JPH09150789A - 水上浮遊物掻上装置、及び、水上浮遊物回収船 - Google Patents

水上浮遊物掻上装置、及び、水上浮遊物回収船

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JPH09150789A
JPH09150789A JP30957295A JP30957295A JPH09150789A JP H09150789 A JPH09150789 A JP H09150789A JP 30957295 A JP30957295 A JP 30957295A JP 30957295 A JP30957295 A JP 30957295A JP H09150789 A JPH09150789 A JP H09150789A
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音次郎 杉浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、従来の道路清掃車及び水上清掃船
では除去しづらい場所の浮遊物であっても的確に除去す
ることができ、しかも浜辺等を荒らすことのない水上浮
遊物掻上装置及び水上浮遊物回収船を提供することを課
題とする。 【解決手段】 本発明に係る水上浮遊物掻上装置は、水
上を浮動可能な装置本体1 に、水上浮遊物回収船の船体
51等の吸引装置53と接続される所定長さの吸込管37が連
結されてなり、且つ、該装置本体1 は、前記吸込管37の
吸込口39まで水上の浮遊物85を掻き上げる掻上手段15
と、該本体1 を移動せしめる為の移動手段3とを具備す
る構成からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水上浮遊物掻上装
置及び水上浮遊物回収船に関するものであり、より詳し
くは、海浜、湖沼等に於けるアオコ、浮遊ゴミ等の水面
及び水面下に浮遊する水上の浮遊物を除去する際に用い
られる水上浮遊物掻上装置及び水上浮遊物回収船に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の水上浮遊物を除去す
るにあっては、キャタピラ式のすくい上げ機、道路清掃
車、水上清掃船等が一般に用いられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来よ
り用いられるキャタピラ式のすくい上げ機にあっては、
キャタピラにより浅瀬を走行しつつ水上の浮遊物を除去
するものであるので浜辺等を荒らしてしまうという欠点
を有し、しかも水深が一定以上の場所の浮遊物は除去す
ることができなかった。
【0004】また、道路清掃車により水上浮遊物を吸引
して除去するにあっては、該清掃車が陸上から近づくこ
とのできる一定範囲の浮遊物は除去できるが、それ以外
の場所の浮遊物を除去できるものではなかった。
【0005】さらに、水上清掃船を用いる場合にあって
は、該清掃船が走行しうる水底が深い場所に限定され、
水底が浅い場所の浮遊物の除去を行うことができず、し
かも水面からの水上清掃船の高さよりも低い橋等のある
箇所では浮遊物の除去を的確に行うことができなかっ
た。
【0006】特に、浮遊物は陸上から接近が困難で且つ
水底が浅い場所に滞留しやすいので、清掃車及び水上清
掃船にあっては浮遊物が滞留しやすい地域には近づけず
的確に水上浮遊物を除去することができなかった。
【0007】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたもので、従来の道路清掃車及び水上
清掃船では除去しづらい場所の浮遊物であっても的確に
除去することができ、しかも浜辺等を荒らすことのない
水上浮遊物掻上装置及び水上浮遊物回収船を提供するこ
とを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明に係る水上浮遊物掻上装置は、水上を浮動可能な
装置本体1 に、道路清掃車91等の吸引装置53と接続され
る所定長さの吸込管37が連結されてなり、且つ、該装置
本体1 は、前記吸込管37の吸込口39まで水上の浮遊物85
を掻き上げる掻上手段と、該本体1 を移動せしめる為の
移動手段3 とを具備する構成からなる。
【0009】上記構成からなる本発明に係る水上浮遊物
掻上装置は、装置本体1 を移動手段3 により清掃目的地
まで移動させ、掻上手段により水上に浮遊するアオコ、
浮遊ゴミ等の浮遊物85を掻き上げ、該浮遊物85を吸込口
39から吸込管37を介して清掃車91等の吸引装置53まで吸
い込むことができる。
【0010】さらに、上記構成からなる本発明に係る水
上浮遊物掻上装置は、陸上に位置する清掃車91等の吸引
装置53に接続し、清掃中に於いて該清掃車91等を移動さ
せなくても、移動手段3 により該吸引装置53を中心とし
吸込管37の長さを半径とした円弧状の範囲内は移動手段
3 により移動し、かかる範囲の浮遊物85を除去すること
ができる。
【0011】尚、ここで吸込管37の所定長さは、装置本
体1 が清掃目的地まで移動可能な長さを意味し、その使
用目的、使用場所、及び吸引装置の種類等により適宜設
計変更可能である。
【0012】また、本発明に係る水上浮遊物掻上装置
は、請求項2記載の如く、装置本体1を、吸込管37に対
して水平方向に回動すべく、該吸込管37と回動可能に連
結した構成とすることも可能である。
【0013】該構成からなる水上浮遊物掻上装置は、装
置本体1 を吸込管37に対して回動することにより、吸込
管37は清掃車91等に取付けられている為、装置本体1 が
水面上で回動し、これにより一方向の浮遊物85を掻き上
げる掻上手段を一つのみ設けた場合であっても、装置本
体1 の回動によりその他の方向の浮遊物85をも掻き上げ
ることができる。特に、装置本体1 が回動しても、吸込
管37の吸込口39が掻上手段により掻き上げられた浮遊物
85を吸い込み可能な位置に回動するように構成するなら
ば、装置本体1 を任意の角度に回動して、該本体1 周囲
の浮遊物85を掻き上げることができる。
【0014】さらに、本発明に係る水上浮遊物掻上装置
は、請求項3記載の如く、掻上手段は水切り用の孔部が
形成された掻上ベルト17を有する掻上コンベア15からな
り、該掻上コンベア15は掻上ベルト17の一端部が水面下
で上下動すべく装置本体1 に回動可能に取付けられてな
り、且つ装置本体1 は浮遊物85を掻上コンベア15側に引
き寄せる為の引寄手段29を具備した構成とすることも可
能である。
【0015】該構成からなる水上浮遊物掻上装置は、水
面下に沈み込む掻上ベルト17の一端部を上下動させるこ
とにより、水上に浮遊する浮遊物85の種類、及び該浮遊
物85の存在する深さ等に応じ、的確に浮遊物85を掻き上
げることができる。
【0016】また、引寄手段29により装置本体1 付近の
浮遊物85を掻上ベルト17側へ引き寄せて、浮遊物85を該
掻上ベルト17により水切り用の孔部で水を切りながら吸
込口39まで掻き上げることができる。
【0017】さらに、本発明に係る水上浮遊物回収船
は、内部に螺旋羽根57が形成され該螺旋羽根57により収
容物を排出口55a まで移送すべく回転可能に設けられた
ドラム55と、該ドラム55の排出口55a を密閉可能な開閉
蓋59と、該開閉蓋59により閉塞されたドラム55内部を負
圧状態にすべくドラム55に接続されたブロアー61とから
なる吸引装置53が船体51に装着されてなり、且つ、前記
ドラム55には、水上浮遊物掻上装置により掻き上げられ
た浮遊物85を該ドラム55内部に空気輸送する為の所定長
さの吸込管37が、前記ブロアー61の接続側より接続され
た構成からなることを特徴とする水上浮遊物回収船であ
る。
【0018】該構成からなる水上浮遊物回収船は、清掃
目的地まで移動した水上浮遊物掻上装置により掻き上げ
られた浮遊物を、吸引装置53のドラム55に吸込管37を介
して空気輸送することができる。この際、ブロアー61に
は、空気が吸い込まれドラム55内部の負圧状態が維持さ
れるが、浮遊物85はドラム55内部に吸込管37より吐出さ
れた後に自重により自然落下し、吐出方向と反対側に接
続されるブロアー61には吸い込まれにくい。
【0019】さらに、ドラム55内部に落下した浮遊物85
は、開閉蓋59を開きドラム55を回転することにより、螺
旋羽根57で該ドラム55の排出口55a 側へ送られ、該排出
口55a より排出することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明に係る水上浮遊物除去装置
及び水上浮遊物回収船の実施形態について以下図1乃至
図10を参酌しつつ説明するが、まず、水上浮遊物回収
船の船体51に装着された吸引装置53に接続された吸込管
37が取付けられ、該吸込管37の吸込口39まで水上の浮遊
物85を掻き上げる掻上ベルト17を有する掻上コンベア1
5、及び該掻上コンベア15側に水上の浮遊物85を引き寄
せる為の引寄手段29が設けられた水上浮遊物掻上装置に
ついて説明する。
【0021】装置本体1 は、図1に示すように、下面に
設けられたスクリュー3 により水面を移動可能に構成さ
れており、該装置本体1 には上方部が内側に突設された
二つの水平部5aを有する吸込管取付用フレーム5 が立設
固定されている。
【0022】該吸込管取付用フレーム5 の二つの水平部
5aには、上部に鍔部7aを有する連結部材7 が回転自在に
上方部より挿着されており、該連結部材7 には二つの水
平部5a間に於いて歯車8 が固着されている。
【0023】該歯車8 は、図2乃至図4に示す如く、吸
込管取付用フレーム5 に固着された本体回動用モーター
13により回動するように構成されている。
【0024】また、本実施形態に於いて前記吸込管37
は、吸引装置53に接続され所定長さを有するパイプ部材
10と、該パイプ部材10の他端と連結される略L字状の連
結管9と、該連結管9 の他端部と連結され吸込口39を有
する吸込口部材11とから構成されている。
【0025】前記連結管9 は、図1に示すように、一方
の連結部9aを水平方向に他方の連結部9bを下方に向け
て、前記連結部材7 の下端部に固着されている。該連結
管9 の各連結部9a,9b は、軸方向に回転可能にパイプ部
材10及び吸込口部材11を連結することができるように構
成されている。
【0026】また、前記吸込口部材11に設けられた吸込
口39は、前後方向の幅は狭められ、左右方向の幅が前記
掻上ベルト17の幅と略同一の幅を有するように形成され
ており、掻上ベルト17に対向して設けられている。
【0027】さらに、該吸込口部材11の両側部は、掻上
コンベア15と連結された吸込口保持フレーム12と連結さ
れている。
【0028】これにより本体回動用モーター13を駆動す
ると、歯車8 、連結部材7 を介して連結管9 には水平方
向に回動する方向に力が作用し、パイプ部材10が水上浮
遊物回収船の吸引装置53に接続されているので、図2及
び図4に示す如く、水上浮遊物掻上装置の本体1 が水平
方向に回動し、これに伴い吸込口保持フレーム12により
吸込口部材11は連結管9 に対して回動するように構成さ
れている。
【0029】また、前記掻上コンベア15は、網目状の掻
上ベルト17がコンベアフレーム19の両端部のコンベア軸
23,25 に回転可能に捲回されて構成されている。尚、装
置本体1 側のコンベア軸25には、吸込口保持フレーム12
の下端部が連結されており、これにより吸込口部材11は
掻上コンベア15と連結されている。
【0030】また、前記コンベアフレーム19に取付けら
れたコンベア用モーター21により掻上ベルト17は回転す
るように構成されており、該掻上ベルト17は、所定間隔
ごとに浮遊物85を引掛可能な突起部17a を有している。
【0031】さらに、該掻上コンベア15は、装置本体側
のコンベア軸25が前記吸込管取付用フレーム5 の垂直部
5b及び該フレーム5 に相対向する位置に立設された軸受
フレーム27に回動自在に取付けられており、該コンベア
フレーム19の側面部及び装置本体1 に取付けられたシリ
ンダ28の伸長により、装置本体側のコンベア軸25を支軸
として水中側のコンベア軸23が上下方向に回動し、掻上
ベルト17の一端部が水中を上下方向に回動するように構
成されている。
【0032】ここで、軸受フレーム27は、本体回動用モ
ーター13の駆動により装置本体1 が水平方向に回動した
際に吸込管37が接触しないような高さに形成されてい
る。
【0033】また、前記引寄手段29は、装置本体1 から
水中側のコンベア軸23側に突設され該掻上コンベア15よ
り幅広の間隔を有する二本の引寄フレーム31間に回転自
在に取付けられ四方向に複数枚の掻寄羽根35が突設され
た回転体33から構成されている。
【0034】該回転体33は、図1及び図2に示すよう
に、回転体用モーター34にチェーンを介して連結されて
おり、該回転体用モーター34の駆動により回転するよう
に構成されている。
【0035】また、前記スクリュー3 の駆動、本体回動
用モーター13の駆動、コンベア用モーター21の駆動、シ
リンダ28の伸縮及び回転体用モーター34の駆動は、遠隔
操作可能な制御装置(図示せず)により制御されてい
る。
【0036】次に、吸引装置53が船体51上に搭載された
本実施形態の水上浮遊物回収船について図5及び図6を
参酌しつつ以下説明する。
【0037】前記吸引装置53は、横向きに設置され一端
側で前記吸込管37の一端部が接続されるドラム55と、該
ドラム55の他端側の排出口55a を密閉可能な開閉蓋59
と、該ドラム55の一端側に接続され開閉蓋59により閉塞
されたドラム55内部を負圧状態とするブロアー61とから
構成されている。
【0038】前記ドラム55は、吸引装置台63より立設固
定されたドラム支持フレーム65にベアリングを介して回
転可能に装着され、船体51に横向きに搭載されており、
該ドラム55内部には回転により収容物を排出口55a 側に
送る為の螺旋羽根57が形成されている。
【0039】さらに、該ドラム55には、サイレンサー69
を介してブロアー61に接続された円柱形状のドラム接続
部60が、排出口55a の反対側よりベアリングを介して内
部に挿通されており、該円柱形状のドラム接続部60は、
図7に示すように、排出口55a 側の後方面が開口されて
いる。
【0040】また、該ドラム55の内面には、前記ドラム
接続部60の後方面を覆うように略円筒状のフィルター部
材67が固着されており、該フィルター部材67によりドラ
ム接続部60側に吸い込まれてくる浮遊物85のドラム接続
部60内部への進入が阻止されている。尚、本実施形態に
於いて該フィルター部材67は略円筒状の枠材と金網とか
ら構成されている。
【0041】さらに、前記ドラム接続部60及びフィルタ
ー部材67には夫々ドラム55の回転軸を中心とした円形の
孔部が穿設されてなり、前記吸込管37は、該ドラム接続
部60及びフィルター部材67の孔部に、その一端部37a が
フィルター部材67よりドラム55内部に突出してドラム55
内部に挿入されている。ここで、該吸込管37は、前記ド
ラム接続部60には密着して固着されてなり、フィルター
部材67にはベアリングを介して回転可能に取付けられて
いる。
【0042】尚、本実施形態に於いてはブロアー61はブ
ロアーエンジン71により駆動されている。
【0043】さらに、前記開閉蓋59は、図5及び図6に
示すように、吸引装置台63より立設固定された蓋用フレ
ーム73の上端部と回動自在に枢着され、ドラム55の排出
口55a を開閉可能に構成されている。
【0044】また、該排出口55a の下部には、ドラム55
より排出された浮遊物85を、船体51上に載置されたコン
テナ75まで搬送する為の排出用コンベア77が、前後方向
にスライド可能に蓋用フレーム73に取付けられている。
【0045】さらに、船体51には吸引装置台63の前方側
に突出された吊下用フレーム81が固着されており、該吊
下用フレーム81には吸込管37が吊り下げられている。
【0046】また、該吊下用フレーム81と装置本体1 と
の間に於いて、図8に示すように、吸込管37には浮子83
が取付けられており、これにより吸込管37は水面上に浮
いている。尚、該浮子83は吸込管37の長さに応じて所望
個数取付けられている。
【0047】以上の構成からなる本実施形態に係る水上
浮遊物掻上装置及び水上浮遊物回収船は、以下の如き方
法によって使用される。
【0048】まず、本実施形態の水上浮遊物掻上装置
を、アオコ等の水上浮遊物85を除去する目的地まで位置
させ、水中側のコンベア軸23を除去すべき浮遊物85に適
した所望深さに沈めるべく、掻上コンベア15をシリンダ
28により回動する。つまり、水面上に浮いている浮遊物
85を除去する場合にはシリンダ28を伸長せしめ、水中で
浮いている浮遊物85を除去する場合にはシリンダ28を収
縮する。
【0049】そして、開閉蓋59によりドラム55を密閉
し、ブロアー61によりドラム55内部を負圧状態とした
後、掻上コンベア15を駆動させるとともに、引寄手段29
を駆動させる。
【0050】該引寄手段29の掻寄羽根35により掻上コン
ベア15側への水流ができ、該水流により掻上コンベア15
側へ流れてきた浮遊物85は掻上ベルト17に捕捉されて上
方へと掻き上げられる。
【0051】そして、該掻上ベルト17上に捕捉されてい
る浮遊物85が水面より上昇すると、該浮遊物85は掻上ベ
ルトの網目から水が切られて、さらに上昇する。
【0052】その後、該浮遊物85は装置本体側のコンベ
ア軸25付近に於いて、吸込口39よりドラム55へと空気輸
送される。
【0053】この際、ブロアー61には空気が吸い込まれ
ドラム55内部の負圧状態が維持され浮遊物85の空気輸送
を継続して行うことができ、また、質量の大きい浮遊物
85はドラム55内部に吸込管37より吐出された後に自重に
より自然落下し、吐出方向と反対側に位置するドラム接
続部60には吸い込まれない。
【0054】また、比較的質量が小さい浮遊物85が、吸
込管37より吐出された後に空気の流れによりドラム接続
部60側へ吸い込まれたとしても、該浮遊物85はフィルタ
ー部材67によりドラム接続部60内部まで吸い込まれな
い。
【0055】上記作業終了後に、本体回動用モーター13
を駆動させて、該装置本体1 を浮遊物85を除去したい所
望の角度に水面上を回動させる。この際、吸込口保持フ
レーム12によりコンベアフレーム19に連結された吸込口
部材11は連結管9 に対して回動し、吸込口39は掻上ベル
ト17との対向位置を保つ。そして、上記と同様に浮遊物
85を掻上コンベア15で掻き上げて、ブロアー61により負
圧状態としたドラム55へ吸込管37を介して空気輸送す
る。
【0056】上記の如き浮遊物85の収集作業終了後に、
ブロアー61の駆動を停止し、開閉蓋59を開放し、ドラム
55を回転させて、ドラム55の排出口55a より浮遊物85を
排出して、排出用コンベア77によってコンテナ75まで搬
送する。尚、上記の如くブロアー61の駆動を停止してド
ラム55を回転させると、フィルター部材67に張り付いた
浮遊物85は、その自重等によりドラム55内部に落ちる。
【0057】そして、その他の清掃場所に於いて浮遊物
85を除去した後、船体51に載置されているコンテナ75
を、他の船に積み替える等して、処理場まで搬送する。
【0058】本実施形態に於いては上記構成からなり、
以上の如き方法により水上浮遊物を除去できるので、以
下の利点を有する。
【0059】本実施形態の水上浮遊物掻上装置は、装置
本体1 の上下方向の高さは従来の水上清掃船と比して低
くすることができるので、水上浮遊物回収船等からの遠
隔操作によりスクリュー3 を駆動させることにより、水
底が深い場所のみならず浅い場所であっても移動するこ
とができ、従来の道路清掃車及び水上清掃船では除去し
づらい場所の浮遊物85であっても的確に除去することが
でき、しかもキャタピラ式のすくい上げ機と異なり浜辺
等を荒らすことがない。
【0060】また、掻上ベルト17の一端部を上下動させ
ることにより、水上に浮遊する浮遊物85の種類、及び該
浮遊物85の存在する深さ等に応じ、的確に浮遊物85を掻
き上げることができ、所望の浮遊物85を的確に掻き上げ
ることができる。
【0061】さらに、引寄手段29により装置本体1 付近
の浮遊物85を掻上ベルト17側へ引き寄せる水流を起こす
ものゆえ、浮遊物85を的確に掻上ベルト17に捕捉させる
ことができる。しかも、掻上ベルト17は網目状に形成さ
れ、複数の孔部を有しているので、引寄手段29による水
流を通過させやすく、浮遊物85の捕捉がより的確に行い
得るという利点を有する。
【0062】また、掻上ベルト17には所定間隔ごとに浮
遊物85を引掛可能な突起部17a が形成されているので、
吸込口39側に搬送される浮遊物85を的確に捕捉しておく
ことができる。
【0063】さらに、掻上ベルト17が網目状に形成さ
れ、該網目が水切り用孔部として機能するので、水を切
りながら浮遊物85を吸込口39まで掻き上げることができ
る。
【0064】また、装置本体側のコンベア軸25に吸込口
保持フレーム12を介して吸込口部材11は連結されている
ので、装置本体1 を水平方向に回動した場合及び掻上コ
ンベア15の一端部を上下方向に回動した場合にあって
も、吸込口39と装置本体1 側のコンベア軸25との相対位
置は不変ゆえに、装置本体1 等の回動にあわせて吸込口
39の位置を変更可能に形成することを要しない。
【0065】さらに、本体回動用モーター13の回動によ
り装置本体1 が水面上で回動するので、一方向の浮遊物
85のみならず、装置本体1 の回動により任意の方向の浮
遊物85をも掻き上げることができる。
【0066】また、本実施形態の水上浮遊物回収船は、
吸込管37とブロアー61とが同一方向よりドラム55に接続
されているので、質量の大きい浮遊物85はドラム55内部
に吸込管37より吐出された後に自重により自然落下し、
吐出方向と反対側に位置するドラム接続部60には吸い込
まず、しかも比較的質量が小さい浮遊物85が吸込管37よ
り吐出された後に空気の流れにより自然落下しないとし
ても、該浮遊物85をブロアー61内部まで吸い込まれるこ
とをフィルター部材67により防ぐことができるという利
点を有する。
【0067】さらに、排出用コンベア77は前後方向に移
動自在に形成されているので、コンテナ75の所望の位置
に浮遊物85を排出することができる。
【0068】また、船体51に載置されたコンテナ75に浮
遊物85を収容するものゆえ、該コンテナ75を他の船等に
乗せ換える等によって、該コンテナ75により収集した浮
遊物85を搬送することができる。
【0069】尚、本実施形態の水上浮遊物掻上装置及び
水上浮遊物回収船は、上述の構成からなり上記利点を有
するが、本発明は上記実施形態に限定されるものでな
く、本発明の意図する範囲で適宜設計変更可能である。
【0070】つまり本発明に係る水上浮遊物掻上装置
は、水上浮遊物回収船に接続されるものに限定されるも
のでなく、道路を清掃する為に用いられる道路清掃車、
或いは、岸辺等に設置固定された吸引装置52を具備する
水上浮遊物回収装置等に接続することも可能である。
【0071】ここで、道路清掃車に接続する場合にあっ
ては、例えば図9に示す如く、吸込管37の一端部37a
を、車体の後端部に設けられブロアーにより負圧状態と
なる収容箱97に接続されている吸引ホース93と接続可能
に構成することにより、常時は道路を清掃することので
きる道路清掃車を利用して、浮遊物85の除去を行うこと
ができる。また、該収容箱97に収容した浮遊物85は、後
方扉95を開放して収容箱97の前方部を上方にダンプする
等により処理場等に於いて排出される。
【0072】さらに、本実施形態の水上浮遊物掻上装置
にあっては移動手段3 として、装置本体1 下部に設けら
れたスクリューから構成したが、本発明に於いて移動手
段3の具体的構成はこれに限定されるものではない。
【0073】また、本発明に係る水上浮遊物除去装置に
於いて本体回動用モーター13は必須の構成要件ではな
く、さらに請求項2記載の如く装置本体1 を吸込管37に
対して水平方向に回動可能に設けた場合であっても該装
置本体1 を回動する手段は本体回動用モーター13に限定
されるものではなく適宜設計変更可能である。
【0074】さらに、上記実施形態に於いて、吸込管37
をパイプ部材10、連結管9 、吸込口部材とから別体で構
成したが、本発明に於いて吸込口39を図10に示すよう
に吸込管37を一体で構成することも可能である。該吸込
管37は、上記実施形態と同様に回動用モーター13により
装置本体1 に対して回動される歯車8 と、その下端部の
取付具42を介して固着されている。
【0075】但し、請求項2記載の如く装置本体1 を吸
込管37に対して水平方向に回動可能に設けた場合にあっ
ては、吸込口39を具備する吸込口部材11を装置本体1 と
同様の回動をすべく設けることが好ましく、これにより
装置本体1 が回動しても、装置本体1 を任意の角度に回
動して、該本体1 周囲の浮遊物85を掻き上げることが可
能である。
【0076】さらに、本発明に係る水上浮遊物除去装置
は引寄手段29を必須の構成要件とするものではなく、ま
た引寄手段29を設けた場合であっても上記実施形態の如
く掻寄羽根35を有する回転体33により構成するものに限
定されない。
【0077】例えば、図10に示すように吸込管37にバ
ルブ41を有する引寄管43を接続し、該引寄管43の端部43
a を掻上ベルト17の上面の裏面付近に挿入し、該端部43
a に水を吸い込む為の孔を形成するものであっても良
い。
【0078】このように、引寄管43により装置本体1 付
近の浮遊物85を掻上手段側へ引き寄せる水流を起こすよ
うに構成するならば、掻上手段によって的確に浮遊物85
を掻き上げることができるという利点を有する。ここ
で、引寄管43は吸込管37に接続するものに限られない
が、引寄管43は吸込管37に接続されるものであることが
好ましく、これにより吸引装置を別に設ける必要がない
という利点を有する。
【0079】また、図10に示す如く、引寄管43により
装置本体1 付近の浮遊物85を掻上手段側へ引き寄せる水
流を起こすことができるように構成するならば、上記実
施形態の如き回転体用モーター34を別途設ける必要がな
いという利点を有する。但し、引寄管43を引寄手段29を
採用した場合であっても、本実施形態の如く浮遊物85を
掻上手段側へ引き寄せる回転体33を設けることにより、
浮遊物85を掻上手段側へ引き寄せる水流を強くすること
ができるという利点を有する。
【0080】さらに、上記実施形態の如く掻寄羽根35を
有する回転体33を設けた場合であっても、該回転体33を
回転する手段は回転体用モーター34に限られず、例えば
コンベア用モーター21の駆動により回転するように構成
することもでき、該構成を採用するならば、回転体用モ
ーター34を別途設ける必要がない。
【0081】さらに、本発明に於いて掻上手段の具体的
構成は上記実施形態のものに限定されないが、掻上手段
を水切り用の孔部が形成された掻上ベルト17を有する掻
上コンベア15から構成するならば、吸込口39まで掻き上
げる際に浮遊物85の水切りを行いうるという利点を有す
る。但し、この場合にあっても該掻上ベルト17は上記実
施形態の如く網目状に形成されているものに限定されな
い。
【0082】また、本発明に於いて掻上手段は一端部が
水面下で上下動すべく装置本体1 に対して回動可能に設
けることが好ましく、これにより浮遊物85の種類、及び
該浮遊物85の存在する深さ等に応じ、的確に浮遊物85を
掻き上げることができるという利点を有する。
【0083】さらに、本発明に係る水上浮遊物回収船
も、上記実施形態の具体的構成に限定されるものでない
が、本実施形態の如くドラム55を横方向に搭載するもの
であることが好ましく、これにより船体51の安定性に優
れるという利点を有する。
【0084】また、上記実施形態に於いてはブロアー61
とドラム55との接続箇所にフィルター部材67を介在せし
めた為、上記利点を有したが、本発明に於いて該フィル
ター部材67は必須の要件ではない。
【0085】さらに、本発明に於いてフィルター部材67
を設けた場合にあっても、該フィルター部材67を形成す
る部材、及び取付箇所等は上記実施形態のものに限定さ
れず、適宜設計変更自在である。
【0086】また、上記実施形態に於いて、吸引装置53
が船体51上の吸引装置台63に載置固定されているもので
あったが、本発明に係る水上浮遊物回収船にあっては、
吸引装置53が船体51上を前後方向にスライド可能に搭載
されているものであっても良く、特に複数のパイプ部材
10等を連結してなる吸込管37を把持する為の把持部材を
船体51に設け、該吸込管37が取付けられる方向に油圧シ
リンダ等によってスライド可能に吸引装置53を船体51を
搭載するならば、吸引装置53をスライドし把持部材と吸
込装置53との距離を変更することによって、パイプ部材
10等の連結又は解除作業を行い、容易に吸込管37の長さ
を調整することができるという利点を有する。
【0087】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係る水上浮遊物
掻上装置は、吸引装置に接続される吸込管が接続され、
該吸込管の吸込口まで浮遊物を掻き上げる掻上手段及び
該装置本体を移動せしめる為の移動手段を具備する構成
からなるので、装置本体の上下方向の高さを低くするこ
とができ、これにより水底が深い場所のみならず浅い場
所であっても移動手段によって移動して、水上に浮遊す
るアオコ、浮遊ゴミ等の浮遊物を除去することができ、
また橋等が存在する箇所へも移動して浮遊物を除去する
ことができる為、従来の道路清掃車及び水上清掃船では
除去しづらい場所の浮遊物であっても的確に除去するこ
とができるという効果を有する。
【0088】また、従来のキャタピラ式のすくい上げ機
と異なり、浜辺等を荒らすことがなく、しかも水底が深
い場所の浮遊物であっても除去することができるという
効果を奏する。
【0089】さらに、本発明に係る請求項2記載の水上
浮遊物掻上装置は、装置本体を吸込管と回動可能に連結
することにより、一方向の浮遊物を掻き上げる掻上手段
を一つのみ設けた場合であっても、装置本体の回動によ
ってその他の方向の浮遊物をも掻き上げ、除去すること
ができるという効果を有する。
【0090】また、請求項3記載の水上浮遊物掻上装置
は、水切り用の孔部が形成された掻上ベルトを有し装置
本体に回動可能に取付けられた掻上コンベアにより掻上
手段を構成した為、水上の浮遊物の種類等に応じて水面
下に沈み込む掻上ベルトの一端部を上下動させることに
より、所望の浮遊物を的確に掻き上げることができ、的
確に浮遊物を除去することができるという効果を奏す
る。
【0091】さらに、装置本体に浮遊物を掻上コンベア
側に引き寄せる為の引寄手段が設けられているので、該
引寄手段により装置本体付近の浮遊物を掻上ベルト側へ
引き寄せて的確に掻上ベルトにより浮遊物を掻き上げる
ことができるという効果を奏するとともに、掻上ベルト
には水切り用の孔部が形成されているので、水を切りな
がら吸込口まで掻き上げ、吸引装置により浮遊物を吸引
できるという効果をも奏する。
【0092】また、本発明に係る水上浮遊物回収船は、
吸込管が接続されるドラムと開閉蓋とブロアーとから構
成される吸引装置を具備するので、開閉蓋により閉塞さ
れたドラムをブロアーにより負圧状態とすることによ
り、水上浮遊物掻上装置により掻き上げられた浮遊物を
ドラムまで空気輸送することができるとともに、該ドラ
ムに収容された浮遊物はドラムを回転することにより排
出口側へ送られ、該排出口より排出することができる
為、浮遊物を船体上のコンテナ等に収集することができ
る。
【0093】さらに、本発明に係る水上浮遊物回収船
は、吸込管がブロアーの接続側に取付けられてなるの
で、ドラム内部に吸込管より吐出された浮遊物は自重に
より落下し、吐出方向と反対側に接続されるブロアーに
は吸い込まれにくいという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の水上浮遊物掻上装置の側面
図。
【図2】同実施形態の平面図。
【図3】図1のA−A線断面拡大図。
【図4】同実施形態の平面図。
【図5】本発明の実施形態の水上浮遊物回収船の平面
図。
【図6】図5のB−B線断面図。
【図7】同実施形態のドラム接続部の要部拡大断面側面
図。
【図8】同実施形態の水上浮遊物掻上装置及び水上浮遊
物回収船の側面図。
【図9】他実施形態の水上浮遊物掻上装置を示す側面
図。
【図10】他実施形態の水上浮遊物掻上装置を示す側面
図。
【符号の説明】
1…装置本体、3…移動手段(スクリュー)、7…連結
部材、8…歯車、9…連結管、11…吸込口部材、13…本
体回動用モーター、15…掻上コンベア、17…掻上ベル
ト、29…引寄手段、33…回転体、37…吸込管、39…吸込
口、51…船体、53…吸引装置、55…ドラム、55a …排出
口、57…螺旋羽根、59…開閉蓋、61…ブロアー、67…フ
ィルター部材、85…浮遊物、91…道路清掃車

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水上を浮動可能な装置本体(1)に、道路
    清掃車(91)等の吸引装置(53)と接続される所定長さの吸
    込管(37)が連結されてなり、且つ、該装置本体(1)は、
    前記吸込管(37)の吸込口(39)まで水上の浮遊物(85)を掻
    き上げる掻上手段と、該本体(1) を移動せしめる為の移
    動手段(3) とを具備してなることを特徴とする水上浮遊
    物掻上装置。
  2. 【請求項2】 前記装置本体(1)は、前記吸込管(37)に
    対して水平方向に回動すべく、該吸込管(37)と回動可能
    に連結されてなる請求項1記載の水上浮遊物掻上装置。
  3. 【請求項3】 前記掻上手段は水切り用の孔部が形成さ
    れた掻上ベルト(17)を有する掻上コンベア(15)からな
    り、該掻上コンベア(15)は掻上ベルト(17)の一端部が水
    面下で上下動すべく装置本体(1)に回動可能に取付けら
    れてなり、且つ装置本体(1)は浮遊物(85)を掻上コンベ
    ア(15)側に引き寄せる為の引寄手段(29)を具備してなる
    請求項1又は2記載の水上浮遊物掻上装置。
  4. 【請求項4】 内部に螺旋羽根(57)が形成され該螺旋羽
    根(57)により収容物を排出口(55a) まで移送すべく回転
    可能に設けられたドラム(55)と、該ドラム(55)の排出口
    (55a) を密閉可能な開閉蓋(59)と、該開閉蓋(59)により
    閉塞されたドラム(55)内部を負圧状態にすべくドラム(5
    5)に接続されたブロアー(61)とからなる吸引装置(53)が
    船体(51)に装着されてなり、且つ、前記ドラム(55)に
    は、水上浮遊物掻上装置により掻き上げられた浮遊物(8
    5)を該ドラム(55)内部に空気輸送する為の所定長さの吸
    込管(37)が、前記ブロアー(61)の接続側より接続されて
    なることを特徴とする水上浮遊物回収船。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110372099A (zh) * 2019-08-09 2019-10-25 武汉中科水生环境工程股份有限公司 一种清漂浮床
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