JPH09150151A - 電解水生成装置 - Google Patents

電解水生成装置

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JPH09150151A
JPH09150151A JP31325695A JP31325695A JPH09150151A JP H09150151 A JPH09150151 A JP H09150151A JP 31325695 A JP31325695 A JP 31325695A JP 31325695 A JP31325695 A JP 31325695A JP H09150151 A JPH09150151 A JP H09150151A
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JP
Japan
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water
power supply
frequency dividing
pulse
current
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Application number
JP31325695A
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English (en)
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Koyata Sugimoto
小弥太 杉本
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イオン水生成器において、イオン水のpHの
調整を容易にし、しかも電源が過負荷となるのを防止す
る。 【解決手段】 流量計12から供給されるパルスの一部
をパルスとして出力する分周手段52を設けるととも
に、この分周手段52からパルスが出力される毎に、電
解槽8中の陽極20と陰極21との間に電源回路54か
ら電解電流を供給し、所定の電流積算値に達する毎に電
解電流を停止させることにより被処理水を電気分解する
とともに、前記分周手段52の分周比を任意に変更し得
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道蛇口等に接続
して用いられる電解水生成器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、飲用等の用途に供されるアルカリ
イオン水と、美容、消毒等の用途に供される酸性水とが
得られる電解水生成器が知られている。この電解水生成
器の一従来例として、本出願人が先に提案した特願平6
−329685号がある。この電解水生成器にあって
は、水の流通経路の少なくとも一部に紫外線を照射する
ことにより、該流通経路中の雑菌の発生を可及的に減少
させている。
【0003】また上記電解水生成器にあっては、電解槽
に供給される電圧が一定に設定されているので、被処理
水の流量や導電率の変動によってアルカリ水あるいは酸
性水のpHが変動することが避けられず、これを一定に
維持するには、使用者がスイッチを切り替えることが必
要とされる。このようなpH変動に対する対策として、
例えば、電解の電源としてスイッチングレギュレータを
用い、このスイッチングレギュレータの出力を一定とし
て、パルス幅(すなわち通電時間)を被処理水の流量、
温度の測定データに基づいて調整することが考えられ
る。
【0004】出願人は、上記パルス幅を調整する方式に
おいて、被処理水の導電率の変化にかかわらず一定のp
H値を得るべく、特願平7−179256号を提案し
た。この出願では、流量パルスが出力される毎に電解電
流を供給し、所定の積算電流が流れる毎に電解電流を停
止させる構成が採用されている。したがって、一定の流
量に対して一定の電流積算値で電解を行うことによりp
H値を一定に維持することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
式において、例えば電解電圧を調整したとしても、電流
低下に対応して通電時間が長くなって電流積算値が一定
に維持されるから、pH値を調整することは不可能であ
る。また、導電率の高い被処理水が供給された場合、ピ
ーク電流値が高くなるため、電源トランスに過大な負荷
がかかって大きな熱が発生するおそれがある。具体的に
は、トランスで発生する熱エネルギーは電流の二乗およ
び通電時間(パルス幅)に比例するから、電解電流が増
加すると、たとえ通電時間が短くてもトランスの発熱が
大きくなることが避けられない。
【0006】また、導電率の高い水は、一般にカルシウ
ムやマグネシウムなどのイオンを含むから、これらのイ
オンの影響によって、目標とするpH値より高いpH値
になってしまう傾向があった。本発明は上記の事情に鑑
みてなされたもので、被処理水の状態にかかわらず所定
のpH値に調整することができ、しかも電源トランスの
過熱を確実に防止し得る電解水生成器を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、電解槽に陽極および陰極を設
け、電源回路によって前記陽極および陰極の間に直流電
圧を印加して前記電解槽中の被処理水を電気分解してア
ルカリ水と酸性水とを得るようにした電解水生成器にお
いて、被処理水の流量に対応する周波数のパルスを出力
する流量計と、該流量計から供給されたパルスの一部を
出力する分周手段と、該分周手段の分周比を切り替える
切替え手段と、前記電源回路を制御する制御手段とから
構成されてなり、前記制御手段は、前記分周手段からパ
ルスが供給される毎に電源回路を起動するとともに、所
定の電流積算値に達する毎に電源回路を停止させる構成
としたものである。このような構成によれば、所定の流
量に対して、分周比に応じて減じられた数のパルスが供
給される毎に電解電流が印加される。請求項2の発明
は、請求項1において、前記制御手段は、前記電解槽を
流れる最大電流値に応じて分周手段の分周比を変化させ
る構成としたものである。このような構成によれば、最
大電流値の変化に対応してパルス数を減少させることが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】まず、本発明が適用される電解水
生成器の本体部分の実施例を説明する。図1、図2は本
発明の一実施例の電解水生成器を示すものである。図に
おいて、水道蛇口1には三方切換弁2等を内蔵した分岐
栓3が設けられており、この分岐栓3に接続して電解水
生成器4が設けられている。分岐栓3は、電解水生成器
4に設けた給水口5を通して電解水生成器4に水道水を
供給する一方、電解水生成器4に設けたアルカリイオン
水吐出口6を通して電解水生成器4から送られてくる、
pH値が7より大きい高pH水であるアルカリイオン水
Aを分岐栓3から流出できるようになっている。また前
記電解水生成器4には、浄水器7と、電解槽8とが備え
られている。
【0009】浄水器7の流入口9と前記給水口5とは流
入側ホース10で接続されており、浄水器7には流入側
ホース10を通して水道水が流入しこれが浄化されるよ
うになっている。また、浄水器7の流出口11には、途
中に流量計等の、流量パルス信号Cを出力する流量セン
サ12及び第1のチェック弁13を設けかつ先端側に酸
性水吐出口14を設けた流出側ホース15が接続されて
いる。第1のチェック弁13に設けられた弁体としての
ボール13aは、水道蛇口1が開けられた状態で、図1
に示すように酸性水吐出口14側に位置しており、この
状態で浄水器7から酸性水出口14への水の流れを止め
るように機能するようになっている。
【0010】電解槽8は、筒状部16及びこの筒状部1
6の上下の開口部を覆う上側、下側の蓋17、18から
なり、内部に水貯留部を形成する装置本体19と、筒状
部16の中心部に位置して、上側、下側の蓋17、18
に保持された軸状の陽極20と、筒状部16に保持され
て一部が装置本体19内部に位置する陰極21と、筒状
部16と陽極20との間に配置されイオンを透過可能な
略筒状の分離膜22とから大略構成されており、陽極2
0及び陰極21への電圧印加により、装置本体19内部
の水を電気分解してアルカリイオン水A及び酸性水Bを
生成するようになっている。
【0011】下側の蓋18には、第1、第2の流入孔2
3、24が形成されている。第1、第2の流入孔23、
24は流出側ホース15に分岐して設けられた第1、第
2の電解槽流入ホース25、26に接続されており、こ
れら第1、第2の電解槽流入ホース25、26を通して
電解槽8に流入するようになっている。この場合、第2
の電解槽流入ホース26の途中には、カルシウム添加筒
27が設けられており、電解槽8に送られる水にカルシ
ウム分を添加して電解槽8の電解効果を良好なものに維
持することになる。
【0012】上側の蓋17における、分離膜22より外
側部分及び分離膜22より内側部分には、第1、第2の
流出孔28、29が形成されている。第1の流出孔28
とアルカリイオン水吐出口6とはホース30を介して接
続されており、生成されたアルカリイオン水Aがアルカ
リイオン水吐出口6及び分岐栓3を通して外部に吐出さ
れることになる。第2の流出孔29は、前記流出側ホー
ス15の第1のチェック弁13と酸性水吐出口14との
間の部分に一端を接続し、途中に絞り31を設けた酸性
水用ホース32の他端に接続されており、電解槽8で生
成された酸性水Bが、この第2の流出孔12、酸性水用
ホース32及び酸性水吐出口14を介して外部に吐出す
るようになっている。
【0013】流出側ホース15における酸性水用ホース
32との分岐部33より下流側部分と、酸性水用ホース
32の絞り上流部分との間には、両者を連通する酸性水
漏れ分用ホース34が介装されている。酸性水漏れ分用
ホース34の途中には、第2、第3のチェック弁35、
36が設けられており、第2のチェック弁35は、水道
蛇口1が開けられた状態で、酸性水漏れ分用ホース34
の下流側への流れを停止するようにされており、第3の
チェック弁36は、水道蛇口1が開けられた状態で、酸
性水漏れ分用ホース34の上流側への流れを停止するよ
うにされている。酸性水漏れ分用ホース34における第
2、第3のチェック弁35、36の間の部分には、樹脂
製ボール37aを有した第4のチェック弁37を途中に
設けた大気連通ホース38が接続されている。
【0014】電解槽8の陽極20及び陰極21は電源部
39及びトランス40を介して交流電源41に接続され
ている。トランス40は、出力電圧値を変えるための複
数のタップ(図示省略)を有し、必要に応じて、タップ
切換機構42によってタップを切り替えて電圧を変更す
ることができるようになっている。そして、交流電源4
1からの交流電圧がトランス40にて変圧され、さらに
整流器および制御手段からなる電源部39を介して陽極
20及び陰極21に直流電圧が印加されるようになって
いる。
【0015】前記流量センサ12から供給される流量パ
ルスCは前記電源部39に供給されて、この流量パルス
に基づく電源の制御が行われている。すなわち、流量が
多い場合には、パルスの周波数が大きく、流量が少ない
場合にはパルスの周波数が小さくなるようになってい
る。以下、電源部39における制御手段の構成を図2に
より説明する。
【0016】前記流量センサ12から出力されるパルス
はレートマルチプライヤ52に供給されている。このレ
ートマルチプライヤ52はいわゆる分周機能を持ち、こ
れに接続されたスイッチ53a〜53dを択一的に切り
替えて所定の端子を電源に択一的に接続することによ
り、必要な分周比でパルスを出力するようになってい
る。
【0017】すなわち、前記レートマルチプライヤは一
般的なCMOS−ICであって、53a〜53dのいず
れかを閉じて当該端子をHとすることにより、例えば入
力10パルスに対して8、7、6……といった入力数よ
り少ないパルスを出力するようになっている。またレー
トマルチプライヤ52の出力は定電流回路44に接続さ
れており、レートマルチプライヤ52の出力がHに立ち
上がる毎に電解槽8の陽極20と陰極21との間に所定
の定電流で電圧が印加され、電流積算値(積分値)が所
定値となる毎に電圧の印加が停止されるようになってい
る。
【0018】以上のように構成された電解水生成器の作
用を説明する。電解槽8を経由する流路に被処理水が流
れると、流量に対応した数のパルスが流量計12から出
力される。このパルスはレートマルチプライヤ52を経
由することにより、スイッチ53a〜53dの設定に応
じた分周比(出力パルスレート)により出力数が低減さ
れ、この結果、単位流量あたりの電解電流の積分値が低
下し、生成されるアルカリイオン水のpHを下げるとと
もに、酸性水のpH値を上げることができる。
【0019】図3は本発明の他の実施例を示すものであ
る。なお一実施例と共通の構成には同一符号を付し、説
明を省略する。図3において、定電流回路54には、ピ
ーク電流検出回路55が接続されており、このピーク電
流検出回路55によって、電解電流のピーク値が検出さ
れるようになっている。
【0020】前記ピーク電流検出回路55の検出信号は
制御回路56に供給されている。制御回路56はスイッ
チ53a〜53dとレートマルチプライヤ52との間に
設けられていて、前記ピーク電流検出信号に基づき、分
周比の設定を変更するようになっている。
【0021】前記制御回路56における制御の内容につ
いて説明する。ピーク値検出回路55において検出され
るピーク電流は、被処理水の導電率にほぼ比例した値で
あり、この導電率は、A/D変換された後、導電率に対
応したデジタル値として制御回路56に供給される。例
えば導電率100μs/cmならば1、300μs/c
mならば3という値が制御回路56に供給される。
【0022】さらに、前記制御回路56では、pH設定
スイッチ53a〜53dの切替えに対応して設定される
べき数のパルスから前記導電率の値を減算し、この減算
された数のパルスが出力されるようにレートマルチプラ
イヤ52へ制御信号を供給する。この結果、pH設定ス
イッチには53a〜53dによる設定より低いレートマ
ルチプライヤ52の分周比が設定されることになり、こ
の結果、導電率の変化によるトランスの発熱量が減少す
る。
【0023】上記実施例では、レートマルチプライヤを
用いて分周比を設定するとともに、電源回路で電流値を
積分するようにしたが、流量パルスに基づきマイクロコ
ンピュータのソフトウエア上で同様の処理を行うように
してもよいのはもちろんである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
流量パルスを所定の比率で分周する分周器の分周比の設
定変更が可能であるから、分周比の変更によって電解電
流の積算値を変更することにより電解水のpHを容易に
調整することができる。また、電極間のピーク電流の検
出によって分周比の設定を変更するようにしたから、被
処理水の導電率が変化した場合にこれに対応して分周比
を低くすることにより、電解電流の印加のためのパルス
が減少するから、電源トランスの負荷の異常な上昇、お
よびこれにともなう過熱を防止して電源回路のトランス
等を保護することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体の構成を示す流れ図で
ある。
【図2】一実施例の電源部の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例の電源部の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
8 電解槽 12 流量計 20 陽極 21 陰極 52 レートマルチプライヤ 53a〜5
3d スイッチ 54 定電流回路 55 ピー
ク検出回路 56 制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解槽に陽極および陰極を設け、電源回
    路によって前記陽極および陰極の間に直流電圧を印加し
    て前記電解槽中の被処理水を電気分解してアルカリ水と
    酸性水とを得るようにした電解水生成器において、 被処理水の流量に対応する周波数のパルスを出力する流
    量計と、 該流量計から供給されたパルスの一部を出力する分周手
    段と、 該分周手段の分周比を切り替える切替え手段と、 前記電源回路を制御する制御手段とから構成されてな
    り、 前記制御手段は、前記分周手段からパルスが供給される
    毎に電源回路を起動するとともに、所定の電流積算値に
    達する毎に電源回路を停止させることを特徴とする電解
    水生成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記電解槽を流れる最
    大電流値に応じて分周手段の分周比を変化させることを
    特徴とする請求項1に記載の電解水生成装置。
JP31325695A 1995-11-30 1995-11-30 電解水生成装置 Withdrawn JPH09150151A (ja)

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030204