JPH09149566A - 回転電機の固定子 - Google Patents
回転電機の固定子Info
- Publication number
- JPH09149566A JPH09149566A JP32834295A JP32834295A JPH09149566A JP H09149566 A JPH09149566 A JP H09149566A JP 32834295 A JP32834295 A JP 32834295A JP 32834295 A JP32834295 A JP 32834295A JP H09149566 A JPH09149566 A JP H09149566A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- split
- iron cores
- circular arc
- core
- split iron
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 環状に配置した分割鉄心の外側円弧部相互の
溶接をなくし、分割鉄心を環状に保持できるようにする
こと。 【解決手段】 分割鉄心に係合し分割鉄心を環状に保持
する環状体を設けるようにしている。
溶接をなくし、分割鉄心を環状に保持できるようにする
こと。 【解決手段】 分割鉄心に係合し分割鉄心を環状に保持
する環状体を設けるようにしている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、分割形鉄心を円周
方向に接続して固定子を構成する回転電機の固定子に関
するものである。
方向に接続して固定子を構成する回転電機の固定子に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の回転電機の固定子は、図４に示す
ように外側円弧部２３と、内側円弧部２４と、これらの
間に形成された連結巻心部２５を薄鋼板より打ち抜き積
層して極歯単位ごとに分割した分割鉄心２２を形成し、
前記分割鉄心の連結巻線部に巻線２６を施して分割鉄心
を円周方向に並べ、相隣なる外側円弧部を溶接して固定
子を構成していた。
ように外側円弧部２３と、内側円弧部２４と、これらの
間に形成された連結巻心部２５を薄鋼板より打ち抜き積
層して極歯単位ごとに分割した分割鉄心２２を形成し、
前記分割鉄心の連結巻線部に巻線２６を施して分割鉄心
を円周方向に並べ、相隣なる外側円弧部を溶接して固定
子を構成していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このように構成した回
転電機の固定子は、分割鉄心の外側円弧部相互を溶接し
ており、溶接作業に多大の労力を必要とすると共に、溶
接により分割鉄心に歪みが生じ磁気的な悪影響が出てく
るという問題があった。本発明は、環状に配置した分割
鉄心の円弧部相互の溶接をなくし、分割鉄心を環状に保
持できるようにすることを目的とする。
転電機の固定子は、分割鉄心の外側円弧部相互を溶接し
ており、溶接作業に多大の労力を必要とすると共に、溶
接により分割鉄心に歪みが生じ磁気的な悪影響が出てく
るという問題があった。本発明は、環状に配置した分割
鉄心の円弧部相互の溶接をなくし、分割鉄心を環状に保
持できるようにすることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、極歯単位ごとに分割され、かつ巻線を有す
る分割鉄心を円周方向に接続して構成した回転電機の固
定子において、薄鋼板を外側円弧部と内側円弧部とこれ
らの間に形成された連結巻心部とを一体に打ち抜き積層
して分割鉄心を構成するとともに、前記分割鉄心に、分
割鉄心を環状に保持する環状体を取付けたことを特徴と
する回転電機の固定子。
するために、極歯単位ごとに分割され、かつ巻線を有す
る分割鉄心を円周方向に接続して構成した回転電機の固
定子において、薄鋼板を外側円弧部と内側円弧部とこれ
らの間に形成された連結巻心部とを一体に打ち抜き積層
して分割鉄心を構成するとともに、前記分割鉄心に、分
割鉄心を環状に保持する環状体を取付けたことを特徴と
する回転電機の固定子。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施例に
基づいて説明する。図１は、本発明の第１の実施例を示
す一部を断面した側断面図、図２は本発明の製造工程を
説明した図面で、（ａ）は分割鉄心の斜視図、（ｂ）は
支持鉄心の斜視図である。１はフレーム、２は軸受３を
介して前記フレームに固定したブラケット４に支持され
た回転軸で、この回転軸２に回転子５が設けられてい
る。６はフレーム１に固定された固定子で、極歯単位ご
とに分割された鉄心を円周方向に接続して配置した分割
鉄心７を設け、この分割鉄心７の積層鋼板間に分割鉄心
の外側円弧部の円弧径より小さい円弧径の支持鉄心１３
を介装して分割鉄心の外周に円周方向の溝８を形成し、
この溝８に環状体１８を嵌合するように構成してある。
この環状体１８は、たとえば弾性力を有するＣ字状の環
状リングで、支持鉄心１３の外周に嵌合させて支持鉄心
を環状に固定するようにしてある。前記分割鉄心７は、
図２（ａ）に示すように薄鋼板を外側円弧部９と内側円
弧部１０とこれらの間に形成された連結巻心部１１とを
一体に打ち抜き積層し、前記外側円弧部９、内側円弧部
１０あるいは連結巻心部１１にはたとえばＶ字状突起１
２が設けられ、このＶ字状突起１２により他の薄鋼板の
Ｖ字状突起の内側面に嵌合して鋼板相互を固着して構成
してある。前記支持鉄心１３は、図２（ｂ）に示すよう
に分割鉄心７の外側円弧部９の円弧径Ｌａより小さい円
弧径Ｌｂを有する外側円弧部１４と内側円弧部１５とこ
れらの間に形成された連結巻線部１６を備え、前記外側
円弧部１４、内側円弧部１５あるいは連結巻心部１６に
はＶ字状突起１７が設けられ、このＶ字状突起１７によ
り他の薄鋼板のＶ字状突起の内側面に嵌合して薄鋼板相
互を固着するとともに、支持鉄心１３のＶ字状突起１７
を分割鉄心７のＶ字状突起１２に嵌合させて分割鉄心７
の積層鋼板間に支持鉄心１３を介装して分割鉄心の外周
に溝８を形成するようにしてある。分割鉄心７は、薄鋼
板をプレス加工により打ち抜くとＶ字状突起１２が他の
薄鋼板のＶ字状突起１２の背面に係合して積み重られて
構成される。支持鉄心１３は、薄鋼板よりプレス加工に
より打ち抜くとＶ字状突起１７が他の薄鋼板のＶ字状突
起１７の背面に係合して積み重られて構成される。前記
分割鉄心７のＶ字状突起１２に支持鉄心１３のＶ字状突
起１７を係合して分割鉄心７の端面に支持鉄心１２が固
定され、このように支持鉄心１３と一体となった分割鉄
心７の連結巻線部１１および支持鉄心の連結巻線部１６
に巻線を施して環状に並べ、支持鉄心１３の外周に環状
体１８を嵌め込むと分割鉄心７が円周方向に締め付けら
れて固定子が構成される。なお、環状体１８は、コイル
ばねを環状に構成するようにしてもよい。図３は、本発
明の第２の実施例を示すもので、積層した分割鉄心の外
側円弧部の外周面に軸方向の溝１９を設け、この溝に嵌
合する爪部２１を有する環状体２０を前記外側円弧部に
取付けてある。環状体の爪部２１は、前記溝１９の一部
に嵌合するようにしてもよく、溝の全長に嵌合するよう
にしてもよい。
基づいて説明する。図１は、本発明の第１の実施例を示
す一部を断面した側断面図、図２は本発明の製造工程を
説明した図面で、（ａ）は分割鉄心の斜視図、（ｂ）は
支持鉄心の斜視図である。１はフレーム、２は軸受３を
介して前記フレームに固定したブラケット４に支持され
た回転軸で、この回転軸２に回転子５が設けられてい
る。６はフレーム１に固定された固定子で、極歯単位ご
とに分割された鉄心を円周方向に接続して配置した分割
鉄心７を設け、この分割鉄心７の積層鋼板間に分割鉄心
の外側円弧部の円弧径より小さい円弧径の支持鉄心１３
を介装して分割鉄心の外周に円周方向の溝８を形成し、
この溝８に環状体１８を嵌合するように構成してある。
この環状体１８は、たとえば弾性力を有するＣ字状の環
状リングで、支持鉄心１３の外周に嵌合させて支持鉄心
を環状に固定するようにしてある。前記分割鉄心７は、
図２（ａ）に示すように薄鋼板を外側円弧部９と内側円
弧部１０とこれらの間に形成された連結巻心部１１とを
一体に打ち抜き積層し、前記外側円弧部９、内側円弧部
１０あるいは連結巻心部１１にはたとえばＶ字状突起１
２が設けられ、このＶ字状突起１２により他の薄鋼板の
Ｖ字状突起の内側面に嵌合して鋼板相互を固着して構成
してある。前記支持鉄心１３は、図２（ｂ）に示すよう
に分割鉄心７の外側円弧部９の円弧径Ｌａより小さい円
弧径Ｌｂを有する外側円弧部１４と内側円弧部１５とこ
れらの間に形成された連結巻線部１６を備え、前記外側
円弧部１４、内側円弧部１５あるいは連結巻心部１６に
はＶ字状突起１７が設けられ、このＶ字状突起１７によ
り他の薄鋼板のＶ字状突起の内側面に嵌合して薄鋼板相
互を固着するとともに、支持鉄心１３のＶ字状突起１７
を分割鉄心７のＶ字状突起１２に嵌合させて分割鉄心７
の積層鋼板間に支持鉄心１３を介装して分割鉄心の外周
に溝８を形成するようにしてある。分割鉄心７は、薄鋼
板をプレス加工により打ち抜くとＶ字状突起１２が他の
薄鋼板のＶ字状突起１２の背面に係合して積み重られて
構成される。支持鉄心１３は、薄鋼板よりプレス加工に
より打ち抜くとＶ字状突起１７が他の薄鋼板のＶ字状突
起１７の背面に係合して積み重られて構成される。前記
分割鉄心７のＶ字状突起１２に支持鉄心１３のＶ字状突
起１７を係合して分割鉄心７の端面に支持鉄心１２が固
定され、このように支持鉄心１３と一体となった分割鉄
心７の連結巻線部１１および支持鉄心の連結巻線部１６
に巻線を施して環状に並べ、支持鉄心１３の外周に環状
体１８を嵌め込むと分割鉄心７が円周方向に締め付けら
れて固定子が構成される。なお、環状体１８は、コイル
ばねを環状に構成するようにしてもよい。図３は、本発
明の第２の実施例を示すもので、積層した分割鉄心の外
側円弧部の外周面に軸方向の溝１９を設け、この溝に嵌
合する爪部２１を有する環状体２０を前記外側円弧部に
取付けてある。環状体の爪部２１は、前記溝１９の一部
に嵌合するようにしてもよく、溝の全長に嵌合するよう
にしてもよい。
【０００６】
【発明の効果】上述のように、本発明は極歯単位ごとに
分割された分割鉄心相互を溶接することなく環状に連結
固定するので、製作が簡単となるほか、分割鉄心を溶接
しないので、磁気的な悪影響も生じない。
分割された分割鉄心相互を溶接することなく環状に連結
固定するので、製作が簡単となるほか、分割鉄心を溶接
しないので、磁気的な悪影響も生じない。
【図１】本発明の第１の実施例を示す一部を断面した側
面図である。
面図である。
【図２】本発明の製造工程を説明した図で、（ａ）は分
割鉄心の斜視図、（ｂ）は支持鉄心の斜視図である。
割鉄心の斜視図、（ｂ）は支持鉄心の斜視図である。
【図３】本発明の第２の実施例を示す要部斜視図であ
る。
る。
【図４】従来の固定子の平面図である。
１ フレーム、 ２ 回転軸、 ３ 軸受、 ４ ブラ
ケット、５ 回転子、 ６ 固定子、 ７ 分割鉄心、
８ 溝、９ 外側円弧部、 １０ 内側円弧部、 １
１ 連結巻心部、１２ Ｖ字状突起、 １３ 支持鉄
心、 １４ 外側円弧部、１５ 内側円弧部、 １６
連結巻心部、 １７ Ｖ字状突起、１８ 環状体、
１９ 溝、 ２０ 環状体、 ２１ 爪部
ケット、５ 回転子、 ６ 固定子、 ７ 分割鉄心、
８ 溝、９ 外側円弧部、 １０ 内側円弧部、 １
１ 連結巻心部、１２ Ｖ字状突起、 １３ 支持鉄
心、 １４ 外側円弧部、１５ 内側円弧部、 １６
連結巻心部、 １７ Ｖ字状突起、１８ 環状体、
１９ 溝、 ２０ 環状体、 ２１ 爪部
Claims (3)
- 【請求項１】 極歯単位ごとに分割され、かつ巻線を有
する分割鉄心を円周方向に接続して構成した回転電機の
固定子において、薄鋼板を外側円弧部と内側円弧部とこ
れらの間に形成された連結巻心部とを一体に打ち抜き積
層して分割鉄心を構成するとともに、前記分割鉄心に、
分割鉄心を環状に保持する環状体を取付けたことを特徴
とする回転電機の固定子。 - 【請求項２】 前記分割鉄心の外周に円周方向の溝を形
成し、前記溝に弾性力を有する環状体を嵌合したことを
特徴とする請求項１記載の回転電機の固定子。 - 【請求項３】 前記分割鉄心の外側円弧部に軸方向の溝
を形成し、前記外側円弧部に当接し前記溝に嵌合する爪
部を有する環状体を設けたことを特徴とする請求項１記
載の回転電機の固定子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32834295A JPH09149566A (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | 回転電機の固定子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32834295A JPH09149566A (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | 回転電機の固定子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09149566A true JPH09149566A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=18209172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32834295A Pending JPH09149566A (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | 回転電機の固定子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09149566A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6847137B2 (en) | 2000-06-14 | 2005-01-25 | Nissan Motor Co., Ltd. | Stator support structure for electric rotary machine |
| JP2013223414A (ja) * | 2012-04-19 | 2013-10-28 | Asmo Co Ltd | ステータ |
-
1995
- 1995-11-22 JP JP32834295A patent/JPH09149566A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6847137B2 (en) | 2000-06-14 | 2005-01-25 | Nissan Motor Co., Ltd. | Stator support structure for electric rotary machine |
| JP2013223414A (ja) * | 2012-04-19 | 2013-10-28 | Asmo Co Ltd | ステータ |
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