JPH09148229A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JPH09148229A
JPH09148229A JP7322130A JP32213095A JPH09148229A JP H09148229 A JPH09148229 A JP H09148229A JP 7322130 A JP7322130 A JP 7322130A JP 32213095 A JP32213095 A JP 32213095A JP H09148229 A JPH09148229 A JP H09148229A
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JP7322130A
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Yasuaki Tanaka
康明 田中
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスクパターンの製造誤差に起因する重ね合
わせ精度の低下を防止する。 【解決手段】 読取手段30によってレチクルR上にバ
ーコードで記録された識別情報が読み取られる。主制御
装置20では、読み取られた識別情報に該当するレチク
ルR上のパターンの位置ずれに関する情報を記憶手段3
4から取り出し、この取り出した情報を用いてレチクル
RとウエハWの相対位置ずれ量を演算し、演算された相
対位置ずれ量が補正されるように駆動系13を介してレ
チクルステージRSを微小駆動してレチクルRとウエハ
Wの位置合わせを行なう。このため、レチクルR上のパ
ターンの製造誤差等による重ね合わせ精度の低下が発生
しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光装置に係り、
更に詳しくは半導体集積回路や液晶表示基板の製造のた
めのフォトリソグラフィ工程で用いられる露光装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】フォトリソグラフィ工程では、マスク
(又はレチクル)の回路パターンを投影光学系を介して
感光基板上に転写露光する露光装置が用いられている。
従来この種の装置においては、マスク上の各パターンは
設計値通りに描画されているものとして、あらかじめ定
められた位置に作られた位置合わせ用のパターン(位置
合わせ用マーク)を露光装置の定められた位置に位置決
めすることにより、すべてのパターンが位置合せされる
ものとしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に半導体集積回路
等の製造のためには、複数、例えば十数層に及ぶ回路パ
ターンを正確に重ね合わせて形成する必要があるため、
製造工程(フォトリソグラフィ工程)においては、既に
ウエハ等の感光基板上に形成されているパターンに対
し、これから形成しようとするマスク上のパターンの相
対位置を確保した後露光する必要がある。かかる重ね合
わせ露光の際に、上記従来技術にあっては、マスク上の
パターンに製造上の誤差が生じることによってパターン
の重ね合わせ精度が低下するという不都合があった。特
にマスク上の位置合せ用マークに位置ずれ(位置誤差)
があった場合、これを基準としてマスクの位置合わせが
行われるために回路パターン全体が位置ずれを起こすと
いう不都合があった。
【0004】特に近年回路パターンが微細化し相対的に
マスクパターンの位置ずれが大きくなっている。これに
対しては、露光後のパターンの重ね合わせ状態をチェッ
クして位置ずれをキャンセルする方法もあるが、マスク
毎にオフセットを入力しなおすため手間がかかり誤入力
の可能性もあるなどの不都合があった。
【0005】本発明は、かかる従来技術の有する不都合
に鑑みてなされたもので、その目的は、マスクパターン
の製造誤差に起因する重ね合わせ精度の低下を防止する
ことができる露光装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、マスクに形成されたパターンを投影光学系を介して
感光基板上に転写露光する露光装置であって、前記マス
ク上の一部領域に設けられ、当該マスクの識別情報が記
録された情報記録部と;前記識別情報を読み取る読取手
段と;予め計測された複数のマスク上のパターンの位置
ずれに関する情報が記憶された記憶手段と;前記マスク
と感光基板との相対位置合わせを行なう位置合わせ機構
と;前記読取手段により読み取られた識別情報に対応す
るマスクの情報を前記記憶手段から取り出し、この取り
出した情報を用いてマスクと感光基板の相対位置ずれ量
を演算する演算処理手段と;前記演算処理手段で演算さ
れた相対位置ずれ量が補正されるように前記位置合わせ
機構を制御する制御手段とを有する。
【0007】これによれば、読取手段によってマスク上
の情報記録部に記録された識別情報が読み取られる。演
算処理手段では、読取手段により読み取られた識別情報
に対応するマスク上のパターンの位置ずれに関する情報
を記憶手段から取り出し、この取り出した情報を用いて
マスクと感光基板の相対位置ずれ量を演算する。そし
て、制御手段では演算処理手段で演算された相対位置ず
れ量が補正されるように位置合わせ機構を制御する。こ
れによって位置合わせ機構により相対位置ずれ量が補正
された状態でマスクと感光基板の位置合わせが行なわれ
る。
【0008】このように本発明では、マスクパターンの
製造誤差等をあらかじめ計測して記憶しておき、露光時
に露光に使用するマスクの情報記録部に記録された識別
情報を読み取って、記憶手段に記憶してある情報の中か
らそれに対応する情報を取り出して補正量を算出するよ
うにしたので、マスクの製造誤差等による重ね合わせ精
度の低下が発生しない。またマスクを交換する度毎に補
正量を入力する必要がなく、誤入力による重ね合わせの
異常も生じない。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の露光装置において、前記投影光学系の倍率を調整する
倍率調整手段を更に有し、前記演算処理手段が、前記読
取手段により読み取られた識別情報に対応するマスクの
情報を前記記憶手段から取り出し、この取り出した情報
を用いてマスクと感光基板の相対位置ずれ量及びマスク
の伸縮量を演算し、前記制御手段が、前記演算処理手段
で演算された相対位置ずれ量が補正されるように前記位
置合わせ機構を制御するとともに前記マスクの伸縮量に
応じて前記倍率調整手段を制御することを特徴とする。
【0010】これによれば、演算処理手段がマスクと感
光基板の相対位置ずれ量のみでなくマスクの伸縮量をも
演算し、制御手段が、演算処理手段で演算された相対位
置ずれ量が補正されるように位置合わせ機構を制御する
とともにマスクの伸縮量に応じて倍率調整手段を制御す
ることから、マスクの製造誤差等による重ね合わせ精度
の低下が発生しないのみでなく、マスクの伸縮による倍
率誤差、ひいては重ね合わせ誤差も生じない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づいて説
明する。
【0012】図1には、一実施例に係るステップアンド
リピート方式の露光装置10の構成が概略的に示されて
いる。この露光装置10は、光源12を含む照明系と、
マスクとしてのレチクルRが載置されるレチクルステー
ジRSと、レチクルステージ駆動系13と、レチクルR
のパターン面PAの回路パターンを感光基板としてのウ
エハW上に所定の縮小倍率で投影露光する投影光学系P
Lと、ウエハWが搭載されたウエハステージ14と、ウ
エハステージ駆動系16と、投影光学系PLの倍率を調
整する倍率調整手段としての倍率調整機構18と、レチ
クルステージ駆動系13、ウエハステージ駆動系16、
倍率調整機構18等を始めとして装置全体を統括的に制
御する主制御装置20とを備えている。
【0013】前記照明系は、水銀ランプから成る光源1
2と、楕円鏡22、照明光学系24とを備えている。照
明光学系24は、図では単一のレンズ26のみを含んで
構成されているが、実際には、フライアイレンズ、リレ
ーレンズ、コンデンサレンズ等の各種レンズを含み、図
ではこれらのレンズがレンズ26で代表的に示されてい
る。この他、不図示のシャッタ、視野絞り、ブラインド
等をも備えている。従って、光源12から発せられた露
光光は楕円鏡22で第二焦点に集光された後、照明光学
系24を通る間に光束の一様化、スペックルの低減化等
が行なわれ、照明光としてレチクルRのパターン領域P
Aを照明する。
【0014】レチクルステージRSは、レチクルステー
ジ駆動系13によって、水平面内で紙面に平行なX軸方
向、紙面に垂直なY軸方向及びX軸、Y軸に直交するZ
軸回りの回転方向(θ方向)に微小駆動されるようにな
っている。レチクルステージ駆動系13は主制御装置2
0によって制御される。
【0015】レチクルステージRS上に、レチクルRが
保持されている。レチクルRのパターン面PAには、回
路パターン及び複数個(ここでは、少なくとも3つ以上
とする)の位置合わせ用マーク(アライメントマーク)
が描画されており、また、このレチクルRのパターン面
PAと反対側の面のパターン領域外には、図示しない当
該レチクルRの識別情報が記録された情報記録部、例え
ばバーコードが設けられている。
【0016】これに対応してレチクルRの搬送路上に
は、前記識別情報を読み取る読取手段としてのバーコー
ドリーダ30が配置されており、レチクルRが不図示の
レチクルカセットから矢印Aで示されるようにレチクル
ステージRS上に搬送される間に、バーコードリーダ3
0によってレチクルR上に設けられたバーコードの情報
が読み取られるようになっている。そして、この読み取
られたレチクルRの識別情報が主制御装置20に入力さ
れるようになっている。
【0017】前記投影光学系PLは、光軸AXを共通に
する当該光軸AX方向(Z軸方向)に沿って所定間隔で
配置された複数枚のレンズエレメント(いずれも図示せ
ず)とこれらのレンズエレメントを保持する鏡筒とを備
えている。
【0018】前記倍率調整機構18は、投影光学系PL
を構成する所定位置にあるレンズエレメント相互間の気
密室の圧力を変更することにより、気密室内の気体の屈
折率を変更して投影光学系PLの倍率を調整するように
なっている。この倍率調整機構18により圧力が調整さ
れる気密室は、例えば他のレンズエレメントに比べて倍
率への影響が大きいレチクル寄りのレンズエレメント相
互間に設けられる。
【0019】ウエハステージ14は、駆動系16によっ
て、水平面内で2次元方向に駆動されるようになってい
る。ウエハステージ14の2次元方向の位置は、レーザ
干渉計28により常時計測されており、このレーザ干渉
計28の出力が主制御装置20によってモニタされてい
る。すなわち、主制御装置20ではレーザ干渉計28の
出力をモニタしつつウエハステージ駆動系16を介して
ウエハステージ14の位置制御を行なうようになってい
る。
【0020】主制御装置20は、CPU、ROM、RA
M等を含むマイクロコンピュータ(又はミニコンピュー
タ)から成り、この主制御装置20には記憶手段として
のディスク装置34が接続されている。このディスク装
置34内には、予め不図示のレチクル検査装置により計
測された複数のレチクルRの回路パターンの基準点と複
数(3個以上)の位置合わせマークのそれぞれについて
の設計値との位置ずれ量と、これらに対応するレチクル
識別情報(例えば識別番号)とから成るデータテーブル
が、少なくとも格納されている。
【0021】さらに、本実施例では、レチクルステージ
RSの上方にレチクルRに形成された位置合わせ用マー
ク(アライメントマーク)を検出するレチクルアライメ
ント顕微鏡32が配置され、ウエハステージ14の上方
にウエハWに形成された位置合わせ用マーク(アライメ
ントマーク)を検出するウエハアライメント顕微鏡36
が配置されている。これらのアライメント顕微鏡32、
36の検出結果は、主制御装置20に入力されるように
なっている。
【0022】次に、上述のようにして構成された本実施
例の露光装置10による露光に先立つレチクルRとウエ
ハWのアライメント動作(位置合わせ動作)について説
明する。
【0023】前提として、ウエハアライメント顕微鏡3
6によって検出された位置合わせマークの位置情報に基
づいて主制御装置20によって駆動系16が制御され、
ウエハステージ14は、所定のアライメント位置に位置
決めされているものとする。
【0024】この状態で、不図示の搬送系により、矢印
Aで示されるようにレチクルRがレチクルステージRS
上まで搬送されると、このレチクルRは不図示の吸着手
段を介してレチクルステージRSに吸着保持される。こ
こで、上記の搬送の途中でバーコードリーダ30によっ
てレチクルR上のバーコードの情報が読み取られ、この
読み取られた識別情報が主制御装置20のRAM内に格
納されている。
【0025】主制御装置20内のCPUでは、アライメ
ント開始に先立ち、ディスク装置34内に格納されてい
るデータテーブルからRAM内の識別情報に対応するレ
チクルRの回路パターンの基準点と複数(3個以上)の
位置合わせマークのそれぞれについての設計値との位置
ずれ量を取り出し、回路パターンの2次元方向の位置ず
れ、θ方向の位置ずれ(ローテーション誤差)、及びレ
チクルRのパターン領域の伸縮量(倍率ずれ)を演算
し、これらの演算結果をRAM内に格納する。ここで、
これらのずれ量の演算は、多数の位置合わせマークと回
路パターンの基準点との位置ずれに基づいて演算したも
のの平均値を用いるようにしても良い。
【0026】次に、レチクルアライメント顕微鏡32に
よりレチクルR上の位置合わせマークが検出され、この
検出結果が主制御装置20に入力される。主制御装置2
0内CPUでは、この検出結果に基づいてレチクルRと
ウエハWの位置合わせ(アライメント)を行なうのであ
るが、この際に、先に計算しておいたレチクルR上の回
路パターンの2次元方向の位置ずれと回転ずれを設計値
に基づく合わせ位置に対してオフセットとして加算した
指令値をレチクルステージ駆動系13に与える。これに
より、レチクルステージ駆動系13によってレチクルス
テージがX、Y、θ方向に駆動されて所望の位置にレチ
クルRが位置決めされる。また、主制御装置20内CP
Uでは、先に計算しておいた回路パターンの倍率ずれを
補正するための補正値を倍率調整機構18に指令値とし
て与える。これにより、倍率調整機構18によって投影
光学系PLの倍率が調整される。以上により、レチクル
RとウエハWとの相対位置合わせが完了し、ある製造誤
差をもってレチクルR上に描画された回路パターンは、
本来の設計値通りに描画された場合と同じ位置に位置決
めされ、投影光学系PLによってウエハW上に全体とし
て設計値通りの位置に縮小して投影できるようになる。
【0027】この状態で、主制御装置20が所定の手順
に従って干渉計28の出力をモニタしつつウエハステー
ジ駆動系16を介してウエハWを保持したウエハステー
ジ14を順次ステッピングさせつつ、光源12から照射
される露光光によりレチクルRを照明すると、投影光学
系PLを介してウエハ上の複数のショット領域に順次正
確にパターンの転写が行なわれる。
【0028】これまでの説明から明らかなように、本実
施例では、主制御装置20の機能によって演算処理手段
と制御手段とが実現されている。また、レチクルアライ
メント顕微鏡32とレチクルステージ駆動系13とレチ
クルステージRSとによって位置合わせ機構が構成され
ている。
【0029】以上説明したように、本実施例によると、
レチクルR上のパターンの製造誤差等をあらかじめ計測
して記憶しておき、露光時に露光に使用するレチクルR
上にバーコードにより記録された識別情報を読み取っ
て、ディスク装置34に記憶してある情報の中から識別
情報に対応するレチクルの情報を取り出して補正量を算
出するようにしたので、マスクの製造誤差等による重ね
合わせ精度の低下が発生しない。またレチクルを交換す
る度毎に補正量を入力する必要がなく、誤入力による重
ね合わせの異常も生じない。更に、レチクルR上の3つ
以上の位置合わせマークについてパターンの基準点との
位置ずれが予め計測されているので、回路パターンの2
次元平面内の位置ずれのみでなく、レチクルRの伸縮量
をも算出することができ、この算出結果に基づいて投影
光学系PLの倍率が補正されるので、レチクルRに熱変
形等が生じている場合であっても、高精度な重ね合わせ
露光が可能となる。
【0030】なお、上記実施例では、レチクルステージ
RSを2次元平面内で駆動しウエハWに対し位置合わせ
する場合を例示したが、本発明がこれに限定されるもの
ではない。回路パターンの重ね合わせの精度はウエハW
上に既に形成されている前工程までのパターンと露光し
ようとするレチクルR上のパターンの相対位置の精度に
よって決まるから、レチクルRをレチクルR上の位置合
わせマークに従って位置決めを行い、レチクルRの位置
合わせマークと回路パターンのずれを上記と同様にして
求め、この結果に投影光学系PLの縮小倍率をかけたも
のをウエハステージ14の位置決めの際にオフセットと
して与えることにより、ウエハステージ14側の位置を
調整してレチクルRとウエハWとの位置合わせを行なう
構成であっても良い。かかる場合にも、ウエハステージ
14を順次移動させて、ウエハ上の複数のショット領域
にレチクルR上のパターンを転写すると、前記と同様に
ウエハW上の希望する位置に正確にパターンの転写を行
うことができる。あるいは、レチクルステージRSとウ
エハステージ14とを同時に駆動しながらレチクルRと
ウエハWとの位置合わせを行なう構成であっても良い。
要は、予め測定したレチクルRの回路パターンの基準点
と少なくとも1つの位置合わせマークのそれぞれについ
ての設計値との位置ずれ量に基づいて算出したレチクル
Rの位置合わせマークと回路パターンのずれを考慮して
レチクルRとウエハWとの相対位置合わせを行なえば足
りる。
【0031】また、上記実施例では、予め測定したレチ
クルRの回路パターンの基準点と複数(3個以上)の位
置合わせマークのそれぞれについての設計値との位置ず
れ量に基づいて算出したレチクルRの位置合わせマーク
と回路パターンのずれを考慮してレチクルRとウエハW
との2次元平面内の相対位置合わせを行なうことに加
え、算出した倍率ずれに基づいて投影光学系PLの倍率
調整をも行なう場合を例示したが、投影光学系PLの倍
率調整は必ずしも行なう必要はない。かかる場合であっ
ても、レチクル上の回路パターンの位置に設計値との位
置ずれがある場合の重ね合わせ精度の低下は防止するこ
とができる。
【0032】なお、上記実施例では、レチクルR上にレ
チクルの識別情報が記録された情報記録部としてのバー
コードを設け、このバーコードを読み取ることによりレ
チクルの識別情報を読み取り、この識別情報に対応する
レチクルRの回路パターンの基準点と複数(3個以上)
の位置合わせマークのそれぞれについての設計値との位
置ずれ量の情報をディスク装置34内から取り出して、
所定の演算・処理を行なう場合を例示したが、レチクル
R上の情報記録部を、例えば磁気記録媒体にて形成すれ
ば、この情報記録部にレチクルの識別情報とともにある
いはこれに代えてレチクルRの回路パターンの基準点と
複数(3個以上)の位置合わせマークのそれぞれについ
ての設計値との位置ずれ量の情報を直接的に記録するこ
とが可能となり、この情報を読み取り手段としての磁気
ヘッドで読み取るようにすれば、ディスク装置34等の
記憶手段が不要になる。
【0033】また、上記実施例では1台の露光装置が記
憶手段としてのディスク装置を1台保有する場合を例示
したが、複数台の露光装置が1台のディスク装置等の記
憶手段を共有するようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マスクパターンの製造誤差に起因する重ね合わせ精度の
低下を防止することができるという従来にない優れた効
果がある。
【0035】特に、請求項2に記載の発明によれば、マ
スクの伸縮に起因する倍率のずれをも補正することがで
きるので、より一層高精度な重ね合わせ露光を実現する
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係る露光装置の概略構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 露光装置 13 レチクルステージ駆動系(位置合わせ機構の一
部) 18 倍率調整機構(倍率調整手段) 20 主制御装置(演算処理手段、制御手段) 30 バーコードリーダ(読取手段) 32 レチクルアライメント顕微鏡(位置合わせ機構の
一部) 34 ディスク装置(記憶手段) R レチクル(マスク) PL 投影光学系 W 感光基板 RS レチクルステージ(位置合わせ機構の一部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスクに形成されたパターンを投影光学
    系を介して感光基板上に転写露光する露光装置であっ
    て、 前記マスク上の一部領域に設けられ、当該マスクの識別
    情報が記録された情報記録部と;前記識別情報を読み取
    る読取手段と;予め計測された複数のマスク上のパター
    ンの位置ずれに関する情報が記憶された記憶手段と;前
    記マスクと感光基板との相対位置合わせを行なう位置合
    わせ機構と;前記読取手段により読み取られた識別情報
    に対応するマスクの情報を前記記憶手段から取り出し、
    この取り出した情報を用いてマスクと感光基板の相対位
    置ずれ量を演算する演算処理手段と;前記演算処理手段
    で演算された相対位置ずれ量が補正されるように前記位
    置合わせ機構を制御する制御手段とを有する露光装置。
  2. 【請求項2】 前記投影光学系の倍率を調整する倍率調
    整手段を更に有し、 前記演算処理手段が、前記読取手段により読み取られた
    識別情報に対応するマスクの情報を前記記憶手段から取
    り出し、この取り出した情報を用いてマスクと感光基板
    の相対位置ずれ量及びマスクの伸縮量を演算し、 前記制御手段が、前記演算処理手段で演算された相対位
    置ずれ量が補正されるように前記位置合わせ機構を制御
    するとともに前記マスクの伸縮量に応じて前記倍率調整
    手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の露光
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010046065A (ko) * 1999-11-10 2001-06-05 황인길 리소그래피 공정의 회로 패턴 전사 확인 시스템
JP2003282395A (ja) * 2002-03-20 2003-10-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd フォトリソグラフィーの露光方法
JP2012164811A (ja) * 2011-02-07 2012-08-30 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法、露光マスクの出荷判定方法及び作製方法

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