JPH09147478A - 回転テーブル駆動装置 - Google Patents
回転テーブル駆動装置Info
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- JPH09147478A JPH09147478A JP7307344A JP30734495A JPH09147478A JP H09147478 A JPH09147478 A JP H09147478A JP 7307344 A JP7307344 A JP 7307344A JP 30734495 A JP30734495 A JP 30734495A JP H09147478 A JPH09147478 A JP H09147478A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotary table
- rotor
- case
- shaft
- resin molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Rotational Drive Of Disk (AREA)
- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転テーブル駆動装置において、製造工程の
大幅削減を図りながら、ロータ・シャフトとロータ・ケ
ースとの垂直度、ロータ・シャフトと回転テーブルとの
垂直度を容易に高精度化し、歩留まり向上を達成する。 【解決手段】 回転テーブル付きロータ側アセンブリー
は、ロータ・シャフト11とロータ・ケース12とをイ
ンサート成形して成る樹脂成形部の回転テーブル13
と、そのボス部13aの周りの環状溝13bに嵌合して
接着固定された環状のバックヨーク14と、そのバック
ヨーク14の上に自己吸着で固定されたクランプ吸引用
環状永久磁石15と、ロータ・ケース12の内周面に接
着固定されたロータ磁石16とを有している。ケース1
2の端面部が樹脂成形部の回転テーブル13に埋没して
おり、回転テーブル13の厚肉部分のハブ13cに切り
起こし片12aが起立して、その切り起こし開口部12
bは成形時の樹脂流通路を形成していると共に、成形後
の回り止め部として機能する。シャフト11の先端周面
には回り止め部としての平目ローレット刻印部11aが
形成されている。
大幅削減を図りながら、ロータ・シャフトとロータ・ケ
ースとの垂直度、ロータ・シャフトと回転テーブルとの
垂直度を容易に高精度化し、歩留まり向上を達成する。 【解決手段】 回転テーブル付きロータ側アセンブリー
は、ロータ・シャフト11とロータ・ケース12とをイ
ンサート成形して成る樹脂成形部の回転テーブル13
と、そのボス部13aの周りの環状溝13bに嵌合して
接着固定された環状のバックヨーク14と、そのバック
ヨーク14の上に自己吸着で固定されたクランプ吸引用
環状永久磁石15と、ロータ・ケース12の内周面に接
着固定されたロータ磁石16とを有している。ケース1
2の端面部が樹脂成形部の回転テーブル13に埋没して
おり、回転テーブル13の厚肉部分のハブ13cに切り
起こし片12aが起立して、その切り起こし開口部12
bは成形時の樹脂流通路を形成していると共に、成形後
の回り止め部として機能する。シャフト11の先端周面
には回り止め部としての平目ローレット刻印部11aが
形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク・ドラ
イバ等の回転テーブル駆動装置に関し、特に、その回転
テーブルとスピンドルモータとの一体化構造に関する。
イバ等の回転テーブル駆動装置に関し、特に、その回転
テーブルとスピンドルモータとの一体化構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンパクトディスク(CD)プ
レーヤ等の回転テーブル駆動装置は、図6に示すよう
に、プレーヤ本体側のスピンドルモータ(ブラシレスモ
ータ)1のロータ・シャフト1aに固定された真鍮製回
転テーブル2と、その回転テーブル2のボス部2aの周
りの環状溝2bに嵌合して接着固定されたクランプ吸引
用環状永久磁石3と、ハブ2cにディスク穴4aを嵌め
て回転テーブル2のディスク滑り止め層2d上に載せる
ディスク媒体4と、そのディスク媒体4の上に合わせ
て、内蔵の鉄製円盤(ヨーク)5aとクランプ吸引用環
状永久磁石3との磁気吸引力によりディスク媒体4を押
さえ込むディスク押え5とを有している。このクランプ
吸引用環状永久磁石3は環状磁石の表面に金属メッキを
施したもので、環状溝2b内に塗布した接着剤にて固定
されている。
レーヤ等の回転テーブル駆動装置は、図6に示すよう
に、プレーヤ本体側のスピンドルモータ(ブラシレスモ
ータ)1のロータ・シャフト1aに固定された真鍮製回
転テーブル2と、その回転テーブル2のボス部2aの周
りの環状溝2bに嵌合して接着固定されたクランプ吸引
用環状永久磁石3と、ハブ2cにディスク穴4aを嵌め
て回転テーブル2のディスク滑り止め層2d上に載せる
ディスク媒体4と、そのディスク媒体4の上に合わせ
て、内蔵の鉄製円盤(ヨーク)5aとクランプ吸引用環
状永久磁石3との磁気吸引力によりディスク媒体4を押
さえ込むディスク押え5とを有している。このクランプ
吸引用環状永久磁石3は環状磁石の表面に金属メッキを
施したもので、環状溝2b内に塗布した接着剤にて固定
されている。
【0003】スピンドルモータ1は、プレーヤ本体側の
シャーシ(図示せず)に取付けられる印刷配線板(取付
ベース板)1bと、これにカシメ固定されて起立した筒
状のコア押え(軸受ハウジング)1cと、コア押え1c
で一体的に組み付けされた積層コア1dと、積層コア1
dに巻付けられたコイル巻線1eと、コア押え1c内に
嵌入したシンターベアリング(軸受メタル)1fと、シ
ンターベアリング1fにて支承されたロータ・シャフト
1aに真鍮製スペーサ1gを介して固定された逆さカッ
プ状の鉄製ロータ・ケース1hと、ロータケース1hの
内周面に接着固定されたロータ磁石1iとを有してい
る。なお、1jはロータ・シャフト1aの下端を受ける
受板(スラスト板)、1kはホール素子、1mはフレキ
シブル配線板である。
シャーシ(図示せず)に取付けられる印刷配線板(取付
ベース板)1bと、これにカシメ固定されて起立した筒
状のコア押え(軸受ハウジング)1cと、コア押え1c
で一体的に組み付けされた積層コア1dと、積層コア1
dに巻付けられたコイル巻線1eと、コア押え1c内に
嵌入したシンターベアリング(軸受メタル)1fと、シ
ンターベアリング1fにて支承されたロータ・シャフト
1aに真鍮製スペーサ1gを介して固定された逆さカッ
プ状の鉄製ロータ・ケース1hと、ロータケース1hの
内周面に接着固定されたロータ磁石1iとを有してい
る。なお、1jはロータ・シャフト1aの下端を受ける
受板(スラスト板)、1kはホール素子、1mはフレキ
シブル配線板である。
【0004】スピンドルモータ1のロータ側アセンブリ
ーは、図7(a)に示す如く、真鍮製スペーサ1gの軸
孔にロータ・シャフト1aを圧入して一体化した後、図
7(b)に示す如く、鉄製のロータ・ケース1hのプレ
ス絞り孔にスペーサ1gを収めてカシメ固定したもので
ある。その後、図7(b)に示すスピンドルモータ1の
ロータ側アセンブリー10のロータ・シャフト1aを図
7(c)に示す回転テーブル2の軸孔に圧入して、図8
に示す回転テーブル付きロータ側アセンブリー20を得
るようにしている。この回転テーブル付きロータ側アセ
ンブリー20のロータ・シャフト1aを図6に示すステ
ータ側アセンブリーのシンターベアリング1f内へ差し
込んで回転テーブル駆動装置が作製される。
ーは、図7(a)に示す如く、真鍮製スペーサ1gの軸
孔にロータ・シャフト1aを圧入して一体化した後、図
7(b)に示す如く、鉄製のロータ・ケース1hのプレ
ス絞り孔にスペーサ1gを収めてカシメ固定したもので
ある。その後、図7(b)に示すスピンドルモータ1の
ロータ側アセンブリー10のロータ・シャフト1aを図
7(c)に示す回転テーブル2の軸孔に圧入して、図8
に示す回転テーブル付きロータ側アセンブリー20を得
るようにしている。この回転テーブル付きロータ側アセ
ンブリー20のロータ・シャフト1aを図6に示すステ
ータ側アセンブリーのシンターベアリング1f内へ差し
込んで回転テーブル駆動装置が作製される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
回転テーブル駆動装置にあっては、次のような問題点が
あった。
回転テーブル駆動装置にあっては、次のような問題点が
あった。
【0006】 スピンドルモータ1のロータ・シャフ
ト1aとロータ・ケース1hとの固着法は、先ずカシメ
用の真鍮製スペーサ1gにロータ・シャフト1aを圧入
した後、真鍮製スペーサ1gをロータ・ケース1hのプ
レス絞り孔にスペーサ1gを収めてカシメ固定するもの
であり、カシメ用の真鍮製スペーサ1gの媒介部品を必
要とすることは勿論、ロータ・シャフト1aとロータ・
ケース1hとの垂直度にバラツキが生じ易く、ロータと
ステータとのギャップに不具合が発生し、モータ性能に
悪影響を及ぼすため、歩留まり低下を招いていた。
ト1aとロータ・ケース1hとの固着法は、先ずカシメ
用の真鍮製スペーサ1gにロータ・シャフト1aを圧入
した後、真鍮製スペーサ1gをロータ・ケース1hのプ
レス絞り孔にスペーサ1gを収めてカシメ固定するもの
であり、カシメ用の真鍮製スペーサ1gの媒介部品を必
要とすることは勿論、ロータ・シャフト1aとロータ・
ケース1hとの垂直度にバラツキが生じ易く、ロータと
ステータとのギャップに不具合が発生し、モータ性能に
悪影響を及ぼすため、歩留まり低下を招いていた。
【0007】 また、回転テーブル2の軸孔にロータ
・シャフト1aを圧入して一体化する場合、回転テーブ
ル2は真鍮製の切削品とせねばならず、製造コスト高を
余儀無くされているが、回転テーブル2と圧入後のロー
タ・シャフト1aとの垂直度に僅かな誤差があっても、
ディスク媒体の面振れによる振動不具合を招来するた
め、昨今の回転高速化の要請下ではますます圧入精度が
厳しく要求され、歩留まり低下の要因となっていた。
・シャフト1aを圧入して一体化する場合、回転テーブ
ル2は真鍮製の切削品とせねばならず、製造コスト高を
余儀無くされているが、回転テーブル2と圧入後のロー
タ・シャフト1aとの垂直度に僅かな誤差があっても、
ディスク媒体の面振れによる振動不具合を招来するた
め、昨今の回転高速化の要請下ではますます圧入精度が
厳しく要求され、歩留まり低下の要因となっていた。
【0008】そこで上記問題点に鑑み、本発明の課題
は、スピンドルモータのロータ側と回転テーブルとをイ
ンサート成形品として一体化構成することにより、製造
工程の大幅削減を図りながら、ロータ・シャフトとロー
タ・ケースとの垂直度、並びにロータ・シャフトと回転
テーブルとの垂直度を容易に高精度化し、歩留まり向上
を達成できる回転テーブル駆動装置を提供することにあ
る。
は、スピンドルモータのロータ側と回転テーブルとをイ
ンサート成形品として一体化構成することにより、製造
工程の大幅削減を図りながら、ロータ・シャフトとロー
タ・ケースとの垂直度、並びにロータ・シャフトと回転
テーブルとの垂直度を容易に高精度化し、歩留まり向上
を達成できる回転テーブル駆動装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の講じた手段は、ディスク媒体を搭載するべ
き回転テーブルを回転駆動するスピンドルモータを備え
た回転テーブル駆動装置において、上記回転テーブル
は、上記スピンドルモータのロータ・シャフトとロータ
・ケースとをインサートして樹脂成形された樹脂成形部
であり、上記ロータ・シャフト及び上記ロータ・ケース
は成形樹脂の陥入した回り止め部を有して成ることを特
徴とする。
に、本発明の講じた手段は、ディスク媒体を搭載するべ
き回転テーブルを回転駆動するスピンドルモータを備え
た回転テーブル駆動装置において、上記回転テーブル
は、上記スピンドルモータのロータ・シャフトとロータ
・ケースとをインサートして樹脂成形された樹脂成形部
であり、上記ロータ・シャフト及び上記ロータ・ケース
は成形樹脂の陥入した回り止め部を有して成ることを特
徴とする。
【0010】ここで、上記ロータ・シャフトの回り止め
部はローレット刻印部であることが好ましい。また、上
記回転テーブルは、1色目樹脂成形部のテーブル本体
と、このテーブル本体の上に積層成形された2色目樹脂
成形部のディスク滑り止め層とから成る2色樹脂成形構
造とすることができる。更に、上記テーブル本体と上記
ディスク滑り止め層との境界は凹凸粗面であることが好
ましい。そして、上記ロータ・ケースの一部をクランプ
用吸引永久磁石のバックヨークとして兼用しても良い。
更にまた、ロータ・ケース内の空洞部とケース外とを連
通する放射状放熱路を形成しても良い。
部はローレット刻印部であることが好ましい。また、上
記回転テーブルは、1色目樹脂成形部のテーブル本体
と、このテーブル本体の上に積層成形された2色目樹脂
成形部のディスク滑り止め層とから成る2色樹脂成形構
造とすることができる。更に、上記テーブル本体と上記
ディスク滑り止め層との境界は凹凸粗面であることが好
ましい。そして、上記ロータ・ケースの一部をクランプ
用吸引永久磁石のバックヨークとして兼用しても良い。
更にまた、ロータ・ケース内の空洞部とケース外とを連
通する放射状放熱路を形成しても良い。
【0011】〔作用〕このように、スピンドルモータの
ロータ側と回転テーブルとがインサート成形品として一
体化構成されているので、ロータ・シャフトとロータ・
ケースと回転テーブルの三者間のカシメ固着や圧入固着
が不要になり、コスト高部品や媒介部品を用いずに、製
造工程の大幅削減を図ることができると共に、ロータ・
シャフトとロータ・ケースとの垂直度やシャフトと回転
テーブルとの垂直度の高精度化も達成できる。これによ
り歩留まり向上を達成でき、装置の低コスト化を図るこ
とができる。また、インサート成形による一体化によ
り、ロータ・ケースと回転テーブルとに挟まれた空間部
を無くすこともできるので、回転テーブル駆動装置の薄
形化や空気抵抗の低減を図ることができる。
ロータ側と回転テーブルとがインサート成形品として一
体化構成されているので、ロータ・シャフトとロータ・
ケースと回転テーブルの三者間のカシメ固着や圧入固着
が不要になり、コスト高部品や媒介部品を用いずに、製
造工程の大幅削減を図ることができると共に、ロータ・
シャフトとロータ・ケースとの垂直度やシャフトと回転
テーブルとの垂直度の高精度化も達成できる。これによ
り歩留まり向上を達成でき、装置の低コスト化を図るこ
とができる。また、インサート成形による一体化によ
り、ロータ・ケースと回転テーブルとに挟まれた空間部
を無くすこともできるので、回転テーブル駆動装置の薄
形化や空気抵抗の低減を図ることができる。
【0012】ここで、ロータ・シャフトやロータ・ケー
スは樹脂の陥入した回り止め部を有しているので、樹脂
の陥入した回り止め部で投錨効果が発揮され、ロータ・
シャフトやロータ・ケースと樹脂成形部との間にガタ付
きが生じ難くなっている。
スは樹脂の陥入した回り止め部を有しているので、樹脂
の陥入した回り止め部で投錨効果が発揮され、ロータ・
シャフトやロータ・ケースと樹脂成形部との間にガタ付
きが生じ難くなっている。
【0013】ロータ・ケースの回り止め部としては、凹
凸面,開口部や切り起こし開口部とすることができ、ま
たロータ・シャフトの回り止め部としては、異形軸,シ
ャフト先端側をD形カットしたもの、シャフト先端側を
約50μm 以上に粗面化したもの、シャフト周面に貫通孔
を形成したもの等が挙げられる。
凸面,開口部や切り起こし開口部とすることができ、ま
たロータ・シャフトの回り止め部としては、異形軸,シ
ャフト先端側をD形カットしたもの、シャフト先端側を
約50μm 以上に粗面化したもの、シャフト周面に貫通孔
を形成したもの等が挙げられる。
【0014】D形カットの先端部では樹脂成形時にボイ
ドがD形カット部分に残ることが多く、ガタ付きを生じ
る場合がある。また貫通孔を形成したシャフトは部品単
価が高い。そこで、本発明では、ロータ・シャフトの回
り止め部としてローレット刻印部を用い、特に、平目ロ
ーレット刻印部を用いるようにしている。ボイド残留が
起こらず、ロータ・シャフトの低廉化を実現できる。ま
た、回転テーブルの成形部分は、1色目樹脂成形部のテ
ーブル本体と、このテーブル本体の上に積層成形された
2色目樹脂成形部のディスク滑り止め層とから成る2色
樹脂成形構造とすることができ、従来のディスク滑り止
め層の形成法が塗装法であるのに比べて、本発明では、
ディスク滑り止め層をテーブル本体の成形直後に連続形
成できることになるので、また一層、工数の削減及び低
コスト化を図ることができる。
ドがD形カット部分に残ることが多く、ガタ付きを生じ
る場合がある。また貫通孔を形成したシャフトは部品単
価が高い。そこで、本発明では、ロータ・シャフトの回
り止め部としてローレット刻印部を用い、特に、平目ロ
ーレット刻印部を用いるようにしている。ボイド残留が
起こらず、ロータ・シャフトの低廉化を実現できる。ま
た、回転テーブルの成形部分は、1色目樹脂成形部のテ
ーブル本体と、このテーブル本体の上に積層成形された
2色目樹脂成形部のディスク滑り止め層とから成る2色
樹脂成形構造とすることができ、従来のディスク滑り止
め層の形成法が塗装法であるのに比べて、本発明では、
ディスク滑り止め層をテーブル本体の成形直後に連続形
成できることになるので、また一層、工数の削減及び低
コスト化を図ることができる。
【0015】テーブル本体の成形樹脂は硬質樹脂で、デ
ィスク滑り止め層の成形樹脂はゴム状樹脂を必要とする
が、本発明ではその境界が凹凸粗面として形成されてい
るため、ゴム状樹脂を硬質樹脂の表面に強固に付着せし
めることができ、剥離等を無くすことができる。
ィスク滑り止め層の成形樹脂はゴム状樹脂を必要とする
が、本発明ではその境界が凹凸粗面として形成されてい
るため、ゴム状樹脂を硬質樹脂の表面に強固に付着せし
めることができ、剥離等を無くすことができる。
【0016】ロータ・ケースをインサートした成形品で
あるため、ロータ・ケースの端側を回転テーブルの樹脂
部分の骨材として用いることが可能であるが、またロー
タ・ケースの一部をクランプ用吸引永久磁石のバックヨ
ークとして兼用することもできる。この兼用により、バ
ックヨークの専用部品を無くすことができ、更なる低コ
スト化を図ることができる。
あるため、ロータ・ケースの端側を回転テーブルの樹脂
部分の骨材として用いることが可能であるが、またロー
タ・ケースの一部をクランプ用吸引永久磁石のバックヨ
ークとして兼用することもできる。この兼用により、バ
ックヨークの専用部品を無くすことができ、更なる低コ
スト化を図ることができる。
【0017】樹脂部で放射状放熱路の形成によりロータ
・ケース内の熱気の積極的な掃き出しが可能であり、顕
著な放熱効果を期待できる。
・ケース内の熱気の積極的な掃き出しが可能であり、顕
著な放熱効果を期待できる。
【0018】
【0019】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0020】〔実施例1〕図1は本発明の実施例1に係
る回転テーブル駆動装置の回転テーブル付きロータ側ア
センブリーを示す部分断面付き正面図である。
る回転テーブル駆動装置の回転テーブル付きロータ側ア
センブリーを示す部分断面付き正面図である。
【0021】本例の回転テーブル駆動装置は、図6に示
すスピンドルモータ1のステータ側アセンブリーと、図
1に示す回転テーブル付きロータ側アセンブリーとから
成る。図6に示す如く、スピンドルモータ1のステータ
側アセンブリーは、プレーヤ本体側のシャーシ(図示せ
ず)に取付けられる印刷配線板(取付ベース板)1b
と、これにカシメ固定されて起立した筒状のコア押え
(軸受ハウジング)1cと、コア押え1cで一体組み付
けされた積層コア1dと、積層コア1dに巻付けられた
コイル巻線1eと、コア押え1c内に嵌入したシンター
ベアリング(軸受メタル)1fとを有している。回転テ
ーブル付きロータ側アセンブリーは、ロータ・シャフト
11と逆さカップ状のロータ・ケース12とをインサー
ト成形して成る樹脂成形部の回転テーブル13と、回転
テーブル13のボス部13aの周りの環状溝13bに嵌
合して接着固定された環状のバックヨーク(背面磁性
体)14と、その環状溝13b内でそのバックヨーク1
4の上に自己吸着で固定されたクランプ吸引用環状永久
磁石15と、ロータ・ケース12の内周面に接着固定さ
れたロータ磁石16とを有している。
すスピンドルモータ1のステータ側アセンブリーと、図
1に示す回転テーブル付きロータ側アセンブリーとから
成る。図6に示す如く、スピンドルモータ1のステータ
側アセンブリーは、プレーヤ本体側のシャーシ(図示せ
ず)に取付けられる印刷配線板(取付ベース板)1b
と、これにカシメ固定されて起立した筒状のコア押え
(軸受ハウジング)1cと、コア押え1cで一体組み付
けされた積層コア1dと、積層コア1dに巻付けられた
コイル巻線1eと、コア押え1c内に嵌入したシンター
ベアリング(軸受メタル)1fとを有している。回転テ
ーブル付きロータ側アセンブリーは、ロータ・シャフト
11と逆さカップ状のロータ・ケース12とをインサー
ト成形して成る樹脂成形部の回転テーブル13と、回転
テーブル13のボス部13aの周りの環状溝13bに嵌
合して接着固定された環状のバックヨーク(背面磁性
体)14と、その環状溝13b内でそのバックヨーク1
4の上に自己吸着で固定されたクランプ吸引用環状永久
磁石15と、ロータ・ケース12の内周面に接着固定さ
れたロータ磁石16とを有している。
【0022】ロータ・ケース12の端面部が樹脂成形部
の回転テーブル13に埋没しており、回転テーブル13
の厚肉部分のハブ13cに少なくとも1つの切り起こし
片12aが起立して、その切り起こし開口部12bは成
形時の樹脂流通路を形成していると共に、成形後の回り
止め部として機能する。また、ロータ・ケース12の端
面部は樹脂成形部の回転テーブル13の骨材としても機
能し、回転テーブル13の強度向上に寄与している。
の回転テーブル13に埋没しており、回転テーブル13
の厚肉部分のハブ13cに少なくとも1つの切り起こし
片12aが起立して、その切り起こし開口部12bは成
形時の樹脂流通路を形成していると共に、成形後の回り
止め部として機能する。また、ロータ・ケース12の端
面部は樹脂成形部の回転テーブル13の骨材としても機
能し、回転テーブル13の強度向上に寄与している。
【0023】スピンドルモータ1のロータ・シャフト1
1は丸棒軸ではなく、図2に示す如く、先端周面には平
目ローレット刻印部11aが形成されている。コイニン
グ工程で簡単に平目ローレット刻印部11aを付与で
き、ロータ・シャフト11の単価の低廉化に寄与する。
ローレット刻印部11aはD形カットのように深い窪み
を持たないので、樹脂成形時にカット部分にボイド(気
泡)が停留してしまう危険性を回避でき、ガタ付きない
回り止め効果を発揮できる。なお、綾目ローレット刻印
部でも構わない。
1は丸棒軸ではなく、図2に示す如く、先端周面には平
目ローレット刻印部11aが形成されている。コイニン
グ工程で簡単に平目ローレット刻印部11aを付与で
き、ロータ・シャフト11の単価の低廉化に寄与する。
ローレット刻印部11aはD形カットのように深い窪み
を持たないので、樹脂成形時にカット部分にボイド(気
泡)が停留してしまう危険性を回避でき、ガタ付きない
回り止め効果を発揮できる。なお、綾目ローレット刻印
部でも構わない。
【0024】本例の回転テーブル13は2色樹脂成形構
造で、ガラス粉などを混入させた1色目硬質樹脂成形部
のテーブル本体Aと、このテーブル本体Aの上に積層成
形された2色目ゴム状樹脂成形部のディスク滑り止め層
Bとから成る。そして、テーブル本体Aとディスク滑り
止め層Bとの境界は凹凸粗面Sとして形成されている。
なお、搭載されるディスク媒体に摩擦を付与するため、
ディスク滑り止め層Bの表面も凹凸粗面として形成して
も良い。
造で、ガラス粉などを混入させた1色目硬質樹脂成形部
のテーブル本体Aと、このテーブル本体Aの上に積層成
形された2色目ゴム状樹脂成形部のディスク滑り止め層
Bとから成る。そして、テーブル本体Aとディスク滑り
止め層Bとの境界は凹凸粗面Sとして形成されている。
なお、搭載されるディスク媒体に摩擦を付与するため、
ディスク滑り止め層Bの表面も凹凸粗面として形成して
も良い。
【0025】このように、スピンドルモータのロータ側
と回転テーブルとがインサート成形品として一体化構成
されているので、ロータ・シャフトとロータ・ケースと
回転テーブルの三者間のカシメ固着や圧入固着が不要に
なり、コスト高部品や媒介部品を用いずに、製造工程の
大幅削減を図ることができると共に、ロータ・シャフト
とロータ・ケースとの垂直度やロータ・シャフトと回転
テーブルとの垂直度の高精度化も達成できる。これによ
り歩留まり向上を達成でき、装置の低コスト化を図るこ
とができる。また、インサート成形による一体化によ
り、ロータ・ケースと回転テーブルとに挟まれた空間部
を無くすこともできるので、回転テーブル駆動装置の薄
形化や空気抵抗の低減を図ることができる。
と回転テーブルとがインサート成形品として一体化構成
されているので、ロータ・シャフトとロータ・ケースと
回転テーブルの三者間のカシメ固着や圧入固着が不要に
なり、コスト高部品や媒介部品を用いずに、製造工程の
大幅削減を図ることができると共に、ロータ・シャフト
とロータ・ケースとの垂直度やロータ・シャフトと回転
テーブルとの垂直度の高精度化も達成できる。これによ
り歩留まり向上を達成でき、装置の低コスト化を図るこ
とができる。また、インサート成形による一体化によ
り、ロータ・ケースと回転テーブルとに挟まれた空間部
を無くすこともできるので、回転テーブル駆動装置の薄
形化や空気抵抗の低減を図ることができる。
【0026】〔実施例2〕図3は本発明の実施例2に係
る回転テーブル駆動装置の回転テーブル付きロータ側ア
センブリーを示す部分断面付き正面図である。
る回転テーブル駆動装置の回転テーブル付きロータ側ア
センブリーを示す部分断面付き正面図である。
【0027】本例の回転テーブル駆動装置の実施例1と
異なる点は、磁石15のバックヨークをロータ・ケース
12の縮径頂板部12cにて兼用したところにある。ク
ランプ吸引用環状永久磁石15が縮径頂板部12cに直
接吸着して固定されている。
異なる点は、磁石15のバックヨークをロータ・ケース
12の縮径頂板部12cにて兼用したところにある。ク
ランプ吸引用環状永久磁石15が縮径頂板部12cに直
接吸着して固定されている。
【0028】本例では実施例1と同様の効果を奏するこ
とに加えて、プレス成形品のロータ・ケース12の一部
をクランプ吸引用環状永久磁石15のバックヨークとし
て利用しているため、バックヨーク単品の製造,組み立
てが不要となる。
とに加えて、プレス成形品のロータ・ケース12の一部
をクランプ吸引用環状永久磁石15のバックヨークとし
て利用しているため、バックヨーク単品の製造,組み立
てが不要となる。
【0029】〔実施例3〕図4は本発明の実施例3に係
る回転テーブル駆動装置の回転テーブル付きロータ側ア
センブリーを示す部分断面付き正面図、図5は同装置の
底面図である。
る回転テーブル駆動装置の回転テーブル付きロータ側ア
センブリーを示す部分断面付き正面図、図5は同装置の
底面図である。
【0030】本例のロータ・ケース12は、ケース端面
部12dにおいて回転テーブル13の回り止め突起13
dを造るための樹脂通路穴12eを離散環状に有してお
り、ケース周壁12fとケース端面部12dとの角部に
は放射穴12gが形成されている。そして、この放射穴
12gには回転テーブル13の下面に形成された放射V
溝13fが連絡している。従って、ロータ・ケース12
内の空洞部Xとケース外部とは放射穴12g及び放射V
溝13fを介して連通している。このような連通路の形
成によって回転テーブル13が回転すると、空洞部Xか
ら図示破線のような気流が生じるため、図6に示す如く
のコイル巻線1eやベアリング1fで発生する熱による
熱気は熱対流の作用も手伝ってケース外へ輸送されるこ
とになり、顕著な放熱効果を発揮する。なお、放射V溝
13fを螺旋状に形成しても良い。
部12dにおいて回転テーブル13の回り止め突起13
dを造るための樹脂通路穴12eを離散環状に有してお
り、ケース周壁12fとケース端面部12dとの角部に
は放射穴12gが形成されている。そして、この放射穴
12gには回転テーブル13の下面に形成された放射V
溝13fが連絡している。従って、ロータ・ケース12
内の空洞部Xとケース外部とは放射穴12g及び放射V
溝13fを介して連通している。このような連通路の形
成によって回転テーブル13が回転すると、空洞部Xか
ら図示破線のような気流が生じるため、図6に示す如く
のコイル巻線1eやベアリング1fで発生する熱による
熱気は熱対流の作用も手伝ってケース外へ輸送されるこ
とになり、顕著な放熱効果を発揮する。なお、放射V溝
13fを螺旋状に形成しても良い。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、スピン
ドルモータのロータ側と回転テーブルとがインサート成
形品として一体化構成されて成る点に特徴を有するの
で、次のような効果を奏する。
ドルモータのロータ側と回転テーブルとがインサート成
形品として一体化構成されて成る点に特徴を有するの
で、次のような効果を奏する。
【0032】 ロータ・シャフトとロータ・ケースと
回転テーブルの三者間のカシメ固着や圧入固着が不要に
なり、コスト高部品や媒介部品を用いずに、製造工程の
大幅削減を図ることができると共に、ロータ・シャフト
とロータ・ケースとの垂直度やシャフトと回転テーブル
との垂直度の高精度化も達成できる。これにより歩留ま
り向上を達成でき、装置の低コスト化を図ることができ
る。また、インサート成形による一体化により、ロータ
・ケースと回転テーブルとに挟まれた空間部を無くすこ
ともできるので、回転テーブル駆動装置の薄形化や空気
抵抗の低減を図ることができる。ロータ・シャフトやロ
ータ・ケースは樹脂の陥入した回り止め部を有している
ので、樹脂の陥入した回り止め部で投錨効果が発揮さ
れ、ロータ・シャフトやロータ・ケースと樹脂成形部と
の間にガタ付きが生じ難くなっている。
回転テーブルの三者間のカシメ固着や圧入固着が不要に
なり、コスト高部品や媒介部品を用いずに、製造工程の
大幅削減を図ることができると共に、ロータ・シャフト
とロータ・ケースとの垂直度やシャフトと回転テーブル
との垂直度の高精度化も達成できる。これにより歩留ま
り向上を達成でき、装置の低コスト化を図ることができ
る。また、インサート成形による一体化により、ロータ
・ケースと回転テーブルとに挟まれた空間部を無くすこ
ともできるので、回転テーブル駆動装置の薄形化や空気
抵抗の低減を図ることができる。ロータ・シャフトやロ
ータ・ケースは樹脂の陥入した回り止め部を有している
ので、樹脂の陥入した回り止め部で投錨効果が発揮さ
れ、ロータ・シャフトやロータ・ケースと樹脂成形部と
の間にガタ付きが生じ難くなっている。
【0033】 ロータ・シャフトの回り止め部として
ローレット刻印部を用いた構成においては、成形時に隙
間が残ってガタ付きを生じる場合が起こらず、歩留まり
の向上を図ることができる。
ローレット刻印部を用いた構成においては、成形時に隙
間が残ってガタ付きを生じる場合が起こらず、歩留まり
の向上を図ることができる。
【0034】 また、回転テーブルの成形部分は、1
色目樹脂成形部のテーブル本体と、このテーブル本体の
上に積層成形された2色目樹脂成形部のディスク滑り止
め層とから成る2色樹脂成形構造とした構成において
は、更なる工数の削減及び低コスト化を図ることができ
る。
色目樹脂成形部のテーブル本体と、このテーブル本体の
上に積層成形された2色目樹脂成形部のディスク滑り止
め層とから成る2色樹脂成形構造とした構成において
は、更なる工数の削減及び低コスト化を図ることができ
る。
【0035】 2色樹脂成形構造の境界を凹凸粗面と
して形成した構成においては、層剥離を抑制することが
できる。
して形成した構成においては、層剥離を抑制することが
できる。
【0036】 ロータ・ケースの一部をクランプ用吸
引永久磁石のバックヨークとして兼用した構成において
は、バックヨークの専用部品を無くすことができ、更な
る低コスト化を図ることができる。
引永久磁石のバックヨークとして兼用した構成において
は、バックヨークの専用部品を無くすことができ、更な
る低コスト化を図ることができる。
【0037】 放射状放熱路を形成した構成において
は、ロータ・ケース内の熱気の積極的な掃き出しが可能
であり、顕著な放熱効果を期待できる。
は、ロータ・ケース内の熱気の積極的な掃き出しが可能
であり、顕著な放熱効果を期待できる。
【図1】本発明の実施例1に係る回転テーブル駆動装置
の回転テーブル付きロータ側アセンブリーを示す部分断
面付き正面図である。
の回転テーブル付きロータ側アセンブリーを示す部分断
面付き正面図である。
【図2】(a)は実施例1に係る回転テーブル駆動装置
におけるロータ・シャフトの平面図、(b)はその正面
図である。
におけるロータ・シャフトの平面図、(b)はその正面
図である。
【図3】本発明の実施例2に係る回転テーブル駆動装置
の回転テーブル付きロータ側アセンブリーを示す部分断
面付き正面図である。
の回転テーブル付きロータ側アセンブリーを示す部分断
面付き正面図である。
【図4】本発明の実施例3に係る回転テーブル駆動装置
の回転テーブル付きロータ側アセンブリーを示す部分断
面付き正面図である。
の回転テーブル付きロータ側アセンブリーを示す部分断
面付き正面図である。
【図5】実施例3に係る回転テーブル駆動装置の底面図
である。
である。
【図6】従来の磁力吸引式ディスク押え機構を備えた回
転テーブル駆動装置の分離状態を示す部分断面付き正面
図である。
転テーブル駆動装置の分離状態を示す部分断面付き正面
図である。
【図7】(a)は同従来装置においてロータ・シャフト
と真鍮製スペーサと圧入組み立てした状態を示す部分断
面付き正面図、(b)は同従来装置においてロータ・ケ
ースと真鍮製スペーサとをカシメ固着した状態を示す部
分断面付き正面図、(c)は同従来装置において回転テ
ーブルを示す部分断面付き正面図である。
と真鍮製スペーサと圧入組み立てした状態を示す部分断
面付き正面図、(b)は同従来装置においてロータ・ケ
ースと真鍮製スペーサとをカシメ固着した状態を示す部
分断面付き正面図、(c)は同従来装置において回転テ
ーブルを示す部分断面付き正面図である。
【図8】同従来装置における回転テーブル付きロータ側
アセンブリーを示す部分断面付き正面図である。
アセンブリーを示す部分断面付き正面図である。
1…スピンドルモータ 1b…印刷配線板(取付ベース) 1c…コア押さえ(軸受ハウジング) 1d…積層コア 1e…コイル巻線 11…ロータ・シャフト 11a…平目ローレット刻印部 12…ロータ・ケース 12a…切り起こし片 12b…切り起こし開口部 12c…縮径頂板部 12d…ケース端面部 12e…樹脂通路穴 12f…ケース周壁 12g…放射穴 13…樹脂成形部の回転テーブル 13a…ボス部 13b…環状溝 13d…回り止め突起 13f…放射V溝 14…バックヨーク 15…クランプ吸引用環状永久磁石 16…ロータ磁石 A…1色目硬質樹脂成形部のテーブル本体 B…2色目ゴム状樹脂成形部のディスク滑り止め層 S…凹凸粗面。
Claims (6)
- 【請求項1】 ディスク媒体を搭載するべき回転テーブ
ルを回転駆動するスピンドルモータを備えた回転テーブ
ル駆動装置において、 前記回転テーブルは、前記スピンドルモータのロータ・
シャフトとロータ・ケースとをインサートして樹脂成形
された樹脂成形部であり、前記ロータ・シャフト及び前
記ロータ・ケースは成形樹脂の陥入した回り止め部を有
して成ることを特徴とする回転テーブル駆動装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記ロータ・シャフ
トの回り止め部はローレット刻印部であることを特徴と
する回転テーブル駆動装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、前記回
転テーブルは、1色目樹脂成形部のテーブル本体と、こ
のテーブル本体の上に積層成形された2色目樹脂成形部
のディスク滑り止め層とから成る2色樹脂成形構造であ
ることを特徴とする回転テーブル駆動装置。 - 【請求項4】 請求項3において、前記テーブル本体と
前記ディスク滑り止め層との境界が凹凸粗面であること
を特徴とする回転テーブル駆動装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に
おいて、前記ロータ・ケースの一部がクランプ用吸引永
久磁石のバックヨークとして兼用されて成ることを特徴
とする回転テーブル駆動装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に
おいて、前記ロータ・ケース内の空洞部とケース外とを
連通する放射状放熱路を有して成ることを特徴とする回
転テーブル駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30734495A JP3316360B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 回転テーブル駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30734495A JP3316360B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 回転テーブル駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09147478A true JPH09147478A (ja) | 1997-06-06 |
JP3316360B2 JP3316360B2 (ja) | 2002-08-19 |
Family
ID=17967991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30734495A Expired - Fee Related JP3316360B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 回転テーブル駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3316360B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001143924A (ja) * | 1999-11-15 | 2001-05-25 | Aisin Seiki Co Ltd | 電磁石 |
JP2012508388A (ja) * | 2008-11-11 | 2012-04-05 | ツェットエフ、レンクジステメ、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング | 回転軸の回転位置を検出するためのセンサ装置 |
-
1995
- 1995-11-27 JP JP30734495A patent/JP3316360B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001143924A (ja) * | 1999-11-15 | 2001-05-25 | Aisin Seiki Co Ltd | 電磁石 |
JP2012508388A (ja) * | 2008-11-11 | 2012-04-05 | ツェットエフ、レンクジステメ、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング | 回転軸の回転位置を検出するためのセンサ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3316360B2 (ja) | 2002-08-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |