JPH09141467A - レーザ肉盛り装置 - Google Patents
レーザ肉盛り装置Info
- Publication number
- JPH09141467A JPH09141467A JP7298258A JP29825895A JPH09141467A JP H09141467 A JPH09141467 A JP H09141467A JP 7298258 A JP7298258 A JP 7298258A JP 29825895 A JP29825895 A JP 29825895A JP H09141467 A JPH09141467 A JP H09141467A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- laser beam
- plasma
- nozzle
- processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 レーザ光と同軸に粉末を供給できる2重管ノ
ズルを有し、且つ常に2重管ノズルの加工方向側に加工
点のプラズマ輝度を測定できるセンサが配置される機能
を備えたレーザ肉盛り装置を提供する。 【構成】 レーザ光1と同軸に肉盛り用粉末4を供給で
きる粉末供給ノズル3,10の2重管ノズルを有し、加
工方向8側に加工点5のプラズマ輝度を測定するプラズ
マセンサ7を配置する。 【効果】 肉盛り品質のバラツキを低減することが可能
となり、モニタリング精度が向上し、且つ大物部品への
適応が可能である。
ズルを有し、且つ常に2重管ノズルの加工方向側に加工
点のプラズマ輝度を測定できるセンサが配置される機能
を備えたレーザ肉盛り装置を提供する。 【構成】 レーザ光1と同軸に肉盛り用粉末4を供給で
きる粉末供給ノズル3,10の2重管ノズルを有し、加
工方向8側に加工点5のプラズマ輝度を測定するプラズ
マセンサ7を配置する。 【効果】 肉盛り品質のバラツキを低減することが可能
となり、モニタリング精度が向上し、且つ大物部品への
適応が可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザ肉盛り装置に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザ肉盛り装置としては、例え
ば図4に示すようなものがある。図4において41はレ
ーザ光、2は被加工材料、43は粉末供給ノズル、44
は肉盛り用粉末、45は加工点、46は肉盛り層、47
はプラズマセンサである。レーザ光41が被加工材料2
に照射され、その加工方向前方から肉盛り用粉末44が
供給される。粉末供給を安定させるためには、垂直方向
からの供給が理想的であるため、粉末供給ノズル43は
レーザ光41と干渉しない範囲でより垂直方向に近い角
度に設定されている。肉盛り品質を検査するプラズマモ
ニタリングセンサ47はさらにその前方から加工点45
のプラズマ輝度を測定できるように配置されており、プ
ラズマ輝度の変化を測定し品質保証を行っている。また
レーザ光41と粉末供給ノズル43、及びプラズマセン
サ47の相対位置は固定されているため、加工は被加工
材料2を動かして行っている。
ば図4に示すようなものがある。図4において41はレ
ーザ光、2は被加工材料、43は粉末供給ノズル、44
は肉盛り用粉末、45は加工点、46は肉盛り層、47
はプラズマセンサである。レーザ光41が被加工材料2
に照射され、その加工方向前方から肉盛り用粉末44が
供給される。粉末供給を安定させるためには、垂直方向
からの供給が理想的であるため、粉末供給ノズル43は
レーザ光41と干渉しない範囲でより垂直方向に近い角
度に設定されている。肉盛り品質を検査するプラズマモ
ニタリングセンサ47はさらにその前方から加工点45
のプラズマ輝度を測定できるように配置されており、プ
ラズマ輝度の変化を測定し品質保証を行っている。また
レーザ光41と粉末供給ノズル43、及びプラズマセン
サ47の相対位置は固定されているため、加工は被加工
材料2を動かして行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のレーザ肉盛り装置にあっては、レーザ光の光
軸と粉末供給ノズル及びプラズマセンサの軸が同軸にな
いためセッティングが困難となり再現性が低く品質バラ
ツキが大きい、供給される粉末越しに加工点のプラズマ
輝度を測定するためモニタリング精度が低い、及び被加
工物を動かして肉盛りを行なわなければならないため、
大物部品適応が困難であるといった問題点があった。
うな従来のレーザ肉盛り装置にあっては、レーザ光の光
軸と粉末供給ノズル及びプラズマセンサの軸が同軸にな
いためセッティングが困難となり再現性が低く品質バラ
ツキが大きい、供給される粉末越しに加工点のプラズマ
輝度を測定するためモニタリング精度が低い、及び被加
工物を動かして肉盛りを行なわなければならないため、
大物部品適応が困難であるといった問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、レーザ光と同軸に粉末を供給でき
る2重管ノズルを有し、且つ常に2重管ノズルの加工方
向側に加工点のプラズマ輝度を測定できるセンサが配置
される機能を有するノズルを装備したレーザ肉盛り装置
を提供することを目的とする。
してなされたもので、レーザ光と同軸に粉末を供給でき
る2重管ノズルを有し、且つ常に2重管ノズルの加工方
向側に加工点のプラズマ輝度を測定できるセンサが配置
される機能を有するノズルを装備したレーザ肉盛り装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、レーザ肉盛り加工においてレーザ光と同
軸に粉末を供給できる2重管ノズルを有し、且つ常に2
重管ノズルの加工方向側に加工点のプラズマ輝度を測定
できるセンサが配置される機能を有するノズルを装備す
る。
決するために、レーザ肉盛り加工においてレーザ光と同
軸に粉末を供給できる2重管ノズルを有し、且つ常に2
重管ノズルの加工方向側に加工点のプラズマ輝度を測定
できるセンサが配置される機能を有するノズルを装備す
る。
【0006】
【作用】本発明によれば、肉盛り品質のバラツキを低減
し、モニタリング精度が向上し、且つ大物部品への適応
が可能である。
し、モニタリング精度が向上し、且つ大物部品への適応
が可能である。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
【0008】図1,2,3,5は、それぞれ本発明の一
実施例を示す図である。これら図において、1はレーザ
光、2は被加工材料、3は粉末供給ノズル(外側)、4
は肉盛り用粉末、5は加工点、6は肉盛り層、7はプラ
ズマセンサ、8は加工ヘッド移動方向(加工方向)、9
はノズル回転方向、10は加工機制御部、11は粉末供
給ノズル(内側)、12はプラズマセンサホルダ、13
はプラズマセンサホルダ粉末通過面、14はプラズマセ
ンサホルダセンサ面をそれぞれ示している。
実施例を示す図である。これら図において、1はレーザ
光、2は被加工材料、3は粉末供給ノズル(外側)、4
は肉盛り用粉末、5は加工点、6は肉盛り層、7はプラ
ズマセンサ、8は加工ヘッド移動方向(加工方向)、9
はノズル回転方向、10は加工機制御部、11は粉末供
給ノズル(内側)、12はプラズマセンサホルダ、13
はプラズマセンサホルダ粉末通過面、14はプラズマセ
ンサホルダセンサ面をそれぞれ示している。
【0009】次に本実施例の作用を説明する。図1に示
すように、レーザ光1が被加工材料2に照射され、肉盛
り用粉末4はレーザ光1と同軸の2重管粉末供給ノズル
(外側ノズル3と内側ノズル11との間)を通りレーザ
光1の周りから同軸上に加工点5に供給される。加工は
被加工材料2を固定し、加工ヘッド3の移動により行わ
れる。肉盛り用粉末4を供給する2重管ノズル3の加工
方向前方部分には肉盛り品質をモニタリングするプラズ
マセンサ7が配置されており、加工方向8の変化に伴
い、加工機制御部10からの信号により2重管ノズルが
回転し常に加工方向8に対して同じ位置にプラズマセン
サ7が配置される(プラズマセンサ7からの一点鎖線は
センサ7の検知方向を示している)。また図2のように
粉末4の供給路であるノズル3の2重管部分にプラズマ
センサ7が配置され、図5のようにプラズマセンサホル
ダ12の粉末通過面13とセンサ面14とが交わる部分
が角張っているため、粉末4はセンサホルダ12の両脇
からセンサ側に巻き込まれることなく加工点5に供給さ
れる。よって加工点5とプラズマセンサ7との間に光を
遮断するものは存在しないため、モニタリング精度を向
上させることができる。
すように、レーザ光1が被加工材料2に照射され、肉盛
り用粉末4はレーザ光1と同軸の2重管粉末供給ノズル
(外側ノズル3と内側ノズル11との間)を通りレーザ
光1の周りから同軸上に加工点5に供給される。加工は
被加工材料2を固定し、加工ヘッド3の移動により行わ
れる。肉盛り用粉末4を供給する2重管ノズル3の加工
方向前方部分には肉盛り品質をモニタリングするプラズ
マセンサ7が配置されており、加工方向8の変化に伴
い、加工機制御部10からの信号により2重管ノズルが
回転し常に加工方向8に対して同じ位置にプラズマセン
サ7が配置される(プラズマセンサ7からの一点鎖線は
センサ7の検知方向を示している)。また図2のように
粉末4の供給路であるノズル3の2重管部分にプラズマ
センサ7が配置され、図5のようにプラズマセンサホル
ダ12の粉末通過面13とセンサ面14とが交わる部分
が角張っているため、粉末4はセンサホルダ12の両脇
からセンサ側に巻き込まれることなく加工点5に供給さ
れる。よって加工点5とプラズマセンサ7との間に光を
遮断するものは存在しないため、モニタリング精度を向
上させることができる。
【0010】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
ればその構成をレーザ光と同軸に粉末を供給できる2重
管ノズルを有し、且つ常に2重管ノズルの加工方向側に
加工点のプラズマ輝度を測定できるセンサが配置される
機能を有するノズルを装備することとしたため、常に同
じ位置に粉末を供給できるため肉盛り品質のバラツキを
低減することが可能となり、プラズマセンサが加工点を
直視できるため、モニタリング精度が向上し、且つ肉盛
り形状に沿って粉末供給ノズル及びプラズマセンサが変
位するため大物部品への適応が可能となった。
ればその構成をレーザ光と同軸に粉末を供給できる2重
管ノズルを有し、且つ常に2重管ノズルの加工方向側に
加工点のプラズマ輝度を測定できるセンサが配置される
機能を有するノズルを装備することとしたため、常に同
じ位置に粉末を供給できるため肉盛り品質のバラツキを
低減することが可能となり、プラズマセンサが加工点を
直視できるため、モニタリング精度が向上し、且つ肉盛
り形状に沿って粉末供給ノズル及びプラズマセンサが変
位するため大物部品への適応が可能となった。
【図1】本発明によるレーザ肉盛り装置の実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】図1に示した実施例の斜視図である。
【図3】本実施例の加工作業を示す説明図である。
【図4】従来技術を示した断面図である。
【図5】図1に示した実施例の一部断面図である。
1 レーザ光 2 被加工材料 3 粉末供給ノズル(外側) 4 肉盛り用粉末 6 肉盛り層 7 プラズマセンサ 10 加工機制御部 11 粉末供給ノズル(内側) 12 プラズマセンサホルダ 13 プラズマセンサホルダ粉末通過面 14 プラズマセンサホルダセンサ面
Claims (1)
- 【請求項1】 レーザ肉盛り加工においてレーザ光と同
軸に粉末を供給できる2重管ノズルを有し、且つ常に2
重管ノズルの加工方向側に加工点のプラズマ輝度を測定
できるセンサが配置される機能を有するノズルを装備す
ることを特徴とするレーザ肉盛り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7298258A JPH09141467A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | レーザ肉盛り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7298258A JPH09141467A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | レーザ肉盛り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09141467A true JPH09141467A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=17857301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7298258A Pending JPH09141467A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | レーザ肉盛り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09141467A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002519200A (ja) * | 1998-06-30 | 2002-07-02 | ジオティー マズムダー | レーザクラッディング装置及び方法 |
JP2015134368A (ja) * | 2014-01-17 | 2015-07-27 | トヨタ自動車株式会社 | レーザクラッド加工における品質管理方法及びレーザクラッド加工装置 |
JP2017019018A (ja) * | 2016-08-26 | 2017-01-26 | 技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構 | 加工ノズル、加工ヘッド、加工装置、加工方法および加工プログラム |
-
1995
- 1995-11-16 JP JP7298258A patent/JPH09141467A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002519200A (ja) * | 1998-06-30 | 2002-07-02 | ジオティー マズムダー | レーザクラッディング装置及び方法 |
JP2015134368A (ja) * | 2014-01-17 | 2015-07-27 | トヨタ自動車株式会社 | レーザクラッド加工における品質管理方法及びレーザクラッド加工装置 |
JP2017019018A (ja) * | 2016-08-26 | 2017-01-26 | 技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構 | 加工ノズル、加工ヘッド、加工装置、加工方法および加工プログラム |
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