JPH09147778A - 荷電粒子線装置 - Google Patents

荷電粒子線装置

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JPH09147778A
JPH09147778A JP7309401A JP30940195A JPH09147778A JP H09147778 A JPH09147778 A JP H09147778A JP 7309401 A JP7309401 A JP 7309401A JP 30940195 A JP30940195 A JP 30940195A JP H09147778 A JPH09147778 A JP H09147778A
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JP
Japan
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particle beam
charged particle
stage
image
sample
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JP7309401A
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English (en)
Inventor
Toshishige Kurosaki
利栄 黒崎
Katsuhiko Sakai
克彦 酒井
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被観察パターンをXY方向以外の方向におい
て観察する際、所望の被観察パターンの画像が、常に観
察視野、つまり、画像表示装置の表示装置の中央にある
ように制御することが可能な荷電粒子線装置を実現す
る。 【解決手段】 画像位置演算処理装置15はステージ1
1の傾斜移動に伴うモニター13上のパターンの位置変
動量△X、△Yを遂次演算し、画像位置補正装置18は
位置変動量△X、△Yがビーム偏向量の範囲内であれ
ば、偏向回路19を制御して電子ビーム1の位置補正を
行う。位置変動量△X、△Yがビーム偏向量の範囲外な
ら、XYステージ制御装置23を制御してXYステージ
1の位置補正を行う。以上の動作はステージ11の傾斜
移動中、繰り返し実行される。これにより、ステージ1
1の傾斜移動終了後もパターンはモニター13上の所定
領域内に位置しステージ停止後の位置再調整が不要で観
察作業の効率を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷電粒子を用いて
試料の観察、分析あるいは試料上に形成されたパターン
の寸法測定を行う装置に係わり、特に、半導体素子の製
造における測定評価工程において用いられる荷電粒子線
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の製造や特性評価、検
査工程においては、荷電粒子線である電子ビームあるい
はイオンビームを用いた装置が使用されているが、例え
ば、電子ビームを被測定物に照射したときに発生する二
次電子を、照射する電子ビームの走査に同期して検出す
ることによって画像を取り込み、微細パターンを観察
し、さらに、取り込まれた画像から所定のパターンの寸
法を測長する走査電子顕微鏡がある。
【0003】また、イオンビームを用いて、半導体素子
の観察及び加工を行うイオンビーム加工観察装置があ
る。これらの装置は、電子ビーム若しくはイオンビーム
のいわゆる荷電粒子線の発生源と、荷電粒子線光学系
と、この荷電粒子線光学系で得られた画像を処理する画
像処理装置と、ウェハ等の被処理物体をXYZ及び傾
斜、回転など所定の位置に移動、位置決めするための3
軸以上の多軸ステージと、これら荷電粒子線発生源、荷
電粒子線光学系等の動作を制御する制御系とで構成され
る。
【0004】そして、この荷電粒子線装置において、ウ
ェハ上の被観察パターンをXY平面で観察する際、ステ
ージをXY方向に移動して、位置決めすれば所望のパタ
ーンを観察位置に位置決めし、観察することができる。
一方、この観察パターンを、例えば、傾斜を与えてXY
平面以外の方向で観察する場合、まず、XY方向で被観
察パターンを位置決めし、所望の被観察パターンをXY
平面において、観察できる状態にしておき、次に、傾斜
方向に移動して、位置決めを行い、傾斜した状態で観察
を行う。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】上記従来技術にお
いては、被観察パターンを、例えば、傾斜を与えてXY
方向以外の方向で観察する場合には、一度、XY平面で
位置決めし、XY平面での二次電子画像によって観察を
行う。そして、次に、傾斜ステージによって、任意の角
度に移動し、位置決めする。
【0006】ところが、傾斜ステージのの機構部等にガ
タが発生していると、傾斜移動した場合には、この傾斜
移動に従って、被観察パターンが観察視野からずれてい
き、最悪の場合、所望の傾斜角度まで移動した位置で被
観察パターンが観察視野から外れてしまうことになる。
つまり、被観察パターンが観察のための画像表示装置の
表示画面に表示されない状態になってしまう。
【0007】この現象は、傾斜方向だけでなく、ステー
ジのZ方向及び回転方向においても、同様に発生するこ
とが考えられる。このため、傾斜等を与えて被観察パタ
ーンを観察する場合、傾斜移動を行ってから、さらに、
XY方向にステージを移動させて、被観察パターンが観
察視野の中心位置にくるように、補正していた。
【0008】また、被観察パターンが微小である場合に
は、観察倍率を高い倍率にすることが必要である。この
ため、上記傾斜移動に伴う被観察パターンの位置変動が
微小であっても、モニター上では、非常に大きな移動量
となる。この際、所望のパターンを目視観察により、か
つ、被観察パターンが観察視野の中心位置にくるよう
に、手動によって補正していた。これらの現象が発生す
る中で、所望の観察を行うためには、非常に多くの時間
が必要であり、作業効率の低下の一因となっていた。
【0009】本発明の目的は、被観察パターンをXY方
向以外の方向において観察する際、所望の被観察パター
ンの画像が、常に観察視野、つまり、画像表示装置の表
示装置の中央にあるように制御することが可能な荷電粒
子線装置を実現することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、次のように構成される。荷電粒子線を発生
する荷電粒子線源と、試料が配置される平面状の台であ
って、荷電粒子線源からの荷電粒子線に直交する平面方
向、荷電粒子線方向、荷電粒子線の傾斜方向及び回転方
向に移動可能なステージと、荷電粒子線を偏向する荷電
粒子線光学系と、試料の画像を検出する画像検出手段
と、検出された画像を表示する画像表示手段と、を有
し、試料の観察、分析及び寸法測定を行う荷電粒子線装
置において、ステージの、荷電粒子線方向、荷電粒子線
の傾斜方向又は回転方向への移動途中に、画像検出手段
により検出される試料の所定の位置と画像表示手段の所
定位置との位置ずれ量を算出する位置ずれ量算出手段
と、位置ずれ量算出手段により算出された位置ずれ量に
基づいて、試料の所定の位置と、画像表示手段の所定位
置とが一致するように、ステージを荷電粒子線に直交す
る平面方向に移動するステージ移動制御手段とを備え
る。
【0011】好ましくは、上記荷電粒子線装置におい
て、位置ずれ量算出手段は、画像表示手段により観察さ
れる画像から位置ずれ量を算出する画像処理手段であ
る。また、好ましくは、上記荷電粒子線装置において、
ステージの、荷電粒子線方向、荷電粒子線の傾斜方向又
は回転方向への移動途中に、ステージ移動手段によるス
テージの移動に続いて、上記位置ずれ量に基づいて、試
料の所定の位置と、画像表示手段の所定位置とが一致す
るように、荷電粒子線光学系を制御する光学系制御手段
を、さらに備える。
【0012】また、好ましくは、上記荷電粒子線装置に
おいて、ステージの、荷電粒子線方向、荷電粒子線の傾
斜方向又は回転方向への移動途中に、ステージ移動手段
によるステージの移動に続いて、位置ずれ量に基づい
て、試料の所定の位置と、画像表示手段の所定位置とが
一致するように、画像検出手段を移動させる手段を、さ
らに備える。
【0013】また、好ましくは、上記荷電粒子線装置に
おいて、ステージの、荷電粒子線方向、荷電粒子線の傾
斜方向又は回転方向への移動途中に、ステージ移動手段
によるステージの移動と共に、位置ずれ量に基づいて、
試料の所定の位置と、画像表示手段の所定位置とが一致
するように、荷電粒子線光学系を制御する光学系制御手
段を、さらに備える。
【0014】被観察パターンをXY方向、つまり、荷電
粒子線源からの荷電粒子線に直交する平面方向以外の方
向から観察するとき、この試料上のパターンの二次電子
画像が画像表示画面の所定位置からずれて表示される量
を算出する。そして、このずれ量を補正する方向に、X
Yステージを移動させることにより、所望の被観察パタ
ーンの画像が、常に観察視野、つまり、画像表示装置の
表示画面の所定領域内にあるように制御することができ
る。
【0015】これによって、被観察パターンを傾斜方向
等に移動して観察するときには、画像表示装置上では、
観察すべきパターンが、常に、表示画面の所定領域内に
表示されているので、観察すべきパターンを見失うこと
無く、高効率で観察することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は、本発明である荷電粒
子線装置の第1の実施形態の全体構成図である。この第
1の実施形態は、本発明の荷電粒子線装置を走査電子顕
微鏡による試料表面の外観形状を観察評価する装置に適
用した例である。
【0017】試料の外観を観察評価するための走査電子
顕微鏡は、通常、試料に電子ビームを照射した時に、発
生する二次電子を検出し、試料表面の情報を画像とし
て、とらえることによって、試料表面の状態を観察、評
価する装置である。特に、半導体ウェハ上に形成された
微細なパターン若しくは半導体ウェハ上の微細な異物等
を観察して、分析評価するに非常に有効な装置である。
【0018】図1において、走査電子顕微鏡は、電子ビ
ーム1を発生する電子銃2と、電子銃2からの電子ビー
ム1を試料(ウェハ)3の表面に収束させるための電子
光学系4と、試料3が配置され、この試料3をXYZ、
傾斜、回転方向の5方向に移動可能な、つまり、荷電粒
子線源からの荷電粒子線に直交する平面方向(XY方
向)、荷電粒子線方向(Z方向)、荷電粒子線に対する
傾斜方向(荷電粒子線との交差角が90度未満となる方
向)及び回転方向に移動可能な5軸ステージ5とを備え
ている。21は高圧電源であり、この高圧電源21によ
り、電子銃2に高電圧が供給される。また、偏向回路1
9は、後述する走査コイル9を制御して電子ビーム1を
偏向するための回路であり、走査回路24を電子ビーム
1を試料3上に走査させるための回路である。
【0019】また、電子ビーム1を試料3の表面の所望
の位置6に照射したときに、発生する二次電子7が二次
電子検出器8によって検出される。電子ビーム1を電子
光学系4内に配置してある走査コイル9によって微小領
域で電子ビーム1を走査させて、この走査領域から発生
する二次電子7を、二次電子検出器8、検出回路22を
介して、電子ビーム1の走査に同期して、画像として画
像処理装置10に取り込む。
【0020】さらに、画像処理装置10に取り込まれた
画像は、制御系20を介してモニター13に表示され
る。これにより、試料3の微小領域の画像を二次元画像
としてオペレータ等により観察することができる。
【0021】試料3をXYZ、傾斜、回転方向の5方向
に移動、位置決めするには、5軸ステージ5によって行
う。この5軸ステージ5は、XYステージ12、傾斜ス
テージ11等(Zステージ及び回転ステージの図示は省
略する)を機械的に組み合わせて、構成されている。こ
の傾斜ステージ5の回転中心は、電子ビーム1のフォォ
ーカス点であり、かつ、試料3の観察点6に一致するよ
うに構成されている。
【0022】傾斜ステージ11は、機械的に組み合わさ
れて製作されているため、この回転中心の位置が、製作
精度の限界等により、微小に誤差を有するものとなって
いる。観察すべき試料3である半導体ウェハを傾斜ステ
ージ11により傾斜させ、所望の微小領域の観察を行う
際、傾斜ステージ11の回転中心が、製作誤差等によ
り、回転移動に伴って変動する場合を考える。この場合
には、図2に示すように、本来あるべきモニター13上
の中心から傾斜角度に従って、二次元的に位置変動を起
こすことになる。
【0023】この位置誤差△X、△Yは傾斜ステージ1
1を移動するに従い発生する。この位置誤差△X、△Y
は、特に、試料3の微小領域を高倍率で観察していると
きに、悪影響を及ぼす。つまり、モニター13上で観察
している画像が、試料3の傾斜とともに移動して、モニ
ター13が表示する領域外にまで移動する可能性があ
る。
【0024】そこで、本発明においては、二次電子検出
回路22から得られる信号を、画像処理装置10により
モニター13上に表示可能な画像信号とした後に、画像
位置演算処理装置15により、画像処理が行われる。こ
の画像位置演算所為装置15においては、図3の動作フ
ローチャートに示す演算手順により位置変動量の演算が
行われる。
【0025】図3のステップ100において、観察すべ
き所望のパターン14−a(図2に示す)を傾斜の無い
状態で位置決めし、モニター13上で観察すべき領域が
オペレータにより登録される。これにより、位置決めさ
れた所望のパターン14−aは、モニター13の中央に
位置している。
【0026】次に、ステップ101において、傾斜ステ
ージ11の移動が開始される。このステージ11の移動
は、制御系20からの指令により傾斜移動機構制御装置
17が実行する。そして、ステップ102において、画
像処理装置10は、モニター13上に表示可能な画像と
なるように、画像処理を行う。
【0027】次に、ステップ103において、画像位置
演算処理装置15は、ステージの傾斜移動に伴って発生
するモニター13画面中央に対するパターンの位置変動
量△X、△Yを遂次演算する。
【0028】続いて、ステップ104において、画像位
置補正装置18は、画像位置演算処置装置15により演
算された位置変動量△X、△Yが、ビーム偏向量の範囲
内か否かを判断する。ビーム偏向量の範囲内であれば、
ステップ105に進み、画像位置補正装置18は、位置
変動量△X、△Yがゼロに近い値、例えば、±1ミクロ
ン内となるように、偏向回路19を制御して、電子ビー
ム1の位置補正を行う。そして、処置はステップ107
に進む。なお、位置変動量△X、△Yがゼロとなるよう
に、偏向回路19を制御することも考えられるが、外部
振動等に過剰に応答してしまう恐れがある。これを回避
するため、位置変動量がゼロに近い値の範囲内となるよ
うに、制御している。
【0029】また、ステップ104において、位置変動
量△X、△Yが、ビーム偏向量の範囲外であれば、ステ
ップ106に進み、画像位置補正装置18は、位置変動
量△X、△Yが減少するように、XYステージ制御装置
23を制御してXYステージ1の位置補正を行う。そし
て、処理はステップ107に進む。
【0030】ステップ107において、画像位置補正装
置18は、パターンが許容範囲内にあるか否か、つま
り、図2の観察すべき領域16内(X方向の寸法XL、
Y方向の寸法YL)にあるか否かを判断する。そしてパ
ターンが領域内になければ、ステップ102に戻る。
【0031】また、ステップ107において、パターン
が領域内にあれば、ステップ108に進み、制御系20
はステージ11の傾斜移動が終了したか否かを判断す
る。この傾斜移動が終了していなければ、ステップ10
2に戻り、終了していれば、動作終了となる。
【0032】以上のように、本発明の第1の実施形態に
よれば、ステージ11の傾斜移動中に、モニター13
(表示画面)上に表示された観察すべきパターンが、こ
のモニター13の所定位置からの変動量を算出し、この
変動量が所定範囲内(例えば、基準点から±1ミクロン
以内)となるように、ステージ11又は電子ビーム1を
制御する。
【0033】したがって、被観察パターンをXY方向以
外の方向において観察する際、所望の被観察パターンの
画像が、常に観察視野、つまり、画像表示装置の表示装
置の中央にあるように制御することが可能な荷電粒子線
装置を実現することができる。これにより、ステージ1
1の傾斜等の移動終了後も、パターンは、モニター13
上の所定領域内に、確実に位置することが可能で、ステ
ージ停止後の位置再調整が不要となり、観察作業の効率
を向上することができる。
【0034】図4は、本発明の第2の実施形態における
動作フローチャートである。この第2の実施形態の全体
構成は、上述した第1の実施形態と同様となるので、図
示は省略する。この図3の動作フローチャートと図3に
示した動作フローチャートとの相違点は、ステップ10
4とステップ105との間にステップ106Aを加入し
た点である。
【0035】つまり、ステップ104において、パター
ンの変動量がビーム偏向量の範囲内である場合には、ス
テップ106Aに進み、画像位置補正装置18により、
変動量△X、△Yに従って、XYステージ11のXY方
向の補正が開始される。続いて、ステップ105におい
て、画像位置補正装置18により、電子ビーム1の偏向
による位置補正が実行される。
【0036】したがって、変動量がビーム偏向量の範囲
内である場合には、XYステージ11による補正及び電
子ビーム1による補正の両方の補正が実行され、より迅
速にパターンを許容範囲内に移動補正可能となる。
【0037】以上のように、本発明の第2の実施形態に
よれば、第1の実施形態と同様な効果を得ることができ
る他、上述のように、より迅速にパターンを許容範囲内
に移動補正可能となる。
【0038】なお、上述した例は、ステージの傾斜方向
への移動時に発生する観察すべきパターンの位置変動を
補正する例であるが、傾斜方向の他に、Z方向、又は回
転方向への移動時に発生するパターンの位置変動を補正
することも、上述と同様にして可能である。
【0039】また、上述した例は、電子線ビームを用い
た走査電子顕微鏡における例であるが、本発明は、イオ
ンビームを用いた観察や、加工装置であるイオンビーム
加工観察装置においても、同様に適用可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、次のような効果がある。被観察パターンを
XY方向以外の方向において観察する際、所望の被観察
パターンの画像が、常に観察視野、つまり、画像表示装
置の表示装置の中央にあるように制御することが可能な
荷電粒子線装置を実現することができる。
【0041】したがって、観察すべきパターン若しくは
異物等の微小な被検査試料をXY方向以外、つまり、傾
斜方向、Z方向、回転方向の各方向に位置決めして、観
察する際、移動中又は移動終了後、所望の観察すべき被
検査試料を確実にモニター画面上に表示可能とできる。
これにより、モニター画面上において、観察すべきパタ
ーンがモニター画面の範囲外へ移動してステージの傾斜
移動等が終了した時点で、観察すべきパターンを見失
い、再度パターンを探し出すという事態を回避すること
ができ、作業能率を向上することができる。また、ステ
ージの移動中及び移動終了後に、パターンがモニター画
面上に確実に表示されているので、次に行う観察評価の
操作を迅速に実行することが可能となり、さらに、作業
効率が向上可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の全体構成図である。
【図2】本発明の制御対象であるモニター画面上での被
検査パターンにの位置変動の説明図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の動作フローチャート
である。
【図4】本発明の第2の実施形態の動作フローチャート
である。
【符号の説明】
1 電子ビーム 2 電子銃 3 試料 4 電子光学系 5 5軸ステージ 6 試料表面観察点 7 二次電子 8 二次電子検出器 9 走査コイル 10 画像処理装置 11 傾斜ステージ 12 XYステージ 13 モニター 15 画像位置演算処理装置 16 観察領域 17 傾斜移動機構制御装置 18 画像位置補正装置 19 偏向回路 20 制御系 21 高圧電源 22 検出回路 23 XYステージ制御装置 24 走査回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷電粒子線を発生する荷電粒子線源と、
    試料が配置される平面状の台であって、荷電粒子線源か
    らの荷電粒子線に直交する平面方向、荷電粒子線方向、
    荷電粒子線に対する傾斜方向及び回転方向に移動可能な
    ステージと、上記荷電粒子線を偏向する荷電粒子線光学
    系と、上記試料の画像を検出する画像検出手段と、検出
    された画像を表示する画像表示手段と、を有し、上記試
    料の観察、分析及び寸法測定を行う荷電粒子線装置にお
    いて、 上記ステージの、上記荷電粒子線方向、荷電粒子線の傾
    斜方向又は回転方向への移動途中に、画像検出手段によ
    り検出される試料の所定の位置と画像表示手段の所定位
    置との位置ずれ量を算出する位置ずれ量算出手段と、 位置ずれ量算出手段により算出された位置ずれ量に基づ
    いて、上記試料の所定の位置と、画像表示手段の所定位
    置とが一致するように、上記ステージを荷電粒子線に直
    交する平面方向に移動するステージ移動制御手段と、 を備えることを特徴とする荷電粒子線装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の荷電粒子線装置におい
    て、上記位置ずれ量算出手段は、画像表示手段により観
    察される画像から位置ずれ量を算出する画像処理手段で
    あることを特徴とする荷電粒子線装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の荷電粒子線装置に
    おいて、上記ステージの、上記荷電粒子線方向、荷電粒
    子線の傾斜方向又は回転方向への移動途中に、ステージ
    移動手段によるステージの移動に続いて、上記位置ずれ
    量に基づいて、上記試料の所定の位置と、画像表示手段
    の所定位置とが一致するように、上記荷電粒子線光学系
    を制御する光学系制御手段を、さらに備えることを特徴
    とする荷電粒子線装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の荷電粒子線装置におい
    て、上記ステージの、上記荷電粒子線方向、荷電粒子線
    の傾斜方向又は回転方向への移動途中に、ステージ移動
    手段によるステージの移動に続いて、上記位置ずれ量に
    基づいて、上記試料の所定の位置と、画像表示手段の所
    定位置とが一致するように、上記画像検出手段を移動さ
    せる手段を、さらに備えることを特徴とする荷電粒子線
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の荷電粒子線装置におい
    て、上記ステージの、上記荷電粒子線方向、荷電粒子線
    の傾斜方向又は回転方向への移動途中に、ステージ移動
    手段によるステージの移動と共に、上記位置ずれ量に基
    づいて、上記試料の所定の位置と、画像表示手段の所定
    位置とが一致するように、上記荷電粒子線光学系を制御
    する光学系制御手段を、さらに備えることを特徴とする
    荷電粒子線装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007192741A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Sharp Corp 元素分析方法及び元素分析装置
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