JPH09140326A - 生肉パック製品とその製造方法 - Google Patents

生肉パック製品とその製造方法

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JPH09140326A
JPH09140326A JP32392795A JP32392795A JPH09140326A JP H09140326 A JPH09140326 A JP H09140326A JP 32392795 A JP32392795 A JP 32392795A JP 32392795 A JP32392795 A JP 32392795A JP H09140326 A JPH09140326 A JP H09140326A
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JP
Japan
Prior art keywords
raw meat
small
pack
tray
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP32392795A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Kawai
政弘 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAWAI KK
Original Assignee
KAWAI KK
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Publication date
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Publication of JPH09140326A publication Critical patent/JPH09140326A/ja
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 調理するのに必要な量だけの生肉を取り出す
ことができ、生肉の連鎖感染を防止することができる生
肉パック製品とその製造方法を提供する。 【解決手段】 生肉パック製品1は、生肉mを複数に小
分けし、生肉mをそれぞれの小皿4に載置し、小皿4と
生肉mを密封包装して小パック3にし、複数の小パック
3をトレー2に載置し、トレー2をフィルム包装して製
造されているので、調理するのに必要な量だけの生肉を
取り出すことができ、生肉の連鎖感染を防止することが
できる。生肉パック製品1は、複数の小パック3とこれ
ら複数の小パック3がトレー用フィルム5によってフィ
ルム包装されており、それぞれの小パック3は、生肉m
が載置された小皿4を小パック用フィルム6によって密
封包装されているので、調理するのに必要な量の小パッ
ク3を取り出すことができ、生肉mの連鎖感染を防止さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生肉パック製品と
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の生肉パック製品は、生肉が合成樹
脂性のトレーに載置され、この生肉がトレーとともにフ
ィルム包装されているものである。この構成によって、
従来の生肉パック製品の生肉は、フィルムによって外界
の空気と遮断されているので、生肉の腐敗を防止し生肉
の鮮度を保っている。また、一般家庭において生肉を保
存するには、生肉を冷蔵庫の中に収納したり、長期保存
するには生肉を冷凍庫の中に収納する方法をとっている
が、フィルムで遮断されているので、冷蔵庫や冷凍庫の
中に収納されている他の食べ物の臭いが生肉に移らず、
逆に生肉の臭いが他の食べ物に移らない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、少人数分の
食事を調理する場合には、従来の生肉パック製品の生肉
は量が多すぎて、一度の調理に全ての生肉を使用しきれ
ないという問題がある。また、生肉をトレーから取り出
して再びトレーに戻すときに指で触ってしまったり、生
肉が外気に触れたりするので、トレーに戻された生肉は
腐りやすい。そして、このトレーに戻された生肉の一部
でも腐ってしまうと、他の部分の生肉にも腐敗を感染さ
せてトレー内の生肉全体が食べられなくなってしまうと
いう問題がある。
【0004】本発明はかかる事情に鑑み、調理するのに
必要な量だけの生肉を取り出すことができ、生肉の腐敗
の感染を防止させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の生肉パック製
品は、複数の小パックと、該複数の小パックが載置され
たトレーがフィルム包装されており、それぞれの前記小
パックが、生肉と該生肉が載置された小皿が密封包装さ
れていることを特徴とする。請求項2の生肉パック製品
は、前記小パックが、50〜100 gの生肉を密封包装した
ものであることを特徴とする。請求項3の生肉パック製
品は、4〜8個の前記小パックをフィルム包装したこと
を特徴とする。請求項4の生肉パック製品の製造方法
は、生肉を小分けし、該生肉を前記小皿に載置し、該小
皿と前記生肉を密封包装して小パックにし、複数の該小
パックを前記トレーに載置し、該トレーをフィルム包装
することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本発明の一実施形態に係わる
生肉パック製品の概略斜視図である。同図に示すよう
に、本実施形態の生肉パック製品1は、トレー2に複数
の小パック3が載置されており、このトレー2はこれら
の複数の小パック3とともにトレー用フィルム5によっ
てフィルム包装されている。小パック3には生肉mが包
装されているが詳細は後述する。前記トレー用フィルム
5によって外界の空気と遮断されているので、生肉mの
腐敗を防止し生肉の鮮度を保っており、また、冷蔵庫や
冷凍庫の中に収納されている他の食べ物の臭いがトレー
2の生肉に移らず、逆に生肉mの臭いが他の食べ物に移
らないという利点を奏する。
【0007】トレー2の材料は、人体に有害な可塑剤や
安定剤が含有されておらず、無味無臭で食品衛生上安全
なものがよく、このような性質の合成樹脂にはポリプロ
ピレンとフィラーとの複合体やポリスチレンペーパー、
二軸延伸ポリスチレンなどが好適である。
【0008】トレー用フィルム5はトレー2を包装しう
る面積を有し、短辺・長辺ともに150mm 〜240mm の範囲
が好ましく、とくに短辺・長辺ともに190mm 前後の四角
い形状のものが好適である。なお、トレー用フィルム5
は公知の材料を使用すればよく、食品衛生上安全なもの
でコシが強く破れにくいものであれば限定されない。
【0009】つぎに、小パック3について説明する。図
2は小パック3の正面断面図、図3は小パック3の分解
図である。図2〜3に示すように、小パック3は、小皿
4に生肉mが載置されており、生肉mは小皿4とともに
小パック用フィルム6によって密封包装されているもの
である。このため、生肉mが外気に触れなくなるので、
生肉mは腐敗しにくくなり、またそれぞれの小パック3
が互いにそれぞれの小パック用フィルム6によって隔て
られているので、もし1つの小パック3の生肉mが腐敗
しても、該小パック3の生肉m以外の生肉mに腐敗が感
染することはない。
【0010】小皿4は、合成樹脂製であって人体に有害
な可塑剤や安定剤が含有されておらず、無味無臭で食品
衛生上安全なものがよく、このような性質の合成樹脂に
は二軸延伸ポリスチレンやポリプロピレン、ハイインパ
クト・ポリスチレン、ポリスチレンペーパーなどが好適
である。なお、図中では小皿4は平面視で四角形である
が円形でもよく、種々の形状を採用しうる。小皿4は前
記小分け101 された生肉mを載せうる大きさで、短辺・
長辺ともに50mm〜100mm の範囲が好ましく、とくに短辺
・長辺ともに70mm前後が好適であり、高さは5mm〜40mm
の範囲が好ましく、とくに30mm前後が好適である。
【0011】小パック用フィルム6は、合成樹脂製であ
ってコシが強く破れにくく人体に有害な可塑剤や安定剤
が含有されておらず、ヒートシール性に優れており、無
味無臭で食品衛生上安全なものがよく、このような性質
の合成樹脂には二軸延伸ポリプロピレンやリニアローデ
ンポリエチレンフィルム、二軸延伸ナイロンフィルム、
ナイロンフィルムなどが好適である。なお、図中では小
パック用フィルム6は四角形であるが、外周に切込みを
入れておけば絞り包装でき、種々の形状を採用しうる。
【0012】小パック3の生肉mの量は、多すぎると一
度に使いきることができず、また、少なすぎると生肉m
を小パック用フィルム6から取り出すのに手間がかかる
ので、本発明者の実験によると、日本人の成人の食性に
合わせて生肉mの量は50〜100 gの範囲が好ましく、と
くに70g前後が好適である。
【0013】本実施形態の生肉パック製品1において
は、図1に示すように、トレー2には6個の小パック3
が載置されている。この小パック3の個数は、あまりに
も多数であると、生肉パック製品1を冷蔵庫や冷凍庫か
ら取り出す場合には、生肉パック製品1の小パック3の
常温中での滞在時間が長くなって生肉mが傷みやすくな
るので、トレー2に載置する小パック3の個数は4〜8
個が好ましく、とくに6個前後が好適である。
【0014】上記のごとき構成によって、生肉パック製
品1は、調理する分だけ小パック3をトレー2から取り
出して調理することができ、残りの小パック3を再び冷
蔵庫や冷凍庫に収納しておけば、小パック3の生肉mは
腐敗しにくい。すなわち、冷蔵庫や冷凍庫に収納されて
いる生肉パック製品1から必要な個数だけの小パック3
を冷蔵庫や冷凍庫から取り出せば生肉パック製品1の全
ての生肉mを無駄なく使いきることができる。もし、生
肉パック製品1が冷凍庫で冷凍されている場合には、小
パック3のみ解凍すればよい。このため、単独で生活し
ている独身者やお年寄りにとっては少量のみ食すること
ができ非常に便利であり、複数人数で生活している家族
であっても必要な分量だけ調理できるので便利である。
【0015】また、前記生肉mが小パック3の小パック
用フィルム6によって密封包装されているので、外気と
触れずに腐敗されにくく、さらに、それぞれの小パック
3は各小パック用フィルム6によって隔てられているの
で、1つの小パック3の生肉mが腐敗しても他の小パッ
ク3の生肉mに腐敗が移らないので、連鎖腐敗を防ぐこ
とができる。
【0016】つぎに、生肉パック製品の製造方法につい
て説明する。図4は生肉パック製品の製造方法のフロー
チャート、図5は小パックの包装方法の説明図である。
図4に示すように、生肉パック製品1を製造するには、
まず、生肉mを小分け101 しておき、これらの生肉mを
それぞれの小皿4に載置102し、この生肉mが載ってい
る小皿4を密封包装103 して小パック3を作る。複数の
該小パック3をトレー2に載置104 し、これらの複数の
小パック3が載っているトレー2をフィルム包装105 す
る。それぞれの工程について詳細に説明する。
【0017】まず、前記のごとく生肉mの量を50〜100
gの範囲で、生肉mを小分け101 し、この生肉mを小皿
4に載置102 しておく。図5(I) 、(II)、(III) に示す
ように、一般的に、小パック3は包装機械によって密封
包装103 されている。この包装機械は、小皿4を載置す
るための突上ヘッドCが突上げ軸Aによって下から軸支
されて昇降自在に設けられて、この突上ヘッドCの上方
に絞り型Bが配設されており、この絞り型Bには前記突
上ヘッドCより略大きい絞り穴Hが中央部に形成されて
いる。絞り型Bの上面には、小パック用フィルム6を折
るための2枚の対向する底折曲羽根爪S、および底折曲
羽根爪Sに直角に底折込爪Rが、絞り型Bの絞り穴Hに
向かって水平方向に進退自在に設けられている。
【0018】小パック3を密封包装103 するためには、
図5(I)に示すように、まず、突上ヘッドCに、前記
生肉mが載っている小皿4を載置させ、この生肉mが載
っている小皿4に上方から小パック用フィルム6を被せ
る。つぎに、図5(II)に示すように、突上ヘッドCを
上方に上昇させる。そして、図5(III )に示すよう
に、小パック3が絞り型Bの絞り穴Hを通過した状態に
なったら、2枚の底折曲羽根爪Sを前進させ、小パック
3を支えると同時に突上ヘッドCを下降させる。この2
枚の底折曲羽根爪Sは、小パック3の底面で小パック用
フィルム6を順次折り込み、しかる後に、底折込爪Rを
前進させて小パック用フィルム6を折り込んでヒータシ
ールして密封包装させる。なお、生肉mはトレー2に保
護されているので、ヒータシールの熱によって焼かれて
変質することはない。さらになお、本発明の生肉パック
製品において、小パックは、密封包装されていればよ
く、前記で示した方法以外にも種々採用されうる。
【0019】上記のごとく、本発明の生肉パック製品1
は、調理するのに必要な量だけの生肉を取り出すことが
でき、生肉の腐敗の連鎖感染を防止させることができ
る。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の生肉パック製品によれ
ば、調理するのに必要な量だけの生肉を取り出すことが
でき、生肉の腐敗の連鎖感染を防止できる。請求項2・
3記載の生肉パック製品によれば、冷蔵庫や冷凍庫から
取り出す回数が少なく、常温中の滞在時間が短くて済む
ので生肉は腐敗しにくく、小パックの生肉を残さずに一
度に食べきることができる。請求項4記載の生肉パック
製品の製造方法によれば、調理するのに必要な量だけの
生肉を取り出すことができ、生肉の腐敗の連鎖感染を防
止できる生肉パック製品を効率よく製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる生肉パック製品の
概略斜視図である。
【図2】小パックの正面断面図である。
【図3】小パックの分解図である。
【図4】本発明の一実施形態に係わる生肉パック製品の
製造方法のフローチャートである。
【図5】小パックの包装方法の説明図である。
【符号の説明】
1 生肉パック製品 2 トレー 3 小パック 4 小皿 5 トレー用フィルム 6 小パック用フィル
ム m 生肉

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の小パックと、該複数の小パックが載
    置されたトレーがフィルム包装されており、それぞれの
    前記小パックが、生肉と該生肉が載置された小皿が密封
    包装されていることを特徴とする生肉パック製品。
  2. 【請求項2】前記小パックが、50〜100 gの生肉を密封
    包装したものであることを特徴とする請求項1記載の生
    肉パック製品。
  3. 【請求項3】4〜8個の前記小パックをフィルム包装し
    たことを特徴とする請求項1または2記載の生肉パック
    製品。
  4. 【請求項4】生肉を小分けし、該生肉を前記小皿に載置
    し、該小皿と前記生肉を密封包装して小パックにし、複
    数の該小パックを前記トレーに載置し、該トレーをフィ
    ルム包装することを特徴とする生肉パック製品の製造方
    法。
JP32392795A 1995-11-18 1995-11-18 生肉パック製品とその製造方法 Pending JPH09140326A (ja)

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JP (1) JPH09140326A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013233122A (ja) * 2012-05-10 2013-11-21 Nihon Wrap Kk 調理済み生食用食肉、およびその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013233122A (ja) * 2012-05-10 2013-11-21 Nihon Wrap Kk 調理済み生食用食肉、およびその製造方法

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