JPH09142678A - 折り丁自動供給装置 - Google Patents

折り丁自動供給装置

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JPH09142678A
JPH09142678A JP32643395A JP32643395A JPH09142678A JP H09142678 A JPH09142678 A JP H09142678A JP 32643395 A JP32643395 A JP 32643395A JP 32643395 A JP32643395 A JP 32643395A JP H09142678 A JPH09142678 A JP H09142678A
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JP
Japan
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magazine
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feeder
automatic
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Pending
Application number
JP32643395A
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English (en)
Inventor
Toyoaki Nishida
豊明 西田
Shigeyuki Maeno
重行 前野
Suehiro Matsumura
季宏 松村
Ichiro Asada
一郎 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mishima Kosan Co Ltd
Original Assignee
Mishima Kosan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折り丁を丁合い機に自動的にかつタイムリー
に搬送・供給することができる折り丁自動供給装置を提
供する。 【解決手段】 製本ラインCを構成する複数の丁合い機
15に対応して製本ラインCの近傍に配置しかつ終端部
にそれぞれ折り丁取出位置50を設けた複数のマガジン
搬送手段18と、マガジン12を折り丁取出位置50に
位置決め固定するマガジン位置決め手段51と、折り丁
11をマガジン12の上部に設けた開口に向けて突き上
げる折り丁昇降手段52と、突き上げられた折り丁11
を丁合い機15に設けたフィーダーボックス19に移載
する折り丁移載手段53と、フィーダーボックス19内
の折り丁11の消費量を検知する折り丁消費量検知手段
68とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動化された製本
物流システム等において好適に用いることができる折り
丁自動供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大量の定期刊行物が発行されてお
り、そのような定期刊行物は、多数の折り丁を綴じ合わ
せて作られている。この折り丁を1部ずつ製本ラインの
鞍に供給する装置を丁合い機といい、1台の製本ライン
は多数の丁合い機で成り立っている。一つの丁合い機の
フィーダーボックス内に収納できる折り丁は一定の量に
限られており、製本ラインでは折り丁の消費量に合わせ
て、作業者が折り丁をフィーダーボックスに供給する。
これを丁合い載せ作業という。製本工程において迅速な
製本作業を進めるために、1つの製本ラインには多数の
作業者を必要とする。一般に、折り丁は、印刷工場で印
刷して折り込まれた後、スタッカー・バンドラーなどで
一定量の折り丁束として結束バンドや紐で結束され、搬
送用パレット上に山積みされ、その後、フォークリフト
などで搬送され、製本工場の丁合い機の近傍に台分けし
て置かれる。通常の定期刊行物の場合、1台の丁合い機
に対し数個のパレットの折り丁束を消費する。作業者は
パレット上の折り丁束を取り上げて結束バンドを切り、
当て紙を取り、搬送途中或いは結束バンドで変形したり
傷ついたりして製本に使用できない折り丁を除去し、束
をさばいた後に、折り丁束を丁合い機のフィーダーボッ
クスに供給する。コスト削減のためには、一人の作業者
が複数の丁合い機を掛け持ちして、できるだけ多数の折
り丁をタイミング良く供給することが好ましいが、一定
時間内に製本ラインの丁合い機に供給できる折り丁の量
は、人間の肉体的限界から限られている。一方、製本ラ
インで消費される単位時間当たりの折り丁の消費量は、
製本ラインの運転速度によりおよそ一定している。従っ
て、作業者の数はそれらのバランスの上で決められてい
る。また、製本ラインにおいては、丁合い機の折り丁供
給不良などによって、たびたびチョコ停と呼ばれるライ
ン全体の停止状態が発生する。ラインの停止状態では折
り丁は消費されることがないため、作業者の側に供給能
力があっても丁合い機に供給することはできない。
【0003】従来においても、作業者の数を減らし、製
本作業の効率を上げるために、予め検品を終えた折り丁
束をコンベア上に一定量ストックして丁合い機に自動的
に供給する方法が、例えば、実公昭64−4754号公
報や、実開平4−19528号公報や、特開平3−13
3841号公報や、特開平5−338891号公報に開
示されている。また、検品済みの折り丁をマガジンに詰
めて自動的に供給する方法が特開平4−298456号
公報に開示されている。これらは、いずれも、前もっ
て、できるだけ多くの折り丁の供給準備を済ませてスト
ックしておき、製本ラインのチョコ停による直接的な作
業ロスを抑え、かつ丁合い載せに必要な作業者をできる
だけ少なく抑えようとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、印刷工
場から製本工場に持ち込まれる折り丁は、結束すること
により損傷したり、また搬送時に傷んでしまい、丁合い
機が止まったり、故障したりする原因となる。従って、
予め数%の余分な予備折り丁を用意しなければならない
上に、丁合い機供給前の傷んだ折り丁や、切り違えによ
って向きの異なる折り丁の混入を防止するための検品作
業を欠かすことができない。また、チョコ停によって、
作業者の側に供給能力があっても、丁合い機のフィーダ
ーボックス内には一定量以上の折り丁は供給できないの
で、製本ライン全体の作業者が実質的には遊休状態に陥
る。このようなトラブルは、一日のうちに何回も発生す
ることもあるので、多数の製本ラインを有する大規模な
製本工場では、余分な大勢の遊休作業者を抱えることに
なる。
【0005】また、折り丁が入っているマガジンをロボ
ットなどで供給したり、一定量をストックする折り丁自
動供給装置を使ったとしても、消費分の折り丁はいずれ
作業者が台分けされたパレットの上に山積みされた折り
丁束から検品しながらマガジンやコンベアに供給しなけ
ればならない。従って、チョコ停で折り丁の消費が遅れ
たことにより、製本工場全体では間接的に遊休状態の作
業者が生じていることに変わりない。さらには、近年、
製本の省力化、高速化のために製本作業の自動化が求め
られている。製本作業の高速化に加えて、大発行部数の
定期刊行物には、多様化する消費者ニーズに対応する融
通性が求められている。特に、定期刊行物に、その販売
地域や販売対象者によって異なる特別な記事を、製本ラ
インの運転速度を実質的に落とすことなく挿入するた
め、特定の丁合い機に供給する折り丁が臨機応変に取り
替えられる融通性が求められる。これらの要望に応える
ためには、必要な折り丁をタイムリーに管理・供給でき
るものでなければならない。しかし、従来の技術である
単なる折り丁の自動供給装置や、マガジンで不足分の折
り丁を自動供給装置に供給するだけのものでは、これら
の融通性や自動化の要望に応えることができない。
【0006】本発明は、折り丁を丁合い機に自動的にか
つタイムリーに搬送・供給することができる折り丁自動
供給装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の折り丁自動供給装置は、製本ラインを構成する複
数の丁合い機に対応して製本ラインの近傍に配置しかつ
終端部にそれぞれ折り丁取出位置を設けた複数のマガジ
ン搬送手段と、上部の開口から底板上に折り丁を平積み
集積して充填すると共に、前記各マガジン搬送手段上を
前記折り丁取出位置まで搬送される複数のマガジンと、
該各マガジンを前記折り丁取出位置に位置決め固定する
マガジン位置決め手段と、前記折り丁を前記マガジンの
前記開口に向けて突き上げる折り丁昇降手段と、突き上
げられた前記折り丁を前記折り丁取出位置から前記丁合
い機に設けたフィーダーボックスに移載する折り丁移載
手段と、前記フィーダーボックス内の前記折り丁の消費
量を検知する折り丁消費量検知手段とを具備し、該折り
丁消費量検知手段の検知出力に基づいて、前記折り丁昇
降手段及び前記折り丁移載手段を作動して、前記折り丁
を前記マガジンから前記フィーダーボックスに移載する
ように構成している。請求項2記載の折り丁自動供給装
置は、請求項1記載の折り丁自動供給装置において、前
記折り丁移載手段が、前記マガジン内に平積み集積され
ている前記折り丁の束を一括して把持可能な折り丁把持
部を具備し、該折り丁把持部を、水平方向に進退して前
記折り丁の束の底面を支持可能な折り丁把持爪と、前記
折り丁昇降手段に連動して上下方向に進退しつつ前記折
り丁を加圧する折り丁押さえ板とによって構成してい
る。請求項3記載の折り丁自動供給装置は、製本ライン
を構成する複数の丁合い機に対応して製本ラインの近傍
に配置しかつ終端部にそれぞれ折り丁取出位置を設けた
複数のマガジン搬送手段と、上部の開口から底板上に折
り丁を平積み集積して充填すると共に、前記各マガジン
搬送手段上を前記折り丁取出位置まで搬送される複数の
マガジンと、該各マガジンを前記折り丁取出位置に位置
決め固定するマガジン位置決め手段と、前記マガジンの
上方に配置した上下端開口の折り丁取出ガイド筒と、前
記折り丁を該折り丁取出ガイド筒に向けて突き上げる折
り丁昇降手段と、前記折り丁取出ガイド筒に設けられ、
突き上げられた前記折り丁の一部を小束として残りの前
記折り丁から分割する折り丁小束分割手段と、前記折り
丁取出位置から前記丁合い機に設けたフィーダーボック
スに分割された折り丁の小束を移載する折り丁移載手段
と、前記フィーダーボックス内の前記折り丁の消費量を
検知する折り丁消費量検知手段とを具備し、前記折り丁
消費量検知手段の検知出力に基づいて、前記折り丁昇降
手段と、前記折り丁小束分割手段と、前記折り丁移載手
段とを作動して、前記丁合い機へ小束の折り丁を移載可
能としている。
【0008】請求項4記載の折り丁自動供給装置は、製
本ラインを構成する複数の丁合い機に対応して製本ライ
ンの近傍に配置しかつ終端部にそれぞれ折り丁取出位置
を設けた複数のマガジン搬送手段と、上部の開口から底
板上に折り丁を平積み集積して充填すると共に、前記各
マガジン搬送手段上を前記折り丁取出位置まで搬送され
る複数のマガジンと、前記各マガジンを前記折り丁取出
位置に位置決め固定するマガジン位置決め手段と、前記
折り丁を前記マガジンの前記開口に向けて突き上げる折
り丁昇降手段と、該折り丁昇降手段から突き上げられる
折り丁を1部ずつ又は刺身状に丁合い機のフィーダーボ
ックスに供給する折り丁移載手段と、前記フィーダーボ
ックス内の前記折り丁の消費量を検知する折り丁消費量
検知手段とを具備し、該折り丁消費量検知手段の検知出
力に基づいて、前記折り丁昇降手段及び前記折り丁移載
手段を作動して、前記折り丁を前記マガジンから前記フ
ィーダーボックスに移載するように構成している。請求
項5記載の折り丁自動供給装置は、請求項1〜4のいず
れか1項に記載の折り丁自動供給装置において、前記マ
ガジンに該マガジンに収納した前記折り丁の種類、紙
質、ページ数、部数などの情報を有する情報カードを付
設し、かつ、該情報カードから前記情報を読み取る情報
読み取り手段を具備する。請求項6記載の折り丁自動供
給装置は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の折り丁
自動供給装置において、前記折り丁移載手段によってい
ったん前記マガジンから前記丁合い機の前記フィーダー
ボックスに供給して一部を製本に消費した前記折り丁の
束を、前記折り丁移載手段によって前記フィーダーボッ
クスから再度取り上げて、前記折り丁昇降手段と連動し
つつ折り丁供給済みの前記マガジンに再度戻し、前記折
り丁の供給動作に可逆性を付加している。請求項7記載
の折り丁自動供給装置は、請求項6記載の折り丁自動供
給装置において、前記マガジンが具備する情報カードへ
の書込み手段を具備し、前記丁合い機から前記マガジン
に戻して収納する前記折り丁の種類、紙質、ページ数、
部数などの情報を前記マガジンの情報カードに書き込む
ようにしている。
【0009】
【作用】請求項1、2、5〜7記載の折り丁自動供給装
置においては、マガジン搬送手段の折り丁取出位置まで
折り丁を平積み集積したマガジンを搬送すると共に、同
折り丁取出位置に位置決め固定する。丁合い機に取付け
た折り丁消費量検知手段の検知出力に基づいて、折り丁
昇降手段によって折り丁をマガジン内で上方に突き上げ
るとともに、突き上げた折り丁を折り丁移載手段によっ
てマガジンから取り出し、その後、丁合い機のフィーダ
ーボックスに移載する。特に、請求項2記載の折り丁自
動供給装置においては、折り丁移載手段は、マガジンか
らフィーダーボックスに折り丁を移載するに際して、折
り丁取出位置において折り丁把持爪と折り丁押さえ板か
らなる折り丁把持部によって全折り丁の束を一括して把
持し、その後、フィーダーボックスに一括束で移載す
る。請求項3、5〜7記載の折り丁自動供給装置におい
ては、マガジン搬送手段の折り丁取出位置まで折り丁を
平積み集積したマガジンを搬送すると共に、同折り丁取
出位置に位置決め固定する。丁合い機に取付けた折り丁
消費量検知手段の検知出力に基づいて、折り丁昇降手段
によって折り丁をマガジン及びマガジンの上方に配置し
た折り丁取出ガイド内で上方に突き上げるとともに、突
き上げた折り丁の一部を折り丁小束分割手段によって分
割して小束にし、この折り丁の小束を折り丁移載手段に
よって折り丁取出ガイドから取り出し、その後、丁合い
機のフィーダーボックスに移載する。
【0010】請求項4、5記載の折り丁自動供給装置に
おいては、マガジン搬送手段の折り丁取出位置まで折り
丁を平積み集積したマガジンを搬送する。丁合い機に取
付けた折り丁消費量検知手段の検知出力に基づいて、折
り丁昇降手段によって折り丁をマガジン内で上方に突き
上げるとともに、突き上げた折り丁を折り丁移載手段に
よって1枚ずつ又は刺身状にマガジンから取り出し、そ
の後、丁合い機のフィーダーボックスに移載する。特
に、請求項5記載の折り丁自動供給装置においては、マ
ガジンに付設した情報カードから、前記マガジンに収納
した前記折り丁の種類、紙質、ページ数、部数などの情
報を読み取り、本来マガジンが移載されるべき丁合い機
を自ら判定し、丁合い機のフィーダーボックスに折り丁
を供給する際の機械的最適条件を自ら設定しつつ折り丁
を供給する。請求項6記載の折り丁自動供給装置におい
ては、いったんマガジンから丁合い機のフィーダーボッ
クスに供給して一部を製本に消費した折り丁の束を、フ
ィーダーボックスから再度取り上げて折り丁供給済みの
マガジンに再度戻す。請求項7記載の折り丁自動供給装
置は、マガジンが具備する情報カードに、書込み手段に
よって、丁合い機からマガジンに戻して収納する折り丁
の種類、紙質、ページ数、部数などの情報を書き込む。
【0011】
【発明の効果】請求項1、2、5〜7記載の折り丁自動
供給装置においては、マガジン内に平積み集積状態に充
填された折り丁を、折り丁を傷めることなくかつ確実に
丁合い機のフィーダーボックスに供給することができ
る。また、折り丁消費量検知手段の検知出力に基づい
て、折り丁昇降手段及び折り丁移載手段を作動して、折
り丁をマガジンからフィーダーボックスに移載するよう
に構成しているので、常時適正な量の折り丁をフィーダ
ーボックスに供給することができ、丁合い機のチョコ停
を可及的になくすことができる。また、この折り丁自動
供給装置を、折り機からマガジンに折り丁を自動的に充
填することができる折り丁自動充填集積装置と協働して
用いることによって製本用マガジン物流システムを容易
に構築することができる。この場合、折り丁はマガジン
によって保護されて結束バンドによる変形や損傷、及び
搬送時の損傷の心配がなくなり、また、集積は切り違え
することなく一方向で行なわれるので、製本現場では折
り丁を検品する必要がなく、直接丁合い機に自動的に供
給できることになる。従って、従来必要としてきた丁合
い機載せ作業者等が不要となり、省力化できる。
【0012】特に、請求項2記載の折り丁自動供給装置
においては、折り丁移載手段によって、マガジン内に平
積み集積状態で充填されている全折り丁の束を一括して
フィーダーボックスに供給できるので、丁合い機への折
り丁の供給効率を高めることができる。請求項3、5〜
7記載の折り丁自動供給装置においては、折り丁移載手
段によって、マガジン内に平積み集積状態で充填されて
いる折り丁を、小束にしてフィーダーボックスに供給で
きるので、高積みができない丁合い機にも適用すること
ができる。
【0013】請求項4、5記載の折り丁自動供給装置に
おいては、折り丁移載手段によって、マガジン内の折り
丁を1枚ずつ又は刺身状に供給できるので、フィーダー
ボックスを有する丁合い機のみならず、フィーダーボッ
クスを有しない丁合い機にもマガジンから折り丁を供給
することができる。請求項5記載の折り丁自動供給装置
においては、マガジンに付設した情報カードから、前記
マガジンに収納した前記折り丁に関する情報を読み取
り、本来マガジンが移載されるべき丁合い機を自ら判定
し、丁合い機のフィーダーボックスに折り丁を供給する
際の機械的最適条件を自ら設定しつつ折り丁を供給する
ことができるので、丁合い機のチョコ停を可及的になく
すことができる。請求項6記載の折り丁自動供給装置に
おいては、いったんマガジンから丁合い機のフィーダー
ボックスに供給して一部を製本に消費した折り丁の束
を、フィーダーボックスから再度取り上げて折り丁供給
済みのマガジンに再度戻すことができるので、地域ごと
に異なった編集内容で、特定の丁合い機を対する折り丁
を取り替えるような製本作業を行なうことができる。請
求項7記載の折り丁自動供給装置においては、マガジン
が具備する情報カードに、書込み手段によって、丁合い
機からマガジンに戻して収納する折り丁の種類、紙質、
ページ数、部数などの情報を書き込むことによって、上
記した地域ごとに異なった編集内容での製本作業の自動
化を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。なお、添付図中、図1は本発明の第
1の実施の形態に係る折り丁自動供給装置を一部とする
製本用マガジン物流システムの全体構成説明図、図2は
同第1の実施の形態に係る折り丁自動供給装置の全体構
成説明図、図3は図2の矢視I−I図、図4は図2の矢
視II−II図、図5〜図7は同折り丁自動供給装置の動作
説明図、図8は本発明の第2の実施の形態に係る折り丁
自動供給装置の全体構成説明図、図9は図8の矢視III
−III 図、図10は図8の矢視IV−IV図、図11と図1
2は同折り丁自動供給装置の動作説明図、図13は本発
明の第3の実施の形態に係る折り丁自動供給装置の全体
構成説明図、図14は同折り丁自動供給装置の拡大説明
図、図15は図13の矢視V−V図、図16は図13の
矢視VI−VI図、図17〜図19は同折り丁自動供給装置
の動作説明図である。
【0015】まず、本発明の第1の実施の形態に係る折
り丁自動供給装置20の構成を説明するに先立って、こ
の折り丁自動供給装置20を好適に用いることができる
製本用マガジン物流システムAについて、図1を参照し
て簡単に説明する。図示するように、製本用マガジン物
流システムAは、印刷工場内の印刷機Bの一部をなす折
り機10から折り丁11を多数の空のマガジン12内に
順次充填集積する折り丁自動充填集積装置13と、折り
丁11を充填集積したマガジン12を折り丁自動充填集
積装置13から丁合い機15まで搬送するマガジン搬送
手段の一例である第1、第2折り丁充填マガジン搬送コ
ンベア16、17及び並列状態に配置した複数のストッ
カコンベア18と、各ストッカコンベア18の終端でマ
ガジン12から折り丁11を取り出すとともに、各折り
丁11を製本ラインCの一部をなす各丁合い機15のフ
ィーダーボックス19(図2参照)へ供給する折り丁自
動供給装置20と、折り丁11を取り出した後の空のマ
ガジン12を折り丁自動充填集積装置13に搬送する空
マガジン搬送手段としての第1及び第2空マガジン回収
コンベア21、22とからなりマガジン循環搬送路Dを
形成することによって構成されている。さらに、製本用
マガジン物流システムAは、マガジン循環搬送路Dに、
折り丁11を充填集積したマガジン12と、空のマガジ
ン12とを一時的に保管する立体自動倉庫23を設けて
いる。
【0016】折り丁自動充填集積装置13と第1折り丁
充填マガジン搬送コンベア16との間には、充填集積マ
ガジンパレタイザー28が設置されており、このパレタ
イザー28は、折り丁11を、後述する折り丁自動充填
集積装置13のマガジン搬送コンベア38から第1折り
丁充填マガジン搬送コンベア16上を搬送されるパレッ
ト14上に移載することができる。第1折り丁充填マガ
ジン搬送コンベア16の終端と第2折り丁充填マガジン
搬送コンベア17の始端との間には、充填集積済みデパ
レタイザー30が設置されており、この充填集積済みデ
パレタイザー30は、第1折り丁充填マガジン搬送コン
ベア16の終端まで搬送されてきた折り丁11を充填集
積したマガジン12を、パレット14から一個ずつ取り
出して、第2折り丁充填マガジン搬送コンベア17の始
端に移載することができる。第2折り丁充填マガジン搬
送コンベア17と、この第2折り丁充填マガジン搬送コ
ンベア17と直交する方向に配置した複数のストッカコ
ンベア18との間には、図示しないが、それぞれストッ
パーとプッシャーの組み合わせからなるマガジン移載機
構が設置されており、このマガジン移載機構によって、
第2折り丁充填マガジン搬送コンベア17の終端から各
ストッカコンベア18の始端に折り丁11を充填集積し
たマガジン12内に移載することができる。
【0017】製本ラインCは、図1においては、前述し
た丁合い機15と、バインダー31と、表紙くるみ機3
2と、断裁機33と、結束機34と、出来本パレタイザ
ー35aと、フィルム包装機35とからなる。第1空マ
ガジン回収コンベア21の終端と第2空マガジン回収コ
ンベア22の始端との間には、回収マガジンパレタイザ
ー36が設置されており、この回収マガジンパレタイザ
ー36は、第1空マガジン回収コンベア21の終端まで
搬送されてきた空のマガジン12を、一個ずつパレット
14に載せることによって、第2空マガジン回収コンベ
ア22の始端に移載することができる。
【0018】第2空マガジン回収コンベア22の終端側
には、空マガジンデパレタイザー39が設けられてお
り、この空マガジンデパレタイザー39は、空のマガジ
ン12を、第2空マガジン回収コンベア22上のパレッ
ト14からストッカコンベア37に移載することができ
る。また、充填集積済みデパレタイザー30と回収マガ
ジンパレタイザー36との間には空パレット回収コンベ
ア43が設置されており、空のパレット14を第1折り
丁充填マガジン搬送コンベア16の終端から第2空マガ
ジン回収コンベア22の始端に移送することができる。
【0019】次に、図1に示す製本用マガジン物流シス
テムAを用いての製本作業を簡単に説明する。折り機1
0から排出された折り丁11を、折り丁自動充填集積装
置13によってマガジン12内に充填し、充填した折り
丁11に関する種類や、ページ数や部数などの情報をマ
ガジン12の外面に付設した情報カード40(図3参
照)に情報読み取り手段の一例である情報入出力装置4
2によって記録する。その後、折り丁11を充填したマ
ガジン12を、マガジン搬送コンベア38から充填集積
マガジンパレタイザー28によって第1折り丁充填マガ
ジン搬送コンベア16に移載する。次に、この第1折り
丁充填マガジン搬送コンベア16によってマガジン12
を立体自動倉庫23に搬送して棚に格納し、必要に応じ
て、折り丁11を充填したマガジン12を立体自動倉庫
23から取り出し、第1折り丁充填マガジン搬送コンベ
ア16→第2折り丁充填マガジン搬送コンベア17→ス
トッカコンベア18を通して折り丁取出位置までマガジ
ン12を搬送する。
【0020】図示しない情報入出力装置によって、再
度、マガジン12に付設した情報カード40を読み込
み、各丁合い機15に搬送されるべき折り丁11に相違
ないことを確認する。折り丁自動供給装置20によっ
て、折り丁取出位置で位置決めされたマガジン12から
折り丁11を取り出すとともに、取り出した折り丁11
を対応する丁合い機15のフィーダーボックス19に供
給し、製本ラインの運転を開始する。空のマガジン12
を第1空マガジン回収コンベア21と回収マガジンパレ
タイザー36を介して、第2マガジン回収コンベア22
の始端に搬送されてきたパレット14上に山積みし、そ
の後、回収したマガジン12は、パレット14と共に立
体自動倉庫23の棚に格納される。立体自動倉庫23内
において、回収した空のマガジン12は、次の折り丁1
1の印刷に備えて待機し、一方、折り丁11を回収した
マガジン12は、次に必要となる製本に備えて待機す
る。そして、次の印刷指令が出た場合は、回収してパレ
ット14上に山積みした空のマガジン12を、次の折り
丁11の印刷に備えて、立体自動倉庫23から空マガジ
ンデパレタイザー39に搬送し、パレット14から空の
マガジン12をストッカコンベア37に移送し、再び、
折り丁自動充填集積装置13に供給する。
【0021】次に、本実施の形態に係る折り丁自動供給
装置20の構成について説明する。図2〜図7に示すよ
うに、折り丁自動供給装置20は、実質的に、始端側を
第2折り丁充填集積マガジン搬送コンベア17の終端側
に連絡するとともに、終端側に折り丁取出位置50を設
けた複数のストッカコンベア18と、各ストッカコンベ
ア18の折り丁取出位置50に折り丁11を充填集積済
みのマガジン12を位置決めするマガジン位置決め装置
51(図3参照)と、折り丁取出位置50において、マ
ガジン12中の折り丁11を昇降する折り丁昇降手段の
一例である折り丁昇降装置52と、折り丁取出位置50
から丁合い機15のフィーダーボックス19まで折り丁
11を移載する折り丁移載手段の一例である折り丁移載
装置53とを具備する。
【0022】上記した構成において、マガジン位置決め
装置51は、図3に示すように、ストッカコンベア18
の終端部の両側部に設けたソレノイド駆動の一対の位置
決めピン54からなる。折り丁昇降装置52は、図2に
示すように、ストッカコンベア18の折り丁取出位置5
0の直下に設けられており、ストッカコンベア18の支
持脚55に沿って取付けられた昇降シリンダ56と、昇
降シリンダ56の作動ロッドの先端に取付けた水平支持
板57と、水平支持板57の上面に立設し、昇降シリン
ダ56の駆動に連動して、マガジン12の底板12aに
設けた透孔12bを通してマガジン12内に進出可能な
折り丁昇降ロッド58とからなる。折り丁移載装置53
は、図2に示すように、ストッカコンベア18の折り丁
取出位置50の上方において、ストッカコンベア18の
搬送方向と直交する方向に門型フレーム59a上を走行
する横架走行ビーム59を配設し、横架走行ビーム59
にストッカコンベア18と同一方向に走行する走行台車
60を取付け、走行台車60に図示しない昇降装置を介
して昇降機枠62を上下方向に移動自在に取付け、昇降
機枠62の頂部に昇降シリンダ61を取付けるととも
に、この昇降シリンダ61の下方に向けて伸延する伸縮
ロッド64の先端に折り丁押さえ板63を取付け、か
つ、昇降機枠62の側壁の下端にフォーク状の折り丁把
持爪65を有する垂直フレーム66を、水平駆動シリン
ダ67によって、前記側壁に対して接離自在に取付ける
ことによって構成されている。なお、折り丁押さえ板6
3と折り丁把持爪65によって折り丁把持部が形成され
る。
【0023】図3に示すように、折り丁自動供給装置2
0は、その折り丁取出位置50に情報入出力装置42を
設けている。この情報入出力装置42によって、マガジ
ン12の情報カード40に書き込まれた、マガジン12
が収納する折り丁11の種類、性質、ページ数及び部数
や、本来マガジン12が搬送されるべき製本ラインCの
丁合い機番号等の情報を読み取ることができ、本来折り
丁11が搬送され供給されるべき丁合い機15を自ら判
定し、フィーダーボックス19に折り丁11を供給する
際の機械的な最適条件を自ら設定しつつ、折り丁11を
供給するようにしている。また、折り丁自動供給装置2
0は、図4に示すように、フィーダーボックス19の下
部に光電管等からなる折り丁消費量検出手段の一例であ
る折り丁高さ位置検出センサ68を設けており、同折り
丁高さ位置検出センサ68によって、フィーダーボック
ス19内の折り丁11が一定量以下になると信号を発生
するようにしている。また、フィーダーボックス19
は、図2に示すように、丁合い機15への供給を容易に
するため、マガジン12と略同様な筒状構成を有してい
る。なお、図2において、69は丁合い機15の内部に
元来設置されている鞍、70は丁合い機15のグリッパ
ー付ドラムである。
【0024】次に、上記した構成を有する折り丁自動供
給装置20の作動について説明する。まず、折り丁自動
充填集積装置20を用いて折り丁取出位置50から折り
丁11をフィーダーボックス19に移載する通常の作業
について説明する。 1)図2に示すように、ストッカコンベア18上の折り
丁取出位置50に折り丁11を充填集積したマガジン1
2を搬送する。 2)図3に示すように、マガジン位置決め装置51によ
って、マガジン12を、折り丁取出位置50に位置決め
するとともに位置決めピン54によって固定する。 3)図3に示すように、折り丁取出位置50に固定され
ているマガジン12の情報カード40から情報入出力装
置42によってマガジン12に収納する折り丁11に関
する情報を読み込み、指定の折り丁11が指定の丁合い
機15に到着したことを確認する。
【0025】4)図4に示すように、丁合い機15のフ
ィーダーボックス19で折り丁11が消費されて一定量
に減少すると、折り丁高さ位置検出センサ68が不足信
号を発生する。 5)図5(a)に示すように、折り丁不足信号が発生し
た丁合い機15に対応するストッカコンベア18上に折
り丁移載装置53の垂直フレーム66を移動し、折り丁
把持爪65の上面がX面になった時点で停止する。 6)図5(a)に示すように、折り丁押さえ板63を下
降させてマガジン12の折り丁11の束の上面を抑え
る。
【0026】7)図5(b)に示すように、折り丁昇降
装置52の折り丁昇降ロッド58で、折り丁11の束を
折り丁押さえ板63の押圧力に抗しつつ押し上げる。 8)図5(c)に示すように、X面の高さに停止した折
り丁移載装置53の折り丁把持爪65の上面の高さに対
して、折り丁11の束の最下部がわずかに高い位置とな
る高さまで折り丁昇降ロッド58を押し上げる。 9)図5(c)、(d)に示すように、折り丁把持爪6
5を前進させた後に、折り丁昇降ロッド58を下降させ
て、折り丁把持爪65と折り丁押さえ板63で折り丁1
1を挟む。
【0027】10)図5(e)に示すように、折り丁移
載装置53を垂直移動させた後、図6(a)に示すよう
に、丁合い機15のフィーダーボックス19の上方に移
動する。 11)図6(b)に示すように、折り丁移載装置53の
折り丁把持爪65をフィーダーボックス19の上方から
Y面の高さまで、スリットZ(図4参照)を通して下降
し、停止する。 12)図6(c)に示すように、折り丁把持爪65を後
退させると、折り丁11の束はフィーダーボックス19
のスリットZ側の壁面側に押しつけられながら落下す
る。
【0028】13)図6(d)に示すように、折り丁押
さえ板63のロックを解除して上昇させ、折り丁把持爪
65を所定の位置に上昇及び退避させて折り丁11の供
給動作を完了する。 14)予め折り丁11の回収がプログラムされない場合
には、ストッカコンベア18の位置決めピン54が解除
され(図3参照)、マガジン12を第1空マガジン回収
コンベア21に送り、折り丁11の回収が予定される場
合には、マガジン12は折り丁取出し位置50に止ま
る。
【0029】次に、前記した折り丁自動供給装置20を
用いて、例えば、地域ごとに異なった編集内容で、特定
の丁合い機15に対する折り丁11を取り替えるような
製本作業を行なう場合について説明する。 1)システムコントローラから指定の丁合い機15に対
応する折り丁移載装置53に戻し動作の信号を入れる。 2)図7(a)、(b)に示すように、折り丁移載装置
53の後退位置の折り丁把持爪65を、フィーダーボッ
クス19上方からフィーダーボックス19の底面よりわ
ずかに低い位置まで下降する。 3)図7(c)に示すように、折り丁把持爪65を前進
させると同時に折り丁押さえ板63を下降させる。
【0030】4)図7(d)に示すように、折り丁移載
装置53を上昇させると、折り丁把持爪65と折り丁押
さえ板63との間にフィーダーボックス19内の折り丁
11の束が把持される。 5)図5(d)に示すように、折り丁把持爪65をマガ
ジン12上方のX面の位置に移動させて停止する。 6)図5(b)に示すように、折り丁昇降ロッド58を
上昇させて、折り丁11を、折り丁昇降ロッド58と折
り丁押さえ板63との間で把持し、折り丁把持爪65を
後退させる。
【0031】7)図5(a)に示すように、折り丁昇降
ロッド58を下降させると、折り丁11は、折り丁押さ
え板63に押されながらマガジン12の底部に収納され
る。 8)マガジン12の情報カード40に情報入出力装置4
2を介して、マガジン12に収納する折り丁11に関す
る情報を書き込む。 9)マガジン12から位置決めピン54が解除されて、
マガジン12は第1空マガジン回収コンベア21に送ら
れる。 10)折り丁把持爪65を所定位置に退避させて戻し動
作を終了する。
【0032】次に、第2の実施の形態に係る折り丁自動
供給装置20Aの構成について説明する。図8〜図12
に示すように、折り丁自動供給装置20Aは、実質的
に、終端側に折り丁取出位置71を設けたマガジン搬送
手段の一例である複数のストッカコンベア72と、各ス
トッカコンベア72の折り丁取出位置71に折り丁11
を充填集積済みのマガジン12を位置決め固定するマガ
ジン位置決め手段の一例であるマガジン位置決め装置7
3(図9参照)と、折り丁取出位置71において、マガ
ジン12の上方に配置した上下端開口の折り丁取出ガイ
ド筒74と、マガジン12中の折り丁11を折り丁取出
ガイド筒74に向けて突き出す折り丁昇降手段の一例で
ある折り丁昇降装置75と、突き上げられた折り丁11
の一部を小束として残りの折り丁11から分割する折り
丁小束分割手段の一例である折り丁小束分割装置76
と、分割された折り丁11の小束を、マガジン12から
丁合い機15のフィーダーボックス19まで移送する折
り丁移載手段の一例である折り丁移載装置77とを具備
する。
【0033】上記した構成において、マガジン位置決め
装置73は、図9に示すように、ストッカコンベア72
の終端部の両側部に設けたソレノイド駆動の一対の位置
決めピン78からなる。折り丁昇降装置75は、図8に
示すように、ストッカコンベア72の折り丁取出位置7
1の直下に設けられており、ストッカコンベア72の支
持脚78aに沿って取付けられた昇降シリンダ79と、
昇降シリンダ79の作動ロッドの先端に取付けた水平支
持板80と、水平支持板80の上面に立設し、昇降シリ
ンダ79の駆動に連動して、マガジン12の底板12a
に設けた透孔12bを通してマガジン12内に進出可能
な折り丁昇降ロッド81とからなる(図9参照)。折り
丁小束分割装置76は、図8及び図11に示すように、
折り丁取出ガイド筒74に固着した取付板82と、この
取付板82に取付けた折り丁突き上げシリンダ83と摺
動分割板84とからなる。そして、折り丁突き上げシリ
ンダ83は、図11に示すように、その先端に設けた突
き上げ片85によって折り丁取出ガイド筒74内に平積
み集積した折り丁11内に進入してその一側周縁部を上
方に突き上げて間隙gを形成することができる。一方、
摺動分割板84は駆動機構を内蔵し水平レール86に沿
って進退する摺動体87の先端に取付けられており、上
記した間隙gを通って折り丁11を分割することがで
き、その上部に折り丁11の小束が形成されることにな
る。折り丁移載装置77は、図8、図11及び図12に
示すように、ストッカコンベア72の折り丁取出位置7
1の上方において、ストッカコンベア72の搬送方向と
直交する方向に門型フレーム88上を走行する横架走行
ビーム89を配設し、横架走行ビーム89にストッカコ
ンベア72と同一方向に走行する走行台車90を取付
け、走行台車90に図示しない昇降装置を介して昇降機
枠91を上下方向に移動自在に取付け、昇降機枠91の
下端に爪拡縮機能を有するグリッパ装置92を取付け、
このグリッパ装置92に平行間隔を開けて一対の折り丁
把持爪93を取付けることによって構成している。ま
た、図11(a)に示すように、折り丁取出ガイド筒7
4は、その両側側壁に上端が開口した折り丁把持爪逃が
し溝96を設けており、この折り丁把持爪逃がし溝96
によって、後述するように、上記したグリッパ装置92
の折り丁把持爪93は折り丁11の小束を把持してフィ
ーダーボックス19に移載することができる。
【0034】図9に示すように、折り丁自動供給装置2
0Aは、その折り丁取出位置71に情報読み取り手段の
一例である情報入出力装置94を設けている。この情報
入出力装置94によって、マガジン12の情報カード4
0に書き込まれた、マガジン12が収納する折り丁11
の種類、性質、ページ数及び部数や、本来マガジン12
が搬送されるべき製本ラインCの丁合い機番号等の情報
を読み取ることができ、本来折り丁11が搬送され供給
されるべき丁合い機15を自ら判定し、フィーダーボッ
クス19に折り丁11を供給する際の機械的な最適条件
を自ら設定しつつ、折り丁11を供給するようにしてい
る。また、折り丁自動供給装置20Aは、図10に示す
ように、フィーダーボックス19の下部に光電管等から
なる折り丁消費量検出手段の一例である折り丁高さ位置
検出センサ95を設けており、同折り丁高さ位置検出セ
ンサ95によって、フィーダーボックス19内の折り丁
11が一定量以下になると信号を発生するようにしてい
る。
【0035】次に、上記した構成を有する折り丁自動供
給装置20Aの作動について説明する。まず、通常の折
り丁11の供給について説明する。 1)図8に示すように、折り丁11を充填したマガジン
12がストッカコンベア72によって折り丁取出位置7
1まで搬送されてくる。 2)図9に示すように、マガジン12は折り丁取出位置
71に停止後、位置決めピン78によって位置決め固定
される。 3)図9に示すように、停止位置でマガジン12の情報
カード40から、情報入出力装置94が、マガジン12
に収納する折り丁11に関する情報を読み込み、指定の
折り丁11が指定の丁合い機15に到着したことを確認
する。 4)図10に示すように、丁合い機15のフィーダーボ
ックス19で折り丁11が消費されて一定量に減少し、
折り丁高さ位置検出センサ95が作動して折り丁11の
不足信号を発生する。 5)図11(a)に示すように、折り丁昇降装置75の
折り丁昇降ロッド81で、マガジン12内に平積み集積
されている折り丁11の束を折り丁取出ガイド筒74に
向けて押し上げる。 6)図11(b)に示すように、折り丁11の束の最上
部が、図示しない光電管が作動する一定の高さまで、折
り丁11の束を折り丁昇降ロッド81で押し上げる。
【0036】7)図11(c)に示すように、折り丁突
き上げシリンダ83を作動して折り丁突き上げ片85を
前進させ、折り丁11の束に隙間gをつくる。 8)図11(d)に示すように、隙間gに向かって摺動
分割板84を前進させると同時に折り丁昇降ロッド81
をわずかに下降させると、摺動分割板84上に折り丁1
1の小束ができる。 9)図11(e)及び図12(a)に示すように、折り
丁突き上げシリンダ83を作動して折り丁突き上げ片8
5を後退させ、折り丁移載装置77の昇降機枠91を下
降させて、グリッパ装置92の折り丁把持爪93の高さ
が摺動分割板84の上面よりわずかに低い位置で停止さ
せる。 10)図12(b)、(c)に示すように、グリッパ装
置92の折り丁把持爪93を閉じて、摺動分割板84を
後退させ、折り丁11の小束を把持し、折り丁把持爪逃
がし溝96に沿って持ち上げる。 11)図12(d)、(e)、(f)に示すように、折
り丁移載装置77の昇降機枠91をフィーダーボックス
19側に移動させて、スリットZを通して下降し、折り
丁11をフィーダーボックス19に供給する。 12)予め折り丁11の回収がプログラムされない場合
には、ストッカコンベア72の位置決めピン78が解除
されて、マガジン12は空マガジン回収コンベア98側
に送られ、折り丁11の回収が予定される場合には、マ
ガジン12は折り丁取出位置71に留まる。
【0037】次に、折り丁束の戻し動作について説明す
る。 1)図示しないシステムコントローラから指定の丁合い
機15に戻し動作の信号を入れる。 2)図12(g)、(h)に示すように、折り丁移載装
置77を駆動して前進させ、前進位置において、グリッ
パ装置92の折り丁把持爪93を、フィーダーボックス
19の上方からフィーダーボックス19の底面よりわず
かに低い位置まで下降し停止する。 3)図12(i)、(j)に示すように、折り丁把持爪
93を閉じて折り丁11を把持し、再び折り丁移載装置
77の昇降機枠91を上昇させる。 4)図12(b)に示すように、摺動分割板84で閉じ
た折り丁取出ガイド筒74方向に昇降機枠91を下降さ
せ、折り丁把持爪93が摺動分割板84の上面よりわず
かに低い位置で停止すると、折り丁11の束は摺動分割
板84に載せられる。 5)図11(d)、(b)に示すように、折り丁把持爪
93を開いて折り丁移載装置77の昇降機枠91を退避
させる。
【0038】6)図11(b)に示すように、折り丁昇
降ロッド81を上昇させて折り丁11を折り丁昇降ロッ
ド81に載せ、摺動分割板84を後退させる。 7)図11(a)に示すように、折り丁昇降ロッド81
を下降させると、折り丁11はマガジン12の底部に収
納される。 8)マガジン12の情報カード40に情報入出力装置9
4によって、マガジン12に収納する折り丁11に関す
る情報を書き込む。 9)マガジン12の位置決めピン78が解除されて、マ
ガジン12が空マガジン回収コンベア98側に送られ
る。 10)折り丁移載装置77の昇降機枠91を所定位置に
退避させて戻し動作を終了する。
【0039】次に、第3の実施の形態に係る折り丁自動
供給装置20Bの構成について説明する。図13〜図1
9に示すように、折り丁自動供給装置20Bは、実質的
に、終端側に折り丁取出位置100を設けたマガジン搬
送手段の一例である複数のストッカコンベア101と、
各ストッカコンベア101の折り丁取出位置100に折
り丁11を充填集積済みのマガジン12を位置決め固定
するマガジン位置決め手段の一例であるマガジン位置決
め装置102(図15参照)と、マガジン12中の折り
丁11を上方に向けて突き出す折り丁昇降手段の一例で
ある折り丁昇降装置103と、突き上げられた折り丁1
1を、1部ずつ又は刺身状に丁合い機104のフィーダ
ーボックス105まで移送する折り丁移載手段の一例で
ある折り丁移載装置106とを具備する。
【0040】上記した構成において、マガジン位置決め
装置102は、図15に示すように、ストッカコンベア
101の終端部の両側部に設けたソレノイド駆動の一対
の位置決めピン107からなる。折り丁昇降装置103
は、図13に示すように、ストッカコンベア101の折
り丁取出位置100の直下に設けられており、ストッカ
コンベア101の支持脚108に沿って取付けられた昇
降シリンダ109と、昇降シリンダ109の作動ロッド
の先端に取付けた水平支持板110と、水平支持板11
0の上面に立設し、昇降シリンダ109の駆動に連動し
て、マガジン12の底板12aに設けた透孔12bを通
してマガジン12内に進出可能な折り丁昇降ロッド11
1とからなる(図15参照)。折り丁移載装置106
は、図13及び図14に示すように、マガジン位置決め
装置102によって位置決め固定されたマガジン12の
上方に配設した吸着パッド112付の昇降アーム113
と、吸着パッド112の上方に配設し、内部に真空チャ
ンバー114を有するとともに、その下面に折り丁吸着
搬送面115を有する吸着搬送コンベア116と、始端
側を吸着搬送コンベア116に連絡するとともに、終端
側をフィーダーボックス105に連絡する折り丁供給コ
ンベア117とからなる。そして、真空チャンバー11
4は真空ポンプなどの真空発生装置と空気吸引パイプ1
18を通して連通連結されている。また、折り丁供給コ
ンベア117は、図14に示すように、重合状態に設け
た上、下屈曲搬送コンベア119、120からなり、各
コンベア119、120は、それぞれ、第1傾斜コンベ
ア119a、120aと、第2水平コンベア119b、
120bとを具備する。そして、上、下屈曲搬送コンベ
ア119、120の間に挟持した状態で、折り丁11
を、1部ずつ、又は、刺身状、即ち、一部分重合状態
に、マガジン12からフィーダーボックス105に向け
て供給することができる。
【0041】図15に示すように、折り丁自動供給装置
20Bは、その折り丁取出位置100に情報読み取り手
段の一例である情報入出力装置121を設けている。こ
の情報入出力装置121によって、マガジン12の情報
カード40に書き込まれた、マガジン12が収納する折
り丁11の種類、性質、ページ数及び部数や、本来マガ
ジン12が搬送されるべき製本ラインCの丁合い機番号
等の情報を読み取ることができ、本来折り丁11が搬送
され供給されるべき丁合い機15を自ら判定し、フィー
ダーボックス105に折り丁11を供給する際の機械的
な最適条件を自ら設定しつつ折り丁11を供給するよう
にしている。また、折り丁自動供給装置20Bは、図1
6に示すように、フィーダーボックス105の下部に光
電管等からなる折り丁消費量検出手段の一例である折り
丁高さ位置検出センサ122を設けており、この折り丁
高さ位置検出センサ122によって、フィーダーボック
ス105内の折り丁11が一定量以下になると不足信号
を発生するようにしている。
【0042】次に、上記した構成を有する折り丁自動供
給装置20Bの作動について説明する。 1)図13に示すように、ストッカコンベア101上を
充填集積済みのマガジン12が折り丁取出位置100ま
で搬送されてくる。 2)図15に示すように、マガジン12を位置決めピン
107で折り丁取出位置100に停止させ固定する。 3)図13に示すように、折り丁11の束の最上部が図
示しない折り丁高さ位置検出センサで検出される一定の
高さまで、マガジン12内の折り丁11を折り丁昇降装
置103を作動し、その折り丁昇降ロッド111で押し
上げる。 4)図15に示すように、折り丁取出位置100でマガ
ジン12の情報カード40から情報入出力装置121が
マガジン12に収納する折り丁11に関する情報を読み
込み、指定の折り丁11が指定の丁合い機104に到着
したことを確認する。 5)図13及び図16に示すように、丁合い機104の
フィーダーボックス105で折り丁11が消費されて一
定量以下に減少し、折り丁高さ位置検出センサ122が
作動して、折り丁11の不足信号を発生する。 6)図14に示すように、最上部の折り丁11を吸着パ
ッド112で吸着して、昇降アーム113を介して吸着
搬送コンベア116に移送させると、折り丁11は、吸
着搬送コンベア116に設けた多数の小孔を介して、吸
着搬送コンベア116に内蔵する真空チャンバー114
によって、吸着搬送コンベア116の折り丁吸着搬送面
115に吸着される。
【0043】7)図14、図17、図18、図19に示
すように、吸着パッド112の供給タイミングが遅いと
きは、折り丁11は1部ずつフィーダーボックス105
側に搬送される。 8)一方、吸着パッド112の供給タイミングが速いと
きは、先に吸着された折り丁11が後に吸着された折り
丁11と重なって、刺身状にフィーダーボックス105
側に搬送される。 9)図14に示すように、フィーダーボックス105側
に搬送されて落下した折り丁11は、再び、フィーダー
ボックス105内に平積みされる。 10)図13に示すように、折り丁11を供給してしま
った空のマガジン12は、ストッカコンベア101の位
置決めピン107が解除されて、空マガジン回収コンベ
ア123に送られる。以上本発明を第1〜第3の実施の
形態を参照して説明してきたが、本発明は何らこれら実
施の形態の構成に限定されるものではなく、例えば、第
1及び第2の実施の形態に係る情報入出力装置42、9
4を書込み手段として用い前記丁合い機から前記マガジ
ンに戻して収納する前記折り丁の種類、紙質、ページ
数、部数などの情報を前記マガジンの情報カードに書き
込むようにした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る折り丁自動供
給装置を一部とする製本用マガジン物流システムの全体
構成説明図である。
【図2】同折り丁自動供給装置の全体構成説明図であ
る。
【図3】図2の矢視I−I図である。
【図4】図2の矢視II−II図である。
【図5】同折り丁自動供給装置の動作説明図である。
【図6】同折り丁自動供給装置の動作説明図である。
【図7】同折り丁自動供給装置の動作説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る折り丁自動供
給装置の全体構成説明図である。
【図9】図8の矢視III −III 図である。
【図10】図8の矢視IV−IV図である。
【図11】同折り丁自動供給装置の動作説明図である。
【図12】同折り丁自動供給装置の動作説明図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態に係る折り丁自動
供給装置の全体構成説明図である。
【図14】同折り丁自動供給装置の拡大説明図である。
【図15】図13の矢視V−V図である。
【図16】図13の矢視VI−VI図である。
【図17】同折り丁自動供給装置の動作説明図である。
【図18】同折り丁自動供給装置の動作説明図である。
【図19】同折り丁自動供給装置の動作説明図である。
【符号の説明】
A 製本用マガジン物流システム B 印刷機 C 製本ライン D マガジン循
環搬送路 Z スリット g 隙間 10 折り機 11 折り丁 12 マガジン 12a 底板 12b 透孔 13 折り丁自
動充填集積装置 14 パレット 15 丁合い機 16 第1折り丁充填マガジン搬送コンベア 17 第2折り丁充填マガジン搬送コンベア 18 ストッカコンベア 19 フィーダ
ーボックス 20 折り丁自動供給装置 20A 折り丁
自動供給装置 20B 折り丁自動供給装置 21 第1空マ
ガジン回収コンベア 22 第2空マガジン回収コンベア 23 立体自動
倉庫 28 充填集積マガジンパレタイザー 30 充填集積
済みデパレタイザー 31 バインダー 32 表紙くる
み機 33 断裁機 34 結束機 35 フィルム包装機 35a 出来本
パレタイザー 36 回収マガジンパレタイザー 37 ストッカ
コンベア 38 マガジン搬送コンベア 39 空マガジ
ンデパレタイザー 40 情報カード 42 情報入出
力装置 43 空パレット回収コンベア 50 折り丁取
出位置 51 マガジン位置決め装置 52 折り丁昇
降装置 53 折り丁移載装置 54 位置決め
ピン 55 支持脚 56 昇降シリ
ンダ 57 水平支持板 58 折り丁昇
降ロッド 59 横架走行ビーム 59a 門型フ
レーム 60 走行台車 61 昇降シリ
ンダ 62 昇降機枠 63 折り丁押
さえ板 64 伸縮ロッド 65 折り丁把
持爪 66 垂直フレーム 67 水平駆動
シリンダ 68 折り丁高さ位置検出センサ 69 鞍 70 グリッパー付ドラム 71 折り丁取
出位置 72 ストッカコンベア 73 マガジン
位置決め装置 74 折り丁取出ガイド筒 75 折り丁昇
降装置 76 折り丁小束分割装置 77 折り丁移
載装置 78 位置決めピン 78a 支持脚 79 昇降シリンダ 80 水平支持
板 81 折り丁昇降ロッド 82 取付板 83 折り丁突き上げシリンダ 84 摺動分割
板 85 突き上げ片 86 水平レー
ル 87 摺動体 88 門型フレ
ーム 89 横架走行ビーム 90 走行台車 91 昇降機枠 92 グリッパ
装置 93 折り丁把持爪 94 情報入出
力装置 95 折り丁高さ位置検出センサ 96 折り丁把
持爪逃がし溝 98 空マガジン回収コンベア 100 折り丁
取出位置 101 ストッカコンベア 102 マガジ
ン位置決め装置 103 折り丁昇降装置 104 丁合い
機 105 フィーダーボックス 106 折り丁
移載装置 107 位置決めピン 108 支持脚 109 昇降シリンダ 110 水平支
持板 111 折り丁昇降ロッド 112 吸着パ
ッド 113 昇降アーム 114 真空チ
ャンバー 115 折り丁吸着搬送面 116 吸着搬
送コンベア 117 折り丁供給コンベア 118 空気吸
引パイプ 119 上屈曲搬送コンベア 119a 第1
傾斜コンベア 119b 第2水平コンベア 120 下屈曲
搬送コンベア 120a 第1傾斜コンベア 120b 第2
水平コンベア 121 情報入出力装置 122 折り丁
高さ位置検出センサ 123 空マガジン回収コンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松村 季宏 福岡県北九州市八幡東区枝光2丁目1番15 号 三島光産株式会社内 (72)発明者 浅田 一郎 福岡県北九州市八幡東区枝光2丁目1番15 号 三島光産株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製本ラインを構成する複数の丁合い機に
    対応して製本ラインの近傍に配置しかつ終端部にそれぞ
    れ折り丁取出位置を設けた複数のマガジン搬送手段と、
    上部の開口から底板上に折り丁を平積み集積して充填す
    ると共に、前記各マガジン搬送手段上を前記折り丁取出
    位置まで搬送される複数のマガジンと、該各マガジンを
    前記折り丁取出位置に位置決め固定するマガジン位置決
    め手段と、前記折り丁を前記マガジンの前記開口に向け
    て突き上げる折り丁昇降手段と、突き上げられた前記折
    り丁を前記折り丁取出位置から前記丁合い機に設けたフ
    ィーダーボックスに移載する折り丁移載手段と、前記フ
    ィーダーボックス内の前記折り丁の消費量を検知する折
    り丁消費量検知手段とを具備し、該折り丁消費量検知手
    段の検知出力に基づいて、前記折り丁昇降手段及び前記
    折り丁移載手段を作動して、前記折り丁を前記マガジン
    から前記フィーダーボックスに移載するように構成した
    ことを特徴とする折り丁自動供給装置。
  2. 【請求項2】 前記折り丁移載手段が、前記マガジン内
    に平積み集積されている前記折り丁の束を一括して把持
    可能な折り丁把持部を具備し、該折り丁把持部を、水平
    方向に進退して前記折り丁の束の底面を支持可能な折り
    丁把持爪と、前記折り丁昇降手段に連動して上下方向に
    進退しつつ前記折り丁を加圧する折り丁押さえ板とによ
    って構成したことを特徴とする請求項1記載の折り丁自
    動供給装置。
  3. 【請求項3】 製本ラインを構成する複数の丁合い機に
    対応して製本ラインの近傍に配置しかつ終端部にそれぞ
    れ折り丁取出位置を設けた複数のマガジン搬送手段と、
    上部の開口から底板上に折り丁を平積み集積して充填す
    ると共に、前記各マガジン搬送手段上を前記折り丁取出
    位置まで搬送される複数のマガジンと、該各マガジンを
    前記折り丁取出位置に位置決め固定するマガジン位置決
    め手段と、前記マガジンの上方に配置した上下端開口の
    折り丁取出ガイド筒と、前記折り丁を該折り丁取出ガイ
    ド筒に向けて突き上げる折り丁昇降手段と、前記折り丁
    取出ガイド筒に設けられ、突き上げられた前記折り丁の
    一部を小束として残りの前記折り丁から分割する折り丁
    小束分割手段と、前記折り丁取出位置から前記丁合い機
    に設けたフィーダーボックスに分割された折り丁の小束
    を移載する折り丁移載手段と、前記フィーダーボックス
    内の前記折り丁の消費量を検知する折り丁消費量検知手
    段とを具備し、前記折り丁消費量検知手段の検知出力に
    基づいて、前記折り丁昇降手段と、前記折り丁小束分割
    手段と、前記折り丁移載手段とを作動して、前記丁合い
    機へ小束の折り丁を移載可能としたことを特徴とする折
    り丁自動供給装置。
  4. 【請求項4】 製本ラインを構成する複数の丁合い機に
    対応して製本ラインの近傍に配置しかつ終端部にそれぞ
    れ折り丁取出位置を設けた複数のマガジン搬送手段と、
    上部の開口から底板上に折り丁を平積み集積して充填す
    ると共に、前記各マガジン搬送手段上を前記折り丁取出
    位置まで搬送される複数のマガジンと、該各マガジンを
    前記折り丁取出位置に位置決め固定するマガジン位置決
    め手段と、前記折り丁を前記マガジンの前記開口に向け
    て突き上げる折り丁昇降手段と、該折り丁昇降手段から
    突き上げられる折り丁を1部ずつ又は刺身状に丁合い機
    のフィーダーボックスに供給する折り丁移載手段と、前
    記フィーダーボックス内の前記折り丁の消費量を検知す
    る折り丁消費量検知手段とを具備し、該折り丁消費量検
    知手段の検知出力に基づいて、前記折り丁昇降手段及び
    前記折り丁移載手段を作動して、前記折り丁を前記マガ
    ジンから前記フィーダーボックスに移載するように構成
    したことを特徴とする折り丁自動供給装置。
  5. 【請求項5】 前記マガジンに該マガジンに収納した前
    記折り丁の種類、紙質、ページ数、部数などの情報を有
    する情報カードを付設し、かつ、該情報カードから前記
    情報を読み取る情報読み取り手段を具備することを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の折り丁自動
    供給装置。
  6. 【請求項6】 前記折り丁移載手段によっていったん前
    記マガジンから前記丁合い機の前記フィーダーボックス
    に供給して一部を製本に消費した前記折り丁の束を、前
    記折り丁移載手段によって前記フィーダーボックスから
    再度取り上げて、前記折り丁昇降手段と連動しつつ折り
    丁供給済みの前記マガジンに再度戻し、前記折り丁の供
    給動作に可逆性を付加したことを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか1項に記載の折り丁自動供給装置。
  7. 【請求項7】 前記マガジンが具備する情報カードへの
    書込み手段を具備し、前記丁合い機から前記マガジンに
    戻して収納する前記折り丁の種類、紙質、ページ数、部
    数などの情報を前記マガジンの情報カードに書き込むよ
    うにしたことを特徴とする請求項6記載の折り丁自動供
    給装置。
JP32643395A 1995-11-20 1995-11-20 折り丁自動供給装置 Pending JPH09142678A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011084389A (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 Nagano Japan Radio Co プリンタのカード供給装置
CN109748078A (zh) * 2018-12-12 2019-05-14 常州博图自动化科技有限公司 自动化流水线收取料料仓

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