JPH0914281A - 等速自在継手およびその製造方法 - Google Patents
等速自在継手およびその製造方法Info
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- JPH0914281A JPH0914281A JP16356495A JP16356495A JPH0914281A JP H0914281 A JPH0914281 A JP H0914281A JP 16356495 A JP16356495 A JP 16356495A JP 16356495 A JP16356495 A JP 16356495A JP H0914281 A JPH0914281 A JP H0914281A
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- Japan
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- peripheral surface
- inner ring
- outer peripheral
- ring
- curvature
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/16—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
- F16D3/20—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
- F16D3/22—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts
- F16D3/223—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts
- F16D3/226—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts the groove centre-lines in each coupling part lying on a cylinder co-axial with the respective coupling part
- F16D3/227—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts the groove centre-lines in each coupling part lying on a cylinder co-axial with the respective coupling part the joints being telescopic
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2250/00—Manufacturing; Assembly
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2300/00—Special features for couplings or clutches
- F16D2300/06—Lubrication details not provided for in group F16D13/74
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 機械加工コストの低減を図る。
【構成】 保持器の外周面および内周面、内輪の外周面
のうち少なくとも一面について、外輪と内輪とがとりう
る作動角の範囲内で負荷を受ける領域のみを部分研削さ
せている。
のうち少なくとも一面について、外輪と内輪とがとりう
る作動角の範囲内で負荷を受ける領域のみを部分研削さ
せている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車や各種産業機械
において動力伝達に用いられる等速自在継手およびその
製造方法に関するものである。
において動力伝達に用いられる等速自在継手およびその
製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】等速自在継手は、駆動軸と従動軸との間
の角度変位のみを許容する固定型と、角度変位および軸
方向変位を許容する摺動型（プランジング型）とに大別
され、それぞれ用途・使用条件に応じて機種選定され
る。
の角度変位のみを許容する固定型と、角度変位および軸
方向変位を許容する摺動型（プランジング型）とに大別
され、それぞれ用途・使用条件に応じて機種選定され
る。
【０００３】図３に一例として示すのは、ダブルオフセ
ット型等速自在継手（プランジング型）である。この種
の等速自在継手は、内周面１ａに軸方向に延びる複数の
直線状案内溝１ｂを形成した外輪１と、外周面２ａに軸
方向に延びる複数の直線状案内溝２ｂを形成した内輪２
と、外輪１の案内溝１ｂと内輪２の案内溝２ｂとが協働
して形成するボールトラックに配された複数のボール３
と、各ボール３を収容するポケット４ｃを備えた保持器
４とで構成され、保持器４の内周面４ａの球面中心Ｂ
（内輪２の外周面２ａの球面中心と同じ）と外周面４ｂ
の球面中心Ａとが、ポケット４ｃのポケット中心Ｏから
軸方向に等距離オフセットされているので、ダブルオフ
セット型と呼ばれる。
ット型等速自在継手（プランジング型）である。この種
の等速自在継手は、内周面１ａに軸方向に延びる複数の
直線状案内溝１ｂを形成した外輪１と、外周面２ａに軸
方向に延びる複数の直線状案内溝２ｂを形成した内輪２
と、外輪１の案内溝１ｂと内輪２の案内溝２ｂとが協働
して形成するボールトラックに配された複数のボール３
と、各ボール３を収容するポケット４ｃを備えた保持器
４とで構成され、保持器４の内周面４ａの球面中心Ｂ
（内輪２の外周面２ａの球面中心と同じ）と外周面４ｂ
の球面中心Ａとが、ポケット４ｃのポケット中心Ｏから
軸方向に等距離オフセットされているので、ダブルオフ
セット型と呼ばれる。
【０００４】この種の等速自在継手において、保持器４
は、図４に示すように、外輪１と内輪２とが作動角をと
りつつ回転する際、ボール３を作動角の２等分面内に配
向せしめて等速性を確保する役目を果たすものである。
は、図４に示すように、外輪１と内輪２とが作動角をと
りつつ回転する際、ボール３を作動角の２等分面内に配
向せしめて等速性を確保する役目を果たすものである。
【０００５】ところで、この種の等速自在継手における
保持器４の外周面４ｂは、図５に拡大して示すように、
中心Ａから曲率半径Ｒ1 に形成した部分球面４ｂ1 とそ
の両側にそれぞれ連続させて形成したテーパ面４ｂ2 と
で構成されており、外輪１と内輪２とが作動角をとりつ
つ回転する際、部分球面４ｂ1 のみで外輪１との間の負
荷を受け、テーパ面４ｂ2 で継手の角度規制を行なって
いる。一方、保持器４の内周面４ａは、中心Ｂから曲率
半径Ｒ2 （内輪２の外周面４の曲率半径Ｒ3 と同じ）に
形成されて内輪２の外周面２ａと球面接触しており、外
輪１と内輪２とが作動角をとりつつ回転する際、オフセ
ット中心部２ａ1 のみで内輪２との間の負荷を受けるよ
うになっている。
保持器４の外周面４ｂは、図５に拡大して示すように、
中心Ａから曲率半径Ｒ1 に形成した部分球面４ｂ1 とそ
の両側にそれぞれ連続させて形成したテーパ面４ｂ2 と
で構成されており、外輪１と内輪２とが作動角をとりつ
つ回転する際、部分球面４ｂ1 のみで外輪１との間の負
荷を受け、テーパ面４ｂ2 で継手の角度規制を行なって
いる。一方、保持器４の内周面４ａは、中心Ｂから曲率
半径Ｒ2 （内輪２の外周面４の曲率半径Ｒ3 と同じ）に
形成されて内輪２の外周面２ａと球面接触しており、外
輪１と内輪２とが作動角をとりつつ回転する際、オフセ
ット中心部２ａ1 のみで内輪２との間の負荷を受けるよ
うになっている。
【０００６】尚、図６および図７はこの種の等速自在継
手の継手構造に関する他の形態を示したものである。
手の継手構造に関する他の形態を示したものである。
【０００７】図６に示す構成は、スライド抵抗を低減す
るため、保持器４のポケット４ｃとボール３との間にポ
ケット隙間（＝Ｌｃ−ｄｗ）を設けるとともに、保持器
４の内周面４ａの曲率半径Ｒ2 を内輪２の外周面２ａの
曲率半径Ｒ3 よりも大きくし（半径Ｒ2 の曲率中心を、
半径Ｒ3 の曲率中心から半径方向内側にオフセットして
いる。）、両者の間に軸方向隙間Ｓを形成したものであ
り、軸方向隙間Ｓの存在により、保持器４と内輪２との
間の相対的な軸方向変位が許容され、かつ、ポケット隙
間の存在により、ボール３の転動が確保されるので、外
輪１と内輪２とが角度変位および軸方向変位を伴いなが
ら回転トルクを伝達する際の継手内部のスライド抵抗が
軽減される。
るため、保持器４のポケット４ｃとボール３との間にポ
ケット隙間（＝Ｌｃ−ｄｗ）を設けるとともに、保持器
４の内周面４ａの曲率半径Ｒ2 を内輪２の外周面２ａの
曲率半径Ｒ3 よりも大きくし（半径Ｒ2 の曲率中心を、
半径Ｒ3 の曲率中心から半径方向内側にオフセットして
いる。）、両者の間に軸方向隙間Ｓを形成したものであ
り、軸方向隙間Ｓの存在により、保持器４と内輪２との
間の相対的な軸方向変位が許容され、かつ、ポケット隙
間の存在により、ボール３の転動が確保されるので、外
輪１と内輪２とが角度変位および軸方向変位を伴いなが
ら回転トルクを伝達する際の継手内部のスライド抵抗が
軽減される。
【０００８】また、図７に示す構成では、スライド抵抗
のより一層の低減を図るため、さらに、保持器４の内周
面４ａの中央部に任意長さの円筒面４ａ1 を設けるとと
もに、円筒面４ａ1 の両側に、内輪２の外周面２ａの曲
率半径Ｒ3 とほぼ同じ曲率半径Ｒ2 を有する部分球面４
ａ2 をそれぞれ連続させたものであり、図６に示す構成
に比べ、保持器４と内輪２とが軸方向に相対変位する
際、内輪２の外周面２ａが保持器４の円筒面４ａ1 に案
内され、しかも、外周面２ａと部分球面４ａ2 との接触
が球面接触になることにより、スライド抵抗のより一層
の低減が図られている。
のより一層の低減を図るため、さらに、保持器４の内周
面４ａの中央部に任意長さの円筒面４ａ1 を設けるとと
もに、円筒面４ａ1 の両側に、内輪２の外周面２ａの曲
率半径Ｒ3 とほぼ同じ曲率半径Ｒ2 を有する部分球面４
ａ2 をそれぞれ連続させたものであり、図６に示す構成
に比べ、保持器４と内輪２とが軸方向に相対変位する
際、内輪２の外周面２ａが保持器４の円筒面４ａ1 に案
内され、しかも、外周面２ａと部分球面４ａ2 との接触
が球面接触になることにより、スライド抵抗のより一層
の低減が図られている。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の等速自
在継手においては、保持器４の内周面４ａおよび外周面
４ｂ、内輪２の外周面２ａを、精度の確保およびスライ
ド抵抗の低減のために全面研削している。
在継手においては、保持器４の内周面４ａおよび外周面
４ｂ、内輪２の外周面２ａを、精度の確保およびスライ
ド抵抗の低減のために全面研削している。
【００１０】しかし、上述したように、外輪１と内輪２
とが作動角をとりつつ回転する際の負荷を受ける領域を
考慮すると、保持器４の内周面４ａおよび外周面４ｂ、
内輪２の外周面２ａを全面研削する必要はない。
とが作動角をとりつつ回転する際の負荷を受ける領域を
考慮すると、保持器４の内周面４ａおよび外周面４ｂ、
内輪２の外周面２ａを全面研削する必要はない。
【００１１】このように保持器４の内周面４ａおよび外
周面４ｂ、内輪２の外周面２ａを全面研削する必要がな
いにもかかわらず、従来のように全面研削すると、その
分、研削時間を要するとともに研削砥石の摩耗量が増え
るので機械加工コストを増大させる要因となる。
周面４ｂ、内輪２の外周面２ａを全面研削する必要がな
いにもかかわらず、従来のように全面研削すると、その
分、研削時間を要するとともに研削砥石の摩耗量が増え
るので機械加工コストを増大させる要因となる。
【００１２】本発明は、上記問題点に鑑みて提案された
もので、機械加工コストの低減を図る等速自在継手およ
びその製造方法を提供することを目的とする。
もので、機械加工コストの低減を図る等速自在継手およ
びその製造方法を提供することを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、次のような構成を採用したことを特徴として
いる。
するため、次のような構成を採用したことを特徴として
いる。
【００１４】即ち、本発明は、内周面に軸方向に延びる
複数の直線状案内溝を形成した外輪と、外周面に軸方向
に延びる複数の直線状案内溝を形成した内輪と、外輪の
案内溝と内輪の案内溝とが協働して形成するボールトラ
ックに配された複数のボールと、各ボールを収容するポ
ケットを備え、かつ、前記外輪の内周面に接触案内され
る部分球面状の外周面の球面中心と前記内輪の球面状外
周面に接触案内される内周面の球面中心とが前記ポケッ
トの中心から軸方向に等距離オフセットされた保持器と
よりなり、保持器の外周面および内周面、内輪の外周面
のうち少なくとも一面について、外輪と内輪とがとりう
る作動角の範囲内で負荷を受ける領域のみを部分研削し
たものである。
複数の直線状案内溝を形成した外輪と、外周面に軸方向
に延びる複数の直線状案内溝を形成した内輪と、外輪の
案内溝と内輪の案内溝とが協働して形成するボールトラ
ックに配された複数のボールと、各ボールを収容するポ
ケットを備え、かつ、前記外輪の内周面に接触案内され
る部分球面状の外周面の球面中心と前記内輪の球面状外
周面に接触案内される内周面の球面中心とが前記ポケッ
トの中心から軸方向に等距離オフセットされた保持器と
よりなり、保持器の外周面および内周面、内輪の外周面
のうち少なくとも一面について、外輪と内輪とがとりう
る作動角の範囲内で負荷を受ける領域のみを部分研削し
たものである。
【００１５】また、内輪の外周面を通常の曲率より若干
小さい曲率で切削形成し、この外周面を通常の曲率で研
削することにより、内輪の外周面を部分研削するように
したものである。
小さい曲率で切削形成し、この外周面を通常の曲率で研
削することにより、内輪の外周面を部分研削するように
したものである。
【００１６】
【作用】このような構成のものであれば、従来構成に比
べ、保持器および内輪の研削時間が短縮されるととも
に、その分、研削砥石の摩耗量が少なくて済み、機械加
工コストが軽減される。また、保持器の外周面および内
周面、内輪の外周面に切削面が存在することにより、潤
滑油の潤滑性能が向上して良好な潤滑状態が得られる。
べ、保持器および内輪の研削時間が短縮されるととも
に、その分、研削砥石の摩耗量が少なくて済み、機械加
工コストが軽減される。また、保持器の外周面および内
周面、内輪の外周面に切削面が存在することにより、潤
滑油の潤滑性能が向上して良好な潤滑状態が得られる。
【００１７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【００１８】図１は、本発明の実施例に係わるダブルオ
フセット型等速自在継手の要部を示す。この実施例の等
速自在継手は、図３に示す従来構成と基本的構成は同じ
くするが、図３に示す従来構成では保持器４の外周面４
ｂおよび内輪２の外周面２ａを全面研削しているのに対
し、外輪１と内輪２とがとりうる作動角の範囲内で負荷
を受ける領域、即ち、保持器４’の外周面４’ｂの部分
球面４’ｂ1 および内輪２’の外周面２’ａのオフセッ
ト中心部２’ａ1 のみを部分研削している点で相違す
る。保持器４’の外周面４’ｂの部分球面４’ｂ1 とテ
ーパ面４’ｂ2 とを切削形成した後、この外周面４’ｂ
を曲率半径Ｒ1 に研削することにより、保持器４’の外
周面４’ｂの部分球面４’ｂ1 のみを部分研削する。一
方、図２に示すように、内輪２’の外周面２’ａを曲率
半径Ｒ3 よりも若干小さい曲率半径Ｒ4 に切削形成した
後（半径Ｒ4 の曲率中心を、半径Ｒ3 の曲率中心から半
径方向外側にオフセットしている。）、この外周面２’
ａを曲率半径Ｒ3 に研削することにより、内輪２’の外
周面２’ａのオフセット中心部２’ａ1 のみを部分研削
する。
フセット型等速自在継手の要部を示す。この実施例の等
速自在継手は、図３に示す従来構成と基本的構成は同じ
くするが、図３に示す従来構成では保持器４の外周面４
ｂおよび内輪２の外周面２ａを全面研削しているのに対
し、外輪１と内輪２とがとりうる作動角の範囲内で負荷
を受ける領域、即ち、保持器４’の外周面４’ｂの部分
球面４’ｂ1 および内輪２’の外周面２’ａのオフセッ
ト中心部２’ａ1 のみを部分研削している点で相違す
る。保持器４’の外周面４’ｂの部分球面４’ｂ1 とテ
ーパ面４’ｂ2 とを切削形成した後、この外周面４’ｂ
を曲率半径Ｒ1 に研削することにより、保持器４’の外
周面４’ｂの部分球面４’ｂ1 のみを部分研削する。一
方、図２に示すように、内輪２’の外周面２’ａを曲率
半径Ｒ3 よりも若干小さい曲率半径Ｒ4 に切削形成した
後（半径Ｒ4 の曲率中心を、半径Ｒ3 の曲率中心から半
径方向外側にオフセットしている。）、この外周面２’
ａを曲率半径Ｒ3 に研削することにより、内輪２’の外
周面２’ａのオフセット中心部２’ａ1 のみを部分研削
する。
【００１９】この実施例の等速自在継手では、保持器
４’の外周面４’ｂの部分球面４’ｂ 1 および内輪２’
の外周面２’ａのオフセット中心部２’ａ1 のみを部分
研削することにより、図５に示す従来構成に比べ、保持
器４’の外周面４’ｂおよび内輪２’の外周面２’ａの
研削時間が短縮されるとともに、その分、研削砥石の摩
耗量が少なくて済み、機械加工コストが軽減される。ま
た、保持器４’の外周面４’ｂのテーパ面４’ｂ2 およ
び内輪２’の外周面２’ａのオフセット中心部２’ａ1
以外に切削面が存在することにより、潤滑油の保持性能
が向上して良好な潤滑状態が得られる。
４’の外周面４’ｂの部分球面４’ｂ 1 および内輪２’
の外周面２’ａのオフセット中心部２’ａ1 のみを部分
研削することにより、図５に示す従来構成に比べ、保持
器４’の外周面４’ｂおよび内輪２’の外周面２’ａの
研削時間が短縮されるとともに、その分、研削砥石の摩
耗量が少なくて済み、機械加工コストが軽減される。ま
た、保持器４’の外周面４’ｂのテーパ面４’ｂ2 およ
び内輪２’の外周面２’ａのオフセット中心部２’ａ1
以外に切削面が存在することにより、潤滑油の保持性能
が向上して良好な潤滑状態が得られる。
【００２０】尚、上記実施例では、保持器４’の外周面
４’ｂおよび内輪２’の外周面２’ａを部分研削してい
るが、保持器４’の内径面４’ａおよび外周面４’ｂ、
内輪２’の外周面２’ａのうち少なくとも一面について
部分研削していれば良い。
４’ｂおよび内輪２’の外周面２’ａを部分研削してい
るが、保持器４’の内径面４’ａおよび外周面４’ｂ、
内輪２’の外周面２’ａのうち少なくとも一面について
部分研削していれば良い。
【００２１】また、本発明は、図６および図７に示す継
手構造が他の形態の等速自在継手に適用することがで
き、その場合も上記と同様の作用効果を奏する。
手構造が他の形態の等速自在継手に適用することがで
き、その場合も上記と同様の作用効果を奏する。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
保持器の外周面および内周面、内輪の外周面のうち少な
くとも一面について、外輪と内輪とがとりうる作動角の
範囲内で負荷を受ける領域のみを部分研削したので、保
持器および内輪の研削時間が短縮されるとともに、その
分、研削砥石の摩耗量が少なくて済み、機械加工コスト
の軽減を図ることができる。しかも、保持器の外周面お
よび内周面、内輪の外周面に切削面が存在することによ
り、潤滑油の保持性能が向上し、耐摩耗性や耐久性の改
善に寄与することができる。
保持器の外周面および内周面、内輪の外周面のうち少な
くとも一面について、外輪と内輪とがとりうる作動角の
範囲内で負荷を受ける領域のみを部分研削したので、保
持器および内輪の研削時間が短縮されるとともに、その
分、研削砥石の摩耗量が少なくて済み、機械加工コスト
の軽減を図ることができる。しかも、保持器の外周面お
よび内周面、内輪の外周面に切削面が存在することによ
り、潤滑油の保持性能が向上し、耐摩耗性や耐久性の改
善に寄与することができる。
【図１】本発明に係わる等速自在継手の実施例を示す要
部断面図である。
部断面図である。
【図２】本発明に係わる等速自在継手の製造方法を示す
説明図である。
説明図である。
【図３】ダブルオフセット型等速自在継手の一般的構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図４】図３の等速自在継手が作動角をとった状態の断
面図である。
面図である。
【図５】図３の等速自在継手の要部断面図である。
【図６】図３の等速自在継手の継手構造の他の形態を示
す要部断面図である。
す要部断面図である。
【図７】図３の等速自在継手の継手構造の他の形態を示
す要部断面図である。
す要部断面図である。
１ 外輪 １ａ 内周面 １ｂ 案内溝 ２’ 内輪 ２’ａ 外周面 ２’ａ1 オフセット中心部 ３ ボール ４’ 保持器 ４’ａ 内周面 ４’ｂ 外周面 ４’ｂ1 部分球面 ４’ｂ2 テーパ面
Claims (2)
- 【請求項１】 内周面に軸方向に延びる複数の直線状案
内溝を形成した外輪と、外周面に軸方向に延びる複数の
直線状案内溝を形成した内輪と、外輪の案内溝と内輪の
案内溝とが協働して形成するボールトラックに配された
複数のボールと、各ボールを収容するポケットを備え、
かつ、前記外輪の内周面に接触案内される部分球面状の
外周面の球面中心と前記内輪の球面状外周面に接触案内
される内周面の球面中心とが前記ポケットの中心から軸
方向に等距離オフセットされた保持器とよりなり、 保持器の外周面および内周面、内輪の外周面のうち少な
くとも一面について、外輪と内輪とがとりうる作動角の
範囲内で負荷を受ける領域のみを部分研削したことを特
徴とする等速自在継手。 - 【請求項２】 内周面に軸方向に延びる複数の直線状案
内溝を形成した外輪と、外周面に軸方向に延びる複数の
直線状案内溝を形成した内輪と、外輪の案内溝と内輪の
案内溝とが協働して形成するボールトラックに配された
複数のボールと、各ボールを収容するポケットを備え、
かつ、前記外輪の内周面に接触案内される部分球面状の
外周面の球面中心と前記内輪の球面状外周面に接触案内
される内周面の球面中心とが前記ポケットの中心から軸
方向に等距離オフセットされた保持器とよりなり、 保持器の外周面および内周面、内輪の外周面のうち少な
くとも内輪の外周面について、外輪と内輪とがとりうる
作動角の範囲内で負荷を受ける領域のみを部分研削した
等速自在継手の製造方法であって、 内輪の外周面を通常の曲率より若干小さい曲率で切削形
成し、この外周面を通常の曲率で研削することにより、
内輪の外周面を部分研削するようにしたことを特徴とす
る等速自在継手の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16356495A JPH0914281A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 等速自在継手およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16356495A JPH0914281A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 等速自在継手およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0914281A true JPH0914281A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15776307
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16356495A Withdrawn JPH0914281A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 等速自在継手およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0914281A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19856424A1 (de) * | 1998-12-08 | 2000-08-10 | Gkn Loebro Gmbh | Doppel-Offset-Gelenk mit Zentriermitteln für Käfig |
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-
1995
- 1995-06-29 JP JP16356495A patent/JPH0914281A/ja not_active Withdrawn
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