JPH09144221A - 棟上に配置される一体瓦 - Google Patents

棟上に配置される一体瓦

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JPH09144221A
JPH09144221A JP30143995A JP30143995A JPH09144221A JP H09144221 A JPH09144221 A JP H09144221A JP 30143995 A JP30143995 A JP 30143995A JP 30143995 A JP30143995 A JP 30143995A JP H09144221 A JPH09144221 A JP H09144221A
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JP
Japan
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roof
tiles
ridge
section
tile
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JP30143995A
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Hiromi Komaru
博美 小丸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 日本瓦による屋根葺きの独特の雰囲気や景観
を損なうことなく、棟上に配置される瓦の重量を軽くす
ることができると共に、その機能性を保持でき、手間と
労力と時間の削減が可能な、棟上に配置される一体瓦を
提供する。 【解決手段】 一体瓦1は、互いに対向した脚部1a,
1aと、これら脚部1a,1aを末広がりに垂下させて
支持する頂上部1bとを有し、脚部1a,1aと頂上部
1bとを断面が中空形状となるように一体的に成型し、
脚部1a,1aのそれぞれの外面に、熨斗瓦を積層した
状態の側面外形と同一の形状を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の屋根葺き
の際に棟上に配置される複数の熨斗瓦や棟瓦を一体的に
成型した瓦に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、粘土を焼成してなる日本瓦で葺き
上げられた屋根は、その外観が美しいと共に、耐侯性、
防火性、断熱性、遮音性に優れており伝統的に多用され
ている。また、近年においては、日本瓦で葺き上げられ
た屋根の重量で地震の際に家屋が倒壊してしまうといっ
た危険性が考慮され、例えば屋根材の改良や屋根の葺き
上げ工法などの見直しが図られている。ところが、伝統
的な日本建築にあっては、やはり粘土瓦による古来の日
本瓦でもって屋根を葺き上げた方が、様式美による厚み
のある落ち着いた雰囲気や優雅な景観を保つことができ
る。例えば、葺き上った屋根の集合部分に配置され雨仕
舞のために棟上に積層されて配置される熨斗瓦や、これ
ら積層された熨斗瓦の最上部に配置される棟瓦(雁振
瓦、冠瓦などともいう。)は、鬼瓦と共に日本建築の屋
根葺きにとっては特徴的で、これらもまた上記のような
独特な長所を醸し出している。
【0003】上記した熨斗瓦及び棟瓦を棟上に配置する
には、例えば、瓦を半分に割り(割る必要がない場合も
ある)、割った瓦を棟幅両端部に配置し、かつ棟の長さ
全体に配置する。さらに、積層する場合には、接着用の
土を熨斗瓦間に介入して順次上へ積み上げる。そして、
積み上げた最後の熨斗瓦の上部には接着用の土を介して
棟瓦が配置される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように従来の熨斗瓦や棟瓦を棟上に配置すると、当然に
葺き上げられた屋根の重量は重くなり、地震などの際に
家屋を倒壊してしまうといった危険性は高くなる。ま
た、棟上に熨斗瓦や棟瓦を配置することは、緻密で伝統
的な熟練作業であるために手作業により行われることが
多く、従って、時間と労力が掛かる、つまり非常に手間
が掛かるといった問題がある。そこで、軽量化及び手間
を省くために、熨斗瓦の積層段数を少なくすることや、
熨斗瓦を省略して棟瓦のみを配置することなどが考えら
れるが、日本瓦による屋根葺きの全体の施工上及びデザ
イン上、積層された熨斗瓦及び棟瓦は不可欠であり、そ
れらを省略してしまうことは、上述した落ち着いた雰囲
気や優雅な景観といった長所を損なってしまう虞があ
る。
【0005】つまりは、安全面を考慮すれば屋根全体の
重量を軽量化、すなわち瓦の材質や屋根葺き工法を変え
る必要が生じて、日本瓦による屋根葺きの長所を妨げる
こととなり、また、逆に日本瓦による屋根葺きの長所を
考慮すれば熨斗瓦や棟瓦といった瓦を使用した屋根葺き
工法を行う必要が生じて、安全面に欠けるといったこと
となり、安全性と日本瓦による屋根葺きの長所とを両立
させることが困難であった。
【0006】本発明は、上記の問題を解決するためのも
のであり、日本瓦による屋根葺きの様式美による独特の
雰囲気や景観を損なうことなく、単位面積当たりにかか
る重量を軽くすることができると共に、その機能性を保
持でき、さらには、手間と労力と時間の削減が可能とな
る棟上に配置される一体瓦を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1に係る棟上に配置される一体瓦
は、互いに対向した脚部と、これらの脚部を末広がりに
垂下させて支持する頂上部とを有し、脚部と頂上部とを
断面が中空形状となるように一体的に成型し、脚部のそ
れぞれの外面は、熨斗瓦を積層した状態の側面形状と同
一の形状に形成したものである。
【0008】また、請求項2に係る棟上に配置される一
体瓦は、互いに対向した脚部と、これらの脚部を末広が
りに垂下させて支持する頂上部とを有し、脚部と頂上部
とを断面が中空形状となるように一体的に成型し、脚部
のそれぞれの外面は、熨斗瓦を積層した状態の側面形状
と同一の形状に形成し、かつ頂上部の外面は、棟瓦の外
形と同一の形状に形成したものである。
【0009】また、請求項3に係る棟上に配置される一
体瓦は、請求項1又は2に記載の一体瓦であって、脚部
及び頂上部のそれぞれの外面の端部に、順次嵌合させ耐
水性を持たせて連設し得るように構成した嵌合用段部を
形成したものである。
【0010】また、請求項4に係る棟上に配置される一
体瓦は、請求項1乃至3のいずれかに記載の一体瓦であ
って、脚部及び頂上部のそれぞれの内面に、中空形状を
保持・補強するように構成した凸部を形成したものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1の棟上に配置される一体
瓦は、断面が中空形状となるように脚部と頂上部とが一
体的に成型され、それぞれの脚部の外面には熨斗瓦を積
層した状態の側面形状と同一の形状が形成されているの
で、棟上に配置するだけで、外観は通常の熨斗瓦が積層
された状態と同等とすることができ、さらに、頂上部の
上部に棟瓦を配置すれば従来の外観と何ら遜色がない。
また、中空形状としているので、単位面積当たりの重量
は、従来の熨斗瓦及び熨斗瓦間に介入される接着用の土
とにより造られた棟と同等の外観としているにも拘わら
ず、約1/10程度の重量とすることができた。
【0012】また、請求項2の棟上に配置される一体瓦
は、断面が中空形状となるように脚部と頂上部とが一体
的に成型され、それぞれの脚部の外面には熨斗瓦を積層
した状態の側面形状と同一の形状が、頂上部の外面には
棟瓦の外形と同一の形状が、各々形成されているので、
棟上に配置するだけで、外観は熨斗瓦が積層され、かつ
その熨斗瓦の最上部に棟瓦が配置された状態と同等とす
ることができ、しかも従来の外観と何ら遜色がない。ま
た、中空形状としているので、単位面積当たりの重量
は、従来の熨斗瓦及び熨斗瓦間に介入される接着用の土
と棟瓦により造られた棟と同等の外観としているにも拘
わらず大幅に軽くすることができた。
【0013】また、請求項3の棟上に配置される一体瓦
は、嵌合用段部を順次嵌め合わせ耐水性を持たせて連設
することで、積層された熨斗瓦又は積層された熨斗瓦の
最上部に棟瓦を配置した状態を棟の長さ全体に簡便に造
ることができ、その手間、時間、労力は従来に較べ大幅
に短縮された。耐水性を持たせるために、一体瓦の連設
時には嵌合用段部に接着剤が塗布され、接着剤として
は、エポキシ系接着剤又はシーラントを用いて好適であ
った。
【0014】また、請求項4の棟上に配置される一体瓦
は、脚部及び頂上部のそれぞれの内面に、一方の脚部の
下端から頂上部を介して他方の脚部の下端に至る凸部を
形成したことにより、中空形状の保持強度は向上した。
【0015】
【実施例】以下に、本発明の請求項1、及び請求項3乃
至4に係る棟上に配置される一体瓦の第1の実施例につ
いて図面を参照して説明する。図1(a)は一体瓦の概
略構成を示す斜視図、同図(b)は側面図、同図(c)
は平面図である。屋根の棟上に配置される一体瓦1は、
互いに対向した脚部1a,1aと、これらの脚部1a,
1aを末広がりに垂下させて支持する頂上部1bとを有
しており、脚部1a,1aと頂上部1bとを断面が中空
形状となるように一体的に成型し、さらに脚部1a,1
aのそれぞれの外面には、熨斗瓦を積層した状態の側面
形状と同一の形状を形成したものである。なお、一体瓦
の成型に関しては、粘土を型抜きして焼成することによ
り行われる。
【0016】さらに、一体に成型された脚部1a,1a
及び頂上部1bのそれぞれの長手方向の端部には、嵌合
用段部2が形成されており、この嵌合用段部2は、一方
の端部に突出して形成された嵌合用凸段部2aと、他方
の端部の内面に該嵌合用凸段部2aが嵌合し得るように
窪んで形成された嵌合用凹段部2bとからなる。嵌合用
凸段部2aには一体瓦1を耐水性を持たせ、一体瓦1の
中空内へ浸水しないように連設するために接着剤を塗布
するが、接着剤を塗布し過ぎて外面にはみ出すことを防
ぐために、嵌合用凸段部2aには、接着剤抜き孔2cが
形成されている。このように、嵌合用段部2を形成し、
ここに接着剤を塗布して一体瓦1を連設するので、詳し
くは、ある一体瓦1の接着剤が塗布された嵌合用凸段部
2aと、他の一体瓦1の嵌合用凹段部2bとを互いに嵌
合させて連設するので、耐水性に優れ、一体瓦1,1を
連設した隙間から雨や水等が浸入することがない。
【0017】上記接着剤としては、変性エポキシ樹脂を
主成分とする主剤と、ポリアミドアミンを主成分とする
硬化剤とからなるエポキシ系接着剤を使用しており、こ
れにより連設された嵌合用段部2からの浸水は防がれ
る。さらに、上記接着剤としては、接着力、耐侯性、耐
久性などの点でシーラントを用いてもよく、このシーラ
ントとしてよく用いられるものとして、シリコーン、ポ
リウレタン、アクリル性ポリマー、ブチルゴム等を嵌合
用段部2の連設材料として用いてもよい。
【0018】また、脚部1a,1aと頂上部1bのそれ
ぞれの内面には、一体瓦1の中空形状を保持・補強する
ための凸部3が脚部1a,1aの下端から頂上部1bに
至るまでそれぞれを対向させて形成されており、これに
より一体瓦1の中空形状を保持するのに十分な強度を持
たせることができる。なお、この凸部3は、必要に応じ
て所定箇所に複数設けてもよいし、他の形状でもって保
持・補強し得る構成としてもよい。
【0019】次に、第1の実施例による一体瓦1を通常
の屋根葺きに適用した場合について図2を参照して説明
する。図2(a)は屋根の棟部を示す正面図、同図
(b)は側面図である。屋根葺きに関しては、棟木5に
取り付けられた垂木6上に野地板7を張り、この野地板
7の上に該野地板7の保護・防水のための柿板8を葺
き、さらに瓦の葺き足に合わせて瓦桟9を取り付け、こ
の瓦桟9に瓦10を引っ掛けて葺き上る。そして葺き登
った棟部において、一体瓦1は、棟木5を挟んだ瓦1
0,10間の隙間を埋めるために棟木5の長さ全体に用
いられる。すなわち、葺き登った瓦10,10間の幅
と、一体瓦1の脚部1a,1a間の幅を合わせるため
に、この例では面戸瓦11を棟木5の長さ全体に3段積
層し、この面戸瓦11の最上部に一体瓦1を上記したよ
うに接着して連設し、さらに、一体瓦1の頂上部1b上
に棟瓦12を配置する。なお、葺き登った瓦10,10
間の幅と、一体瓦1の脚部1a,1a間の幅を合わせる
必要がなければ、面戸瓦11の積層を省略してもよい。
【0020】このように葺かれた屋根の棟部は、図2
(a)において、一体瓦1はその内部が中空となってい
るので、従来のように接着用の土を熨斗瓦間に介入させ
て熨斗瓦を1枚ずつ積層するといった手間が省け、短時
間で作業を行うことができ、さらに、従来に較べ大幅に
軽量化が図れる。これにより、簡単な施工により棟部の
瓦を葺くことができ、地震などにより瓦の重量によって
屋根が倒壊するようなことが低減され、また、図2
(b)において、一体瓦1の脚部1aの外面には熨斗瓦
を積層した側面形状と同一の形状が形成されているの
で、外観も従来の屋根と同等で日本瓦による屋根葺きの
長所を損なうことはない。このように、一体瓦1は、日
本瓦による屋根葺きの長所と安全性とを両立させること
について生じる矛盾を解消し、安全性の高い日本瓦によ
る屋根葺きとすることができる。
【0021】次に、本発明の請求項2、及び請求項3乃
至4に係る第2の実施例について図面を参照して説明す
る。図3(a)は一体瓦の概略構成を示す斜視図、同図
(b)は側面図、同図(c)は平面図である。第2の実
施例の一体瓦21は、脚部21a,21aを末広がりに
垂下させて支持する頂上部21bの外面に、棟瓦の外形
と同一の形状を形成した点が上記第1の実施例とは異な
る。なお、脚部21aにおける他の構成は、上記第1の
実施例の嵌合用段部2の嵌合用凸段部2a及び嵌合用凹
段部2bを、それぞれ嵌合用段部22の嵌合用凸段部2
2a及び嵌合用凹段部22bとして示しており、また、
上記第1の実施例の凸部3を凸部23として示してい
る。頂上部21bは棟瓦の外形と同一の形状が形成され
ているが、その一端部は、他端部を嵌入させるために、
図示するように、その外形を大きく形成し、この大きく
形成した外形部分に開口21cが形成されている。
【0022】上記構成の第2の実施例による一体瓦21
は、第1の実施例と同様に屋根が葺き上げられた棟上に
配置される。その状況を図4に示す。図4において、第
2の実施例では、一体瓦21の頂上部21bの外面に棟
瓦の外形と同一の形状を形成しているので、棟瓦を配置
する手間が省け、屋根葺き作業を簡略化することがで
き、上述第1の実施例と同等の作用効果を得ることがで
きる。
【0023】また、本発明の一体瓦は、上記第1、第2
の実施例に限られず、例えば、脚部1a,1a及び21
a,21a間の幅のサイズを多種類用意しておくこと
で、各家屋の屋根の棟幅及び鬼瓦の大きさ等に対応させ
ることができ、さらに、脚部1a,1a又は21a,2
1aの外面の形状と頂上部21bの外面については、従
来からある熨斗瓦や棟瓦に似せてその積層形状、模様、
色など各種のものを揃えておくことで幅広く使用するこ
とができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
棟上に配置される一体瓦によれば、断面が中空形状とな
るように脚部と頂上部とを一体的に成型し、それぞれの
脚部の外面に、熨斗瓦を積層した状態の側面外形と同一
の形状を形成したので、熨斗瓦を一枚ずつ積層する手間
を省くことができ、その単位面積当たりの重量を大幅に
軽量化することができるので、日本瓦により葺き上げら
れた屋根の独特な長所を損なうことなく、瓦の重量によ
る家屋倒壊の危険性を軽減することができる。
【0025】また、請求項2に係る棟上に配置される一
体瓦によれば、断面が中空形状となるように脚部と頂上
部とを一体的に成型し、それぞれの脚部の外面に、熨斗
瓦を積層した状態の側面外形と同一の形状を、頂上部の
外面に、棟瓦の外形と同一の形状を、各々形成している
ので、棟上の作業に掛かる手間を大幅に削減することが
でき、その単位面積当たりの重量を軽量化することがで
きるので、上記と同等の作用効果を得ることができる。
【0026】また、請求項3に係る棟上に配置される一
体瓦によれば、脚部と頂上部との外面端部に嵌合用段部
を形成したので、この嵌合用段部を嵌め合わせることで
簡便に熨斗瓦を積層した又は熨斗瓦を積層した最上部に
棟瓦を配置した状態の形状を棟の長さ全体に造ることが
でき、その手間、時間、労力は従来に較べ大幅に省略さ
れ、棟の全体に加わる重量は削減され、屋根の耐久性が
向上し、さらに、この嵌合用段部は耐水性を持たせて嵌
合され連設されているので、該嵌合用段部から浸水する
ことが防がれる。
【0027】また、請求項4に係る棟上に配置される一
体瓦によれば、脚部及び頂上部のそれぞれの内面に、つ
まり一方の脚部の下端から頂上部を介して他方の脚部の
下端に至る凸部を形成したので、中空形状の保持強度を
向上させることができ、従って、瓦としての耐久性に優
れたものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による棟上に配置される一
体瓦の構成を示し、(a)は斜視図、(b)は側面図、
(c)は平面図である。
【図2】本発明の第1実施例による棟上に配置される一
体瓦を棟上に配置した状態の屋根の最上部周辺を示し、
(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図3】本発明の第2実施例による棟上に配置される一
体瓦の構成を示し、(a)は斜視図、(b)は側面図、
(c)は平面図である。
【図4】本発明の第2実施例による棟上に配置される一
体瓦を棟上に配置した状態の屋根の最上部周辺を示し、
(a)は正面図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
1,21 一体瓦 1a,21a 脚部 1b,21b 頂上部 2,22 嵌合用段部 2a,22a 嵌合用凸段部 2b,22b 嵌合用凹段部 3,23 凸部 5 棟木 12 棟瓦

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向した脚部と、これらの脚部を
    末広がりに垂下させて支持する頂上部とを有し、 前記脚部と前記頂上部とを断面が中空形状となるように
    一体的に成型し、前記脚部のそれぞれの外面は、熨斗瓦
    を積層した状態の側面形状と同一の形状に形成したこと
    を特徴とする棟上に配置される一体瓦。
  2. 【請求項2】 互いに対向した脚部と、これらの脚部を
    末広がりに垂下させて支持する頂上部とを有し、 前記脚部と前記頂上部とを断面が中空形状となるように
    一体的に成型し、前記脚部のそれぞれの外面は、熨斗瓦
    を積層した状態の側面形状と同一の形状に形成し、かつ
    前記頂上部の外面は、棟瓦の外形と同一の形状に形成し
    たことを特徴とする棟上に配置される一体瓦。
  3. 【請求項3】 前記脚部及び前記頂上部のそれぞれの外
    面の端部に、順次嵌合させ耐水性を持たせて連設し得る
    ように構成した嵌合用段部を形成したことを特徴とする
    請求項1又は2に記載の棟上に配置される一体瓦。
  4. 【請求項4】 前記脚部及び前記頂上部のそれぞれの内
    面に、中空形状を保持・補強するように構成した凸部を
    形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載の棟上に配置される一体瓦。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS541912B1 (ja) * 1970-04-14 1979-01-30
JPS6143313B2 (ja) * 1978-02-24 1986-09-26 Kawasaki Heavy Ind Ltd

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