JPH09151817A - 能動型消音装置のスピーカ取付部構造 - Google Patents
能動型消音装置のスピーカ取付部構造Info
- Publication number
- JPH09151817A JPH09151817A JP7333924A JP33392495A JPH09151817A JP H09151817 A JPH09151817 A JP H09151817A JP 7333924 A JP7333924 A JP 7333924A JP 33392495 A JP33392495 A JP 33392495A JP H09151817 A JPH09151817 A JP H09151817A
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- Japan
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- speaker
- air
- volume
- communication pipe
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- Pending
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- Exhaust Silencers (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内燃機関の能動型消音装置のスピーカの背後
に設けた密閉室を、スピーカの前面が取付けられる吸気
系の容積部と第1連通管で連通させ、密閉室と容積部下
流側のダクト部とを連通させる第2連通管を設けること
により、吸入空気の一部を密閉室に通しスピーカの過熱
を防ぐ。 【解決手段】 内燃機関Eの吸気系1にダクト部6と容
積部3を設け、スピーカ3の前面を容積部3に取付け
る。スピーカ2の背後に密閉室15を設け第1連通管7
で容積部3と連通させ、第2連通管8で容積部3より下
流側のダクト部6と連通させる。吸入空気(矢印A)は
(矢印B)のように分流し、ほぼ外気温度の空気でスピ
ーカ2を冷却する。また流入部9と流出部10の空気速
度の差による圧力差で冷却に十分な空気流量が得られ
る。
に設けた密閉室を、スピーカの前面が取付けられる吸気
系の容積部と第1連通管で連通させ、密閉室と容積部下
流側のダクト部とを連通させる第2連通管を設けること
により、吸入空気の一部を密閉室に通しスピーカの過熱
を防ぐ。 【解決手段】 内燃機関Eの吸気系1にダクト部6と容
積部3を設け、スピーカ3の前面を容積部3に取付け
る。スピーカ2の背後に密閉室15を設け第1連通管7
で容積部3と連通させ、第2連通管8で容積部3より下
流側のダクト部6と連通させる。吸入空気(矢印A)は
(矢印B)のように分流し、ほぼ外気温度の空気でスピ
ーカ2を冷却する。また流入部9と流出部10の空気速
度の差による圧力差で冷却に十分な空気流量が得られ
る。
Description
【0001】この発明は、内燃機関の吸気系に装着され
る能動型消音装置のスピーカ取付部構造に関する。
る能動型消音装置のスピーカ取付部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】主として内燃機関本体で発生する騒音
が、吸気系から外部へ放出されることを抑制するため、
特開平5−106524号公報に開示されたような能動
型消音装置がある。例えば図2に示すように内燃機関E
の吸気系1は管状のダクト部6の途中を拡張室として容
積部3を形成し、容積部3内にフィルタエレメント14
を配置するとともにスピーカ2の前面を取付けている。
又図3のようにスピーカ2の前面と容積部3とをダクト
4で連通させた形式のものもある。このスピーカ2は、
センサ11(リファレンスマイク)およびセンサ12
(補正用のエラーマイク)の信号が入力する制御回路1
3の信号出力により制御されて、機関の吸気側騒音と逆
位相の音を発生し、騒音を相殺して抑制するものであ
る。
が、吸気系から外部へ放出されることを抑制するため、
特開平5−106524号公報に開示されたような能動
型消音装置がある。例えば図2に示すように内燃機関E
の吸気系1は管状のダクト部6の途中を拡張室として容
積部3を形成し、容積部3内にフィルタエレメント14
を配置するとともにスピーカ2の前面を取付けている。
又図3のようにスピーカ2の前面と容積部3とをダクト
4で連通させた形式のものもある。このスピーカ2は、
センサ11(リファレンスマイク)およびセンサ12
(補正用のエラーマイク)の信号が入力する制御回路1
3の信号出力により制御されて、機関の吸気側騒音と逆
位相の音を発生し、騒音を相殺して抑制するものであ
る。
【0003】スピーカ2の背後には、スピーカ2のコー
ン部2aから背後方向へ向かう音を遮断し、スピーカ2
の前面へ放出する音の周波数特性や出力特性を調整する
ため、密閉室5が設けられる。
ン部2aから背後方向へ向かう音を遮断し、スピーカ2
の前面へ放出する音の周波数特性や出力特性を調整する
ため、密閉室5が設けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 このス
ピーカ2には機関Eから吸気系1へ放出される騒音レベ
ルに近い音圧を発生させる必要があり、かなりの大電力
の信号が入力される。また自動車用の消音装置の場合
は、エンジンルーム内に配置され、雰囲気温度が高い。
従ってコイル部2bの発熱や雰囲気温度のため高温とな
り、しかも密閉室の熱放散は少ないので、過熱による出
力特性の劣化やコイルの焼損という不具合が生じやす
い。
ピーカ2には機関Eから吸気系1へ放出される騒音レベ
ルに近い音圧を発生させる必要があり、かなりの大電力
の信号が入力される。また自動車用の消音装置の場合
は、エンジンルーム内に配置され、雰囲気温度が高い。
従ってコイル部2bの発熱や雰囲気温度のため高温とな
り、しかも密閉室の熱放散は少ないので、過熱による出
力特性の劣化やコイルの焼損という不具合が生じやす
い。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、スピーカの
背面を囲む密閉室に第1、第2連通管を設け、第1連通
管の他端を、スピーカの前面が取付けられている吸気系
の容積部に連通させ、第2連通管の他端を容積部の下流
側のダクト部に連通させた消音装置のスピーカ取付部構
造である。
背面を囲む密閉室に第1、第2連通管を設け、第1連通
管の他端を、スピーカの前面が取付けられている吸気系
の容積部に連通させ、第2連通管の他端を容積部の下流
側のダクト部に連通させた消音装置のスピーカ取付部構
造である。
【0006】
【発明の実施の形態】図1にこの発明の実施形態の1例
を示す。内燃機関Eの吸気系1は、一方端が外気に開放
され、他方端が内燃機関Eの吸気マニホルドに接続され
ており、管状のダクト部6の中間に容積を拡大した容積
部3を形成させる。容積部3内に、上流側、下流側(ク
リン側)を区分するフィルタエレメント14を装着し、
スピーカ2の前面を容積部3に開放して取付ける。スピ
ーカ2は下流側のダクト6(騒音源に近い側)に設けた
騒音捕捉センサ(リファレンスマイク)11と、上流側
のダクト6に設けた騒音捕捉センサ(補正用のエラーマ
イク)12との信号を制御回路13に入力し、制御回路
13の出力信号をスピーカ2のコイル部2bに入力させ
てスピーカ2を作動させ、騒音と逆位相の音圧を発生さ
せて騒音を相殺するものである。なおスピーカ2はフィ
ルタエレメント14の下流側(クリン側)に開放されて
いる。以上の形態は従来のものと同様である。
を示す。内燃機関Eの吸気系1は、一方端が外気に開放
され、他方端が内燃機関Eの吸気マニホルドに接続され
ており、管状のダクト部6の中間に容積を拡大した容積
部3を形成させる。容積部3内に、上流側、下流側(ク
リン側)を区分するフィルタエレメント14を装着し、
スピーカ2の前面を容積部3に開放して取付ける。スピ
ーカ2は下流側のダクト6(騒音源に近い側)に設けた
騒音捕捉センサ(リファレンスマイク)11と、上流側
のダクト6に設けた騒音捕捉センサ(補正用のエラーマ
イク)12との信号を制御回路13に入力し、制御回路
13の出力信号をスピーカ2のコイル部2bに入力させ
てスピーカ2を作動させ、騒音と逆位相の音圧を発生さ
せて騒音を相殺するものである。なおスピーカ2はフィ
ルタエレメント14の下流側(クリン側)に開放されて
いる。以上の形態は従来のものと同様である。
【0007】図1に示すようにこの発明ではスピーカ2
の背後に、コーン部2aの背面とコイル部2bとを囲む
密閉室15を設け、密閉室15と容積室3のフィルタエ
レメント14の下流側とを第1連通管7で接続し、密閉
室15の第1連通管7の接続部に対向する位置と、容積
室3の下流側のダクト部6とを第2連通管8で接続し連
通させる。
の背後に、コーン部2aの背面とコイル部2bとを囲む
密閉室15を設け、密閉室15と容積室3のフィルタエ
レメント14の下流側とを第1連通管7で接続し、密閉
室15の第1連通管7の接続部に対向する位置と、容積
室3の下流側のダクト部6とを第2連通管8で接続し連
通させる。
【0008】図1の吸気系1に矢印Aのような吸入空気
が流れると、その一部は分岐して第1連通管7、密閉室
15、第2連通管8を矢印Bのように通り下流側ダクト
部6で矢印Aの空気流れに合流する。
が流れると、その一部は分岐して第1連通管7、密閉室
15、第2連通管8を矢印Bのように通り下流側ダクト
部6で矢印Aの空気流れに合流する。
【0009】一般に空気流に発生する動圧Pvは、〔P
v=rv2/2g〕で表わされる。但しrは空気重量
(kgf/m3),Vは流速m/sec,gは重力加速
度である。ところで、空気流矢印Bの第1連通管7への
流入部9は容積部3内で速度Vが小であり、矢印Bの第
2連通管8からの流出部10の位置はダクト部6であっ
て速度Vが大であるから上式から明らかなように流出部
10の位置の方が吸入空気の動圧が大、従って静圧が小
(負圧が大)となるから、圧力差によって矢印Bの空気
流量はかなり大となり、空気温度はほぼ外気に等しいか
ら密閉室15の冷却作用は大である。これによりコイル
部2b等の過熱を防ぐ。またこの空気流は密閉室を横断
して貫流するので冷却効果は大であり、流入部はクリン
側にあるのでダストの吸入もない。
v=rv2/2g〕で表わされる。但しrは空気重量
(kgf/m3),Vは流速m/sec,gは重力加速
度である。ところで、空気流矢印Bの第1連通管7への
流入部9は容積部3内で速度Vが小であり、矢印Bの第
2連通管8からの流出部10の位置はダクト部6であっ
て速度Vが大であるから上式から明らかなように流出部
10の位置の方が吸入空気の動圧が大、従って静圧が小
(負圧が大)となるから、圧力差によって矢印Bの空気
流量はかなり大となり、空気温度はほぼ外気に等しいか
ら密閉室15の冷却作用は大である。これによりコイル
部2b等の過熱を防ぐ。またこの空気流は密閉室を横断
して貫流するので冷却効果は大であり、流入部はクリン
側にあるのでダストの吸入もない。
【0010】
【発明の効果】この発明は内燃機関の吸入空気の一部を
スピーカの背後に取り入れて流すようにし、この流れの
取入部と流出部の位置の圧力差が大なるようにしたの
で、冷却に十分な空気量が得られ冷却空気の温度もほぼ
外気温度であるから冷却効果が大であり、スピーカ過熱
のおそれを無くする。
スピーカの背後に取り入れて流すようにし、この流れの
取入部と流出部の位置の圧力差が大なるようにしたの
で、冷却に十分な空気量が得られ冷却空気の温度もほぼ
外気温度であるから冷却効果が大であり、スピーカ過熱
のおそれを無くする。
【図1】この発明の実施形態の例を示す図。
【図2】従来の能動型消音装置の図。
【図3】従来の他の能動型消音装置の図。
2 スピーカ 3 容積部 5、15 密閉室 7、8 連通管
Claims (1)
- 【請求項1】 内燃機関の吸気系にダクト部と容積部と
を設け、容積部内にスピーカの前面を開放させて取付
け、スピーカの背後に密閉室を設けた能動型消音装置に
おいて、容積部と密閉室を連通する第1連通管を設け、
さらに容積部より下流側のダクト部と密閉室とを連通す
る第2連通管を設けてなる能動型消音装置のスピーカ取
付部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7333924A JPH09151817A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 能動型消音装置のスピーカ取付部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7333924A JPH09151817A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 能動型消音装置のスピーカ取付部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09151817A true JPH09151817A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18271495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7333924A Pending JPH09151817A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 能動型消音装置のスピーカ取付部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09151817A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001317420A (ja) * | 2000-05-02 | 2001-11-16 | Filterwerk Mann & Hummel Gmbh | 補正騒音を発生させるための電気機械式の変換器を備えた導管システム |
WO2001094772A1 (en) * | 2000-06-06 | 2001-12-13 | Siemens Vdo Automotive Inc. | Active noise cancellation arrangement with heat dissipation |
DE102005019459B3 (de) * | 2005-04-25 | 2006-07-13 | Benteler Automobiltechnik Gmbh | Aktiver Ansaugschalldämpfer |
CN103104385A (zh) * | 2011-11-14 | 2013-05-15 | 现代自动车株式会社 | 用于车辆的进气系统的有源噪声控制装置 |
JP2014118815A (ja) * | 2012-12-13 | 2014-06-30 | Mahle Filter Systems Japan Corp | ハイブリッド車両の走行音制御装置 |
-
1995
- 1995-11-29 JP JP7333924A patent/JPH09151817A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001317420A (ja) * | 2000-05-02 | 2001-11-16 | Filterwerk Mann & Hummel Gmbh | 補正騒音を発生させるための電気機械式の変換器を備えた導管システム |
WO2001094772A1 (en) * | 2000-06-06 | 2001-12-13 | Siemens Vdo Automotive Inc. | Active noise cancellation arrangement with heat dissipation |
GB2378690A (en) * | 2000-06-06 | 2003-02-19 | Siemens Vdo Automotive Inc | Active noise cancellation arrangement with heat dissipation |
US6563711B1 (en) | 2000-06-06 | 2003-05-13 | Siemens Canada Limited | Active noise cancellation arrangement with heat dissipation |
GB2378690B (en) * | 2000-06-06 | 2004-12-15 | Siemens Vdo Automotive Inc | Active noise cancellation arrangement with heat dissipation |
DE102005019459B3 (de) * | 2005-04-25 | 2006-07-13 | Benteler Automobiltechnik Gmbh | Aktiver Ansaugschalldämpfer |
CN103104385A (zh) * | 2011-11-14 | 2013-05-15 | 现代自动车株式会社 | 用于车辆的进气系统的有源噪声控制装置 |
US8948408B2 (en) | 2011-11-14 | 2015-02-03 | Hyundai Motor Company | Active noise control apparatus for intake system of vehicle |
JP2014118815A (ja) * | 2012-12-13 | 2014-06-30 | Mahle Filter Systems Japan Corp | ハイブリッド車両の走行音制御装置 |
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