JPH09149407A - カメラ付ドアホン子器 - Google Patents

カメラ付ドアホン子器

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JPH09149407A
JPH09149407A JP30180795A JP30180795A JPH09149407A JP H09149407 A JPH09149407 A JP H09149407A JP 30180795 A JP30180795 A JP 30180795A JP 30180795 A JP30180795 A JP 30180795A JP H09149407 A JPH09149407 A JP H09149407A
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JP
Japan
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case
camera
filter
air
exhaust port
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Application number
JP30180795A
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English (en)
Inventor
Kimihiko Naruo
公彦 成尾
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】撮像用カメラの前面に設けられケースの一部を
形成するフィルタの曇りが抑制されたカメラ付ドアホン
子器を提供する。 【解決手段】ケース1の前面上部にケースの一部を形成
し且つ撮像用のTVカメラの前面に設けられるフィルタ
を備えたカメラ付ドアホン子器において、ケース1の後
面の上部にケース1内の空気を排気する排気口6を設け
た。また、ベース11には、排気口6に対向する位置に
開口部13を形成し、ベース11の上面後部に排気口6
に連通する排気用の窓部12を設けた。更に、ケース1
底面の前部に水抜き孔を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、来訪者と家人との
間で通話を可能とし、且つ家人が来訪者を画像によって
確認できるようにしたドアホンシステムに使用されるカ
メラ付ドアホン子器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のカメラ付ドアホン子器
は、住宅の玄関先に配置され、図9に示すように、屋内
に配置されるドアホン親器40と通信線50を介して接
続される。カメラ付ドアホン子器1’は、そのケース
に、子器通話装置としてマイクロホン21及びスピーカ
22と、来訪者を撮像するTVカメラ4と、家人を呼び
出すための呼出釦23とを備えている。また、TVカメ
ラ4の前方には前記ケースの一部を形成する赤外線透過
型のフィルタ3が設けられている。ここで、フィルタ3
はTVカメラの保護も兼ねている。
【0003】一方、ドアホン親器40には、液晶表示器
のようなモニタ装置42が設けられている。この種のド
アホンシステムでは、来訪者が家人を呼び出すには、カ
メラ付ドアホン子器1’の呼出釦23を押すことでドア
ホン親器40のスピーカを呼出音で鳴動させ、家人に来
訪者の存在を報知する。カメラ付ドアホン子器1’との
間での通話が可能になると、モニタ装置42にはTVカ
メラ4で撮像された来訪者の顔などが表示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したカ
メラ付ドアホン子器1’は、図10に示すように、玄関
先の壁W(又は門柱など)に埋込配置されたスイッチボ
ックスBsに取り付けられるが、外気が急に冷えると
(例えば、朝夕急に冷え込んだ時や、夏季の高温多湿の
状態で夕立があって気温が急に下がった時など)、カメ
ラ付ドアホン子器1’のケース内及びスイッチボックス
Bs内の空気が、外気に対して高温多湿の状態になるの
で、カメラ付ドアホン子器1’のケース内の高温多湿の
空気は、(外気と比べて軽くなるので)浮力を生じて矢
印A方向に移動しケース内の上方に集まる。一方、ケー
スの一部を形成しているフィルタ3は外気により冷えて
いるので、内部の空気は過飽和状態となりフィルタ3の
ケース内側に結露するので、フィルタ3が曇り、その結
果、ドアホン親器40のモニタ42に表示される画像が
ぼやけてしまうという問題があった。
【0005】また、フィルタ3が曇るのを防ぐために、
フィルタ3に防曇り用のコーティング処理を行うと、製
造コストが高くなるとともにコーティング処理されたフ
ィルタ3の表面に塵、埃が付着するので取扱いが難しい
という問題があった。本発明は上記事由に鑑みて為され
たものであり、その目的は、撮像用カメラの前面に設け
られケースの一部を形成するフィルタの曇りが抑制され
たカメラ付ドアホン子器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、来訪者が送受話を行う子器通話
装置及び来訪者を撮像する撮像用カメラを収納したケー
スと、前記撮像用カメラの前面に設けられ前記ケースの
一部を形成するフィルタとを備え、屋内の親器との間で
通話を可能とし且つ前記撮像用カメラによって撮像され
た画像を親器に表示させるカメラ付ドアホン子器であっ
て、取付面に取着され且つ前記ケースの後部と結合する
ベースを備え、前記ケースの底面に水抜き孔を設け且つ
前記ケースの後面に前記ケース内の空気を排気する排気
口を設け、前記ベースの上面後部に上記排気口に連通す
る排気用の窓部を設けたことを特徴とするものであり、
前記ケース内下部に外気に対して高温多湿の空気が発生
しても、高温多湿の空気は前記排気口及び前記窓部を通
して外へ排気されると共に前記水抜き穴からケース内へ
外気が入り込み、前記ケース内の換気が行われ、前記フ
ィルタ後面での結露が抑制され、このため、結露による
前記フィルタの曇りを抑制できる。
【0007】請求項2の発明は、排気口が、ケース後面
の上部に設けられているので、請求項1の発明に比べ
て、前記ケース内の空気が一層流出しやすくなり、フィ
ルタの曇りを更に抑制できる。請求項3の発明は、排気
口が、撮像用カメラよりも上方の位置に設けられている
ので、フィルタ付近の空気が前記排気口から排気されや
すくなり、請求項1及び請求項2の発明よりもフィルタ
の曇りを更に抑制できる。
【0008】請求項4の発明は、水抜き孔が、ケース底
面の前部に設けられているので、前記水抜き孔からケー
ス内に入り込んだ空気がフィルタ付近へ流れ込みやすく
なり前記フィルタ付近の換気がよくなり、請求項1乃至
請求項3の発明よりも更に良くフィルタの曇りを抑制で
きる。請求項5の発明は、ベースにおいて、排気口に対
向する位置に開孔が形成されているので、排気口から排
出された空気が前記開孔を介して窓部から外へスムーズ
に流れ出すことができケース内の換気がよくなり、請求
項1乃至請求項4の発明よりもフィルタの曇りを更に抑
制できる。
【0009】請求項6の発明は、ベースは取付面に埋込
配置されたスイッチボックスに取り付けられ、前記スイ
ッチボックスにより前記スイッチボックスの内部空間と
前記取付面の内部空間とは空気の流通が遮断されている
ので、スイッチボックス内の空気はベースの窓部から排
気されると共に、排気口から排出された空気を引き込む
から、ケース内の換気がよくなり、フィルタの曇りを抑
制できる。
【0010】請求項7の発明は、来訪者が送受話を行う
子器通話装置及び来訪者を撮像する撮像用カメラを収納
したケースと、前記撮像用カメラの前面に設けられ前記
ケースの一部を形成するフィルタとを備え、屋内の親器
との間で通話を可能とし且つ前記撮像用カメラによって
撮像された画像を親器に表示させるカメラ付ドアホン子
器であって、取付面に取着され且つ前記ケースの後部と
結合するベースを備え、前記ケースの底面に水抜き孔を
設け、ケース前面の内側に結露用金属膜が被着されて成
ることを特徴とするものであり、ケース内下部に外気に
対して高温多湿の空気が発生しても、ケース内の高温多
湿の空気は前記フィルタよりも先に結露用金属膜に結露
し、その結果、前記フィルタが曇るのを抑制できる。
【0011】請求項8の発明は、結露用金属膜が熱伝導
性が良い材料から成り、前記結露用金属膜が水抜き孔付
近からフィルタ付近にかけて被着されているので、結露
用金属膜への結露を一層促進することができ、前記フィ
ルタが曇るのをより一層抑制することができる。請求項
9の発明は、結露用金属膜がアルミニウムよりなるの
で、低コストでフィルタが曇るのを抑制できる。
【0012】請求項10の発明は、来訪者が送受話を行
う子器通話装置及び来訪者を撮像する撮像用カメラを設
けたケースと、前記撮像用カメラの前面に設けられ前記
ケースの一部を形成するフィルタとを備え、屋内の親器
との間で通話を可能とし且つ家人が来訪者を前記撮像用
カメラによって撮像された画像により確認できるドアホ
ンシステムに使用されるカメラ付ドアホン子器であっ
て、取付面と当接し且つ前記ケースの後部と結合するベ
ースを備え、前記ケースの底面に水抜き孔を設け、前記
ケースの内側に前記フィルタ下部から前記撮像用カメラ
の下方まで突出した気流遮断用リブを設けたことを特徴
とするものであり、ケース内下部に外気に対して高温多
湿の空気が発生しても、高温多湿の空気がケース内上部
に上昇していく時に外気で冷えたフィルタに高温多湿の
空気が直接当たるのを気流遮断用リブにより防ぐことに
なり前記フィルタでの結露を抑制することができ、結果
的に、前記フィルタが曇るのを抑制できる。
【0013】請求項11の発明は、ケースの内側にフィ
ルタ下部から撮像用カメラの下方まで突出した気流遮断
用リブを設けたので、ケース内下部に外気に対して高温
多湿の空気が発生しても、高温多湿の空気はケース内上
方に上昇する際に、気流遮断用リブを介して前記撮像用
カメラの後方へ誘導されて、排気口から流出することに
なり、高温多湿の空気のフィルタへの接触が少なくなっ
て、フィルタの曇りを抑制できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態により
説明する。 (実施の形態1)本実施の形態は請求項1乃至請求項6
の発明に対応するものであり、以下、図1乃至図4によ
り説明する。
【0015】本実施の形態のカメラ付ドアホン子器で
は、図1に示すように、後面開口したカバー20の後面
側に、ボディ10を結合して形成されたケース1の中
に、来訪者を撮像するためのTVカメラ4(図2参照)
と、子器通話装置としてのマイクロホン21及びスピー
カ22と(図2参照)、マイクロホン21・スピーカ2
2で授受する音声信号とTVカメラ4からの画像情報と
を親器40(図9参照)との間でデジタルデータとして
伝送する子器通信回路(図示せず)を実装したプリント
板5(図4参照)とが設けられている。ここで、プリン
ト板5は、カバー20の内側にフィルタ3の下方で固定
用リブ20a(図5参照)によって固定されるスピーカ
22の後方に配置されている。また、TVカメラ4の前
面にはケース1の一部を形成する赤外線透過型のフィル
タ3が設けられている。さらに、ケース1の前面には家
人を呼び出すための呼出釦23(図2参照)が露出す
る。ボディ10の上部後面には排気口6を形成する開口
が設けられている。なお、ボディ10の後面には、ドア
ホン親器との接続を行うための接続端子(図示せず)
や、TVカメラの角度調整を行うためのカメラ調整レバ
ー(図示せず)なども設けられている。
【0016】ところで、ケース1は、カバー20の上部
後面の略中央から後方へ伸びた突出片20aの先端に形
成されている係止爪20bを、ベース11の上面底部に
形成された係止爪受け部11aに引掛けてケース1の後
面側をベース11の前面開口部へ嵌め込み、結合用穴1
8、17にカバー20の前面側から螺子31を挿入する
ことにより、結合されるようになっている。ここに、図
2に示すように、ベース11はカバー20よりも上下左
右寸法が大きく、カバー20(つまり、ケース1)はベ
ース11の周壁の内側に嵌着される。ベース11の上面
後部には排気口6に連通する窓部12が形成されてい
て、ベース11をスイッチボックスBsに取り付けた
時、窓部12がベース11と取付面との隙間となる。ま
た、ベース11の上面底部から後面に亘って開口部13
が形成されている。ここで、開口部13は、ボディ10
(つまり、ケース1)の排気口6に対向した位置に設け
られている。また、カバー20の底面には、水抜き用の
水抜孔7が設けられている。
【0017】ところで、ベース11の取付窓14の上下
にはボックスねじが挿通される取付孔15、16が形成
されている。上下の取付孔15、16の距離は、JIS
規格等によって規格化されている埋込型配線器具の施工
時に用いるスイッチボックスBs(図4参照)の取付片
(図示せず)に螺合するボックスねじを挿通することが
できるように設定されている。その結果、配線器具用の
スイッチボックスBsにベース11を取着することがで
きるのである。ただし、ベース11は、ケース1と結合
する前に、スイッチボックスBsに取着する。
【0018】以下、本実施の形態のカメラ付ドアホン子
器を壁W(又は、門柱など)に取り付けた時の作用を図
4により説明する。外気が高温多湿の状態から急に冷
え、ケース1内に外気に対して高温多湿の空気が発生し
た場合、本カメラ付ドアホン子器は、ケース1の後面に
排気口6が形成され、且つベース11の上面後部に排気
口6に連通する窓部12が形成されているので、外気に
対して高温多湿の空気が矢印A方向に移動しケース1内
上部に上昇しても、スイッチボックスBsから窓部12
(つまり、ベース11・壁W間の隙間)を通って外へ出
るスイッチボックスBsの高温多湿の空気の流れに、ケ
ース1内上部の高温多湿の空気が排気口6から引き込ま
れて流出し、外気で冷えたフィルタ3に高温多湿の空気
が当たるのを抑制でき、このため、フィルタ3での結露
を抑制でき、結露によるフィルタ3の曇りを抑制でき
る。また、ケース1(カバー20)の底面には水抜き孔
7が設けられているので、水抜き孔7から外気が入りこ
むことになり、ケース1内の換気が良くなる。
【0019】ところで、排気口6から出た空気はベース
11の開口部13を通り、窓部12から排気される。ま
た、排気口6は、ケース1の後面に形成され、カバー2
0の突出片20aの影になると共に、ベース11の影に
なるので、降雨時などに排気口6からケース1内部に水
が入り込むことを抑制できる(切欠12から入った水が
排気口6からケース1内に入ることはほとんどない)。
また、ケース1とベース11とは図3に示すように結合
されているので、スイッチボックスBsからケース1側
へ流れ込む高温多湿の空気が排気口6に直接入ることは
ない。
【0020】さらに、スイッチボックスBsを壁内部6
0に対して密閉状態のものにするこにより、スイッチボ
ックス内の高温多湿の空気は窓部12からしか流出せ
ず、ケース1内の空気を排気口6から引き込むので、ケ
ース1内の換気が良くなり、更に良くフィルタ3の曇り
を抑制することができる。ここで、ベース11は壁Wに
埋込配置されたスイッチボックスBsに取り付けられて
いるが、スイッチボックスBsによりスイッチボックス
Bsの内部空間と壁wの内部空間60との空気の流通を
遮断することにより、スイッチボックスBs内の空気は
ベース11の窓部12から排気すると共に、排気口6か
ら排出された空気を引き込みむから、ケース1内の換気
がよくなり、フィルタ3の曇りを抑制できる。
【0021】また、水抜き孔71をケース1底面の前部
に設けると、ケース1の外から水抜き孔71を通ってケ
ース1内に流入した空気がプリント板5の前面側を通っ
てフィルタ3の方向へ流れるので、フィルタ3付近の換
気が良くなり、フィルタ3での結露を更に抑制できるよ
うになる。その結果、フィルタ3が曇るのを抑制できる
のである。
【0022】(実施の形態2)本実施の形態は請求項7
乃至請求項9の発明に対応するものであり、以下、図5
及び図6により説明する。本実施の形態のカメラ付ドア
ホン子器は、実施の形態1で説明したボディ1の排気口
6及びベース11の窓部12を特に設けずに、図5に示
すように、後面開口したカバー20の内側に熱伝導性が
良い結露用金属膜としてアルミニウムテープ70を取り
付けたことに特徴があり、その他の構成は実施の形態1
と同じである。ここで、アルミニウムテープ70は水抜
き孔7付近からフィルタ3付近までスピーカ固定用リブ
20aの両側に取り付けてある。なお、結露用金属膜は
アルミニウムテープに限定するものではないが、アルミ
ニウムテープ70は、他の金属膜と比べて安価であると
いう利点を有する。
【0023】以下、本実施の形態のカメラ付ドアホン子
器を壁W(又は、門柱など)に取り付けた時の作用を図
6により説明する。外気が高温多湿の状態から急に冷
え、ケース1内下部に外気に対して高温多湿の空気が発
生した場合、本カメラ付ドアホン子器では、アルミテー
プ70全体が水抜き孔7付近と略同じ温度、つまり、外
気に近い温度になるので、ケース1内の外気に対して高
温多湿の空気はフィルタ3よりも先にアルミニウムテー
プ70の表面に結露する。このため、フィルタ3での結
露が抑制されるので、フィルタ3が曇るのを抑制するこ
とができる。なお、図5ではアルミニウムテープ70
は、スピーカ固定用リブ20aの両側に設けてあるが、
いずれか一方だけに設けても良いことは勿論である。
【0024】なお、本実施の形態では、ケース1内部に
結露用金属膜を取り付けるだけであるから、カメラ付ド
アホン子器の防水性は従来と何ら変わらないことは勿論
である。 (実施の形態3)本実施の形態は請求項10及び請求項
11の発明に対応するものであり、以下、図7及び図8
により説明する。
【0025】本実施の形態のカメラ付ドアホン子器の基
本構成は実施の形態1と同じであり、本カメラ付ドアホ
ン子器の特徴とするところは、図7に示すように、カバ
ー20(つまり、ケース)の内側にフィルタ3下部から
TVカメラ4の下方まで突出した気流遮断用リブ51を
設けたことにある。以下、本実施の形態のカメラ付ドア
ホン子器を壁W(又は、門柱など)に取り付けた時の作
用を図6により説明する。
【0026】外気が高温多湿の状態から急に冷え、ケー
ス1内に外気に対して高温多湿の空気Aが発生した場
合、ケース1内の高温多湿の空気は矢印A方向に移動し
ケース1内上部に上昇していく。ここで、本カメラ付ド
アホン子器では、外気で冷えたフィルタ3に高温多湿の
空気が直接当たるのを気流遮断用リブ51により防ぐこ
とができるのでフィルタ3での結露を抑制することがで
き、このため、フィルタ3が曇るのを抑制することがで
きる。また、ケース1の後面上部に排気口6を設けるこ
とにより、気流遮断用リブ51によって気流の方向を変
えられた空気を排気口6から流出させることができるの
で、フィルタ3付近の換気が良くなり、このため、更に
フィルタ3の曇りを抑制できる。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明は、取付面に取着され且
つケースの後部と結合するベースを備え、前記ケースの
底面に水抜き孔を設け且つ前記ケースの後面に前記ケー
ス内の空気を排気する排気口を設け、前記ベースの上面
後部に上記排気口に連通する排気用の窓部を設けたもの
であり、前記ケース内下部に外気に対して高温多湿の空
気が発生しても、高温多湿の空気は前記排気口及び前記
窓部を通して外へ排気されると共に前記水抜き穴からケ
ース内へ外気が入り込み、前記ケース内の換気が行わ
れ、前記フィルタ後面での結露が抑制され、このため、
結露による前記フィルタの曇りを抑制できるという効果
がある。
【0028】請求項2の発明は、排気口が、ケース後面
の上部に設けられているので、請求項1の発明に比べ
て、前記ケース内の空気が一層流出しやすくなり、フィ
ルタの曇りを更に抑制できるという効果がある。請求項
3の発明は、排気口が、撮像用カメラよりも上方の位置
に設けられているので、フィルタ付近の空気が前記排気
口から排気されやすくなり、請求項1及び請求項2の発
明よりもフィルタの曇りを更に抑制できるという効果が
ある。
【0029】請求項4の発明は、水抜き孔が、ケース底
面の前部に設けられているので、前記水抜き孔からケー
ス内に入り込んだ空気がフィルタ付近へ流れ込みやすく
なり前記フィルタ付近の換気がよくなり、請求項1乃至
請求項3の発明よりも更に良くフィルタの曇りを抑制で
きるという効果がある。請求項5の発明は、ベースにお
いて、排気口に対向する位置に開孔が形成されているの
で、排気口から排出された空気が前記開孔を介して窓部
から外へスムーズに流れ出すことができケース内の換気
がよくなり、請求項1乃至請求項4の発明よりもフィル
タの曇りを更に抑制できるという効果がある。
【0030】請求項6の発明は、ベースは取付面に埋込
配置されたスイッチボックスに取り付けられ、前記スイ
ッチボックスにより前記スイッチボックスの内部空間と
前記取付面の内部空間とは空気の流通が遮断されている
ので、スイッチボックス内の空気はベースの窓部から排
気されると共に、排気口から排出された空気を引き込む
から、ケース内の換気がよくなり、フィルタの曇りを抑
制できるという効果がある。
【0031】請求項7の発明は、取付面に取着され且つ
ケースの後部と結合するベースを備え、前記ケースの底
面に水抜き孔を設け、ケース前面の内側に結露用金属膜
が被着されているので、ケース内下部に外気に対して高
温多湿の空気が発生しても、ケース内の高温多湿の空気
は前記フィルタよりも先に結露用金属膜に結露し、その
結果、前記フィルタが曇るのを抑制できるという効果が
ある。
【0032】請求項8の発明は、結露用金属膜が熱伝導
性が良い材料から成り、前記結露用金属膜が水抜き孔付
近からフィルタ付近にかけて被着されているので、結露
用金属膜への結露を一層促進することができ、前記フィ
ルタが曇るのをより一層抑制することができるという効
果がある。請求項9の発明は、結露用金属膜がアルミニ
ウムよりなるので、低コストでフィルタが曇るのを抑制
できるという効果がある。
【0033】請求項10の発明は、取付面と当接し且つ
ケースの後部と結合するベースを備え、前記ケースの底
面に水抜き孔を設け、前記ケースの内側に前記フィルタ
下部から前記撮像用カメラの下方まで突出した気流遮断
用リブを設けたので、ケース内下部に外気に対して高温
多湿の空気が発生しても、高温多湿の空気がケース内上
部に上昇していく時に外気で冷えたフィルタに高温多湿
の空気が直接当たるのを気流遮断用リブにより防ぐこと
になり前記フィルタでの結露を抑制することができ、結
果的に、前記フィルタが曇るのを抑制できるという効果
がある。
【0034】請求項11の発明は、ケースの内側にフィ
ルタ下部から撮像用カメラの下方まで突出した気流遮断
用リブを設けたので、ケース内下部に外気に対して高温
多湿の空気が発生しても、高温多湿の空気はケース内上
方に上昇する際に、気流遮断用リブを介して前記撮像用
カメラの後方へ誘導されて、排気口から流出することに
なり、高温多湿の空気のフィルタへの接触が少なくなっ
て、フィルタの曇りを抑制できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の構成を示す後側面の分
解斜視図である。
【図2】(a)は本発明の実施の形態1の外観を示す平
面図である。(b)は同上の正面図である。(c)は同
上の下面図である。
【図3】本発明の実施の形態1の要部を示す後面外観図
である。
【図4】本発明の実施の形態1の作用を説明するための
略側断面図である。
【図5】(a)は本発明の実施の形態2の要部の後面図
である。(b)は同上の側面図である。
【図6】本発明の実施の形態2の作用を説明するための
略側断面図である。
【図7】(a)は本発明の実施の形態3の要部の後面図
である。(b)は同上の側面図である。
【図8】本発明の実施の形態3の作用を説明するための
略側断面図である。
【図9】ドアホンシステムの概略構成図である。
【図10】従来のドアホン子器の設置状態を示す略側断
面図である。
【符号の説明】
1 ケース 6 排気口 10 ボディ 11 ベース 11a 係止爪受け部 12 窓部 13 開口部 14 取付窓 20 カバー 20a 突出片 20b 係止爪

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 来訪者が送受話を行う子器通話装置及び
    来訪者を撮像する撮像用カメラを収納したケースと、前
    記撮像用カメラの前面に設けられ前記ケースの一部を形
    成するフィルタとを備え、屋内の親器との間で通話を可
    能とし且つ前記撮像用カメラによって撮像された画像を
    親器に表示させるカメラ付ドアホン子器であって、取付
    面に取着され且つ前記ケースの後部と結合するベースを
    備え、前記ケースの底面に水抜き孔を設け且つ前記ケー
    スの後面に前記ケース内の空気を排気する排気口を設
    け、前記ベースの上面後部に上記排気口に連通する排気
    用の窓部を設けたことを特徴とするカメラ付ドアホン子
    器。
  2. 【請求項2】 排気口は、ケース後面の上部に設けられ
    たことを特徴とする請求項1記載のカメラ付ドアホン子
    器。
  3. 【請求項3】 排気口は、撮像用カメラよりも上方の位
    置に設けられたことを特徴とする請求項2記載のカメラ
    付ドアホン子器。
  4. 【請求項4】 水抜き孔は、ケース底面の前部に設けら
    れたことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載のカメ
    ラ付ドアホン子器。
  5. 【請求項5】 ベースにおいて、排気口に対向する位置
    に開孔が形成されて成ることを特徴とする請求項1乃至
    請求項4記載のカメラ付ドアホン子器。
  6. 【請求項6】 ベースは取付面に埋込配置されたスイッ
    チボックスに取り付けられ、前記スイッチボックスによ
    り前記スイッチボックスの内部空間と前記取付面の内部
    空間とは空気の流通が遮断されていることを特徴とする
    請求項1乃至請求項5記載のカメラ付ドアホン子器。
  7. 【請求項7】 来訪者が送受話を行う子器通話装置及び
    来訪者を撮像する撮像用カメラを収納したケースと、前
    記撮像用カメラの前面に設けられ前記ケースの一部を形
    成するフィルタとを備え、屋内の親器との間で通話を可
    能とし且つ前記撮像用カメラによって撮像された画像を
    親器に表示させるカメラ付ドアホン子器であって、取付
    面に取着され且つ前記ケースの後部と結合するベースを
    備え、前記ケースの底面に水抜き孔を設け、ケース前面
    の内側に結露用金属膜が被着されて成ることを特徴とす
    るカメラ付ドアホン子器。
  8. 【請求項8】 結露用金属膜は、熱伝導性が良い材料か
    ら成り、前記結露用金属膜が水抜き孔付近からフィルタ
    付近にかけて被着されて成ることを特徴とする請求項7
    記載のカメラ付ドアホン子器。
  9. 【請求項9】 結露用金属膜がアルミニウムであること
    を特徴とする請求項7又は請求項8記載のカメラ付ドア
    ホン子器。
  10. 【請求項10】 来訪者が送受話を行う子器通話装置及
    び来訪者を撮像する撮像用カメラを設けたケースと、前
    記撮像用カメラの前面に設けられ前記ケースの一部を形
    成するフィルタとを備え、屋内の親器との間で通話を可
    能とし且つ家人が来訪者を前記撮像用カメラによって撮
    像された画像により確認できるドアホンシステムに使用
    されるカメラ付ドアホン子器であって、取付面と当接し
    且つ前記ケースの後部と結合するベースを備え、前記ケ
    ースの底面に水抜き孔を設け、前記ケースの内側に前記
    フィルタ下部から前記撮像用カメラの下方まで突出した
    気流遮断用リブを設けたことを特徴とするカメラ付ドア
    ホン子器。
  11. 【請求項11】 ケースの内側にフィルタ下部から撮像
    用カメラの下方まで突出した気流遮断用リブを設けたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項9記載のカメラ付ド
    アホン子器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007067490A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Aiphone Co Ltd インターホン装置
JP2008034991A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Matsushita Electric Works Ltd インターホン装置

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