JPH09140799A - 覚醒度維持方法 - Google Patents

覚醒度維持方法

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Publication number
JPH09140799A
JPH09140799A JP7308025A JP30802595A JPH09140799A JP H09140799 A JPH09140799 A JP H09140799A JP 7308025 A JP7308025 A JP 7308025A JP 30802595 A JP30802595 A JP 30802595A JP H09140799 A JPH09140799 A JP H09140799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
illuminance
awakening
degree
low
wakefulness
Prior art date
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Pending
Application number
JP7308025A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Araki
和典 荒木
Hiroshi Hagiwara
啓 萩原
Akihiro Michimori
章弘 道盛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者の覚醒度を確実に高く保つことができ
る。 【解決手段】 作業者の覚醒度をモニターして、作業者
の覚醒度に応じて作業に適した照度から該照度よりも高
い照度との間で作業環境の照度を漸次変更する。高い照
度の光刺激によるところの覚醒効果を作業者の覚醒度の
低下が見受けられた際に与えることができ、このために
光刺激による覚醒効果を的確に作業者に与えることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は作業者の覚醒度を維
持するための方法、殊に照度制御によるところの覚醒度
維持方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】単調な作業時や生体リズムによって覚醒
度が低下する時間帯(たとえば午後1時から4時くらい
や午前3時から5時くらい)では、覚醒度が低下して作
業パフォーマンスが低下したり事故につながるミスが起
こったりする可能性が高くなる。許容されるミスであれ
ばよいが、車両の運転作業や原子力発電所の中央制御室
の監視作業などにおいてはこのような原因によるミスが
起こってはならない。
【0003】ここにおいて、作業環境に設置されて作業
用の明るさを確保する照明装置は、従来、作業に必要と
される照度を作業面に確保することができるだけのもの
でしかなかった。このために光刺激を利用して作業者の
低下した覚醒度を高めようとすることが特開平4−45
06号公報に示されており、また本願出願人も特願平7
−219321号によって出願している。前者は作業環
境の照度を通常よりも高い照度となるようにすること
で、後者は所定の時間間隔で照度を変化させることによ
って光刺激を与えて、この光刺激によって覚醒度を高く
しようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者において
は、いくら照度が高くとも一定の明るさが継続すること
から、慣れによる覚醒度の低下が生じてしまう。図7は
連続パフォーマンステンス中に照度を900ルクスから
15000ルクスに上昇させた場合を示しており、照度
が上がった時点でパフォーマンスが向上しているもの
の、その効果は10分程度であり、その後は再度パフォ
ーマンスが低下してくる。後者はこの一定の明るさを継
続した場合の問題を解決するためになされたものである
が、作業者の覚醒度が低下した時点で照度が高くなって
おればよいが、作業者の覚醒度が低下する時点は作業者
によってまちまちであり、常に照度変化による光刺激が
有効に作用しているとは限らない。
【0005】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であって、その目的とするところは作業者の覚醒度を確
実に高く保つことができる覚醒度維持方法を提供するに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、作業
者の覚醒度をモニターして、作業者の覚醒度に応じて作
業に適した照度から該照度よりも高い照度との間で作業
環境の照度を漸次変更することに特徴を有している。最
適照度は覚醒度の値からファジー演算で求めることが好
ましい。この場合、覚醒度は「高い」・「低い」の2種
類に、照度は「普通」・「高い」の2種類に分類し、覚
醒度が「低い」時に照度を「高い」にし、覚醒度が「高
い」時に照度を「普通」にするようにしたり、覚醒度は
「高い」・「やや低い」・「かなり低い」の3種類に、
照度は「普通」・「高い」の2種類に分類し、覚醒度が
「やや低い」時に照度を「高い」にし、覚醒度が「高
い」時に照度を「普通」にし、覚醒度が「かなり低い」
時に休憩を促す表示を行うようにするとよい。照度の
「普通」のメンバーシップ関数の中心を300〜1,0
00ルクス程度、照度の「高い」のメンバーシップ関数
はその中心を3,000ルクス程度以上に設定すること
が好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例につい
て説明すると、本発明においては、まず作業者の覚醒度
をモニターする。この覚醒度のモニター手段としては、
特開平4−367653号公報に記載の生体活性度モニ
ターシステム、すなわち、作業者の約1日を単位とする
長い周期を持つ生体リズムを検出する第1の検出手段
(たとえば鼓膜温のような深度体温の検出手段)と、使
用者の数分から数時間を単位とする短い周期を持つ生体
の変化を検出する第2の検出手段(たとえば心拍の間隔
変化の検出手段)と、これら検出手段で検出される上記
周期の異なる2種の生体リズムや変化に基づいて生体活
性度(覚醒度)を判定するシステムを好適に採用するこ
とができる。作業者の作業に支障が生じるものであって
はならないのはもちろんである。なお、詳しい点につい
ては上記公報に述べられていることから、ここでは省略
する。
【0008】そして、モニターした覚醒度の出力に応じ
て、図1に示すように、作業環境の照明用の照明装置に
よるところの作業面における照度を漸次変更するのであ
る。この場合、覚醒度が高い時には照度を作業に適した
普通の照度とし、覚醒度が低い時には上記照度よりも高
い照度に変更する。ただし、照度を高くするにあたって
は、覚醒度の低下がある程度みられた時点で急激に照度
を高くすることが好ましく、照度を普通に戻すにあたっ
てはゆっくりと行うことが好ましい。
【0009】覚醒度に対する照度の値をどのくらいにす
るかについては、照度レベルと覚醒度との相関について
調べたところ、図2に示すように、500〜1,000
ルクス程度では覚醒度が通常レベルであるが、5,00
0〜10,000ルクス程度になると覚醒度が高くなる
ことがわかっているとともに、5,000ルクス以上に
高めても覚醒度のレベルが大きく向上することがないこ
とと、500ルクス以下では覚醒度の低下を招いてしま
うことから、作業者の覚醒度が高い場合については、3
00〜1,000ルクス程度、好ましくは500〜1,
000ルクス程度、覚醒度が低い場合については3,0
00ルクス程度以上、好ましくは5,000ルクス程度
以上とするとよい。
【0010】覚醒度に応じた最適照度はファジー演算で
求めるとよい。たとえば図5に示すように、覚醒度を
「高い」・「低い」の2種類に、照度を「普通」・「高
い」の2種類に分類し、覚醒度が「低い」時に照度を
「高い」にし、覚醒度が「高い」時に照度を「普通」に
するのである。この時、覚醒度の「高い」のメンバーシ
ップ関数の中心を1.0程度、覚醒度の「低い」のメン
バーシップ関数の中心を−1.5程度に設定し、さらに
照度の「普通」のメンバーシップ関数の中心を500ル
クス程度、照度の「高い」のメンバーシップ関数の中心
を5,000ルクス程度に設定すると、後述するように
良好な結果を得ることができる。
【0011】ファジー演算にあたっては、図6に示すよ
うに、覚醒度を「高い」・「やや低い」・「かなり低
い」の3種類に、照度は「普通」・「高い」・「非常に
高い」の3種類に分類し、覚醒度が「やや低い」時に照
度を「高い」にし、覚醒度が「高い」時に照度を「普
通」にし、覚醒度が「かなり低い」時に照度を「非常に
高い」とするようにしてもよいが、「非常に高い」レベ
ルの照度を得ることは実用的ではない上に実際に出力す
ることができない場合があることから、覚醒度が「かな
り低い」時には休憩を促す表示を行うようにした方が好
ましい。ちなみにこの図6に示す例では、覚醒度の「高
い」のメンバーシップ関数の中心を1.0程度、覚醒度
の「やや低い」のメンバーシップ関数の中心を0.0程
度、覚醒度の「かなり低い」のメンバーシップ関数の中
心を−1.5程度に設定しており、ま照度の「普通」の
メンバーシップ関数の中心を500ルクス程度、照度の
「高い」のメンバーシップ関数の中心を5,000ルク
ス程度、照度の「非常に高い」のメンバーシップ関数の
中心を50,000ルクス程度に設定している。
【0012】このように作業者の覚醒度に応じた照度変
化を被験者に対して行った場合の結果を図3及び図4に
示す。覚醒度に応じた照度制御により、照度は図4に示
すように変化した。また、覚醒度に応じた照度制御を行
う場合と照度制御を行わずに一定の照度を保った場合と
では、図3に示すように、作業者の覚醒度について大き
な差異が生じた。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明においては、作業者
の覚醒度をモニターして、作業者の覚醒度に応じて作業
に適した照度から該照度よりも高い照度との間で作業環
境の照度を漸次変更するために、高い照度の光刺激によ
るところの覚醒効果を作業者の覚醒度の低下が見受けら
れた際に与えることができるものであり、このために光
刺激による覚醒効果を的確に作業者に与えることができ
て作業者の覚醒度を高いレベルに確実に維持することが
できるものである。
【0014】最適照度は覚醒度の値からファジー演算で
求めると、覚醒度を高くするという点で好ましい結果を
得ることができる。この場合、覚醒度は「高い」・「低
い」の2種類に、照度は「普通」・「高い」の2種類に
分類し、覚醒度が「低い」時に照度を「高い」にし、覚
醒度が「高い」時に照度を「普通」にするという制御で
よいが、覚醒度は「高い」・「やや低い」・「かなり低
い」の3種類に、照度は「普通」・「高い」の2種類に
分類し、覚醒度が「やや低い」時に照度を「高い」に
し、覚醒度が「高い」時に照度を「普通」にし、覚醒度
が「かなり低い」時に休憩を促す表示を行うようにして
もよい。照度の「普通」のメンバーシップ関数の中心を
300〜1,000ルクス程度、照度の「高い」のメン
バーシップ関数はその中心を3,000ルクス程度以上
に設定することが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一例における照度変化を示すフ
ローチャートである。
【図2】照度と覚醒度との相関を示す説明図である。
【図3】同上の作用を示す説明図である。
【図4】同上の動作を示す説明図である。
【図5】(a)は同上の覚醒度についてのメンバーシップ
関数の一例の説明図、(b)は照度についてのメンバーシ
ップ関数の一例の説明図である。
【図6】(a)は同上の覚醒度についてのメンバーシップ
関数の他例の説明図、(b)は照度についてのメンバーシ
ップ関数の他例の説明図である。
【図7】一定照度下におけるパフォーマンステスト結果
の説明図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業者の覚醒度をモニターして、作業者
    の覚醒度に応じて作業に適した照度から該照度よりも高
    い照度との間で作業環境の照度を漸次変更することを特
    徴とする覚醒度維持方法。
  2. 【請求項2】 覚醒度の値から最適照度をファジー演算
    で求めることを特徴とする請求項1記載の覚醒度維持方
    法。
  3. 【請求項3】 覚醒度は「高い」・「低い」の2種類
    に、照度は「普通」・「高い」の2種類に分類し、覚醒
    度が「低い」時に照度を「高い」にし、覚醒度が「高
    い」時に照度を「普通」にすることを特徴とする請求項
    1または2記載の覚醒度維持方法。
  4. 【請求項4】 覚醒度は「高い」・「やや低い」・「か
    なり低い」の3種類に、照度は「普通」・「高い」の2
    種類に分類し、覚醒度が「やや低い」時に照度を「高
    い」にし、覚醒度が「高い」時に照度を「普通」にし、
    覚醒度が「かなり低い」時に休憩を促す表示を行うこと
    を特徴とする請求項1または2記載の覚醒度維持方法。
  5. 【請求項5】 照度の「普通」のメンバーシップ関数の
    中心を300〜1,000ルクス程度、照度の「高い」
    のメンバーシップ関数の中心を3,000ルクス程度以
    上に設定することを特徴とする請求項3または4記載の
    覚醒度維持方法。
JP7308025A 1995-11-27 1995-11-27 覚醒度維持方法 Pending JPH09140799A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017000521A (ja) * 2015-06-12 2017-01-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 化粧台
WO2020162358A1 (ja) 2019-02-04 2020-08-13 日本電気株式会社 覚醒度制御装置、覚醒度制御方法および記録媒体
US11826147B2 (en) 2019-02-04 2023-11-28 Nec Corporation Arousal level control apparatus, arousal level control method, and recording medium

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017000521A (ja) * 2015-06-12 2017-01-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 化粧台
WO2020162358A1 (ja) 2019-02-04 2020-08-13 日本電気株式会社 覚醒度制御装置、覚醒度制御方法および記録媒体
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Effective date: 20050222

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Effective date: 20050705