JPH09147690A - 通電治具及びこれを用いた光ct付電力用機器 - Google Patents

通電治具及びこれを用いた光ct付電力用機器

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JPH09147690A
JPH09147690A JP7310802A JP31080295A JPH09147690A JP H09147690 A JPH09147690 A JP H09147690A JP 7310802 A JP7310802 A JP 7310802A JP 31080295 A JP31080295 A JP 31080295A JP H09147690 A JPH09147690 A JP H09147690A
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JP
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optical
jig
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terminal
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JP7310802A
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English (en)
Inventor
Naoki Tanaka
直樹 田中
Isamu Takeuchi
勇 竹内
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光CTの磁界検出部であるトロイダルコイル等
の取付けが容易であり、母線圧縮端子の角度、導体数、
母線径等が変化しても部品数の増加やコストアップを抑
制できる通電治具とこれを用いた光CT付電力用機器を
提供する。 【解決手段】上面を母線圧縮端子2の支持面14とし、下
面を電力用機器のターミナル部1への取付け面15とし、
それらの中間部分を光CT装着部16とした導電性の通電
治具を、母線圧縮端子2と断路器のターミナル1との間
に取付け、その光CT装着部16に装着された光CT4に
より電流を光信号として取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変電所等において
母線に流れる電流を光CTを用いて検出するために、断
路器等の電力機器に取り付けて用いられる通電治具と、
この通電治具を用いた光CT付電力用機器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、変電所の母線には電流を検出
するための光CTが取り付けられている。この場合、図
7に示すように断路器のターミナル部1に接続された母
線圧縮端子2の母線圧縮部の近傍の母線3上に光CT4
をクランプし、OGSAL5、光ファイバ内蔵碍子6を
介して接地側に光CT4の内部の光センサにより変調さ
れた光信号を取り出していた。そして母線圧縮端子2は
水平、45°、垂直と各相毎に角度がついているため、光
CT4のOGSAL5の引出し口7もそれに対応させた
構造とされていた。
【0003】また母線3上に光CT4を取り付けるに
は、光CT4の磁界検出部であるトロイダルコイルを母
線3の回りに取り付ける必要があり、据え付け工事の際
に母線3を切断する必要があるが、図7の場合にはトロ
イダルコイルを分割式とし、母線3に被せてクランプす
ることにより母線3を切断することなく光CT4の取付
けが可能とされていた。更にトロイダルコイルは1導体
母線の場合には1個でよいが、2導体母線の場合には2
個、3導体母線の場合には3個というように導体数と同
数のトロイダルコイルを設け、より正確に電流を検出で
きる工夫がなされていた。
【0004】ところがこのような従来の技術には、次の
ような問題があった。 母線3を切断することなく光CT4の取付けを可能
とするため、トロイダルコイルを分割式とした結果、据
え付け時にトロイダルコイルの分割部に防湿処理が必要
となる。このために施工時間が長くかかり、多くの手数
を必要としている。 導体数に応じた数のトロイダルコイルが必要となる
ため、導体数が増加すると部品数が増加し、コストアッ
プを招く。また導体数により変化する光CT4の形状も
統一できない。 母線圧縮端子2の角度が水平、45°、垂直と異なる
ために光CT4のOGSAL5の引出し口7もそれに対
応させた構造とする必要があり、部品数が増加し、コス
トアップを招く。更に母線圧縮端子2の角度によってO
GSAL5の必要長さも変化するので十分な余長を持た
せる必要があり、コストアップを招く。 光CT4を母線3にクランプするため、母線径によ
り異なったクランプ金具が必要となり、部品数が増加
し、コストアップを招く。 風圧荷重によるOGSAL5の歪みを低減させるた
めに横揺防止金具8を取り付ける工夫もなされている
が、その長さ調整等に時間と手数がかる。
【0005】本発明の目的は上記した従来の問題点を解
決し、母線を切断することなく光CTの取付けが可能で
あり、しかも磁界検出部であるトロイダルコイルの取付
けが容易であり、更に母線圧縮端子の角度、導体数、母
線径等が変化しても部品数の増加やコストアップを抑制
でき、風圧荷重の影響も緩和することができる通電治具
及びこれを用いた光CT付電力用機器を提供するために
なされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の通電治具は、導電性の本体の上面
を母線圧縮端子の支持面とし、下面を電力用機器のター
ミナル部への取付け面とし、それらの中間部分を外周に
光CTの磁界検出部が装着される光CT装着部としたこ
とを特徴とするものである。また本発明の光CT付電力
用機器は、上記の通電治具を、母線圧縮端子と電力用機
器のターミナル部との間に取り付けるとともに、この通
電治具の光CT装着部の外周に光CTを備えた磁界検出
部を取付けたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明
の通電治具の一例を示す断面図であり、アルミニウム等
の導電性の良好な金属よりなる本体10が、上部本体11と
下部本体12とに分割され、ネジ13により一体化できる構
造となっている。この上部本体11の上面は母線圧縮端子
2の支持面14とされており、多数のボルト孔を備えてい
る。また下部本体12の下面は断路器のような電力用機器
のターミナル部1への取付け面15とされており、多数の
ボルト孔を備えている。また、本体10の中央部分は光C
T4の磁界検出部が装着される光CT装着部16とされて
いる。
【0008】この図1の通電治具は、図2〜図3に示す
ように本体10の中央部分の外周の光CT装着部16に、光
CT4の磁界検出部であるトロイダルコイル17を取り付
けて用いられるものである。このトロイダルコイル17の
取付けは、本体10を上下に分割することにより容易に行
うことができ、従来のようにトロイダルコイルを分割す
る必要はない。なお、トロイダルコイル17は光CT4の
光センサ部19に接続されている。
【0009】図4に示すように、図1の通電治具はその
上面の支持面14に母線圧縮端子2をボルトにより固定
し、またその下面の取付け面15を断路器のような電力用
機器のターミナル部1にボルトにより固定される。そし
て母線圧縮端子2から電力用機器のターミナル部1に向
けて通電治具の本体10を流れる電流によって生じる磁界
をトロイダルコイル17が検出し、光CT4の光センサが
これを光信号に変換する。
【0010】光CT4の光信号は、光ファイバケーブル
を内装した可撓性のある電線管18によって取り出され、
図4のようにその近傍に設置された光ファイバケーブル
内蔵碍子6を介して接地側に取り出される。この電線管
18は、可撓性に優れるために風圧荷重を受けても問題と
なるような撓みを発生しない。このため図7に示した従
来のような横揺防止金具8は不要となる。また、この可
撓性のある電線管18は従来のOGSAL5よりも太いの
で耐コロナ特性が上昇し、従来用いられていたようなコ
ロナ発生防止用のコロナチューブ9も不要となる。さら
にこの電線管18の内部に光ファイバケーブルの他に電線
を通線し、地絡電流対策とすることが好ましい。
【0011】以上に説明した図1〜図4の通電治具では
光CT4の磁界検出部としてトロイダルコイル17を用い
たが、磁界検出部をギャップ付鉄心とすることもでき
る。この場合にはギャップの内部に光CT4のセンサ素
子を挿入して使用する。
【0012】また以上に説明した図1〜図4の通電治具
は、本体10が上下に分割できるネジ構造を持つものであ
ったが、図5、図6に示すように通電治具の本体10をコ
の字状に折り曲げられた平板導体により構成することも
できる。この場合にも、本体10の上面を母線圧縮端子2
の支持面14とし、下面を電力用機器のターミナル部1へ
の取付け面15とし、それらの中間部分を光CT4の磁界
検出部が装着される光CT装着部16としたことに変わり
はない。この場合には本体10が平板であるため、磁界検
出部としてはトラック形状のトロイダルコイル17が用い
られるのであるが、トロイダルコイル17を分割しなくて
も本体10を容易に通すことができる。この図5の通電治
具は図6のように用いられるが、本体10及びトロイダル
コイル17の形状が変わるのみで、使用方法は前記した図
4と同様である。
【0013】上記した本発明の通電治具を用いれば、母
線を切断することなくトロイダルコイル17等の磁界検出
部を取り付けることができ、しかもこのトロイダルコイ
ル17等を分割式とする必要がないために従来のような防
湿処理を必要とせず、工事時間の短縮化と絶縁信頼性の
向上を図ることができる。また母線の導体数が異なる場
合にも、電力用機器のターミナル部1へ母線圧縮端子2
を取り付ける部分では必ず1つに絞られた形となるの
で、導体数にかかわらず通電治具やトロイダルコイル等
は同一のものが使用でき、部品数の削減とコストの低減
が可能となる。
【0014】さらに、本発明によれば光CT4を通電治
具に取り付けるので、従来のように母線圧縮端子2の角
度に応じて部品を準備する必要がなく統一化を図ること
ができる。また光CT4から引き出される電線管18の長
さも一定とすることができ、従来のように光伝送路に余
長を持たせる必要がなくなるのでコストの低減が可能と
なる。さらにまた、光CT4は通電治具の外周に取り付
ければよいので、従来のように母線径に合わせたクラン
プ金具を用いる必要がなくなる。その結果、部品数の削
減、構造の簡素化、形状の統一を図ることができる。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
母線を切断することなく光CTの取付けが可能であり、
しかも光CTの磁界検出部であるトロイダルコイルの取
付けが容易であり、更に母線圧縮端子の角度、導体数、
母線径等が変化しても部品数の増加やコストアップを抑
制できる。また、光伝送路に光ファイバケーブルを内装
した可撓性のある電線管を使用すれば、風圧荷重の影響
も緩和することができるとともに、耐コロナ特性を向上
させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通電治具の断面図である。
【図2】通電治具に光CTを取り付けた状態を示す部分
断面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】使用状態を示す正面図である。
【図5】本発明の他の通電治具の断面図である。
【図6】図5の通電治具の使用状態を示す正面図であ
る。
【図7】従来例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 断路器のターミナル部、2 母線圧縮端子、3 母
線、4 光CT、5OGSAL、6 光ファイバ内蔵碍
子、7 OGSALの引出し口、8 横揺防止金具、9
コロナチューブ、10 本体、11 上部本体、12 下部
本体、13 ネジ、14 母線圧縮端子の支持面、15 電力
用機器のターミナル部への取付け面、16 光CT装着
部、17 トロイダルコイル、18 光ファイバケーブルを
内装した可撓性のある電線管、19 光センサ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性の本体の上面を母線圧縮端子の支持
    面とし、下面を電力用機器のターミナル部への取付け面
    とし、それらの中間部分を外周に光CTの磁界検出部が
    装着される光CT装着部としたことを特徴とする通電治
    具。
  2. 【請求項2】導電性の本体が上下に分割できるネジ構造
    を持ち、磁界検出部がトロイダルコイルである請求項1
    記載の通電治具。
  3. 【請求項3】導電性の本体が上下に分割できるネジ構造
    を持ち、磁界検出部がギャップ付鉄心である請求項1記
    載の通電治具。
  4. 【請求項4】導電性の本体がコの字状に折り曲げられた
    平板導体であり、磁界検出部がトラック形状のトロイダ
    ルコイルである請求項1記載の通電治具。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の通電治具
    を、母線圧縮端子と電力用機器のターミナル部との間に
    取り付けるとともに、この通電治具の光CT装着部に、
    光CTを備えた磁界検出部を取付けたことを特徴とする
    光CT付電力用機器。
  6. 【請求項6】光CTからの出力部を光ファイバケーブル
    を内装した可撓性のある電線管とした請求項5記載の光
    CT付電力用機器。
JP7310802A 1995-11-29 1995-11-29 通電治具及びこれを用いた光ct付電力用機器 Withdrawn JPH09147690A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015517182A (ja) * 2012-03-26 2015-06-18 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 医用撮像装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015517182A (ja) * 2012-03-26 2015-06-18 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 医用撮像装置
US9788403B2 (en) 2012-03-26 2017-10-10 Koninklijke Philips N.V. Medical imaging device

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