JPH09147340A - 磁気ヘッドスライダ - Google Patents

磁気ヘッドスライダ

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JPH09147340A
JPH09147340A JP30159895A JP30159895A JPH09147340A JP H09147340 A JPH09147340 A JP H09147340A JP 30159895 A JP30159895 A JP 30159895A JP 30159895 A JP30159895 A JP 30159895A JP H09147340 A JPH09147340 A JP H09147340A
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slider
rail
magnetic head
rails
air flow
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JP30159895A
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Shinji Yonemura
真次 米村
Masaaki Matsumoto
真明 松本
Yasuo Kojima
康生 小島
Hidekazu Kodaira
英一 小平
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の磁気ヘッドスライダは、装置停止時に
潤滑剤等の油分によって磁気ディスクと粘着を起こし、
起動不良又は磁気ディスク及び磁気ヘッドを破損する可
能性があった。 【解決手段】 負圧を発生する前方レール及び正圧を発
生するサイドレールを備え、磁気ディスク面と間に侵入
する空気流により浮上する磁気ヘッドスライダにおい
て、前記レールが、いかなるヨー角条件に対しても、各
レール内に空気の流れに対して最後部に位置する角部を
少なくとも一つ持ち、それがスライダ本体の側面または
流出端面に接し、その内流出端面に接しないレールにお
いては、空気の流れに対して最後部に位置する角部に隣
接した二辺のうち一辺がスライダ側面に接し、他の一辺
との間の角が90度未満となるようにした構造により、
付着した油分をスライダ面外へ吹き飛ばして粘着を防止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク上を
空気流によって浮上する磁気ヘッドスライダに係り、特
に磁気ディスクとの粘着を防止することが出来る負圧型
の磁気ヘッドスライダに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に磁気ディスク装置に使用されてい
る磁気ヘッドスライダは、磁気ディスクの高速回転によ
り発生する空気流が下面に侵入して発生する浮上力と、
該スライダを支持するバネ部材との加圧力とのバランス
により磁気ディスク面上に浮上する様に構成されてい
る。
【0003】従来の磁気ヘッドスライダは、特公昭57
−569号公報に示された如く、スライダの表面に少な
くとも2本の真っ直ぐなレールを設け、このレールの表
面により空気ベアリング面を構成するものや、特開平2
−101688号公報に示されたレールの如く、スライ
ダ後端から離された1対のサイドレールと、その間に1
本のセンタレールを設け、このセンタレール後端に磁気
ヘッド素子を搭載する形のものが提案されている。即
ち、従来技術による磁気ヘッドスライダとしては、レー
ルにより空気ベアリング面を構成してスライダ全面をベ
アリグ面とする場合に比べて浮上量を低減したものが提
案されている。
【0004】一方、近年の磁気ディスク装置は、高記録
密度達成のため磁気抵抗効果型ヘッドや磁気ディスクの
内周から外周にわたってほぼ同じ記録密度とする記録方
式が使われ始め、これらの性能を生かすため、従来の磁
気ヘッドが磁気ディスクの周速の違いにより外周側の浮
上量が大きくなる特性であったものを、磁気ディスクの
内周側から外周側まで磁気ヘッドスライダの浮上量をほ
ぼ一定に保つ技術が要求されている。
【0005】このため近年の磁気ヘッドスライダは、磁
気ヘッドスライダ先端部分に侵入した空気流を一旦は圧
縮した後に溝部で解放することにより負圧を発生させて
浮上量を低減すると共に、前記負圧が周速により変化す
ることを利用して内周側から外周側まで浮上量を一定に
保つ負圧型の磁気ヘッドスライダが、例えば特開平6−
124562号公報や特開平6−215516号公報他
によって提案されている。
【0006】他方、近年の磁気ディスクは、磁気ヘッド
スライダの浮上量を低減すると共に記録密度を更に上げ
るため、磁気ディスク表面をより平滑にする傾向にあ
り、このため、磁気ヘッドスライダと磁気ディスクが接
触している装置停止時に磁気ヘッドスライダと磁気ディ
スクが磁気ディスク表面に塗布された潤滑剤他の油分
(空気中の水分等も含む)により粘着を起こし易くなっ
ており、この粘着現象は磁気ディスク装置の起動時に大
きな抵抗力を生じ、ディスクが回転出来ず、起動不良と
なる、又は磁気ヘッド素子や磁気ディスク記録面の破損
を招く可能性があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の負圧型の磁気ヘ
ッドスライダは、スライダ面(浮上面)をイオンミリン
グ等により刻設して浮上及び負圧発生用のレール面形状
を形成するものである。この負圧型の磁気ヘッドスライ
ダのスライダ面は、例えば図13に示す如く、スライダ
先端を横方向に延びてから空気流下流側に延びる2本の
サイドレール3及び4と、該2本のサイドレール3及び
4間で侵入した空気流を圧縮するためのクロスレール1
2と、スライダ中央に延び且つ後端に磁気ヘッド素子8
を搭載したセンタレール5とを持ち、前記サイドレール
3及び4並びにクロスレール12には空気流の侵入側に
空気が図13上方から侵入し易い様に傾斜したテーパ7
が設けられている。
【0008】この磁気ヘッドスライダ11は、テーパ7
側から侵入した空気流がサイドレール3及び4,クロス
レール12のスライダ先端部分で圧縮され、この圧縮空
気がスライダ中央部分のサイドレール3及び4間で解放
されることにより負圧を発生することによりスライダ浮
上量を低減する様に構成されている。
【0009】さて、この負圧型の磁気ヘッドスライダ
は、前述の様に負圧効果により浮上量を低減することが
できるものの、磁気ヘッドの浮上開始又は停止時に潤滑
剤が塗布された磁気ディスクと摺動するため及び飛散し
た潤滑剤他の油分が空気流によって流れ込むため、図1
3の如くこれら潤滑剤他の油分14がサイドレール3及
び4,クロスレール12の段差のある角部13(空気溜
まり部分)に付着し、磁気ディスクとの粘着現象を招く
と言う不具合があった。発明者らの解析によると、この
現象は、とりわけ潤滑剤の量が多い場合に発生しやす
く、特に溝深さが通常10μm以下ときに段差部に付着
した前記油分が磁気ディスク装置停止時に磁気ヘッドス
ライダと磁気ディスクとの間に入り込み大きな粘着力を
発生する、ということが分かってきた。また、前記粘着
を防止するためには潤滑剤量を減らすことも考えられる
が、この潤滑剤は磁気ヘッドとの摺動の際の耐摩耗性確
保のためある程度の量が必要であるため、粘着対策には
限界があった。
【0010】更に従来技術による磁気ヘッドスライダ側
の粘着防止対策としては、特公昭58−21329号公
報に開示されているような空気ベアリング面をわん曲さ
せ、磁気ディスクとの接触面積を減らす方法も提案され
ているが、この方法によっても潤滑剤等の油分がスライ
ダに付着/蓄積することを十分に防止することは出来
ず、これにより発生する大きな粘着力が発生すると言う
不具合を招く可能性があった。
【0011】また、他の粘着防止対策として、例えば特
開昭63−282912号公報に開示されているよう
に、潤滑剤の付着を防止するような薄膜を磁気ヘッドス
ライダ表面に成膜する方法や、特開平4−34782号
公報に開示されているように、浮上特性を規定する面以
外の磁気ディスクとの対向面に、表面を粗くした磁気デ
ィスクとの接触領域を設け、この領域で磁気ディスクに
接触させることにより粘着を防止する方法などが試みら
れてきた。しかし、これらの方法は磁気ヘッドスライダ
製作の工数が増える上、やはり潤滑剤等の油分がスライ
ダに付着/蓄積することを防止することは出来ず、これ
により発生する大きな粘着力が発生すると言う不具合を
招く可能性があった。
【0012】この様に従来技術による粘着防止を試みた
負圧型磁気ヘッドスライダは、磁気ヘッドスライダ及び
磁気ディスク相互の平面度にのみ着目した粘着解決手段
であったので、潤滑剤等の油分がスライダに付着/蓄積
することを防止することは困難であり、やはり粘着力に
よる不具合を解決するには不十分であった。
【0013】本発明の目的は、前述の従来技術による不
具合を除去することであり、潤滑剤等の油分が磁気ヘッ
ドスライダに付着/蓄積することを積極的に防止するこ
とができ、磁気ヘッドスライダ及び又は磁気ディスクの
粘着による破損を防止できる磁気ヘッドスライダを提供
することである。本発明の他の目的は、磁気ヘッドスラ
イダと磁気ディスクの粘着を効果的に防止して磁気ヘッ
ドスライダ及び又は磁気ディスクの粘着による破損を防
止した記録密度の高い磁気ディスク装置を提供すること
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明による磁気ヘッドスライダは、該スライダの空気
流が侵入する前縁付近に位置して負圧を発生する前方レ
ールと、該前方レールより空気流的に下流に位置して正
圧を発生する後方レールとを備え、前記前方レールが、
侵入した空気流を下流側に流出するためにスライダ幅方
向の中央付近で複数に分割していると共に、後方レール
の少なくとも一辺又は角部が、空気流をスライダ側面及
び又は後面に流出するためにスライダ側面及び又は後面
に接していることを第1の特徴とする。
【0015】また本発明による磁気ヘッドスライダは、
該スライダの空気流が侵入する前縁付近に位置して負圧
を発生する前方レールと、該前方レールより空気流的に
下流に位置して正圧を発生する後方レールとを備え、前
記前方レールが、侵入した空気流を下流に流出するため
にスライダ幅方向の中央付近で複数に分割していると共
に、後方レールが、その少なくとも一辺を空気流をスラ
イダ側面及び又は後面に流出するためにスライダ側面及
びまたは後面に接し、且つスライダの回転によるヨー角
が変化した際にも空気の流れに対して最後部に位置する
角部を少なくとも1つ持つ様に構成したことを第2の特
徴とする。
【0016】更に本発明による磁気ヘッドスライダは、
前記特徴1又は2記載の磁気ヘッドスライダにおいて、
前記分割された前方レールの間隔が、スライダ全体幅の
1/4以下の間隔であることを第3の特徴とし、前記特
徴1又は2又は3記載の磁気ヘッドスライダにおいて、
前記前方及び後方レールのスライダ側面に接する一辺と
該一辺と隣接する他の辺がなす角度が90度未満である
ことを第4の特徴とすし、更に前記特徴1又は2又は3
又は4記載の磁気ヘッドスライダにおいて、前記後方レ
ールが、空気流に沿って配置されたセンターレール又は
スライダの2側面に沿って配置されたサイドレールを構
成し、該センターレール及びまたはサイドレールの後端
がスライダ後端面に接し、且つセンターレールの後端及
び又はサイドレールの少なくとも1つの後端に磁気ヘッ
ド素子を搭載したことを第5の特徴とする。
【0017】即ち、本発明による磁気ヘッドスライダ
は、全てのレールがいかなるヨー角条件に対しても、各
レール内に空気の流れに対して最後部(最下流)に位置
する角部を少なくとも一つ持ち、それがスライダ側面又
はスライダ流出端面(後面)に接する様に構成すること
よって、レールに移着した潤滑剤等の油分が下流の角部
に集まるものの、それがスライダ本体の側面に接して風
圧により吹き飛ばされるとにより、ディスク表面に戻し
て前述の目的を達成することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
磁気ヘッドスライダを図面を参照して詳細に説明する。
図1は本実施形態による磁気ヘッドスライダの斜視図、
図2は平面図である。本実施形態による磁気ヘッドスラ
イダは、図1及び2に示す如く、負圧力を発生させるた
め流入側にテーパ7を持ち、ハの字状に間隔を持って配
置した前方レール1及び2と、浮上プロファイル(浮上
力)を得るためにスライダ両端に沿って配置したサイド
レール3及び4と、磁気ヘッド素子8を搭載してスライ
ダ中央に延びるセンタレール5とを配置しており、前記
レール1〜4は空気下流側の端部がスライダ11の側面
に接し、センタレール5は後端がスライダ11の後端
面、即ちスライダ流出端面上に接する様に構成してい
る。前記スライダ面のレール以外の刻設した凹面を本明
細書では溝部9と呼び、この溝部9の溝深さは10μm
以下が好ましい。
【0019】また前記負圧力を発生させる前方レール1
及び2はスライダ幅方向の中央付近で二つに分割してお
り、これら前方レール1及び2の間隔はスライダ幅の1
/4以下の間隔で配置している。この前方のレールを2
つに分割している理由は、前方レールをスライダ横方向
に延びる形状にした場合は溝部との境目に空気流の吹き
溜まりが生じて油分が付着し、この油分付着を防止する
ためである。また前方レール間隔をスライダ幅の1/4
以下に設定している理由は、図3の如くレール1とレー
ル2の間隔比を広くするほど負圧レールによる影響が少
なくなり負圧力が減少すると共に、図4に示す如くレー
ル1とレール2の間隔比を広くするほど負圧力が影響せ
ずに最大浮上量と最小浮上量の比が大きくなるためであ
り、この比は1.3以下であることが望ましい。更に前
方レール1及び2をハの字形状とし、下流側の端部がス
ライダ側面まで延びている理由は、レールに付着した油
分を空気流によってスライダ外部に案内する(吹き飛ば
す)ためである。
【0020】前記前方レール1及び2の空気流入側に設
けられたテーパ7は、空気の流入を容易にするため/ピ
ッチ角度を確保して安定浮上を行なうため/ヘッドクラ
ッシュによる磁気ヘッドや磁気ディスクの損傷を防止す
るために設けられている。
【0021】更に本実施形態によるレール1〜4の下流
側の角部1’〜4’は、磁気ヘッドスライダの所定トラ
ックへの回転移動によるヨー角(磁気ディスクのトラッ
ク接線に対する角度)がスライダに付いた場合であって
も、常に空気流の最後端、即ち空気が流出する位置に配
置し、レール5における角部5’又は5”もスライダ流
出端面に接する様に配置している。この配置は、角部
1’〜4’に隣接した二辺のうち一辺はスライダ側面上
にあり、他の一辺との間の角度θxを90度未満とする
ことにより達成される。この角部に隣接した二辺のなす
角度は、最大ヨー角をθyとすると90−|θy|度未
満であることが望ましい。このヨー角が付いた際にも下
流側の角部や端部が常に空気流の最後端に位置する様に
することは、後述の実施形態も同様である。
【0022】この様に本実施形態による負圧型の磁気ヘ
ッドスライダは、先端のテーパ7より侵入した空気流が
ハの字状の前方レール1及び2によって一旦は圧縮され
た後に溝部9で解放することにより負圧を発生して低浮
上を行うことができる。
【0023】特に本実施形態による磁気ヘッドスライダ
は、前述した様に前方レール1及び2がハの字状に分割
され且つレール1及び2の後端がスライダ側面に接して
いるため、レール1及び2に潤滑剤等の油分が付着した
場合であっても、その油分が空気流による風圧によりレ
ールに沿って流れてスライダ面外部に吹き飛ばすことが
でき、更にレール3及び4においても油分がレールを介
してスライダ側面から吹き飛ばすことができるため、前
述の磁気ディスクとの粘着を防止することができる。ま
たセンタレール5に付着した油分もレール5後端がスラ
イダ後端面まで延びているため、前記同様に油分が付着
した場合であっても風圧により吹き飛ばすことができ
る。
【0024】即ち、本実施形態による負圧型の磁気ヘッ
ドスライダは、空気流入側の前方レールを分割して流入
した空気流のスライダ面上で溜まる部分(図13の段差
による角部13、吹き溜まりとなる部分)を無くすと共
に、サイドレール及びセンタレールの空気が流出する端
部をスライダ側面又は後面に接する様に配置してレール
の空気流出部分の空気がスライダ面上で溜まる部分(図
13の段差による角部13)を無くしたことにより、付
着した油分をスライダ面外へ吹き飛ばすことができ、こ
れによって磁気ディスクとの粘着を防止することができ
る。
【0025】前記実施形態においてはレール1〜4の後
端部が面としてスライダ側面と接する例を説明したが本
発明はこれに限られるものではなく、レールがスライダ
面上の空気が溜まる部分を形成せずに空気流をスライダ
面外に案内して油分を吹き飛ばす形状であれば良く、こ
の他の実施例を以下説明する。
【0026】まず、第2の実施例による磁気ヘッドスラ
イダ110は、図5に示す如く、空気流入側のテーパ7
から延び、且つ空気下流側の端部10’,20’が鋭角
的に点としてスライダ側面に接する前方レール10及び
20と、同様に空気下流側がスライダ側面に鋭角的に点
として角部30’,40’に接し、空気流入(上流)側
も鋭角的な形状のサイドレール30及び40と、スライ
ダ中央に延びてスライダ後端面に磁気ヘッド素子8を搭
載するセンタレール5とを備える。
【0027】このレールの空気下流側が点としてスライ
ダ側面又は後面に接する磁気ヘッドスライダ110は、
各レール10〜40に潤滑剤等の油分が付着した場合で
あっても、その油分が空気流による風圧によりレールを
流れて鋭角的な角部10’〜40’に集まって吹き飛ば
すことができるため、前述の磁気ディスクとの粘着を防
止することができる。またスライダ面のセンタレール5
0に付着した油分もレール50の後端がスライダ端面ま
で延びているため、前記同様にレール50に油分が付着
した場合であっても風圧により油分をレールの端部5
0’及び50’’を介して風圧により吹き飛ばすことが
できる。特に本実施形態による磁気ヘッドスライダは、
レール10〜40の空気流の下流側を鋭角な頂点をもつ
角部としているため、付着した油分を効率よく吹き飛ば
すことができる。本例の磁気ヘッドスライダは、スライ
ダ流出端面に接していないレール10〜40が空気の流
れに対して最後部に位置する角部10’〜40’をスラ
イダ側面に接する様に配置し、角部10’〜40’に隣
接した二辺のうち一辺はスライダ側面上になくてもよ
い。
【0028】図6は、本発明の第3の実施例による磁気
ヘッド素子を2つ搭載した磁気ヘッドスライダを示す図
であり、本磁気ヘッドスライダ112は、空気流入側の
テーパ7から延び、且つ空気下流側がスライダ側面と線
として接する前方レール12及び22と、空気下流側の
スライダ側面の両端から後端面に延び、該後端面に接す
る端部32’及び42’に各々磁気ヘッド素子8を搭載
した2本のサイドレール32及び42とを備える。
【0029】本実施形態による磁気ヘッドスライダ11
2は、センタレールを設けることなく、サイドレール3
2及び42に磁気ヘッド素子8を配置したものであり、
前記実施形態同様にレール12及び22に付着した油分
を端部32’及び42’から容易に吹き飛ばすことがで
きる。前記磁気ヘッド素子8は、2本のサイドレール3
2及び42のどちらか一方に設けても良い。
【0030】図7は、本発明の第4の実施例による磁気
ヘッド素子を片寄って搭載した磁気ヘッドスライダを示
す図であり、本磁気ヘッドスライダ113は、空気流入
側のテーパ7から延び、且つ空気下流側がスライダ側面
と線として接するレール13及び23と、空気下流側の
スライダ側面の片端から後端面に延び、該後端面に磁気
ヘッド素子8を搭載したサイドレール33と、該サイド
レール33との対象位置に配置し、空気の下流側がスラ
イダ側面と接するサイドレール43とを備える。
【0031】本実施形態による磁気ヘッドスライダ11
3は、センタレールを設けることなく、一方のサンドレ
ール33に磁気ヘッド素子8を搭載すると共に他のサイ
ドレール43を空気の下流側がスライダ側面と接する様
に配置したため、付着した油分が空気流による風圧によ
り各々のレール表面に沿って流れ、端部13’,23’
及びサイドレールのスライダ側面から外部(スライダ面
外)に吹き飛ばすことができる。
【0032】図8は、本発明の第5の実施例による磁気
ヘッド素子を2つ搭載した他の磁気ヘッドスライダの例
を示す図であり、本磁気ヘッドスライダ114は、空気
流入側のテーパ7からハの字状に延び、且つ空気下流側
がスライダ側面と線として接する前方レール14及び2
4と、空気下流側のスライダ側面の両端に接して浮上力
を発生するサイドレール34及び44と、スライダ後面
の角部に各々位置し、磁気ヘッド素子8を搭載した2つ
の後端レール64とを備える。この後端レール64は、
各々スライダの後面の両即端に2面がスライダ角の2側
辺に接し、他の辺が上流からの空気流を前記2側辺に案
内する形状となっている。
【0033】本実施形態による磁気ヘッドスライダ11
4は、センタレールを設けることなく、浮上力を得る両
端のサンドレール35及び45とは別に、磁気ヘッド素
子8を搭載する2つの後端レール64をスライダ後角部
に設けたことにより、磁気ヘッド素子の配置に拘わらず
他のサイドレールの形状/配置/表面積を任意に設定で
き、このため任意の負圧力及び浮上力を設定して任意の
浮上量を設定することができる。
【0034】本実施形態による磁気ヘッドスライダ11
4は、前記実施形態同様に各レールに油分が付着した場
合であっても、各レール14,24,34,44の空気
流に対して下流側の端部がスライダ側面に辺として接し
ているため、この油分を空気流の風圧により各々のレー
ル表面に沿って外部(スライダ面外)に吹き飛ばすこと
ができる。またスライダ後端の角部に設けた後端レール
64に付着した油分も該レール64のスライダ両側面の
角から容易に吹き飛ばすことができる。
【0035】図9は、更に他の実施形態による磁気ヘッ
ドスライダ115を示す図である。このスライダ115
は、図8に示したものに比べて後端レールの形状及び配
置を変更した例であり、この後端レール65が空気流の
上流側が狭く下流側が広い山字形状を成し、且つスライ
ダ側面からやや内側に配置したことを特徴としている。
この形状及び配置によって本実施形態による磁気ヘッド
スライダ115は、前記実施形態同様にレール15,2
5,35,45に付着した油分が、そのレールの空気下
流側の辺が接するスライダ側面から吹き飛ばすと共に、
後端レール65においても(スライダ側面に接していな
くとも)山形状に沿って流れる空気流により油分を効率
よく外部に吹き飛ばすことができる。尚、図10中の符
号7はテーパ,15及び25は前方レール,35及び4
5はサイドレールであり、15’,25’,35’,4
5’は各々のレールの端部を示しており、図8の実施形
態と同様の機能のため説明を省略する。
【0036】図10は、前記図8に示した磁気ヘッドス
ライダの変形例を示す図であり、このスライダ116
は、スライダ後端の角部に設けた後端レール64の一方
を削除し、左下角のスライダ縦横2側面に接する後端レ
ール66に磁気ヘッド素子8を搭載したものである。こ
の磁気ヘッドスライダ116は、磁気ヘッド素子をスラ
イダ後端の一側面に搭載して磁気ディスク上を所定量浮
上すると共に、前述の実施形態と同様に各レールに付着
した油分を空気流の風圧により各レールの端部16’,
26’,36’,46’他からスライダ外部に飛散する
ことができる。図中、符号16及び26はハの字状のレ
ール、符号36及び46はサイドレール、9は溝部であ
り、これら部位の説明は前述の本実施形態と同様のため
省略する。
【0037】以上の実施形態にて説明した様に本発明に
よる磁気ヘッドスライダは、スライダ面上に設けるレー
ルの形状及び配置を、スライダ面上を流れる空気流に沿
ってスライダ面外に案内する部分(辺の端部/角部)を
持ち、この部分がスライダの側面またはスライダ流出端
面に接している様にした。即ち空気流の溜まる部分を無
くしたと共に、該スライダの回転移動により磁気ディス
クのトラックに対してヨーク角度が付いた場合であって
も、各レールの端部/角部が空気流に対して最下流にな
る様に配置したことにより、負圧を発生しつつ各レール
に付着した潤滑剤等の油分をスライダ面外へ吹き飛ばす
ことができ、従って磁気ディスクとの粘着を防止するこ
とができる。尚、前記した各実施形態の磁気ヘッドスラ
イダにおける前方レール/サイドレール等の各レールの
形状、表面積又は配置は、その磁気ヘッドスライダに必
要とされる浮上量他の要因によって種々決められるもの
であって、本願発明の思想の範囲内であれば前述の形状
等に限定されるものではない。
【0038】本発明の磁気ヘッドスライダは気体による
浮上力を発生するものであるが、そのレールの一部が間
欠的または定常的に磁気ディスクと接触する状態で用い
らレール磁気ディスク装置においても同様の耐粘着効果
を発揮する。
【0039】さて、図11は前述の実施形態による磁気
ヘッドスライダを搭載した磁気ディスク装置の一例であ
る。この磁気ディスク装置350は、潤滑剤が塗布され
た磁気ディスク310を高速回転するスピンドル320
と、磁気ヘッドスライダ117を先端に弾性的に搭載し
たロードアーム340と、該ロードアーム340,即ち
磁気ヘッドスライダ117を磁気ディスク310の所望
のトラックに位置決めする様に回動するアクチュエータ
330とを備え、該アクチュエータ330により磁気ヘ
ッドスライダ117を磁気ディスク310上の所望トラ
ックに位置決めするものである。前記磁気ヘッドスライ
ダ11は、潤滑剤を塗布させた磁気ディスク310上を
100nm以下の浮上量で浮上しながら回動され、前記
レールの形状及び配置によって潤滑剤他の油分が磁気ヘ
ッドスライダ11に付着した場合であっても、磁気ディ
スクの高速回転による空気流によりスライダ面外へ吹き
飛ばされるため、装置停止時に磁気ディスク310上に
磁気ヘッドスライダ11が長時間接触した場合であって
も、磁気ディスクと磁気ヘッドスライダとの粘着を防止
することができる。このため磁気ヘッドスライダ及び磁
気ディスクの破損、ひいては磁気ディスクに記録された
データの破損を防止することができ、信頼性も向上する
ことができる。
【0040】具体的には、図12に前記実施形態による
磁気ヘッドスライダと従来の磁気ヘッドスライダの粘着
力を比較した結果を示す如く、従来の磁気ヘッドスライ
ダの粘着力が初期に比べ1000時間稼動後の粘着力が
約5倍に増加するが、本実施形態による磁気ヘッドスラ
イダの1000時間稼動後の粘着力は初期粘着力と同レ
ベルで従来例のように増加しない実験結果が得られた。
これにより本発明の実施形態によれば、磁気ヘッドスラ
イダ及び磁気ディスクの破損等の上述の効果を達成する
ことができる。
【0041】尚、本発明による磁気ヘッドスライダの実
施形態は以上のものに限られるものではなく、例えば次
の様に表すことができる。
【0042】<他の実施形態の1>磁気ヘッドを搭載
し、磁気ディスク面から微小な距離だけ浮上するための
複数のレールからなる負圧スライダであって、スライダ
前縁付近に位置する負圧を発生させるためのレールはス
ライダ幅方向の中央付近で二つに分かれており、全ての
正圧レールは各レールの少なくとも一辺がスライダ本体
のどちらか一方の側面または流出端面に接していること
を特徴とする磁気ヘッドスライダ。
【0043】<他の実施形態の2>他の実施形態の1に
記載のスライダであって、スライダ本体の側面に接する
辺を有するレールにおいて、空気の流れに対して最後部
に位置する角部に隣接した二辺のなす角が90度未満で
あり、その二辺のうち一辺がスライダ側面に接している
ことを特徴とする磁気ヘッドスライダ。
【0044】<他の実施形態の3>磁気ヘッドを搭載
し、磁気ディスク面から微小な距離だけ浮上するための
複数のレールからなる負圧スライダであって、スライダ
前縁付近に位置する負圧を発生させるためのレールはス
ライダ幅方向の中央付近で二つに分かれており、全ての
正圧レールがいかなるヨー角条件に対しても、各レール
内に空気の流れに対して最後部に位置する角部が少なく
とも一つ存在し、それがスライダ本体の側面または流出
端面に接することを特徴とする磁気ヘッドスライダ。
【0045】<他の実施形態の4>磁気ヘッドを搭載
し、磁気ディスク面から微小な距離だけ浮上するための
負圧スライダであって、スライダ前縁付近に位置する負
圧を発生させるためのレールを持ち、このレールはスラ
イダ幅方向中央付近で二つに分割され、その間隔はスラ
イダ全体幅の1/4以下であり、それぞれのレールの一
辺がスライダ本体の側面に接しており、その後方両サイ
ドに流出端まで届かないサイドレールを持ち、そのサイ
ドレールの一辺がスライダ本体の側面に接しており、全
てのレールにおいて空気の流れに対して最後部に位置す
る角部はスライダ本体の側面に接しており、その角部に
隣接した二辺のなす角が90度未満であり、スライダ本
体の流出端面に接するセンタレールを持ち、その後端に
磁気ヘッドを搭載していることを特徴とする磁気ヘッド
スライダ。
【0046】<他の実施形態の5>磁気ヘッドを搭載
し、磁気ディスク面から微小な距離だけ浮上するための
負圧スライダであって、スライダ前縁付近に位置する二
つに分かれた負圧を発生させるためのレールを持ち、そ
の間隔はスライダ全体幅の1/4以下であり、それぞれ
のレールの一辺がスライダ本体の側面に接し、かつ、空
気の流れに対して最後部に位置する角部がスライダ本体
の側面に接しており、その角部に隣接した二辺のなす角
が90度未満であり、その後方両サイドに流出端まで届
いたサイドレールを持ち、そのサイドレールの後端に磁
気ヘッドを搭載していることを特徴とする磁気ヘッドス
ライダ。
【0047】<他の実施形態の6>スライダ前縁付近に
位置する二つに分かれた負圧を発生させるためのレール
を持ち、その間隔はスライダ全体幅の1/4以下であ
り、それぞれのレールの一辺がスライダ本体の側面に接
しており、その後方両サイドに流出端まで届かないサイ
ドレールを持ち、そのサイドレールの一辺がスライダ本
体の側面に接しており、全てのレールにおいて空気の流
れに対して最後部に位置する角部はスライダ本体の側面
に接しており、その角部に隣接した二辺のなす角が90
度未満であり、サイドレールの後方両サイドまたは片側
にスライダ本体の流出端面に接するレールを持ち、その
後端に磁気ヘッドを搭載していることを特徴とする磁気
ヘッドスライダ。
【0048】<他の実施形態の7>他の実施形態の1か
ら6に記載の磁気ヘッドスライダが装着された磁気ディ
スク装置。
【0049】
【発明の効果】以上に延べた如く本発明によれば、複数
のレールを持つ負圧スライダにおいて、その全てのレー
ルがいかなるヨー角条件に対しても、各レール内に空気
の流れに対して最後部に位置する角部を少なくとも一つ
持ち、それがスライダの側面またはスライダ流出端面に
接している事によって、潤滑剤等の油分の付着/成長箇
所をスライダ上から無くし、付着量を少なくすることに
より、溝部を含むスライダ浮上面内に油分が付着するこ
とを防止し、磁気ディスクとの粘着を防止することがで
きる。これによって本発明は、磁気ディスク及び磁気ヘ
ッドの破損を防止し、ひいては磁気ディスクに記録され
たデータの破損を防止して装置の信頼性を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による負圧形磁気ヘッドス
ライダの浮上面の斜視図。
【図2】図1の磁気ヘッドスライダの浮上面の平面図。
【図3】図1の磁気ヘッドスライダの前方レール間隔と
負圧力との関係図。
【図4】図1の磁気ヘッドスライダの前方レール間隔と
最大/最小浮上量比の関係図。
【図5】本発明の第2の実施形態による負圧形磁気ヘッ
ドスライダの浮上面の平面図。
【図6】本発明の第3の実施形態による負圧形磁気ヘッ
ドスライダの浮上面の平面図。
【図7】本発明の第4の実施形態による負圧形磁気ヘッ
ドスライダの浮上面の平面図。
【図8】本発明の第5の実施形態による負圧形磁気ヘッ
ドスライダの浮上面の平面図。
【図9】本発明の第6の実施形態による負圧形磁気ヘッ
ドスライダの浮上面の平面図。
【図10】本発明の第7の実施形態による負圧形磁気ヘ
ッドスライダの浮上面の平面図。
【図11】本発明による磁気ヘッドスライダが適用され
る磁気ディスク装置を示す図。
【図12】本発明による磁気ヘッドスライダの粘着力の
低減を説明するための図。
【図13】従来技術による負圧形磁気ヘッドスライダの
浮上面の平面図。
【符号の説明】
1,10,12,13,14,15,16…負圧発生用
の前方レール、2,20,22,23,24,25,2
6…負圧発生用の前方レール、3,30,32,33,
34,35,36…サイドレール、4,40,42,4
3,44,45,46…サイドレール、5,50…セン
タレール、64,65,66…磁気ヘッドを搭載するた
めのレール、7…テーパ、8…磁気ヘッド素子、9…溝
部、1’,10’,12’,13’,14’,15’,
16’…レール1等の空気の流れに対して最後部に位置
する角部、2’,20’,22’,23’,24’,2
5’,26’…レール2等の空気の流れに対して最後部
に位置する角部、3’,30’,32’,33’,3
4’,35’36’…レール3等の空気の流れに対して
最後部に位置する角部、4’,40’,42’,4
3’,44’45’,46’…レール4等の空気の流れ
に対して最後部に位置する角部、5’,50’…レール
5等の空気の流れに対して最後部に位置する角部、
5”,50’…レール5等の空気の流れに対して最後部
に位置する角部、11,110,112,113,11
4,115,116…スライダ、12…クロスレール、
13…角部、14…スライダに付着/蓄積した潤滑剤等
の油分、310…磁気ディスク、320…スピンドル、
330…アクチュエータ、340…ロードアーム、35
0…磁気ディスク装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小平 英一 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッド素子を搭載し、磁気ディスク
    面と間に侵入する空気流により浮上する磁気ヘッドスラ
    イダであって、該スライダの空気流が侵入する前縁付近
    に位置して負圧を発生する前方レールと、該前方レール
    より空気流的に下流に位置して正圧を発生する後方レー
    ルとを備え、前記前方レールが、侵入した空気流を下流
    側に流出するためにスライダ幅方向の中央付近で複数に
    分割していると共に、後方レールの少なくとも一辺又は
    角部が、空気流をスライダ側面及び又は後面に流出する
    ためにスライダ側面及び又は後面に接していることを特
    徴とする磁気ヘッドスライダ。
  2. 【請求項2】 磁気ヘッド素子を搭載し、磁気ディスク
    面との間に侵入する空気流により浮上する磁気ヘッドス
    ライダであって、該スライダの空気流が侵入する前縁付
    近に位置して負圧を発生する前方レールと、該前方レー
    ルより空気流的に下流に位置して正圧を発生する後方レ
    ールとを備え、前記前方レールが、侵入した空気流を下
    流に流出するためにスライダ幅方向の中央付近で複数に
    分割していると共に、後方レールが、その少なくとも一
    辺を空気流をスライダ側面及び又は後面に流出するため
    にスライダ側面及びまたは後面に接し、且つスライダの
    回転によるヨー角が変化した際にも空気の流れに対して
    最後部に位置する角部を少なくとも1つ持つ様に構成し
    たことを特徴とする磁気ヘッドスライダ。
  3. 【請求項3】 前記分割された前方レールの間隔が、ス
    ライダ全体幅の1/4以下の間隔であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の磁気ヘッドスライダ。
  4. 【請求項4】 前記前方及び後方レールのスライダ側面
    に接する一辺と該一辺と隣接する他の辺がなす角度が9
    0度未満であることを特徴とする請求項1又は2又は3
    記載の磁気ヘッドスライダ。
  5. 【請求項5】 前記後方レールが、空気流に沿って配置
    されたセンターレール又はスライダの2側面に沿って配
    置されたサイドレールを構成し、該センターレール及び
    またはサイドレールの後端がスライダ後端面に接し、且
    つセンターレールの後端及び又はサイドレールの少なく
    とも1つの後端に磁気ヘッド素子を搭載したことを特徴
    とする請求項1又は2又は3又は4記載の磁気ヘッドス
    ライダ。
JP30159895A 1995-11-20 1995-11-20 磁気ヘッドスライダ Pending JPH09147340A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6262970B1 (en) * 1999-03-17 2001-07-17 Seagate Technology Llc Air bearing surface design for glide testing of plastic media
US7502202B2 (en) 2002-11-14 2009-03-10 Fujitsu Limited Head slider for magnetic disks that prevents adhesion of dust
US7580224B2 (en) 2004-12-03 2009-08-25 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Magnetic head slider with reduced bearing surface area and magnetic disk drive

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7502202B2 (en) 2002-11-14 2009-03-10 Fujitsu Limited Head slider for magnetic disks that prevents adhesion of dust
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