JPH09145066A - 加熱調理装置 - Google Patents

加熱調理装置

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JPH09145066A
JPH09145066A JP30870595A JP30870595A JPH09145066A JP H09145066 A JPH09145066 A JP H09145066A JP 30870595 A JP30870595 A JP 30870595A JP 30870595 A JP30870595 A JP 30870595A JP H09145066 A JPH09145066 A JP H09145066A
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food
heating
setting
texture
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Noriyuki Komeno
範幸 米野
Tomoko Machidera
知子 待寺
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、パンなどを焼く時に、「硬め」
「軟かめ」等の食感の好みを調整できる加熱調理器を提
供することを目的としたものである。 【解決手段】 3は「標準」「硬め」「軟かめ」等食品
の食感を設定する食感設定手段であり、4は、「標準」
「淡い」「濃い」等の焼き色を設定する焼き色設定手段
であり、制御手段5は前記食感設定手段3と前記焼き色
設定手段4からの情報に応じて加熱手段2を制御する構
成となっている。この構成により、トースト調理におい
て、前記食感設定手段3が「硬め」に設定された場合、
前記制御手段5は食品6の表面に入る熱流束を小さく
し、前記焼き色設定手段4の設定値になるように調理を
終了させ「ハードトースト」を実現する。また前記食感
設定手段3が「軟かめ」に設定された場合は、食品6の
表面に入る熱流束を大きくし、「ふんわりトースト」を
調理することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンなどをヒータ
ーによって調理するオーブンレンジ、オーブントースタ
などの加熱調理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のオーブンレンジ、オーブントース
タ等の加熱調理装置でトースト調理を行う場合は、図1
4のようになっていた。すなわちオーブン庫30内に置
かれた食パン等の食品35は、石英管ヒーターのような
加熱手段31で、昇温・焦げ目付けを行い、焼き色設定
手段32の情報を基に制御手段33が調理時間を制御し
ていた。
【0003】おいしいトーストの要因には、調理後の焦
げ色があり、使用者は、嗜好に合わせた焦げ色になるよ
う前記焼き色設定手段32に好みの焦げ色情報を入力す
る。好ましい焼け色を実現するために、たとえば特開昭
64−52416号公報の様に枚数設定手段からの情報
や、特開平7−103491号公報の様にオーブン庫内
温や水蒸気量の検知手段からの情報を基に、前記制御手
段はトースト調理を行っていた。
【0004】また、回転式トースタやトースターレンジ
のように、食品を載せる載置台を回転させた焼きムラの
小さい加熱調理器が実用化されているが、加熱手段の投
入電力を変えずに食品の加熱特性を変えるには、特開平
1−142329号公報や特開平4−340024号公
報の様に加熱手段の位置を変えたり、載置台を垂直方向
に上下させるなど複雑な構成が必要であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年の食生活の充実に
よって、おいしいトーストを食べたいという生活者のニ
ーズは高まっている。トーストのおいしさは、前記の焦
げ色の他に、図5に示すような、パンが乾燥し硬くなっ
たクラスト層9の厚さ(t)が主要因である。
【0006】図6は、最も好ましいと感じたクラスト層
の厚さ調査の相対度数分布結果である。図6から分かる
ようにクラスト層の厚さの好みは個人差があり、クラス
ト層の厚さの薄い(0.7〜0.8mm)いわゆる「外
側パリッと中ふんわり」トーストを好む人がいる一方
で、クラスト層がある程度厚い(1.0〜1.1mm)
「歯ごたえのしっかりした、ハードな」トーストを好む
人に分かれる。
【0007】しかしながら上記従来の構成では焦げ色の
好みしか設定できず、クラスト層の厚さのような食感の
好みを調理結果に反映させることができなかった。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、食感
の好みを調整できる加熱調理器の実現を第1の目的とし
た物である。
【0009】第2の目的は、食感の好みを調整できると
ともに、短時間で調理を行うことのできる加熱調理器の
実現にある。
【0010】第3の目的は、食感の好みを調整できると
ともに、特にクラスト層の硬いよりかりっとした調理の
実現にある。
【0011】第4の目的は、食感の好みを調整できると
ともに、特にクラスト層の柔らかいふわっとした食感の
調理の実現にある。
【0012】第5の目的は、食感の好みを調整できると
ともに、焼きムラの小さい仕上がりの良好な調理の実現
にある。
【0013】第6の目的は、食品の種類に応じた最適な
食感の調理の実現にある。第7の目的は、食感の好みを
調整できるとともに、調理時間を自動的に調整する加熱
調理器の実現にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、食品を収納するオーブン庫と、食品を加熱
する加熱手段と、食品の食感を設定する食感設定手段
と、焼き色を設定する焼き色設定手段と、前記食感設定
手段と前記焼き色設定手段からの情報に応じて前記加熱
手段を制御する制御手段からなる構成とした。この構成
により、使用者の好みの食感を設定することにより、制
御手段が焼き色を焼き色設定手段の設定値になるように
加熱手段を制御するので、好みの仕上がりにすることが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は上記目的を達成するた
め、以下の構成から成る。すなわち、食品を収納するオ
ーブン庫と、食品を加熱する加熱手段と、食品の食感を
設定する食感設定手段と、焼き色を設定する焼き色設定
手段と、前記食感設定手段と前記焼き色設定手段からの
情報に応じて前記加熱手段を制御する制御手段からなる
構成とした。
【0016】また、食品を収納するオーブン庫と、食品
を主として遠赤外線および赤外線で加熱する赤外線輻射
加熱手段と、食品を主として近赤外線で加熱する近赤外
線輻射加熱手段と、食品の食感を設定する食感設定手段
と、焼き色を設定する焼き色設定手段と、前記食感設定
手段と前記焼き色設定手段からの情報に応じて前記赤外
線輻射加熱手段と近赤外線輻射加熱手段を制御する制御
手段からなる構成とした。
【0017】さらに、食品を収納するオーブン庫と、食
品を加熱する加熱手段と、食品に風を送る送風手段と、
食品の食感を設定する食感設定手段と、焼き色を設定す
る焼き色設定手段と、前記食感設定手段と前記焼き色設
定手段からの情報に応じて前記加熱手段と前記送風手段
を制御する制御手段からなる構成とした。
【0018】また、食品を収納するオーブン庫と、食品
をジュール熱によって加熱する電熱加熱手段と、食品を
高周波によって加熱する高周波加熱手段と、食品の食感
を設定する食感設定手段と、焼き色を設定する焼き色設
定手段と、前記食感設定手段と前記焼き色設定手段から
の情報に応じて前記電熱加熱手段と高周波加熱手段を制
御する制御手段からなる構成とした。
【0019】さらに、食品を収納するオーブン庫内に
は、食品を加熱する加熱手段と、食品を載せる載置台が
設置されており、前記食感設定手段と前記焼き色設定手
段からの情報に応じて前記加熱手段と前記載置台を回転
させる載置台回転手段を制御する制御手段からなる構成
とした。
【0020】また、食品の種類を自動または手動で設定
する食品設定手段と、前記食品設定手段からの情報に応
じて前記加熱手段を制御する制御手段を備えた構成とし
た。
【0021】さらに、食品の状態を検知するオーブン庫
内温検知手段やオーブン庫内湿度検知手段や食品表面温
度検知手段のような食品状態検知手段と、前記食品状態
検知手段からの情報に応じて前記加熱手段を制御する制
御手段を備えた構成とした。
【0022】本発明の加熱調理装置は上記構成によって
以下の作用を果たす。すなわち、使用者が、例えばクラ
スト層の厚い「ハードトースト」を所望した場合は食感
設定手段を「硬め」に設定し、制御手段は加熱手段に入
力する電力を断続または減少させる。このためパン表面
に入る熱流束が小さくなり、表面と中心の温度差が小さ
い加熱となり、パン表面から1.数mmの部分の温度が
クラスト層のできる170℃以上に達するので、制御手
段が焼き色を焼き色設定手段の設定値になるように加熱
手段を制御することで1〜1.1mmのクラスト層を持
った「ハードトースト」を実現する。また使用者が「ふ
んわりトースト」を所望した場合は食感設定手段を「軟
かめ」に設定し、制御手段は加熱手段に入力する電力を
連続的に通電する。このためパン表面に入る熱流束が大
きくなり、表面と中心の温度差が小さい加熱となり、パ
ン表面から0.数mmの範囲のみが温度がクラスト層の
できる170℃以上に達し、制御手段が焼き色設定手段
の設定値になるように加熱手段を制御することで0.7
〜0.8mmのクラスト層を持った「ふんわりトース
ト」を調理することができる。
【0023】また、赤外線輻射加熱手段と、輻射波長が
1.9μm以下を中心とした近赤外線の波長分布を持つ
近赤外線輻射加熱手段を備えた構成において、使用者
が、「ハードトースト」を所望し食感設定手段を「硬
め」に設定した場合、制御手段は近赤外線輻射加熱手段
に通電する。近赤外線の輻射エネルギーは食品表面から
数mmの深さまで浸透するので、電力量を減じることな
く加熱を行ってもパン表面から1.数mmの範囲の温度
がクラスト層のできる170℃以上に短時間で達し、焼
き色が焼き色設定手段の設定値になるように加熱手段を
制御することで1〜1.1mmのクラスト層を持った
「ハードトースト」を短時間で調理する。また使用者が
「ふんわりトースト」を所望し食感設定手段を「軟か
め」に設定した場合、制御手段は赤外線輻射加熱手段に
通電する。波長が3μm以上の赤外から遠赤外線による
輻射加熱では輻射エネルギーは食品表面から約0.5m
mの深さまでしか浸透しないので、パン表面から0.数
mmの範囲のみの温度がクラスト層のできる170℃以
上に達し、制御手段が焼き色設定手段の設定値になるよ
うに加熱手段を制御することで0.7〜0.8mmのク
ラスト層を持った「ふんわりトースト」を実現すること
ができる。
【0024】さらに、送風手段を設けた構成において、
使用者が、「ハードトースト」を所望し食感設定手段を
「硬め」に設定した場合、制御手段は加熱手段を動作さ
せるとともに送風手段も動作させる。加熱中はパンの表
面から水分が蒸発するが、送風手段によってパン表面の
蒸気の境界層が無くなり水分の蒸発が促進され、クラス
ト層の硬さが増し、よりハードな食感のトーストが実現
できる。
【0025】また、電熱加熱手段と、高周波加熱手段を
設けた構成においては、使用者が「ふんわりトースト」
を所望し食感設定手段を「軟かめ」に設定した場合、制
御手段は、電熱加熱手段と、高周波加熱手段を同時また
は交互に動作させ、電熱加熱手段によって0.7〜0.
8mmのクラスト層を形成するとともに、パン中心のク
ラム層を高周波によって加温し、クラスト層を水蒸気で
若干しっとりさせ「ふんわりトースト」を実現する。
【0026】さらに、食品を載せる載置台を、載置台回
転手段で回転させる構成においては、使用者が、「ハー
ドトースト」を所望し食感設定手段を「硬め」に設定し
た場合、制御手段は載置台回転手段の回転数を高速で回
転させ調理を行う。つまり、加熱手段直下ではパンの表
面は高い熱流束で昇温するが、すぐに加熱手段から離れ
た位置に回転するので熱伝導で表面の温度が中心に向か
って伝わっていく。このため、回転数が高いほど表面と
中心の温度差が小さくなり、クラスト層のできる170
℃以上の部位が厚くなり、制御手段が焼き色設定手段の
設定値になるように加熱手段を制御することで1〜1.
1mmのクラスト層を持った「ハードトースト」を実現
する。また、使用者が「ふんわりトースト」を所望し食
感設定手段を「軟かめ」に設定した場合、制御手段は載
置台回転手段の回転数を低速で回転させ調理を行う。つ
まり、加熱手段直下ではパンの表面は高い熱流束で昇温
するが、回転速度が遅いため、加熱手段直下で長時間加
熱され続けるので、表面の昇温速度が速く、表面と中心
の温度差が大きくなり、クラスト層のできる170℃以
上の部位が薄くなり、制御手段が焼き色設定手段の設定
値になるように加熱手段を制御することで0.7〜0.
8mmのクラスト層を持った「ふんわりトースト」を実
現する。
【0027】また、食品の種類を自動または手動で設定
する食品設定手段を設けた構成では、パンの種類や厚さ
などを検知し、例えば、厚切りのソフトタイプのトース
トの場合、クラスト層を通常パンの場合より薄く焼くよ
うに制御手段が加熱手段を制御し、厚切りのソフトに最
適な「ふんわりトースト」を実現する。
【0028】さらに、食品の状態を検知するオーブン庫
内温検知手段やオーブン庫内湿度検知手段や食品表面温
度検知手段のような食品状態検知手段を備えた構成で
は、食感設定手段によって設定された加熱条件におい
て、制御手段は焼き色設定手段からの情報と、オーブン
庫内温の上昇速度やオーブン庫内の湿度変化から間接的
に、あるいは食品表面温度検知手段から直接測定した食
品の温度データーを基に、焼き色設定手段に設定された
焼き色になるよう調理時間を調節する。
【0029】以下、本発明の実施の形態について説明す
る。 (実施の形態1)以下実施の形態を図1から図6を参照
して説明する。
【0030】図1おいて、1は載置台7上におかれた食
品6を収納するオーブン庫であり、食パン等の食品6を
加熱する石英管ヒーターのような加熱手段2が設けられ
ている。3は「標準」「硬め」「軟らかめ」等食品の食
感を設定する食感設定手段である。4は、「標準」「淡
い」「濃い」等の焼き色を設定する焼き色設定手段であ
り、制御手段5は前記食感設定手段3と前記焼き色設定
手段4からの情報に応じて前記加熱手段2を制御する構
成となっている。
【0031】図6は、最も好ましいと感じたクラスト層
厚さ調査の、相対度数分布結果である。図6から分かる
ようにクラスト層の厚さの好みは個人差があり、クラス
ト層厚さの薄い(0.7〜0.8mm)いわゆる「外側
パリッと中ふんわり」トーストを好む人がいる一方で、
クラスト層がある程度厚い(1.0〜1.1mm)「歯
ごたえのしっかりした、ハードな」トーストを好む人に
分かれる。
【0032】使用者が、例えばクラスト層の厚い「ハー
ドトースト」を所望した場合は前記食感設定手段3を
「硬め」に設定する。前記制御手段5は前記加熱手段2
に入力する電力を図3に示すように断続、または図4に
示すように定格電力P1(kW)より小さいP2(k
W)に減少させる。このため食品6の表面に入る熱流束
が小さくなり、食品表面から1.数mmの部分の温度が
クラスト層のできる170℃以上に達する。前記制御手
段5は、食品6の焼き色が前記焼き色設定手段4の設定
値になるように調理を終了させることで1〜1.1mm
のクラスト層を持った「ハードトースト」を実現する。
また使用者が「ふんわりトースト」を所望した場合は前
記食感設定手段3を「軟かめ」に設定する。前記制御手
段5は前記加熱手段2に入力する電力を図2に示すよう
に連続的に通電する。このため食品6の表面に入る熱流
束が大きくなり、食品6表面から0.数mmの範囲のみ
が温度がクラスト層のできる170℃以上に達する。前
記制御手段は食品6の焼き色が前記焼き色設定手段4の
設定値になるように前記加熱手段2を制御することで
0.7〜0.8mmのクラスト層を持った「ふんわりト
ースト」を調理することができる。
【0033】(実施の形態2)他の実施の形態を図7を
参照して説明する。
【0034】図7において11は、食パン等の食品6を
輻射の波長が主として3μm以上の遠赤外線および赤外
線で加熱する石英管ヒーターやシーズヒーターのような
赤外線輻射加熱手段であり、12は食品6を輻射波長が
1.9μm以下を中心とした近赤外線の波長分布を持つ
ハロゲンヒーターのような近赤外線輻射加熱手段であ
り、制御手段13は食感設定手段3と焼き色設定手段4
からの情報に応じて前記赤外線輻射加熱手段11と前記
近赤外線輻射加熱手段12を制御する構成となってい
る。
【0035】上記構成において、使用者が、例えばクラ
スト層の厚い「ハードトースト」を所望した場合は前記
食感設定手段3を「硬め」に設定する。前記制御手段1
3は、近赤外線輻射加熱手段12に通電する。近赤外線
の輻射エネルギーは食品表面から数mmの深さまで浸透
するので、電力量を減じることなく加熱を行っても食品
6の表面から1.数mmの範囲の温度がクラスト層ので
きる170℃以上に短時間で達し、焼き色が焼き色設定
手段の設定値になるように調理時間を前記制御手段が設
定することで1〜1.1mmのクラスト層を持った「ハ
ードトースト」を短時間で調理すことができる。また使
用者が「ふんわりトースト」を所望した場合は前記食感
設定手段3を「軟かめ」に設定する。前記制御手段13
は赤外線輻射加熱手段11に通電する。波長が3μm以
上の赤外から遠赤外線による輻射加熱では輻射エネルギ
ーは食品表面から約0.5mmの深さまでしか浸透しな
いので、パン表面から0.数mmの範囲のみの温度がク
ラスト層のできる170℃以上に達し、制御手段が焼き
色設定手段の設定値になるように調理時間をを制御する
ことで0.7〜0.8mmのクラスト層を持った「ふん
わりトースト」を実現することができる。
【0036】(実施の形態3)他の実施の形態を図8を
参照して説明する。
【0037】図8において、14は食品6の表面に風を
送る送風機等の送風手段であり、制御手段5は食感設定
手段3と焼き色設定手段4からの情報に応じて食品6を
加熱する加熱手段2と前記送風手段14を制御する構成
としてある。
【0038】上記構成において、使用者が、例えばクラ
スト層の厚い「ハードトースト」を所望した場合は前記
食感設定手段3を「硬め」に設定する。前記制御手段5
は、加熱手段2を動作させるとともに送風手段14も動
作させる。加熱中はパン等の食品6の表面から水分が蒸
発するが、送風手段14によってパン表面の蒸気の境界
層が破壊されるので、水分の蒸発が促進され、クラスト
層の硬さが増し、よりハードな食感のトーストが実現で
きる。なお、「ふんわりトースト」の調理は前記送風手
段14を停止し、実施の形態1と同様の調理を行うこと
で実現できる。
【0039】(実施の形態4)他の実施の形態を図9を
参照して説明する。
【0040】図9において、15は食パン等の食品6を
ジュール熱によって加熱する石英管ヒーターのような電
熱加熱手段であり、17は食品6を高周波によって加熱
するマグネトロン等の高周波加熱手段であり、制御手段
18は、食感設定手段3と、焼き色設定手段4からの情
報に応じて前記電熱加熱手段15と前記高周波加熱手段
17を制御する制御手段からなる構成としてある。
【0041】使用者が「ふんわりトースト」を所望し前
記食感設定手段3を「軟かめ」に設定した場合、制御手
段18は、電熱加熱手段15と、高周波加熱手段17を
同時または交互に動作させる。例えば制御手段18は、
調理第1ステージとして電熱加熱手段15のみを連続的
に動作させ、焼き色設定手段3で設定した焦げ色の0.
7〜0.8mmのクラスト層を形成し、第2ステージと
して前記高周波加熱手段17を動作させ食品中央部を高
周波によって加温し中心部のクラム層の食感をソフトに
するとともにクラスト層を水蒸気で若干しっとりさせ
「ふんわりトースト」を実現する。
【0042】なお、前記食感設定手段3が「硬め」に設
定された場合、前記制御手段18は前記高周波加熱手段
17を停止し、前記電熱加熱手段15のみで実施の形態
1と同様の加熱調理を行う。
【0043】(実施の形態5)他の実施の形態を、図1
1を参照して説明する。
【0044】図11において、19は食品6を収納する
オーブン庫であり、食品を加熱する加熱手段22と、食
品を載せる丸網状の載置台20と、前記載置台を回転さ
せる直流モーター等の載置台回転手段21と、食感設定
手段3と、焼き色設定手段4と、制御手段24を備え、
前記制御手段24は前記食感設定手段3と前記焼き色設
定手段4からの情報に応じて前記加熱手段22と前記載
置台回転手段21を制御する構成としてある。
【0045】使用者が、前記食感設定手段3を「硬め」
に設定した場合、制御手段24は載置台回転手段21の
回転数を高速で回転させ調理を行う。つまり、加熱手段
22直下ではパンの表面は高い熱流束で昇温するが、す
ぐに加熱手段22から離れた位置に回転するので熱伝導
で表面の温度が中心に向かって伝わっていく。このた
め、回転数が高いほど表面と中心の温度差が小さくな
り、クラスト層のできる170℃以上の部位が厚くな
り、制御手段24が焼き色設定手段の設定値になるよう
調理を終了させることで1〜1.1mmのクラスト層を
持った「ハードトースト」を実現する。また、使用者が
前記食感設定手段3を「軟かめ」に設定した場合、前記
制御手段24は載置台回転手段21の回転数を低速で回
転させ調理を行う。つまり、前記加熱手段22直下では
パンの表面は高い熱流束で昇温するが、回転速度が遅い
ため、前記加熱手段22直下で長時間加熱され続けるの
で、表面の昇温速度が速く、表面と中心の温度差が大き
くなり、クラスト層のできる170℃以上の部位が薄く
なり、前記制御手段24が前記焼き色設定手段4の設定
値になるよう調理を終了させることで0.7〜0.8m
mのクラスト層を持った「ふんわりトースト」を実現す
る。
【0046】(実施の形態6)他の実施の形態を、図1
2を参照して説明する。
【0047】図12において25は食品の種類を自動ま
たは手動で設定する、例えば高さを検知する光センサー
等の食品設定手段であり、制御手段26は、食感設定手
段3と、焼き色設定手段4と前記食品設定手段27の情
報に応じて加熱手段2を制御する構成となっている。
【0048】上記構成において、オーブン庫内に入れら
れたパン等の食品6の厚さを食品設定手段が検知し制御
手段が食品の種類を判定する。例えば、厚さが30mm
程度であれば、厚切りのソフトタイプの食パンと判断す
る。ソフトタイプのトーストでは、通常の6枚切りの食
パンよりクラスト層を薄く焼くほうが食感がよい。
【0049】そこで、使用者が、厚切りのソフトタイプ
の食パンを「ハードトースト」で焼く場合、前記食感設
定手段3の「硬め」の情報と、食品設定手段25の情報
を基に制御手段26は、加熱手段2に供給する電力量を
通常の食パンを焼く場合より多く供給し、クラスト層の
厚さを0.9〜1.0mmと通常の食パンを焼くよりも
薄く焼きあげる。
【0050】(実施の形態7)他の実施の形態を、図
2、図13を参照して説明する。
【0051】図13において、27は赤外線温度センサ
ー等の食品状態検知手段であり、制御手段28は食感設
定手段3からの情報と、食品状態検知手段27から測定
したデーターを基に、焼き色設定手段4に設定された焼
き色になるよう調理時間を調節する構成となっている。
【0052】上記構成において、使用者が、前記食感設
定手段3を「軟かめ」、焼き色設定手段4を「標準」に
設定した場合、前記制御手段28は前記加熱手段2に入
力する電力を図2に示すように連続的に通電する。この
ためパン等の食品6の表面に入る熱流束が大きくなり、
食品6表面から0.数mmの範囲のみが温度がクラスト
層のできる170℃以上に達する。前記制御手段28
は、食品6の焼き色が前記焼き色設定手段4の設定値に
なるよう、前記制御手段に記憶された表面温度と時間と
焦げ色のデーターベースから調理終了を決定する。例え
ば、制御手段28に記憶された表面温度と時間と焦げ色
のデーターベースから、食品6の表面温度が170℃に
達してから60秒後に「標準」の焼き色になることを類
推し、前記食品状態検知手段27が170℃を検知して
から60秒後に加熱手段2を停止する。
【0053】なお、食品状態検知手段が、サーミスター
等のオーブン庫内温検知手段や、絶対湿度センサーのよ
うなオーブン庫内湿度検知手段の場合は、制御手段28
は、オーブン庫内温の上昇速度やオーブン庫内の湿度変
化から、間接的に食品の状態をデーターベースを基に類
推し調理終了を決定する。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明の加熱調理装
置は、以下に述べる効果を有する物である。
【0055】(1)制御手段が食感設定手段と焼き色設
定手段からの情報に応じて加熱手段を制御する構成によ
って、食感の好みを調整できる加熱調理器が実現でき
る。
【0056】(2)赤外線輻射加熱手段と、近赤外線輻
射加熱手段を有し、制御手段が食感設定手段と、焼き色
設定手段からの情報に応じて前記赤外線輻射加熱手段と
近赤外線輻射加熱手段を制御する構成によって、食感の
好みを調整できるとともに、短時間で調理を行うことの
できる加熱調理器を実現できる。
【0057】(3)食品に風を送風する送風手段を設
け、制御手段が食感設定手段と焼き色設定手段からの情
報に応じて送風手段と加熱手段を制御する構成によっ
て、特にクラスト層の硬いよりかりっとした調理を実現
できる。
【0058】(4)電熱加熱手段と、高周波加熱手段を
設け、制御手段が食感設定手段と焼き色設定手段からの
情報に応じて電熱加熱手段と高周波加熱手段を制御する
構成によって、特にクラスト層の柔らかいふわっとした
食感の調理を実現できる。
【0059】(5)食品を載せる載置台と、載置台を回
転させる載置台回転手段を設け、制御手段が食感設定手
段と焼き色設定手段からの情報に応じて加熱手段と載置
台回転手段を制御する構成によって、食感の好みを調整
できるとともに、焼きムラの小さい仕上がりの良好な調
理を実現できる。
【0060】(6)食品の種類を自動または手動で設定
する食品設定手段を設け、制御手段が食感設定手段と焼
き色設定手段と食品設定手段からの情報に応じて加熱手
段を制御する構成によって、食品の種類に応じた最適な
食感の調理を実現できる。
【0061】(7)オーブン庫内温検知手段やオーブン
庫内湿度検知手段や食品表面温度検知手段のような食品
状態検知手段を備え、制御手段が食感設定手段と焼き色
設定手段と食品状態検知手段からの情報に応じて加熱手
段を制御する構成によって、食感の好みを調整できると
ともに、調理時間を自動的に調整する加熱調理器を実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における加熱調理装置の
断面図
【図2】本発明の一実施の形態における加熱方法のタイ
ムチャート
【図3】本発明の一実施の形態における他の加熱方法の
タイムチャート
【図4】本発明の一実施の形態における他の加熱方法の
タイムチャート
【図5】本発明の一実施の形態における食品の断面図
【図6】上図におけるクラスト層と好感度の相対度数分
布図
【図7】本発明の他の実施の形態における加熱調理装置
の断面図
【図8】本発明の他の実施の形態における加熱調理装置
の断面図
【図9】本発明の他の実施の形態における加熱調理装置
の断面図
【図10】本発明の他の実施の形態における加熱調理装
置の断面図
【図11】本発明の他の実施の形態における加熱調理装
置の断面図
【図12】本発明の他の実施の形態における加熱調理装
置の断面図
【図13】本発明の他の実施の形態における加熱調理装
置の断面図
【図14】従来の加熱調理器の断面図
【符号の説明】
1、19 オーブン庫 2、22 加熱手段 3 食感設定手段 4 焼き色設定手段 5、13、23、24、26、28 制御手段 11 赤外線輻射加熱手段 12 近赤外線輻射加熱手段 14 送風手段 15 電熱加熱手段 17 高周波加熱手段 18 制御手段 20 載置台 21 載置台回転手段 25 食品設定手段 27 食品状態検知手段

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食品を収納するオーブン庫と、食品を加熱
    する加熱手段と、食品の食感を設定する食感設定手段
    と、焼き色を設定する焼き色設定手段と、前記食感設定
    手段と前記焼き色設定手段からの情報に応じて前記加熱
    手段を制御する制御手段からなる加熱調理装置。
  2. 【請求項2】制御手段は食感設定手段と焼き色設定手段
    からの情報に応じて、加熱手段への電力供給量を制御す
    る、請求項1記載の加熱調理装置。
  3. 【請求項3】食品を収納するオーブン庫と、食品を主と
    して遠赤外線および赤外線で加熱する赤外線輻射加熱手
    段と、食品を主として近赤外線で加熱する近赤外線輻射
    加熱手段と、食品の食感を設定する食感設定手段と、焼
    き色を設定する焼き色設定手段と、前記食感設定手段と
    前記焼き色設定手段からの情報に応じて前記赤外線輻射
    加熱手段と近赤外線輻射加熱手段を制御する制御手段か
    らなる加熱調理装置。
  4. 【請求項4】食品を収納するオーブン庫と、食品を加熱
    する加熱手段と、食品に風を送風する送風手段と、食品
    の食感を設定する食感設定手段と、焼き色を設定する焼
    き色設定手段と、前記食感設定手段と前記焼き色設定手
    段からの情報に応じて前記加熱手段と前記送風手段を制
    御する制御手段からなる加熱調理装置。
  5. 【請求項5】食品を収納するオーブン庫と、食品をジュ
    ール熱によって加熱する電熱加熱手段と、食品を高周波
    によって加熱する高周波加熱手段と、食品の食感を設定
    する食感設定手段と、焼き色を設定する焼き色設定手段
    と、前記食感設定手段と前記焼き色設定手段からの情報
    に応じて前記電熱加熱手段と高周波加熱手段を制御する
    制御手段からなる加熱調理装置。
  6. 【請求項6】食品を収納するオーブン庫と、食品を加熱
    する加熱手段と、食品を載せる載置台と、前記載置台を
    回転させる載置台回転手段と、前記加熱手段と前記載置
    台回転手段を制御する制御手段からなる加熱調理装置。
  7. 【請求項7】食品を収納するオーブン庫と、食品を加熱
    する加熱手段と、食品を載せる載置台と、前記載置台を
    回転させる載置台回転手段と、食品の食感を設定する食
    感設定手段と、焼き色を設定する焼き色設定手段を備
    え、前記食感設定手段と前記焼き色設定手段からの情報
    に応じて前記加熱手段と前記載置台回転手段を制御する
    制御手段からなる加熱調理装置。
  8. 【請求項8】食品の種類を自動または手動で設定する食
    品設定手段と、前記食品設定手段からの情報に応じて加
    熱手段を制御する制御手段からなる請求項1ないし7の
    いずれか1項に記載の加熱調理装置。
  9. 【請求項9】食品の状態を検知する食品状態検知手段
    と、前記食品状態検知手段からの情報に応じて加熱手段
    を制御する制御手段からなる請求項1ないし7のいずれ
    か1項に記載の加熱調理装置。
  10. 【請求項10】食品状態検知手段がオーブン庫内温検知
    手段である請求項9記載の加熱調理装置。
  11. 【請求項11】食品状態検知手段がオーブン庫内湿度検
    知手段である請求項9記載の加熱調理装置。
  12. 【請求項12】食品状態検知手段が食品表面温度検知手
    段である請求項9記載の加熱調理装置。
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