JPH09146274A - 感光性樹脂組成物及びそのパターン形成方法 - Google Patents
感光性樹脂組成物及びそのパターン形成方法Info
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- JPH09146274A JPH09146274A JP7307947A JP30794795A JPH09146274A JP H09146274 A JPH09146274 A JP H09146274A JP 7307947 A JP7307947 A JP 7307947A JP 30794795 A JP30794795 A JP 30794795A JP H09146274 A JPH09146274 A JP H09146274A
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Abstract
ターンを得ることのできる感光性樹脂組成物を提供す
る。 【解決手段】 感光基を含む特定構造のポリアミド酸エ
ステル、エポキシ基を含有するシランカップリング剤と
テトラカルボン酸二無水物とを反応させてなる有機ケイ
素化合物、光重合開始剤及び/又は光増感剤からなる感
光性樹脂組成物。
Description
解像度のパターンを得るための感光性樹脂組成物及びそ
のパターン形成方法に関するものである。
縁膜などには、耐熱性が優れ、又卓越した電気絶縁性、
機械強度等を有するポリイミドが用いられているが、ポ
リイミドパターンを作成する繁雑な工程を簡略化するた
めにポリイミド自身に感光性を付与する技術が最近注目
を集めている。例えば、下式
性基を付与したポリイミド前駆体組成物(例えば、特公
昭55−41422号公報)等が知られている。これら
は、いずれも適当な有機溶剤に溶解し、ワニス状態で塗
布、乾燥した後、フォトマスクを介して紫外線照射し、
現像、リンス処理して所望のパターンを得、更に加熱処
理することによりポリイミド皮膜としている。感光性を
付与したポリイミドを使用するとパターン作成工程の簡
素化効果があるだけでなく、作業環境に難点のあるエッ
チング液を使用しなくて済むので安全で、かつ公害上も
優れており、ポリイミドの感光性化は、今後一層重要な
技術となることが期待されている。しかし、係るエステ
ル基を付与したポリイミド前駆体は、光感度を高くする
ための技術に関し種々検討されているものの(特開平6
−342211、7−5688各号公報等)、より微細
な高解像度のパターンを得る検討は皆無に等しかった。
このため、係るエステル基を付与したポリイミド前駆体
を光重合開始剤と共に極性溶媒に溶解したワニスから得
られる感光性樹脂組成物の解像度は、現像液の膨潤等に
より解像度が、一般の環化ゴム系のネガ型レジストと比
較しても悪く、その改善が求められていた。特に、係る
感光性樹脂組成物を基板上にコーティング、露光、現像
した場合、基板との界面に不溶物が析出し解像度を大幅
に低下させ問題となっていた。
膜や層間絶縁膜などに用いる場合、Si、SiO2、S
i3N4などの無機下地膜やAl 、Cuなどの回路形成用
金属との接着性を向上する目的でポリイミド骨格中にシ
ロキサン結合を有する構造を導入したり、シラン系カッ
プリング剤、Ti系カップリング剤、Al 系カップリン
グ剤などの添加が行われるのが通常であった。ところが
半導体製造工程中に無機パッシベーション膜の穴開け加
工のドライエッチングプロセスに、ポリイミド樹脂膜が
晒されると、ポリイミド表面と各種金属或いは封止樹脂
との接着性が極端に低下してしまい、半導体装置として
の信頼性を大幅に低下させる問題があった。
アミド酸中のアミン残基の分子量を低分子化し、かつカ
ルボキシル基に、単又は多官能の感光性基、更に低級ア
ルコールを共有結合で導入したポリアミド酸エステルに
特定の有機ケイ素化合物、光重合開始剤及び/又は光増
感剤を配合することで接着性に優れた微細なパターンを
容易に得ようとするものである。
般式(1a)、(1b)及び(1c)で示されるポリア
ミド酸エステル、(B)下記一般式(2)で示される有
機ケイ素化合物、(C)光重合開始剤及び/又は光増感
剤を必須成分とする感光性樹脂組成物であり、
ーティングし、80〜130℃の熱盤で乾燥後、マスク
を介して光を照射し、環状ケトンを主成分とする有機溶
剤で光未照射部を除去するパターン形成方法である。
b)及び(1c)で示される構造単位からなるポリアミ
ド酸エステルは、高い反応性を示し、かつ高解像度のパ
ターンを得ることができる。式(1a)、(1b)及び
(1c)中のR1は、4価の芳香族残基を有する化合物
から導入されるもので、通常芳香族テトラカルボン酸又
はその誘導体が主に使用される。例えば、ピロメリット
酸二無水物、ベンゼン−1,2,3,4−テトラカルボ
ン酸二無水物、3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテ
トラカルボン酸二無水物、2,2′,3,3′−ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸二無水物、2,3,3′,
4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、ナフ
タレン−2,3,6,7−テトラカルボン酸二無水物、
ナフタレン−1,2,5,6−テトラカルボン酸二無水
物、ナフタレン−1,2,4,5−テトラカルボン酸二
無水物、ナフタレン−1,4,5,8−テトラカルボン
酸二無水物、ナフタレン−1,2,6,7−テトラカル
ボン酸二無水物、4,8−ジメチル−1,2,3,5,
6,7−ヘキサヒドロナフタレン−1,2,5,6,−
テトラカルボン酸二無水物、4,8−ジメチル−1,
2,3,5,6,7−ヘキサヒドロナフタレン−2,
3,6,7−テトラカルボン酸二無水物、2,6−ジク
ロロナフタレン−1,4,5,8−テトラカルボン酸二
無水物、2,7−ジクロロナフタレン−1,4,5,8
−テトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7−テトラ
クロロナフタレン−1,4,5,8−テトラカルボン酸
二無水物、1,4,5,8−テトラクロロナフタレン−
2,3,6,7−テトラカルボン酸二無水物、3,
3′,4,4′−ジフェニルテトラカルボン酸二無水
物、2,2′,3,3′−ジフェニルテトラカルボン酸
二無水物、2,3,3′,4′−ジフェニルテトラカル
ボン酸二無水物、3,3″,4,4″−p−テルフェニ
ルテトラカルボン酸二無水物、2,2″,3,3″−p
−テルフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,
3″,4″−p−テルフェニルテトラカルボン酸二無水
物、2,2−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)−
プロパン二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキ
シフェニル)−プロパン二無水物、ビス(2,3−ジカ
ルボキシフェニル)エーテル二無水物、ビス(3,4−
ジカルボキシフェニル)エーテル二無水物、ビス(2,
3−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、ビス
(3,4−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、ビ
ス(2,3−ジカルボキシフェニル)スルホン二無水
物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホン二
無水物、1,1−ビス(2,3−ジカルボキシフェニ
ル)エタン二無水物、1,1−ビス(3,4−ジカルボ
キシフェニル)エタン二無水物、ペリレン−2,3,
8,9−テトラカルボン酸二無水物、ペリレン−3,
4,9,10−テトラカルボン酸二無水物、ペリレン−
4,5,10,11−テトラカルボン酸二無水物、ペリ
レン−5,6,11,12−テトラカルボン酸二無水
物、フェナンスレン−1,2,7,8−テトラカルボン
酸二無水物、フェナンスレン−1,2,6,7−テトラ
カルボン酸二無水物、フェナンスレン−1,2,9,1
0−テトラカルボン酸二無水物、ピラジン−2,3,
5,6−テトラカルボン酸二無水物、ピロリジン−2,
3,4,5−テトラカルボン酸二無水物、チオフェン−
2,3,4,5−テトラカルボン酸二無水物、4,4′
−ヘキサフルオロイソプロピリデンジフタル酸二無水物
等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
又、これらは単独でも混合して用いてもよい。
R2は、R2基の分子量(2種以上の混合物では平均分子
量)が160以下の2価の有機基で、その導入には通常
ジアミン及び/又はその誘導体が使用される。分子量が
160を越えると、架橋密度が低くなるばかりではな
く、現像液への溶解力も高まり、膨潤し易く、解像度が
低くなるため好ましくない。より好ましい分子量は、1
00〜150である。例えば、R2基の分子量が160
以下のジアミンとしては、m−フェニレンジアミン、p
−フェニレンジアミン、2,5−ジアミノ−トルエン、
3,5−ジアミノ−トルエン、2,4−ジアミノ−トル
エン、m−キシレン−2,5−ジアミン、p−キシレン
−2,5−ジアミン、2,6−ジアミノ−ピリジン、
2,5−ジアミノ−ピリジン、2,5−ジアミノ−1,
3,4−オキサジアゾール、1,4−ジアミノ−シクロ
ヘキサン、ピペラジン、メチレン−ジアミン、エチレン
−ジアミン、プロピレン−ジアミン、2,2−ジメチル
−プロピレン−ジアミン、テトラメチレン−ジアミン、
ペンタメチレン−ジアミン、ヘキサメチレン−ジアミ
ン、2,5−ジメチル−ヘキサメチレン−ジアミン、3
−メトキシ−ヘキサメチレン−ジアミン、ヘプタメチレ
ン−ジアミン、2,5−ジメチル−ヘプタメチレン−ジ
アミン、3−メチル−ヘプタメチレン−ジアミン、2,
6−ジアミノ−4−カルボキシリックベンゼン等が挙げ
られるが、これらに限定されるものではない。中でもm
−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、2,
5−ジアミノ−トルエン、3,5−ジアミノ−トルエ
ン、p−キシレン−2,5−ジアミン、m−キシレン−
2,5−ジアミン、p−キシレン−2,6−ジアミン
が、現像後の解像度がより高く好ましい。
に、R2基の分子量が160を越えるジアミンを併用
し、平均分子量を160以下に調整することでより好ま
しい結果が得られる。この場合、R2基の分子量が16
0以下の低分子量ジアミンを15重量%以上含むことが
好ましい。15重量%未満では、解像度の向上効果が少
なく好ましくない。本発明のR2の重量%とは、ポリア
ミド酸エステル中に存在するR2基をジアミンに換算し
て求められる。即ち、〔H2N−R2−NH2の重量〕/
〔式(1a)、(1b)、(1c)で示されるポリアミ
ド酸エステルの重量〕×100(%)により求める。
しては、例えば、4,4′−ジアミノ−ジフェニルプロ
パン、3,3′−ジアミノ−ジフェニルプロパン、4,
4′−ジアミノ−ジフェニルエタン、3,3′−ジアミ
ノ−ジフェニルエタン、4,4′−ジアミノ−ジフェニ
ルメタン、3,3′−ジアミノ−ジフェニルメタン、
4,4′−ジアミノ−ジフェニルスルフィド、3,3′
−ジアミノ−ジフェニルスルフィド、4,4′−ジアミ
ノ−ジフェニルスルホン、3,3′−ジアミノ−ジフェ
ニルスルホン、4,4′−ジアミノ−ジフェニルエーテ
ル、3,3′−ジアミノ−ジフェニルエーテル、3,
3′−ジメチル−4,4′−ジアミノ−ビフェニル、
3,3′−ジメトキシ−ベンジジン、4,4′−ジアミ
ノ−p−テルフェニル、3,3″−ジアミノ−p−テル
フェニル、ビス(p−アミノ−シクロヘキシル)メタ
ン、ビス(p−β−アミノ−t−ブチルフェニル)エー
テル、ビス(p−β−メチル−δ−アミノペンチル)ベ
ンゼン、p−ビス(2−メチル−4−アミノ−ペンチ
ル)ベンゼン、p−ビス(1,1−ジメチル−5−アミ
ノ−ペンチル)ベンゼン、1,5−ジアミノ−ナフタレ
ン、2,6−ジアミノ−ナフタレン、1,3−ビス(3
−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(4−ア
ミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(3−アミノ
プロピル)テトラメチルジシロキサン、4,4′−ビス
(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、ビス〔4−(4
−アミノフェノキシ)フェニル〕エーテル、ビス〔4−
(3−アミノフエノキシ)フェニル〕スルフォン、ビス
〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン、
4,4′−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェノ
キシ〕ジフェニルスルホン、4,4′−ビス(3−アミ
ノフェノキシ)ビフェニル、2,2′−ビス〔4−(4
−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2,2′−
ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕ヘキサ
フルオロプロパン、2,2′−ビス〔4−(3−アミノ
フェノキシ)フェニル〕ヘキサフルオロプロパン、4,
4−ジアミノ−3,3′,5,5′−テトラメチルジフ
ェニルメタン、2,6−ジアミノ−4−カルボキシリッ
クベンゼン(メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル)エ
ステル等が挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。又これらは単独でも混合して用いてもよい。中で
も、4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、1,3−
ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサ
ン、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕ス
ルホン、2,2′−ビス〔4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル〕プロパンをR2基の一部として使用する
ことは、解像度の低下が少なく、かつ硬化時の皮膜の密
着性が向上するため好ましい。
3は、アクリル(メタクリル)基を1〜5基有する感光
性基、R4はアクリル(メタクリル)基を1〜5基有す
る感光性基、あるいはメチル基又はエチル基である。R
3、R4中のアクリル(メタクリル)基が0では架橋構造
が得られず好ましくない。又、6基以上のアクリル(メ
タクリル)基は、工業上製造が困難であるばかりでな
く、分子量が大きくなるため相溶性が低下し好ましくな
い。R3、R4を導入するための化合物としては、例え
ば、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエ
リスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリトー
ルアクリレートジメタクリレート、ペンタエリスリトー
ルジアクリレートメタクリレート、ジペンタエリスリト
ールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールペン
タメタクリレート、グリセロールジアクリレート、グリ
セロールジメタクリレート、グリセロールアクリレート
メタクリレート、トリメチロールプロパンジアクリレー
ト、1,3−ジアクリロイルエチル−5−ヒドロキシエ
チルイソシアヌレート、1,3−ジメタクリレート−5
−ヒドロキシエチルイソシアヌレート、エチレングリコ
ール変性ペンタエリスリトールトリアクリレート、プロ
ピレングリコール変性ペンタエリスリトールトリアクリ
レート、トリメチロールプロパンジアクリレート、トリ
メチロールプロパンジメタクリレート、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート、グリシジルメタクリレート、グリシジルアクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピルアクリレート、ポリエチレングリコー
ル変性メタクリレート、ポリエチレングリコール変性ア
クリレート、ポリプロピレングリコール変性メタクリレ
ート等が挙げられるが、これらに限定されない。これら
は単独でも混合して用いてもよい。又、R4のメチル基
又はエチル基は、通常それぞれメタノール、エタノール
等から誘導される。R5は、前記したR3又はR4を導入
するための化合物から水酸基及びアクリロイルオキシ基
又はメタアクリロイルオキシ基を除いた2〜6価の有機
基であり、これらの中で好ましいのは2〜3価の脂肪族
基である。
(1c)で示される構造単位からなるポリアミド酸エス
テルは、カルボキシル基にR3が導入された構造単位
(1a)の割合がx、カルボキシル基の一部にR3が、
残りにR4が導入された構造単位(1b)の割合がy、
カルボキシル基がR4で置換された構造単位(1c)の
割合がzであり、3種の構造単位が混在しているもので
ある。それぞれ、0<x、y<100、0<z<80
で、かつx+y+z=100を満たすもので、x、y、
zは各構造単位のモル百分率を示すものである。R4が
メチル基又はエチル基の場合には、zが80以上である
と感光基量が少なく感度が低く実用性が少ない。本発明
に用いるポリアミド酸エステルは、通常以下のようにし
て合成される。まず、多官能感光基R3、R4を導入する
ためのアルコール基を有する化合物を溶媒に溶解させ、
これに過剰の酸無水物又はその誘導体を反応させる。こ
の後、残存するカルボキシル基、酸無水物基に、ジアミ
ンを反応させることにより合成することができる。ジア
ミンとの反応では、カルボジイミド類を縮合剤として使
用する方法(特開昭60−228537号公報)や特開
平6−313039号公報に記載された方法等があるが
特に限定されるものではない。
成されたポリイミドと無機のパッシベーション膜、回路
形成用金属並びに半導体用封止樹脂との良好な接着性を
発現するために用いられるものである。その構造は、一
般式(2)で示される化合物であるが、通常エポキシ基
を有するシランカップリング剤とテトラカルボン酸二無
水物とを20〜100℃で30分〜10時間反応させる
ことによって容易に得られる。シランカップリング剤の
例としては、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、
γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ
−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−
グリシドキシプロピルエチルジメトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロピルエチルジエトキシシラン、γ−グリ
シドキシプロピルジメチルメトキシシラン、γ−グリシ
ドキシプロピルジメチルエトキシシラン、γ−グリシド
キプロピルシエチルジエトキシシラン、γ−グリシドキ
プロピルシエチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシ
プロピルジエチルメトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルジエチルエトキシシラン等である。テトラカルボ
ン酸二無水物の例としては、前述したポリアミド酸エス
テルの構造成分であるR2残基を含むテトラカルボン酸
二無水物と同様のものを用いることができる。シランカ
ップリング剤、テトラカルボン酸二無水物は単独でも混
合して用いても何ら差し支えない。本発明の感光性樹脂
組成物において、一般式(2)で示される有機ケイ素化
合物は、ポリアミド酸エステル100重量部に対して
0.01〜10重量部添加するのが好ましい。0.01
重量未満では金属、無機、半導体用封止樹脂に対する接
着性向上効果が得られないし、10重量部を越えるとパ
ターン形成され最終硬化処理を施されたポリイミド皮膜
の耐熱性が低下したり、機械的強度が低下し延いては接
着性自体が低下してしまうので好ましくない。
剤は感度、解像度等リングラフィー特性を向上させるた
めに添加するものであり、光重合開始剤、光増感剤の例
としては、
のではない。これらは単独でも混合して用いてもよい。
光重合開始剤、又は光増感剤の添加量は、ポリアミド酸
エステル100重量部に対して0.1〜20重量部が好
ましい。0.1重量部未満では、添加量が少な過ぎ感度
向上の効果が得られ難い。20重量部を越えると、硬化
フィルムの強度が低下するため好ましくない。
て保存性向上剤を添加することできる。保存性向上剤と
しては、1−フェニル−5−メルカプト−1H−テトラ
ゾール、2−メルカプトベンゾチアゾール、2−メルカ
プトベンゾイミダゾール、2−メルカプトベンゾオキサ
ゾール、ペンタエリスリトールテトラキス−(チオグリ
コレート)、チオグリコール酸、チオグリコール酸アン
モニウム、チオグリコール酸ブチル、チオグリコール酸
オクチル、チオグリコール酸メトキシブチル、トリメチ
ロールプロパントリス−(チオグリコレート)、エチレ
ングリコールジチオグリコレート、β−メルカプトプロ
ピオン酸、β−メルカプトプロピオン酸オクチル、トリ
メチロールプロパントリス−(β−チオプロピオネー
ト)、ペンタエリスリトールテトラキス−(β−チオプ
ロピオネート)、1,4−ブタンジオールジチオプロピ
オネート、チオサリチル酸、フルフリルメルカプタン、
ベンジルメルカプタン、α−メルカプトプロピオン酸、
p−ヒドロキシチオフェノール、p−メチルチオフェノ
ール、チオフェノール、p−メチルフェノール、2,6
−t−ブチルフェノール、カテコール等が挙げられるが
これらに限定されるものではない。
て、炭素−炭素二重結合を有する光重合性モノマーを添
加することもできる。例えば、トリメチロールプロパン
トリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレ
ート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチ
ルグリコールジアクリレート、エチレングリコールジア
クリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、テ
トラエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレン
グリコールジアクリレート、2−ヒドロキシエチルアク
リレート、イソボルニルアクリレート、N−メチロール
アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド及び
これらのアクリレート、アクリルアミドをメタクリレー
ト、メタクリルアミドに変えたものを用いることができ
る。
ンカップリング剤のような接着助剤、禁止剤、レベリン
グ剤及び各種充填剤を添加してもよい。本発明の感光性
樹脂組成物は、極性の有機溶剤に溶解して使用する。こ
れらの有機溶剤としては、N−メチル−2−ピロリド
ン、γ−ブチロラクトン、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミド、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテルアセテート、ジプロピレングリコールジメチルエ
ーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジメ
チルスルホキシド、3−メトキシブタノール、酢酸−3
−メトキシブチル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチ
ル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチ
レングリコールジエチルエーテル、エチルセルソルブ、
ブチルセルソルブ、エチルカルビトール、ジエチルカー
ボネート、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノ
ン、ジイソブチルケトン、シクロペンタノン、酢酸ブチ
ル、ニトロベンゼン等が挙げられるが、これらには限定
されない。これらの中では、N−メチル−2−ピロリド
ン、γ−ブチロラクトン及びプロピレングリコールモノ
メチルエーテルアセテート、シクロペンタノン、ジメチ
ルスルホキシドが好ましい。又これらは単独でも混合し
て用いてもよい。
レリーフパターンの製造方法は、まず該組成物を適当な
支持体、例えば、シリコンウエハー、セラミック又はア
ルミ基板等に塗布する。塗布方法は、スピンナーを用い
た回転塗布、スプレーコーターを用いた噴霧塗布、浸
漬、印刷、ロールコーティング等で行う。次に60〜1
80℃程度の温度で塗膜を乾燥する。乾燥法としてはオ
ーブン、赤外炉、熱盤等があるが効率の点及び温度制御
のし易すさから熱盤が好ましい。この熱盤で乾燥する場
合、80〜130℃で乾燥することが好ましい。80℃
未満では、乾燥が不充分で好ましくない。又、130℃
を越えると、乾燥が過度になるため好ましくない。より
好ましいのは、100〜120℃で2〜4分である次に
所望のパターン形状に化学線を照射する。化学線として
は、X線、電子線、紫外線、可視光線等を使用できる
が、特に200〜500nmの波長のものが好ましい。
より高解像度のパターンを得るためには、365nmの
波長を利用したi線ステッパー又は436nmの波長を
利用したg線ステッパーを用いることがより好ましい。
とによりレリーフパターンを得る。現像液としては、シ
クロペンタノン、シクロヘキサノン等の環状ケトンは、
解像度を向上させるため好ましい。更にこれらの溶解性
を調製するためにイソプロピルアルコール、キシレン、
プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、ジエ
チレングリコールジメチルエーテル、酢酸ブチル、N−
メチル−2−ピロリドン、γ−ブチロラクトン、N,N
−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド等を添
加してもよい。添加量は、50重量%以下が好ましい。
現像方法としては、スプレー、パドル、浸漬、超音波等
の方式が可能である。次に現像によって形成されたレリ
ーフパターンをリンスする。リンス液としては、トルエ
ン、キシレン、エタノール、メタノール、イソプロピル
アルコール、酢酸ブチル、プロピレングリコールメチル
エーテルアセテート、水等が利用できる。続いて加熱処
理を行ない、イミド環を形成し、耐熱性に富む最終レリ
ーフパターンを得る。
行なうが、硬化後の着色を少なくするためには、窒素、
二酸化炭素、アルゴン等の不活性な雰囲気下で硬化する
ことが望ましい。又、最終硬化温度は、300℃以上、
400℃以下が好ましいが、最終硬化温度に達する迄に
は、充分な時間をかけるか、150℃、250℃等、低
温で硬化させた後に硬化させることが望ましい。本発明
による感光性樹脂組成物は、半導体の用途のみならず、
多層回路の層間絶縁膜やフレキシブル銅張板のカバーコ
ート、ソルダーレジスト膜や液晶配向膜等としても有用
である。
る。 実施例1 3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物322.2g(1.0モル)をグリセロールジ
メタクリレート228.3g(1.0モル)、メタノー
ル32.0g(1.0モル)をN−メチル−2−ピロリ
ドンに懸濁し、ピリジン166.1g(2.1モル)を
加え、25℃で10時間反応させた。次に1−ヒドロキ
シ−1,2,3−ベンゾトリアゾール270.2g
(2.0モル)を加え1時間で完全に溶解した後、反応
系を10℃以下に保ちながらN−メチル−2−ピロリド
ン400gに溶解したジシクロヘキシルカルボジイミド
412.6g(2.0モル)を約20分かけて滴下し
た。その後25℃で3時間反応を行った。反応した反応
溶液にP−キシレン−2,5−ジアミンを129.39
(0.95モル)を加え、30℃で5時間反応を行っ
た。ジシクロヘキシルウレアを濾別した後、反応混合物
をメタノールに再沈し、固形物を濾集し、メタノールで
洗浄後、48時間減圧乾燥した。分子量をGPCにて測
定したところ重量平均分子量24000であった。更
に、この得られたポリマー100gを、N−メチル−2
−ピロリドン200gに溶解し、更にメチルエーテルハ
イドロキノン0.1gとN−フェニルグリシン5g、1
−フェニル−5−メルカプト−1H−テトラゾール1
g、3−(2−ベンズイミダゾリル)−7−ジエチルア
ミノクマリン0.5g、テトラエチレングリコールジメ
タクリレート10gを添加し、更にγ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシランと3,3′,4,4′−ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸二無水物とを反応させて得
られた有機ケイ素化合物を1.0gを加えて室温で溶解
した。
ピンナーで塗布し、100℃で3分乾燥し、9μm厚の
フィルムを得た。このフィルムに凸版印刷(株)・製解像
度測定用マスク(凸版テストチャートNo1)を重ね、
200mJ/cm2の紫外線を照射し、次いでシクロペ
ンタノンを現像液として現像し、プロピレングリコール
メチルエーテルアセテートでリンスしたところ、解像度
7μmのパターンが形成された。更に別途シリコンウエ
ハー上に同様にスピンナー塗布し、100℃で3分乾燥
した後200mJ/cm2の紫外線で全面露光、更に現
像、リンス後窒素置換乾燥機にて150℃、250℃、
350℃で各30分硬化した。その後ウエハーを2分割
し、一方に東京応化工業(株)・製プラズマエッチング装
置OPM−EM1000を用いて100W、10分間
(1torr、O2流量:100cssm)の条件で処
理を施した。これらの最終硬化したポリイミド皮膜上
に、住友ベークライト(株)・製エポキシ系半導体用封止
材料「スミコンEME−6300H」を175℃、2分
の条件でトランスファーモールドし、縦2mm、横2m
m、高さ2mmの成形品をプラズマ処置の有無で各10
個を得た。175℃で4時間後硬化した後、テンシロン
万能試験機で図1に示すような成形品側部への剪断剥離
強度試験を5個実施して、成形品とポリイミド界面又は
ポリイミドとシリコンウエハー界面の接着強度を測定し
たところプラズマ処理なしの平均値は5.3kgf/m
m2、プラズマ処理ありの平均値は、4.9kgf/m
m2であった。又残りの成形品各5個については、12
0℃、2.1atmのプレッシャークッカー(PCT)
処理100時間を施した後、同様に接着強度を測定しプ
ラズマ処理なしの平均値3.8kgf/mm2、プラズ
マ処理ありの平均値3.5kgf/mm2を得た。
ルを2−ヒドロキシエチルメタクリレート260.2g
(2.0モル)に変え、反応仕込比、反応条件を実施例
1と全く同様に行ったところ、重量平均分子量2300
0のポリマーを得た。このポリマーにγ−グリシドキシ
プロピルメチルジエトキシシランと3,3′,4,4′
−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物とを反応さ
せて得られた有機ケイ素化合物1.5gを加え、更に実
施例1と同様に光重合開始剤等を加えパターニング評
価、接着強度を測定した。結果を表1に示す。 実施例3 実施例1のP−キシレン−2,5−ジアミンをP−フェ
ニレンジアミン102.6g(0.95モル)に変え、
反応仕込み比、反応条件を実施例1と全く同様に行った
ところ、重量平均分子量20000のポリマーを得た。
このポリマーに実施例1と同様の有機ケイ素化合物、光
重合開始剤等を加え、パターニング評価、接着強度を測
定した。結果を表1に示す。
ニレンジアミン79.7g(0.75モル)とビス〔4
−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン86.
5g(0.20モル)に変えた以外は、実施例1と同様
に反応を行い重量平均分子量31000のポリマーを得
た。このポリマーに実施例1と同様の光重合開始剤等を
加え、更にγ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシ
シランとビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エーテ
ル二無水物とを反応させて得られる有機ケイ素化合物
1.0gを加えて、パターニング評価、接着強度を測定
した。結果を表1に示す。 実施例5 実施例1のP−キシレン−2,5−ジアミンを40.9
g(0.30モル)に減じ、更に4,4′−ジアミノジ
フェニルエーテル120.1g(0.60モル)、1,
3−ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキ
サン12.4g(0.05モル)を追加した以外は、実
施例1と同様に反応を行い重量平均分子量29000の
ポリマーを得た。このポリマーに実施例1と同様の有機
ケイ素化合物、光重合開始剤等を加え、パターニング評
価、接着強度を測定した。結果を表1に示す。 実施例6 実施例1のP−キシレン−2,5−ジアミンを64.7
g(0.475モル)に減じ、更に4,4′−ジアミノ
ジフェニルエーテル95.1g(0.475モル)を追
加した以外は、実施例1と同様に反応を行い重量平均分
子量28000のポリマーを得た。このポリマーに実施
例1と同様の有機ケイ素化合物、光重合開始剤等を加
え、パターニング評価、接着強度を測定した。結果を表
1に示す。 実施例7 実施例1のP−キシレン−2,5−ジアミンを122.
58g(0.90モル)に変更した以外は、実施例1と
同様にして反応を行い重量平均分子量15000のポリ
マーを得た。このポリマーに実施例1と同様に光重合開
始剤等を加え、更にγ−グリシドキシプロピルジエチル
メトキシシランと3,3′,4,4′−ベンゾフェノン
テトラカルボン酸二無水物とを反応させて得られた有機
ケイ素化合物1.2gを加えて、パターニング評価、接
着強度を測定した。結果を表1に示す。
二無水物322.2g(1.0モル)をグリセロールジ
メタクリレート228.3g(1.0モル)、メタノー
ル32.0g(1.0モル)、γ−ブチロラクトンに懸
濁し、ピリジン166.1g(2.1モル)を加え、2
5℃で10時間反応させた。反応系を10℃以下に保ち
ながら、γ−ブチロラクトン400gに溶解したジシク
ロヘキシルカルボジイミド412.6g(2.0モル)
を約20分かけて滴下した。その後、25℃で30分撹
拌し、次にP−キシレン−2,5−ジアミンを129.
39(0.95モル)を加え、25℃で5時間反応を行
った。ジシクロヘキシルウレアを濾別した後、反応混合
物をメタノールに再沈し、固形物を濾集し、メタノール
で洗浄後、48時間減圧乾燥し、重量平均分子量200
00のポリマーを得た。このポリマーに実施例1と同様
の有機ケイ素化合物、光重合開始剤等を加え、パターニ
ング評価、接着強度を測定した。結果を表1に示す。 実施例9 実施例1の3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物を3,3′,4,4′−ビフェニル
テトラカルボン酸二無水物294.2g(1.0モル)
に変更した以外は、実施例1と同様にして反応を行い重
量平均分子量22000のポリマーを得た。このポリマ
ーに実施例1と同様の有機ケイ素化合物、光重合開始剤
等を加え、パターニング評価、接着強度を測定した。結
果を表1に示す。
カルボン酸二無水物を161.1g(0.5モル)に減
じ、更にピロメリット酸二無水物109.1g(0.5
モル)を追加した以外は、実施例1と同様にして反応を
行い、重量平均分子量23000のポリマーを得た。こ
のポリマーに実施例1と同様の有機ケイ素化合物、光重
合開始剤等を加え、パターニング評価、接着強度を測定
した。結果を表1に示す。 実施例11 実施例1の組成物において、ポリマーを実施例2のポリ
マーに変え、3−(2−ベンズイミダゾリル)−7−ジ
エチルアミノクマリンを3−(カルボキシエチル)−7
−ジエチルアミノクマリンに変えた以外は、実施例1と
同様にして組成物を得、実施例1と同様にしてパターニ
ング評価、接着強度を測定した。結果を表1に示す。 実施例12 実施例1の組成物において、ポリマーを実施例2のポリ
マーに変え、N−フェニルグリシン5gをN−フェニル
グリシン2gに変え、更に下記式で示されるトリケトン
オキシム5gを追加した以外は、実施例1と同様にして
組成物を得、実施例1の露光量を400mJ/cm2に
変更した以外は、実施例1と同様にしてパターニング評
価、接着強度を測定した結果を表1に示す。
ェニレンジアミン30.88g(0.285モル)と
4,4′−ジアミノジフェニルエーテル133.2g
(0.665モル)に変更した以外は、実施例1と同様
にして反応を行い、重量平均分子量27000のポリマ
ーを得た。このポリマーに実施例1と同様の有機ケイ素
化合物、光重合開始剤等を加え、パターニング評価、接
着強度を測定した。結果を表1に示す。 実施例14〜25 実施例1〜4で得られたワニスを、コーティング時の熱
盤の温度・時間を変更し、更に現像液も変更してパター
ニング評価した。いずれも高解像度のパターンが得られ
た。表2に結果を示す。
同様にしてパターニング評価、接着強度測定した。結果
を表3に示す。 比較例2 有機ケイ素化合物を添加しない以外は、全て実施例5と
同様にしてパターニング評価、接着強度測定した。結果
を表3に示す。 比較例3 有機ケイ素化合物の添加量を12gとした以外は、全て
実施例1と同様にしてパターニング評価、接着強度測定
した。結果を表3に示す。 比較例4 実施例1のP−キシレン−2,5−ジアミンを4,4′
−ジアミノジフェニルエーテル190.2g(0.95
モル)に変更した以外は、実施例1と同様にして反応を
行い、重量平均分子量28000のポリマーを得た。こ
のポリマーに実施例1と同様の有機ケイ素化合物、光重
合開始剤等を加えパターニング評価、接着強度を測定し
た。結果を表3に示す。 比較例5 実施例1の組成物からN−フェニルグリシン、1−フェ
ニルメルカプト−1H−テトラゾール、3−(2−ベン
ズイミダゾリル)−7−ジエチルアミノクマリンを除い
た組成物を得、実施例1と同様にしてパターニング評価
したが1000mJ/cm2まで露光量を増しても鮮明
なパターは得られなかった。 比較例6〜9 実施例1の組成物を用いて、熱盤温度、時間、現像液の
加工条件を変更しパターニングを行なった。いずれも高
解像度のパターンは得られなかった。結果を表4に示
す。
いると、接着性に優れた、極めて微細なポリイミドパタ
ーンを容易に得ることができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 (A)下記一般式(1a)、(1b)及
び(1c)で示されるポリアミド酸エステル、(B)下
記一般式(2)で示される有機ケイ素化合物、(C)光
重合開始剤及び/又は光増感剤を必須成分とすることを
特徴とする感光性樹脂組成物。 【化1】 【化2】 - 【請求項2】 式(1a)、(1b)及び(1c)で示
されるポリアミド酸エステル中のR2が、下記式(3)
から選択される1種以上を含み、かつ15重量%以上で
ある請求項1記載の感光性樹脂組成物。 【化3】 - 【請求項3】 請求項2の残余のR2が、下記式(4)
から選択される1種以上である請求項2記載の感光性樹
脂組成物。 【化4】 - 【請求項4】 有機ケイ素化合物が、ポリアミド酸エス
テル100重量部に対して0.01〜10重量部である
請求項1、請求項2、又は請求項3記載の感光性樹脂組
成物。 - 【請求項5】 請求項1記載の感光性樹脂組成物を、基
板上にコーティングし、80〜130℃の熱盤で乾燥
後、マスクを介して光を照射し、環状ケトンを主成分と
する有機溶剤で光未照射部を除去することを特徴とする
パターン形成方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP30794795A JP3672203B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 感光性樹脂組成物及びそのパターン形成方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2003005127A1 (en) * | 2001-07-03 | 2003-01-16 | Hitachi Chemical Co., Ltd. | Photosensitive resin composition, process of forming patterns with the same, and electronic components |
JP2006098949A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 半導体装置 |
WO2007004345A1 (ja) | 2005-06-30 | 2007-01-11 | Toray Industries, Inc. | 感光性樹脂組成物および接着改良剤 |
-
1995
- 1995-11-27 JP JP30794795A patent/JP3672203B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN100347611C (zh) * | 2001-07-03 | 2007-11-07 | 日立化成工业株式会社 | 感光树脂组合物以及利用该组合物制作图案的方法和电子元件 |
KR100805134B1 (ko) * | 2001-07-03 | 2008-02-21 | 히다찌 가세이 고오교 가부시끼가이샤 | 감광성 수지 조성물, 이를 사용한 패턴제조법 및 전자부품 |
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WO2007004345A1 (ja) | 2005-06-30 | 2007-01-11 | Toray Industries, Inc. | 感光性樹脂組成物および接着改良剤 |
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