JPH09150369A - 砥粒遠心投射装置 - Google Patents

砥粒遠心投射装置

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Publication number
JPH09150369A
JPH09150369A JP32959095A JP32959095A JPH09150369A JP H09150369 A JPH09150369 A JP H09150369A JP 32959095 A JP32959095 A JP 32959095A JP 32959095 A JP32959095 A JP 32959095A JP H09150369 A JPH09150369 A JP H09150369A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distributor
control gauge
abrasive grain
impeller
rotary shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP32959095A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Rokutanda
等 六反田
Hiroaki Suzuki
浩昭 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sintokogio Ltd
Original Assignee
Sintokogio Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sintokogio Ltd filed Critical Sintokogio Ltd
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  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転可能に配設した回転体3にインペラ4を
装着し、回転体3における空間12内に、有底円筒状を
成しかつ長手方向へ全長に亘って延びるとともにブレー
ド6の枚数と同一の数の開口7aを相互にほぼ等間隔を
おいて形成したディストリビュータ7を回転体3とほぼ
同心させて取り付け、ブレード6の内側基端部とディス
トリビュータ7との間に、別途固定配設されたコントロ
ールゲージ9を配置した砥粒遠心投射装置の投射効率が
悪い。 【解決手段】 コントロールゲージ8の内面とディスト
リビュータ7の外面との隙間を7〜14mmにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、砥粒の遠心投射装置の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、省エネルギ化促進の観点から、そ
のための砥粒遠心投射装置が種々提案されており、その
うちの代表的な砥粒遠心投射装置としては、単位動力当
たりの砥粒投射量すなわち投射効率を高めるために、イ
ンペラの一部を構成するブレードを、表面粗度が小さく
かつ硬度の高い超硬度鋼やセラミックスで作製して、ブ
レードの砥粒に対する摩擦抵抗を小さくし、これによ
り、砥粒がブレード上を移動する時の速度を増大させ
て、この速度の増加分だけ電動機の回転数を削減すると
ともに砥粒の投射量を増加させるようにしたものがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように構
成された砥粒遠心投射装置は、ブレードが新しいうちは
有効であるが、使用によりブレードが摩耗してブレード
の表面に凹みが生じ、その表面粗度が大きくなって砥粒
に対する摩擦抵抗が増大すると、投射効率が低下する問
題があった。しかも、超硬度鋼製やセラミックス製のブ
レードは高価であるとともに靭性に乏しく、さらにコス
トパフォーマンスの点からも、上記構造の砥粒遠心投射
装置はいまだ実用化されていない。本発明は上記の事情
に鑑みてなされたもので、その目的は、ブレードの材料
として超硬度鋼やセラミックスを用いることなく投射効
率を高めることが可能な砥粒遠心投射装置を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の砥粒遠心投射装置は、回転可能に配設した
回転体に、円形状の回転板とこの回転板に放射状に配置
されかつ内側基端部で直径120〜170mmのほぼ円
柱状の空間を形成して取り付けられた4〜12枚のブレ
ードとでなるインペラを、装着し、前記回転体における
前記空間内に、有底円筒状を成しかつ長手方向へ全長に
亘って延びるとともに前記ブレードの枚数と同一の数の
開口を相互にほぼ等間隔をおいて形成したディストリビ
ュータを前記回転体とほぼ同心させて取り付け、前記ブ
レードの内側基端部と前記ディストリビュータとの間
に、別途固定配設されたコントロールゲージを配置した
砥粒遠心投射装置において、前記コントロールゲージの
内面と前記ディストリビュータの外面との隙間を7〜1
4mmに構成したことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例について図1〜
図4に基づき詳細に説明する。一部断面側面図である図
2に示すように、左右方向へ延びる回転軸1が軸受ユニ
ット2を介して回転自在に配設してあり、回転軸1の左
側には回転体3が嵌着してある。回転体3の左側面には
インペラ4が取り付けてあり、インペラ4は、左右方向
へ所要の間隔をおき相対向して一体的に構成された一対
の円形状の回転板5と、回転板5に取り付けられた4〜
12枚のブレード6とで構成してあり、ブレード6は、
図1に示すように、前記回転板5に放射状に配置されか
つ内側基端部で前後方向へ延びる直径120〜170m
mのほぼ円柱状の空間12を形成するようにして取り付
けられている。
【0006】また、前記回転体3における前記空間12
内位置には、ディストリビュータ7が、前記インペラ4
とほぼ同心して取り付けてあり、ディストリビュータ7
は、有底円筒状を成しかつ長手方向へ全長に亘って延び
るとともに前記ブレード6の枚数と同一の数の開口7a
が相互にほぼ等間隔をおいて形成されている。また、前
記回転軸ユニット2の左側位置には前記インペラ4を包
囲するカバー8が別途固定配置してある。前記ブレード
6の内側基端部と前記ディストリビュータ7との間に
は、前記カバー8に取り付けられたコントロールゲージ
9が配置してあり、コントロールゲージ9の内面と前記
ディストリビュータ7の外面との隙間は、図1に示すよ
うに、7〜14mmに構成してある。
【0007】なお、前記コントロールゲージ9の内面と
前記ディストリビュータ7の外面との隙間は、従来、経
験上から砥粒の粒径の2〜3倍である3〜5mmに構成
してある。また、前記ブレード6の内側基端部と前記コ
ントロールゲージ9の外面との隙間は、経験上および製
作上から図1に示すように、5mmに構成してある。ま
た、図中10は、砥粒をディストリビュータ7内に誘導
する誘導管、11はライナーである。
【0008】このように構成した砥粒遠心投射装置を使
用して砥粒の投射を行い、その時の消費電力を測定し
た。すなわち、コントロールゲージ9の内面とディスト
リビュータ7の外面との隙間、および砥粒のディストリ
ビュータ7内への供給量を種々変え、これと同時に砥粒
を投射する時の電動機2の消費電力をそれぞれ測定し、
これらの測定結果をグラフにおいて実線で表示すると、
図4のようになる。この図4からは、コントロールゲー
ジ9の内面とディストリビュータ7の外面との隙間が、
7〜14mmである場合に、その隙間が大きくなるに従
って投射効率が増大し、隙間が7mm未満では投射効率
は最も小さくなり、また14mmを越えると最も大きく
なるとともにその後は増加しないことが判る。
【0009】また、前記投射効率の場合と同様の条件
で、この砥粒遠心投射装置が投射可能な砥粒の最大量す
なわち最大投射量を測定し、その結果を表示すると図4
の点線で示すようになる。このグラフから、コントロー
ルゲージ9の内面とディストリビュータ7の外面との隙
間が、14mmを越えると急激に減少することが判る。
従って、コントロールゲージ9の内面とディストリビュ
ータ7の外面との隙間は、7〜14mmであることが望
ましい。
【0010】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、コントロールゲージの内面とディストリビュータの
外面との隙間を7〜14mmに構成したから、消費エネ
ルギが少なく、従って、投射効率が良くなるなどの優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部断面正面図であ
る。
【図2】本発明を適用した砥粒遠心投射装置の一部断面
側面図である。
【図3】図2のA−A断面拡大概略図である。
【図4】コントロールゲージの内面とディストリビュー
タの外面との隙間、投射効率および最大投射量との関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
7 ディストリビュータ 7a 開口 9 コントロールゲージ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に配設した回転体3に、円形状
    の回転板5とこの回転板5に放射状に配置されかつ内側
    基端部で直径135〜170mmのほぼ円柱状の空間1
    2を形成して取り付けられた4〜12枚のブレード6と
    で成るインペラ4を装着し、前記回転体3における前記
    空間12内に、有底円筒状を成しかつ長手方向へ全長に
    亘って延びるとともに前記ブレード6の枚数と同一の数
    の開口7aを相互にほぼ等間隔をおいて形成したディス
    トリビュータ7を前記回転体3とほぼ同心させて取り付
    け、前記ブレード6の内側基端部と前記ディストリビュ
    ータ7との間に、別途固定配設されたコントロールゲー
    ジ9を配置した砥粒遠心投射装置において、前記コント
    ロールゲージ9の内面と前記ディストリビュータ7の外
    面との隙間を7〜14mmに構成したことを特徴とする
    砥粒遠心投射装置。
JP32959095A 1995-11-24 1995-11-24 砥粒遠心投射装置 Pending JPH09150369A (ja)

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JP32959095A JPH09150369A (ja) 1995-11-24 1995-11-24 砥粒遠心投射装置

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JPH09150369A true JPH09150369A (ja) 1997-06-10

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ID=18223056

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JP (1) JPH09150369A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7905766B2 (en) 2005-09-06 2011-03-15 Sintokogio, Ltd. Centrifugally projecting machine
US20110229335A1 (en) * 2008-12-12 2011-09-22 Masakatsu Ito Machine for centrifugally shooting abrasives
CN108161768A (zh) * 2018-01-17 2018-06-15 济南大学 湿法抛丸器
JP2019513572A (ja) * 2016-02-14 2019-05-30 ウエストマイヤー,ポール 物体の加速及び精密制御された放出
US12148146B2 (en) 2020-09-18 2024-11-19 Ppg Industries Ohio, Inc. Systems and methods for mapping coatings to a spatial appearance space

Cited By (6)

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