JPH09139682A - スーパーヘテロダイン受信機 - Google Patents

スーパーヘテロダイン受信機

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JPH09139682A
JPH09139682A JP29550095A JP29550095A JPH09139682A JP H09139682 A JPH09139682 A JP H09139682A JP 29550095 A JP29550095 A JP 29550095A JP 29550095 A JP29550095 A JP 29550095A JP H09139682 A JPH09139682 A JP H09139682A
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JP
Japan
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frequency
signal
birdie
output
receiver
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JP29550095A
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Kenji Yamazaki
堅司 山崎
Tatsuo Masaki
健生 正木
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Uniden Corp
Original Assignee
Uniden Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スーパーヘテロダイン受信機において、バー
ディーズ回避及びイメージ妨害比の改善を行う。 【解決手段】 バーディーズ回避部16を設けて、検波
出力DTOとチャンネル変更信号CCに応答して、受信
周波数がバーディ周波数であるか否か判定し、バーディ
周波数の場合、周波数シフト量△fsのIFシフトを行
う。また“オフセット”バンドパスフィルタ5を設け
て、通過帯域の中心周波数f0を第1中間周波数fIN1
対し周波数オフセットfOFだけずらすことにより、イメ
ージ周波数がその通過帯域の外にくるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スーパーヘテロダ
イン受信機に関し、特にこの種の受信機における、バー
ディ周波数(バーディーズ)によるスプリアス妨害の改
善(単に、バーディーズ回避とも呼ぶ)、並びにイメー
ジ妨害比の改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スーパーヘテロダイン受信機におけるス
プリアス妨害の改善に関する従来技術として、特開昭6
0−16734(通信機回路)には、多重変換を行う例
えばダブルスーパーヘテロダイン受信機における、PL
L局部発振器出力でのクロス・スプリアス・ビートの発
生防止が開示されている。このクロス・スプリアス・ビ
ートの発生防止は、予めクロス・スプリアス・ビートの
発生する周波数のデータを記憶し、クロス・スプリアス
・ビート発生周波数でCPUより周波数シフト信号を発
生することにより、ドリフト・キャンセル方式を使って
クロス・スプリアス発生周波数を第1中間周波バンドパ
スフィルタの余裕周波数以内でIF(中間周波)シフト
して飛び越すようにし、これにより、クロス・スプリア
ス・ビートによるスプリアス発生を回避している。
【0003】また、特開昭53−90709には、通信
用受信機のSSB・CW受信における周波数シフト装置
が開示されている。この周波数シフト装置は、希望信号
に周波数が隣接した妨害信号を除去をするため、スプリ
アス妨害が起きた場合に、第2局部発振出力又は復調器
へのキャリア発振出力の内の一方の周波数が手動シフト
されたときに、その他方の周波数を対応して自動的にシ
フトさせ、これにより、スプリアス妨害に対する改善を
行っている。
【0004】また、特開昭53−99811には、ダブ
ル・スーパーヘテロダインFM受信機において、第2中
間周波数の高調波周波数と第1中間周波又は第2局部発
振出力との間に生ずるビート成分による妨害を最小限に
するため、第2中間周波数を、“第1中間周波数が、第
2中間周波数のn次高調波周波数と(n+1)次高調波
周波数との動的中心に位置する”ように設定するように
し、これにより、検波能率を向上させてSN比を改善し
ている。
【0005】イメージ妨害比に対する改善の従来技術と
しては、特開昭52−24412があり、これには、ス
ーパーヘテロダイン受信機において、直交検波技術を使
用してイメージ応答を抑圧する技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】非常に広い周波数範囲
を受信するスーパーヘテロダイン受信機、例えばスキャ
ナーにおいては、第1局部発振出力の高調波と第2局部
発振出力の高調波との周波数差が第1中間周波数に一致
する周波数、即ち“バーディ周波数”が無数に発生し、
しかも、そのバーディ周波数の全てを予測することが困
難である。このようなバーディ周波数は、スキャナーの
スキャン動作(ユーザがプログラムした1以上の周波数
に自動的に同調し、そして同調したある周波数で信号を
受信したときはその周波数で受信を継続する機能)をス
トップさせたり、また受信信号が妨害される等の問題を
生じさせる。上記従来技術のいずれも、この無数のしか
も予測困難なバーディ周波数による問題の解決に関する
ものではない。
【0007】また、特開昭52−24412による直交
検波技術を使用したイメージ応答抑圧法は、移相器を含
む追加の回路を必要とする、という問題がある。
【0008】従って、本発明の目的は、バーディーズ回
避を自動的に行うことが可能なスーパーヘテロダイン受
信機を提供することである。
【0009】本発明の別の目的は、追加の回路を必要と
せずにイメージ妨害比の改善が可能なスーパーヘテロダ
イン受信機を提供することである。
【0010】本発明の更に別の目的は、バーディーズ回
避を自動的に行いかつイメージ応答の改善が可能なスー
パーヘテロダイン受信機を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を実現するた
め、本発明による、少なくとも2段の周波数変換を行う
スーパーヘテロダイン受信機は、イ)選択されたチャン
ネル用の第1及び第2の発振周波数データ並びにチャン
ネルの選択を表すチャンネル選択指示信号を生成するチ
ャンネルデータ生成手段、ロ)第3発振周波数データを
受けてこれに対応する周波数の第1局部発振周波数を発
生する第1局部発振手段、ハ)第4発振周波数データを
受けてこれに対応する周波数の第2局部発振周波数を発
生する第2局部発振手段、ニ)受信信号と前記第1局部
発振周波数を受けて、第1中間周波数の第1中間周波出
力を発生する第1混合手段、ホ)前記第1中間周波出力
を受けて第1フィルタ出力を発生する第1バンドパスフ
ィルタ、ヘ)前記第1フィルタ出力と前記第2局部発振
周波数を受けて、第2中間周波数の第2中間周波出力を
発生する第2混合手段、ト)前記第2中間周波出力を受
けて第2フィルタ出力を発生する第2バンドパスフィル
タ、チ)前記第2フィルタ出力を受け、検波出力を発生
する検波手段と、リ)前記検波出力と、前記第1及び第
2の発振周波数データと、前記チャンネル選択指示信号
とを受けるように接続したバーディーズ回避手段であっ
て、これらに応答して、前記受信信号の周波数がバーデ
ィ周波数であるか否かを判定し、バーディ周波数でない
場合には、前記第1及び第2の発振周波数データをその
まま前記第3及び第4の発振周波数データとしてそれぞ
れ出力し、バーディ周波数である場合には、前記第1及
び第2発振周波数データを変更して前記第3及び第4の
発振周波数データとして出力して、前記第1及び第2の
局部発振周波数を所定周波数シフト量だけシフトさせる
ことにより前記第1中間周波数の前記所定周波数シフト
量のシフトを生じさせる、前記のバーディーズ回避手段
と、を備える。
【0012】本発明によれば、前記バーディーズ回避手
段は、イ)前記検波出力を受けるように接続しており、
前記検波出力における検波信号の存在を表す検波信号存
在信号を発生する検波信号有無判定手段と、ロ)前記検
波信号存在信号と前記チャンネル選択指示信号とを受け
るように接続しており、前記選択チャンネルにおいて前
記検波信号存在信号があるときにバーディ指示信号を発
生するバーディーズ判定手段と、ハ)前記バーディ指示
信号と前記第1及び第2の発振周波数データとを受ける
ように接続した発振周波数データシフト手段であって、
前記バーディ指示信号がないときに前記第1及び第2の
発振周波数データを変更せずにそのまま前記第3及び第
4の発振周波数データとしてそれぞれ出力し、前記バー
ディ指示信号があるときには、前記第1及び第2発振周
波数データを変更して前記第3及び第4の発振周波数デ
ータとして出力する、前記の発振周波数データシフト手
段と、を備えるようにできる。
【0013】本発明によれば、イ)前記受信機は、前記
検波手段の前記検波出力を受けるように接続したミュー
ト回路手段を含み、ロ)前記バーディーズ回避手段は、
前記ミュート回路手段を制御するミュート制御手段を含
むように構成できる。この場合、前記バーディーズ判定
手段は、前記選択チャンネルにおいて前記バーディ指示
信号がありかつ前記第1及び第2発振周波数データの変
更を行った場合において、前記検波信号存在信号が存在
する場合、ミュート解除信号を前記ミュート制御手段に
送り、これにより該ミュート制御手段は前記ミュート回
路手段のミュート動作を解除するようにできる。前記バ
ーディーズ判定手段は、イ)前記選択チャンネルにおい
て前記検波信号存在信号があった場合において前記第1
及び第2の発振周波数データの変更を行ったときに前記
検波信号存在信号がなくなった場合、新たなチャンネル
選択指示信号を受けるかあるいは前記検波信号存在信号
を受けるまで待機し、ロ)前記新たなチャンネル選択信
号信号を受けた場合、前記選択チャンネルでのバーディ
ーズ判定を終了し、ハ)前記選択チャンネルでの前記検
波信号存在信号を受けた場合、ミュート解除信号を前記
ミュート制御手段に送り、これにより該ミュート制御手
段が前記ミュート回路手段のミュート動作を解除するよ
うにするようにできる。また、前記バーディーズ判定手
段は、イ)前記選択チャンネルにおいて前記検波信号存
在信号がなかった場合、新たなチャンネル選択指示信号
を受けるかあるいは前記検波信号存在信号を受けるまで
待機し、ロ)前記新たなチャンネル選択信号信号を受け
た場合、前記選択チャンネルでのバーディーズ判定を終
了し、ハ)前記選択チャンネルでの前記検波信号存在信
号を受けた場合、ミュート解除信号を前記ミュート制御
手段に送り、これにより該ミュート制御手段は前記ミュ
ート回路手段のミュート動作を解除するようにできる。
【0014】また、上記の目的を実現するため、本発明
によれば、前記第2バンドパスフィルタは、所定の帯域
幅の通過帯域を有し、前記所定周波数シフト量は、前記
第2バンドパスフィルタの前記帯域幅の少なくとも1倍
以上とすることができる。また、前記第1バンドパスフ
ィルタは、所定の帯域幅の通過帯域を有し、該通過帯域
は、前記第1中間周波数が、前記通過帯域の中心周波数
より、前記所定帯域幅の1/2以下の大きさの所定の周
波数オフセットだけずれるように定めることができる。
また、前記周波数オフセットは、前記所定帯域幅の1/
2から前記所定周波数シフト量を引いた大きさ以下とす
ることができる。
【0015】更に、上記の目的を実現するため、本発明
によるダブルスーパーヘテロダイン受信機は、イ)受信
信号を受けて第1中間周波数の第1中間周波出力を発生
する第1混合手段、ロ)前記第1中間周波出力を受けて
第1フィルタ出力を発生する所定の帯域幅の通過帯域を
有する第1バンドパスフィルタであって、前記通過帯域
は、前記第1中間周波数が、前記通過帯域の中心周波数
より前記所定帯域幅の1/2以下の大きさの周波数オフ
セットだけずれるように定めた、前記の第1バンドパス
フィルタ、ハ)前記第1フィルタ出力と前記第2局部発
振周波数を受けて、第2中間周波数の第2中間周波出力
を発生する第2混合手段、を備えたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の1
実施形態について説明する。
【0017】図1は、本発明の1実施形態であるダブル
スーパーヘテロダイン受信機Aを機能ブロック図で示し
ている。図示のように、この受信機Aは、アンテナ1に
入力が接続していて高周波(fR)信号を発生する出力
を有する高周波(RF)増幅部2と、これの出力に一方
の入力が接続した第1混合器3と、この混合器の他方の
入力に接続していて第1局部発振周波数fLC1の局部発
振出力LCO1を発生する出力とそして制御入力とを有
する第1局部発振器4と、混合器3からの第1中間周波
数fIN1の中間周波出力IFO1を受ける入力を有し帯
域幅BW1の通過帯域をもつ第1の“オフセット”バン
ドパスフィルタ(BPF)5を備えている。この“オフ
セット”バンドパスフィルタ5は、その通過帯域の中心
周波数f0が第1中間周波数fIN1に対し周波数オフセッ
トfOFだけずれている。また、受信機Aは、一方の入力
がこのフィルタ5の出力BPO1に接続した第2混合器
6と、この混合器の他方の入力に接続していて第2局部
発振周波数fLC2の局部発振出力LCO2を発生する出
力とそして制御入力とを有する第2局部発振器7と、混
合器6からの第2中間周波数fIN2の中間周波出力IF
O2を受ける入力を有し帯域幅BW2の通過帯域をもつ
第2バンドパスフィルタ(BPF)8と、を備えてい
る。また、受信機Aは、フィルタ8からの出力BPO2
を受ける入力を有した中間周波(IF)増幅器9と、そ
して更に直列に、検波器10と、音量調節器11と、制
御入力も有するミュート回路12と、低周波(AF)増
幅器13と、スピーカ14と、を備えている。
【0018】更に、受信機は、ユーザが受信を希望する
チャンネルを選択するためのチャンネル選択部15と、
バーディーズ回避部16を備えている。チャンネル選択
部15は、選択されたチャンネル受信のための局部発振
周波数fLC1及びfLC2を定める周波数データDf1及びD
f2と、選択チャンネルの変更を示すチャンネル変更信号
CCと、を発生する各出力を有している。バーディーズ
回避部16は、選択部15からのそれら信号を受ける入
力と、検波器10からの検波出力DTOを受ける入力と
を有し、また周波数データDf1及びDf2に基づいてバー
ディーズ回避を可能にする回避用周波数データDf1s
びDf2sを発生する各出力と、そしてミュート回路のミ
ュート作動/解除を制御するミュート制御信号MCを発
生する出力を有している。回避用周波数データDf1s
f2sとは、それぞれ局部発振器4と7の制御入力に接
続しており、そしてミュート制御信号MCは、ミュート
回路12の制御入力に接続している。
【0019】次に、図2は、バーディーズ回避部16及
びチャンネル選択部15の詳細を、機能ブロック図で示
している。先ず、チャンネル選択部15は、ユーザによ
る操作によりチャンネルを指示するチャンネル指示信号
CIを種々の形式で発生するチャンネル指定部150を
備えており、例えば、個々の指定チャンネル毎に、又は
ある周波数範囲を一定の周波数ステップで自動的に同調
周波数を変化させる“サーチ”形式で、もしくはユーザ
がプログラムした1以上の周波数に順番に自動的に同調
する“スキャン”形式で、チャンネル指示信号CIを発
生する。また、選択部15は、チャンネルデータ生成部
152を備え、この生成部152は、チャンネル指示信
号を受けると、その指示により選択されたチャンネル受
信のため、上述の周波数データDf1及びDf2と、チャン
ネル変更信号CCとを出力する。
【0020】次のバーディーズ回避部16は、発振周波
数データシフト部160と、バーディーズ判定部162
と、検波信号有無判定部164と、ミュート制御部16
6と、を備えている。シフト部160は、生成部152
からの周波数データDf1及びDf2を受ける各入力を有
し、また、バーディーズ判定部162からのバーディ指
示信号BIを受ける入力とを有している。バーディ指示
信号BIが受信周波数がバーディ周波数であることを指
示している場合には、第1中間周波数fIN1をある周波
数分△fs(図4参照)だけIFシフトさせるため、周
波数データDf1及びDf2を周波数が互いに同一又は反対
方向に△fsだけシフトするように変更してその結果を
回避用周波数データDf1s及びDf2sとして出力し、そし
てそれ以外の場合は、周波数データDf1及びDf2を変更
せずにそのままで回避用周波数データDf1s及びDf2s
して出力する。回避部16の検波信号有無判定部164
は、検波出力DTOを受ける入力を有していて、その出
力に、あるしきい値以上の信号がある場合にのみ、検波
信号存在信号DPを出力に発生する。この信号DPとチ
ャンネル変更信号CCとを受けるように接続したバーデ
ィーズ判定部162は、それら信号に基づいて受信中の
周波数がバーディ周波数であるか否かの判定を行い、こ
の判定結果に従って上記バーディ指示信号BIを発生
し、また、バーディ周波数でない場合には、ミュート解
除信号MRを別の出力に発生する。バーディーズ回避部
16の詳細な動作については、後述のフローチャートで
説明する。
【0021】次に、図3を参照して、ダブルスーパーヘ
テロダイン受信機Aのより具体化した実施形態の受信機
Bについて説明する。尚、図3は、図1の受信機回路と
異なった部分を主として示してあり、図1の要素と対応
あるいはほぼ対応する要素には同じ参照番号の後に
“B”を付してある。尚、この実施形態においては、第
1中間周波数fIN1は253.9MHzであり、第2中間
周波数fIN2は0.45MHzとしている。図1と異なっ
ている部分について説明すると、図示のように、受信機
Bは、バンドパスフィルタとして、通過帯域の中心周波
数f0が254.4MHzで帯域幅BW1が1.2MHz
のSAWフィルタ5Bと、通過帯域の中心周波数が0.
45MHzで帯域幅BW2が15KHzのセラミックフ
ィルタ8Bとを備えている。尚、帯域幅BW1の上限周
波数と下限周波数とはそれぞれfBW1L(本例では、25
3.8MHz)とfBW1U(本例では、255MHz)、
帯域幅BW2の上限周波数と下限周波数とはそれぞれf
BW2L(0.435MHz)とfB W2U(0.465MHz)
とする。SAWフィルタの中心周波数f0(=254.4
MHz)は、後で詳細に説明するように、イメージ妨害
比改善のため、第1中間周波数とは500KHzの周波
数オフセットfOF(図4及び図5参照)だけずれてい
る。また、このSAWフィルタ5Bの帯域幅は比較的広
いが、フィルタのシェイプは急峻な遮断特性を有してい
る。
【0022】また、受信機Bは、局部発振器としてPL
L局部発振回路4Bと7Bとを有している。これら回路
は同じ回路構成であるので、図3では、回路4Bのみを
詳細に示してある。図示のように、PLL回路4Bは、
在来の回路構成のものであって、電圧制御発振器(VC
O)40Bと、回避用周波数データDf1sとして分周比
データN1sを受ける1/N分周器42B(PLL回路7
Bの場合は、回避用周波数データDf2sとして分周比デ
ータN2s)と、基準REFとの位相比較を行う位相比較
器(PC)44Bと、ローパスフィルタ(LPF)46
Bとを備えている。また、受信機Bは、チャンネル選択
部15の一部分に対応する要素としてキーボード15B
を有し、バーディーズ回避部16とチャンネル選択部1
5の残りの部分に対応する要素としてマイクロプロセッ
サ(μP)16Bとスケルチ回路164Bを有してい
る。μP16Bは、図示のように、キーボード15Bと
接続し、またスケルチ回路のスケルチ信号SC(検波信
号の存在を示す信号であり、図2の信号DPとして作
用)を受けるように接続した入力を有し、また上記の分
周比データN1s(N1のシフトしたもの)とN2s(N2
シフトしたもの)をPLL回路4Bと7Bに供給するた
めの出力と、ミュート制御信号MCを発生する出力と、
を有している。
【0023】次に、図4を参照して、受信機A又はBの
動作について説明する。図4は、受信機のIFシフト及
び周波数オフセットを含む周波数関係の1例について示
している。尚、説明の都合上、上記のように、第1中間
周波数fIN1は253.9MHzとし、第2中間周波数f
IN2は0.45MHzとし、フィルタ5又は5Bの通過帯
域は中心周波数f0が254.4MHzで帯域幅BW1が
1.2MHzとし、フィルタ8又は8Bの通過帯域は、
中心周波数が0.45MHzで帯域幅BW2が15KH
zとする。また、受信周波数fRは、1例として、12
6.5MHzとする。先ず、受信周波数がバーディ周波
数でない正常な場合には、第1局部発振周波数fLC1
第1中間周波数fIN1、第2局部発振周波数fLC2、第2
中間周波数fIN2、並びに第2混合器への入力における
イメージ周波数fIMは、以下の通りとなる。
【0024】
【数1】 fR =126.5 MHz fLC1 =380.4 MHz fIN1 =253.9 MHz fLC2 =253.45 MHz fIM =253 MHz fIN2 = 0.45 MHz 次に、受信周波数がバーディ周波数である場合には、I
Fシフトを行い、従ってIFシフト後の各周波数の値は
以下の通りとなる。尚、IFシフト後のものに
は、“’”を付して示す。
【0025】
【数2】 fLC1’=380.35 MHz fIN1’=253.85 MHz fLC2’=253.4 MHz fIM’ =252.95 MHz 次に、図5も参照して、イメージ妨害比改善に有効な周
波数オフセットについて説明する。図5は、SAWフィ
ルタ5Bのバンドパスフィルタ特性と、これに関係した
周波数を示している。前述のように、このフィルタ特性
の特徴は、帯域幅が比較的広いにもかかわらず、急峻な
シェイプファクタを有していることである。受信機Bに
おける各周波数の値は以下の通りとなる。
【0026】
【数3】 f0 =254.4 MHz fOF = 0.5 MHz fIN1 =253.9 MHz fIN1’=253.85 MHzBW1L =253.8 MHzIM =253 MHz fIM’ =252.95 MHz これからも分かるように、イメージ周波数は、IFシフ
トの有無に拘わらず、帯域幅BW1の下限周波数よりも
0.8MHz以上低くなり、本例では、イメージ周波数
は40dB以上の減衰となっている。仮に、周波数オフ
セットを行わなかった場合、即ち、BW1の中心周波数
0を第1中間周波数fIN1に一致させた場合には、その
下限周波数fBW1Lは253.3MHzとなってイメージ
周波数に近づくことになる。このことから、本発明の周
波数オフセットを使えば、簡単な方法で、イメージ周波
数によるスプリアスノイズを大きく減衰させることがで
きることが分かる。尚、周波数オフセットの大きさは、
帯域幅BW1の1/2である0.6MHz以下でできる
だけ大きい方が好ましく、そして図5に示したようにI
Fシフトが高周波数側ではなく低周波数側に行われる場
合には、(0.6MHz−△fs)以下の大きさで同じく
できるだけ大きい方が好ましい。この後者の例では、5
50KHz以下である。また、図示例では、周波数オフ
セットが中心周波数f0の低周波数側に行った場合につ
いて示してあるが、反対の高周波数側に設定することも
可能である。この場合も、IFシフトの有無に拘わら
ず、中間周波数がBPF5Bの通過帯域の帯域幅BW1
内に入っていることが好ましい。
【0027】次に、図6のフローチャートを参照して、
図3の受信機Bのマイクロプロセッサ(μP)16Bが
実行するバーディーズ回避フローについて説明する。
尚、以下では、マニュアルサーチ・モードでの動作につ
いて述べる。先ず、最初のステップ1600において、
チャンネルアップ(CH UP)・キーが押されるのを
待つ。押されると、ステップ1602で、チャンネルの
アップを行って、その選択チャンネルの分周比データN
1及びN2を変更せずにN1s及びN2sとして出力し、これ
によってその選択チャンネルに対する同調状態となる。
次に、ステップ1604で、スケルチ出力にスケルチ信
号SCが有るかどうか判定し、無い場合には、そのチャ
ンネルが不使用中であると判断してステップ1606〜
1610に進み、有る場合にはチャンネル使用中かある
いはバーディ周波数のいずれかであると判断してステッ
プ1612〜1620に進む。
【0028】詳しくは、無い場合(ステップ1604で
NOの場合)には、その不使用中のチャンネルが使用さ
れるようになるかあるいはユーザがそのチャンネルの受
信を中止する場合の2通りがあるため、ステップ160
6で、CH UPキーが押されたかどうか調べ、押され
た場合には、ステップ1602に進んで次のチャンネル
を選択し、そして押されなかった場合には、ステップ1
608に進んで、スケルチ信号SCが有るかどうか即ち
チャンネルが使用中となったかどうか調べ、NOの場合
にはステップ1606に戻り、そしてYESの場合に
は、ステップ1610で、ミュート解除を行うミュート
制御信号MCを発生することにより、低周波回路を作動
させる。
【0029】一方、有る場合(ステップ1604でYE
Sの場合)には、チャンネル使用中あるいはバーディ周
波数のいずれかであるかを識別するため、ステップ16
12でIFシフトを行う。即ち、選択チャンネルの分周
比データN1及びN2を、以下の通り△N変更して、分周
比データN1s及びN2sを出力する。
【0030】
【数4】N1s=N1−△N N2s=N2−△N このIFシフトを行った後、ステップ1614で、再度
スケルチ信号SCが有るかどうか調べ、無い場合は、I
Fシフト前はバーディ周波数の受信状態にありしかも現
在はチャンネル不使用中であると判断してステップ16
16〜1620に進む。このステップ1616〜162
0は、先のステップ1606〜1610と同様の処理を
行い、ユーザがこの選択チャンネルの受信を中止する
か、あるいはチャンネルが使用中となるのを待つ。一
方、ステップ1614でYESの場合、選択チャンネル
の信号でありかつチャンネル使用中であると判断して、
ステップ1620に直接進み、ここで、ステップ161
0と同様のミュート解除を行う。これにより本フローは
終了する。
【0031】次に、図7を参照して、図6のフローによ
るバーディーズ回避を具体的な値を使って説明する。図
7は、バーディ周波数が第1中間周波数fIN1(=25
3.9MHz)に一致する受信周波数fRの幾つかの値の
例と、各値におけるIFシフト前後のバーディ周波数f
B1及びfB2を示す図表である。尚、バーディ周波数は、
mとnをそれぞれ局部発振周波数の高調波の次数とする
と、(nfLC2−mfL C1)又は(mfLC1−nfLC2)で
ある。図表から分かるように、50〜500MHzの広
い範囲に渡る受信周波数値の各々において、図示の高調
波次数の組合せにより、IFシフト前バーディ周波数f
B1が、fIN1と同じ253.9MHzとなる。この各例に
おいて、△fs(=50KHz)のIFシフトを行う
と、シフト後の第1中間周波数fIN1’は、253.85
MHzとなり、IFシフト後のバーディ周波数fB2とは
異なった値となることが分かる。
【0032】ここで、図8を参照して、図7の最初の2
つの受信周波数fR、即ち、126.5MHzと31.1
75MHzの場合における周波数関係について説明す
る。126.5MHzの場合、シフト前バーディ周波数
B1’及びシフト後バーディ周波数fB2’が共に25
3.9MHzであるが、この場合の第2バンドパスフィ
ルタ8Bへの入力(2回の周波数変換後のもの)におい
ては、シフト後バーディ周波数fB2’の周波数変換後の
周波数fB2'cは、0.5MHzとなり、フィルタ8Bの
通過帯域(0.435〜0.465MHz)外にしかもそ
の高周波数側にずれることになる。一方、2番目の3
1.175MHzの受信周波数の場合、シフト前バーデ
ィ周波数fB1''は253.9MHzであるがシフト後バ
ーディ周波数fB 2''は253.8MHzに下がり、そし
てこの場合のシフト後バーディ周波数fB2''の周波数変
換後の周波数fB2''cは、0.4MHzとなり、フィル
タ8Bの通過帯域外にしかも低周波数側にずれることに
なる。この結果、双方の例の場合、バーディ周波数によ
るスプリアスノイズを除去することができる。
【0033】上記の説明から分かるように、バーディー
ズ回避に必要な最小限のIFシフト量△fsは、上記の
2つの例のようにmの絶対値とnの絶対値との差が0又
は2の場合、即ち、IFシフトの効果が最小となる場合
で決まり、第2バンドパスフィルタの帯域幅BW2(1
5KHz)の少なくとも1倍以上の大きさが好ましい。
本例では、セラミックフィルタ8BがSAWフィルタと
比べて急峻でないシェイプファクタをもっていることを
考慮して、3倍以上の50KHzとしてる。
【0034】以上に述べた本発明の実施形態において
は、以下の変更が可能である。第1にIFシフト量は、
固定ではなく可変としても良い。例えば、バンド毎に各
バンドに適切な異なったシフト量を決めてもよい。第2
に、本発明によるバーディーズ回避用のIFシフトは、
トリプルスーパーヘテロダイン等の3回以上の周波数変
換を行う受信機にも、複数の中間周波数の内の1つある
いはそれ以上に適用可能である。第3に、図6のアルゴ
リズムは、マニュアル・サーチ機能の場合について説明
したが、マニュアル・スキャン機能の場合にも同様に適
用できる。第4に、上記実施形態の受信機は、バーディ
ーズ回避とイメージ妨害比改善のいずれか一方の特徴の
みを備えるように変更できる。
【0035】
【発明の効果】以上に述べた本発明によれば、自動的な
バーディーズ回避が可能となり、これによりスプリアス
ノイズを低減させることができ、更に受信機のサーチ機
能あるいはスキャン機能等の自動同調機能に対する妨害
を回避することができる。また、イメージ妨害比の改善
が、要素の追加を必要とせずに、簡単な方法で実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態であるダブルスーパーヘテ
ロダイン受信機Aの機能ブロック図。
【図2】図1のバーディーズ回避部及びチャンネル選択
部の詳細を示す機能ブロック図。
【図3】図1及び図2の受信機Aをより具体化した実施
形態の受信機Bを示すブロック図であり、図1の受信機
回路と異なった部分を主として示す図。
【図4】受信機A又はBのIFシフト及び周波数オフセ
ットを含む周波数関係の1例を、周波数軸に沿って示す
図。
【図5】図3のSAWフィルタのバンドパスフィルタ特
性とこれに関係した周波数を示す図。
【図6】図3の受信機Bのマイクロプロセッサ(μP)
が実行するバーディーズ回避フローを示すフローチャー
ト。
【図7】バーディ周波数が第1中間周波数fIN1に一致
する受信周波数fRの幾つかの値の例と、各値における
IFシフト前後のバーディ周波数fB1及びfB2を示す図
表。
【図8】図7の最初の2つの受信周波数fRの場合にお
ける関係した周波数を周波数軸に沿って示す図。
【符号の説明】
R:高周波受信信号 fLC1:第1局部発振周波数 LCO1:第1局部発振出力 fIN1:第1中間周波数 IFO1:第1中間周波出力 BW1:バンドパスフィルタ(BPF)5又は5Bの帯
域幅 BPO1:フィルタ5又は5Bの出力 fLC2:第2局部発振周波数 LCO2:第2局部発振出力 fIN2:第2中間周波数 IFO2:第2中間周波出力 BW2:バンドパスフィルタ(BPF)8又は8Bの帯
域幅 BPO2:フィルタ8又は8Bの出力 Df1,Df2:周波数データ CC:チャンネル変更信号 DTO:検波出力 Df1s及びDf2s:回避用周波数データ MC:ミュート制御信号 CI:チャンネル指示信号 BI:バーディ指示信号 △fs:IFシフト量 DP:検波信号存在信号 N1,N2:分周比データ N1s,N2s:バーディーズ回避用の分周比データ SC:スケルチ信号 fIM:イメージ周波数 fOF:周波数オフセット fB1:IFシフト前のバーディ周波数 fB2:IFシフト後のバーディ周波数 fB2'c:バーディ周波数fB2’の周波数変換後の周波
数 fB2''c:バーディ周波数fB2''の周波数変換後の周波

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2段の周波数変換を行うスーパ
    ーヘテロダイン受信機であって、 イ) 選択されたチャンネル用の第1及び第2の発振周
    波数データ並びにチャンネルの選択を表すチャンネル選
    択指示信号を生成するチャンネルデータ生成手段、 ロ) 第3発振周波数データを受けてこれに対応する周
    波数の第1局部発振周波数を発生する第1局部発振手
    段、 ハ) 第4発振周波数データを受けてこれに対応する周
    波数の第2局部発振周波数を発生する第2局部発振手
    段、 ニ) 受信信号と前記第1局部発振周波数を受けて、第
    1中間周波数の第1中間周波出力を発生する第1混合手
    段、 ホ) 前記第1中間周波出力を受けて第1フィルタ出力
    を発生する第1バンドパスフィルタ、 ヘ) 前記第1フィルタ出力と前記第2局部発振周波数
    を受けて、第2中間周波数の第2中間周波出力を発生す
    る第2混合手段、 ト) 前記第2中間周波出力を受けて第2フィルタ出力
    を発生する第2バンドパスフィルタ、 チ) 前記第2フィルタ出力を受け、検波出力を発生す
    る検波手段と、 リ) 前記検波出力と、前記第1及び第2の発振周波数
    データと、前記チャンネル選択指示信号とを受けるよう
    に接続したバーディーズ回避手段であって、これらに応
    答して、前記受信信号の周波数がバーディ周波数である
    か否かを判定し、バーディ周波数でない場合には、前記
    第1及び第2の発振周波数データをそのまま前記第3及
    び第4の発振周波数データとしてそれぞれ出力し、バー
    ディ周波数である場合には、前記第1及び第2発振周波
    数データを変更して前記第3及び第4の発振周波数デー
    タとして出力して、前記第1及び第2の局部発振周波数
    を所定周波数シフト量だけシフトさせることにより前記
    第1中間周波数の前記所定周波数シフト量のシフトを生
    じさせる、前記のバーディーズ回避手段と、を備えた、
    スーパーヘテロダイン受信機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の受信機であって、 前記バーディーズ回避手段は、 イ) 前記検波出力を受けるように接続しており、前記
    検波出力における検波信号の存在を表す検波信号存在信
    号を発生する検波信号有無判定手段と、 ロ) 前記検波信号存在信号と前記チャンネル選択指示
    信号とを受けるように接続しており、前記選択チャンネ
    ルにおいて前記検波信号存在信号があるときにバーディ
    指示信号を発生するバーディーズ判定手段と、 ハ) 前記バーディ指示信号と前記第1及び第2の発振
    周波数データとを受けるように接続した発振周波数デー
    タシフト手段であって、前記バーディ指示信号がないと
    きに前記第1及び第2の発振周波数データを変更せずに
    そのまま前記第3及び第4の発振周波数データとしてそ
    れぞれ出力し、前記バーディ指示信号があるときには、
    前記第1及び第2発振周波数データを変更して前記第3
    及び第4の発振周波数データとして出力する、前記の発
    振周波数データシフト手段と、 を備えたこと、を特徴とするスーパーヘテロダイン受信
    機。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の受信機であって、 イ) 前記受信機は、前記検波手段の前記検波出力を受
    けるように接続したミュート回路手段を含み、 ロ) 前記バーディーズ回避手段は、前記ミュート回路
    手段を制御するミュート制御手段を含むこと、 を特徴とするスーパーヘテロダイン受信機。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の受信機であって、 前記バーディーズ判定手段は、前記選択チャンネルにお
    いて前記バーディ指示信号がありかつ前記第1及び第2
    発振周波数データの変更を行った場合において、前記検
    波信号存在信号が存在する場合、ミュート解除信号を前
    記ミュート制御手段に送り、これにより該ミュート制御
    手段は前記ミュート回路手段のミュート動作を解除する
    こと、を特徴とするスーパーヘテロダイン受信機。
  5. 【請求項5】請求項3又は4に記載の受信機であって、 前記バーディーズ判定手段は、 イ) 前記選択チャンネルにおいて前記検波信号存在信
    号があった場合において前記第1及び第2の発振周波数
    データの変更を行ったときに前記検波信号存在信号がな
    くなった場合、新たなチャンネル選択指示信号を受ける
    かあるいは前記検波信号存在信号を受けるまで待機し、 ロ) 前記新たなチャンネル選択信号信号を受けた場
    合、前記選択チャンネルでのバーディーズ判定を終了
    し、 ハ) 前記選択チャンネルでの前記検波信号存在信号を
    受けた場合、ミュート解除信号を前記ミュート制御手段
    に送り、これにより該ミュート制御手段が前記ミュート
    回路手段のミュート動作を解除するようにすること、 を特徴とするスーパーヘテロダイン受信機。
  6. 【請求項6】請求項3〜5のいずれかに記載の受信機で
    あって、 前記バーディーズ判定手段は、 イ) 前記選択チャンネルにおいて前記検波信号存在信
    号がなかった場合、新たなチャンネル選択指示信号を受
    けるかあるいは前記検波信号存在信号を受けるまで待機
    し、 ロ) 前記新たなチャンネル選択信号信号を受けた場
    合、前記選択チャンネルでのバーディーズ判定を終了
    し、 ハ) 前記選択チャンネルでの前記検波信号存在信号を
    受けた場合、ミュート解除信号を前記ミュート制御手段
    に送り、これにより該ミュート制御手段は前記ミュート
    回路手段のミュート動作を解除すること、 を特徴とするスーパーヘテロダイン受信機。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の受信機で
    あって、 前記第2バンドパスフィルタは、所定の帯域幅の通過帯
    域を有し、 前記所定周波数シフト量は、前記第2バンドパスフィル
    タの前記帯域幅の少なくとも1倍以上であること、を特
    徴とするスーパーヘテロダイン受信機。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載の受信機で
    あって、 前記第1バンドパスフィルタは、所定の帯域幅の通過帯
    域を有し、 該通過帯域は、前記第1中間周波数が、前記通過帯域の
    中心周波数より、前記所定帯域幅の1/2以下の大きさ
    の所定の周波数オフセットだけずれるように定めたこ
    と、を特徴とするスーパーヘテロダイン受信機。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の受信機であって、 前記周波数オフセットは、前記所定帯域幅の1/2から
    前記所定周波数シフト量を引いた大きさ以下であるこ
    と、を特徴とするスーパーヘテロダイン受信機。
  10. 【請求項10】ダブルスーパーヘテロダイン受信機にお
    いて イ) 受信信号を受けて第1中間周波数の第1中間周波
    出力を発生する第1混合手段、 ロ) 前記第1中間周波出力を受けて第1フィルタ出力
    を発生する所定の帯域幅の通過帯域を有する第1バンド
    パスフィルタであって、前記通過帯域は、前記第1中間
    周波数が、前記通過帯域の中心周波数より前記所定帯域
    幅の1/2以下の大きさの周波数オフセットだけずれる
    ように定めた、前記の第1バンドパスフィルタ、 ハ) 前記第1フィルタ出力と前記第2局部発振周波数
    を受けて、第2中間周波数の第2中間周波出力を発生す
    る第2混合手段、 を備えたこと、を特徴とするダブルスーパーヘテロダイ
    ン受信機。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の受信機であって、 前記第1バンドパスフィルタは、SAWフィルタである
    こと、を特徴とするダブルスーパーヘテロダイン受信
    機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003055088A1 (fr) * 2001-12-21 2003-07-03 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Recepteur
JP2008301098A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Hitachi Media Electoronics Co Ltd 地上デジタル受信機

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WO2003055088A1 (fr) * 2001-12-21 2003-07-03 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Recepteur
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