラを水平方向に回転させる信
号のことであり、チルト信号とはカメラを上下方向に回
転させる信号のことである。
ベクトルの平均値は、前記画像システムで使用される画
像モニタの画面上での画像の移動量に対応する量であ
る。従って、被写体の動きに合わせてカメラを制御する
ためには、該有効ベクトルの平均値をカメラ制御のパラ
メタ、即ちパン信号とチルト信号とに変換する必要があ
る。尚、パン信号とはカメラを水平方向に回転させる信
号のことであり、チルト信号とはカメラを上下方向に回
転させる信号のことである。
【0029】カメラ移動ベクトル算出手段は、上記の機
能を果たすもので、まず、被写体のベクトル的な移動量
と画面上の有効ベクトルの長さが比例することを利用し
て被写体のベクトル的な移動量を求める。ただ、この比
例係数はカメラと被写体との距離と、レンズの性能、特
に視野角に依存する。次に、被写体の移動量をカメラの
パン角とチルト角に変換し、更にそれらをパルス信号で
あるパン信号とチルト信号に変換する。。従って、カメ
ラ移動ベクトル算出手段は、該比例係数を求め、有効ベ
クトルの平均値を被写体の移動量に変換し、さらにパン
角とチルト角を求める演算回路と、パン角とチルト角を
パン信号とチルト信号に変換するパルス・ジェネレータ
と計数回路等によって構成される。
能を果たすもので、まず、被写体のベクトル的な移動量
と画面上の有効ベクトルの長さが比例することを利用し
て被写体のベクトル的な移動量を求める。ただ、この比
例係数はカメラと被写体との距離と、レンズの性能、特
に視野角に依存する。次に、被写体の移動量をカメラの
パン角とチルト角に変換し、更にそれらをパルス信号で
あるパン信号とチルト信号に変換する。。従って、カメ
ラ移動ベクトル算出手段は、該比例係数を求め、有効ベ
クトルの平均値を被写体の移動量に変換し、さらにパン
角とチルト角を求める演算回路と、パン角とチルト角を
パン信号とチルト信号に変換するパルス・ジェネレータ
と計数回路等によって構成される。
【0030】記憶手段には、アクセス時間等の性能面
と、記憶内容の書き替えの必要性と、経済性とから、現
状ではランダム・アクセス・メモリを適用するのが最も
好ましいが、電気的に書き替え可能な読み出し専用メモ
リや、フラッシュ・メモリも使用可能である。そして、
該記憶手段には、例えば、カメラから被写体までの距
離、画像移動ベクトル算出手段に与えられる開始タイミ
ングや終了タイミングを生成するために制御手段に備え
られる計数手段のロード信号や設定カウント値等を記憶
する。
と、記憶内容の書き替えの必要性と、経済性とから、現
状ではランダム・アクセス・メモリを適用するのが最も
好ましいが、電気的に書き替え可能な読み出し専用メモ
リや、フラッシュ・メモリも使用可能である。そして、
該記憶手段には、例えば、カメラから被写体までの距
離、画像移動ベクトル算出手段に与えられる開始タイミ
ングや終了タイミングを生成するために制御手段に備え
られる計数手段のロード信号や設定カウント値等を記憶
する。
【0031】尚、カメラから被写体までの距離を予め測
定して、その値を記憶手段に格納しておいてもよいが、
自動焦点機能を備えるカメラを使用する場合には、カメ
ラによって得られたズーム値をカメラ制御装置内に設け
られたメモリに格納することも可能である。この場合に
は、カメラとカメラ移動ベクトル算出手段とを接続して
おくとか、カメラも後述する制御装置のバスに接続して
おくことで上記の機能を実現することができる。
定して、その値を記憶手段に格納しておいてもよいが、
自動焦点機能を備えるカメラを使用する場合には、カメ
ラによって得られたズーム値をカメラ制御装置内に設け
られたメモリに格納することも可能である。この場合に
は、カメラとカメラ移動ベクトル算出手段とを接続して
おくとか、カメラも後述する制御装置のバスに接続して
おくことで上記の機能を実現することができる。
【0032】上記は、動きベクトル算出手段、画像移動
ベクトル算出手段、カメラ移動ベクトル算出手段、及び
カメラ制御手段の各機能を主として論理演算回路によっ
て実現することを前提にした説明であるが、これらの機
能を主制御ユニット、読み出し専用メモリ、ランダム・
アクセス・メモリなどによって構成されるマイクロ・コ
ンピュータを用いてプログラム制御で実現することも可
能である。この場合、このマイクロ・コンピュータの機
能を後述する制御手段に集中することも、各手段に個別
に備えることも可能であるが、前者の場合には制御手段
の主制御ユニットの処理負荷に十分留意する必要があ
り、後者の場合には複数の主制御ユニット間の役割分担
とその実行に当たっての優先度について十分に留意する
必要がある。
ベクトル算出手段、カメラ移動ベクトル算出手段、及び
カメラ制御手段の各機能を主として論理演算回路によっ
て実現することを前提にした説明であるが、これらの機
能を主制御ユニット、読み出し専用メモリ、ランダム・
アクセス・メモリなどによって構成されるマイクロ・コ
ンピュータを用いてプログラム制御で実現することも可
能である。この場合、このマイクロ・コンピュータの機
能を後述する制御手段に集中することも、各手段に個別
に備えることも可能であるが、前者の場合には制御手段
の主制御ユニットの処理負荷に十分留意する必要があ
り、後者の場合には複数の主制御ユニット間の役割分担
とその実行に当たっての優先度について十分に留意する
必要がある。
【0033】制御手段は、中央制御ユニット、プログラ
ムを格納する読み出し専用メモリ、実行されるプログラ
ムのステップを格納するメモリや該プログラムが使用す
るデータを一時格納するレジスタとしてのランダム・ア
クセス・メモリ、タイマー等で構成する。
ムを格納する読み出し専用メモリ、実行されるプログラ
ムのステップを格納するメモリや該プログラムが使用す
るデータを一時格納するレジスタとしてのランダム・ア
クセス・メモリ、タイマー等で構成する。
【0034】尚、制御手段は、動きベクトル算出手段、
画像移動ベクトル算出手段、カメラ移動ベクトル算出手
段及びカメラ制御手段の動作を制御するために、これら
各手段とデータ・パス、アドレス・パスによって接続さ
れていることが望ましい。
画像移動ベクトル算出手段、カメラ移動ベクトル算出手
段及びカメラ制御手段の動作を制御するために、これら
各手段とデータ・パス、アドレス・パスによって接続さ
れていることが望ましい。
【0035】以上、この発明の根幹技術について説明し
た。以下、図に示す実施例に基づいてこの発明を詳述す
る。しかし、これによってこの発明が限定されるもので
はない。
た。以下、図に示す実施例に基づいてこの発明を詳述す
る。しかし、これによってこの発明が限定されるもので
はない。
【0036】図4に、この発明のカメラ制御装置を利用
した一実施例の構成ブロック図を示す。同図において、
動き保証回路41及びフレーム・メモリ39は、図1に
おける動きベクトル算出手段として機能する。
した一実施例の構成ブロック図を示す。同図において、
動き保証回路41及びフレーム・メモリ39は、図1に
おける動きベクトル算出手段として機能する。
【0037】有効ベクトル個数算出部31は図2の有効
ベクトル計数手段に、ベクトル値総和算出部32は図2
の有効ベクトル総和手段に、ベクトル平均値算出部33
は図2のベクトル平均値算出手段にそれぞれ対応し、該
有効ベクトル個数算出部とベクトル値総和算出部及びベ
クトル平均値算出部は図1の画像移動ベクトル算出手段
を構成する。
ベクトル計数手段に、ベクトル値総和算出部32は図2
の有効ベクトル総和手段に、ベクトル平均値算出部33
は図2のベクトル平均値算出手段にそれぞれ対応し、該
有効ベクトル個数算出部とベクトル値総和算出部及びベ
クトル平均値算出部は図1の画像移動ベクトル算出手段
を構成する。
【0038】又、カメラ移動量算出部34は図1のカメ
ラ移動ベクトル算出手段に対応し、パルス・ジェネレー
タ35及びカメラ旋回台36は図1のカメラ制御手段に
対応し、又、制御部38は図1の制御手段及び記憶手段
にそれぞれ対応する。
ラ移動ベクトル算出手段に対応し、パルス・ジェネレー
タ35及びカメラ旋回台36は図1のカメラ制御手段に
対応し、又、制御部38は図1の制御手段及び記憶手段
にそれぞれ対応する。
【0039】図4において、フレーム・メモリ39、ベ
クトルDLY40、動き保証回路41、ループ・フィル
タ42、切替器43、減算器44、加算器45、変換符
号化回路46、量子化回路47、逆量子化回路48、逆
変換符号化回路49及び可変長符号化回路50は、画像
圧縮符号化装置を構成する部分であり、入力される画像
デジタル信号を圧縮するものである。
クトルDLY40、動き保証回路41、ループ・フィル
タ42、切替器43、減算器44、加算器45、変換符
号化回路46、量子化回路47、逆量子化回路48、逆
変換符号化回路49及び可変長符号化回路50は、画像
圧縮符号化装置を構成する部分であり、入力される画像
デジタル信号を圧縮するものである。
【0040】この図4に示した構成を備える装置は、例
えば、テレビ会議システム又は画像監視システムに利用
される。図5に、この発明のカメラ制御装置を利用した
一実施例の構成ブロック図を示す。これは、画像端末装
置の一例である。
えば、テレビ会議システム又は画像監視システムに利用
される。図5に、この発明のカメラ制御装置を利用した
一実施例の構成ブロック図を示す。これは、画像端末装
置の一例である。
【0041】ここで、画像端末装置は、多重・分離回路
85及び回線I/F86から構成される伝送制御部79
と、画像入力部80と、モニタ88、マイク91、スピ
ーカ94等の装置によって構成され、画像入力部80が
図4に示した構成ブロック図に対応する部分である。
85及び回線I/F86から構成される伝送制御部79
と、画像入力部80と、モニタ88、マイク91、スピ
ーカ94等の装置によって構成され、画像入力部80が
図4に示した構成ブロック図に対応する部分である。
【0042】画像入力部80は、一般にカメラ81、ア
ナログ/デジタル変換器(図ではA/D)82、画像圧
縮符号化装置84、カメラ制御装置83及びカメラ旋回
台等から構成することができるが、これに限定されるも
のではない。
ナログ/デジタル変換器(図ではA/D)82、画像圧
縮符号化装置84、カメラ制御装置83及びカメラ旋回
台等から構成することができるが、これに限定されるも
のではない。
【0043】この画像入力部の動作を概説すると次のよ
うになる。即ち、カメラから出力された画像信号はアナ
ログ/デジタル変換器82によってデジタル信号に変換
され、画像圧縮符号化装置84において1フレーム毎に
符号化され、更に複数のフレーム間にわたって符号化デ
ータの差分をとることによって動きベクトルが求めら
れ、カメラ制御装置83へ出力される。
うになる。即ち、カメラから出力された画像信号はアナ
ログ/デジタル変換器82によってデジタル信号に変換
され、画像圧縮符号化装置84において1フレーム毎に
符号化され、更に複数のフレーム間にわたって符号化デ
ータの差分をとることによって動きベクトルが求めら
れ、カメラ制御装置83へ出力される。
【0044】カメラ制御装置83では、この動きベクト
ルを利用してカメラが捉えた被写体の動いた方向及び移
動量を算出して、常にカメラによって被写体を捉えるべ
く、カメラの方向を制御する信号をカメラ旋回台に出力
する。
ルを利用してカメラが捉えた被写体の動いた方向及び移
動量を算出して、常にカメラによって被写体を捉えるべ
く、カメラの方向を制御する信号をカメラ旋回台に出力
する。
【0045】この発明は、図5におけるカメラ制御装置
83に関するものであって、カメラから得られる画像信
号を元に、被写体の移動量を求め、被写体の移動に対し
て適切に追従するようにカメラの方向制御を行なうもの
である。
83に関するものであって、カメラから得られる画像信
号を元に、被写体の移動量を求め、被写体の移動に対し
て適切に追従するようにカメラの方向制御を行なうもの
である。
【0046】カメラ制御装置83は、図4の実施例にお
いて、有効ベクトル個数算出部31、ベクトル値総和算
出部32、ベクトル平均値算出部33、カメラ移動量算
出部34、パルス・ジェネレータ35、カメラ旋回台3
6、制御部38、アナログ−デジタル変換器51と、前
記画像圧縮符号化装置84の一部をも占めるフレーム・
メモリ39及び動き補償回路41とによって構成され
る。
いて、有効ベクトル個数算出部31、ベクトル値総和算
出部32、ベクトル平均値算出部33、カメラ移動量算
出部34、パルス・ジェネレータ35、カメラ旋回台3
6、制御部38、アナログ−デジタル変換器51と、前
記画像圧縮符号化装置84の一部をも占めるフレーム・
メモリ39及び動き補償回路41とによって構成され
る。
【0047】以下、図4における各構成部分を説明す
る。制御部38は、主制御ユニット(図ではCPU)、
ランダム・アクセス・メモリ(図ではRAM)、読み出
し専用メモリ(図ではROM)を含み、更にタイマー、
入出力インタフェース等の周辺回路から構成され、読み
出し専用メモリ等に格納された制御プログラムによっ
て、画像入力から符号化までの一連の処理を実行するも
のである。
る。制御部38は、主制御ユニット(図ではCPU)、
ランダム・アクセス・メモリ(図ではRAM)、読み出
し専用メモリ(図ではROM)を含み、更にタイマー、
入出力インタフェース等の周辺回路から構成され、読み
出し専用メモリ等に格納された制御プログラムによっ
て、画像入力から符号化までの一連の処理を実行するも
のである。
【0048】例えば、制御部38は、切替器43に対し
て切替信号を送出し、量子化回路47に対して量子化制
御信号を、有効ベクトル個数算出部31とベクトル値総
和算出部32とベクトル平均値算出部33及びカメラ移
動量算出部34に対して開始タイミングと終了タイミン
グ及び各種設定情報を与える。ここで、各種設定情報と
は、カメラから被写体までの距離情報や、カメラのズー
ム倍率等に関する情報を意味する。
て切替信号を送出し、量子化回路47に対して量子化制
御信号を、有効ベクトル個数算出部31とベクトル値総
和算出部32とベクトル平均値算出部33及びカメラ移
動量算出部34に対して開始タイミングと終了タイミン
グ及び各種設定情報を与える。ここで、各種設定情報と
は、カメラから被写体までの距離情報や、カメラのズー
ム倍率等に関する情報を意味する。
【0049】減算器44は、フレーム間差分をとるもの
であり、加算器45は前フレームと現フレームの差分を
足し合わすものである。変換符号化回路46は、画像圧
縮の中心的な部分であり、量子化回路47は、変化符号
化回路より得られた情報を所定のしきい値によって量子
化するものであり、通常は専用のLSIで実現される。
であり、加算器45は前フレームと現フレームの差分を
足し合わすものである。変換符号化回路46は、画像圧
縮の中心的な部分であり、量子化回路47は、変化符号
化回路より得られた情報を所定のしきい値によって量子
化するものであり、通常は専用のLSIで実現される。
【0050】逆量子化回路48及び逆変換符号化回路4
9は、それぞれ、量子化回路47及び変換符号化回路4
6とは逆の動作をする回路である。切替器43は、フレ
ーム内符号化とフレーム間の動き補償符号化の選択をす
るものである。
9は、それぞれ、量子化回路47及び変換符号化回路4
6とは逆の動作をする回路である。切替器43は、フレ
ーム内符号化とフレーム間の動き補償符号化の選択をす
るものである。
【0051】可変長符号化部50は、量子化された情報
に対して、その出現確率によって異なる長さの符号を割
当て、伝送路符号の効率を上げるためのものである。フ
レーム・メモリ39は、入力された1フレームの画像信
号に相当するデジタル情報を1フレーム毎に記憶するメ
モリであり、動きベクトルを求めるために二のランダム
・アクセス・メモリで構成される。
に対して、その出現確率によって異なる長さの符号を割
当て、伝送路符号の効率を上げるためのものである。フ
レーム・メモリ39は、入力された1フレームの画像信
号に相当するデジタル情報を1フレーム毎に記憶するメ
モリであり、動きベクトルを求めるために二のランダム
・アクセス・メモリで構成される。
【0052】ベクトルDLY回路40は、減算器44で
求めた現フレームのデータと前フレームのデータとの差
分と動きベクトルとによって前フレームのデータを決定
するものである。
求めた現フレームのデータと前フレームのデータとの差
分と動きベクトルとによって前フレームのデータを決定
するものである。
【0053】ループ・フィルタ42は、フレーム間誤差
を抑圧する目的で挿入されているものである。動き補償
回路41は、フレーム・メモリ39に格納された画像の
デジタル情報のフレーム間差分をとって動きベクトルを
求めるものである。
を抑圧する目的で挿入されているものである。動き補償
回路41は、フレーム・メモリ39に格納された画像の
デジタル情報のフレーム間差分をとって動きベクトルを
求めるものである。
【0054】パルス・ジェネレータ35は、カメラ移動
量算出部34から得られるカメラの移動量及び移動方向
に関する情報、即ち移動ベクトルからパン信号及びチル
ト信号を生成して出力するものである。
量算出部34から得られるカメラの移動量及び移動方向
に関する情報、即ち移動ベクトルからパン信号及びチル
ト信号を生成して出力するものである。
【0055】カメラ旋回台36は、パン信号及びチルト
信号によってカメラの方向を上下方向と水平方向とに制
御するものである。次に、図4におけるこの発明の実施
例において、カメラ制御に関する主要部の構成とその動
作について説明する。
信号によってカメラの方向を上下方向と水平方向とに制
御するものである。次に、図4におけるこの発明の実施
例において、カメラ制御に関する主要部の構成とその動
作について説明する。
【0056】まず、カメラの方向制御の動作を示すと下
記のようになる。図4の減算器44において、現画像の
デジタル信号に対して、既に入力されている前フレーム
の画像信号との差分をとり、その差分に対して変換符号
化と量子化を行ない、可変長符号化回路50に出力す
る。又、動き補償回路41では、前フレームのデジタル
信号と現フレームのデジタル信号とから動きベクトルを
算出し、可変長符号化回路50に出力すると共に、有効
ベクトル個数算出部31及びベクトル値総和算出部32
に出力する。又、開始タイミング信号及び終了タイミン
グ信号が、制御部38から有効ベクトル個数算出部3
1、ベクトル値総和算出部32及びベクトル平均値算出
部33に供給される。
記のようになる。図4の減算器44において、現画像の
デジタル信号に対して、既に入力されている前フレーム
の画像信号との差分をとり、その差分に対して変換符号
化と量子化を行ない、可変長符号化回路50に出力す
る。又、動き補償回路41では、前フレームのデジタル
信号と現フレームのデジタル信号とから動きベクトルを
算出し、可変長符号化回路50に出力すると共に、有効
ベクトル個数算出部31及びベクトル値総和算出部32
に出力する。又、開始タイミング信号及び終了タイミン
グ信号が、制御部38から有効ベクトル個数算出部3
1、ベクトル値総和算出部32及びベクトル平均値算出
部33に供給される。
【0057】有効ベクトル個数算出部31では、制御部
38から供給される開始タイミング信号から終了タイミ
ング信号までの期間の有効ベクトルの個数nを計数す
る。ベクトル値総和算出部32では、その期間の有効ベ
クトルの総和Sを算出する。この後、ベクトル平均値算
出部33で有効ベクトルの平均値S/nを算出する。
38から供給される開始タイミング信号から終了タイミ
ング信号までの期間の有効ベクトルの個数nを計数す
る。ベクトル値総和算出部32では、その期間の有効ベ
クトルの総和Sを算出する。この後、ベクトル平均値算
出部33で有効ベクトルの平均値S/nを算出する。
【0058】この有効ベクトルの平均値S/nはカメラ
移動量算出部34に供給され、対応するカメラの移動量
及び移動方向を示す移動ベクトルの算出に使われる。更
に、この移動ベクトルはパルス・ジェネレータ35に与
えられ、カメラ旋回台36を回転させるパン信号及びチ
ルト信号に変換されて、該パン信号及びチルト信号によ
ってカメラの方向制御が行なわれる。
移動量算出部34に供給され、対応するカメラの移動量
及び移動方向を示す移動ベクトルの算出に使われる。更
に、この移動ベクトルはパルス・ジェネレータ35に与
えられ、カメラ旋回台36を回転させるパン信号及びチ
ルト信号に変換されて、該パン信号及びチルト信号によ
ってカメラの方向制御が行なわれる。
【0059】図6に、この発明の有効ベクトルの説明図
を示す。これは、有効ベクトルを説明するために、連続
する二のフレームの画像を合成した模式的な図である。
即ち、前フレームの画像ではAの位置に人物がいて、現
在のフレームの画像ではその人物がBの位置に移動した
ことを示している。
を示す。これは、有効ベクトルを説明するために、連続
する二のフレームの画像を合成した模式的な図である。
即ち、前フレームの画像ではAの位置に人物がいて、現
在のフレームの画像ではその人物がBの位置に移動した
ことを示している。
【0060】この時、図6に示したように、人物の移動
の前後で人物の輪郭の主要な対応点を結んだ矢印付の線
分が動きベクトルで、その内人物の動きの表現に寄与す
るベクトルが有効ベクトルである。図6の場合には、人
物が平行移動した場合を示しているので、人物に関する
動きベクトルが有効ベクトルとなる。尚、人物の輪郭の
主要な対応点は、二のフレームで最も相関が強い、言い
換えれば最も差分が小さい画面上のブロックを代表する
座標で決まることは既に説明している。
の前後で人物の輪郭の主要な対応点を結んだ矢印付の線
分が動きベクトルで、その内人物の動きの表現に寄与す
るベクトルが有効ベクトルである。図6の場合には、人
物が平行移動した場合を示しているので、人物に関する
動きベクトルが有効ベクトルとなる。尚、人物の輪郭の
主要な対応点は、二のフレームで最も相関が強い、言い
換えれば最も差分が小さい画面上のブロックを代表する
座標で決まることは既に説明している。
【0061】そして、背景など動きが小さい部分の動き
ベクトルは、被写体の動きを示すベクトルとしては寄与
が少ないので、無効ベクトルとしてカメラの移動量の算
出には使用しない。
ベクトルは、被写体の動きを示すベクトルとしては寄与
が少ないので、無効ベクトルとしてカメラの移動量の算
出には使用しない。
【0062】動きベクトルから有効ベクトルを抽出する
には、例えば、動き補償回路から得られる動きベクトル
に対してしきい値判定処理を行ない、所定のしきい値以
上の動きベクトルだけを選択すればよい。
には、例えば、動き補償回路から得られる動きベクトル
に対してしきい値判定処理を行ない、所定のしきい値以
上の動きベクトルだけを選択すればよい。
【0063】又、テレビ会議システム等において、対象
とする画像が人物であって動きが少ない場合には、カメ
ラで撮影された画面の内有効ベクトルを求める範囲を限
定した方が、安定して見やすい画像を得ることができ
る。このためにフレーム間差分によって得られた動きベ
クトルの内、人物が映っていると見られる領域にある動
きベクトルだけを有効ベクトルとして選択できるよう
に、開始タイミングと終了タイミングを上記領域に一致
させて設定すればよい。
とする画像が人物であって動きが少ない場合には、カメ
ラで撮影された画面の内有効ベクトルを求める範囲を限
定した方が、安定して見やすい画像を得ることができ
る。このためにフレーム間差分によって得られた動きベ
クトルの内、人物が映っていると見られる領域にある動
きベクトルだけを有効ベクトルとして選択できるよう
に、開始タイミングと終了タイミングを上記領域に一致
させて設定すればよい。
【0064】例えば、動き補償回路から得られる動きベ
クトルが画面の上部から下部へ順に送られる時、画面の
下半分のみが有効ベクトル領域である場合には、1フレ
ームの上半分に相当する動きベクトルが送出された後の
タイミングに、制御部38から有効ベクトル個数算出部
31及びベクトル値総和算出部32へ開始タイミング信
号を出力する。これによって、このタイミング以降に送
られてくる動きベクトルの内所定の値以上のベクトルを
有効ベクトルと考え、有効ベクトル個数算出部31で個
数の計数を開始し、ベクトル値総和算出部32でベクト
ル加算を開始する。そして、次のフレームの終了時に制
御部から終了タイミング信号を出力し、これによって、
有効ベクトル個数算出部31は有効ベクトルの個数の計
数を、ベクトル値総和算出部はベクトル加算を終了す
る。尚、このような演算をする場合には、開始タイミン
グと終了タイミングの他に、次のフレームの上半分では
演算を停止させる信号も与える必要がある。
クトルが画面の上部から下部へ順に送られる時、画面の
下半分のみが有効ベクトル領域である場合には、1フレ
ームの上半分に相当する動きベクトルが送出された後の
タイミングに、制御部38から有効ベクトル個数算出部
31及びベクトル値総和算出部32へ開始タイミング信
号を出力する。これによって、このタイミング以降に送
られてくる動きベクトルの内所定の値以上のベクトルを
有効ベクトルと考え、有効ベクトル個数算出部31で個
数の計数を開始し、ベクトル値総和算出部32でベクト
ル加算を開始する。そして、次のフレームの終了時に制
御部から終了タイミング信号を出力し、これによって、
有効ベクトル個数算出部31は有効ベクトルの個数の計
数を、ベクトル値総和算出部はベクトル加算を終了す
る。尚、このような演算をする場合には、開始タイミン
グと終了タイミングの他に、次のフレームの上半分では
演算を停止させる信号も与える必要がある。
【0065】このようにすれば、カメラの方向制御に寄
与する有効ベクトルの範囲を限定できるので、人物の移
動に関係がない動きベクトルを排除することができ、人
物の動きだけに的確に追随したカメラの制御が可能にな
る。従って、背景にランダムな動きがあってもカメラは
それには追従しないので、安定な画像を得ることができ
るようになる。
与する有効ベクトルの範囲を限定できるので、人物の移
動に関係がない動きベクトルを排除することができ、人
物の動きだけに的確に追随したカメラの制御が可能にな
る。従って、背景にランダムな動きがあってもカメラは
それには追従しないので、安定な画像を得ることができ
るようになる。
【0066】又、撮影の対象物には種々の大きさがある
ので、制御部38から出力される開始タイミング及び終
了タイミングを示す信号は、1フレーム間の任意のタイ
ミイグに出力できるように可変にしておくのが望まし
い。
ので、制御部38から出力される開始タイミング及び終
了タイミングを示す信号は、1フレーム間の任意のタイ
ミイグに出力できるように可変にしておくのが望まし
い。
【0067】次に、ベクトル平均値算出部33では、有
効ベクトル個数算出部31によって得られた有効ベクト
ル数nと、ベクトル値総和算出部32によって得られた
ベクトル値の総和Sとから、1フレーム間での有効ベク
トルの平均値S/nが求められるが、カメラの方向制御
から背景等のランダムな動きの影響や重要な被写体の微
小な動きの影響を更に小さくするために、1フレーム間
で得た有効ベクトルの平均値S/nを複数mフレーム間
にわたって記憶しておき、(ΣS/n)/mを算出して
カメラ制御のための有効ベクトルの平均値としてもよ
い。尚、複数フレームにわたる有効ベクトルの平均値を
求める方法は上記の方法に限定されるものではなく、開
始タイミング信号と終了タイミング信号との間の時間を
複数フレームに対応する時間として、一回の平均値演算
で求めてもよい。後者は前者と比較してメモリの構成が
簡単にできる利点がある一方、必要なメモリの要領は大
きくなる難点がある。従って、いずれによって複数フレ
ームにわたる有効ベクトルの平均値を求めるかは、この
発明のカメラ制御装置を適用するシステムが扱う画像の
性質によって選択すべきである。そして、上記フレーム
数mは任意に設定できることが望ましい。
効ベクトル個数算出部31によって得られた有効ベクト
ル数nと、ベクトル値総和算出部32によって得られた
ベクトル値の総和Sとから、1フレーム間での有効ベク
トルの平均値S/nが求められるが、カメラの方向制御
から背景等のランダムな動きの影響や重要な被写体の微
小な動きの影響を更に小さくするために、1フレーム間
で得た有効ベクトルの平均値S/nを複数mフレーム間
にわたって記憶しておき、(ΣS/n)/mを算出して
カメラ制御のための有効ベクトルの平均値としてもよ
い。尚、複数フレームにわたる有効ベクトルの平均値を
求める方法は上記の方法に限定されるものではなく、開
始タイミング信号と終了タイミング信号との間の時間を
複数フレームに対応する時間として、一回の平均値演算
で求めてもよい。後者は前者と比較してメモリの構成が
簡単にできる利点がある一方、必要なメモリの要領は大
きくなる難点がある。従って、いずれによって複数フレ
ームにわたる有効ベクトルの平均値を求めるかは、この
発明のカメラ制御装置を適用するシステムが扱う画像の
性質によって選択すべきである。そして、上記フレーム
数mは任意に設定できることが望ましい。
【0068】図7に、この発明のカメラ制御装置を利用
した位置実施例の構成ブロック図を示す。図7の構成が
図4の構成と異なる点は、ベクトル平均値算出部33で
求められた有効ベクトルの平均値を直接カメラ移動量算
出部34に渡さずに、しきい値制御部52を設けて所定
のしきい値以上の有効ベクトルの平均値をカメラ移動量
算出部34に渡すようにした点である。
した位置実施例の構成ブロック図を示す。図7の構成が
図4の構成と異なる点は、ベクトル平均値算出部33で
求められた有効ベクトルの平均値を直接カメラ移動量算
出部34に渡さずに、しきい値制御部52を設けて所定
のしきい値以上の有効ベクトルの平均値をカメラ移動量
算出部34に渡すようにした点である。
【0069】これにより、被写体の微小な動きに対して
カメラが追従するのを防止し、より安定したカメラ制御
が可能になる。この場合のしきい値は、この発明のカメ
ラ制御装置が適用されるシステム毎に、そのシステムが
扱う画像の性質(これは、被写体の動きの性質であり、
そのシステムの目的にほかならない。)に応じて、経験
的に設定されるべきである。カメラ制御装置自体は種々
の画像システムに共通に使用できることが望ましいの
で、該しきい値は可変できるようにしておくことが望ま
しい。これは、しきい値を、例えば、制御部38のラン
ダム・アクセス・メモリに記憶しておき、該制御部から
しきい値制御部52へ与えるようにすればよいが、この
他にも、しきい値制御部52に電気的に書き替え可能な
読み出し専用メモリや、フラッシュ・メモリを設けて、
これらに記憶させておくようにしてもよい。
カメラが追従するのを防止し、より安定したカメラ制御
が可能になる。この場合のしきい値は、この発明のカメ
ラ制御装置が適用されるシステム毎に、そのシステムが
扱う画像の性質(これは、被写体の動きの性質であり、
そのシステムの目的にほかならない。)に応じて、経験
的に設定されるべきである。カメラ制御装置自体は種々
の画像システムに共通に使用できることが望ましいの
で、該しきい値は可変できるようにしておくことが望ま
しい。これは、しきい値を、例えば、制御部38のラン
ダム・アクセス・メモリに記憶しておき、該制御部から
しきい値制御部52へ与えるようにすればよいが、この
他にも、しきい値制御部52に電気的に書き替え可能な
読み出し専用メモリや、フラッシュ・メモリを設けて、
これらに記憶させておくようにしてもよい。
【0070】又、被写体の微小な動きにカメラが追従し
ないようにするためにしきい値制御部を設置する箇所
は、図7に示した箇所に限定されるものではなく、カメ
ラ移動量算出部34とパルス・ジェネレータ35との間
であってもよい。
ないようにするためにしきい値制御部を設置する箇所
は、図7に示した箇所に限定されるものではなく、カメ
ラ移動量算出部34とパルス・ジェネレータ35との間
であってもよい。
【0071】次に、カメラ移動量算出部34の動作につ
いて説明する。ここでは、まずベクトル平均値算出部3
3で得られた有効ベクトルの平均値と、予め制御部38
のランダム・アクセス・メモリ等に記憶されているカメ
ラと被写体との間の距離とから、カメラの移動量、即
ち、カメラの方向を変えるためのパン角とチルト角を求
める演算について説明する。
いて説明する。ここでは、まずベクトル平均値算出部3
3で得られた有効ベクトルの平均値と、予め制御部38
のランダム・アクセス・メモリ等に記憶されているカメ
ラと被写体との間の距離とから、カメラの移動量、即
ち、カメラの方向を変えるためのパン角とチルト角を求
める演算について説明する。
【0072】図8に、この発明のカメラ移動量の算出の
説明図を示す。ベクトル平均値算出部33で得られた有
効ベクトルの平均値を
説明図を示す。ベクトル平均値算出部33で得られた有
効ベクトルの平均値を
【0073】
【数1】
【0074】とする。これは、図8(a)に示すように
人物が動いた時、矢印で示される複数本の有効ベクトル
を加算した結果を有効ベクトルの本数で除算して得たも
のである。
人物が動いた時、矢印で示される複数本の有効ベクトル
を加算した結果を有効ベクトルの本数で除算して得たも
のである。
【0075】一方、カメラから被写体までの距離をyと
し、人物の実際の移動を示す移動ベクトルを
し、人物の実際の移動を示す移動ベクトルを
【0076】
【数2】
【0077】とする。距離yは、画像システム(この場
合は、テレビ会議システムを想定している。)の設置時
に予め測定して、そのデータをこの発明のカメラ制御装
置に記憶しておいてもよいし、カメラが自動焦点カメラ
の場合には、カメラとカメラ制御装置とを接続してズー
ム・データを入力し、カメラ制御装置内でズーム・デー
タから距離yに変換してもよい。
合は、テレビ会議システムを想定している。)の設置時
に予め測定して、そのデータをこの発明のカメラ制御装
置に記憶しておいてもよいし、カメラが自動焦点カメラ
の場合には、カメラとカメラ制御装置とを接続してズー
ム・データを入力し、カメラ制御装置内でズーム・デー
タから距離yに変換してもよい。
【0078】画面上での移動を示す動きベクトルと、被
写体の実際の移動ベクトルとは長さが比例するので、距
離yとカメラのレンズの特性に一意的に依存する定数を
aとすれば、移動ベクトルは動きベクトルに該定数aを
乗算したものとして与えられる。
写体の実際の移動ベクトルとは長さが比例するので、距
離yとカメラのレンズの特性に一意的に依存する定数を
aとすれば、移動ベクトルは動きベクトルに該定数aを
乗算したものとして与えられる。
【0079】今、画面上での人物の移動を有効ベクトル
の平均値で表わすようにしているので、該有効ベクトル
の平均値を動きベクトルであるとして扱うことにする。
そうすると、移動ベクトルと有効ベクトルの平均値との
関係は式(1)で表される。
の平均値で表わすようにしているので、該有効ベクトル
の平均値を動きベクトルであるとして扱うことにする。
そうすると、移動ベクトルと有効ベクトルの平均値との
関係は式(1)で表される。
【0080】
【数3】
【0081】移動ベクトルと有効ベクトルの平均値とが
比例するものとしたから、移動ベクトルと画面上の水平
線との間の角度をγとすれば、被写体空間における移動
ベクトルと、カメラと被写体が前にいた位置とを結ぶ線
に垂直をなす水平線との間の角度はγである。従って、
移動ベクトルの水平方向の移動距離zh は式(2)で表
され、移動ベクトルの垂直方向の移動距離zv は式
(3)で表される。
比例するものとしたから、移動ベクトルと画面上の水平
線との間の角度をγとすれば、被写体空間における移動
ベクトルと、カメラと被写体が前にいた位置とを結ぶ線
に垂直をなす水平線との間の角度はγである。従って、
移動ベクトルの水平方向の移動距離zh は式(2)で表
され、移動ベクトルの垂直方向の移動距離zv は式
(3)で表される。
【0082】
【数4】
【0083】
【数5】
【0084】ここで、カメラと人物が前にいた位置との
距離yと、移動ベクトルの水平方向の移動距離zh と垂
直方向の移動距離zv とによってパン角αとチルト角β
が次の式によって求められる。
距離yと、移動ベクトルの水平方向の移動距離zh と垂
直方向の移動距離zv とによってパン角αとチルト角β
が次の式によって求められる。
【0085】
【数6】
【0086】
【数7】
【0087】こうして求められたパン角とチルト角はパ
ルス・ジェネレータ35に与えられ、そこでデジタル化
されてパン信号とチルト信号に変換される。該パン信号
とチルト信号によってカメラ旋回台36が制御され、所
望の方向にカメラを向ける。
ルス・ジェネレータ35に与えられ、そこでデジタル化
されてパン信号とチルト信号に変換される。該パン信号
とチルト信号によってカメラ旋回台36が制御され、所
望の方向にカメラを向ける。
【0088】又、上記実施例の説明では、ベクトル平均
値算出部33で得られた有効ベクトルの平均値を直接カ
メラ移動量算出部34に供給するものとしていたが、該
有効ベクトルの平均値を制御部38に供給ようにすれ
ば、カメラ制御装置の機能構成を更に発展させることが
できる。
値算出部33で得られた有効ベクトルの平均値を直接カ
メラ移動量算出部34に供給するものとしていたが、該
有効ベクトルの平均値を制御部38に供給ようにすれ
ば、カメラ制御装置の機能構成を更に発展させることが
できる。
【0089】例えば、有効ベクトルの平均値からカメラ
の移動量を制御部38で算出したり、制御部38内にし
きい値制御部の機能を吸収することが可能となる。
の移動量を制御部38で算出したり、制御部38内にし
きい値制御部の機能を吸収することが可能となる。
【0090】
【発明の効果】この発明によれば、動きベクトルの内画
像の移動に寄与する有効ベクトルの平均値を算出して、
該有効ベクトルの平均値とカメラから被写体までの距離
とから、カメラの移動方向とその移動量を求めて、これ
によりカメラの制御をするので、操作者によるカメラの
方向調整を不要にすることができる。
像の移動に寄与する有効ベクトルの平均値を算出して、
該有効ベクトルの平均値とカメラから被写体までの距離
とから、カメラの移動方向とその移動量を求めて、これ
によりカメラの制御をするので、操作者によるカメラの
方向調整を不要にすることができる。
【0091】又、この発明によれば、制御部から与えら
れる開始タイミングと終了タイミングによって有効ベク
トルの平均値を求めるようにしており、これらのタイミ
ングを可変にすることが可能である上、有効ベクトルの
平均値が所定のしきい値以上の時にカメラ制御するよう
にしており、該しきい値も可変にすることが可能なの
で、カメラが重要な被写体の動きに追従するようになっ
て、見やすい画像を得ることが可能になる。
れる開始タイミングと終了タイミングによって有効ベク
トルの平均値を求めるようにしており、これらのタイミ
ングを可変にすることが可能である上、有効ベクトルの
平均値が所定のしきい値以上の時にカメラ制御するよう
にしており、該しきい値も可変にすることが可能なの
で、カメラが重要な被写体の動きに追従するようになっ
て、見やすい画像を得ることが可能になる。
【図1】 この発明の基本構成図である。
【図2】 この発明の画像移動ベクトル算出手段の構成
ブロック図(その1)である。
ブロック図(その1)である。
【図3】 この発明の画像移動ベクトル算出手段の構成
ブロック図(その2)である。
ブロック図(その2)である。
【図4】 この発明のカメラ制御装置を利用した一実施
例の構成ブロック図である。
例の構成ブロック図である。
【図5】 この発明のカメラ制御装置を利用した一実施
例の構成ブロック図である。
例の構成ブロック図である。
【図6】 この発明の有効ベクトルの説明図である。
【図7】 この発明のカメラ制御装置を利用した一実施
例の構成ブロック図である。
例の構成ブロック図である。
【図8】 この発明のカメラ移動量の算出の説明図であ
る。
る。
1 動きベクトル算出手段 2 画像移動ベクトル算出手段 3 カメラ移動ベクトル算出手段 4 カメラ制御手段 5 記憶手段 6 制御手段 7 カメラ
Claims (7)
- 【請求項1】 カメラから得られる画像信号のフレーム
間差分をとることによって動きベクトルを算出する動き
ベクトル算出手段と、 該動きベクトル算出手段から得られた動きベクトルの
内、画像の移動に寄与する有効ベクトルの平均値を算出
する画像移動ベクトル算出手段と、 少なくとも、該有効ベクトルの平均値を算出する期間を
指定する制御手段と、 少なくとも、カメラから被写体までの距離を記憶する記
憶手段と、 該有効ベクトルの平均値とカメラから被写体までの距離
とから、被写体の状態に合わせてカメラの移動を示す移
動ベクトルを算出するカメラ移動ベクトル算出手段と、 該移動ベクトルに基づいてカメラの方向を制御するカメ
ラ制御手段とを備えることを特徴とするカメラ制御装
置。 - 【請求項2】 請求項1記載のカメラ制御装置であっ
て、 前記画像移動ベクトル算出手段は、 前記有効ベクトルの個数を計数する有効ベクトル計数手
段と、 該有効ベクトルの総和を算出する有効ベクトル総和手段
と、 該有効ベクトルの総和を、該計数された有効ベクトルの
個数で除算することによって有効ベクトルの平均値を求
めるベクトル平均値算出手段とを備える画像移動ベクト
ル算出手段であることをことを特徴とするカメラ制御装
置。 - 【請求項3】 請求項1記載のカメラ制御装置であっ
て、 前記画像移動ベクトル算出手段は、 前記有効ベクトルの個数を計数する有効ベクトル計数手
段と、 該有効ベクトルの総和を算出する有効ベクトル総和手段
と、 該有効ベクトルの総和を、該計数された有効ベクトルの
個数で除算することによって有効ベクトルの平均値を求
めるベクトル平均値算出手段と、 該ベクトル平均値算出手段が算出したベクトル平均値が
所定のしきい値以上の場合に、該ベクトル平均値を前記
カメラ移動ベクトル算出手段に供給するしきい値制御手
段とを備える画像移動ベクトル算出手段であることをこ
とを特徴とするカメラ制御装置。 - 【請求項4】 請求項3記載のカメラ制御装置におい
て、 前記しきい値制御手段は、 前記カメラ移動ベクトル算出手段に備えることを特徴と
するカメラ制御装置。 - 【請求項5】 請求項3又は請求項4記載のカメラ制御
装置であって、 前記しきい値制御手段は、 前記しきい値を任意に設定できるしきい値制御手段であ
ることを特徴とするカメラ制御装置。 - 【請求項6】 請求項2又は請求項3記載のカメラ制御
装置であって、 前記ベクトル平均値算出手段は、 複数の期間において前記ベクトル平均値を算出し、 該複数のベクトル平均値の平均値を算出するベクトル平
均値算出手段であることを特徴とするカメラ制御装置。 - 【請求項7】 請求項1記載のカメラ制御装置であっ
て、 前記制御手段は、 前記開始タイミングと前記終了タイミングの少なくとも
一方を任意に設定できる制御手段であることを特徴とす
るカメラ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7314083A JPH09153138A (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | カメラ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7314083A JPH09153138A (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | カメラ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09153138A true JPH09153138A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18049035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7314083A Pending JPH09153138A (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | カメラ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09153138A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000032435A (ja) * | 1998-07-10 | 2000-01-28 | Mega Chips Corp | 監視システム |
US6545699B2 (en) * | 2000-05-26 | 2003-04-08 | Nec Corporation | Teleconferencing system, camera controller for a teleconferencing system, and camera control method for a teleconferencing system |
JP2005157779A (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-16 | Gifu Univ | 測距装置 |
US7248286B2 (en) | 2001-10-29 | 2007-07-24 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method for controlling a camera using a video compression algorithm |
-
1995
- 1995-12-01 JP JP7314083A patent/JPH09153138A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000032435A (ja) * | 1998-07-10 | 2000-01-28 | Mega Chips Corp | 監視システム |
US6545699B2 (en) * | 2000-05-26 | 2003-04-08 | Nec Corporation | Teleconferencing system, camera controller for a teleconferencing system, and camera control method for a teleconferencing system |
US7248286B2 (en) | 2001-10-29 | 2007-07-24 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method for controlling a camera using a video compression algorithm |
JP2005157779A (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-16 | Gifu Univ | 測距装置 |
US7286688B2 (en) | 2003-11-26 | 2007-10-23 | Gifu University | Object detection apparatus, distance measuring apparatus and object detection method |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021224 |