JPH09151839A - 液圧回転機 - Google Patents

液圧回転機

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Publication number
JPH09151839A
JPH09151839A JP7340051A JP34005195A JPH09151839A JP H09151839 A JPH09151839 A JP H09151839A JP 7340051 A JP7340051 A JP 7340051A JP 34005195 A JP34005195 A JP 34005195A JP H09151839 A JPH09151839 A JP H09151839A
Authority
JP
Japan
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cylinder block
cylinder
sliding plate
block body
mating surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP7340051A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Ohira
修司 大平
Takeshi Ichiyanagi
健 一柳
Kiyoshi Tanaka
潔 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP7340051A priority Critical patent/JPH09151839A/ja
Publication of JPH09151839A publication Critical patent/JPH09151839A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2201/00Metals
    • F05C2201/04Heavy metals
    • F05C2201/0469Other heavy metals
    • F05C2201/0475Copper or alloys thereof

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Hydraulic Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダブロックの製造を容易に行い、寸法
精度を向上できると共に、加工コストおよび加工時間等
を低減できるようにする。 【解決手段】 鋳造等の手段によってシリンダブロック
本体8を一体成形し、各シリンダ穴8Eをシリンダブロ
ック本体8の一側端面8Aから合せ面8Cに向けて軸方
向に直線状に延びるようにして形成する。また、摺動板
9を圧延鋼板等の耐摩耗性材料から形成し、摺動板9に
はパンチングプレス等のプレス加工によって貫通孔9A
等を形成する。そして、シリンダブロック7をこれらシ
リンダブロック本体8、摺動板9および銅箔体10によ
り構成し、接合材としての銅箔体10を約1000〜1
100℃まで加熱溶融することにより摺動板9の衝合面
9Dをシリンダブロック本体8の合せ面8Cに強固に接
合して一体化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液圧ポンプまたは
液圧モータ等に好適に用いられる液圧回転機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ケーシングと、該ケーシングに
回転軸を介して回転可能に設けられ複数のシリンダが形
成されたシリンダブロックと、該シリンダブロックの各
シリンダ内に往復動可能に挿嵌されたピストンと、前記
ケーシングとシリンダブロックの端面との間に設けら
れ、該シリンダブロックが回転するときに前記各シリン
ダと連通する一対の給排ポートとを有した弁板とからな
る液圧回転機は、例えば特開昭61−25974号公報
または実開昭63−57374号公報等によって知られ
ている。
【0003】ここで、前記シリンダブロックは鋳造等の
手段によって、例えば、略円筒状に一体成形され、その
一端側端面には、ピストンをシリンダブロックの一端側
から装入すべく各シリンダの一端側が開口し、他端側端
面には各シリンダ内にそれぞれ連通した複数の連通孔が
開口する構成となっている。また、シリンダブロックの
他端側端面は、前記弁板に対して摺動可能に摺接し、各
シリンダ内を各連通孔を介して給排ポート側に連通させ
る構成となっている。
【0004】そして、この種の従来技術による液圧回転
機を、例えば斜板型の油圧モータとして用いる場合に
は、前記ケーシング内にピストンとの対向面が傾斜面と
なった斜板を設けると共に、外部からの圧油を各給排ポ
ートを介して各シリンダ内に順次供給する。この結果、
各ピストンの突出端側は各シリンダ内から順次伸長して
斜板に押付けられ、このときにシリンダに作用する斜板
からの反力を利用することより、シリンダブロックと共
に回転軸に回転力を与え、これをモータ出力として取出
すようにしている。
【0005】一方、斜板型の油圧ポンプとして用いる場
合には、該油圧ポンプの回転軸を回転源となるエンジン
やモータ等によって回転駆動し、シリンダブロックの各
シリンダ内で各ピストンを往復動させることにより、給
排ポートを介して各シリンダ内に吸込んだ油液を順次圧
油として外部に吐出させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による液圧回転機では、シリンダブロックに複数
のシリンダを形成し、その一端側端面は各シリンダの開
口端になっているものの、他側端面には該各シリンダ内
に連通する小径の各連通孔を開口させる構成であるた
め、シリンダブロック全体を鋳造等の手段によって一体
成形するときには、該シリンダブロック内に穴径の異な
る各シリンダと各連通穴とを形成する必要があり、鋳型
の形状が複雑化するという問題がある。
【0007】また、複雑な形状の鋳型を用いることによ
って溶湯が鋳型内に均一に流れにくくなり、内巣等を発
生させる原因となってしまい、シリンダブロックの歩留
まりを向上させるのが難しいという問題がある。
【0008】そして、シリンダブロックの寸法精度を向
上させためには、シリンダブロックを鋳造で成形した後
に、例えば各シリンダ内の内面をリーマ加工等によって
高精度に仕上げ加工をする必要が生じ、このような仕上
げ加工に手間がかかってしまい生産性が低下する上に、
加工コスト等が増大してしまうという問題ある。
【0009】しかも、このような仕上げ加工時にあって
は、各連通穴にエンドミル等のフライス加工を施す必要
が生じ、これによっても多大な労力や時間を費やし、製
造時の作業性等が低下してしまうという問題がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明はシリンダブロックの製造を容易
に行うことができ、加工が容易になるため加工コストお
よび加工時間等を低減でき、生産性を確実に高めること
ができるようにした液圧回転機を提供することを目的と
している。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、ケーシングと、該ケーシングに回転軸
を介して回転可能に設けられ、複数のシリンダが形成さ
れたシリンダブロックと、該シリンダブロックの各シリ
ンダ内に往復動可能に挿嵌されたピストンと、前記ケー
シングとシリンダブロックの端面との間に設けられ、該
シリンダブロックが回転するときに前記各シリンダと連
通する一対の給排ポートを有した弁板とからなる液圧回
転機に適用される。
【0012】そして、請求項1に記載の発明が採用する
構成の特徴は、前記シリンダブロックを一端側から前記
各シリンダ内に各ピストンを装入すべく一端側端面が前
記各シリンダの開口端となり、他端側端面が合せ面とな
ったシリンダブロック本体と、該シリンダブロック本体
の合せ面に接合され、前記弁板に対して摺動する板状の
摺動板とから構成したことにある。
【0013】このように構成することにより、摺動板と
シリンダブロック本体とをそれぞれ別個の材料等で形成
でき、それぞれに適した加工手段を適用できると共に、
摺動板をシリンダブロック本体の合せ面に接合すること
により、シリンダブロックを形成することができる。
【0014】また、請求項2に記載の発明では、シリン
ダブロック本体の合せ面と摺動板との間に薄膜状の接合
材を設け、該接合材を加熱溶融することにより前記摺動
板をシリンダブロック本体の合せ面に接合する構成とし
たことにある。
【0015】このように構成することにより、シリンダ
ブロックを形成するときには、摺動板をシリンダブロッ
ク本体の合せ面に接合材を介して高強度に接合すること
ができる。
【0016】また、請求項3に記載の発明では、前記接
合材を銅箔体によって形成することにより、前記摺動板
を前記シリンダブロック本体の合せ面に接合したことに
ある。
【0017】この結果、シリンダブロック本体の合せ面
に対して摺動板を銅ろう付けすることができ、このとき
の接合強度を銅箔体によって確実に高めることができ
る。
【0018】さらに、請求項4に記載の発明では、シリ
ンダブロックの各シリンダを、該シリンダブロック本体
内を直線状に延びる貫通穴として形成したことにある。
【0019】この結果、シリンダブロック本体を鋳造等
の手段によって一体成形するときには、シリンダブロッ
ク本体を型取りする鋳型の形状を単純化でき、各シリン
ダの寸法精度等を向上させることができる。
【0020】さらにまた、請求項5に記載の発明では、
シリンダブロック本体を鋳造によって形成し、摺動板に
は、前記シリンダブロック本体の各シリンダ内と連通す
る複数の連通孔をプレス加工によって穿設したことにあ
る。
【0021】このように構成することにより、シリンダ
ブロック本体の寸法精度を鋳造によっても向上できると
共に、各連通孔をプレス加工によって摺動板に容易に穿
設することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図8の添付図面に従って、液圧回転機として斜板
型油圧モータを例に挙げて詳細に説明する。
【0023】ここで、図1ないし図6は本発明の第1の
実施例を示している。
【0024】図において、1は油圧モータの外殻をなす
ケーシングを示し、該ケーシング1は、後述するケーシ
ング本体2とリヤケーシング3とから軸方向両端側が閉
塞された筒体状として形成されている。
【0025】2はケーシング1の本体を構成するケーシ
ング本体を示し、該ケーシング本体2は、段付筒状に形
成された筒状部2Aと、該筒状部2Aの一側を閉塞する
ように一体に設けられたフロント部2Bとから他側に向
けて開口する有底筒状に形成され、該フロント部2Bの
中央には、後述する回転軸4が挿入される軸穴2Cが軸
方向に貫通するように形成されている。
【0026】3はケーシング本体2の他側に設けられた
リヤケーシングを示し、該リヤケーシング3の中央部に
は、ケーシング本体2の軸穴2Cと同軸に位置し、一側
に向けて開口する有底筒状の軸穴3Aが形成されてい
る。また、該リヤケーシング3には、後述する弁板11
の各給排ポート11Bを介して後述するシリンダブロッ
ク7の各シリンダ穴8E内に圧油を給排する一対の給排
通路(図示せず)が形成されている。
【0027】4はケーシング1内に位置して軸方向に配
設された回転軸を示し、該回転軸4は、基端側がリヤケ
ーシング3の軸穴3Aに軸受5を介して回転自在に支持
され、出力側となる先端側がケーシング本体2の軸穴2
Cに軸受6を介して回転自在に支持されている。また、
該回転軸4の外周側には、軸方向中間部に位置して後述
するシリンダブロック本体8の雌スプライン8D3 等と
係合する雄スプライン4Aが形成されている。
【0028】7はケーシング1内に位置し回転軸4と一
体的に回転するシリンダブロックを示し、該シリンダブ
ロック7は、後述するようにシリンダブロック本体8
と、該シリンダブロック本体8の合せ面8C側に設けら
れた摺動板9と、該摺動板9の衝合面9Dとシリンダブ
ロック本体8の合せ面8Cとの間に介在して設けられた
銅箔体10とから大略構成されている。
【0029】8は回転軸4の外周側に設けられたシリン
ダブロック本体を示し、該シリンダブロック本体8は鋳
造等の成形手段によって、例えばFC25(ねずみ鋳
鉄)またはFCD45(球状黒鉛鋳鉄)等の材料から、
図2および図5に示す如く段付の円筒体として成形され
ている。そして、該シリンダブロック本体8は、その一
側端面8Aの中央部に短軸筒状の突出部8Bが突設さ
れ、他側端面は摺動板9の衝合面9Dに対する合せ面8
Cとなっている。
【0030】また、シリンダブロック本体8は、その中
央部内周側が段付穴形状をなした挿通穴8Dとなり、該
挿通穴8Dは一端側が突出部8B端面に開口し、他端側
がシリンダブロック本体8の軸方向途中部位まで延びた
小径穴部8D1 と、該小径穴部8D1 の他端側からシリ
ンダブロック本体8の軸方向へと延び、合せ面8Cに開
口した大径穴部8D2 とからなっている。
【0031】そして、挿通穴8Dの小径穴部8D1 内周
面には雌スプライン8D3 が形成され、シリンダブロッ
ク7は、該雌スプライン8D3 を介して回転軸4に一体
的に取付けられるようになっている。
【0032】さらに、シリンダブロック本体8には図3
に示す如く、周方向に互いに離間してシリンダブロック
本体8内を軸方向に直線状に延びた貫通穴としての複数
のシリンダ穴8E,8E,…が形成され、該各シリンダ
穴8Eは、一側端面8A側が後述の各ピストン12が装
入される開口端8E1 となっている。
【0033】9はシリンダブロック7の一部を構成する
摺動板を示し、該摺動板9は図1ないし図4に示す如
く、例えば圧延鋼板等の耐摩耗性材料によって略円板状
に形成され、その直径はシリンダブロック本体8の直径
とほぼ同寸法になっている。そして、摺動板9の中央部
にはシリンダブロック本体8の大径穴部8D2 とほぼ同
形状をなした貫通孔9Aが穿設され、該貫通孔9Aの径
方向外側部位には周方向に互いに離間して各シリンダ穴
8Eと対応する位置に複数の連通孔9B,9B,…が穿
設されている。
【0034】ここで、貫通孔9Aおよび各連通孔9Bは
図4に示す如く、パンチングプレス等のプレス加工によ
ってそれぞれ略円形状および略楕円形状に形成され、該
連通孔9Bはその短軸が摺動板9の径方向に向けて配向
され、長軸は摺動板9の周方向に向けて配向されてい
る。また、該連通孔9Bの長軸は各挿通穴8Dの大径穴
部8D2 直径とほぼ同一寸法となっている。
【0035】そして、摺動板9の表面は摺動面9Cとな
り、弁板11に摺動可能に摺接されると共に、摺動板9
の裏面は衝合面9Dとなり、銅箔体10を介してシリン
ダブロック本体8の合せ面8Cに固着され、シリンダブ
ロック7が回転軸4を中心として回転するときに、各挿
通穴8Dを各連通孔9Bを介して弁板11の各給排ポー
ト11Bに間欠的に連通させるようにしている。また、
貫通孔9Aの内周面には後述のばね受板17が嵌着され
る環状の凹溝9Eが形成されている。
【0036】10はシリンダブロック本体8の合せ面8
Cと摺動板9の衝合面9Dとの間に介装された接合材と
しての銅箔体を示し、該銅箔体10は銅または銅合金
(黄銅)等により略円形状をなした薄膜として形成さ
れ、その外径は摺動板9(シリンダブロック本体8)の
外径とほぼ同寸法となっている。そして、銅箔体10は
その中央部に摺動板9の貫通孔9Aと同形状の大径穴1
0Aが、周方向には互いに離間して各連通孔9Bと対応
した位置でかつ同形状をなす小径穴10B,10B,…
がそれぞれ穿設されている。
【0037】ここで、銅箔体10を熱処理炉等によって
約1000〜1100℃(好ましくは約1080〜10
90℃)程度まで加熱溶融した後、再度冷却(自然放
熱)することにより、銅箔体10に所謂ろう材としての
機能をもたせ、これによって摺動板9の衝合面9Dはシ
リンダブロック本体8の合せ面8Cに強固に接合(ろう
付け)した状態で一体化されている。
【0038】11はリヤケーシング3内の内面側に固着
された弁板を示し、該弁板11の他側面は摺動板9の摺
動面9Cとの摺動面11Aになっている。また、該弁板
11には、各ピストン12の上死点位置と下死点位置と
を挟むように眉形状の一対の給排ポート11B,11B
が形成され、該各給排ポート11Bはリヤケーシング3
に形成された前記給排通路に常時連通している。
【0039】12,12はシリンダブロック本体8の各
シリンダ穴8Eに摺動可能に挿嵌された複数のピストン
(2個のみ図示)を示し、該ピストン12は図1に示す
如く、略円筒状に形成され、各シリンダ穴8Eの開口端
8E1 から突出する突出端側が球状の球形部12Aとな
っている。そして、各ピストン12の球形部12Aには
それぞれシュー13が揺動自在に取付けられ、該各シュ
ー13は後述する斜板14の傾斜面14Bに沿って摺動
することにより、各ピストン12を各シリンダ穴8E内
で往復動させるものである。
【0040】14はケーシング本体2のフロント部2B
内面に固着して設けられた円板状の斜板を示し、該斜板
14の中央には回転軸4が挿通される挿通穴14Aが形
成されている。また、該斜板14のシリンダブロック7
との対向面は各シュー13が摺動する傾斜面14Bとな
っている。
【0041】15は各シュー13を斜板14の傾斜面1
4Bに対して摺動状態に保持するリング状のシュー押
え、16はシリンダブロック7の他端側に位置して該シ
リンダブロック7と共に回転軸4の雄スプライン4Aに
係合したリテーナボールをそれぞれ示し、該リテーナボ
ール16は、内周側が回転軸4の雄スプライン4Aにス
プライン結合され、外周側は球面状となってシュー押え
15の内周側に嵌合している。
【0042】17は摺動板9の凹溝9Eに嵌着されたリ
ング状のばね受板、18は回転軸4の外周面とシリンダ
ブロック本体8の大径穴部8D2 内周面との隙間内に、
ばね受板17等を介して縮装された押圧ばねで、該押圧
ばね18はリテーナボール16、シュー押え15を介し
て各シュー13を斜板14の傾斜面14Bに向けて押圧
すると共に、シリンダブロック7を弁板11の摺動面1
1Aに向けて押圧するものである。
【0043】本実施例による斜板型油圧モータは上述の
如く構成されるが、次にその作動について説明する。
【0044】まず、油圧ポンプ(図示せず)から吐出さ
れた圧油が、リヤケーシング3の給排通路のうち供給側
通路に導かれると、この圧油は該供給側通路に連通する
弁板11の給排ポート11Bおよび摺動板9の各連通孔
9B等を介して、シリンダブロック本体8の各シリンダ
穴8E内へと順次供給される。
【0045】この結果、各ピストン12は各シリンダ穴
8Eの開口端8E1 から伸長(突出)し、各シュー13
は斜板14の傾斜面14Bに順次押付けられる。そし
て、斜板14の傾斜面14Bは各ピストン12の軸線に
対して傾斜しているから、各シュー13は傾斜面14B
上を摺動し、各シュー13の傾斜面14Bへの押付け力
の反力によってシリンダブロック7を回転させ、該シリ
ンダブロック7と一体となった回転軸4を回転させる。
【0046】このように、油圧モータの回転中は、斜板
14にシュー13を案内させつつシリンダブロック7の
各シリンダ穴8E内を各ピストン12が往復動し、該シ
リンダブロック7、回転軸4を回転させ、モータ作用を
行うものである。
【0047】次に、シリンダブロック7の製造工程につ
いて説明する。
【0048】まず、シリンダブロック本体8をFC25
またはFCD45等からなる鋳鉄により、図5に示す如
く鋳造等の手段を用いて成形する。また、摺動板9を圧
延鋼板によって円板状に形成し、該摺動板9にパンチン
グプレス等のプレス加工を施すことによって貫通孔9
A、各連通孔9B等を穿設する。
【0049】次に、銅箔体10を図6に示す如く、シリ
ンダブロック本体の合せ面8Cと摺動板9の衝合面9D
との間に介装し、これらを図2に例示するように重ね合
わせた状態で加熱炉内に収容し、例えば銅箔体10を約
1000〜1100℃、好ましくは1080℃〜109
0℃で加熱溶融する。そして、これらを常温下で徐々に
冷却することにより、衝合面9Dを合せ面8Cに強固に
接合する。
【0050】ここで、FC25(鋳鉄)からなるシリン
ダブロック本体8と鉄(鋼板)からなる摺動板9とを銅
箔体10によって接合し、その引張強度試験を行った結
果、FC25と鉄の場合で引張強度σf は5kg/mm
2 程度となった。また、FCD45(鋳鉄)からなるシ
リンダブロック本体8と鉄(鋼板)からなる摺動板9と
をそれぞれ銅箔体10によって接合し、その引張強度試
験を行った結果、FCD45と鉄の場合では引張強度σ
f は25kg/mm2 程度となった。
【0051】この結果から、シリンダブロック7をシリ
ンダブロック本体8と摺動板9とから形成し、両者を銅
箔体10により接合した場合でも、シリンダブロック7
として要求される引張強度等を十分に確保できることが
分かった。
【0052】そして、シリンダブロック本体8をFCD
25によって形成した場合には、シリンダブロック本体
8を鉄(鋼鉄等)によって形成した場合とほぼ同様の引
張強度を得ることができ、シリンダブロック7全体の引
張強度等を確実に向上できることが分かった。
【0053】また、前記各引張試験後の破断箇所をそれ
ぞれ調査した結果、FC25と鉄との引張試験では、F
C25と鉄との接合部(銅箔体)とは異なる部位が破断
箇所となり、FCD45と鉄との引張試験では、FCD
45と鉄との接合部(銅箔体)が破断箇所となった。こ
の結果から、摺動板9をシリンダブロック本体8に接合
するときに、接合材として銅箔体10を使用することに
より、摺動板9のシリンダブロック本体8に対する接合
強度を効果的に向上できることが分かった。
【0054】しかも、当該油圧モータを高負荷(高圧)
の条件のもとで長時間ランニングテストを行った結果、
回転軸4から安定した回転出力を取出すことができ、装
置トラブル等の異常は生じなかった。これによって、シ
リンダブロック7全体の耐久性等についても長期に亘っ
て補償できることが分かった。
【0055】従って、本実施例では、鋳造等の手段でシ
リンダブロック本体8を一体成形することにより、各シ
リンダ穴8Eをシリンダブロック本体8の一側端面8A
から合せ面8Cに向けて軸方向に直線状に延びる貫通穴
として形成すると共に、圧延鋼板等の耐摩耗性材料から
なる摺動板9にはパンチングプレス等のプレス加工によ
って貫通孔9A、各連通孔9Bを形成し、シリンダブロ
ック7をこれらシリンダブロック本体8、摺動板9およ
び接合材としての銅箔体10により構成したから、以下
のような作用効果を得ることができる。
【0056】即ち、シリンダブロック本体8を鋳造等の
手段によって一体成形するときには、鋳型の形状を直線
状の貫通穴からなる各シリンダ穴8Eにより単純化して
形成でき、これによって鋳型内の溶湯の湯まわり状態を
良好にすることができ、シリンダブロック本体8の寸法
精度を効果的に向上させることができ、加工に要する作
業時間を大幅に短縮でき、加工コスト等を確実に削減す
ることができる。
【0057】また、摺動板9の貫通孔9Aおよび各連通
孔9Bをパンチングプレス等によって形成したから、従
来技術で述べたようなエンドミル等によるフライス加工
を行う必要がなくなり、摺動板9を短時間で大量に生産
することができ、これによっても生産性を効果的に向上
できると共に、加工コスト等を確実に削減することがで
きる。
【0058】さらに、シリンダブロック7の回転時に弁
板11によって比較的摩耗を受け易い摺動板9のみを、
圧延鋼板等の耐摩耗性材料によって形成することができ
ると共に、シリンダブロック本体8は鋳鉄によって形成
できるから、シリンダブロック7の材料コスト等を確実
に削減することができる。
【0059】次に、図7ないし図8は本発明の第2の実
施例を示し、本発明の特徴は、シリンダブロックを構成
するシリンダブロック本体の合せ面を、円弧状に湾曲し
た湾曲面として形成すると共に、該シリンダブロックの
合せ面に対応して、摺動板を該合せ面と同じ曲率をもっ
て湾曲させることにより、摺動板をシリンダブロック本
体に銅箔体を介して接合したことにある。ここで、本実
施例では、前記第1の実施例と同一の構成要素に同一の
符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0060】図中、21はケーシング1内に位置し回転
軸4と一体的に回転するシリンダブロックを示し、該シ
リンダブロック21は前記第1の実施例で述べたシリン
ダブロック7とほぼ同様に形成されているものの、該シ
リンダブロック21は後述のシリンダブロック本体2
2、摺動板23および銅箔体24から大略構成されてい
る。
【0061】22は回転軸4の外周側に設けられたシリ
ンダブロック本体を示し、該シリンダブロック本体22
は、前記第1の実施例で述べたシリンダブロック本体8
と同様に、例えばFC25(ねずみ鋳鉄)あるいはFC
D45(球状黒鉛鋳鉄)等から鋳造等の手段によって段
付円筒体として成形され、その一側端面22Aには突出
部22Bが突設されている。そして、該シリンダブロッ
ク本体22の中央部には小径穴部22C1 、大径穴部2
2C2 とからなる挿通穴22Cが形成され、周方向には
互いに離間して開口端22D1 を有する貫通穴としての
シリンダ穴22Dがそれぞれ形成されると共に、小径穴
部22C1 には雌スプライン22C3 が形成されてい
る。
【0062】しかし、シリンダブロック本体22の合せ
面22E(他側端面)は図7および図8に示す如く、略
一定の曲率をもった凹湾曲面として形成されている点で
従来ものとは異なっている。
【0063】23はシリンダブロック本体8の一部を構
成する摺動板を示し、該摺動板23は前記第1の実施例
で述べた摺動板9と同様に、例えば圧延鋼板等の耐摩耗
性材料によって略円板状に形成され、その中央部には凹
溝23Aを有した貫通孔23Bがパンチングプレス等の
プレス加工によって形成されているものの、該摺動板2
3は図7および図8に示す如く、合せ面22E(シリン
ダブロック本体22)の形状と対応するように合せ面2
2Eとほぼ同じ曲率をもって湾曲し、その周方向には互
いに離間して断面略楕円形状をなした複数の連通孔23
C,23C,…が貫通孔23Bと同様にプレス加工によ
って形成されている。
【0064】ここで、摺動板23の表面は摺動面23D
となり、その中央部が凸湾曲面として形成されると共
に、摺動板23の裏面は衝合面23Eとなり、合せ面2
2Eに対応して凹湾曲面として形成されている。また、
各連通孔23Cは図7および図8に示す如く、摺動面2
3Dから衝合面23E側へと一定の傾斜角をもって延
び、この衝合面23E側で各シリンダ穴22D内に開口
している。
【0065】24はシリンダブロック本体22の合せ面
22Eと摺動板23の衝合面23Eとの間に介装された
接合材としての銅箔体を示し、該銅箔体24は前記第1
の実施例で述べた銅箔体10と同様に、銅または銅合金
(黄銅)等により略円形状をなした薄膜として形成さ
れ、加熱溶融した後、徐々に冷却(自然放熱)すること
により摺動板23の衝合面23Eをシリンダブロック本
体22の合せ面22Eに強固に接合している。
【0066】しかし、銅箔体24はシリンダブロック本
体22の合せ面22E(摺動板23の衝合面23E)の
形状と対応するように凸湾曲状に湾曲し、その中央部に
は摺動板23の貫通孔23Bと同形状の大径穴24A
が、周方向には互いに離間して各連通孔23Cと対応し
た位置に小径穴24B,24B,…がそれぞれ穿設され
ている。
【0067】25はリヤケーシング3内の内面側に固着
された弁板を示し、該弁板25は前記第1の実施例と同
様に、摺動面25Aおよび一対の給排ポート25B,2
5Bとを有しているものの、該摺動面25Aは摺動面2
3D(摺動板23)の形状と対応して凸湾曲面として形
成されている。
【0068】かくして、このように構成される本実施例
でも、摺動板23の衝合面23Eを銅箔体24を介して
シリンダブロック本体22の合せ面22Eに強固に接合
することができ、前記第1の実施例と同様の作用効果を
得ることができる。
【0069】なお、前記各実施例では、接合材として銅
箔体10(24)を用いたが、本発明はこれに限らず、
例えばニッケルまたは銀等、他のろう付け用材料を接合
材として用いてもよい。
【0070】また、前記各実施例では、摺動板9(2
3)をシリンダブロック本体8(22)に接合するとき
に、銅箔体10(24)を約1000〜1100℃まで
加熱溶融するものとして述べたが、本発明はこれに限ら
ず、銅の溶融温度が820〜930℃度のため、銅箔体
10(24)を約820〜1000℃まで加熱溶融する
ようにしてもよい。
【0071】さらに、前記各実施例では、斜板型油圧モ
ータを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、
例えば、斜板型油圧ポンプ等の他の液圧回転機に適用し
てもよい。
【0072】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、請求
項1に記載の如く、シリンダブロックを、一端側端面が
各シリンダの開口端となり、他端側端面が合せ面となっ
たシリンダブロック本体と、該シリンダブロック本体の
合せ面に接合され弁板に対して摺動する板状の摺動板と
から構成したから、シリンダブロック本体を例えば鋳造
等の手段で容易に成形できると共に、弁板に対して摺動
を続ける摺動板のみを耐摩耗性を有する材料で形成する
ことができ、シリンダブロック全体の耐久性や寿命を大
幅に向上させ、材料コスト等を効果的に削減することが
できる。
【0073】また、請求項2に記載の発明では、シリン
ダブロック本体の合せ面と摺動板との間に設けられる接
合材を加熱溶融することにより、摺動板をシリンダブロ
ック本体に高強度に接合(ろう付け)することができ、
シリンダブロックを容易に形成することができる。
【0074】また、請求項3に記載の発明では、接合材
は銅箔体によって形成することにより、シリンダブロッ
ク本体の合せ面に対する摺動板の接合強度を確実に高め
ることができ、摺動板をシリンダブロック本体に対して
さらに強固に接合することができる。
【0075】さらに、請求項4に記載の発明では、シリ
ンダブロック本体を鋳造等の手段によって成形するとき
には、各シリンダに該当する鋳型の形状を直線状に延び
る貫通穴によって単純化でき、これによって鋳型内の溶
湯の油回り状態を良好にでき、シリンダブロックの歩留
まりを高めることができると共に、シリンダブロック本
体の鋳型を比較的安価に形成することができ、鋳型に費
やされる材料コスト等を確実に削減することができる。
【0076】さらにまた、請求項5に記載の発明では、
該シリンダブロック本体の寸法精度を鋳造によって効果
的に向上でき、加工するのに費やされる時間を大幅に短
縮することができると共に、摺動板の大量生産を実現す
ることができ、これによってシリンダブロック全体の生
産性を確実に向上でき、製造コスト等を大幅に削減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による斜板型油圧モータ
を示す縦断面図である。
【図2】図1に示すシリンダブロックの拡大図である。
【図3】図2中に示すシリンダブロックの右側面図であ
る。
【図4】図2中のシリンダブロックの左側面図である。
【図5】図2中のシリンダブロック本体を示す縦断面図
である。
【図6】図2中のシリンダブロック本体、摺動板および
銅箔体の組立図である。
【図7】本発明の第2の実施例による斜板型油圧モータ
の要部を拡大して示す図1と同様の縦断面図である。
【図8】図7中のシリンダブロックを拡大して示す図2
と同様の拡大図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 4 回転軸 12 ピストン 7,21 シリンダブロック 8,22 シリンダブロック本体 8A,22A 一側端面 8C,22E 合せ面(他側端面) 8E,22D シリンダ穴(シリンダ) 8E1 ,22D1 開口端 9,23 摺動板 9B,23C 連通孔 9C,23D 摺動面 9D,23E 衝合面 10,24 銅箔体(接合材) 11,25 弁板 11B,25B 給排ポート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、該ケーシングに回転軸を
    介して回転可能に設けられ、複数のシリンダが形成され
    たシリンダブロックと、該シリンダブロックの各シリン
    ダ内に往復動可能に挿嵌されたピストンと、前記ケーシ
    ングとシリンダブロックの端面との間に設けられ、該シ
    リンダブロックが回転するときに前記各シリンダと連通
    する一対の給排ポートを有した弁板とからなる液圧回転
    機において、前記シリンダブロックは、一端側から前記
    各シリンダ内に各ピストンを装入すべく一端側端面が前
    記各シリンダの開口端となり、他端側端面が合せ面とな
    ったシリンダブロック本体と、該シリンダブロック本体
    の合せ面に接合され、前記弁板に対して摺動する板状の
    摺動板とから構成したことを特徴とする液圧回転機。
  2. 【請求項2】 前記シリンダブロック本体の合せ面と前
    記摺動板との間には薄膜状の接合材を設け、該接合材を
    加熱溶融することにより前記摺動板をシリンダブロック
    本体の合せ面に接合する構成としてなる請求項1に記載
    の液圧回転機。
  3. 【請求項3】 前記接合材は銅箔体によって形成するこ
    とにより、前記摺動板を前記シリンダブロック本体の合
    せ面に接合してなる請求項2に記載の液圧回転機。
  4. 【請求項4】 前記シリンダブロックの各シリンダは、
    該シリンダブロック本体内を直線状に延びる貫通穴とし
    て形成してなる請求項1,2または3に記載の液圧回転
    機。
  5. 【請求項5】 前記シリンダブロック本体は鋳造によっ
    て形成し、前記摺動板には、前記シリンダブロック本体
    の各シリンダ内と連通する複数の連通孔をプレス加工に
    よって穿設してなる請求項1,2,3または4に記載の
    液圧回転機。
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