JPH09151346A - インクセット、これを用いるインクジェット記録方法及びインクジェット機器 - Google Patents

インクセット、これを用いるインクジェット記録方法及びインクジェット機器

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JPH09151346A
JPH09151346A JP33436295A JP33436295A JPH09151346A JP H09151346 A JPH09151346 A JP H09151346A JP 33436295 A JP33436295 A JP 33436295A JP 33436295 A JP33436295 A JP 33436295A JP H09151346 A JPH09151346 A JP H09151346A
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JP
Japan
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ink
recording
head
group
amphoteric polymer
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Application number
JP33436295A
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English (en)
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Mayumi Yamamoto
真由美 山本
Yoshihisa Takizawa
吉久 滝沢
Mikio Sanada
幹雄 真田
Yoshifumi Hattori
能史 服部
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 普通紙の記録において、十分な画像濃度が得
られ、且つ画像濃度の均一性が高く、特にカラー画像に
おけるブリーディングを防止し、且つ鮮明で均一な高画
質画像が得られ、更に印字物の文字品位の向上も図れる
インクを用いたインクセットを提供すること。 【解決手段】 被記録材にカラー画像をインクジェット
記録方式で記録するための複数のインクからなるインク
セットにおいて、該複数のインクが、染料又は顔料及び
液媒体を必須成分とし、上記複数のインクのうちの少な
くとも1色のインクには、アニオン性又はカチオン性界
面活性剤が含まれており、そのインクとは異なるインク
には、少なくとも分子内にアニオン性基を有するモノマ
ーとカチオン性基を有するモノマーとの共重合体である
両性高分子物質が含まれることを特徴とするインクセッ
ト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の色の原色イ
ンクを用い、これらの原色インクを組み合わせて被記録
材上にカラー画像を記録する際に使用するインクセッ
ト、インクジェット記録方法及びインクジェット機器に
関し、とりわけ、インクジェット方式による画像記録に
おける普通紙に対して発色性に優れ、鮮明で高品質な画
像が得られ、更に印字物の耐水性に優れるインクセッ
ト、これを用いるインクジェット記録方法及びインクジ
ェット機器に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、高電圧印加
による静電吸引方式、圧電素子を用いてインク(着色イ
ンク)に機械的振動又は変位を与える方式、インクを加
熱した際にインクが発泡する圧力を利用する方式等、種
々のインク吐出方式によりインクの小滴を発生させ、こ
れを飛翔させて紙等の被記録材にインクを付着させ、イ
ンクドットを形成させて記録を行うものであり、騒音の
発生が少なく、高速印字、多色印字が行える記録方式で
ある。
【0003】特に、本願出願人による特公昭61−59
911号公報、特公昭61−59912号公報、及び特
公昭61−59914号公報等に開示された方式、即ち
吐出エネルギーの供給手段として電気熱変換体を用い、
熱エネルギーをインクに与えて気泡を発生させることに
より液滴を吐出させる方式によれば、記録ヘッドの高密
度マルチオリフィス化が容易に実現でき、高解像度及び
高品質の画像を高速で記録することができる。
【0004】しかしながら、従来のインクジェット記録
に用いられるインクは、一般に水を主成分としており、
これに乾燥防止及び目詰まり防止等の目的からグリコー
ル等の水溶性高沸点溶剤を含有したものが一般的であ
る。このようなインクを用いて、普通紙に記録を行った
場合には、インクが被記録材の内部に浸透してしまい、
十分な画像濃度が得られなかったり、被記録材表面の填
料、サイズ剤の不均一な分布によると思われる画像濃度
の不均一が生じたりした。又、特にカラー画像を得よう
とした場合には、複数の色のインクが、先に記録したイ
ンクが定着する以前に次々と重ねられるため、異色の画
像の境界部分では、色が滲んだり、インクが不均一に混
じり合って(以下ブリーディングという)満足すべき画
像が得られなかった。又、近年、印字物の耐水性の要求
が高まっており、この点からも満足すべき耐水性の印字
物は得られていなかった。
【0005】上記問題を解決する手段として、特開昭5
5−65269号公報には、インク中に界面活性剤等の
浸透性を高める化合物を添加したインクを用いること、
又、特開昭55−66976号公報には、揮発性溶媒を
主体としたインクを用いることが開示されている。更
に、米国特許第5106416号明細書には、カチオン
性染料と両性界面活性剤と非イオン両親媒性物質とを含
有するインクが開示されている。又、米国特許第534
2440号明細書には、水不溶性染料と高分子コロイド
と界面活性剤とを含有するインクが開示されている。
又、特開昭60−96673号公報及び特開平4−13
9272号公報には、ベタイン型アクリル樹脂を用いた
インクが開示されている。
【0006】しかしながら、特開昭55−65269号
公報に開示のインク中に、界面活性剤等の浸透性を高め
る化合物を添加したインクを用いた場合には、インクの
被記録材への浸透性が向上し、ブリーディングについて
はある程度抑制されるものの、インクが着色剤もろとも
被記録材の奥深くまで浸透してしまうため、画像濃度が
低下したりする等の不都合があった。又、被記録材表面
に対する濡れ性が向上するために被記録材表面上でイン
クが広がり易く、解像度の低下をきたしたり、滲みが発
生したりする等、好ましくないものであった。又、特開
昭55−66976号公報に開示の揮発性溶媒を主体と
したインクを用いた場合には、上記のような不都合に加
え、記録ヘッドのノズル部での溶剤の蒸発による目詰ま
りが発生し易く、好ましくないものであった。
【0007】更に、米国特許第5106416号明細書
に記載されたカチオン性染料と両性界面活性剤と非イオ
ン両親媒性物質とを含有するインクでは、界面活性剤を
臨界ミセル濃度以上で添加することにより、着色剤の拡
散を防止するものであるが、基本的には上記特開昭55
−65269号公報と同様に界面活性剤の作用により、
インク自体の浸透性が高まり、好ましい画像は得られな
かった。又、米国特許第5342440号明細書に記載
の水不溶性染料と高分子コロイドと界面活性剤とを含有
するインクの場合には、上記米国特許第5106416
号明細書の不都合に加え、記録ヘッド内及びノズルでの
水不溶性染料の析出、及びコロイドの凝集等によるノズ
ルの目詰まり等が発生することがあり、好ましいもので
はなかった。
【0008】又、特開昭60−96673号公報及び特
開平4−139272号公報には、ベタイン型アクリル
樹脂を用いたインクが開示され、前者は油性インクの滲
みを防止する目的から、又、後者は顔料インクの安定性
向上の目的から上記アクリル樹脂を添加することが開示
されているが、これらのインクでは普通紙上での高画質
は得られない。又、ここで、ベタイン型アクリル樹脂
は、確かに両性的特徴を示すが、カチオン性基とアニオ
ン性基を明確に有しているとはいい難く、更に分子内に
アニオン性基を有するモノマーとカチオン性基を有する
モノマーの共重合体ではなく、且つ等電点を持たない。
従って、後述の本発明で使用される両性高分子物質とは
異なるものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたもので、本発明の目的は、被記録材、特に
普通紙の記録において、十分な画像濃度が得られ、且つ
画像濃度の均一性が高く、特にカラー画像におけるブリ
ーディングを防止し、且つ鮮明で均一な高画質画像が得
られ、更に印字物の文字品位の向上も図れる複数のイン
クからなるインクセット、これを用いたインクジェット
記録方法及びインクジェット機器を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的は以下の本発
明によって達成される。即ち、本発明は、被記録材にカ
ラー画像をインクジェット記録方式で記録するための複
数のインクからなるインクセットにおいて、該複数のイ
ンクが、染料又は顔料及び液媒体を必須成分とし、上記
複数のインクのうちの少なくとも1色のインクには、ア
ニオン性又はカチオン性界面活性剤が含まれており、そ
のインクとは異なるインクには、少なくとも分子内にア
ニオン性基を有するモノマーとカチオン性基を有するモ
ノマーとの共重合体である両性高分子物質が含まれるこ
とを特徴とするインクセット、これを用いたインクジェ
ット記録方法及びインクジェット機器である。
【0011】本発明者等は、顔料又は染料と、これを溶
解又は分散する液媒体を含むインクに、アニオン性基と
カチオン性基を有する両性高分子物質を含有させたイン
クと、アニオン性又はカチオン性界面活性剤を含有する
インクからなるインクセットを用いて記録することによ
り、前記目的に叶う記録画像が得られることを見い出し
た。即ち、インクにアニオン性基とカチオン性基を有す
る両性高分子物質を添加すると、インク中の両性高分子
物質は、インクのpH変化により、アニオン性を示す高
分子電解質とカチオン性を示す高分子電解質に変化する
両性の高分子電解質となる。ここで、顔料又は染料とし
てアニオン性染料を使用した場合には、インクのpHを
前記両性高分子物質の等電点よりも高い値に設定するこ
とにより、インク中で両性高分子物質自体をアニオン性
を示す高分子電解質として作用させることにより、染料
と両性高分子物質は反発しあい、両者が安定に存在す
る。
【0012】ところが、インク滴が記録ヘッドより飛翔
し、普通紙の表面に接触すると、インクのpHが中性領
域に変化する。両性高分子物質の等電点はその構造にも
よるが、概ね中性領域であるから、両性高分子物質は、
アニオン性とカチオン性の両性格を表し、且つ電気的に
つり合った状態となる。この状態になると、両性高分子
物質のアニオン性基とカチオン性基とで互いに内部塩を
作り、急激な粘度上昇及びゲル化を引き起こし、又、両
性高分子物質のカチオン性基と染料及びアニオン性界面
活性剤のアニオン性基が造塩し、顔料又は染料を高分子
物質内で固定化した状態となる。
【0013】この顔料又は染料の高分子物質内での固定
化、及び両性高分子物質の増粘及びゲル化によって、イ
ンク中の顔料又は染料が被記録材の表面近傍に高分子物
質と一緒に固定化することにより、十分な画像濃度が得
られ、濃度均一性が高く、カラー画像におけるブリーデ
ィングを防止し、高画質画像が得られるものと思われ
る。又、顔料又は染料は内部塩を作った高分子物質内に
固定化されており、且つ両性高分子物質の水溶解性自体
も内部塩の形成により低下しているので、印字物の耐水
性も向上するものと思われる。
【0014】上記の説明は、染料又は顔料としてアニオ
ン性染料を用いた場合の説明であるが、染料又は顔料と
してカチオン性染料を用いた場合には、インクのpHを
両性高分子物質の等電点より低い値に設定することによ
り上記と同様の効果が得られる。又、顔料又は分散染料
等の非水溶性染料を用いた場合にも、顔料粒子の持つ表
面電荷に合わせてインクのpHを調整することにより上
記と同様の効果が発現される。
【0015】
【発明の実施の形態】次に実施の態様を挙げて本発明を
更に詳細に説明する。本発明の用いるインクセットは、
先ず、そのうちの1つのインクが、その中に両性高分子
物質を含有する。該両性高分子物質としては、分子内に
カルボキシル基及びスルフォン基等のアニオン性基を有
するモノマーと、アミノ基、イミノ基、ピロリドン環及
びイミダゾール環等のカチオン性基を有するモノマーと
を共重合することによって得られる共重合体が好まし
い。共重合の形態としては、ランダム、交互、ブロック
及びグラフト重合のいずれでもかまわない。
【0016】好適なアニオン性基を有するモノマーとし
ては、例えば、アクリル酸、イタコン酸、メタクリル
酸、マレイン酸、フマール酸、スチレンスルフォン酸等
のカルボキシル基及びスルフォン基を少なくとも1つ含
有し、重合性不飽和結合を有するモノマーが挙げられ
る。又、好適なカチオン性基を有するモノマーとして
は、例えば、2−ビニルピロリドン、4−ビニルピロリ
ドン、N−メチルアミノエチルメタクリレート、アリル
アミン及びジアリルアミン等の少なくとも1つのカチオ
ン性基を含有し、重合性不飽和結合を有するモノマーが
挙げられる。
【0017】又、両性高分子物質としては、具体的に
は、例えば、アリルアミン−マレイン酸共重合体、N−
メチルアリルアミン−マレイン酸共重合体、4−ビニル
ピリジン−アクリル酸共重合体、N−メチルアミノエチ
ルメタクリレート−メタクリル酸共重合体及びアクリル
アミド−スチレンスルフォン酸共重合体等が好適に用い
られる。その他、蛋白質のうちで両性蛋白質も用いるこ
とができる。
【0018】前記両性高分子物質のその他の物性には特
に制限はないが、好ましくは重量平均分子量が1,00
0〜1,000,000、より好ましくは1,000〜
100,000の範囲が望ましい。分子量が1,000
未満では、pH変化による増粘及びゲル化効果が少な
く、分子量が1,000,000を越える場合には、イ
ンクの初期の粘度が増大して吐出物性が低下するので、
やや好ましくない。又、両性高分子物質の等電点は、ア
ニオン性基を有するモノマーとカチオン性基を有するモ
ノマーの共重合比を変えることにより適宜調整すること
が可能である。両性高分子物質の等電点はpHが3〜1
0、好ましくは5〜10の範囲が望ましい。等電点がp
H3未満又はpH10を超える場合には所望の効果が少
なく好ましくない。
【0019】前記両性高分子物質のインク中への添加量
としては、0.1〜30重量%が望ましい。0.1重量
%未満の場合にはpH変化による増粘及びゲル化の所望
の効果が少なく、30重量%を越える場合には、インク
の初期の粘度が増大するので好ましくない。又、好まし
い添加量は0.2〜10重量%、より好ましくは0.3
〜8重量%の範囲である。
【0020】本発明のインクセットを構成するインクの
成分として好適に用いられるアニオン性又はカチオン性
界面活性剤としては、既存のものでも、又、新規に合成
したものでもよく、インクに必要な物性と、本発明の目
的を達成し得る性能が得らるものであれば、大抵のもの
を使用することができる。先ず、アニオン性界面活性剤
としては、例えば、その親水基にはカルボン酸塩、スル
ホン酸塩、硫酸エステル塩、リン酸エステル塩等を有
し、更に疎水基には炭素数が12〜18のパラフィン
系、オレフィン系、炭素数が11〜15のアルキル基を
有するベンゼン、炭素数が1〜5のアルキルナフタレ
ン、炭素数が12〜18のアルキルフェノール、高級ア
ルコール、高級メルカプタン、炭素数が11〜18の高
級脂肪酸、総和炭素数が8〜21の高級脂肪酸エステ
ル、炭素数が11〜17の多価アルコール脂肪酸部分エ
ステル、炭素数が11〜17の高級脂肪酸アミド、その
他の油脂、及びロウ等を原材料としたものから構成され
たものが挙げられる。
【0021】カチオン性界面活性剤としては、例えば、
その親水基には第4級アンモニウム塩、ベンジルハライ
ドの第4級アンモニウム塩、アミン塩、アルカノールア
ミン塩、ピリジニウム塩等を有し、疎水基には高級脂肪
酸、炭素数が12〜34の高級アミン、炭素数が11〜
17の高級脂肪酸アミド、炭素数が11〜17の高級ア
ルキルハライド等、炭素数が11〜18の高級脂肪酸、
炭素数が12〜34の高級アミン、炭素数が11〜17
の高級脂肪酸アミド、炭素数が11〜17の高級アルキ
ルハライド等を原材料としたものから構成されたものが
挙げられる。
【0022】インク中におけるアニオン性又はカチオン
性界面活性剤の濃度は所望に応じて適宜決定されるが、
通常は0.001〜50重量%、好ましくは0.01〜
25重量%、より好ましくは0.01〜10重量%の範
囲とする。濃度が0.001重量%未満では所望の効果
が少なく、又、50重量%を越えるとインクの粘度が高
くなり好ましくない。
【0023】次に、本発明のインクセットを構成する成
分について説明する。先ず、本発明のインクセットで使
用されるインクは、アニオン性染料、カチオン性染料、
顔料と、アニオン性界面活性剤又はカチオン性界面活性
剤とを、適当な液媒体に溶解ないしは分散して得られ
る。このようなインク中における染料又は顔料の濃度は
所望に応じて適宜決定されるが、通常は、0.001〜
20重量%、好ましくは0.01〜15重量%、より好
ましくは0.01〜10重量%の範囲とする。
【0024】本発明のインクセットを構成するインクの
成分として用いられるアニオン性染料としては、既存の
ものでも、又、新規に合成したものでも適度な色調と濃
度とを有するものであれば、大抵のものを使用すること
ができる。又、これらのうちのいずれかを混合して用い
ることもできる。アニオン性染料の具体的なものとして
は、例えば、下記のようなものが挙げられる。
【0025】 C.I.ダイレクトイエロー 8、11、12、27、
28、33、39、44、50、58、85、86、8
7、88、89、98、100、110、 C.I.ダイレクトレッド 2、4、9、11、20、
23、24、31、39、46、62、75、79、8
0、83、89、95、197、201、218、22
0、224、225、226、227、228、23
0、 C.I.ダイレクトブルー 1、15、22、25、4
1、76、77、80、86、90、98、106、1
08、120、158、163、168、199、22
6、 C.I.ダイレクトブラック 17、19、22、3
1、32、51、62、71、74、112、113、
154、168、195、
【0026】 C.I.アシッドイエロー 1、3、7、11、17、
23、25、29、36、38、40、42、44、7
6、98、99、 C.I.アシッドレッド 6、8、9、13、14、1
8、26、27、32、35、42、51、52、8
0、83、87、89、92、106、114、11
5、133、134、145、158、198、24
9、265、289、 C.I.アシッドブルー 1、7、9、15、22、2
3、25、29、40、43、59、62、74、7
8、80、90、100、102、104、117、1
27、138、158、161、 C.I.アシッドブラック 2、48、51、52、1
10、115、156、
【0027】 C.I.リィアクティブイエロー 2、3、17、2
5、37、42、 C.I.リィアクティブレッド 7、12、13、1
5、17、20、23、24、31、42、45、4
6、59、 C.I.リィアクティブブルー 4、5、7、13、1
4、15、18、19、21、26、27、29、3
2、38、40、44、100、 C.I.フードイエロー 3、 C.I.フードレッド 87、92、94、 C.I.フードブラック1、2
【0028】本発明のインクセットを構成するインクの
成分として用いられるカチオン性染料としては、既存の
ものでも、又、新規に合成したものでも適度な色調と濃
度とを有するものであれば、大抵のものを使用すること
ができる。又、これらのうちのいずれかを混合して用い
ることもできる。カチオン性染料の具体的なものとして
は、例えば、下記のようなものが挙げられる。
【0029】 C.I.ベーシックイエロー 1、11、13、19、
25、33、36、 C.I.ベーシックレッド 1、2、9、12、13、
38、39、92、 C.I.ベーシックブルー 1、3、5、9、19、2
4、25、26、28、45、54、65、 C.I.ベーシックブラック 2、8、 Aizen Cathilon Black SBH、BXH、SH、AC
H、MH、TH(保土ケ谷化学製) Sumiacryl Black B、R、AP、BP、CP、FFP
(住友化学製)、 Diacryl Supra Black GSL、RSL、ESL(三菱化
成製)、
【0030】本発明のインクセットを構成するインクの
成分として用いられる分散染料を含む非水溶性染料とし
ては、既に市販されているもの、又は新規に合成したも
のでも適度な色調と濃度を有するものであれば大抵のも
のを使用することができるし、又、複数の染料を混色し
て用いることもできる。本発明に使用し得る非水溶性染
料としては、例えば、下記のようなものが挙げられる。
【0031】C.I.ディスパースイエロー 3、4、
5、7、23、33、42、49、54、56、64、
71、79、82、83、86、88、93、99、1
16、119、141、160、163、198、20
4、218、224、226、230、
【0032】C.I.ディスパースレッド 1、4、
5、7、11、12、13、15、17、30、33、
43、50、52、53、54、55、56、58、5
9、60、65、72、73、74、75、76、8
2、86、88、90、91、92、96、105、1
06、107、110、117、118、126、12
7、128、131、132、134、135、13
6、137、140、143、145、146、151
s、153、159、164、167、169、17
7、181、184、188、190、191、20
0、203、205、206、221、223、22
4、225、227、229、239、240、25
8、277、278、279、283、288、30
2、309、311、312、323、329、33
2、340、341、343、
【0033】C.I.ディスパースブルー 1、3、
7、13、19、26、27、35、44、54、5
5、56、60、64、65、72、73、79、8
1、82、87、91、93、94、96、102、1
06、118、120、122、125、128、13
0、139、142、143、146、148、14
9、153、154、165、167、181、18
3、185、186、189、198、200、20
1、205、207、214、224、225、25
7、259、266、268、270、284、28
5、287、288、291、293、301、33
0、332、333、337、341、345、35
1、352、353、
【0034】C.I.ディスパースブラック 1、9、
10、Black GL、BlackB、Black
L、Black 2B、Black B−T、Blac
kOBL、Black RSR、Black TK、B
lack TG、Black S−CTL、Black
H−DB、Black RD−SGT、Black
S−2BL、Black S−3BL、Black S
−5BL、Black S−BNL、Black S−
3GLN、Black S−ST、Black S−F
GB、Black S−SGN、Black S−WL
A、Black S−WLAT、Black B82、
Black BTNU82、Black 2BL、Bl
ack HR−FS、Black RB−FS、Bla
ckHG−FS、Black GB−FS、Black
KN−FS。尚、本発明において好適な非水溶性染料
は、上記に列挙したものに限定されるものではない。
【0035】本発明のインクセットを構成するインクに
おいて用いられる、分散型インクの色材成分に好適に使
用される顔料としては、既存のものでも、又、新規に合
成したものでも、インクに適度な色調と濃度を有するも
のであれば、大抵のものを使用することができる。具体
的には、例えば、チタン系、ベンガラ、アルミニウム
粉、タルク、クレー、炭酸カルシウム、及びシリカ等の
無機顔料;カーボンブラック、アゾ系、フタロシアニン
系、キナクリドン系、コチニール、及び紅花色素等の有
機顔料等が挙げられる。
【0036】本発明のインクセットを構成する少なくと
も1つのインクには、上記の顔料又は染料及び両性高分
子物質を溶解又は分散する液媒体として、通常、水及び
必要に応じて水溶性有機溶剤を使用する。具体的な水溶
性有機溶剤の例としては、例えば、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセトン等の
ケトン類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテ
ル類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール等のポリアルキレングリコール類;エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ト
リエチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオー
ル、チオジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエチ
レングリコール等のアルキレン基アルキレングリコール
類;グリセリン、エチレングリコールモノメチル(又は
エチル)エーテル、ジエチレングリコールモノエチル
(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコールモノ
メチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの低
級アルキルエーテル類;エタノール、イソプロピルアル
コール等の1価アルコール類;その他、N−メチル−2
−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノ
ン、トリエタノールアミン、スルホラン、ジメチルサル
フォオキサイド、2−ピロリドン、ε−カプロラクタム
等の環状アミド化合物及びスクシンイミド等のイミド化
合物等が挙げられる。
【0037】上記水溶性有機溶剤の含有量は、一般には
インクの全重量に対して、1〜80重量%が好ましく、
より好ましくは3〜50重量%の範囲である。本発明の
インクセットを構成するインクのpHを所定の値に調整
すべく、アンモニア水、水酸化ナトリウム及び水酸化カ
リウム等のアルカリ、或いは酢酸、炭酸及び塩酸等の酸
を適宜用いる。尚、本発明のインクセットを構成するイ
ンクは、上記成分の他に必要に応じて界面活性剤、防腐
剤、防錆剤、酸化防止剤、蒸発促進剤、キレート化剤及
び水溶性ポリマー等の添加剤を適宜配合してもよい。
【0038】次いで、本発明のインクセットを構成する
インクの作製方法について説明する。両性高分子物質は
等電点、即ち、液媒体中においてpH値によってそのイ
オン性が変化するので、使用する染料又は顔料のイオン
性によって、染料又は顔料を添加する以前に、予め両性
高分子物質溶液のイオン性をpH値によって適宜調整す
る必要がある。例えば、アニオン性染料を使用する場合
には、使用する両性高分子物質を、予め使用する溶剤及
び水等を等電点以上のpH値に調整し、溶解することに
より、アニオン性を有する高分子電解質として調整して
おく。次いで、染料を添加して溶解混合することにより
インクを作製する。又、カチオン性染料を使用する場合
には、使用する両性高分子物質を、予め使用する溶剤及
び水等を等電点以下のpH値に調整して溶解し、カチオ
ン性を有する高分子電解質として調整しておく必要があ
る。
【0039】本発明のインクセットを構成するインクの
着色剤として顔料を用いる場合には、予め顔料分散体を
調製しておく必要がある。分散剤としては、アニオン性
ポリマー、カチオン性ポリマー、アニオン界面活性剤及
びカチオン界面活性剤等を使用する。又、分散処理は、
サンドグラインダー等の分散機等を利用して行う。この
場合にも、使用する分散樹脂のイオン性に合わせて、予
め両性高分子物質のイオン性をpH値で調整して溶解し
ておく必要がある。例えば、スチレン−アクリル酸共重
合体等のアニオン性ポリマーを分散剤として使用して顔
料分散体を調製した場合には、顔料分散体を添加する以
前に、使用する両性高分子物質を、予め溶剤及び水等に
等電点以上のpH値に調整してアニオン性の高分子電解
質としておく必要がある。前記調整した高分子電解質に
顔料分散体を混合して本発明のインクセットを構成する
インクを調製する。
【0040】本発明に使用する被記録材については、特
に限定されるものではなく、例えば、従来から使用され
ている普通紙等が好適に使用される。又、本発明では、
異色の境界の部分のブリーディングを防止するだけでな
く、背景部等に黒ドットを付加する(スミ入れ)等でも
十分な効果を示し、好適な画像が形成される。
【0041】次に、本発明で用いられる記録装置につい
て説明する。本発明のインクセットを用いて記録を行う
のに好適なインクジェット方法及び装置としては、記録
ヘッドの室内のインクに記録信号に対応した熱エネルギ
ーを与え、該熱エネルギーにより液滴を発生させるイン
クジェット記録方法及びインクジェット記録装置が挙げ
られる。
【0042】その装置の主要部であるヘッド構成例を、
図1、図2及び図3に示す。ヘッド13は、インクを通
す溝14を有するガラス、セラミック又はプラスチック
板等と、感熱記録に用いられる発熱ヘッド15(図では
薄膜ヘッドが示されているが、これに限定されるもので
はない。)とを接着して得られる。発熱ヘッド15は、
酸化シリコン等で形成される保護膜16、アルミニウム
電極17−1及び17−2、ニクロム等で形成される発
熱抵抗体層18、蓄熱層19、及びアルミナ等の放熱性
の良い基板20より成っている。
【0043】インク21は吐出オリフィス(微細孔)2
2まで来ており、圧力Pによりメニスカス23を形成し
ている。今、アルミニウム電極17−1及び17−2に
電気信号情報が加わると、発熱ヘッド15のnで示され
る領域が急激に発熱し、ここに接しているインク21に
気泡が発生し、その圧力でメニスカス23が突出し、イ
ンク21が吐出しインク小滴24となり、吐出オリフィ
ス22より被記録材25に向って飛翔する。
【0044】図3には図1に示すヘッドを多数並べたマ
ルチヘッドの外観図を示す。該マルチヘッドはマルチ溝
26を有するガラス板27と、図1で説明したものと同
様の発熱ヘッド28を密着して作製されている。尚、図
1は、インク流路に沿ったヘッド13の断面図であり、
図2は図1のA−B線での断面図である。
【0045】図4に、上記ヘッドを組み込んだインクジ
ェット記録装置の一例を示す。図4において、61はワ
イピング部材としてのブレードであり、その一端はブレ
ード保持部材によって保持されて固定端となり、カンチ
レバーの形態をなす。ブレード61は記録ヘッド65に
よる記録領域に隣接した位置に配置され、又、本例の場
合、記録ヘッド65の移動経路中に突出した形態で保持
される。62は記録ヘッド65の吐出口面のキャップで
あり、ブレード61に隣接するホームポジションに配設
され、記録ヘッド65の移動方向と垂直な方向に移動し
て、インク吐出口面と当接し、キャッピングを行う構成
を備える。更に、63はブレード61に隣接して設けら
れるインク吸収体であり、ブレード61と同様、記録ヘ
ッド65の移動経路中に突出した形態で保持される。
【0046】上記ブレード61、キャップ62及びイン
ク吸収体63によって吐出回復部64が構成され、ブレ
ード61及びインク吸収体63によってインク吐出口面
の水分、塵挨等の除去が行われる。65は吐出エネルギ
ー発生手段を有し、吐出口を配した吐出口面に対向する
被記録材にインクを吐出して記録を行う記録ヘッド、6
6は記録ヘッド65を搭載してその移動を行うためのキ
ャリッジである。
【0047】キャリッジ66はガイド軸67と摺動可能
に係合し、キャリッジ66の一部はモーター68によっ
て駆動されるベルト69と接続(不図示)している。こ
れによりキャリッジ66はガイド軸67に沿った移動が
可能となり、記録ヘッド65による記録領域及びその隣
接した領域の移動が可能となる。51は被記録材を挿入
するための給紙部、52は不図示のモーターにより駆動
する紙送りローラーである。これらの構成によって記録
ヘッド65の吐出口面と対向する位置へ被記録材が給紙
され、記録が進行するにつれて排紙ローラー53を配し
た排紙部へ排紙される。
【0048】上記構成において記録ヘッド65が記録終
了等でホームポジションに戻る際、吐出回復部64のキ
ャップ62は記録ヘッド65の移動経路から退避してい
るが、ブレード61は移動経路中に突出している。この
結果、記録ヘッド65の吐出口面がワイピングされる。
尚、キャップ62が記録ヘッド65の吐出面に当接して
キャッピングを行う場合、キャップ62は記録ヘッドの
移動経路中に突出するように移動する。
【0049】記録ヘッド65がホームポジションから記
録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード
61は、上述したワイピング時の位置と同一の位置にあ
る。この結果、この移動においても記録ヘッド65の吐
出口面はワイピングされる。上述の記録ヘッド65のホ
ームポジションへの移動は、記録終了時や吐出回復時ば
かりでなく、記録ヘッド65が記録のために記録領域を
移動する間に所定の間隔で記録領域に隣接したホームポ
ジションへ移動し、この移動に伴って上記ワイピングが
行われる。
【0050】図5は、ヘッドにインク供給部材、例え
ば、チューブを介して供給されるインクを収容したイン
クカートリッジ45の一例を示す図である。ここで、4
0は供給用インクを収容したインク収容部、例えば、イ
ンク袋であり、その先端にはゴム製の栓42が設けられ
ている。この栓42に針(不図示)を挿入することによ
り、インク袋40中のインクをヘッドに供給可能ならし
める。44は廃インクを受容するインク吸収体である。
インク収容部としては、インクとの接液面がポリオレフ
ィン、特にポリエチレンで形成されているものが本発明
にとって好ましい。
【0051】本発明で使用されるインクジェット記録装
置としては、上記の如きヘッドとインクカートリッジと
が別体となったものに限らず、図6に示す如きそれらが
一体になったものにも好適に用いられる。図6におい
て、70は記録ユニットであって、この中にはインクを
収容したインク収容部、例えば、インク吸収体が収納さ
れており、かかるインク吸収体中のインクが複数のオリ
フィスを有するヘッド部71からインク滴として吐出さ
れる構成になっている。
【0052】インク吸収体の材料としては、ポリウレタ
ン、セルロース又はポリビニルアセタールを用いること
が本発明にとって好ましい。72は記録ユニット内部を
大気に連通させるための大気連通口である。この記録ユ
ニット70は、図4で示す記録ヘッドに代えて用いられ
るものであって、キャリッジ66に対し着脱自在になっ
ている。
【0053】尚、本発明に使用するインクジェット記録
装置において、上記ではインクに熱エネルギーを作用さ
せてインク液滴を吐出するインクジェット記録装置を例
に挙げたが、本発明は、その他に圧電素子を使用するピ
エゾ方式等、その他のインクジェット記録装置でも同様
に利用できる。
【0054】又、本発明のインクジェット記録方法を実
施する場合には、例えば、前記図3に示した記録ヘッド
を4つキャリッジ上に並べた記録装置を使用する。図7
はその一例である。81、82、83及び84は、それ
ぞれイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色の
インクを吐出するための記録ヘッドである。該記録ヘッ
ドは、前記した記録装置に配置され、記録信号に応じて
各色のインクを吐出する。又、図7では記録ヘッドを4
つ使用した例を示したが、これに限定されるものではな
く、図8に示したように1つの記録ヘッドでイエロー、
マゼンタ、シアン及びブラックを、インク流路を分けて
記録を行う場合も、好ましい例として挙げられる。
【0055】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて、本発明を更
に具体的に説明する。尚、以下の記載で部及び%とある
ものは、特に断りのない限り重量基準である。 実施例1〜4 先ず、実施例1〜4のインクの作製について説明する。
下記の実施例の各成分のうち、染料(例えば、実施例1
の場合には、C.I.ベーシックイエロー29及びC.
I.フードブラック2)を除いた組成、即ち両性高分子
物質、溶剤及び水等を混合溶解する。このとき、アンモ
ニア水等のpH調整剤を用いて所定のpH値に調整して
溶解する。完全に両性高分子物質等が溶解した後に、染
料を少しずつ前記溶解液に添加し、染料が完全に溶解す
るまで混合溶解する。その後、ポアサイズ0.22μm
のメンブレンフィルター(商品名:フロロポアフィルタ
ー、住友電工社製)を使用して加圧濾過し、実施例1〜
4の各インクを得た。尚、実施例1ではアンモニア水
を、実施例2では水酸化ナトリウムを、実施例3では水
酸化リチウムを用いてpHを9.5に調整し、実施例4
ではpHを5.5に調整して両性高分子物質を溶解する
ので、pH調製剤として塩酸を使用した。
【0056】 [実施例1のインク成分] (第1のインク:イエロー) ・4−ビニルピリジン−アクリル酸共重合体(Mw=8,000) 5部 ・ジエチレングリコール 30部 ・C.I.ベーシックイエロー29 3部 ・水 62部 (第2のインク:黒色) ・スルホコハク酸ジオクチルナトリウム 0.1部 ・ジエチレングリコール 5部 ・グリセリン 5部 ・C.I.フードブラック2 3部 ・水 86.9部
【0057】 [実施例2のインク成分] (第1のインク:イエロー) ・塩化セチルトリメチルアンモニウム 0.1部 ・ジエチレングリコール 5部 ・グリセリン 5部 ・C.I.ベーシックイエロー25 3部 ・水 86.9部 (第2のインク:マゼンタ) ・4−ビニルピリジン−アクリル酸共重合体(Mw=8,000) 5部 ・チオジグリコール 30部 ・C.I.アシッドレッド35 3部 ・水 62部
【0058】 [実施例3のインク成分] (第1のインク:シアン) ・ポリエチレンラウリル硫酸ナトリウム 0.2部 ・ジエチレングリコール 5部 ・C.I.アシッドブルー9 3部 ・水 91.8部 (第2のインク:黒色) ・N−メチルアミノエチルメタクリレート−アクリル酸共重合体 5部 (Mw=8,000) ・ジエチレングリコール 30部 ・カヤセルブラックCN(日本化薬) 8部 ・水 57部
【0059】 [実施例4のインク成分] (第1のインク:イエロー) ・ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロライド 0.2部 ・ジエチレングリコール 5部 ・グリセリン 5部 ・C.I.ベーシックイエロー11 3部 ・水 86.8部 (第2のインク:マゼンタ) ・4−ビニルピリジン−アクリル酸共重合体(Mw=8,000) 5部 ・チオジグリコール 20部 ・C.I.アシッドレッド289 3部 ・水 72部
【0060】実施例5 (顔料分散液の作製) ・スチレン−アクリル酸−アクリル酸ブチル共重合体 2部 (酸価116、Mw=3,700) ・モノエタノールアミン 2部 ・水 76部 ・ジエチレングリコール 5部 上記成分を混合し、ウォーターバスで70℃に加温し、
樹脂分を完全に溶解させる。この溶液にC.I.ピグメ
ントイエロー12を15部加え、30分間プレミキシン
グを行った後、下記の条件で分散処理を行った。 ・分散機:サンドグラインダー(五十嵐機械製) ・粉砕メディア:ジルコニアビース 1mm径 ・粉砕メディアの充填率:50%(体積) ・粉砕時間:3時間 更に、遠心分離処理(12,000rpm、20分間)
を行い、粗大粒子を除去して顔料分散液とした。
【0061】次いで、上記で調製した顔料分散液を用い
てインクを作製するのである。先ず、下記の組成のうち
顔料分散液を除いた成分を混合溶解する。アンモニア水
を用いてpH=9.5に調整して溶解する。完全に両性
高分子物質が溶解した後に、前記顔料分散液を少しずつ
加え、よく混合することによりインクを調製した。 (第1のインク:イエロー) ・上記顔料分散液 30部 ・4−ビニルピリジン−イタコン酸共重合体(Mw=10,000) 2部 ・グリセリン 5部 ・ジエチレングリコール 12部 ・イソプロピルアルコール 3部 ・水 48部
【0062】又、前記顔料分散用溶液にC.I.ピグメ
ントイエロー12を加える代わりに、C.I.ピグメン
トレッド5を15部加え、前記同様の操作を行うこと
で、マゼンタの顔料分散液を得た。次いで、下記成分の
うち、各顔料分散液を除いた成分をアンモニア水でpH
=9.5に調整し混合溶解する。この後、顔料分散液を
加えてよく混合してインクを得た。 (第2のインク:マゼンタ) ・上記顔料分散液(C.I.ピグメントレッド5の分散液) 30部 ・ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム 0.1部 ・グリセリン 5部 ・ジエチレングリコール 12部 ・イソプロピルアルコール 3部 ・水 49.9部
【0063】実施例6 (顔料分散液の作製) ・ポリ−N,N′−ジメチル−3,5−メチレンピペリジニウム塩 2部 (Mw=3,700) ・水 78部 ・ジエチレングリコール 5部 上記成分を混合し、ウォーターバスで70℃に加温し、
樹脂分を完全に溶解させる。この溶液にC.I.ピグメ
ントイエロー12を15部加え、30分間プレミキシン
グを行った後、下記の条件で分散処理を行った。 ・分散機:サンドグラインダー(五十嵐機械製) ・粉砕メディア:ジルコニアビース 1mm径 ・粉砕メディアの充填率:50%(体積) ・粉砕時間:3時間 更に、遠心分離処理(12,000rpm、20分間)
を行い、粗大粒子を除去して顔料分散液とした。
【0064】次いで、上記で調製した顔料分散液を用い
てインクを作製するのである。先ず、下記の組成のうち
顔料分散液を除いた成分を混合溶解する。塩酸を用いて
pH=5.0に調整して溶解する。完全に両性高分子物
質が溶解した後に、前記顔料分散液を少しずつ加え、よ
く混合することによりインクを調製した。 (第1のインク:イエロー) ・上記顔料分散液 30部 ・4−ビニルピリジン−イタコン酸共重合体(Mw=10,000) 2部 ・グリセリン 5部 ・ジエチレングリコール 12部 ・イソプロピルアルコール 3部 ・水 48部
【0065】又、前記顔料分散用溶液にC.I.ピグメ
ントイエロー12を加える代わりに、カーボンブラック
を15部加え、前記同様の操作を行うことで、黒色の顔
料分散液を得た。次いで下記成分のうち、各顔料分散液
を除いた成分を塩酸を用いてpH=5.0に調整し、混
合溶解する。この後、顔料分散液を加え、よく混合して
インクを得た。 (第2のインク:黒色) ・上記顔料分散液(カーボンブラックの分散液) 30部 ・スルコハク酸ポリオキシエチレンラウロイルエタノールアミドエステル 2ナトリウム 0.2部 ・グリセリン 5部 ・ジエチレングリコール 5部 ・イソプロピルアルコール 3部 ・水 56.8部
【0066】[記録]実施例1〜6で得られた各インク
を用いたインクセットを使用して、市販コピー用紙及び
ボンド紙に記録を行った。 [評価機]使用したインクジェット記録装置としては、
図4に示したものと同様の記録装置を用い、図7に示し
た4つのヘッドを用いカラー画像を形成した。尚、ここ
で用いた記録ヘッドとしては、BJC8200(商品
名、キヤノン社製インクジェットプリンター)に使用さ
れているものと同一の記録ヘッドを用いた。記録ヘッド
の駆動条件、即ち、ヒータへの通電条件は各ヘッドとも
印加電圧28V、パルス幅3.2μsec、駆動周波数
5kHzとした。
【0067】比較例1 実施例1の第1のインク成分のうち、4−ビニルピリジ
ン−アクリル酸共重合体を除いて比較用の第1のインク
を作製し、実施例1の第2のインク成分のうち、スルホ
コハク酸ジオクチルナトリウムを除いて比較例用の第2
のインクを作製した。この第1及び第2のインクを用い
たインクセットを使用して、実施例1と同様に市販コピ
ー用紙及びボンド紙に記録を行った。
【0068】[評価]実施例1〜6、及び比較例1の記
録物について、印字濃度、ブリーディング、文字
品位(単色及び混色)及び耐水性の評価を行い、その
結果を表1に示した。尚、各評価の方法は以下の方法で
行った。 印字濃度 市販のコピー用紙及びボンド紙に英数文字及びベタ部を
記録した。1時間放置後、印字濃度をマクベスRD91
5(商品名、マクベス社製)にて測定し、以下の基準に
より評価した。 ○:各色の印字濃度が1.1以上であった。 △:各色の印字濃度が1.0以上1.1未満であった。 ×:各色の印字濃度が1.0未満であった。
【0069】 ブリーディング 印字画像は図9に示す通り、1cm四方の正方形内に、
5×5のマス目で仕切り、2色で交互にベタ印字したも
のにより、2色間のブリーディング画像品位を以下の評
価基準によって評価した。その結果を表1に示す。 (評価基準) ○:2色間の境界線が鮮明で、境界部に滲みや混色が見
られない。 △:2色間の境界線が存在することが明らかであるが、
境界部に多少の滲みや混色が見られる。 ×:2色間の境界線が識別不能である。
【0070】 文字品位 次に、文字品位の評価を行った。文字は、A4サイズの
上質紙に1500文字の英数文字及び漢字の文章による
もので、打ち込み比率が、1種類のインクで100%、
及び2種類のインク同時で200%で印字した。評価基
準は以下の通りである。その結果を表1に示す。 (評価基準) ○:文字のエッジが鮮明で滲みによるフェザリングや線
太りが見られない。 △:文字のエッジが多少滲み、均一な線太りが見られ
る。 ×:文字のエッジが滲んでフェザリングが顕著で、不均
一な線太りが見られる。
【0071】 混色部の耐水性 市販のコピー用紙及びボンド紙に2色をベタで重ね打ち
することにより記録した。1時間放置後、印字濃度をマ
クベスRD915にて測定する。その後、印字物を水を
満たした容器に5分間浸漬した後、放置乾燥して、再度
印字濃度を測定し、印字濃度の残存率を下記の式より求
め、耐水性の評価とした。評価は以下の基準とした。 印字濃度の残存率=(耐水試験後印字濃度/耐水試験前
印字濃度)×100 ○:各色の印字濃度の残存率が75%以上。 △:各色の印字濃度の残存率が60%以上75%未満。 ×:各色の印字濃度の残存率が60%未満。
【0072】表1:評価結果
【0073】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のインク
セットによるインクジェット記録方法によれば、同一の
被記録材に対して、異なる2色間の境界部におけるブリ
ーディングのない、鮮明な文字品位の高画質カラー画像
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット記録装置のヘッドの縦断面図で
ある。
【図2】インクジェット記録装置のヘッドの横断面図で
ある。
【図3】図1に示したヘッドをマルチ化したヘッドの外
観斜視図である。
【図4】インクジェット記録装置の一例を示す斜視図で
ある。
【図5】インクカートリッジの縦断面図である。
【図6】記録ユニットの一例を示す斜視図である。
【図7】本発明に使用する複数の記録ヘッドが配列した
記録部を示す斜視図である。
【図8】本発明に使用する別の記録ヘッドを示す斜視図
である。
【図9】ブリーディング評価パターンである。
【符号の説明】
13:ヘッド 14:インク溝 15:発熱ヘッド 16:保護膜 17:アルミニウム電極 18:発熱抵抗体層 19:蓄熱層 20:基板 21:インク 22:吐出オリフィス(微細孔) 23:メニスカス 24:インク小滴 25:被記録材 26:マルチ溝 27:ガラス板 28:発熱ヘッド 40:インク袋 42:栓 44:インク吸収体 45:インクカートリッジ 51:給紙部 52:紙送りローラー 53:排紙ローラー 61:ブレード 62:キャップ 63:インク吸収体 64:吐出回復部 65:記録ヘッド 66:キャリッジ 67:ガイド軸 68:モーター 69:ベルト 70:記録ユニット 71:ヘッド部 72:大気連通口 73:基板 81:イエロー 82:マゼンタ 83:シアン 84:黒色
フロントページの続き (72)発明者 服部 能史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録材にカラー画像をインクジェット
    記録方式で記録するための複数のインクからなるインク
    セットにおいて、該複数のインクが、染料又は顔料及び
    液媒体を必須成分とし、上記複数のインクのうちの少な
    くとも1色のインクには、アニオン性又はカチオン性界
    面活性剤が含まれており、そのインクとは異なるインク
    には、少なくとも分子内にアニオン性基を有するモノマ
    ーとカチオン性基を有するモノマーとの共重合体である
    両性高分子物質が含まれることを特徴とするインクセッ
    ト。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つのインクに使用される染
    料又は顔料が、アニオン性であり、且つ該インクと異な
    るインクに使用される染料又は顔料がカチオン性である
    請求項1に記載のインクセット。
  3. 【請求項3】 両性高分子物質のアニオン性基が、カル
    ボキシル基及びスルフォン基のうちの少なくとも1つを
    含む請求項1〜2に記載のインクセット。
  4. 【請求項4】 両性高分子物質のカチオン性基が、アミ
    ノ基、イミノ基、ピロリドン環及びイミダゾール環のう
    ちの少なくとも1つを含む請求項1〜2に記載のインク
    セット。
  5. 【請求項5】 両性高分子物質が、等電点を有する請求
    項1〜2に記載のインクセット。
  6. 【請求項6】 両性高分子物質の等電点が、pH=3〜
    10の範囲である請求項5に記載のインクセット。
  7. 【請求項7】 両性高分子物質の重量平均分子量が、
    1,000〜1,000,000の範囲である請求項1
    〜2に記載のインクセット。
  8. 【請求項8】 インク滴を記録信号に応じてオリフィス
    から吐出させて、被記録材に記録を行うインクジェット
    記録方法において、前記インクが請求項1〜7に記載の
    インクセットであることを特徴とするインクジェット記
    録方法。
  9. 【請求項9】 インクに熱エネルギーを作用させてイン
    ク滴を吐出する請求項8に記載のインクジェット記録方
    法。
  10. 【請求項10】 インクを収容したインク収容部、該イ
    ンクをインク滴として吐出させるためのヘッド部を備え
    た記録ユニットにおいて、前記インクが請求項1〜7に
    記載のインクセットであることを特徴とする記録ユニッ
    ト。
  11. 【請求項11】 ヘッド部がインクに熱エネルギーを作
    用させてインク滴を吐出させるヘッドである請求項10
    に記載の記録ユニット。
  12. 【請求項12】 インク収容部がポリウレタン、セルロ
    ース又はポリビニルアセテートで形成されている請求項
    10に記載のユニット。
  13. 【請求項13】 インクを収容したインク収容部を備え
    たインクカートリッジにおいて、前記インクが請求項1
    〜7に記載のインクセットであることを特徴とするイン
    クカートリッジ。
  14. 【請求項14】 インク収容部がポリオレフィンで形成
    された接液面を有する請求項13に記載のインクカート
    リッジ。
  15. 【請求項15】 インクを収容したインク収容部、該イ
    ンクをインク滴として吐出させるためのヘッド部を有す
    る記録ユニットを備えたインクジェット記録装置におい
    て、前記インクが請求項1〜7に記載のインクセットで
    あることを特徴とするインクジェット記録装置。
  16. 【請求項16】 ヘッド部がインクに熱エネルギーを作
    用させてインク滴を吐出させるヘッドである請求項15
    に記載のインクジェット記録装置。
  17. 【請求項17】 インク収容部がポリウレタン、セルロ
    ース又はポリビニルアセテートで形成されている請求項
    15に記載のインクジェット記録装置。
  18. 【請求項18】 インク滴を吐出するための記録ヘッ
    ド、インクを収容したインク収容部を備えたインクカー
    トリッジ及びインクカートリッジから記録ヘッドにイン
    クを供給するためのインク供給部を備えたインクジェッ
    ト記録装置において、前記インクが請求項1〜7に記載
    のインクセットであることを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  19. 【請求項19】 記録ヘッドが、インクに熱エネルギー
    を作用させてインク滴を吐出させるヘッドである請求項
    18に記載のインクジェット記録装置。
  20. 【請求項20】 インク収容部がポリオレフィンで形成
    された接液面を有する請求項18に記載のインクジェッ
    ト記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6597380B1 (en) 1998-03-16 2003-07-22 Nec Corporation In-space viewpoint control device for use in information visualization system
EP1435381A1 (en) * 2003-01-02 2004-07-07 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Ink set for inkjet recording and inkjet recording method

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