JPH09147530A - データ記録装置 - Google Patents

データ記録装置

Info

Publication number
JPH09147530A
JPH09147530A JP30161795A JP30161795A JPH09147530A JP H09147530 A JPH09147530 A JP H09147530A JP 30161795 A JP30161795 A JP 30161795A JP 30161795 A JP30161795 A JP 30161795A JP H09147530 A JPH09147530 A JP H09147530A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
track
data
information
editing
recorded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30161795A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Yokomizo
仁志 横溝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP30161795A priority Critical patent/JPH09147530A/ja
Publication of JPH09147530A publication Critical patent/JPH09147530A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 編集されたデータを編集以前又は編集途中の
状態に復元するデータ記録装置。 【解決手段】 MD10に記録した音声信号のデータを編
集する際に、システム制御回路21が編集対象データのト
ラック情報をショックプルーフメモリ7から読出して編
集加工し、このときの編集種別及び加工の履歴を表す情
報を復元メモリ21Mに記憶させる。データを復元する指
示を受けたときには、復元メモリ21Mに格納された情報
を用いてデータを復元する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声データ,映像
データ又はコンピュータデータのようなデータを記録媒
体にデジタル記録して前記データの編集操作を行うデー
タ記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光学式の記録再生媒体であるミニディス
ク(以下MDという)には、音声信号のデータがデジタ
ル信号に変換されて記録されている再生専用の光ディス
クと、データの記録,書き換え及び編集が可能な光磁気
ディスクとがある。記録可能なMDは、データ信号が記
録されるプログラムエリアと、アドレス情報及びテキス
ト情報等のトラック情報が記録されるU−TOC(User
Table Of Contents)エリアと、プログラムエリアの開
始アドレス情報及びU−TOCエリアの開始アドレス情
報等のTOC(Table Of Contents )情報が記録される
リードインエリアとを備えている。
【0003】U−TOCエリアはセクタ0〜セクタ7を
備えており、夫々のセクタには以下のようなトラック情
報が記録される。これらのトラック情報はトラック毎に
記録されており、ここでトラックとは例えば音楽データ
を記録する場合の曲順に対応する。 セクタ0:トラックのアドレス情報(トラック開始アド
レス,トラック終了アドレス) セクタ1:テキスト情報(ディスク名,トラックの曲名
等) セクタ2:トラックの記録日時情報 セクタ3:未定義 セクタ4:2バイトコードのテキスト情報 セクタ5:未定義 セクタ6:未定義 セクタ7:未定義
【0004】MDに音声信号を記録再生する光磁気記録
再生装置は、U−TOCエリアに記録されているトラッ
ク情報を用いて記録されたデータの編集を行う。U−T
OCエリアは、トラック情報を記録するエリアと該トラ
ック情報の記録位置を各トラックに対応させて記録する
エリアとを備えており、トラック情報の記録位置は、ト
ラック情報の種類毎に割り当てられた記録領域の開始位
置からのポインタで示されている。U−TOCエリア内
に書き込まれた情報の管理は、このポインタを用いて行
われる。
【0005】例えばトラックNo. 1のアドレス情報のポ
インタ値4が記録されている場合は、トラックNo. 1の
データのアドレス情報は、〔U−TOCエリアのアドレ
ス情報記録エリアの開始位置+4×8の位置〕から記録
されている。編集加工として、データのトラックNo. 即
ち曲順を入れ替えたり(移動)、トラックを2つに分割
したり(分割)、2つのトラックを結合させたり(結
合)、上書きを許したり(消去)する際には、上述した
U−TOCエリア内のトラック情報に、ポインタのトラ
ックNo. 間での置き換え、新たなトラック情報について
のポインタの書き加え、又は零クリア等の編集加工が施
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような編集の操作
は通常は複数回数連続して行われ、編集終了後又は編集
途中にデータを編集以前の状態又は編集途中の状態に復
元することは不可能であった。それ故、使用者が編集操
作を誤ったことに気付いた場合には、所望の状態までさ
らに編集操作を続行する必要があり、操作が煩雑になる
という問題があった。
【0007】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、トラック情報の記録位置を示すポインタを置
き換えたり零クリアしたりする編集のための加工を施し
た際に、その加工内容に基づく情報を作成して記憶し、
この情報を用いることにより容易に編集以前又は編集途
中の状態にデータを復元できるデータ記録装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデータ記録
装置は、媒体にデータを記録した際に、該データが記録
されたトラックを管理するトラック情報を前記媒体に記
録し、前記トラック情報を用いて前記データを編集する
ことが可能であって、前記トラック情報を読出して該ト
ラック情報に編集加工を施す手段と、該編集加工の内容
に基づく情報を記憶する手段とを備えることを特徴とす
る。
【0009】トラック情報の管理はトラック情報の記録
位置を示すポインタにより行われ、前記トラック情報の
編集加工とは、トラック情報を書き換えたり、ポインタ
を例えばトラックNo. 間で置き換えたり分割したり零ク
リアしたりすることである。また、編集加工の内容に基
づく情報とは、例えば分割,移動,消去及び結合等の編
集の種別であったり、また、加工対象のトラックNo. ,
加工前後のポインタのようにトラック情報が加工された
履歴を示す情報であり、これらの情報を用いることによ
り編集以前のデータが復元される。また、複数回数の編
集を連続して行った場合には、編集段階における任意の
状態にデータを復元することができる。
【0010】例えば、トラックNo.3の記録データを分
割する場合は、分割されたデータ夫々の新規アドレス情
報をU−TOCエリアに書込み、夫々のアドレス情報の
記録位置を示すポインタをトラックNo. 3及びトラック
No. 4の位置に記録する。その際、編集以前のトラック
No. 4以降のポインタはトラックNo. が順次繰り下が
る。同様にテキスト情報及び記録日時情報等の他のトラ
ック情報が編集加工される。このとき、編集の種別とし
て‘分割’を記憶し、編集加工の内容に基づく情報とし
て‘分割後のトラックNo. 3,4’を記憶する。このよ
うに編集されたデータを編集以前の状態に戻す場合は、
‘分割’及び‘分割後のトラックNo. 3,4’の情報を
用いて上述した編集加工の逆の手順、即ち次に説明する
結合の編集加工を分割後のトラックNo. 3,4のトラッ
ク情報について行う。
【0011】トラックNo. 3,4の記録データを結合す
る場合は、結合されたデータの新規アドレス情報をU−
TOCエリアに書込み、このアドレス情報の記録位置を
示すポインタをトラックNo. 3の位置に記録する。その
際、編集以前のトラックNo.5以降のポインタはトラッ
クNo. が順次繰り上がる。同様にテキスト情報及び記録
日時情報等の他のトラック情報のポインタが編集加工さ
れる。このとき、編集の種別として‘結合’を記憶し、
編集加工の内容に基づく情報として‘結合後のトラック
No. 3’,‘結合元のトラックNo. 3,4夫々の各トラ
ック情報ポインタ値’を記憶する。このように編集され
たデータを編集以前の状態に戻す場合は、これらの情報
を用いて結合の編集加工の逆の手順、即ち上述した分割
の編集加工を結合後のトラックNo. 3のトラック情報に
ついて行う。
【0012】また、トラックNo. 3の記録データをトラ
ックNo. 1に移動する場合は、トラックNo. 3のアドレ
ス情報のポインタをトラックNo. 1の位置に記録し、移
動以前のトラックNo. 1,2のポインタをトラックNo.
2,3の位置に繰り下げて記録する。同様に他のトラッ
ク情報のポインタが移動される。このとき、編集の種別
として‘移動’を記憶し、編集加工の内容に基づく情報
として‘移動元のトラックNo. 3’及び‘移動先のトラ
ックNo. 1’を記憶する。このように編集されたデータ
を編集以前の状態に戻す場合は、上述した編集加工の逆
の手順、即ち移動後のトラックNo. 1のポインタをトラ
ックNo. 3へ移動する編集加工を行う。
【0013】さらに、トラックNo. 3の記録データを消
去する場合は、トラックNo. 4の位置に記録されている
各トラック情報のポインタをトラックNo. 3の位置に夫
々書き換え、以降のトラックNo. のポインタを繰り上げ
る。このとき、編集の種別として‘消去’を記憶し、編
集加工の内容に基づく情報として‘元のトラックNo.
3’及び‘元の各トラック情報ポインタ値’を記憶す
る。このように編集されたデータを編集以前の状態に戻
す場合は、上述した編集加工の逆の手順、即ちトラック
No. 3以降のトラックNo. のポインタ値を繰下げ、消去
以前のトラックNo.3のポインタ値を空いたトラックNo.
3の位置に記録する編集加工を行う。
【0014】また本発明に係るデータ記録装置は、圧縮
されたデータを媒体に光磁気記録した際に、前記データ
が記録されたトラックを管理するトラック情報を前記媒
体に記録し、前記トラック情報を用いて前記データを編
集することが可能であって、前記トラック情報を読出し
て該トラック情報に編集加工を施す手段と、該編集加工
の内容に基づく情報を記憶する手段とを備えることを特
徴とする。圧縮されたデータが光磁気記録された媒体、
例えばミニディスク(MD)を用いて編集されたデータ
を復元することができる。複数回数の編集を連続して行
った場合には、編集段階における任意の状態にデータを
復元することができる。
【0015】さらに本発明に係るデータ記録装置は、前
記編集加工の内容に基づく情報は、編集の種別と加工の
履歴を示す情報とを有することを特徴とする。これらの
情報を用いることにより編集以前のデータが復元され
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施例を示す
図面に基づき具体的に説明する。図1は本発明のデータ
記録装置に係る光磁気記録再生装置の構成を示すブロッ
ク図である。この光磁気記録再生装置は、MD仕様の光
磁気記録媒体に対して音声信号の記録再生が可能な装置
である。図中1は、音声信号が入力される入力端子であ
り、音声信号はA/D変換器2に入力されてデジタル信
号に変換され、変換されたデジタル信号はATRAC
(Adaptive Transform Acoustic Coding)エンコーダ3
に入力されて圧縮され、高能率符号化される。圧縮され
た信号はCD−ROMエンコーダ4に入力されてMDフ
ォーマットに変換される。CD−ROMエンコーダ4に
て変換された信号は、ショックプルーフメモリ7及びE
FM(Eight to Fourteen Modulation),ACIRC
(Advanced Cross Interleave Reed-Solomon Code )エ
ンコーダ5に入力される。ショックプルーフメモリ7は
圧縮された信号を一時蓄えるメモリであり、EFM,A
CIRCエンコーダ5は、入力信号をインタリーブし、
誤り訂正符号を付し、サブコード信号を付加するエンコ
ーダである。EFM,ACIRCエンコーダ5にて暗号
化された信号は記録RFアンプ6に入力され、MD10に
記録する信号を記録用の磁気ヘッド8に出力する。
【0017】図2は、本実施例の光磁気記録再生装置に
より音声信号が記録再生されるMDの物理フォマーット
を示す模式的部分断面図である。MD10は直径64mmのド
ーナツ円板形状を有する光磁気記録媒体であり、中央部
分と同心円状に内周側からリードインエリア24,U−T
OCエリア25,プログラムエリア26及びリードアウトエ
リア27を順に備えている。リードインエリア24にはU−
TOCエリア25の開始アドレス情報及びプログラムエリ
ア26の開始アドレス情報等のTOC情報が記録され、U
−TOCエリア25にはアドレス情報、テキスト情報及び
記録日時の情報等のトラック情報が記録され、プログラ
ムエリア26には音声信号及びサブコード信号が記録され
る。
【0018】図1に示すように、MD10の上面側には磁
気ヘッド8が配され、下面側のデータ記録再生位置には
MD用のレーザピックアップ9が配される。スピンドル
モータ18によりMD10が回転せしめられ、スレッドモー
タ19によりレーザピックアップ9のスレッド制御が行わ
れ、そしてレーザピックアップ9が備えるフォーカスコ
イル(図示せず)及びトラッキングコイル(図示せず)
によりフォーカス制御及びトラッキング制御が夫々行わ
れる。スピンドルモータ18及びスレッドモータ19はモー
タ制御回路20により制御され、これによりレーザピック
アップ9はMD10の記録再生位置に追従するようになっ
ている。
【0019】レーザピックアップ9により読み出された
信号は再生RFアンプに入力されて増幅され、ADIP
(Adress in Pregroove )復調回路12及びEFM,AC
IRCデコーダ13に入力される。ADIP復調回路12で
は再生信号からプリグルーブのアドレス信号が読出され
てEFM,ACIRCデコーダ13に入力される。EF
M,ACIRCデコーダ13では入力されたMDフォーマ
ット信号が誤り訂正処理を施され、訂正処理された信号
はCD−ROMデコーダ14に入力される。CD−ROM
デコーダ14はMDフォーマット信号をデジタル信号に変
換するデコードであり、デジタル信号に変換した信号
を、上述したショックプルーフメモリ7及びATRAC
デコーダ15に入力する。ATRACデコーダ15に入力さ
れたデジタル信号は伸長されて圧縮以前のデジタル信号
に復号される。伸長されたデジタル信号はD/A変換器
16に入力されてアナログ信号に変換され、出力端子17
に出力されるようになっている。
【0020】また、システム制御回路21は本実施例の光
磁気記録再生装置の全体の制御に携わる制御回路であ
り、マイクロコンピュータを用いて構成されている。シ
ステム制御回路21はメカスイッチ入力端子23及びキー入
力端子22が接続されており、本装置が備えるメカニズム
系の動作位置を検出する機構検出信号がメカニカルスイ
ッチ入力端子23から入力された場合、例えば記録用の磁
気ヘッドがMD10の記録位置にあることを検出して機構
検出信号を入力した場合に、モータ制御回路20を制御す
る。また、システム制御回路21は、装置本体に設けられ
たPLAY, REC, STOP 等の機能スイッチからの入力信号が
キー入力端子22から入力された場合に、サブコード信号
の処理を行ったり、ATRACエンコーダ3,CD−R
OMエンコーダ4,CD−ROMデコーダ14及びATR
ACデコーダ15を制御する。
【0021】また、システム制御回路21は本発明の特徴
となる復元メモリ21Mを備えている。システム制御回路
21はCD−ROMデコーダ14を介してショックプルーフ
メモリ7に制御信号を供給し、後述する如くショックプ
ルーフメモリ7の一部に書き込まれたトラック情報を読
み出して編集加工し、ショックプルーフメモリ7に再度
書き込む。そして、編集加工されたトラック情報に基づ
いた、データの復元のための情報を復元メモリ21Mに記
憶せしめるようになっている。
【0022】以上の如き構成の光磁気記録再生装置を用
いて、MD10に音声信号のデータを記録再生する場合及
び記録されたデータを編集する場合について以下に説明
する。まず、システム制御回路21にキー入力端子22から
記録を指示する信号が入力され、入力端子1からデータ
1aが入力される。システム制御回路21はモータ制御回
路20に指示を与えてレーザピックアップ9を発光せし
め、MD10の記録位置にて合焦すべくフォーカス制御及
びトラッキング制御をレーザピックアップ9のフォーカ
スコイル及びトラッキングコイルにより行う。また、M
D10には記録エリアにサンプリング周波数(Fs=4
4.1kHz)にてウォブリングが施されており、EF
M信号によりスピンドルモータ18が制御される。
【0023】データ1aは、A/D変換器2、ATRA
Cエンコーダ3及びCD−ROMエンコーダ4へ順に入
力されて上述した如く信号処理され、ショックプルーフ
メモリ7に格納される。ショックプルーフメモリ7から
出力された信号には、システム制御回路21にて生成され
た記録すべきアドレスの情報等を含むサブコード情報が
付加され、EFM,ACIRCエンコーダ5及び記録R
Fアンプ6に入力されて上述の如く信号処理され、MD
10に記録される。ショックプルーフメモリ7では、1単
位(略2秒間)の信号が蓄えられる都度、その信号がM
D10に記録される。
【0024】システム制御回路21にキー入力端子22から
再生を指示する信号が入力された場合は、システム制御
回路21はモータ制御回路20に指示を与えてレーザピック
アップ9を発光せしめ、MD10の再生位置にて合焦すべ
くフォーカス制御及びトラッキング制御をスレッドモー
タ19により行う。さらにEFM信号によりスピンドルモ
ータ18を制御する。そして、レーザピックアップ9によ
りデータを読出して再生RFアンプ11、ADIP復調回
路12及びEFM,ACIRCデコーダ13にて上述した信
号処理が行われる。EFM,ACIRCデコーダ13で処
理された信号はショックプルーフメモリ7に格納され
る。MDに記録されているデータは実時間の1/5 に圧縮
されているために、再生時には一度ショックプルーフメ
モリ7に蓄えられ、順次CD−ROMデコーダ14及びA
TRACデコーダ15を介してアナログ変換され、出力さ
れる。
【0025】上述した記録操作を連続して行い、音声信
号のデータ1a,2a,3a,4aの4曲をMD10に記
録する。MD10に記録されたこれらのデータを編集する
場合について説明する。図3は本実施例における編集内
容及び順序を表した模式図である。図3(I) にデータの
初期状態を示す。図に示すトラックNo. はU−TOCエ
リア25にて各データに関するポインタを対応させて記録
してあるものであるが、説明の都合上、本図ではプログ
ラムエリア26に記録されたデータに対応させて示してい
る。トラックNo.1にはデータ1aが、トラックNo.2
にはデータ2aが、トラックNo.3にはデータ3aが、
トラックNo.4にはデータ4aが対応している。編集操
作は、(I) 初期状態→(II)データ3aを分割→(III) デ
ータ3a 1 を移動→(IV)データ3a2 を消去→(V) デー
タ1a,2aを結合、の順序で行われる。図4は、(I)
→(V) の編集操作を行う場合のシステム制御回路の操作
手順を示すフローチャートであり、図5は(V) →(I) の
復元操作を行う場合のシステム制御回路の操作手順を示
すフローチャートであり、これらのフローチャートに基
づいて編集操作を説明する。
【0026】まず、システム制御回路21に編集を指示す
る信号が入力されると、MD10のU−TOCエリア25に
記録されているトラック情報が読出され、各処理回路を
経てショックプルーフメモリ7の一部に書き込まれる。
トラック情報はMD10の装着時にショックプルーフメモ
リ7に書き込まれる場合もある。U−TOCエリア25に
記録されている初期状態の各トラック情報のポインタを
表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】データ3aを分割する指示が入力されると
(ステップS11)、データ3aに関するトラック情報
をショックプルーフメモリ7から読み出して編集加工す
る(ステップS12)。ポインタ値3の位置に記録され
たデータ3aのアドレス情報(E,H)をデータ3a1
のアドレス情報(E,F)に書き換え、データ3a2
アドレス情報(G,H)をエンプティポインタであるポ
インタ値7の位置に記録してトラックNo. 4に対応させ
る。分割以前のNo. 4以降のポインタは順次繰り下げら
れる。エンプティポインタとはトラック情報記録領域の
空き領域の最初の位置を示すポインタである。ポインタ
値7にアドレス情報が記録された後はエンプティポイン
タとして次のポインタ値8が示される。表2に、分割以
前及び以後のアドレス情報及びポインタをトラックNo.
に対応させて示す。
【0029】
【表2】
【0030】同様にテキスト情報及び記録日時情報につ
いて編集加工を行う。これにより、図3(II)に示すよう
に、トラックNo. 3にはデータ3a1 が、トラックNo.
4にはデータ3a2 が、トラックNo. 5にはデータ4a
が対応する。
【0031】なお、U−TOCエリア25におけるアドレ
ス管理はCD−ROMと同様に、クラスタ、セクタによ
り行われており、アドレスは36セクタを1クラスタと
している。セクタ00H〜1FHにはメインデータが記
録され、セクタFCH〜FFHの部分ではピット形成部
には全てにサブデータが記録され、グルーブ部にはFF
Hのみにサブデータが記録され、残りのFCH〜FEH
はリンク領域になっている。またU−TOCエリア25の
先頭部のアドレスを0000H:FCH(クラスタ、セ
クタ)と規定している。U−TOCエリア25のクラスタ
0003H〜0005HにはU−TOC情報が繰り返し
記録されている。
【0032】上述した編集加工が行われた際に、行われ
た編集の種別とデータを復元するために必要な最小限の
情報とが復元メモリ21Mに書き込まれる(ステップS1
3)。図6は、本実施例での編集操作に基づいて復元メ
モリに書き込まれる情報を示した図表である。ステップ
S13で、編集の種別としてD(分割)が記憶され、現
在のトラックNo. 3,4が記憶される。
【0033】次に、データ3a1 をトラックNo. 1に移
動する指示がシステム制御回路21に入力されると(ステ
ップS14)、データ3a1 に関するトラック情報をシ
ョックプルーフメモリ7から読み出して編集加工する
(ステップS15)。データ3a1 のアドレス情報を示
すポインタをトラックNo. 1の位置に記録し、移動以前
のトラックNo. 1及びトラックNo. 2を繰り下げる。表
3に、移動以前及び以後のアドレス情報及びポインタを
トラックNo. に対応させて示す。
【0034】
【表3】
【0035】同様にテキスト情報及び記録日時情報につ
いて編集加工を行う。これにより、図3(III) に示すよ
うに、トラックNo. 1にはデータ3a1 が、トラックN
o. 2にはデータ1aが、トラックNo. 3にはデータ2
aが、トラックNo. 4にはデータ3a2 が、トラックN
o. 5にはデータ4aが対応する。
【0036】このような編集加工が行われた際に、復元
メモリ21Mには、編集の種別としてM(移動)が記憶さ
れ、移動元トラックNo. 3、及び移動先トラックNo. 1
が記憶される(ステップS16)。
【0037】データ3a2 を消去する指示がシステム制
御回路21に入力されると(ステップS17)、データ3
2 に関するトラック情報をショックプルーフメモリ7
から読み出して編集加工する(ステップS18)。デー
タ3a2 のトラック情報は前述したようにポインタ値7
の位置に記録されてトラックNo. 4に対応されている。
データ3a2 を消去する場合は、トラックNo. 5以降の
ポインタを繰り上げて、データ4aのポインタをトラッ
クNo. 4の位置に記録する。表4に消去以前及び以後の
アドレス情報及びポインタをトラックNo. に対応させて
示す。
【0038】
【表4】
【0039】同様にテキスト情報及び記録日時情報につ
いて編集加工を行う。これにより、図3(IV)に示すよう
に、トラックNo. 1にはデータ3a1 が、トラックNo.
2にはデータ1aが、トラックNo. 3にはデータ2a
が、トラックNo. 4にはデータ4aが対応する。そし
て、復元メモリ21Mに、編集の種別としてE(消去)が
記憶され、元トラックNo. 4と、そのアドレスポインタ
値,テキストポインタ値及び記録日時ポインタ値とのト
ラック情報が記憶される(ステップS19)。
【0040】データ1a及びデータ2aを結合する指示
がシステム制御回路21に入力されると(ステップS2
0)、データ1a,2aに関するトラック情報をショッ
クプルーフメモリ7から読み出して編集加工する(ステ
ップS21)。トラックNo. 2とトラックNo. 3とを結
合する際には、トラックNo. 2のポインタに記録された
アドレス情報(A,B)を結合したデータのアドレス情
報(A,D)に書き換える。結合以前のトラックNo. 4
以降のポインタを順次繰り上げ、トラックNo. 3の位置
にはデータ4aのポインタを記録する。表3に、結合以
前及び以後のアドレス情報及びポインタをトラックNo.
に対応させて示す。
【0041】
【表5】
【0042】同様にテキスト情報及び記録日時情報につ
いて編集加工を行う。これにより、図3(V) に示すよう
に、トラックNo. 1にはデータ3a1 が、トラックNo.
2にはデータ1a+2aが、トラックNo. 3にはデータ
4aが対応する。
【0043】このような編集加工が行われた際に、復元
メモリ21Mに、編集の種別としてC(結合)が記憶さ
れ、結合後のトラックNo. 2、元のトラックNo. 2のテ
キストポインタ値、元のトラックNo. 2の記録日時ポイ
ンタ値、元のトラックNo. 3のアドレスポインタ値、元
のトラックNo. 3のテキストポインタ値、及び元のトラ
ックNo. 3の記録日時ポインタ値のトラック情報が記憶
される(ステップS22)。
【0044】以上の如く編集操作を行った後に、データ
を編集途中の状態、例えば図3(III) の状態に復元する
場合を説明する。システム制御回路21に1段階復元の指
示が入力される(図5,ステップS23)。復元メモリ
21Mに記憶された編集種別C及びトラック情報を読出す
(ステップS24)。結合を復元する場合は、結合元ト
ラックNo. のポインタ値に基づいて、ショックプルーフ
メモリ7から読み出したトラックNo. 2を分割し、トラ
ックNo. 2,3の位置にポインタを記録してショックプ
ルーフメモリ7に書き込む(ステップS25)。これに
より、まずデータは図3(IV)に示す状態に復元される。
再度、システム制御回路21に1段階復元の指示が入力さ
れる(ステップS26)。復元メモリ21Mに記憶された
編集種別E及びそのトラック情報を読出す(ステップS
27)。これらに基づいて、ショックプルーフメモリ7
から読み出されたトラックNo. 4の位置に消去されたポ
インタを記録し、ショックプルーフメモリ7に書き込む
(ステップS28)。これにより、データは図3(III)
に示す状態に復元される。ショックプルーフメモリ7に
書き込まれたトラック情報は、例えばMD10の排出時に
U−TOCエリア25に記録され(ステップS29)、デ
ータの編集及び復元が終了する。
【0045】なお、上述の編集加工に続いて図3(II)の
状態に復元する場合は、トラックNo. 1の位置のポイン
タをトラックNo. 3に書込み、トラックNo. 2以降のポ
インタを順次繰り上げる。さらに図3(I) の状態に復元
する場合は、トラックNo. 3,4のトラック情報を結合
し、トラックNo. 5以降のポインタを順次繰り上げる。
また、上述した実施例では、編集加工の内容に基づく情
報を記憶するメモリをシステム制御回路21に設けた場合
を説明しているが、これに限るものではなく、例えばシ
ョックプルーフメモリ7の一部にこの情報を記憶するよ
うに構成してあっても良い。
【0046】以上の如く本実施例にあっては、MD10に
記録されたデータを編集した後に、容易に編集以前又は
編集途中の状態にデータ復元することができ、編集操作
の煩雑さを解消できる。
【0047】なお、編集加工の内容に基づく情報の種類
は編集の種別により設定され、上述した種別及びトラッ
ク情報以外でも、データを復元可能にする情報であれば
良い。
【0048】また、上述した実施例ではMD対応の光磁
気記録再生装置について説明しているが、これに限るも
のではなく、記録された音声信号のトラックを管理する
情報を記録する装置であればMDに対応しない光磁気記
録装置でも良く、また光磁気記録装置以外でも音声信号
を記録する装置であれば本発明に適用できる。さらに、
音声信号に限らず映像信号又はコンピュータデータの記
録装置にも適用できる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、媒体
に記録されたデータのトラックを管理するトラック情報
に編集加工を施した際に、編集加工の内容を示す情報例
えば編集種別並びに編集加工したトラックNo. 及び編集
加工前後のポインタ等の情報を記憶手段に記憶している
ので、この情報を用いて編集以前又は編集途中のデータ
の状態に復元することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光磁気記録再生装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本実施例に用いるMDの物理フォマーットを示
す模式的部分断面図である。
【図3】本実施例の編集内容及び順序を表した模式図で
ある。
【図4】本実施例の編集を行う場合のシステム制御回路
の操作手順を示すフローチャートである。
【図5】本実施例の復元を行う場合のシステム制御回路
の操作手順を示すフローチャートである。
【図6】本実施例の編集で復元メモリに書き込まれる情
報を示した図表である。
【符号の説明】
7 ショックプルーフメモリ 8 磁気ヘッド 9 レーザピックアップ 10 MD 18 スピンドルモータ 19 スレッドモータ 21 システム制御回路 21M 復元メモリ 24 リードインエリア 25 U−TOCエリア 26 プログラムエリア 27 リードアウトエリア

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体にデータを記録した際に、該データ
    が記録されたトラックを管理するトラック情報を前記媒
    体に記録し、前記トラック情報を用いて前記データを編
    集することが可能なデータ記録装置において、 前記トラック情報を読出して該トラック情報に編集加工
    を施す手段と、該編集加工の内容に基づく情報を記憶す
    る手段とを備えることを特徴とするデータ記録装置。
  2. 【請求項2】 圧縮されたデータを媒体に光磁気記録し
    た際に、前記データが記録されたトラックを管理するト
    ラック情報を前記媒体に記録し、前記トラック情報を用
    いて前記データを編集することが可能なデータ記録装置
    において、 前記トラック情報を読出して該トラック情報に編集加工
    を施す手段と、該編集加工の内容に基づく情報を記憶す
    る手段とを備えることを特徴とするデータ記録装置。
  3. 【請求項3】 前記編集加工の内容に基づく情報は、編
    集の種別と加工の履歴を示す情報とを有する請求項1又
    は2記載のデータ記録装置。
JP30161795A 1995-11-20 1995-11-20 データ記録装置 Pending JPH09147530A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30161795A JPH09147530A (ja) 1995-11-20 1995-11-20 データ記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30161795A JPH09147530A (ja) 1995-11-20 1995-11-20 データ記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09147530A true JPH09147530A (ja) 1997-06-06

Family

ID=17899107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30161795A Pending JPH09147530A (ja) 1995-11-20 1995-11-20 データ記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09147530A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2312079B (en) * 1996-04-12 2000-11-15 Sony Uk Ltd Editing of recorded material
JP2009032394A (ja) * 2008-10-06 2009-02-12 Yamaha Corp オーディオデータ記録再生装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2312079B (en) * 1996-04-12 2000-11-15 Sony Uk Ltd Editing of recorded material
US6640044B2 (en) 1996-04-12 2003-10-28 Sony Corporation Editing of recorded material using a virtual file representing an edited clip sequence
JP2009032394A (ja) * 2008-10-06 2009-02-12 Yamaha Corp オーディオデータ記録再生装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100342116B1 (ko) 기록매체의기록방법
JP3528179B2 (ja) 記録装置及び記録方法
JPH0589601A (ja) デイスク記録装置、デイスク再生装置及びデイスク
US5859815A (en) Apparatus and methods for minimizing non-recordable areas and numbers of parts per track on a digital recording medium
JPH09147530A (ja) データ記録装置
JPH0644687A (ja) ディスク記録装置
WO2002084666A1 (fr) Appareil d'enregistrment/reproduction
JP3209369B2 (ja) 記録再生装置
JP3361186B2 (ja) 光記録担体再生装置
JP3161323B2 (ja) Mdシステム
JP3432856B2 (ja) 記録再生装置
JPH09147532A (ja) ディスク記録装置
JP2002343062A (ja) 追加記録制御方法及び追加記録制御装置
JP3518492B2 (ja) ディスク記録装置
JPH06243592A (ja) 光磁気デイスク装置
JPH09147531A (ja) 情報再生装置
JP3717443B2 (ja) 情報記録再生装置及び端末装置
KR0133140B1 (ko) 영상가요 매체의 곡정보 표시장치와 그 방법
JP3991474B2 (ja) 記録装置
JP3338073B2 (ja) 情報記録再生装置
JPH08153383A (ja) 情報記録/再生装置及びミニディスクレコーダ/プレーヤ
JPH07262753A (ja) ミニディスク装置
JPH09167426A (ja) ディスク装置
JPH06150623A (ja) 記録再生装置
JP2004095041A (ja) ミニディスク再生装置