JPH09143892A - 紙乾燥設備における紙粉捕集装置 - Google Patents

紙乾燥設備における紙粉捕集装置

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JPH09143892A
JPH09143892A JP30441495A JP30441495A JPH09143892A JP H09143892 A JPH09143892 A JP H09143892A JP 30441495 A JP30441495 A JP 30441495A JP 30441495 A JP30441495 A JP 30441495A JP H09143892 A JPH09143892 A JP H09143892A
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JP
Japan
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paper dust
reel
hood
take
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Pending
Application number
JP30441495A
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English (en)
Inventor
Nobuo Terui
信雄 照井
Migi Hattori
右 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugai Ro Co Ltd
Original Assignee
Chugai Ro Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライヤの紙出口と巻取リールから発生する
紙粉の大半を捕集除去する紙粉捕集装置を提供する。 【解決手段】 クレーピングドクタ3およびクリーニン
グドクタ4を備えたドライヤ2の紙出口と、該紙出口か
らの紙を巻き取る巻取リール7との間で発生する紙粉を
捕集する紙乾燥設備における紙粉捕集装置において、前
記紙出口と巻取リールとを覆うことができるとともに前
記紙出口側を基端として巻取リール側に伸縮可能で、か
つ、巻取リール側開口11を昇降幕12により開閉可能
としたフード10を配設し、フードの基端側を吸引ファ
ン31を介してダクト30によりスクラバ等の紙粉除去
装置32に連通した紙乾燥設備における紙粉捕集装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙乾燥設備におけ
る紙粉捕集装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、紙乾燥設備における紙粉捕集装置
としては、図5に示すものがある。この紙粉捕集装置4
0は、紙乾燥設備1に設けたドライヤ2からの紙剥離手
段であるクレーピングドクタ3とドライヤ2に付着した
残紙を除去するクリーニングドクタ4との近傍に各々設
けたもので、内部は図示しない排気ファンに接続し、ス
リット40aから前記クレーピングドクタ3、クリーニ
ングドクタ4から発生した紙粉を雰囲気とともに吸引
し、フィルタ(図示せず)により除去するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記紙
粉捕集装置40では、ただ、クレーピングドクタ3、ク
リーニングドクタ4部分の開放された雰囲気を吸引して
紙粉を除去するものであるため効率が悪く、実際に発生
する紙粉の40〜50%しか捕集することができない。
また、テーブル5上の巻取リール7に駆動ローラ6を駆
動して紙を巻き取る際にも紙粉が発生するが、前記巻取
リール7は交換を必要とするため前記駆動ロール6の周
辺には、リール供給機8あるいは支持機9等の機器があ
り、その作業上巻取リール7近傍に前記紙粉捕集装置4
0を設けることができない。
【0004】したがって、前記紙粉捕集装置40で捕集
されなかった大量の紙粉は、紙乾燥設備1が設置された
抄紙室の空調機および換気装置のフィルタで捕捉される
ことになる。このため、これらのフィルタのメンテナン
スを頻繁に行なわなければならず、しかもメンテナンス
の度毎に空調機等を停止するため、抄紙室の温湿度が安
定せず紙Pの品質を一定に維持することができない。ま
た、前記紙粉捕集装置40で捕集できなかった紙粉は室
内に拡散するので作業環境を悪化させるという問題があ
った。本発明は前述した紙粉発生源をフードで覆い、フ
ード内の紙粉を吸引ファンで吸引することにより捕集す
るようにして発生する紙粉を殆ど捕捉して前記課題を解
決する紙乾燥設備における紙粉捕集装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、クレーピングドクタおよびクリーニング
ドクタを備えたドライヤの紙出口と、該紙出口からの紙
を巻き取る巻取リールとの間で発生する紙粉を捕集する
紙乾燥設備における紙粉捕集装置において、前記紙出口
と巻取リールとを覆うことができ、前記紙出口側を基端
として前記巻取リール側に伸縮可能であって、巻取リー
ル側開口を昇降幕により開閉可能としたフードを配設
し、該フードの基端側を吸引ファンを介してダクトによ
り紙粉除去装置に連通し、紙粉を吸引捕集するものであ
る。また、前記紙粉除去装置をスクラバ装置としてもよ
い。
【0006】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
1〜図4にしたがって説明する。図1と図5とを比較す
れば明らかなように、本発明は前記紙粉発生源をフード
10で覆い、このフード10に取り付けたダクト30を
介して吸引ファン31により前記フード10内の紙粉を
紙粉除去装置であるスクラバ装置32で除去するように
したものである。
【0007】前記フード10は下方が開口した断面コ字
形をなす固定フード10aと可動フード10bとからな
る。なお、フード生地としては透明のものが好ましい。
そして、前記固定フード10aは前記ドライヤ2の下方
長手方向に設けたクレーピングドクタ3とクリーニング
ドクタ4とを覆う構造となっている。この固定フード1
0aの前記巻取リール7側にはダクト30が設けられ、
吸引ファン31を介して前記スクラバ装置32に連通し
ている。
【0008】前記可動フード10bは蛇腹状のもので、
後端は前記固定フード10aの端面に取り付けられ、先
端開口11は下記する昇降幕21により開閉可能となっ
ている。また、可動フード10bの上面には所定間隔で
上端にガイドローラ15を有する屈曲部14を備えたガ
イド部材13が取り付けられており、前記ガイドローラ
15は支柱16に設けたクレーンガータ17のレール1
7aを転動自在となっており、可動フード10bは吊下
げ状態に支持されている。さらに、前記ガイド部材13
の屈曲部14は、前記支柱16,16に設けられたスプ
ロケット18,18に巻回されたチェーン19に取り付
けられ、支柱16に設けた駆動モータ20で一方のスプ
ロケット18を回転することにより前記可動フード10
bを伸縮させ、巻取リール7を被覆あるいは露出させる
ようになっている。
【0009】前記昇降幕21は、前記可動フード10b
の先端開口11の上端から垂下したもので、その下端に
重錘棒22を備え、かつ、この重錘棒22は前記開口1
1の上端に設けた駆動モータ等の巻上げ機構24により
巻き上げ可能なワイヤ23に連結されている。したがっ
て、巻き上げ機構24により昇降幕21は可動フード1
0bの先端開口11を開閉する。さらに、前記クレーン
ガータ17上には2基のリールクレーン26を備えたク
レーン台車25が走行可能に搭載されている。
【0010】前記紙粉除去装置は、実施形態においては
スクラバ装置32を採用したもので、前記ダクト30か
ら放出されるフード10内の雰囲気はスクラバ装置32
内での散水によりその中に含まれる紙粉は除去され、水
槽33内に紙粉スラリーとして沈殿する。一方、紙粉を
除去された清浄空気は外方に放出される。また、前記沈
殿した紙粉スラリーは図示しない撹拌手段で撹拌され移
送ポンプ34によりブロークパルパー35に送られ、こ
こで他の損紙とともに撹拌機36により撹拌混合され、
供給ポンプ37により原料調整設備(図示せず)に送ら
れ紙原料として再利用される。なお、前記ブロークパル
パー35では水を必要とするが、この水は前記水槽33
からの給水で代用してもよい。また、前記紙粉除去装置
としてはスクラバ装置32に限ることなく他の除去手段
であってもよい。
【0011】つぎに、前記構成からなる紙乾燥設備にお
ける紙粉捕集装置の操業について説明する。まず、前記
昇降幕21を巻き上げ機構24により図1に示すように
引き上げてフード10の先端開口11の下半分を開口す
る。そして、駆動モータ20を駆動して前記可動フード
10bを図上右方に移動させてテーブル5の大半を露出
させたのち、クレーン台車25およびリールクレーン2
6を駆動してテーブル5上方のリール供給機8に空の巻
取リール7を載置する。リール供給機8への載置が完了
したらクレーン台車25を元の位置に移動させ、つい
で、前記リール供給機8を駆動して前記巻取リール7が
駆動ローラ6に接するよう前記テーブル5上へ載置す
る。この際、前記巻取リール7の両端部は支持機9に保
持され、該支持機9に設けた図示しないシリンダにより
前記巻取リール7が駆動ロール6を所定圧力で押圧する
ようになっている。そして、前記載置作業が完了する
と、前記可動フード10bを前述とは逆に伸長させテー
ブル5を覆う状態としたうえで前記昇降幕21を降下さ
せて可動フード10bの開口11を遮閉する。つまり、
紙粉発生源をフード10により覆い、紙粉がフード10
外に漏出するのを防止する。その後、前記吸引ファン3
1を駆動するとともに、図示しない通紙装置によりドラ
イヤ2からの紙Pを前記駆動ローラ6を介して前記巻取
リール7に装着し、駆動ローラ6の回転により巻取リー
ル7へ紙Pを巻取る。なお、紙Pの巻取りにともない前
記巻取リール7はテーブル5上を図中左方へ移動するの
で、前記支持機9はピン9aを中心に図中反時計回りに
回動し、巻取リール7が所定量移動したところで巻取リ
ール7と離間し、離間後は巻取リール7と紙Pとの重量
で前記駆動ロール6に接して巻取を続ける。
【0012】前記紙Pの巻取りにともないクレーピング
ドクタ3およびクリーニングドクタ4から発生する紙粉
および巻取リール7部分で発生する紙粉は、ダクト30
を介してスクラバ装置32に供給され、前述のようにし
て紙粉は除去される。そして、前記巻取リール7に所定
量の紙Pが巻回され、巻取の完了した巻取リール7は図
示しないリール押出し機構で図中左方に押出される。次
に、昇降幕21を巻き上げるとともに可動フード10b
を右方に移動させ、紙Pが巻回された巻取リール7を露
出させる。その後、前記クレーン台車25を移動して、
前記巻回済み巻取リール7を所定場所に搬送する。
【0013】ついで、再度前述のように、新たな巻取リ
ール7をテーブル5に載置するとともに、可動フード1
0bを移動させてテーブル5を可動フード10bで覆っ
たのち、昇降幕21を降下して紙巻取り操業を再開す
る。
【0014】なお、前記説明では、フード10を固定フ
ード10aと可動フード10bの2部分からなるものを
示したが、全てを可動フードとして、ドライヤ2側の基
部にダクト30を設けてもよい。また、紙粉除去装置と
してはスクラバ装置32に限らず、フィルタであっても
よいが、スクラバ装置とするとフィルタが不要であると
ともに、捕集紙粉を紙原料とし再利用でき、省資源化を
図ることができるという効果を奏する。
【0015】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、ドライヤから巻取リール間における主たる紙粉
発生源はフードに覆われ、しかもフード内の雰囲気は吸
引ファンにより吸引されるため雰囲気中の紙粉の殆どが
紙粉除去装置で捕捉除去され、フード外の作業環境も良
好になるとともに、紙乾燥設備が設置された抄紙室の空
調機および換気装置のフルイル目詰まりも少なくメンテ
ナンスも楽である。しかも、フードは伸縮可能な構成と
なっているため、巻取リールの脱着作業にも何の支障も
与えない。また、紙粉除去装置はフィルタであってもよ
いが、スクラバとすれば紙粉除去のためのフィルタも不
要で、かつ捕集された紙粉を再度紙原料として再利用で
き省資源化にも寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の紙粉捕集装置の一部概略断面図。
【図2】 図1の概略正面図。
【図3】 図1の部分拡大図。
【図4】 本発明の概略図。
【図5】 従来の紙粉捕集装置の概略断面図。
【符号の説明】
2…ドライヤ、3…クレーピングドクタ、4…クリーニ
ングドクタ、5…テーブル、7…巻取リール、10…フ
ード、10a…固定フード、10b…可動フード、11
…先端開口、21…昇降幕、30…ダクト、31…吸引
ファン、32…スクラバ装置、P…紙。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレーピングドクタおよびクリーニング
    ドクタを備えたドライヤの紙出口と、該紙出口からの紙
    を巻き取る巻取リールとの間で発生する紙粉を捕集する
    紙乾燥設備における紙粉捕集装置において、前記紙出口
    と巻取リールとを覆うことができ、前記紙出口側を基端
    として前記巻取リール側に伸縮可能であって、巻取リー
    ル側開口を昇降幕により開閉可能としたフードを配設
    し、該フードの基端側を吸引ファンを介してダクトによ
    り紙粉除去装置に連通したことを特徴とする紙乾燥設備
    における紙粉捕集装置。
  2. 【請求項2】 前記紙粉除去装置が、スクラバ装置であ
    ることを特徴とする前記請求項1に記載の紙乾燥設備に
    おける紙粉捕集装置。
JP30441495A 1995-11-22 1995-11-22 紙乾燥設備における紙粉捕集装置 Pending JPH09143892A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30441495A JPH09143892A (ja) 1995-11-22 1995-11-22 紙乾燥設備における紙粉捕集装置

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JP30441495A JPH09143892A (ja) 1995-11-22 1995-11-22 紙乾燥設備における紙粉捕集装置

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JPH09143892A true JPH09143892A (ja) 1997-06-03

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JP30441495A Pending JPH09143892A (ja) 1995-11-22 1995-11-22 紙乾燥設備における紙粉捕集装置

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JP (1) JPH09143892A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6896770B2 (en) 2000-11-01 2005-05-24 Metso Paper, Inc. Arrangement within a yankee cylinder or the like and a roller of a paper machine
JP2009121017A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Andritz Fiber Drying Ltd ペーパダストの集塵方法及びシステム
CN102146638A (zh) * 2011-01-21 2011-08-10 金红叶纸业集团有限公司 造纸用复卷机的封闭式除尘装置

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JP2009121017A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Andritz Fiber Drying Ltd ペーパダストの集塵方法及びシステム
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