JP2003530508A - 放射状ピストン装置 - Google Patents
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-
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Abstract
Description
る。
ースペースを有するシリンダーブロックが、ハウジングに回転可能に取り付けら
れている放射状ピストン装置が知られている。各シリンダースペースには、1個
のピストンがガイドされ、シリンダーブロックから飛び出ている端部は、カムリ
ング上で支持される。このカムリングは、シリンダーブロックの回転と共に、ピ
ストンの放射状の配置を達成する多数の制御カムを有する。放射状ピストン装置
のハウジングには、圧力媒体用の供給とリターンの通路が形成されており、シリ
ンダースペースまでの圧力媒体の供給およびシリンダースペースからの圧力媒体
の排出が制御可能であることを利用して、シリンダーブロック内の制御凹部と一
致するように作られてもよい。
御凹部およびハウジング内の開口断面は、環状断面で実現されている。環状の制
御断面のためにシリンダースペースとの接続が比較的ゆっくり開放または閉鎖制
御され、その結果流量損失が生じ得るということが、同様な手法の欠点である。
63 218 Blに開示された解決法によって克服される。これらの台形断面
の側面は、内部へ曲がるように設計されてもよいし、あるいは平面であってもよ
い。
限にするための上述の解決法が可能であるが、台形の制御凹部を形成するために
は、生産技術に関する相当な費用が必要である。
費用で製造し得る放射状ピストン装置を提供することを目的とする。
。
た端面で設計されており、端面は半径方向内側または外側に配置された外周表面
部分を示すように作られている。このような曲がった端面は、EP 0 263
218 A1により知られた直線の端面部分よりも、実質的により容易に生産
することができ、その結果、生産技術に関する費用が最小化される。このような
制御断面は、幅(半径方向に対して交差する)の拡大を必要とすることなしに、
半径方向の制御凹部の範囲により、適応することができる。
小さく設計されていることが好ましい。
、直径を増大させることのみにより可能である。しかしながら、制御凹部および
開口断面が、好ましくは全く重なり合わずに仕上げられたとき、制御凹部および
開口断面の最大幅が制限され、その結果、公知の解決法では、孔直径を自由に増
加させることができない。
、その結果、孔によってそれらを形成することが可能である。これにより、2つ
の貫通孔を利用して端面部分を形成することが可能である。
面形状を有するよう2つの孔が互いにオーバーラップする場合は、凹部の製作は
特に簡単である。
なる曲率半径では、2つの接線方向の表面の共通部分は、半径方向内側にテーパ
のついた制御断面と対照的な平面内に位置している。
置が、同一であるように選択されている場合は、製造は特に簡単である。既に上
述したように、好ましくは開口断面および制御凹部は、互いに相対的に全く重な
り合わないので、シリンダースペースとの開放および閉鎖接続を最大速度で制御
することが可能である。
はハウジングに固定されたカムディスク内に形成される場合は、さらに簡単化し
得る。
非常に単純化した断面図を示す。この放射状ピストンモータ1は、カムリング4
がねじ接続されるハウジング2を有する。ハウジング2内には、ローターの形状
を有するシリンダーブロック8に外歯によって接続される出力軸6が取り付けら
れている。示された実施例において、8個のシリンダー孔10が、シリンダーブ
ロック8内に形成されており、孔内で1個の各ピストン12のそれぞれが、半径
方向に移動可能なようにガイドされる。内側ピストン底14とシリンダー孔10
の底との間は、圧力媒体がその中に供給され得る1個の各シリンダースペース1
6を規定する。シリンダースペース16から離れた各ピストン12の端部には、
ローラー18が取り付けられており、これらのローラーは、シリンダーブロック
8の回転運動中に、カムリング4の制御ディスク20上で回転する。
った制御カム22を有して設計される。これらの制御カム22上に上がる際、ピ
ストン12は、それらの内死点方向の半径方向内側に移動する。隣接する2つの
制御カム22間には、1つの各くぼみ24が形成され、その結果、ピストン12
は、くぼみ24の最も深いポイントで、それらの外死点(シリンダースペースは
、最大の体積を有する)に達する。
れ、それを通じて圧力媒体が、ピストン位置に従って供給または排出される1つ
の制御凹部26が対応付けられる。示された実施例において、ピストンの数に対
応する8つの制御凹部26が、部分的な円の周辺に分配される。
ハウジング2に挿入される、制御ハウジング30の内側および外側周辺部は、想
像線で示されている。この制御ハウジング30には、供給および排出通路32、
34が形成され、図1に沿った表現では、同様に想像線で示されている。制御カ
ム22の数に従って、6つの供給通路32および6つの排水通路34のそれぞれ
が、制御断面26の部分的な円の直径に相当する直径を有する部分的な円に亘っ
て、規則的に配置され、正面側で開口している。図1に沿った表現では、供給お
よび排出通路32、34の断面は、それぞれ水平および垂直に45°傾いており
、実線で描かれた制御凹部26により覆われていることに注意すべきである。
れた第一の環状通路に向けて開口しており、ハウジング2で供給ポートと接続さ
れ、そして、排出通路34は、同様に制御ハウジング30とハウジング2との間
で、半径方向に配置された第二の環状通路(第一の環状通路から軸方向に離れて
いる)に向けて開口しており、ハウジング2で排出ポートと接続されている。
2、34の開口断面は、シリンダーブロック8内の軸方向の孔として、あるいは
、概略的に単に示された制御ハウジング30内の孔として、あるいは今度は、始
めに述べたようなEP 0 263 218 A1に記載された実施例と同様に
、シリンダーブロック8若しくは制御ハウジング上に配置されたカムディスク内
の孔として、それぞれ存在し、関連する通路のそれぞれの開口領域によってのみ
、形成される。このように開口断面を形成しているカムディスクは、ハウジング
2に、あるいはシリンダーブロック8に、穿かれたり、ミル加工された凹部より
、より容易に製作し得る。
する開口断面の幾何学的な関係が示されている。既に述べたように、制御凹部2
6と同様に、通路32および34の開口断面36、38は、図3を参照し、示さ
れるように、同一の幾何学形状で作成される。ここで示された実施例では、半径
方向において相対的に正反対に配置された端面40、42は、それぞれ、曲率半
径r2およびrlで作成され、半径方向外側端面部分40の曲率半径r2は、半
径方向内側端面部分40の曲率半径r1よりも大きい。極端な場合では、両方の
端面40、42が同一の半径rで作成されてもよい。
している側面44は、端面部分40、42との接平面の形状を有し、これらの接
平面は半径方向に配置された対称面48において互いに交差する。この2つの接
平面の交点は、例えば、出力軸6の軸に位置してもよい。
孔によって形成され、続いて、接平面44、46がミル加工等により形成され得
る場合は、非常に容易に製作し得る。
距離は、示された相対的な位置において、制御凹部26がそれらの間で全く重な
り合わないように配置されるように、選択されている。この相対的な位置では、
制御凹部26の側面44、46は、隣接する開口断面36、38の隣接する側面
と、軸方向に整列するように配置される。すなわち、この相対的な位置では、関
連するシリンダースペース16への、あるいはそのスペースからの圧力媒体の供
給および排出のいずれも生じない。
排出通路32、34の大きな断面は、制御凹部26の比較的長い側面44あるい
は46によって、それぞれ非常に速く開放制御され、その結果、制御プロセス中
の流量損失は、最小限になる。
8を製作するための費用が、上述の実施例と比較して、さらに最小限になる。図
4に例示的に示された制御凹部26において、端面部分40、42は、上述した
実施例と同様に、半径rlおよびr2を有する2つの孔により形成される。2つ
の孔の軸方向の距離dは、rl+r2の合計よりも小さく、2つの孔は互いに重
なり合う。結果として、開口断面はほぼ8の字形状となり、内側に出っ張った側
面は、上述の実施例のようには処理されない。このより簡単にした実施例におい
ては、供給および排出通路32、34のそれぞれの開放、閉鎖制御がより遅くな
ることを犠牲にして、より簡単な製造が実現される。
かった半径方向に、テーパがつけられている。図5および6は、上述の解決策と
比較して、さらに容易に製造し得る制御凹部26のさらに2つの変形例を示す。
例と同様に、直径がrl=r2である相互に重なり合う2つの孔として製作され
る。2つの孔の重なりは、距離dが、寸法2rl(2r2)よりも小さいことを
要する。この変形例は、例えば、穿孔のような簡単な方法で製作することができ
、図4に示される実施例のように、ドリルの装備は必要ない。
よって実現される実施例を示す。この変形例においては、2つの孔の中心間の距
離dは、2つの半径2rl(2r2)の合計よりも大きく、重なり領域は存在し
ない。2つの孔部分は、図3に示される実施例のように、その後、接線方向に延
在する側面44、46により接続され、結果として実際上、直径rlと等しい幅
を有する細長い孔となる。すなわち、図5、6に示される変形例においては、制
御凹部26は、したがって半径方角に先細になっていない。
ワイヤーEDM(wire EDM)、あるいはEDMによる金型印圧(cav
ity sinking)によっても製作することが可能である。
応可能であり、孔直径は、実質的に変化せず、その結果、全く重なり合わないこ
とが保証される。
するためのカムディスクの詳細な表現を示す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 ハウジング(2)に取り付けられ、その中に、シリンダース
ペース(16)でガイドされ、カムリング(4)上で支持された多数のピストン
(12)が取り付けられているシリンダーブロック(8)と、 供給および排出を制御するためのハウジング側の供給および排出通路(32、
34)の開口断面(36、38)と一致するように製作することができる多数の
シリンダーブロック側の制御凹部(26)と、 を備え、 前記制御凹部(26)および/または前記開口断面(36、38)は、曲がっ
た端面部分(40、42)を有し、半径方向における長手方向寸法が、横断方向
の寸法よりも大きいことを特徴とする放射状ピストン装置。 - 【請求項2】 前記外側端面部分(40)の曲率半径(r2)の平均が、前
記内側端面部分(42)のそれより大きいことを特徴とする請求項lに記載の放
射状ピストン装置。 - 【請求項3】 前記端面部分(40、42)のそれぞれは、一定の曲率半径
(rl、r2)を有することを特徴とする請求項1または2に記載の放射状ピス
トン装置。 - 【請求項4】 曲率中心は、曲率半径の合計(rl+r2)よりも小さい距
離で、互いに離れていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記
載の放射状ピストン装置。 - 【請求項5】 前記端面部分(40、42)は、それに対してほぼ接線方向
に延在する側面(44、46)によって相互に接続されることを特徴とする請求
項1ないし4のいずれか1項に記載の放射状ピストン装置。 - 【請求項6】 前記端面部分(40、42)は、2つの相互に重なり合う孔
によって形成されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の
放射状ピストン装置。 - 【請求項7】 前記制御凹部(26)および前記開口断面(36、38)の
幾何学的形状は同一であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に
記載の放射状ピストン装置。 - 【請求項8】 前記制御凹部(26)および/または前記開口断面(36、
38)のそれぞれは、前記シリンダーブロック(8)および前記ハウジング(2
)の端面側に固定されたカムディスク上にそれぞれ形成されることを特徴とする
請求項1ないし7のいずれか1項に記載の放射状ピストン装置。 - 【請求項9】 前記制御凹部(26)および前記開口断面(36、38)は
、全く重なり合わずに形成されることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか
1項に記載の放射状ピストン装置。
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