JPH0914350A - 捩り振動の制振装置および制振方法 - Google Patents

捩り振動の制振装置および制振方法

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Publication number
JPH0914350A
JPH0914350A JP18973695A JP18973695A JPH0914350A JP H0914350 A JPH0914350 A JP H0914350A JP 18973695 A JP18973695 A JP 18973695A JP 18973695 A JP18973695 A JP 18973695A JP H0914350 A JPH0914350 A JP H0914350A
Authority
JP
Japan
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gear
damping
vibration
torsional vibration
torsional
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP18973695A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Morita
哲司 森田
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Nok Megulastik Co Ltd
Original Assignee
Nok Megulastik Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0914350A publication Critical patent/JPH0914350A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 慣性質量体8の慣性モーメントの大きさを変
えることなく、より大きな制振効果を得、より小さな慣
性質量体8の慣性モーメントによって同等の制振効果を
得ることができる捩り振動の制振装置および制振方法を
提供する。 【構成】 装置として、捩り振動体1に設けられた第一
の歯車2と、第一の歯車2に歯合されるとともに第一の
歯車2より歯数の少ない第二の歯車5と、第二の歯車5
に接続された減衰体7と、減衰体7に接続された慣性質
量体8と、を備えることにした。また方法として、捩り
振動体1に設けた第一の歯車2と、減衰体7および慣性
質量体8を備えたダンパ6を取り付けるとともに第一の
歯車2より歯数の少ない第二の歯車5とを歯合させた状
態で、捩り振動体1を回転させることにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸、クランクシャ
フトまたはタービン等、各種の回転駆動系に生起される
捩り(ねじり)振動を制振(吸収抑制)する捩り振動の
制振装置および制振方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図3に示す回転駆動系のような
捩り振動体aに生起される捩り振動を制振する場合、従
来は、図4に示すように、この捩り振動体aに直接、ト
ーショナルダンパbを取り付けている。このトーショナ
ルダンパbは、ハブ等よりなる取付体cと、ゴムまたは
ばね等よりなる減衰体dと、振動リング等よりなる慣性
質量体eとを一連に備えており、ハブ等の取付体cをも
って捩り振動体aに固定的に取り付けられている。
【0003】一般に、動吸振器(ダンパ)を用いて振動
を制振する場合には、振動体の質量M(捩り振動の場合
は、捩り振動体の慣性モーメント)と、動吸振器の振動
マスMd (捩り振動の場合は、慣性質量体の慣性モーメ
ント)との比(Md /M)が大きいほど、制振効果が大
きいものである。したがって従来は、この原理に基づい
て、より大きな制振効果を得るために、より大きな(よ
り重い)ダンパを用いており、これを原因として、装置
が重くなったり大型になったりする等の問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、従来と同じ大きさの慣性質量体の慣性モーメントで
従来より大きな制振効果を得ることが可能な捩り振動の
制振装置および制振方法を提供することを目的とし、ま
た従来より小さな慣性質量体の慣性モーメントで従来と
同等の制振効果を得ることが可能な捩り振動の制振装置
および制振方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1による捩り振動の制振装置は、捩
り振動体に設けられた第一の歯車と、前記第一の歯車に
歯合されるとともに前記第一の歯車より歯数の少ない第
二の歯車と、前記第二の歯車に接続された減衰体と、前
記減衰体に接続された慣性質量体と、を備えることにし
た。
【0006】また本発明の請求項2による捩り振動の制
振方法は、捩り振動体に設けた第一の歯車と、減衰体お
よび慣性質量体を備えたダンパを取り付けるとともに前
記第一の歯車より歯数の少ない第二の歯車とを歯合させ
た状態で、前記捩り振動体を回転させることにした。
【0007】
【作用】振動理論より、捩り振動体の慣性モーメントを
A 、慣性質量体の慣性モーメントをJB 、第一の歯車
の歯数をZ1 、第二の歯車の歯数をZ2 とし、また第二
の歯車の慣性モーメントをJg とすると、本発明では、
質量比Kが
【数1】 ・・・・・A式 をもって表わされ、Z1 >Z2 において、Jg と従来に
おける取付体の慣性モーメントとを無視すると、本発明
における質量比Kが、従来における質量比の約(Z1
22 倍ほど大きくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。
【0009】図1に示すように、所定の回転駆動系を構
成する捩り振動体1に、第一の歯車(第一のギヤとも称
する)2が第一の中心軸線3を中心として軸4とともに
回転するように取り付けられており、この第一の歯車2
に、第二の歯車(第二のギヤとも称する)5が歯合さ
れ、この第二の歯車5に、ゴムまたはばね等よりなるダ
ンパ(トーショナルダンパとも称する)6の減衰体7が
同軸的に接続され、この減衰体7に、振動リング等より
なるダンパ6の慣性質量体8が同軸的に接続されてい
る。第二の歯車5は、ベアリング等の支持体9に支持さ
れていて、第二の中心軸線10を中心として減衰体7お
よび慣性質量体8とともに回転するように設けられてお
り、更に、この第二の歯車5の歯数Z2 が、第一の歯車
2の歯数Z1より少なく設定されている(Z1 >Z
2 )。
【0010】上記構成を備えた捩り振動の制振装置にお
いては、歯車2,5の歯数比N(=Z1 /Z2 )が
「1」よりも大きいと言う上記したZ1 >Z2 の条件が
満足されているために、上記A式によって、従来に対し
て約N2 倍の質量比Kが設定されることになる。したが
って従来と同じ大きさの慣性質量体8の慣性モーメント
によって従来より大きな制振効果を得ることができ、ま
た反対に、従来より小さな慣性質量体8の慣性モーメン
トによって従来と同等の制振効果を得ることができる。
【0011】尚、上記制振装置の構成は、これを方法に
換言すると、捩り振動体1に設けた第一の歯車2と、減
衰体7および慣性質量体8を備えたダンパ6を取り付け
るとともに第一の歯車2より歯数の少ない第二の歯車5
とを歯合させた状態で、捩り振動体1を回転させること
にしたものであると言うことができる。
【0012】また図2に示すように、第一の歯車2と第
二の歯車5との間に、一つまたは複数(図では一つ)の
中間の歯車11を設けて、回転トルクを順次伝達するよ
うにしても良い。これは、歯数比N(=Z1 /Z2 )を
できるだけ大きくすることによって、できるだけ大きな
制振効果を得ることができるように、取付け上の制約を
複数の歯車5,11によって回避しながら、歯数比N
(=Z1 /Z2 )を大きく設定するのに有効な手段であ
る。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0014】すなわち、請求項1による捩り振動の制振
装置および請求項2による捩り振動の制振方法に共通し
て、第一および第二の歯車の歯数比の略二乗に応じて質
量比が増大するために、従来と同じ大きさの慣性質量体
の慣性モーメントによって従来より大きな制振効果を得
ることができる。また反対に、従来より小さな慣性質量
体の慣性モーメントによって従来と同等な制振効果を得
ることができる。したがってこれらにより装置をそれほ
ど重くしたり大型化したりすることなく、優れた制振効
果を発揮する装置および方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る捩り振動の制振装置の構
成説明図
【図2】本発明の他の実施例に係る捩り振動の制振装置
の構成説明図
【図3】捩り振動体の一例を示す説明図
【図4】従来の制振構造を示す説明図
【符号の説明】
1 捩り振動体 2 第一の歯車 3 第一の中心軸線 4 軸 5 第二の歯車 6 ダンパ 7 減衰体 8 慣性質量体 9 支持体 10 第二の中心軸線 11 中間の歯車

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 捩り振動体(1)に設けられた第一の歯
    車(2)と、前記第一の歯車(2)に歯合されるととも
    に前記第一の歯車(2)より歯数の少ない第二の歯車
    (5)と、前記第二の歯車(5)に接続された減衰体
    (7)と、前記減衰体(7)に接続された慣性質量体
    (8)と、を備えたことを特徴とする捩り振動の制振装
    置。
  2. 【請求項2】 捩り振動体(1)に設けた第一の歯車
    (2)と、減衰体(7)および慣性質量体(8)を備え
    たダンパ(6)を取り付けるとともに前記第一の歯車
    (2)より歯数の少ない第二の歯車(5)とを歯合させ
    た状態で、前記捩り振動体(1)を回転させることを特
    徴とする捩り振動の制振方法。
JP18973695A 1995-07-04 1995-07-04 捩り振動の制振装置および制振方法 Withdrawn JPH0914350A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101371730B1 (ko) * 2012-07-03 2014-03-07 현대자동차(주) 차량용 파워트레인의 댐핑장치
CN103742591A (zh) * 2013-12-25 2014-04-23 北京化工大学 旋转机械转子自适应连续移频调谐质量阻尼器
JP2016169852A (ja) * 2015-03-16 2016-09-23 トヨタ自動車株式会社 捩り振動低減装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101371730B1 (ko) * 2012-07-03 2014-03-07 현대자동차(주) 차량용 파워트레인의 댐핑장치
CN103742591A (zh) * 2013-12-25 2014-04-23 北京化工大学 旋转机械转子自适应连续移频调谐质量阻尼器
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Effective date: 20021001