JPH09142499A - チューブ容器 - Google Patents

チューブ容器

Info

Publication number
JPH09142499A
JPH09142499A JP7305564A JP30556495A JPH09142499A JP H09142499 A JPH09142499 A JP H09142499A JP 7305564 A JP7305564 A JP 7305564A JP 30556495 A JP30556495 A JP 30556495A JP H09142499 A JPH09142499 A JP H09142499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
tube container
hole
neck portion
protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7305564A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukitomo Yuzuhara
幸知 柚原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Yoshida Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YKK Corp, Yoshida Kogyo KK filed Critical YKK Corp
Priority to JP7305564A priority Critical patent/JPH09142499A/ja
Publication of JPH09142499A publication Critical patent/JPH09142499A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tubes (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】チューブ容器に於いて、使用末期に容器内に残
留する内容物の量を可及的に減少させる。使用後に空気
が容器内に流入することを防止する。 【解決手段】熱可塑性樹脂を押出成形したチューブ1の
一端に熱可塑性樹脂を一体成形して首部2を成形する。
首部2はチューブ1に対向してチューブ側に膨出した面
5又は略平坦な面13を有する。前記面5,13の形状は、
チューブ1と首部2の接合部位1aの近傍を押圧したと
きのチューブ1の変形形状に対応する。首部2に通孔3
aを有する円筒状の突起3を形成し、該突起3に嵌合部
材14を嵌合する。嵌合部材14には、接続片15aを介して
注出孔9aの内壁面と接続された弁15が配置され、該弁
15によって通孔3aを開閉し得るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂から
なるチューブ容器であって、使用末期に於ける内容物の
残留量を可及的に少なくすることが出来、且つ部品点数
を削減することが出来るチューブ容器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】比較的高い粘性を有する例えば歯磨き粉
やクリーム等は、可撓性を有するチューブを用いたチュ
ーブ容器に収容されて販売及び使用されるのが一般であ
る。チューブ容器に収容された内容物は、使用者による
チューブの押圧によってチューブから押し出されて適宜
使用される。
【0003】上記チューブ容器では、収容された内容物
を完全に使用しきることが困難であり、チューブ容器を
廃棄する際に少なからぬ内容物が残留するという問題が
ある。このため、残留量を少なくすることを目的とし
て、従来より多くの技術が提案されている。
【0004】例えば、実公昭57-15154号公報に開示され
たチューブ容器は、内容物が残留する位置がチューブの
上端部と口頸部の間であることに着目してなされたもの
であり、内容物を注出する口孔の下端縁を胴部の上端よ
りも下方に位置させ、この口孔の下端周縁から胴部の上
端縁に接続するテーパ状壁面を形成したものである。こ
の技術では、胴上端部を内方に押してテーパ状壁面に圧
接させることで、内容物の残留を軽減することが出来
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示された
技術では、容器の胴部上端側にテーパ状壁面、即ち、円
錐台状の壁面を形成している。この壁面のテーパ角度が
如何なるものかについての開示はない。しかし、前記テ
ーパ状壁面を形成することによって内容積が小さくな
り、同一量の内容物を収容するためには容器を大きくす
ることが必要になるという問題がある。
【0006】本発明の目的は、容器内に残留する内容物
の量を可及的に減少させることが出来、且つ部品点数を
削減したチューブ容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係るチューブ容器は、熱可塑性樹脂を押出成
形した可撓性を有するチューブの一端に熱可塑性樹脂を
射出成形して該チューブよりも高い剛性を有し且つチュ
ーブの内側に対向して形成したチューブ側に膨出させた
曲面又は略平坦な面を有する首部を一体成形し、他端を
封止して構成されるものである。
【0008】上記チューブ容器では、熱可塑性樹脂を押
出成形して成形されたチューブを用いるため、充分な可
撓性を発揮することが出来る。そして前記チューブの端
部に射出成形により、注出孔を有しチューブの内側に対
向して略平坦な面又はチューブ側に膨出させた曲面を有
する首部を一体成形したので、チューブと首部が強固に
接続される。
【0009】また首部のチューブ側に対向する面がチュ
ーブ側に膨出させた曲面或いは略平坦な面によって構成
されるため、チューブの内容積を大幅に減少させること
がない。またチューブが充分に高い可撓性を有するた
め、首部に形成した曲面或いは略平坦な面にまで容易に
撓ませて残留する内容物の量を可及的に減少させること
が出来る。
【0010】上記チューブ容器に於いて、首部に内容物
を通過させる通孔を有する円筒状の突起を設け、該突起
の先端部分に通孔と連通する注出孔と一部が注出孔の内
壁面と接続し且つ円筒状の突起の先端面と当接する弁と
を有する嵌合部材を嵌合させることが好ましい。
【0011】上記チューブ容器では、首部に形成した円
筒状の突起の先端部分に嵌合部材を嵌合させたとき、該
部材に形成した注出孔が前記突起に形成した通孔と連通
し、且つ接続片を介して注出孔の内壁面と接続した弁が
突起の先端面と当接して通孔を閉鎖することが出来る。
そしてチューブを押圧すると、この押圧に伴って通孔に
ある内容物を介して弁に力が作用し、接続片を起点とし
て変形して通孔を開放し、内容物が注出孔から注出され
る。
【0012】チューブに対する押圧を解除すると、チュ
ーブの元の形状への復元に伴って通孔にある内容物がチ
ューブ側に戻り、弁が元の状態に復帰して通孔を閉鎖す
る。このため、チューブに対する空気の流入を防止する
ことが出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、上記チューブ容器の幾つか
の実施形態について図を用いて説明する。図1は第1の
実施形態に係るチューブ容器の構成を説明する図、図2
は第1の実施形態のチューブ容器を最後まで使用したと
きの状態を説明する図、図3は第2の実施形態に係るチ
ューブ容器の構成を説明する半断面図、図4は第3の実
施形態に係るチューブ容器の構成を説明する図、図5は
第4の実施形態に係るチューブ容器の構成を説明する
図、図6は第5の実施形態に係るチューブ容器の構成を
説明する図、図7は第6の実施形態に係るチューブ容器
の構成を説明する図、図8は第7の実施形態に係るチュ
ーブ容器の構成を説明する図である。
【0014】先ず、図1,図2により第1の実施形態に
係るチューブ容器Aの構成について説明する。
【0015】チューブ容器Aは、熱可塑性樹脂(本例で
はポリエチレン)を押出成形法により成形した長尺の円
筒を予め設定された長さに切断してチューブ1を形成
し、このチューブ1の一端にインサート成形法により熱
可塑性樹脂(本例ではポリエチレン)を射出成形して首
部2を一体成形し、更に、他端を公知の手法により封止
(図示せず)して構成されている。
【0016】熱可塑性樹脂によって成形されたチューブ
1は、予め設定された肉厚を有しており、小さい力の作
用に応じて変形する充分に高い可撓性を有している。ま
たチューブ1は作用する力が除去されたとき、容易に元
の形状に復帰し得る復元性をも有する。
【0017】首部2はチューブ1と同一の材料を用いて
該チューブ1よりも厚い肉厚を持って成形されており、
チューブ1よりも高い剛性を有している。従って、首部
2に力を作用させたとき、該力に応じて変形するものの
チューブ1よりも変形する量は小さい。
【0018】首部2の所定位置には中心に通孔3aを有
する円筒状の突起3が形成されている。この通孔3a
は、後述するキャップ6に形成された注出ノズル9を嵌
合するものである。突起3を囲んでリング状の突起4が
形成されており、この突起4の外周面にキャップ6を取
り付けるためのネジ4aが形成されている。
【0019】首部2のチューブ1の内側に対向する面5
は、チューブ1の軸方向に向かって曲線状に膨出した形
状を有している。図2に示すように、面5は、チューブ
1の首部2との接合部位1aから中心に向かって緩やか
に上昇し、その後、チューブ1側に膨出している。この
面5の膨出形状は、チューブ1の接合部位1aの近傍を
押圧したとき、該チューブ1が接合部位1aを起点とし
て変形する際の変形形状と略一致した形状である。
【0020】首部2に上記形状の面5を形成したチュー
ブ容器Aでは、チューブ1に収容された内容物が消費さ
れ、残量が少なくなったとき、チューブ1と首部2の接
合部位1aの近傍のチューブ1を押圧すると、この押圧
に伴ってチューブ1は曲線状に変形し、該チューブ1と
面5との間に形成される間隙が小さくなる。このため、
チューブ1内に残留した内容物を良好に押し出して使用
末期に於けるチューブ1内の残留量を可及的に減少させ
ることが可能である。
【0021】首部2に形成された突起4にはキャップ6
が着脱可能に取り付けられている。キャップ6は、天板
7と、天板7の周囲に形成され内周面にネジ8aを形成
した取付部8と、天板7の所定位置であって首部2に形
成された突起3に嵌合する注出ノズル9と、ヒンジ10
a,10bを介して天板7と接続された上蓋10を有して構
成されている。
【0022】上記キャップ6は、取付部8に形成したネ
ジ8aを首部2の突起4に形成したネジ4aに螺合させ
ることで、チューブ容器Aに取り付けられている。また
キャップ6の上蓋10には閉鎖突起10cが形成されてお
り、上蓋10を閉鎖すると、該閉鎖突起10cが注出ノズル
9に嵌合して該ノズル9を閉塞し得るように構成されて
いる。
【0023】上記の如く構成されたチューブ容器Aで
は、キャップ6を構成する上蓋10の開閉をワンタッチで
行うことが可能であり、注出ノズル9を閉鎖突起10cに
よって閉鎖することで内容物の流出を防止することが可
能である。
【0024】次に、図3により第2の実施形態に係るチ
ューブ容器Bの構成について説明する。尚、図に於いて
前述のチューブ容器Aと同一部分及び同一の機能を有す
る部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0025】図に於いて、チューブ容器Bを構成する首
部2の所定位置には、円筒状の突起3が形成されてお
り、この突起3の中心に注出ノズルとしての機能を有す
る通孔3aが形成されている。また突起3を囲んで該突
起3よりも高さの低いリング状の突起4が形成され、外
周面にリング状の突起或いはネジ4aが形成されてい
る。
【0026】尚、首部2のチューブ1に対向する面は、
チューブ容器Aと同様にチューブ1側に膨出した面5が
形成されている。
【0027】キャップ6は、天板7,取付部8,上蓋10
からなり、取付部8の内周面にはリング状の溝或いはネ
ジ8aが形成されており、上蓋10には閉鎖突起10cが形
成されている。
【0028】上記の如く構成されたチューブ容器Bであ
っても、第1の実施形態に係るチューブ容器Aと同様
に、使用末期にチューブ1の内部に残留する内容物の量
を可及的に減少させることが可能であり、且つチューブ
1に収容された内容物の流出を防止することが可能であ
る。
【0029】次に、図4により第3の実施形態に係るチ
ューブ容器Cの構成について説明する。尚、図に於いて
前述のチューブ容器Bと同一の部分及び同一の機能を有
する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0030】チューブ容器Cは実質的に前述のチューブ
容器Bと同様に構成されており、首部2に形成した突起
4に対するキャップ6の取付構造が異なる。即ち、首部
2に形成された注出ノズルの機能を有する通孔3aを形
成した突起3を囲んでリング状の突起4が形成されてお
り、この突起4の内周面にリング状の溝4bが形成され
ている。
【0031】キャップ6の天板7に形成された取付部8
は、上記突起4に嵌合し得る寸法を持って形成され、外
周面には溝4bと係合するリング状の突起8bが形成さ
れている。従って、キャップ6の取付部8を突起4に嵌
合させて押圧し、突起8bを溝4bに係合させること
で、キャップ6を首部2に取り付けることが可能であ
る。
【0032】上記の如く構成されたチューブ容器Cで
は、チューブ容器Bと同様に、使用末期にチューブ1の
内部に残留する内容物の量を可及的に減少させることが
可能であり、且つチューブ1に収容された内容物の流出
を防止することが可能である。更に、首部2とキャップ
6を異なる色に着色した場合には、上蓋10のみが露出す
ることとなり、外観の変化を実現することが可能とな
る。
【0033】次に、図5により第4の実施形態に係るチ
ューブ容器Dの構成について説明する。尚、図に於いて
前述したチューブ容器A及びチューブ容器Cと同一部分
には同一の符号を付して説明を省略する。
【0034】首部2の所定位置には通孔3aを有する円
筒状の突起3が形成され、該突起3を囲んで内周面にリ
ング状の溝4bを形成し且つ前記突起3よりも高さの高
いリング状の突起4が形成されている。
【0035】キャップ6の天板7には、首部2に形成し
た突起4に嵌合し得る寸法を有し且つ外周に外周にリン
グ状の突起8bを形成した取付部8、及び首部2に形成
した突起3と対向する位置に注出ノズル9が形成されて
いる。
【0036】上記の如く構成したチューブ容器Dでは、
前述のチューブ容器Cと同様にキャップ6の取付部8を
首部2の突起4に嵌合させて押圧することで取り付ける
ことが可能であり、使用末期にチューブ1の内部に残留
する内容物の量を可及的に減少させることが可能であ
り、且つチューブ1に収容された内容物の流出を防止す
ることが可能である。更に、首部2とキャップ6を異な
る色に着色した場合には、上蓋10のみが露出することと
なり、外観の変化を実現することが可能となる。
【0037】次に、図6により第5の実施形態に係るチ
ューブ容器Eの構成について説明する。チューブ容器E
は、前述のチューブ容器Aと略同様に構成されており、
円筒状の突起3を囲んで形成されたリング状の突起4の
内周面に断面が円弧状の溝4cが形成されている。
【0038】上記突起3及び4には天板7,突起4に嵌
合し外周面に断面が円弧状の突起8cを形成した取付部
8,首部2に形成した突起3の通孔3aに嵌合する注出
ノズル9を有する注出部材11が嵌合しており、該部材11
によって首部2に形成した突起4と突起3の間の空隙を
閉鎖している。
【0039】首部2に形成した突起4の外周面にはネジ
4aが形成されており、該突起4に内周面にネジ12aを
形成すると共に注出部材11の注出ノズル9と対向する位
置に閉鎖突起12bを形成したネジキャップ12を螺合する
ことで、注出ノズル9を閉鎖し得るように構成されてい
る。
【0040】上記の如く構成したチューブ容器Eであっ
ても、使用末期にチューブ1の内部に残留する内容物の
量を可及的に減少させることが可能である。
【0041】次に、図7により第6の実施形態に係るチ
ューブ容器Fの構成について説明する。図に於いて、前
述の各実施形態と同一部分及び同一の機能を有する部分
には同一の符号を付して説明を省略する。
【0042】図に示すように、首部2はチューブ容器E
と略同様に構成されている。即ち、首部2の所定位置に
は通孔3aを有する円筒状の突起3が形成され、該突起
3を囲んでリング状の突起4が形成されている。
【0043】首部2のチューブ1と対向する面は略平坦
な面13として形成されている。前記面13はチューブ1に
於ける接合部位1aの近傍を押圧したときに、該チュー
ブ1が面13に沿って変形し得ることが前提となる。即
ち、首部2のチューブ1と対向する面を曲面5として形
成するか或いは略平坦な面として形成するかはチューブ
1の可撓性に応じて選択的に設定される。
【0044】首部2に形成した円筒状の突起3の先端部
分には嵌合部材14が嵌合している。この嵌合部材14は、
チューブ容器Eに於ける注出部材11と類似しており、天
板7の周囲にリング状の突起4に嵌合し得る寸法を有し
且つ断面が円弧状の突起8cを形成した取付部8が形成
され、突起3と対向する位置に該突起3の先端部分を嵌
合する穴9a、及び通孔3aと連通する注出孔9b、接
続片15aを介して注出孔9bの内壁面と接続された弁15
を有する注出ノズル9が形成されている。
【0045】弁15は一方の面15bが円筒状の突起3の先
端面3bと当接することで該突起3に形成された通孔3
aを開閉する機能を有しており、通孔3aにある内容物
にチューブ1の押圧に伴う力が作用したとき、この力に
応じて接続片15aが変形して先端面3bから離脱し、通
孔3aを開放する。またチューブ1の押圧が解除された
とき、チューブ1が元の形状に復元する際に発生する吸
引力に応じて元の位置に復帰して通孔3aを閉鎖する。
【0046】上記の如く構成されたチューブ容器Fで
は、使用末期にチューブ1の内部に残留する内容物の量
を可及的に減少させることが可能であり、且つチューブ
1に対する押圧の解除と同時に該チューブ1に対する空
気の流入を防止することが可能である。
【0047】次に、図8により第7の実施形態に係るチ
ューブ容器Gの構成について説明する。尚、図に於いて
前述の各実施形態と同一部分及び同一の機能を有する部
分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0048】図に示すように首部2の所定位置には、比
較的高さの高い円筒状の突起3が形成されており、この
突起3をかこんで該突起3よりも高さの低いリング状の
突起4が形成されている。
【0049】キャップ6には別部材として成形した上蓋
10が取り付けられており、天板7の一部に上蓋10の取付
部10dを嵌め込む切欠部7aが形成されると共に、該切
欠部7aには上蓋10の取付部10dを係止する係止突起7
bが形成されている。従って、上蓋10の取付部10dを天
板7に形成した切欠部7aに嵌め込むことで、該上蓋10
を天板7に一体的に取り付けることが可能である。
【0050】上記の如く構成したチューブ容器Gであっ
ても、前述したチューブ容器Fと同様に使用末期にチュ
ーブ1の内部に残留する内容物の量を可及的に減少させ
ることが可能であり、且つチューブ1に対する押圧の解
除と同時に該チューブ1に対する空気の流入を防止する
ことが可能である。更に、キャップ6と上蓋10を異なる
色に着色した場合には、外観の変化を実現することが可
能である。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
チューブ容器では、チューブと一体成形された首部のチ
ューブ側の面を略平坦な面又はチューブに向けて膨出さ
せた曲面とすることで使用末期にチューブ内に残留する
内容物の量を可及的に減少させることが出来る。
【0052】またチューブ容器はチューブ及び該チュー
ブに一体成形された首部によって構成される。即ち、チ
ューブの上端部分にテーパ状壁面を構成するための部品
を不要とし、構成部品の点数を削減することが出来る。
【0053】また首部に形成した通孔を有する円筒状の
突起の先端面に、一部が注出孔の内壁面と接続する弁を
当接させて配置することで、チューブを押圧して内容物
を注出した後、チューブの押圧を解除すると同時に弁に
よって通孔を閉鎖し、これによりチューブに対する空気
の流入を防止することが出来る等の特徴を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るチューブ容器の構成を説
明する図である。
【図2】第1の実施形態のチューブ容器を最後まで使用
したときの状態を説明する図である。
【図3】第2の実施形態に係るチューブ容器の構成を説
明する半断面図である。
【図4】第3の実施形態に係るチューブ容器の構成を説
明する図である。
【図5】第4の実施形態に係るチューブ容器の構成を説
明する図である。
【図6】第5の実施形態に係るチューブ容器の構成を説
明する図である。
【図7】第6の実施形態に係るチューブ容器の構成を説
明する図である。
【図8】第7の実施形態に係るチューブ容器の構成を説
明する図である。
【符号の説明】
A〜G チューブ容器 1 チューブ 1a 接合部位 2 首部 3 円筒状の突起 3a 通孔 4 リング状の突起 5,13 面 6 キャップ 7 天板 8 取付部 9 注出ノズル 10 上蓋 11 注出部材 12 ネジキャップ 14 嵌合部材 15 弁 15a 接続片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂を押出成形した可撓性を有
    するチューブの一端に熱可塑性樹脂を射出成形して該チ
    ューブよりも高い剛性を有し且つチューブの内側に対向
    して形成したチューブ側に膨出させた曲面又は略平坦な
    面を有する首部を一体成形し、他端を封止したことを特
    徴とするチューブ容器。
  2. 【請求項2】 前記首部に内容物を通過させる通孔を有
    する円筒状の突起を設け、該突起の先端部分に、通孔と
    連通する注出孔及び接続片を介して注出孔の内壁面と接
    続し且つ円筒状の突起の先端面と当接する弁を有する嵌
    合部材を嵌合させたことを特徴とする請求項1記載のチ
    ューブ容器。
JP7305564A 1995-11-24 1995-11-24 チューブ容器 Pending JPH09142499A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7305564A JPH09142499A (ja) 1995-11-24 1995-11-24 チューブ容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7305564A JPH09142499A (ja) 1995-11-24 1995-11-24 チューブ容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09142499A true JPH09142499A (ja) 1997-06-03

Family

ID=17946677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7305564A Pending JPH09142499A (ja) 1995-11-24 1995-11-24 チューブ容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09142499A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005329966A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Dainippon Printing Co Ltd チューブ容器用キャップ、およびキャップ付チューブ容器
US11780648B2 (en) 2018-10-19 2023-10-10 Toppan Printing Co., Ltd. Tubular container and method for producing same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005329966A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Dainippon Printing Co Ltd チューブ容器用キャップ、およびキャップ付チューブ容器
US11780648B2 (en) 2018-10-19 2023-10-10 Toppan Printing Co., Ltd. Tubular container and method for producing same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4129811B2 (ja) 注出容器
US6029866A (en) Multiple injection, toggle-action dispensing structure
US20010050264A1 (en) Hinged container cap
US20020074359A1 (en) Dispenser drain attachment for flowable media
US5785212A (en) Plastic dispense tap for liquid bulk containers
JPH09175566A (ja) 押出注出可能とした積層剥離容器
JP4194873B2 (ja) ディスペンサー付き二重容器
JPH09142499A (ja) チューブ容器
JP2607323Y2 (ja) バックレスキャップ
JP4045416B2 (ja) 滴下容器
JP2004001780A (ja) 注出容器
JPH0211314Y2 (ja)
GB1592401A (en) Squeezable containers and closures therefor
JP2601147Y2 (ja) 注出キャップ
JPH0354048Y2 (ja)
JP2547823Y2 (ja) チュ−ブ容器
JP2552483Y2 (ja) 積層型容器
JPS5834057Y2 (ja) キヤツプレス容器
JP2001106262A (ja) 押出し容器
JP2600057Y2 (ja) 液だれ防止機構付キャップ
JPH09142500A (ja) チューブ容器
JPH0437084Y2 (ja)
JP2599714Y2 (ja) 注出キャップ
JP7218062B2 (ja) 二重容器用キャップ
JP2596641Y2 (ja) 注出キャップ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060620