JPH09145327A - 多層シート状プラスチックの厚さ測定装置 - Google Patents
多層シート状プラスチックの厚さ測定装置Info
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- JPH09145327A JPH09145327A JP32374895A JP32374895A JPH09145327A JP H09145327 A JPH09145327 A JP H09145327A JP 32374895 A JP32374895 A JP 32374895A JP 32374895 A JP32374895 A JP 32374895A JP H09145327 A JPH09145327 A JP H09145327A
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Abstract
る多層シート)に、各層の厚さを破壊することなく、非
接触で精度良く測定することのできる多層シートの厚さ
測定装置の提供。 【構成】 低コヒーレント光源からの光を、ビームスプ
リッタで第1の分岐光と第2の分岐光に振幅分割し、前
記第1の分岐光を、前記第1の分岐光の光軸方向に往復
動作する可動鏡面に導き反射させた参照光と、前記第2
の分岐光を、走行している接着剤を介して積層した3種
5層の多層シートに入射し、反射させて得た測定光を、
各々再びビームスプリッタに導いて合成して干渉させ
る。この干渉発生時における前記可動鏡面の位置に基づ
いて、前記多層シートの各層の厚さを求めるように構成
された多層シートの厚さ測定装置。
Description
ート状プラスチックの厚さ測定装置に関し、特に多層に
形成されているシート状プラスチックの各層の厚さを非
連続的又は連続的(インライン)に測定するための有効
な装置を提供する。
め機能の異なる各種シートを多層に積層したものが多
い。このような多層積層シートにおいては、各層間の接
着強度、ガスバリヤ性やガス選択透過性などのシートの
種々の機能が、各層の形成状態により大きく左右され
る。このため、このような多層シートの製造に際して
は、シートの強度や全体の厚さのみならず、各層の厚さ
を個々に正確に知り、適正な品質管理を行うことが必要
となっている。
装置としては、インコヒーレントな光源による干渉を利
用する厚さ測定装置と、赤外線吸収を利用する厚さ測定
装置の2つが知られている。
を利用する厚さ測定装置には、インコヒーレントな光源
を使って、該光源からの光を、ビームスプリッタで第1
と第2の分岐光に振幅分割し、測定光と参照光として再
び合成し干渉光を発生させる手段と、前記分割された第
1の分岐光を測定光として多層フィルムへ入射せしめ、
反射した光を測定する測定光手段と、前記第2の分岐光
を参照光としてミラーに入射し反射せしめる参照光手段
と、前記干渉光が発生するときのミラーの位置を検出す
ることにより、多層フィルムの各層の厚さを検出する厚
さ検出手段等によって構成されているものが見受けられ
る。
は、Lambert beer'sの法則を利用したもので、多層シー
トを構成する各樹脂成分の違いにより、0.8μm〜数
10μmにわたる赤外線吸収領域に基準振幅あるいはそ
れらの結合振幅などに対する吸収波長帯の違いを利用し
て、ある特定樹脂の吸収波長帯の赤外線を多層シートに
透過させ、特定樹脂に吸収される吸収波長帯の赤外線量
が、特定樹脂の厚さに比例する関係にあることを応用す
る装置である。そして該装置は、走行中の多層シートの
各層の厚さを測定することも可能である。
ヒーレントな光源による干渉を利用する厚さ測定装置で
は、次のような欠点があり充分満足されている状況にな
い。その一つは、波長範囲が極めて広いインコヒーレン
トな光源を使うため、測定光は多層シートの中で波長に
よる屈折率分散を生じ、多層シートの厚さを増せば増す
ほどその分散が大きくなり、厚みの大きい多層シートで
は測定光の分散のために参照光との干渉が不明瞭にな
り、各層の厚さを正確に測定できないことがある。そし
てまた、特に走行中の多層シートの各層の厚さを連続的
に測定する場合には、測定装置に対して多層シートが走
行しているので振動したり、傾いたりした状態であり、
いくらミラーを往復動作させても、測定光はインコヒー
レントな光源のコヒーレンス長の範囲内では参照光と干
渉することができない。たとえ干渉できたとしても、干
渉光による信号は小さいものとなり、走行中の多層シー
トの表面の凹凸により、測定光が散乱されて発生する散
乱光ノイズと干渉光による信号とが混在することになる
ので、干渉光による信号を検出することは極めて難し
い。従って、走行中の多層シートの各層の厚さを測定す
ることは極めて困難である。該測定装置は、厚さの薄い
多層シートを実験室等でバッチ的(オフライン)に、静
止固定された状態での測定には適しているが、インライ
ン方式には適用できない装置である。
記する如く各層の厚さを測定することはできるが、次の
ような場合には、各々の層厚を測定することはできない
という欠点がある。それは一般的に広く汎用されてい
る、例えば5層シートの場合、まず3種の樹脂成分を使
って5層に積層することが多いが、その構成は図5に示
す。つまり中心層(第3層34)を1つの樹脂成分とし
て、第1層32と第5層36を同一で他の第二の樹脂成
分とし、第2層33と第4層35を同一で他の第三の樹
脂成分として5層を構成している。かかる場合を該装置
によって各層厚を測定する場合は、3層としてしか測定
されない結果になる。つまり(第1層32+第5層3
6)と(中心層34)と(第2層33+第4層35)の
3層の各層厚の測定にとどまる。結局該測定装置では、
交互に積層されていても、その層の中に同一樹脂成分が
あれば、それらは全て和となって1層の厚さとして測定
されるので、各層の厚さを各々個別に測定することはで
きない。
な欠点に鑑み、見い出されたものであり、その主たる目
的とするところは多層シート状プラスチックにあって、
より薄いフィルム状から、より厚い積層体にわたって、
各層の厚さを個別に、しかも連続的に走行(インライ
ン)している状態で、高精度で瞬時に測定することので
きる多層シート状プラスチックの厚さ測定装置を提供し
ようとするものである。
段によって容易に達成することができる。まず前記請求
項1に記載する発明は、光源と該光源からの光をビーム
スプリッタで第1と第2の分岐光に振幅分割し、測定光
と参照光とし再び合成して干渉光を発生させるための干
渉光発生手段(A)と、前記分割された第1の分岐光を
測定光として多層シート状プラスチック(以下多層シー
トと呼ぶ)へ入射し、反射せしめるための測定光手段
(B)と、前記分割された第2の分岐光を参照光として
ミラーへ入射し、反射せしめるための参照光手段(C)
と、前記干渉光が発生するときのミラーの位置を検出す
ることによって、多層シートの厚さを検出するための厚
さ検出手段(D)とを備える多層シートの厚さ測定装置
において、前記光源に、特に低コヒーレントな光源を使
用することを特徴とし、更にその光源のコヒーレンス長
が10μm〜40μmになるような中心波長及びスペク
トル半値幅を有する光源であることを特徴とする。
に記載する多層シートの厚さ測定装置において、特に測
定光手段(B)に、該多層シートの振動及び傾き(両者
同時に発生してもよい)を抑制するための圧縮空気(以
下圧空)による非接触抑制手段(E)を添設することを
特徴とする。
に記載する多層シートの厚さ測定装置において、前記厚
さ検出手段(D)に、前記測定光手段(B)によりもた
らされる多層シート面からの散乱光に基づくノイズは、
減衰されるが、前記干渉光発生手段(A)によりもたら
される干渉による信号は、減衰させないためのバンドパ
スフィルタ(F)が添設されることを特徴とする。走行
中の多層シートの表面に、微細凹凸がある場合に、測定
光の散乱の発生が考えられるが、層厚測定精度への影響
をなくすための対策として有効である。
り高めるために、前記請求項3に記載の圧空による非接
触抑制手段(E)と、前記記載のバンドパスフィルタ
(F)とを併設する事を特徴とする。
る。測定の対象になる多層シート状プラスチック(以下
多層シート)は、同一又は異種の樹脂成分からなる2層
以上のシート状積層体であり、各層の厚さ、積層数は、
シート状と呼ばれる範囲内で適宜決められるので制限さ
れるものではない。シート状とは厚さの薄いフィルム状
の積層体から、より厚い積層体を含めてシート状と総称
しているが、数値的に例示すると約20μm〜2mm程
度である。積層数は、一般に10層程度までである。ま
た積層する樹脂成分と積層構成は特に制限されないが、
同一樹脂成分が続いて積層されないかぎり、例えば、2
種の樹脂成分を使って、交互に積層さえすれば、幾層で
も各層の厚さを瞬時に測定することが可能である。
熱可塑性の樹脂であるが、これが熱硬化性樹脂であって
もよい。従って、両成分による各々のシートが複合され
る複合多層シートである場合もある。また本発明は特定
の波長を持つ光の透過と反射にもとずく測定であるの
で、全くその光を透過しないような不透明なものは測定
できないが、一般に肉眼で全く透視できなくても測定で
きる場合もある。つまり本発明にいう低コヒーレント光
源が発する低コヒーレント光が多層シートを透過すれば
測定できるので、透明性には特にこだわらない。
シートの測定装置は、ハロゲンランプ等のインコヒーレ
ントな光源と、前記する干渉光発生手段(A)と、測定
光手段(B)と、参照光手段(C)と各層の厚さ検出手
段(D)とから構成されている。
く、特に光源として、従来のハロゲンランプ等に見られ
るインコヒーレントな光源を使うのではなく、低コヒー
レントな光源を使うものである。つまり該光源を使うこ
とによって、走行中の多層シートがその厚さに関係な
く、広い範囲で、しかも多少の振動とか傾きがあって
も、該プラスチック面に反射された測定光は、低コヒー
レントな光源が持つコヒーレンス長の範囲内で、参照光
と干渉することができるので、各層の厚さが正確に測定
できるのである。
ヒーレント光を発する光源を意味するが、具体的にはハ
ロゲンランプ等のインコヒーレントな光源よりは狭いス
ペクトル幅と、半導体レーザ等のコヒーレントな光源な
みの光出力と指向性を有する光源ということになる。こ
のような性質を有する光源には、スーパルミネッセント
ダイオード(以下SLDと呼ぶ)、端面反射型発光ダイ
オード等がある。このような中でも、コヒーレンス長が
10μm〜40μmになるような中心波長及びスペクト
ル半値幅にある光源が好ましい。
ヒーレントな光源より狭いスペクトル幅の低コヒーレン
ト光を発するので、測定光自身が多層シートの中でほと
んど分散せず、従ってより厚い積層体になっても、測定
光の分散により参照光との干渉が不明瞭になることもな
いので、各層の厚さを正確に測定することができるとい
うことである。
大きく現れる場合には、測定精度に影響をもたらす危険
性があるので、この危険性をなくし、より安定した状態
で測定するために、前記請求項3に記載する手段を添設
するとよい。これは前記請求項1における測定光手段
(B)に、圧空による非接触抑制手段(E)を添設した
ものである。これは少なくとも第1分岐光の入射位置に
ある多層シート面に圧空を噴射して、振動とか傾きの発
生を抑制しようとするものであり、その手段には種々考
えられる。しかし中でも次のような手段が好ましく用い
られる。
ズルと、該ノズルから噴出させた圧空を多層シートとの
間に導く平面と、該ノズルから噴出させる圧空による空
気流速を一定にする空気溜まりと、該空気溜まりに、圧
空を供給する空気入り口とを備えた圧空式非接触抑制具
である。該抑制具によれば、該ノズルから噴出させた圧
空が多層シートと平面の間隙を通る際、流体のベルヌー
イの効果による負圧作用により、多層シートを平面に吸
引し、多層シートと平面の間隙が小さくなるので空気の
クッション効果により、多層シートと平面とが接触する
ことが妨げられることにより、平面から略一定の距離で
多層シートを非接触で把持可能となり、走行中の多層シ
ートが測定装置に対して、振動したり、傾いたりするの
を抑制することができ、多層シートに反射された測定光
が参照光と干渉することが更に容易になり、多層シート
の各層の厚さを測定することができる。
(F)が、前記厚さ検出手段(D)に添設されたことに
より、静止状態の多層シートは勿論、走行中の多層シー
トにとって有効な対策となる。つまり、散乱光によるノ
イズの周波数は多層シートの製造工程の走行スピードに
よって決まり、一方、干渉光による信号の周波数はミラ
ーを往復動作させるスピードによって決まるので、散乱
光によるノイズの周波数に対して干渉光による信号の周
波数を充分大きいか、あるいは小さくなるように、ミラ
ーを往復動作させるスピードを調整しておけば、散乱光
によるノイズは、バンドパスフィルタ(F)によって減
衰され、一方、干渉光による信号は、該バンドパスフィ
ルタ(F)によって、減衰されないので、干渉光による
信号が散乱光によるノイズより充分大きくなり、干渉光
による信号を検出することができるので、多層シートの
各層の厚さを測定することが更に有利になる。
手段(E)と、前記請求項4に記載のバンドパスフィル
タ(F)とが同時に配設されてなる発明は、前述する各
作用が同時に行われるので、静止状態の多層シートは勿
論、走行中の該多層シートにとっては、より高い精度で
各層の厚さを安定して測定することができるので、更に
安定した多層シートの厚さ測定装置を得ることができ
る。
詳述するが、本発明が該例に制約を受けるものではな
い。
本発明の低コヒーレントな光源による測定原理を図1の
光路図によって説明する。該光源には低コヒーレント光
源2を用い、ここから発せられた低コヒーレント光は、
集光レンズでコリメートされて平行光になり、ビームス
プリッタ4によって2つの平行光に振幅分割される。分
割された第1の分岐光は、第1焦点レンズを通って、多
層シート7に導かれるが、その際各層の境界面で反射が
起こり、それは測定光8となって反射する。他の分割さ
れた第2の分岐光は、第2焦点レンズによって、可動鏡
面11に入射し反射する。これは参照光12となる。各
々反射した測定光8と参照光12とは、再びビームスプ
リッタ4に戻り合成光13となって、受光レンズを通っ
て受光素子15に導かれ光電変換される。更にこれは受
光回路により干渉光による信号が検出され、更に包絡線
検波等の処理を得て演算部に導かれ、ここで多層シート
の各層厚に換算される。
低コヒーレント光源2は、特に中心波長及びスペクトル
半値幅に制限を受けるものではないが、次のような問題
が発生する場合があるので、コヒーレンス長が10μm
〜40μmとなるような中心波長及びスペクトル半値幅
を有する低コヒーレント光源であることが望ましい。つ
まりその問題というのは、中心波長をλ、スペクトル半
値幅を△λとすれば、コヒーレンス長lは、数1で示さ
れる。
7の各境界面で反射された測定光8が参照光12と干渉
する際、コヒーレンス長より薄い厚みの層があれば、そ
の層を挟む2つの境界面による干渉が重複することにな
るので、2つの干渉を分離することが難しくなり、分離
することができる最小の厚みがかなり大きくなる問題点
が発生する。また、逆にコヒーレンス長を短くすれば、
インコヒーレントな光源に近づくことになり、走行中の
多層シート7が振動したり傾いたりすると、多層シート
7に反射された測定光8の光軸と参照光12の光軸が略
垂直にならないので、測定光8はインコヒーレントな光
源に近づいたコヒーレンス長の範囲内では、参照光12
と干渉することは難しいということである。
具体的には、例えば中心波長780nmでスペクトル半値
幅17nmのコヒーレンス長35μmのSLD、中心波長
840nmでスペクトル半値幅20nmのコヒーレンス長3
5μmのSLD、あるいは中心波長840nmでスペクト
ル半値幅30μmのコヒーレンス長23μmのSLDな
どが挙げられる。なお中心波長、スペクトル半値幅は上
記例に制限されるものでなく、コヒーレンス長が10μ
m〜40μmとなるような中心波長及びスペクトル半値
幅であれば良い。
装置化した場合の主要部をとって、これを断面図で示し
たものが図2である。ここで、1は筐体、3は低コヒー
レント光源2から発せられるコヒーレント光をコリメー
トする集光レンズ、5はビームスプリッタ4による第1
分岐光を集光させる第1焦点レンズである。
による非接触抑制手段(E)の一例を取り入れた圧空式
非接触抑制具である。該抑制具6は円周状に方向性を持
つ圧空噴出用ノズル20と、ノズル20からの圧空を多
層シート7(工程を走行している)との間に導く平面2
1と、ノズル20からの圧空の空気流速を一定にする空
気溜まり22と、空気溜まり22に圧空を供給する空気
入り口23とからなっている。ノズル20から噴出させ
た圧空が多層シート7と、平面21の間隙を通る際、圧
空のベルヌーイの効果による負圧作用により、多層シー
ト7を平面21に吸引し、多層シート7と平面21の間
隙が小さくなると、圧空のクッション効果により、多層
シート7と平面21が接触するのを防止することによ
り、平面21から略一定の距離で多層シート7を非接触
で把持することができる。また、圧空式非接触抑制具6
の中に測定光8を通過させて、多層シート7に導くため
に貫通穴24を設けている。この貫通穴24は測定光8
を通過させることは勿論であるが、部分的にベルヌーイ
効果による負圧作用が大きくなるのを防止するために、
負圧作用の大きい部分に空気を補充させる役目も併せも
っている。なお、多層シート7は、該抑制具6の上で
(図2の上下反対の位置関係)、非接触把持するように
配置してもよい。
滑り性と平滑性をもたせるために、表面に微細な凹凸が
あり走行中の多層シート7を測定すれば、微細凹凸によ
り測定光8が散乱されて散乱光によるノイズが発生す
る。ここで、散乱光によるノイズの周波数は、微細凹凸
の空間的な周波数と、走行スピードによって決まるが、
実用上は、微細凹凸による周波数は限られた範囲の周波
数とみなせるすると、散乱光によるノイズの周波数は走
行スピードによって決まる。
を集光させる第2焦点レンズ、10は可動鏡面11を作
動させるための可動鏡面駆動部であり、この可動鏡面1
1を取り付けて平行移動を案内する精密クロスローラガ
イド等を使ったステージ25およびステージ25に連結
して取り付けられた駆動モータ26からなる。駆動モー
タ26にはリニア超音波モータ、リニアステッピングモ
ータ等のリニアモータがよい。駆動モータ26を駆動さ
せると、可動鏡面11は図1の矢印に示すように、往復
動作するので参照光12の光路長を変化させることがで
きる。よって、参照光12の光路長変化のスピードは駆
動モータ26を駆動させるスピードによって変化させる
ことができるので、参照光12と測定光8が干渉したと
きの干渉光による信号の周波数は、可動鏡面11を往復
動作させる駆動モータ26のスピードによって決まる。
ない可動鏡面位置検出素子は、ポテンショメータ、マイ
クロメータ、PSD等の素子、または駆動モータ26が
パルスで動作させるモータである場合はその発振パルス
数で代用できる。この可動鏡面位置検出素子はステージ
25に設けられ、可動鏡面11が往復動作するときの位
置を検出する。この検出された位置の情報を、図示しな
いA/D変換器によりディジタル信号に変換して、図示
しないコンピュータに導かれる。また、駆動モータ26
がパルスで動作させるモータである場合は、その発振パ
ルス数を直接コンピュータに導いて、位置に関する情報
としてもよい。また、可動鏡面11の往復動作するスピ
ードが一定であるとみなせば、可動鏡面11が動いた時
間にスピードを掛ければ移動距離が求められるので、可
動鏡面11の位置に関する情報は図示しないコンピュー
タ内の演算だけで得ることも可能である。14は合成光
13を受光して、受光素子に導くための受光レンズであ
る。
源2の中心波長と同様な波長域で分光感度にすぐれるも
のが好ましい。よって、例えば、低コヒーレント光源2
を上記例の中心波長780nm或いは840nmとすれば、
同じ様な波長域に分光感度のピークを持つシリコンフォ
トダイオード、PINシリコンフォトダイオード等のフ
ォトダイオードがより好ましい。
号が処理される。19は低コヒーレント光源2を固定す
るホルダーであり、これには低コヒーレント光源2が温
度上昇により劣化することおよび光出力が不安定になる
ことを防止するために、図示しないペルチェ素子を取り
付けて低コヒーレント光源2を冷却し、図示しないドラ
イバにより自動温度制御(ATC)、自動出力制御(A
PC)などの制御がなされている。
ズ5、第2焦点レンズ9、受光レンズ14およびビーム
スプリッタ4は、ごく一般的なものでよいが、集光レン
ズ3、第1焦点レンズ5、第2焦点レンズ9および受光
レンズ14をビームスプリッタ4にはりつけて一体化す
ることにより、部品点数を少なくして装置の簡略化を図
り、調整箇所をできるだけ少なくしている。また、この
一体化により、各部品で反射される反射損失が大きく減
少される。
たトラバース装置を正面からみた図である。これによっ
て、図示しない多層シート7の幅方向に、該筐体1をト
ラバースして測定することが可能となる。図示していな
いが、サーボモータ、リニアモータ等を駆動源にもっ
て、ボールネジ18を回転させて、リニアガイド17を
介して、筐体1が幅方向にトラバースする。
に添設するバンドパスフィルタ(F)は、受光回路16
の中に入れられているが、この作用を図4のブロック図
で詳述すると次のとおりである。入光した光は受光素子
15で光電変換され、増幅器27で電流電圧変換され、
バンドパスフィルタ28に入る。バンドパスフィルタ2
8は、多層シート7面の微細凹凸に基づく散乱光による
ノイズを減衰し、干渉光による信号を減衰しないように
するために、通過帯域幅が狭くかつ通過帯域以外は急に
減衰するようなフィルタが要求される。すなわち、フィ
ルタ段数が少なくとも4次以上の高次のフィルタで構成
され、フィルタ特性としては、チェビシェフあるいはバ
タワースとなるようなバンドパスフィルタがよい。多層
シート7の走行スピードが一定であれば、前記理由によ
り、散乱光によるノイズの周波数はある限られた範囲の
周波数で一定する。そして、散乱光によるノイズの周波
数に対して、干渉光による信号の周波数を充分大きくす
るように、可動鏡面11を往復動作させるスピードを調
整しておけば、散乱光によるノイズはバンドパスフィル
タ28によって減衰され、一方、干渉光による信号はバ
ンドパスフィルタ28によって減衰されないので、干渉
光による信号が散乱光によるノイズより充分大きくな
り、干渉光による信号を検出することができる。その
後、バンドパスフィルタ28により処理された干渉光に
よる信号は、交流増幅器29で増幅され、整流器30で
整流され、ローパスフィルタ31で包絡線検波される。
この包絡線信号は図示しないA/D変換器によりディジ
タル信号に変換され、図示しないコンピュータに導かれ
る。
コンピュータによって算出されることになる。つまり、
前記受光回路16から導かれた干渉光の包絡線信号をA
/D変換したディジタル信号と上記可動鏡面位置検出素
子から導かれた可動鏡面11の位置に関する情報から、
干渉発生時における、可動鏡面11の位置を特定し、こ
の結果に基づいて多層シート7の各層の厚さが算出され
る。
明の多層シート状プラスチックの厚さ測定装置によっ
て、実際に各層の厚さがどのようにして測定されるか
を、具体例で説明する。図5は、本発明装置が測定対象
とする多層シート7の一例で、これは3種5層からなる
全厚300μmの多層シート7aである。具体的には、
第1層32と第5層36がナイロン、第2層33と第4
層35が接着剤、第3層34がポバールで構成されてい
る。このような多層シート7aが走行中に、その第1層
32の側を圧空式非接触抑制具6によって非接触で把持
されて、測定光8が入射されると、測定光8は多層シー
ト7aの各境界面37、38、39、40、41および
42で反射されビームスプリッタ4に戻る。一方、参照
光12は可動鏡面11で反射されてビームスプリッタ4
に戻る。このとき、多層シート7aの各境界面に対応す
る参照光12の光路長は可動鏡面11により変化するこ
とができる。図6に、図5の多層シートを測定したとき
の、受光回路16による干渉光による包絡線信号のピー
クと多層シート7aの各境界面との関連を示す。図6の
横軸は可動鏡面11の位置、縦軸は各境界面における干
渉光による包絡線信号の大きさを表す。ここで、各ピー
ク43、44、45、46、47および48を示す可動
鏡面11の位置をL1,L2,L3,L4,L5,L6
とし、第1層32と第5層36の屈折率をn1、第2層
33と第4層35の屈折率をn2、第3層34の屈折率
をn3とし、空気の屈折率を1とすれば、第1層32の
厚さd1、第2層33の厚さd2、第3層34の厚さd
3、第4層35の厚さd4、第5層36の厚さd5は、
各式数2〜数6で求めることができる。
の作用を、走行中の図5の多層シート7aにおいて調べ
た。すなわち、受光回路16による干渉光の包絡線信号
において、バンドパスフィルタ28の有無によって、散
乱光によるノイズと干渉光による信号の変化を調べ、そ
の結果をバンドパスフィルタ28無しの時は図8に、バ
ンドパスフィルタ28有りの時は図9に示した。明らか
に図8における散乱光によるノイズは、バンドパスフィ
ルタ28によって図9では減衰され、干渉光による信号
の検出ができていることを示している。つまり前記請求
項4におけるバンドパスフィルタ(F)の添設は、より
有効であることが理解できる。
SLDによる干渉と、従来からのインコヒーレントな光
源であるハロゲンランプによる干渉とを比較するため
に、オフラインにおいて被測定物を傾けたときの干渉光
による信号の変化を調べた。すなわち、被測定物をスラ
イドグラスとし、スライドグラスを把持するサンプル台
を設け、サンプル台をゴニオステージに取り付けて、サ
ンプル台を徐々に傾かせたとき、干渉光による信号の大
きさの変化を測定し、図7に示した。横軸はサンプル台
の傾き角度、縦軸は干渉光による信号の大きさが最大の
ときを1としたときの正規化干渉値を表す。これを見れ
ば、明らかに、低コヒーレント光源2のほうが、サンプ
ル台を傾けても正規化干渉値が低下していないのがわか
る。よって、低コヒーレント光源2によれば、フィルム
製造工程で走行中の多層シート7が振動したり、傾いた
りしても、干渉光による信号が得られ、多層シート7の
各層の厚さが測定できるのがわかる。
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
オンライン)の多層シートにおいて、各層の厚さを破壊
することなく、非接触で瞬時に高精度で測定することが
できる。
っても、また全厚が2mm程度と、より厚くても各層を高
精度で測定することが可能である。
る。
面図である。
である。
である。
る。
き角度対正規化干渉値のグラフである。
である。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 光源と該光源からの光をビームスプリッ
タによって第1と第2の分岐光に振幅分割し、測定光と
参照光とし、再び合成して干渉を発生させるための干渉
光発生手段(A)と、前記分割された第1の分岐光を測
定光として多層シート状プラスチックへ入射し、反射せ
しめるための測定光手段(B)と、前記分割された第2
の分岐光を参照光としてミラーへ入射し、反射せしめる
ための参照光手段(C)と、前記干渉光が発生するとき
のミラーの位置によって多層シート状プラスチックの各
層の厚さを検出するための厚さ検出手段(D)とを備え
る多層シート状プラスチックの厚さ測定装置において、
前記光源が低コヒーレントな光源であることを特徴とす
る多層シート状プラスチックの厚さ測定装置。 - 【請求項2】 前記低コヒーレントな光源のコヒーレン
ス長が、10μm〜40μmになるような中心波長及び
スペクトル半値幅を有する光源である請求項1に記載の
多層シート状プラスチックの厚さ測定装置。 - 【請求項3】 前記測定光手段(B)に、多層シート状
プラスチックの振動及び傾きを抑制するための圧縮空気
による非接触抑制手段(E)が添設されている請求項1
に記載の多層シート状プラスチックの厚さ測定装置。 - 【請求項4】 前記厚さ検出手段(D)に、測定光手段
(B)によりもたらされる多層シート状プラスチック面
からの散乱光に基づくノイズを減衰し、前記干渉光発生
手段(A)によりもたらされる干渉光による信号は減衰
させないためのバンドパスフィルタ(F)が添設されて
なる請求項1及び請求項3に記載の多層シート状プラス
チックの厚さ測定装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07323748A JP3104161B2 (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | 多層シート状プラスチックの厚さ測定装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09145327A true JPH09145327A (ja) | 1997-06-06 |
JP3104161B2 JP3104161B2 (ja) | 2000-10-30 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
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- 1995-11-16 JP JP07323748A patent/JP3104161B2/ja not_active Expired - Fee Related
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