JPH09141051A - NOx除去装置 - Google Patents
NOx除去装置Info
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- JPH09141051A JPH09141051A JP7301697A JP30169795A JPH09141051A JP H09141051 A JPH09141051 A JP H09141051A JP 7301697 A JP7301697 A JP 7301697A JP 30169795 A JP30169795 A JP 30169795A JP H09141051 A JPH09141051 A JP H09141051A
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Abstract
した放電を生起させうる高効率のNOx 除去装置を提供
すること。 【解決手段】 このNOx 除去装置は、被処理ガスが通
流し長手軸に平行な4面のうち互いに対向する一対の2
面が陰極板(1a,1b)として構成された処理室
(2)と、この処理室内の陰極板相互間に長手軸にほぼ
直角にかつ陰極板にほぼ平行に配置されたガス導入管
(8)と、このガス導入管の長手方向に沿い間隔をおい
て複数箇所に取り付けられ、各箇所においてガス導入管
に連通し、先端がノズルとして構成され、放射方向にX
状に延伸するように設けられた陽極(13a〜13d)
と、ガス導入管を通して陽極ノズルから処理室内に、微
量のNH3を含有する添加ガスを導入する添加ガス供給
手段(10)と、陰極板との間にコロナ放電を生起させ
るための電圧を陽極に印加する電圧印加手段(9)とを
備えたものである。
Description
電方式のNOx 除去装置に関する。
動車トンネル等から大気中に排出される排煙ガス中に含
まれる窒素酸化物(以下、NOx という)が酸性雨など
の形で地球の環境破壊に与える影響は今日、深刻な問題
を提起している。この問題に対処するために近年になっ
て電子ビーム方式や放電方式といったNOx 除去装置が
提案され注目を集めている。
ためには、処理室内でラジカル粒子を効率的に生成する
ことがキーポイントになる。ラジカル粒子を効率的に生
成するためには、排煙ガスおよび放電により発生するイ
オンのエネルギーを上昇させることなく、ラジカル粒子
の生成に主たる役割を果たす放電空間の電子エネルギー
のみを上昇させるようにしなければならない。そのため
には通常、10eV程度までの電子エネルギーが必要と
される。そのため、放電形態としては、電子エネルギー
の比較的高いコロナ放電が採用される。
造としては種々の形式のものが存在するが、その一つが
陽極を用いたNOx 除去装置である。図10はそのよう
な陽極付きパイプ放電電極を用いたNOx 除去装置を、
前面板を外した状態で示すものである。
の排煙ガスを処理するために、アース電位の金属製、た
とえばステンレス鋼製の、上下に配置される一対の平行
平板電極として構成された陰極板1a,1bと、絶縁体
からなり左右両側面に配置される一対の側壁板1c,1
dと、同じく絶縁体からなり前後面に配置される前面板
1e(これは都合上、取り外した状態にあり、図示され
ていない)および後面板1fとにより処理室2を形成し
ている。右側壁板1cにはガス引込管3に連通するガス
入口4が形成され、また後面板1fには左側壁板1dの
近くに、ガス排出管5に連通するガス出口6が形成され
ている。処理室2には、ガス引込管3からガス入口4を
介して被処理ガス、たとえば排煙ガスが導入され、処理
室2内を通った排煙ガスはガス出口6からガス排出管5
を介して外部へ排出される。処理室2の中央部に、陽極
7a,7bを有するガス導入管8が配置される。ガス導
入管8および陽極7a,7bは金属製、たとえばステン
レス鋼製であって、互いに連通し、電気的にも互いに導
通している。陽極7a,7bは処理室2内に直流コロナ
放電を発生させるために設けられているものであって、
ガス導入管8を中心としてその両側に水平に延びてお
り、アース電位の陰極板1a,1bを基準電位(アース
電位)とし、直流電源9からガス導入管8を介して正極
性のコロナ放電用直流電圧(HV)が印加される。陽極
7a,7bには添加ガス供給装置10からガス導入管8
を介して添加ガスが供給され、その添加ガスは陽極7の
先端開口から処理室2内に噴出される。添加ガスとして
は、空気を主成分とし、それに微量のアンモニアガスN
H3 を混入したものが用いられる。
7a,7b近傍の電子エネルギーの高いコロナ放電域に
作用するように添加ガス供給装置10から添加ガスを導
入することによりラジカル粒子を大量に生成し、NOx
除去作用がより良好に促進されるようにしている。
NOx 除去の反応プロセスについて説明する。コロナ放
電により生成されたラジカルにより処理室2内を通流す
る排煙ガスに含有されている窒素酸化物NOはNO2 や
N2 O5 などに酸化され、また添加ガスGに含有される
NH3 はコロナ放電領域を通過するため、NHやNH2
といったラジカルに分解され、 NO+NH2 →H2 O+N2 NO+NH→N2 +OH NO+OH+N2 →HNO2 +N2 →(エアロゾル化) という反応で直接NOを無害なガスおよびエアロゾルに
転換してしまう。
は、たとえば、IEEE TRANSACTIONS ONINDUSTORY APPLIC
ATIONS ,Vol.30,No.4,pp.856-861,“NOx Removal b
y a Pipe with Nozzle-Plate Electrode Corona Discha
rge System ”(1994年7月発行)に記載されてい
る。
除去装置では、図12に原理図として示すように、円筒
型に形成された外被兼用の陰極管11の軸心を通るよう
に軸状陽極12を配置するとともに、陰極管11内に一
端から排煙ガスを導入し、他端からそれを排出する。陽
極12に直流電源9から放電用直流電圧HVを印加す
る。この装置のNOx 除去の原理は、同軸円筒型放電管
方式としてすでに知られているところであり、その詳細
説明は省略する。
は、陰極管11の軸方向全体にわたって無秩序に放電部
Cが発生するので、NOx 除去効率が低くなることであ
る。この欠点を解消させる一つの方式が図10の添加ガ
ス注入方式である。
案された図10に示すような添加ガス注入型放電方式の
NOx 除去装置ではあるが、そのNOx 除去性能は必ず
しも満足できるレベルには達していないのが現状であ
る。すなわち、従来装置(図10)ではコロナ放電の発
生領域が狭く、また、放電が不安定で、効率のよいNO
x 除去が行われているとは言えない。図11に示すよう
に、放電は陽極7a,7bから対をなす陰極板1a,1
bに向けて放電領域C11,C12ないしはC21,C22に生
起される。そのため、両放電領域C11,C12相互間また
は放電領域C21,C22相互間の放電干渉が強く、陰極板
1a,1bに向けて両方向に安定した放電を同時に生起
させることは難しいからである。
極板に向けて時間的にも空間的にもより安定した放電を
生起させ、それにより、より高効率のNOx 除去を達成
しうる添加ガス注入型放電方式のNOx 除去装置を提供
することにある。
に請求項1の発明に係るNOx 除去装置は、被処理ガス
が通流し長手軸に平行な4面のうち互いに対向する一対
の2面が陰極板として構成された処理室と、この処理室
内の陰極板相互間に長手軸にほぼ直角にかつ陰極板にほ
ぼ平行に配置されたガス導入管と、このガス導入管の長
手方向に沿い間隔をおいて複数箇所に取り付けられ、各
箇所においてガス導入管に連通し、先端がノズルとして
構成され、放射方向にX状に延伸するように設けられた
陽極と、ガス導入管を通して陽極のノズルから処理室内
に、微量のNH3 を含有する添加ガスを導入する添加ガ
ス供給手段と、陰極板との間にコロナ放電を生起させる
ための電圧を陽極に印加する電圧印加手段とを備えたも
のである。
除去装置において、陽極を誘電体で被覆したものであ
る。
除去装置において、ガス導入管を絶縁材から構成したも
のである。
被処理ガスが通流し長手軸に平行な4面のうち互いに対
向する一対の2面が陰極板として構成された処理室と、
この処理室内の陰極板相互間に長手軸にほぼ直角にかつ
陰極板にほぼ平行に配置されたガス導入管と、このガス
導入管の長手方向に沿い間隔をおいて複数箇所に取り付
けられ、各箇所においてガス導入管に連通し、先端がノ
ズルとして構成されたH状の陽極と、ガス導入管を通し
て陽極のノズルから処理室内に、微量のNH3を含有す
る添加ガスを導入する添加ガス供給手段と、陰極板との
間にコロナ放電を生起させるための電圧を陽極に印加す
る電圧印加手段とを備えたものである。
除去装置において、陽極を誘電体で被覆したものであ
る。
除去装置において、ガス導入管を絶縁材から構成したも
のである。
被処理ガスが通流し長手軸に平行な4面のうち互いに対
向する一対の2面が陰極板として構成された処理室と、
この処理室内の陰極板相互間に長手軸にほぼ直角にかつ
陰極板にほぼ平行に配置され、長手方向に沿い間隔をお
いて複数箇所に、それぞれ水平位置にガス導入口を形成
したガス導入管と、このガス導入管の軸心部に位置する
幹線、およびその幹線からガス導入口に対応しそのガス
導入口を絶縁状態で貫通してほぼ水平に分岐された複数
の枝線からなる線状材料からなる陽極と、ガス導入管を
介してガス導入口から処理室内に、微量のNH3 を含有
する添加ガスを導入する添加ガス供給手段と、陰極との
間にコロナ放電を生起させるための電圧を線状陽極に印
加する電圧印加手段とを備えたものである。
除去装置において、線状陽極を誘電体で被覆したもので
ある。
除去装置において、ガス導入管を絶縁材から構成したも
のである。
7のいずれかに記載のNOx 除去装置において、陰極の
陽極との対向面を、陽極の先端を中心とする円弧面形状
に形成したものである。
Ox 除去装置において、陽極を誘電体で被覆したもので
ある。
Ox 除去装置において、ガス導入管を絶縁材から構成し
たものである。
施の形態について説明する。図1は請求項1によるNO
x 除去装置を示すものである。このNOx 除去装置の基
本構造は図10に示すものと同一である。すなわち、ア
ース電位とされる金属製、たとえばステンレス鋼製の、
上下に配置される一対の陰極板1a,1bと、絶縁体か
らなり左右両側面に配置される一対の側壁板1c,1d
と、同じく絶縁体からなり前後面に配置される前面板1
e(これは都合上、取り外した状態にあり、図示されて
いない)および後面板1fとにより処理室2を形成して
いる。右側壁板1cにはガス引込管3に連通するガス入
口4が形成され、また左側壁板1dにはガス排出管5に
連通するガス出口6が形成されている。処理室2には、
ガス引込管3からガス入口4を介して被処理ガス、たと
えば排煙ガスが導入され、処理室2内を通った排煙ガス
はガス出口6からガス排出管5を介して外部へ排出され
る。処理室2の中央部に、そこを横断する方向にガス導
入管8が配置され、ガス導入管8からノズル電極として
構成された陽極13a,13b,13c,13dが放射
方向にX状に延伸する形態で(図2参照)、ガス導入管
8の長さ方向に間隔をおいて複数組取り付けられてい
る。各陽極およびガス導入管8は金属製、たとえばステ
ンレス鋼製であって互いに連通し、電気的にも互いに導
通している。陽極13a〜13dは処理室2内の排煙ガ
ス通路に直流コロナ放電を発生させるために設けられて
いるものであり、アース電位の陰極板1a,1bを基準
電位(アース電位)とし、直流電源9からガス導入管8
を介して数十kV程度の正極性のコロナ放電用直流電圧
(HV)が印加される。陽極13a〜13dには添加ガ
ス供給装置10からガス導入管8を介して添加ガスが供
給され、その添加ガスは陽極13a〜13dの先端すな
わちノズルから処理室2内の排煙ガス通路に噴出され
る。添加ガスとしては、空気を主成分とし、それに微量
のアンモニアガスNH3 を混入したものが用いられる。
添加ガス量は添加ガス供給装置10において空気量を加
減することによって調整することができる。また、場合
によっては放電特性を調整するために添加ガスの中にア
ルゴン(Ar)を混入することもありうる。
去装置との比較において陽極13a〜13d以外は基本
的に同一である。すなわち、図1の装置の特徴は、図2
から良く分かるように陽極13a〜13dが陰極板1
a,1bの間にガス導入管8から放射方向にX状に延伸
していることにある。
〜13dに直流電源9からガス導入管8を介して数十k
V程度の直流電圧(HV)を印加することによって、図
2に示すように陽極13aおよび13cからはより近く
対向する陰極板1aに向かうコロナ放電(コロナ放電部
C1 ,C3 )が、陽極13bおよび13dからは同様に
より近く対向する陰極板1bに向かうコロナ放電(コロ
ナ放電部C2 ,C4 )が生起する。コロナ放電の発生
中、放電空間では陰極板1a,1bから放出された電子
や、それが気体分子を電離することによって発生した電
子が電極間の高い電界によって加速される。10eV程
度に加速された電子は非処理ガスすなわち排煙ガス中に
含まれる窒素ガスや添加ガスに含まれるNH3 などと衝
突して、NやNH,O,OHなどのラジカルを生成す
る。このラジカルによりNOx の分解反応が促進され
る。とくに、ラジカル反応 NO2 +OH→HNO3 などの反応によって生成されたHNO3 (硝酸)は添加
ガス中のNH3 と反応して HNO3 +NH3 →NH4 NO3 の白粉を形成する。NO2 の除去は主としてこの反応に
よるものである。
誘電体であり、陽極13a〜13dに付着すると、電極
表面での電界が局所的に緩和され、コロナ放電中にスト
リーマが伸びにくくなり、放電空間に高い電界を維持す
ることができる。さらに、この粉が放電空間中に充満す
ることによって電子の実行的な移動度が低下し、破壊電
圧を高くすることができるなど、NOx の除去に大きな
影響を及ぼす。
反応を用いるとき、ラジカルの寿命が数ms(ミリ秒)
と短いため、高効率のガス処理を行うためには、処理室
の断面全体にわたって放電を生起させラジカル反応を分
布させることが必要である。この点、ノズル型電極はノ
ズルの間隔を調整することにより放電空間の断面積を最
適にすることができるという利点がある。
に、1本の陽極の先端部と両陰極板1a,1bとの間に
放電が生起するため、両平板陰極に向かう2つの放電が
同時に起こることを期待するのは無理である。これは両
放電部が接近しており、一方の空間の放電特性が他方の
空間の放電特性に影響を与えやすいからである。これに
対し、図1に示す実施の形態によるNOx 除去装置にお
いては、放電部の陽極がX型に配置されているので、図
2に示すように各陽極の先端部とそこから最近のいずれ
か一方の平板陰極との間に放電を生じる。すなわち、各
陽極は明らかに一方の平板陰極との間にしか放電を起こ
さないため、各陰極板1a,1bに連なる各放電部
C1 ,C4 またはC2 ,C3 に同時に、かつ時間的に安
定した放電が得られ、したがって安定したNOx 除去反
応を遂行することができる。
置の要部を示すものである。この実施の形態の特徴は、
ガス導入管8から伸びる陽極の形状にある。すなわち、
ここに示す各陽極14a,14bはガス導入管8から水
平に伸びるアーム部とそこから各陰極板1a,1bに向
かって垂直に突出する先端部とからなっている。この構
造によっても図1,図2に示す実施の形態の場合と同様
の理由で各陰極板1a,1bに連なる各放電部C1 ,C
4 またはC2 ,C3 に同時に時間的に安定した放電が得
られ、安定したNOx 除去反応を遂行することができ
る。
Ox 除去装置における陽極の変形例を示すものである。
この実施の形態の特徴は、より低い電圧でより高い電界
を得るために、ガス導入管15とその内部に組み込んだ
線状材料からなる陽極16に特徴を有するものである。
ガス導入管15は処理室2の長手軸にほぼ直角にかつ陰
極板1a,1bにほぼ平行に配置され、長手方向に沿い
間隔をおいて複数箇所に、それぞれ水平位置にガス導入
口を形成している。ガス導入管15に組み込まれる陽極
16は、その軸心部に位置する幹線、およびその幹線か
らガス導入口に対応しそのガス導入口を絶縁状態で貫通
してほぼ水平に分岐された複数の枝線からなる線状材料
からなっている。ガス導入管15と陽極16は互いに独
立した構造物として構成され、それぞれ別々に処理室2
に固定されることになる。このとき、陽極16の陰極板
1a,1bに対する取り付けには位置的精度を要する
が、ガス導入口付きガス導入管15は放電空間にガスを
導入することが目的であるため、適当な場所に取り付け
ればよい。この線状材料からなる陽極16では最先端部
以外でも電界強度が比較的高く、陰極板1a,1bとの
間で図示のごとく独立した放電部C1 〜C4 が容易に形
成されるため、低電圧印加で、かつ従来型よりも放電領
域の広いNOx 除去装置を構成することができる。
NOx 除去装置を示すものである。この実施の形態にお
いては、放電領域を拡大するために、陰極板17a,1
7bの陽極16放電部との対向面を、陽極放電部を中心
とした円弧型に構成した点に特徴を有するものである。
ここに示す実施の形態では、処理室は、上下一対の陰極
板17a,17bのほか、側壁板17c,17d、前面
板17eおよび後面板17fにより構成されている。従
来、添加ガスを注入しない方式のNOx 除去装置では、
図12に例示されているように陰極(陰極管11)を円
筒型にした同軸円筒型放電管が提案されている。しか
し、同軸円筒型放電管では、管の軸方向全体にわたって
無秩序に放電が生起するので、それを回避すべく管の軸
方向全体にわたって添加ガスを注入する必要があること
はすでに述べた。しかるに、図6,7に示す実施の形態
では添加ガスを効率的に注入できるため、陽極16に線
状電極を用いて放電空間を特定する。また添加ガスはガ
ス導入口を有するパイプ状のガス導入管15を用いて処
理室内放電部に導入する。この場合、陰極板17a,1
7bの円弧内面に対して一様な放電を安定に形成するた
めには、陽極16を陰極板17a,17bの円弧中心に
対して高精度に配置することが必要である。このような
配置関係を達成することにより、従来のものよりも、効
率よく拡大された放電領域Cを有するNOx 除去装置を
構成することができる。
置の原理図を示すものである。この実施の形態において
は、電極は接地された一対の陰極板1a,1bとその間
に配置された陽極13とからなり、さらに陽極13の全
体を誘電体18でコーティングしている。先に述べたよ
うに、前述の文献によるとNOx 処理の際に生成された
NH4 NO3 の粉が陽極13に付着することにより、ス
トリーマの発生が抑制され効率的な脱硝が行われる。陽
極13を誘電体18でコーティングすることにより、陽
極13の先端の電界強度が高くなり、粉が陽極13に付
着したのと等価な状態を積極的に作り出すことができ
る。また、この構成においても、前述と同様に、より効
率的なNOx 除去を行うために、H型陽極14a,14
bや、線状材料からなる陽極16、円弧型陰極板17
a,17bを用いることができる。
置を示すものである。この実施の形態においては、電極
は接地された一対の金属製陰極板1a,1bとその間に
配置された陽極16とからなり、さらに陽極16は絶縁
体からなるガス導入管19に取り付けられている。従来
の電極形状では、ガス導入管8と陰極板1a,1bとの
間に放電を生じることがあり、放電の安定性を低下させ
ていた。そこでガス導入管を絶縁体によって構成するこ
とによりガス導入管19には放電を生じることがなく、
陽極16のノズル部分のみに放電が生じるようにするこ
とができる。こうすることによって、安定した放電が得
られ、それにより、より安定したNOx除去装置を構成
することができる。この構成においても、より効率的な
NOx 除去を行うために、H型陽極14a,14bや、
線状材料からなる陽極16、円弧型陰極板17a,17
bを用いることができる。
い領域にわたって安定した放電形態を実現することがで
きる。その結果、高効率の添加ガス注入放電型NOx 除
去装置を提供することができる。
Ox 除去装置を、前面板を外した状態で示す斜視図。
図。
装置の要部を示す側面図。
装置の要部を示す斜視図。
図。
去装置を示す斜視図。
面図。
面図。
を、前面板を外した状態で示す斜視図。
明図。
装置の概略構成を示す斜視図。
Claims (12)
- 【請求項1】被処理ガスが通流し、長手軸に平行な4面
のうち互いに対向する一対の2面が陰極板として構成さ
れた処理室と、 この処理室内の前記陰極板相互間に前記長手軸にほぼ直
角にかつ前記陰極板にほぼ平行に配置されたガス導入管
と、 このガス導入管の長手方向に沿い間隔をおいて複数箇所
に取り付けられ、各箇所において前記ガス導入管に連通
し、先端がノズルとして構成され、放射方向にX状に延
伸するように設けられた陽極と、 前記ガス導入管を通して前記陽極のノズルから前記処理
室内に、微量のNH3を含有する添加ガスを導入する添
加ガス供給手段と、 前記陰極板との間にコロナ放電を生起させるための電圧
を前記陽極に印加する電圧印加手段とを備えたNOx 除
去装置。 - 【請求項2】請求項1記載のNOx 除去装置において、
前記陽極が誘電体で被覆されているNOx 除去装置。 - 【請求項3】請求項1記載のNOx 除去装置において、
前記ガス導入管が絶縁材からなっているNOx 除去装
置。 - 【請求項4】被処理ガスが通流し、長手軸に平行な4面
のうち互いに対向する一対の2面が陰極板として構成さ
れた処理室と、 この処理室内の前記陰極板相互間に前記長手軸にほぼ直
角にかつ前記陰極板にほぼ平行に配置されたガス導入管
と、 このガス導入管の長手方向に沿い間隔をおいて複数箇所
に取り付けられ、各箇所において前記ガス導入管に連通
し、先端がノズルとして構成されたH状の陽極と、 前記ガス導入管を通して前記陽極のノズルから前記処理
室内に、微量のNH3を含有する添加ガスを導入する添
加ガス供給手段と、 前記陰極板との間にコロナ放電を生起させるための電圧
を前記陽極に印加する電圧印加手段とを備えたNOx 除
去装置。 - 【請求項5】請求項4記載のNOx 除去装置において、
前記陽極が誘電体で被覆されているNOx 除去装置。 - 【請求項6】請求項4記載のNOx 除去装置において、
前記ガス導入管が絶縁材からなっているNOx 除去装
置。 - 【請求項7】被処理ガスが通流し、長手軸に平行な4面
のうち互いに対向する一対の2面が陰極板として構成さ
れた処理室と、 この処理室内の前記陰極板相互間に前記長手軸にほぼ直
角にかつ前記陰極板にほぼ平行に配置され、長手方向に
沿い間隔をおいて複数箇所に、それぞれ水平位置にガス
導入口を形成したガス導入管と、 このガス導入管の軸心部に位置する幹線、およびその幹
線から前記ガス導入口に対応しそのガス導入口を絶縁状
態で貫通してほぼ水平に分岐された複数の枝線からなる
線状材料からなる陽極と、 前記ガス導入管を介して前記ガス導入口から前記処理室
内に、微量のNH3 を含有する添加ガスを導入する添加
ガス供給手段と、 前記陰極との間にコロナ放電を生起させるための電圧を
前記線状陽極に印加する電圧印加手段とを備えたNOx
除去装置。 - 【請求項8】請求項7記載のNOx 除去装置において、
前記線状陽極が誘電体で被覆されているNOx 除去装
置。 - 【請求項9】請求項7記載のNOx 除去装置において、
前記ガス導入管が絶縁材からなっているNOx 除去装
置。 - 【請求項10】請求項1、4および7のいずれかに記載
のNOx 除去装置において、前記陰極の前記陽極との対
向面が、前記陽極の先端を中心とする円弧面形状に形成
されているNOx 除去装置。 - 【請求項11】請求項10記載のNOx 除去装置におい
て、前記陽極が誘電体で被覆されているNOx 除去装
置。 - 【請求項12】請求項10記載のNOx 除去装置におい
て、前記ガス導入管が絶縁材からなっているNOx 除去
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7301697A JPH09141051A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | NOx除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7301697A JPH09141051A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | NOx除去装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09141051A true JPH09141051A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=17900069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7301697A Pending JPH09141051A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | NOx除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09141051A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003243200A (ja) * | 2002-02-14 | 2003-08-29 | Japan Science & Technology Corp | レーザー光照射による直流放電発生装置及び環境汚染ガスの処理方法 |
-
1995
- 1995-11-20 JP JP7301697A patent/JPH09141051A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003243200A (ja) * | 2002-02-14 | 2003-08-29 | Japan Science & Technology Corp | レーザー光照射による直流放電発生装置及び環境汚染ガスの処理方法 |
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